JPWO2012101811A1 - 無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Abstract

アナログフィルタの個数を削減する。無線通信装置(1)において、構成部(1a)は、帯域群(3a)に送信用帯域と受信用帯域とを設定する。構成制御部(1b)は、帯域群(3a)において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成部(1a)を制御する。無線通信装置(2)において、フィルタ部(2a)は、1つに連続している送信用帯域を抽出可能なフィルタ(2b1)を有する。フィルタ制御部(2b)は、無線通信装置(1)から送信された、送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように設定された帯域群(3b)を受信すると、受信した帯域群(3b)から送信用帯域を抽出するようにフィルタ部(2a)を制御する。

Description

本件は、復号処理を行う無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
近年の無線通信では、高い周波数利用効率を実現するためにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やTDD(Time Division Duplex)等の技術が用いられている。このような技術を用いる無線通信方式として、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)がある。
3GPPでは,次世代無線通信システムとして更なる高速通信を実現すべく、LTE−A(LTE-Advanced)に関する標準化が進められており、複数の帯域を使用して高速通信を実現する技術であるCarrier Aggregation(以下、CAとする)が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
CAでは、LTEキャリア(Component Carrier:CC、以下コンポーネントキャリアとする)を複数個(例えば、5個)連結したコンポーネントキャリア群を用いて送受信を行う。
LTE−Aユーザは、任意の1〜5個のコンポーネントキャリアで構成されるコンポーネントキャリア群を用いて(例えば、最大100MHzの帯域幅で)LTE通信を行うことが可能である。LTE−Aで複数個用いられる各コンポーネントキャリア(例えば、帯域幅は20MHz)は、LTEとの互換性を有しているので、従来のLTEユーザと通信することも可能である。
また、TDDシステムは、UL(Up Link)とDL(Down Link)の無線フレーム比率を柔軟に調整可能なシステムである。LTEにTDDを適用したTDD−LTEシステムにおいても、ULおよびDLのサブフレーム比率を変えることが可能であり、いくつかのUL/DLサブフレーム構成が定義されている。
特開2010−178024号公報 特開2010−114780号公報
ここで、コンポーネントキャリア群を用いてUL/DLサブフレーム構成を定義した場合、DL信号成分に対してUL信号成分が干渉成分になるので、受信機側において、所望のDL信号成分のみを抽出する必要がある。
これに対して、受信機側では、コンポーネントキャリア群のUL/DLサブフレーム構成においてUL信号成分およびDL信号成分が同時に混在した状態で受信する可能性がある。
DL信号成分を、UL信号成分の干渉を受けずに抽出するために、例えば、受信機側において、コンポーネントキャリア群を構成するコンポーネントキャリアの個数(例えば、5個とする)に応じた個数のアナログフィルタ(例えば、5個のアナログフィルタ)を用意して、各コンポーネントキャリアに1対1で対応させるように並列に配置することが考えられる。
各アナログフィルタの通過帯域幅は、対応するコンポーネントキャリアのそれぞれの帯域幅に応じて設定される。これにより、受信機側では、コンポーネントキャリア群の信号を受信した場合、各時刻の各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレーム構成に従って通過可能なアナログフィルタを変更することで、DLのコンポーネントキャリアだけを抽出することが可能になる。しかし、この場合、コンポーネントキャリアの個数と同数(例えば、5個)のアナログフィルタを備えることにより回路規模が大きくなるという問題点がある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、アナログフィルタの個数を削減可能な無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置が提供される。この無線通信装置では、構成部は、帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する。構成制御部は、帯域群において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成部を制御する。
また、上記課題を解決するために、データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置が提供される。この無線通信装置では、構成部は、帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する。構成制御部は、帯域群において1つの通信に使用される送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成部を制御すると共に、データの送信先の無線通信装置から送信された受信品質を示す受信品質情報を取得した場合、取得した受信品質情報に基づいて使用する送信用帯域を変更するように構成部を制御する。
また、上記課題を解決するために、データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定された複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置が提供される。この無線通信装置では、フィルタ部は、1または間に送信用帯域を含まない複数の受信用帯域を抽出可能なフィルタを有する。フィルタ制御部は、受信用帯域同士の間に送信用帯域が含まれないように設定された帯域群を受信すると、受信した帯域群から受信用帯域を抽出するようにフィルタ部を制御する。
また、上記課題を解決するために、第1の無線通信装置からのデータの送信に使用する送信用帯域または第1の無線通信装置によるデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信システムが提供される。この無線通信システムでは、第1の無線通信装置は、帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する構成部と、帯域群において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成部を制御する構成制御部と、を有する。第2の無線通信装置は、帯域群から1または間に受信用帯域を含まない複数の送信用帯域を抽出可能なフィルタを有するフィルタ部と、第1の無線通信装置から送信された送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように設定された帯域群を受信すると、受信した帯域群から送信用帯域を抽出するようにフィルタ部を制御するフィルタ制御部と、を有する。
また、上記課題を解決するために、データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信方法が提供される。この無線通信方法は、送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように帯域群にデータの送信に使用する送信用帯域とデータの受信に使用する受信用帯域とを設定するステップと、設定した送信用帯域を使用してデータを送信するステップと、を有する。
開示の無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法によれば、受信側のアナログフィルタの個数を削減し、回路規模を小さくすることができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態の無線通信装置を示す図である。 第2の実施の形態の無線通信システムの全体構成を示す図である。 第2の実施の形態のサブフレーム設定を示す図である。 第2の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。 第2の実施の形態の基地局のハードウェア構成を示す図である。 第2の実施の形態の移動局のハードウェア構成を示す図である。 第2の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の構成テーブルを示す図である。 第2の実施の形態の移動局の無線部および受信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態のスペシャルサブフレームを示す図である。 第2の実施の形態の送信時マッピング処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の受信時フィルタリング処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の通信開始時の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態の変形例のスペシャルサブフレームを示す図である。 第3の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。 第3の実施の形態の構成テーブルを示す図である。 第4の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態の移動局の無線部および受信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。 第4の実施の形態の構成テーブルを示す図である。 第5の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態の移動局のハードウェア構成を示す図である。 第5の実施の形態のDLサブフレームおよびULサブフレームの配置を示す図である。 第5の実施の形態のDLの割り当ての変更を示す図である。 第5の実施の形態のコンポーネントキャリア割り当て処理の手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態の受信品質測定結果に基づくコンポーネントキャリア群の変更時の手順を示すシーケンス図である。
以下、実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の無線通信装置を示す図である。図1に示すように、無線通信装置1は、構成部1a、構成制御部1bを有している。無線通信装置2は、フィルタ部2a、フィルタ制御部2bを有している。
構成部1aは、複数の帯域を有する帯域群3aに無線通信装置1からのデータの送信に使用する送信用帯域(例えば、帯域3a2,3a3)と無線通信装置1におけるデータの受信に使用する受信用帯域(例えば、帯域3a1,3a4,3a5)とを設定する。
構成制御部1bは、送信用帯域(帯域3a2,3a3)同士のすべての間に受信用帯域が含まれないように構成部1aを制御する。
帯域群3aは、コンポーネントキャリアである帯域を複数個(例えば、5個)有し、無線通信により無線通信装置1から送信され、無線通信装置2において帯域群3bとして受信されたものとする。また、送信用帯域は、受信用帯域による干渉を受けるため、そのままでは無線通信装置2において送信用帯域のデータを抽出する際に悪影響が生じる場合がある。
本実施の形態の無線通信装置2では、フィルタ部2aが有するフィルタ2b1により、受信した帯域群3bから受信用帯域を減衰させ、送信用帯域のみを抽出することにより、無線通信装置1から送信されたデータを取得する。
無線通信装置2では、無線通信装置1から送信された送信用帯域によりデータを受信すると共に、受信用帯域を送信して無線通信装置1にデータを送信する。
フィルタ部2aは、受信した帯域群3bから1または間に受信用帯域(帯域3b1,3b4,3b5)を含まない複数のデータの受信に使用する送信用帯域を抽出可能なフィルタ2b1を有する。フィルタ2b1は、受信した帯域群3bから受信用帯域(帯域3b2,3b3)を抽出する通過帯域2b1aが設定されていると共に、フィルタ制御部2bの制御に基づいて、通過帯域2b1aで抽出する帯域を変更可能である。
フィルタ制御部2bは、送信用帯域(帯域3b2,3b3)同士のすべての間に受信用帯域(帯域3b1,3b4,3b5)が含まれないように設定された無線通信装置1から送信される帯域群3aを受信すると、受信した帯域群3bから送信用帯域(帯域3b2,3b3)を抽出するようにフィルタ部2aを制御する。
このように、無線通信装置1によって送信用帯域同士のすべての間に受信用帯域を設定しない。これにより、送信用帯域が1つに連続するように纏められる。また、無線通信装置2では、フィルタ部2aによってすべての間に受信用帯域を含まずに1つに連続しているデータの受信に使用する無線通信装置2における送信用帯域が抽出される。これにより、1つのフィルタ(フィルタ2b1)で送信用帯域を抽出できるので、無線通信装置2のアナログフィルタの個数を削減し、回路規模を小さくすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第2の実施の形態の無線通信システムの全体構成を示す図である。図2に示す無線通信システムは、基地局100、移動局200、およびコアネットワーク10を備えている。基地局100は、コアネットワーク10に接続され、移動局200と例えばLTE−Aの無線方式に基づいた無線通信を行う。移動局200は、例えば、携帯電話機等である。
図3は、第2の実施の形態のサブフレーム設定を示す図である。本実施の形態では、TDDシステムを用いることにより、ULおよびDLの無線フレーム比率を柔軟に調整することで、ULおよびDLのトラフィック比率を柔軟に調整することが可能である。
図3に示すように、TDD−LTEシステムでは、UL/DLサブフレーム構成が定義されている。ここで、図3における“D”はDLサブフレームであり、“U”はULサブフレームである。また、“S”は、詳しくは図10において後述するが、DLおよびULが混在するサブフレームであるスペシャルサブフレームである。
図3における縦軸方向(f)のナンバーは、予め定められたULおよびDLの順列を定義するUL/DLコンフィギュレーション(configuration)である。本実施の形態では、図3に示す各UL/DLコンフィギュレーションのうちの任意のUL/DLコンフィギュレーションを選択し、選択したUL/DLコンフィギュレーションを同時に使用してコンポーネントキャリア群を構成し、構成したコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行う。
また、図3における横軸方向(t)のナンバーは、UL/DLコンフィギュレーションを構成するサブフレームの各時刻における位置を示すサブフレームナンバー(subframe number)である。各UL/DLコンフィギュレーションは、横軸方向のナンバーに従って時系列に沿って並んでいる。異なるUL/DLコンフィギュレーションにおける同じナンバーのサブフレーム同士は、構成したコンポーネントキャリア群において同時刻に出現するように設定される。また、各サブフレームは20MHz帯域であるものとし、各UL/DLコンフィギュレーションにおける同時刻のサブフレームを並列に使用して20MHzのUL/DLコンフィギュレーションの個数倍の帯域で通信を行う。
コンポーネントキャリアは、例えば、選択したUL/DLコンフィギュレーションに示すサブフレームを10個有しており、10msの1周期として繰り返される。サブフレーム1個は1msである。本実施の形態では、通信の確立時に基地局100によって通信にコンポーネントキャリア群として使用するUL/DLコンフィギュレーションが決定される。基地局100は、決定したコンポーネントキャリア群を移動局200に通知する。これにより、基地局100と移動局200との間で通知されたコンポーネントキャリア群を用いた通信が行われる。
図4は、第2の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。図4における上側の横軸方向(f)のナンバーは、コンポーネントキャリアを識別するナンバーである。図4における縦軸方向(t)のナンバーは、コンポーネントキャリアを構成するサブフレームにおける時刻である。時刻T0,T1,T2,T3,T4は、サブフレームの設定間隔に応じて等間隔に設定されている。各コンポーネントキャリアにおいて、時刻T0,T1,T2,T3,T4のそれぞれに対してULサブフレーム、DLサブフレーム、スペシャルサブフレームのうちのいずれか1つのサブフレームが設定されている。
図4における下側のナンバーは、各コンポーネントキャリアに設定されたUL/DLコンフィギュレーションを示す。例えば、図4におけるコンポーネントキャリア#0は、サブフレームが、図3におけるUL/DLコンフィギュレーション#0に示された順序で設定されることを示す。
本実施の形態では、基地局100は、各コンポーネントキャリアにおいてUL/DLコンフィギュレーションの各時刻のDLサブフレームが1つに連続するように設定する。そして基地局100は、設定に基づいてDL信号を移動局200に対して送信する。
例えば、図4における時刻T0では、すべてのサブフレームがDLサブフレームであって1つに連続している。時刻T3では、DLサブフレームはコンポーネントキャリア#2のみであるので1つに連続している。また、時刻T4では、DLサブフレームは連続するコンポーネントキャリア#0,#1,#2のみであるので1つに連続している。また、時刻T1では、すべてのサブフレームがスペシャルサブフレームであって1つに連続している。
各時刻においてすべてのDL信号成分の帯域を連続させることで、移動局200側において1つの通過領域でDL信号成分を抽出可能とすることができる。これにより、基地局100が移動局200に対して図4に示すようなコンポーネントキャリア群を使用して送信することにより、移動局200の受信側のアナログフィルタの簡略化が可能になる。
図5は、第2の実施の形態の基地局のハードウェア構成を示す図である。図5に示すように、基地局100は、データ生成部110、送信側信号処理部120、無線部130,140、受信側信号処理部150、データ処理部160を有している。
データ生成部110は、コアネットワーク10から受信したデータに基づき、移動局200に送信するデータを生成する。
送信側信号処理部120は、コアネットワーク10から受信したデータを移動局200に送信するための処理を行う。例えば、送信側信号処理部120は、コアネットワーク10から受信したデータのサブキャリア変調等を行う。また、送信側信号処理部120は、制御チャネルのサブキャリア変調等を行う。
無線部130は、送信側信号処理部120から出力されるサブキャリア変調された信号を無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して移動局200に無線送信する。
無線部140は、アンテナを介して受信した移動局200の信号をベースバンド信号の周波数にダウンコンバートし、受信側信号処理部150に出力する。
受信側信号処理部150は、無線部140によってダウンコンバートされたベースバンド信号の復調処理を行う。
データ処理部160は、受信側信号処理部150で復調されたデータをコアネットワーク10に送出する。
ここで、無線部130,140は、アンプやフィルタ等のアナログ回路で実現される。送信側信号処理部120および受信側信号処理部150は、ディジタル回路やDSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)等で実現される。データ生成部110およびデータ処理部160は、CPU等で実現される。
図6は、第2の実施の形態の移動局のハードウェア構成を示す図である。図6に示すように、移動局200は、データ生成部210、送信側信号処理部220、無線部230,240、受信側信号処理部250、データ処理部260を有している。
データ生成部210は、基地局100に送信するデータを生成する。
送信側信号処理部220は、データ生成部210によって生成されたデータを基地局100に送信するための処理を行う。例えば、送信側信号処理部220は、データ生成部210によって生成されたデータのサブキャリア変調等を行う。また、送信側信号処理部220は、制御チャネルのサブキャリア変調等を行う。
無線部230は、送信側信号処理部220から出力されるサブキャリア変調された信号を無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して基地局100に無線送信する。
無線部240は、アンテナを介して受信した基地局100の信号をベースバンド信号の周波数にダウンコンバートし、受信側信号処理部250に出力する。
受信側信号処理部250は、無線部240によってダウンコンバートされたベースバンド信号の復調処理を行う。
データ処理部260は、受信側信号処理部250で復調されたデータを上位レイヤに送出する。
ここで、無線部230,240は、アンプやフィルタ等のアナログ回路で実現される。送信側信号処理部220および受信側信号処理部250は、ディジタル回路やDSPやCPU等で実現される。データ生成部210およびデータ処理部260は、CPU等で実現される。
図7は、第2の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図7に示すように、基地局100は、データ生成部110、送信側信号処理部120、無線部130を有している。送信側信号処理部120は、フレームマッピング部121#0,・・・,121#n(nは、例えば、通信に使用されるコンポーネントキャリア群に含まれるコンポーネントキャリアの個数よりも1少ない数とする)、合成部122、マッピング制御部123、構成情報記憶部124を有している。
本実施の形態の基地局100は、送信するコンポーネントキャリア群における各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームについて、すべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように、各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームを制御する。
データ生成部110は、コアネットワーク10から受信したデータに基づいて移動局200に送信する送信データを生成する。
フレームマッピング部121#0,・・・,121#nは、複数のコンポーネントキャリアを有するコンポーネントキャリア群に基地局100からのデータの送信に使用するDLサブフレーム(送信用帯域)と基地局100におけるデータの受信に使用するULサブフレーム(受信用帯域)とを設定する。コンポーネントキャリア群は、コンポーネントキャリアを複数個(例えば、5個)有し、無線通信により基地局100から送信され、移動局200においてコンポーネントキャリア群として受信されたものとする。フレームマッピング部121#0,・・・,121#nは、構成部の一例である。
フレームマッピング部121#0,・・・,121#nは、コンポーネントキャリアの個数(例えば5個)に応じて設けられており、データ生成部110で生成された送信データのコンポーネントキャリアに対するマッピングを行う。ここで、フレームマッピング部121#0,・・・,121#nは、送信データを各コンポーネントキャリアにマッピングする際、その時点の時刻がDLサブフレームであるか、ULサブフレームであるかをマッピング制御部123からの制御に基づいて設定する。DLサブフレームの場合は、送信データをマッピングし、ULサブフレームの場合は、送信データをマッピングしないように制御される。
合成部122は、フレームマッピング部121#0,・・・,121#nによって送信データがマッピングされた各コンポーネントキャリアを合成し、サブキャリア変調する。
マッピング制御部123は、構成情報記憶部124に記憶されている構成情報に基づいて、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないようにフレームマッピング部121#0,・・・,121#nを制御する。マッピング制御部123は、構成制御部の一例である。
構成情報記憶部124は、通信に使用するコンポーネントキャリア群の時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。
無線部130は、合成部122によって合成されたコンポーネントキャリアを示すと共にサブキャリア変調された信号を、無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。
本実施の形態では、各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームの配置を予め設定しておき、設定したDL/ULサブフレームの配置を示す構成情報を構成情報記憶部124に記憶させておく。各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームは、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、間にULサブフレームが存在せず、DLサブフレームが1つの連続した塊になるように設定する。
マッピング制御部123は、構成情報に基づき、ある時刻のあるコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレームであるかULサブフレームであるかを決定する。DLサブフレームであった場合には、その時刻のそのコンポーネントキャリアについてはデータを送信することが可能であると判断されるため、そのコンポーネントキャリアに対応するフレームマッピング部(例えば、フレームマッピング部121#0)に対して、データを送信可能であること、すなわち、そのコンポーネントキャリアの無線リソースに送信データをマッピング可能であることを指示する。ULサブフレームであった場合には、データを送信することができないため、その時刻のそのコンポーネントキャリアの無線リソースにデータをマッピングしないことを指示する。
図8は、第2の実施の形態の構成テーブルを示す図である。図8に示す構成テーブル124aは、基地局100が有する構成情報記憶部124に記憶されており、マッピング制御部123によって構成されるコンポーネントキャリア群に設定されるサブフレームの順序が示されている。構成テーブル124aは、コンポーネントキャリア群を構成するコンポーネントキャリアのサブフレームの順序を示す構成情報を記憶するテーブルである。
構成テーブル124aには、項目として“時刻”、“CC#0”、“CC#1”、“CC#2”、“CC#3”、“CC#4”が設けられている。構成テーブル124aにおいて、各項目の横方向に並べられた情報同士が同じ時刻の構成情報として互いに関連付けられている。
時刻は、各コンポーネントキャリアにおいてDLサブフレーム、ULサブフレームまたはスペシャルサブフレームが設定されている時刻を示す。
CC#0〜CC#4は、各コンポーネントキャリアの各時刻におけるサブフレームがDLサブフレーム、ULサブフレームまたはスペシャルサブフレームのいずれであるかを示す。
ここで、本実施の形態のコンポーネントキャリア群では、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、DLサブフレームが存在する場合には、DLサブフレームの帯域が連続していると共に1つに纏まるように構成されている。また、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、スペシャルサブフレームが存在する場合には、スペシャルサブフレームの帯域が連続していると共に1つに纏まるように構成されている。
なお、本実施の形態では、5個のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行うが、これに限らず、2個〜4個または6個以上のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行ってもよい。
図9は、第2の実施の形態の移動局の無線部および受信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図9に示すように、移動局200の無線部240は、バンドパスフィルタ241、低雑音増幅器242、ミキサ243、局部発振器243a、アナログフィルタ244、増幅器245、A/D(analog/digital)変換器246、通過帯域制御部248、構成情報記憶部249を有している。受信側信号処理部250は、復調部251を有している。
本実施の形態の移動局200は、基地局100によりすべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように設定された各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームのコンポーネントキャリア群を受信し、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出する。
移動局200は、構成情報記憶部249に記憶されている構成情報を用いて、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出することで、基地局100から送信されたデータを取得することが可能である。ここで、基地局100は、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームを含まず、1つの連続した塊として送信している。これにより、移動局200は、1つのアナログフィルタで、1つの連続した塊として連続して設定されている複数のDLサブフレームを纏めて抽出することができる。このため、移動局200は、通信に使用されるコンポーネントキャリア毎に対応した個数のアナログフィルタを持つ必要が無く、1つのアナログフィルタを持てばよい。これにより、移動局200の回路規模を削減することが可能になる。
バンドパスフィルタ241は、移動局200においてアンテナを介して受信された信号から通信に使用される帯域のみを抽出する。低雑音増幅器242は、バンドパスフィルタ241で抽出された帯域の信号を増幅する。
ミキサ243は、低雑音増幅器242で増幅された信号と局部発振器243aから出力された局部発振信号とを混合する。なお、本実施の形態では、ダイレクトコンバージョン方式によりベースバンド信号に変換するが、これに限らず、Low IF方式等の他の方式を用いてもよい。
局部発振器243aは、周波数変換用の発振回路であり、周波数を受信したコンポーネントキャリア群が有する当該時刻における1つに連続するDLサブフレームの中心の周波数とほぼ同一にした局部発振信号を出力する。
アナログフィルタ244は、通過帯域制御部248の制御に基づいて、1または間にULサブフレームを含まない複数のDLサブフレームを抽出可能である。アナログフィルタ244は、ミキサ243で混合された信号から、1個から最大として通信に使用されるコンポーネントキャリアの個数と同数のコンポーネントキャリアの帯域を抽出することができる。アナログフィルタ244は、フィルタ部の一例である。
DLサブフレームのDL信号成分は、ULサブフレームのUL信号成分による干渉を受けるため、そのままでは移動局200においてDLサブフレームのデータを抽出する際に悪影響が生じるものとする。本実施の形態の移動局200では、アナログフィルタ244により、受信したコンポーネントキャリア群からULサブフレームを減衰させ、DLサブフレームのみを抽出することにより、基地局100から送信されたデータを取得する。
増幅器245は、アナログフィルタ244で抽出されたDL信号を増幅し、増幅したアナログ信号を出力する。
A/D変換器246は、増幅器245で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
通過帯域制御部248は、構成情報記憶部249に記憶されている構成情報に基づいて、基地局100から送信された、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように設定されたコンポーネントキャリア群を受信すると、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出するようにアナログフィルタ244の通過帯域を制御する。通過帯域制御部248は、フィルタ制御部の一例である。
構成情報記憶部249は、構成情報記憶部124と同様、時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。これにより、基地局100と移動局200とで同一の構成情報を共有することで、サブフレームが時刻に応じて変化するコンポーネントキャリアを用いてデータの送受信を行うことができる。
復調部251は、A/D変換器246で変換したディジタル信号を復調したデータを出力する。復調部251から出力されたデータは、データ処理部260で処理される。
なお、本実施の形態では、無線部240が有するA/D変換器246が増幅器245で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。しかし、これに限らず、受信側信号処理部250に増幅器245で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器を設けてもよい。
図10は、第2の実施の形態のスペシャルサブフレームを示す図である。図10における横軸方向(f)のナンバーは、コンポーネントキャリアを識別するナンバーである。図10における縦軸方向(t)は、スペシャルサブフレームの時刻T0′,T0″を示す。
図10に示すように、スペシャルサブフレームは、DL信号成分とUL信号成分との両方を含むサブフレームである。本実施の形態のすべてのスペシャルサブフレームは、先行する時刻T0′ではDL信号成分のみを有しており、時刻T0′に続く時刻T0″では、UL信号成分のみを有するものとする。本実施の形態では、これにより移動局200においてスペシャルサブフレームのDL信号成分のみをUL信号成分と区別して抽出することができる。
図11は、第2の実施の形態の送信時マッピング処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の基地局100は、構成情報記憶部124に記憶されている構成情報に基づいて移動局200に送信するデータのマッピングを行う送信時マッピング処理を実行する。送信時マッピング処理は、基地局100から送信されるデータのマッピング時に実行が開始される。以下では、図11に示す送信時マッピング処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]マッピング制御部123は、構成情報記憶部124から時刻に対応する構成情報を取得する。
[ステップS12]マッピング制御部123は、ステップS11で取得した構成情報に基づいて移動局200に送信するデータをマッピングする。その後、処理は終了する。
図12は、第2の実施の形態の受信時フィルタリング処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の移動局200は、構成情報記憶部249に記憶されている構成情報に基づいて基地局100から送信された信号を受信した場合のフィルタリングを行う受信時フィルタリング処理を実行する。受信時フィルタリング処理は、基地局100から送信された信号のフィルタリング時に実行が開始される。以下では、図12に示す受信時フィルタリング処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]通過帯域制御部248は、構成情報記憶部249から時刻に対応する構成情報を取得する。
[ステップS22]通過帯域制御部248は、ステップS21で取得した構成情報に基づいてアナログフィルタ244の通過帯域を、DLサブフレームのみを抽出できるように設定する。これにより、移動局200から送信された信号からアナログフィルタ244でフィルタリングすることにより、DLサブフレームのみを抽出することができる。その後、処理は終了する。
図13は、第2の実施の形態の通信開始時の手順を示すシーケンス図である。基地局100は、通信に使用するコンポーネントキャリア群の各コンポーネントキャリアの組み合わせを、移動局200に対して通知する必要がある。
本実施の形態では、基地局100と移動局200との間の無線通信の開始時に、初期同期設定が完了した後、移動局200から受信可能なコンポーネントキャリア群の構成を示すフィードバック情報が送信される。
基地局100は、フィードバック情報を受信すると、受信したフィードバック情報に基づいて通信に使用するコンポーネントキャリア群の構成を決定し、通信に使用するコンポーネントキャリア群の構成を移動局200に通知する。これにより、基地局100から移動局200に通知されたコンポーネントキャリア群の構成で基地局100と移動局200との間で通信が行われる。以下、図13に従って、基地局100と移動局200との間で無線通信が開始されるまでの手順について説明する。
[ステップS101]基地局100および移動局200との間で、初期同期設定が行われる。これにより、基地局100と移動局200との間で所定の1つのコンポーネントキャリアについて、LTEと同様の初期同期が確立される。
[ステップS102]移動局200は、ステップS101で初期同期の設定が完了した後、自己が有するアナログフィルタ244の構成に基づいて自己が受信可能なコンポーネントキャリア群の構成を示すフィードバック情報を生成する。
[ステップS103]移動局200は、ステップS102で生成したフィードバック情報を基地局100に対して送信する。
[ステップS104]基地局100は、ステップS103で送信されたフィードバック情報を受信すると、受信したフィードバック情報に基づいて使用するコンポーネントキャリア群の構成を決定する。
[ステップS105]基地局100は、ステップS104で決定したコンポーネントキャリア群の構成を移動局200に通知する。
[ステップS106]移動局200は、ステップS105で通知されたコンポーネントキャリア群の構成に基づいてアナログフィルタ244の通過帯域を設定し、基地局100から送信されるデータの受信を開始する。
以上に示すように、第2の実施の形態によれば、基地局100は、コンポーネントキャリア群のDLサブフレーム同士のすべての間にはULサブフレームを設定しない。これにより、DLサブフレームの帯域が1つに連続するように纏められることで、移動局200では、1つのアナログフィルタ244によってDLサブフレームが抽出可能になる。従って、1つのフィルタでコンポーネントキャリア群の1つに連続しているDLサブフレームを抽出できるので、移動局200で使用するアナログフィルタの個数を削減することができ、移動局200の回路規模を小さくすることが可能になる。
(第2の実施の形態の変形例)
次に、第2の実施の形態の変形例を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態の変形例では、基地局100において、DLサブフレームおよびスペシャルサブフレームのDL信号成分が連続し、間にUL信号成分が存在しないように配置される。
図14は、第2の実施の形態の変形例のスペシャルサブフレームを示す図である。図14における横軸方向(f)のナンバーは、図10と同様、コンポーネントキャリアを識別するナンバーである。図14における縦軸方向(t)は、図10と同様、スペシャルサブフレームの時刻T0′,T0″を示す。
図14に示すように、通信に使用するコンポーネントキャリア群のコンポーネントキャリア#0,#1,#2,#3,#4のうち、コンポーネントキャリア#0,#1,#2は、DLサブフレームであるものとする。また、コンポーネントキャリア#3は、スペシャルサブフレームであるものとする。また、コンポーネントキャリア#4は、ULサブフレームであるものとする。
通信に使用するコンポーネントキャリア群のコンポーネントキャリアを、図14のように、すべてのスペシャルサブフレーム同士を連続させて1つの連続した塊とした上で、さらにスペシャルサブフレームの塊に1または複数のすべてのDLサブフレームを連続させると、時刻T0′では、コンポーネントキャリア#0〜#3がDL信号成分となり、すべてのDL信号成分が1つに連続する。また、時刻T0″では、コンポーネントキャリア#0〜#2がDL信号成分となり、すべてのDL信号成分が1つに連続する。
以上に示すように、第2の実施の形態の変形例によれば、第2の実施の形態に加えて、DLサブフレームおよびスペシャルサブフレームのDL信号成分が連続し、間にUL信号成分が存在しないように配置されるので、移動局200においてスペシャルサブフレームおよびULサブフレームのDL信号成分のみを、UL信号成分と区別して抽出することができる。これにより、スペシャルサブフレームがDLサブフレームやULサブフレームと同時刻に存在していても、移動局200のアナログフィルタの個数を削減可能である。このため、移動局200の回路規模を小さくすることが可能になる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。第3の実施の形態では、基地局において、DLサブフレームが連続していると共にコンポーネントキャリア群の一端側に片寄るように配置される。
図15は、第3の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図15に示すように、基地局300は、データ生成部310、送信側信号処理部320、無線部330を有している。送信側信号処理部320は、フレームマッピング部321#0,・・・,321#n(nは、例えば、通信に使用されるコンポーネントキャリア群に含まれるコンポーネントキャリアの個数よりも1少ない数とする)、合成部322、マッピング制御部323、構成情報記憶部324を有している。本実施の形態の基地局300は、送信するコンポーネントキャリア群における各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームについて、すべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように、各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームを制御する。
データ生成部310は、コアネットワーク10から受信したデータに基づいて移動局400に送信する送信データを生成する。
フレームマッピング部321#0,・・・,321#nは、複数のコンポーネントキャリアを有するコンポーネントキャリア群に基地局300からのデータの送信に使用するDLサブフレーム(送信用帯域)と基地局300におけるデータの受信に使用するULサブフレーム(受信用帯域)とを設定する。コンポーネントキャリア群は、コンポーネントキャリアを複数個(例えば、5個)有し、無線通信により基地局300から送信され、移動局400においてコンポーネントキャリア群として受信されたものとする。フレームマッピング部321#0,・・・,321#nは、構成部の一例である。
フレームマッピング部321#0,・・・,321#nは、コンポーネントキャリアの個数(例えば5個)に応じて設けられており、データ生成部310で生成された送信データのコンポーネントキャリアに対するマッピングを行う。ここで、フレームマッピング部321#0,・・・,321#nは、送信データを各コンポーネントキャリアにマッピングする際、その時点の時刻がDLサブフレームであるか、ULサブフレームであるかをマッピング制御部323からの制御に基づいて設定する。DLサブフレームの場合は、送信データをマッピングし、ULサブフレームの場合は、送信データをマッピングしないように制御される。
合成部322は、フレームマッピング部321#0,・・・,321#nによって送信データがマッピングされた各コンポーネントキャリアを合成し、サブキャリア変調する。
マッピング制御部323は、構成情報記憶部324に記憶されている構成情報に基づいて、コンポーネントキャリア群においてDLサブフレームの周波数以下(またはDLサブフレームの周波数以上)の周波数の帯域にULサブフレームが設定されないようにフレームマッピング部321#0,・・・,321#nを制御する。これにより、DLサブフレームがコンポーネントキャリア群の一端(例えば、周波数の低い側)に寄せて配置されると共に、ULサブフレームもコンポーネントキャリア群の他端側(例えば、周波数の高い側)に寄せて配置されることになる。マッピング制御部323は、構成制御部の一例である。
従って、マッピング制御部323によって、コンポーネントキャリア群においてULサブフレーム同士のすべての間にDLサブフレームが含まれないようにフレームマッピング部321#0,・・・,321#nが制御される。
なお、本実施の形態では、DLサブフレームがコンポーネントキャリア群の周波数の低い側に寄せて配置され、ULサブフレームがコンポーネントキャリア群の周波数の高い側に寄せて配置されるが、これに限らず、DLサブフレームがコンポーネントキャリア群の周波数の高い側に寄せて配置され、ULサブフレームがコンポーネントキャリア群の周波数の低い側に寄せて配置されてもよい。
構成情報記憶部324は、通信に使用するコンポーネントキャリア群の時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。また、本実施の形態の構成情報は、DLサブフレームがコンポーネントキャリア群の一端に寄せて配置されると共に、ULサブフレームもコンポーネントキャリア群の他端側に寄せて配置されるように設定されている。
無線部330は、合成部322によって合成されたコンポーネントキャリアを示すと共にサブキャリア変調された信号を、無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。
本実施の形態では、各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームの配置を予め設定しておき、設定したDL/ULサブフレームの配置を示す構成情報を構成情報記憶部324に記憶させておく。各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームは、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、間にULサブフレームが存在せず、DLサブフレームが1つの連続した塊になるように設定する。
マッピング制御部323は、構成情報に基づき、ある時刻のあるコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレームであるかULサブフレームであるかを決定する。DLサブフレームであった場合には、その時刻のそのコンポーネントキャリアについてはデータを送信することが可能であると判断されるため、そのコンポーネントキャリアに対応するフレームマッピング部(例えば、フレームマッピング部321#0)に対して、データを送信可能であること、すなわち、そのコンポーネントキャリアの無線リソースに送信データをマッピング可能であることを指示する。ULサブフレームであった場合には、データを送信することができないため、その時刻のそのコンポーネントキャリアの無線リソースにデータをマッピングしないことを指示する。
また、移動局400は、説明を省略するが、図9において前述した第2の実施の形態の移動局200が有する受信側信号処理部250と同様の構成を有しており、基地局300から送信されたコンポーネントキャリア群のDLサブフレームの信号を1つのアナログフィルタで抽出することができる。
また、移動局400は、説明を省略するが、本実施の形態の基地局300が有する送信側信号処理部320と同様の構成を有しており、基地局300に対して、構成情報に基づきコンポーネントキャリア群において同様に配置されたULサブフレームに送信データをマッピングした信号を送信することができる。
また、基地局300は、説明を省略するが、図9において前述した第2の実施の形態の移動局200が有する受信側信号処理部250と同様の構成を有しており、移動局400から送信されたULサブフレームの信号を1つのアナログフィルタで抽出することができる。
図16は、第3の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。図16における上側の横軸方向(f)のナンバーは、コンポーネントキャリアを識別するナンバーである。図16における縦軸方向(t)のナンバーは、コンポーネントキャリアを構成するサブフレームにおける時刻を示す。時刻T0,T1,T2,T3,T4は、サブフレームの設定間隔に応じて等間隔に設定されている。各コンポーネントキャリアにおいて、時刻T0,T1,T2,T3,T4のそれぞれに対してULサブフレーム、DLサブフレーム、スペシャルサブフレームのうちのいずれか1つのサブフレームが設定されている。
図16における下側のナンバーは、各コンポーネントキャリアに設定されたUL/DLコンフィギュレーションを示す。
本実施の形態では、基地局300は、各コンポーネントキャリアにおいてUL/DLコンフィギュレーションの各時刻のDLサブフレームが周波数の低い左側に寄せられていると共に1つに連続するように設定する。そして基地局300は、設定に基づいてDL信号を移動局400に対して送信する。
例えば、図16における時刻T0では、すべてのサブフレームがDLサブフレームであって1つに連続している。時刻T2では、すべてのサブフレームがULサブフレームであって1つに連続している。時刻T3では、DLサブフレームがコンポーネントキャリア#0であり左側で1つに連続していると共に、ULサブフレームがコンポーネントキャリア#1,#2,#3,#4であり、右側で1つに連続している。また、時刻T4では、DLサブフレームがコンポーネントキャリア#0,#1,#2であり左側で1つに連続していると共に、ULサブフレームがコンポーネントキャリア#3,#4であり右側で1つに連続している。また、時刻T1では、すべてのサブフレームがスペシャルサブフレームであって1つに連続している。
本実施の形態では、各時刻においてすべてのDL信号成分およびUL信号成分の帯域をコンポーネントキャリア群の一端に片寄らせて連続させる。従って、基地局300側において1つの通過領域でUL信号成分を抽出可能とすることができると共に、移動局400側において1つの通過領域でDL信号成分を抽出可能とすることができる。
図17は、第3の実施の形態の構成テーブルを示す図である。図17に示す構成テーブル324aは、基地局300が有する構成情報記憶部324に記憶されており、マッピング制御部323によって構成されるコンポーネントキャリア群に設定されるサブフレームの順序が示されている。構成テーブル324aは、コンポーネントキャリア群を構成するコンポーネントキャリアのサブフレームの順序を示す構成情報を記憶するテーブルである。
本実施の形態の構成テーブル324aでは、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、DLサブフレームが存在する場合には、DLサブフレームの帯域が一端側(例えば左側)に寄せられており連続していると共に1つに纏まるように構成されている。また、ULサブフレームが存在する場合には、ULサブフレームの帯域が他端側(例えば、右側)に寄せられており連続していると共に1つに纏まるように構成されている。また、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、スペシャルサブフレームが存在する場合には、スペシャルサブフレームの帯域が連続していると共に1つに纏まるように構成されている。
なお、本実施の形態では、5個のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行うが、これに限らず、2個〜4個または6個以上のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行ってもよい。
以上に示すように、第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態に加えて、DLサブフレームをコンポーネントキャリア群の一端(コンポーネントキャリア群の周波数が低い左端、またはコンポーネントキャリア群の周波数が高い右端)に配置する。これにより、コンポーネントキャリア群においてDLサブフレームとULサブフレームとを、それぞれ1つの連続した塊とすることが可能になるので、移動局400において1つに連続しているDLサブフレームの帯域を抽出するために、1つのアナログフィルタを設ければよい。さらに、基地局300においても同様に、1つに連続しているULサブフレームの帯域を抽出するために、1つのアナログフィルタを設ければよい。従って、DLおよびULの両方に対してアナログフィルタの個数を削減することができ、基地局300および移動局400の回路規模を小さくすることが可能になる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。第4の実施の形態では、基地局500において、DLサブフレームが連続している共にコンポーネントキャリア群の中央に集まるように配置される。
図18は、第4の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図18に示すように、基地局500は、データ生成部510、送信側信号処理部520、無線部530を有している。送信側信号処理部520は、フレームマッピング部521#0,・・・,521#n(nは、例えば、通信に使用されるコンポーネントキャリア群に含まれるコンポーネントキャリアの個数よりも1少ない数とする)、合成部522、マッピング制御部523、構成情報記憶部524を有している。本実施の形態の基地局500は、送信するコンポーネントキャリア群における各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームについて、すべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように、各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームを制御する。
データ生成部510は、コアネットワーク10から受信したデータに基づいて移動局600に送信する送信データを生成する。
フレームマッピング部521#0,・・・,521#nは、複数のコンポーネントキャリアを有するコンポーネントキャリア群に基地局500からのデータの送信に使用するDLサブフレーム(送信用帯域)と基地局500におけるデータの受信に使用するULサブフレーム(受信用帯域)とを設定する。コンポーネントキャリア群は、コンポーネントキャリアを複数個(例えば、5個)有し、無線通信により基地局500から送信され、移動局600においてコンポーネントキャリア群として受信されたものとする。
フレームマッピング部521#0,・・・,521#nは、コンポーネントキャリアの個数(例えば5個)に応じて設けられており、データ生成部510で生成された送信データのコンポーネントキャリアに対するマッピングを行う。ここで、フレームマッピング部521#0,・・・,521#nは、送信データを各コンポーネントキャリアにマッピングする際、その時点の時刻がDLサブフレームであるか、ULサブフレームであるかをマッピング制御部523からの制御に基づいて設定する。DLサブフレームの場合は、送信データをマッピングし、ULサブフレームの場合は、送信データをマッピングしないように制御される。フレームマッピング部521#0,・・・,521#nは、構成部の一例である。
合成部522は、フレームマッピング部521#0,・・・,521#nによって送信データがマッピングされた各コンポーネントキャリアを合成し、サブキャリア変調する。
マッピング制御部523は、構成情報記憶部524に記憶されている構成情報に基づいて、DLサブフレームのうちの中央のDLサブフレームが、1つに連続してDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが設定されず、かつ、コンポーネントキャリア群の中央に最も近づくように設定されるようにフレームマッピング部521#0,・・・,521#nを制御する。マッピング制御部523は、構成制御部の一例である。
構成情報記憶部524は、通信に使用するコンポーネントキャリア群の時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。
無線部530は、合成部522によって合成されたコンポーネントキャリアを示すと共にサブキャリア変調された信号を、無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。
本実施の形態では、各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームの配置を予め設定しておき、設定したDL/ULサブフレームの配置を示す構成情報を構成情報記憶部524に記憶させておく。各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームは、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、間にULサブフレームが存在せず、DLサブフレームが1つの連続した塊になるように設定する。
マッピング制御部523は、構成情報に基づき、ある時刻のあるコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレームであるかULサブフレームであるかを決定する。DLサブフレームであった場合には、その時刻のそのコンポーネントキャリアについてはデータを送信することが可能であると判断されるため、そのコンポーネントキャリアに対応するフレームマッピング部(例えば、フレームマッピング部521#0)に対して、データを送信可能であること、すなわち、そのコンポーネントキャリアの無線リソースに送信データをマッピング可能であることを指示する。ULサブフレームであった場合には、データを送信することができないため、その時刻のそのコンポーネントキャリアの無線リソースにデータをマッピングしないことを指示する。
図19は、第4の実施の形態の移動局の無線部および受信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図19に示すように、移動局600の無線部640は、バンドパスフィルタ641、低雑音増幅器642、ミキサ643、局部発振器643a、アナログフィルタ644、増幅器645、A/D変換器646、通過帯域制御部648、構成情報記憶部649を有している。受信側信号処理部650は、復調部651を有している。
本実施の形態の移動局600は、基地局500によりすべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように設定された各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームのコンポーネントキャリア群を受信し、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出する。
移動局600は、構成情報記憶部649に記憶されている構成情報を用いて、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出することで、基地局500から送信されたデータを取得することが可能である。ここで、基地局500は、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームを含まず、1つの連続した塊として送信している。これにより、移動局600は、1つのアナログフィルタで、1つの連続した塊として連続して設定されている複数のDLサブフレームを纏めて抽出することができる。このため、移動局600は、通信に使用されるコンポーネントキャリア毎に対応した個数のアナログフィルタを持つ必要が無く、1つのアナログフィルタを持てばよい。これにより、移動局600の回路規模を削減することが可能になる。
バンドパスフィルタ641は、移動局600においてアンテナを介して受信された信号から通信に使用される帯域のみを抽出する。低雑音増幅器642は、バンドパスフィルタ641で抽出された帯域の信号を増幅する。
ミキサ643は、低雑音増幅器642で増幅された信号と局部発振器643aから出力された局部発振信号とを混合する。なお、本実施の形態では、ダイレクトコンバージョン方式によりベースバンド信号に変換するが、これに限らず、Low IF方式等の他の方式を用いてもよい。
局部発振器643aは、周波数変換用の発振回路であり、周波数を受信したコンポーネントキャリア群が有する当該時刻における1つに連続するDLサブフレームの中心の周波数とほぼ同一にした局部発振信号を出力する。ここで、本実施の形態では、受信したコンポーネントキャリア群においてDLサブフレームが中心に設定されており、DLサブフレームの中心の周波数が各時刻において変化しない。これにより、局部発振器643aは、局部発振信号の周波数を変更する必要がなく、一定の周波数の局部発振信号を出力することができる。
アナログフィルタ644は、通過帯域制御部648の制御に基づいて、1または間にULサブフレームを含まない複数のDLサブフレームを抽出可能である。アナログフィルタ644は、ミキサ643で混合された信号から、1個から最大として通信に使用されるコンポーネントキャリアの個数と同数のコンポーネントキャリアの帯域を抽出することができる。アナログフィルタ644は、フィルタ部の一例である。
DLサブフレームのDL信号成分は、ULサブフレームのUL信号成分による干渉を受けるため、そのままでは移動局600においてDLサブフレームのデータを抽出する際に悪影響が生じるものとする。本実施の形態の移動局600では、アナログフィルタ644により、受信したコンポーネントキャリア群からULサブフレームを減衰させ、DLサブフレームのみを抽出することにより、基地局500から送信されたデータを取得する。
増幅器645は、アナログフィルタ644で抽出されたDL信号を増幅し、増幅したアナログ信号を出力する。
A/D変換器646は、増幅器645で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
通過帯域制御部648は、構成情報記憶部649に記憶されている構成情報に基づいて、基地局500から送信された、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように設定されたコンポーネントキャリア群を受信すると、受信したコンポーネントキャリア群からDLサブフレームを抽出するようにアナログフィルタ644の通過帯域を制御する。通過帯域制御部648は、フィルタ制御部の一例である。
構成情報記憶部649は、構成情報記憶部524と同様、時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。これにより、基地局500と移動局600とで同一の構成情報を共有することで、サブフレームが時刻に応じて変化するコンポーネントキャリアを用いてデータの送受信を行うことができる。
復調部651は、A/D変換器646で変換したディジタル信号を復調したデータを出力する。復調部651から出力されたデータは、移動局600が有するデータ処理部(図示省略)で処理される。
本実施の形態では、DLサブフレームが、すべてのコンポーネントキャリアの中で1つの連続した塊になることに加えて、DLの中心周波数が、すべてのコンポーネントキャリアの中心になるようにUL/DLコンフィギュレーションを適用する。
これにより、移動局600の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変更せずに一定とすることができる。一般に、局部発振器のローカル周波数を切り替えるタイミングにおいて、ある周波数から他の周波数に切り替えるまでに収束時間を要する。これにより、受信信号に歪が生じ、受信性能が劣化する場合がある。これに対して、本実施の形態では、これを回避するために、1つに連続するDLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央かつ左右対称に集めることで、移動局400の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変えずに出力できるUL/DLコンフィギュレーションを基地局において設定する。
なお、DLコンポーネントキャリアの数は、ローカル周波数に対して左右対称になるように設定される。
また、本実施の形態では、無線部640が有するA/D変換器646が増幅器645で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。しかし、これに限らず、受信側信号処理部650に増幅器645で増幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器を設けてもよい。
図20は、第4の実施の形態のコンポーネントキャリア群の構成を示す図である。図20における上側の横軸方向(f)のナンバーは、コンポーネントキャリアを識別するナンバーである。図20における縦軸方向(t)のナンバーは、コンポーネントキャリアを構成するサブフレームにおける時刻を示す。時刻T0,T1,T2,T3,T4は、サブフレームの設定間隔に応じて等間隔に設定されている。各コンポーネントキャリアにおいて、時刻T0,T1,T2,T3,T4のそれぞれに対してULサブフレーム、DLサブフレーム、スペシャルサブフレームのうちのいずれか1つのサブフレームが設定されている。
図20における下側のナンバーは、各コンポーネントキャリアに設定されたUL/DLコンフィギュレーションを示す。
本実施の形態では、基地局500は、各コンポーネントキャリアにおいてUL/DLコンフィギュレーションの各時刻の1つに連続するDLサブフレームの中心のDLサブフレームが中央に集まるように設定する。そして基地局500は、設定に基づいてDL信号を移動局600に対して送信する。
例えば、図20における時刻T0では、すべてのサブフレームがDLサブフレームであって1つに連続している。時刻T2では、すべてのサブフレームがULサブフレームであって1つに連続している。時刻T3では、DLサブフレームがコンポーネントキャリア#2のみであり中央で1つに連続している。また、時刻T4では、DLサブフレームがコンポーネントキャリア#1,#2,#3であり中央で1つに連続している。また、時刻T1では、すべてのサブフレームがスペシャルサブフレームであって1つに連続している。本実施の形態では、これらにより各時刻においてすべてのDL信号成分の帯域をコンポーネントキャリア群の中央で連続させる。従って、移動局600側において、1つの通過領域でDL信号成分を抽出可能とすることができると共に、1つに連続したDLサブフレームの中心の周波数が一定となり、局部発振信号の周波数を一定とすることができる。
図21は、第4の実施の形態の構成テーブルを示す図である。図21に示す構成テーブル524aは、基地局500が有する構成情報記憶部524に記憶されており、マッピング制御部523によって構成されるコンポーネントキャリア群に設定されるサブフレームの順序が示されている。構成テーブル524aは、コンポーネントキャリア群を構成するコンポーネントキャリアのサブフレームの順序を示す構成情報を記憶するテーブルである。
本実施の形態の構成テーブル524aでは、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、DLサブフレームが存在する場合には、DLサブフレームの帯域が1つに連続すると共にコンポーネントキャリア群の中央に集まるように構成されている。また、すべてのコンポーネントキャリアの各時刻において、スペシャルサブフレームが存在する場合には、スペシャルサブフレームの帯域が連続していると共に1つに纏まるように構成されている。
なお、本実施の形態では、5個のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行うが、これに限らず、2個〜4個または6個以上のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行ってもよい。
以上に示すように、第4の実施の形態によれば、第2の実施の形態に加えて、1つに連続するDLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央に配置する。これにより、1つに連続するDLサブフレームを1つのアナログフィルタで抽出可能であり、移動局400の回路規模を削減可能であると共に、DLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央かつ左右対称に集めることで、移動局600の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変えずに出力できる。このため、移動局600の回路規模を小さくすることが可能になる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。第5の実施の形態では、基地局は、移動局から受信可能なコンポーネントキャリア数を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて移動局が受信可能なコンポーネントキャリアを配置して通信を行う。
図22は、第5の実施の形態の基地局の送信側信号処理部の構成を示すブロック図である。図22に示すように、基地局700は、データ生成部710、送信側信号処理部720、無線部730を有している。送信側信号処理部720は、フレームマッピング部721#0,・・・,721#n(nは、例えば、通信に使用されるコンポーネントキャリア群に含まれるコンポーネントキャリアの個数よりも1少ない数とする)、合成部722、マッピング制御部723、構成情報記憶部724を有している。
本実施の形態の基地局700は、送信するコンポーネントキャリア群における各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームについて、すべてのコンポーネントキャリアにおいてDLが1つの連続した塊になるように、各コンポーネントキャリアのUL/DLサブフレームを制御する。
データ生成部710は、コアネットワーク10から受信したデータに基づいて移動局800に送信する送信データを生成する。
フレームマッピング部721#0,・・・,721#nは、複数のコンポーネントキャリアを有するコンポーネントキャリア群に基地局700からのデータの送信に使用するDLサブフレーム(送信用帯域)と基地局700におけるデータの受信に使用するULサブフレーム(受信用帯域)とを設定する。コンポーネントキャリア群は、コンポーネントキャリアを複数個(例えば、5個)有し、無線通信により基地局700から送信され、移動局800においてコンポーネントキャリア群として受信されたものとする。
フレームマッピング部721#0,・・・,721#nは、コンポーネントキャリアの個数(例えば5個)に応じて設けられており、データ生成部710で生成された送信データのコンポーネントキャリアに対するマッピングを行う。ここで、フレームマッピング部721#0,・・・,721#nは、送信データを各コンポーネントキャリアにマッピングする際、その時点の時刻がDLサブフレームであるか、ULサブフレームであるかをマッピング制御部723からの制御に基づいて設定する。DLサブフレームの場合は、送信データをマッピングし、ULサブフレームの場合は、送信データをマッピングしないように制御される。フレームマッピング部721#0,・・・,721#nは、構成部の一例である。
合成部722は、フレームマッピング部721#0,・・・,721#nによって送信データがマッピングされた各コンポーネントキャリアを合成し、サブキャリア変調する。
マッピング制御部723は、構成情報記憶部724に記憶されている構成情報に基づいて、DLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないようにフレームマッピング部721#0,・・・,721#nを制御する。マッピング制御部723は、構成制御部の一例である。
また、マッピング制御部723は、データの送信先である移動局800から送信された受信可能な連続するDLサブフレームの個数を示す受信可能数通知を取得した場合、取得した受信可能数通知に基づいて使用する送信用帯域を決定する。
また、マッピング制御部723は、データの送信先である移動局800から送信された受信品質を示す受信品質情報を取得した場合、取得した受信品質情報に基づいて使用する送信用帯域を変更する。
構成情報記憶部724は、通信に使用するコンポーネントキャリア群の時刻と、各サブフレームがDLサブフレームであるかULサブフレームであるかと、を対応付けて示すと共に、コンポーネントキャリア群がDLサブフレーム同士のすべての間にULサブフレームが含まれないように構成されている構成情報を記憶している。
無線部730は、合成部722によって合成されたコンポーネントキャリアを示すと共にサブキャリア変調された信号を、無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。
本実施の形態では、各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームの配置を予め設定しておき、設定したDL/ULサブフレームの配置を示す構成情報を構成情報記憶部724に記憶させておく。各コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレームは、すべてのコンポーネントキャリアにおいて、間にULサブフレームが存在せず、DLサブフレームが1つの連続した塊になるように設定する。
マッピング制御部723は、移動局800から送信された受信可能数通知に示された受信可能数が1である場合、構成情報に基づき、ある時刻のあるコンポーネントキャリアにおいて、DLサブフレームであるかULサブフレームであるかを決定する。マッピング制御部723は、DLサブフレームであった場合には、その時刻のそのコンポーネントキャリアについてはデータを送信することが可能であると判断する。マッピング制御部723は、これに従い、そのコンポーネントキャリアに対応するフレームマッピング部(例えば、コンポーネントキャリアの番号がCC#0である場合、そのコンポーネントキャリアに対応するフレームマッピング部721#0)に対して、データを送信可能であること、すなわち、そのコンポーネントキャリアの無線リソースに送信データをマッピング可能であることを指示する。ULサブフレームであった場合には、データを送信することができないため、その時刻のそのコンポーネントキャリアの無線リソースにデータをマッピングしないことを指示する。
従って、基地局700は、移動局800の受信可能数が1である場合、コンポーネントキャリア群のDLサブフレーム同士のすべての間にはULサブフレームを設定しない。これにより、DLサブフレームの帯域が1つに連続するように纏められることで、移動局800では、1つのアナログフィルタによってDLサブフレームが抽出可能になる。移動局800が1つのフィルタしか有さない場合には、基地局700は、移動局800との通信にDLサブフレームが1つに連続しているコンポーネントキャリア群を使用する。これにより、移動局800で使用するアナログフィルタの個数を削減することができ、移動局800の回路規模を小さくすることが可能になる。
図23は、第5の実施の形態の移動局のハードウェア構成を示す図である。図23に示すように、移動局800は、データ生成部810、送信側信号処理部820、無線部830,840、受信側信号処理部850、データ処理部860を有している。
データ生成部810は、コアネットワーク10から受信したデータに基づき、基地局700に送信するデータを生成する。
送信側信号処理部820は、コアネットワーク10から受信したデータを基地局700に送信するための処理を行う。例えば、送信側信号処理部820は、コアネットワーク10から受信したデータのサブキャリア変調等を行う。また、送信側信号処理部820は、制御チャネルのサブキャリア変調等を行う。
また、本実施の形態の送信側信号処理部820は、例えば、第2の実施の形態の移動局200のように、移動局800が連続した1つのDLサブフレームしか受信できない場合には、基地局700に対して、連続した1つのDLサブフレームしか受信できないことを通知する受信可能数通知を送信する。移動局800は、受信可能数通知をULの無線リソースを用いて基地局700に送信することができる。
例えば、5個のコンポーネントキャリアを用いて通信が行われる場合、連続するDLサブフレームの個数は、1個、2個、3個のいずれかに限られる。このため、移動局800は、受信可能通知に受信可能な連続するDLサブフレームの個数を含めて基地局700に送信してもよい。
また、5個のコンポーネントキャリアを用いて通信が行われる場合のDLサブフレームおよびULサブフレームの組み合わせのパターンは、詳しくは図24において後述するように、31通りである。従って、移動局800は、例えば、31ビットのデータを用いて、それぞれのパターンを受信可能である場合は、“1”を設定し、受信不可能である場合には“0”を設定して受信可能通知に含めて基地局700に送信してもよい。基地局700は、受信した受信可能通知に基づいて、移動局800との通信に使用するコンポーネントキャリアを決定する。
また、本実施の形態の送信側信号処理部820は、基地局700から送信されたDLサブフレームを移動局800が受信した場合において、基地局700に対して、受信したDLサブフレームの受信品質を示す受信品質情報を送信する。移動局800は、受信品質情報をULの無線リソースを用いて基地局700に送信することができる。
無線部830は、送信側信号処理部820から出力されるサブキャリア変調された信号を無線周波数にアップコンバートし、アンテナを介して基地局700に無線送信する。
無線部840は、アンテナを介して受信した基地局700の信号をベースバンド信号の周波数にダウンコンバートし、受信側信号処理部850に出力する。
受信側信号処理部850は、無線部840によってダウンコンバートされたベースバンド信号の復調処理を行う。
データ処理部860は、受信側信号処理部850で復調されたデータを上位レイヤに送出する。
図24は、第5の実施の形態のDLサブフレームおよびULサブフレームの配置を示す図である。
図24は、基地局700と移動局800との通信に使用されるコンポーネントキャリアのDLサブフレームおよびULサブフレームの配置のパターンを示す。図24の例では、5個のコンポーネントキャリアを用いた場合の配置のパターンについて示す。
CC番号は、配置を一意に特定するために割り当てられた番号を示す。
配置は、CC番号で特定される配置の具体的なDLサブフレームおよびULサブフレームの配置を示す。“D”は、DLサブフレームを示し、“U”は、ULサブフレームを示す。
DL群数は、連続するDLの個数を示す。例えば、CC番号“4”(配置“DDUDD”)の場合、中央にUL“U”で分断されているが、左端および右端にそれぞれ2個のDL(“DD”)が連続しているので、連続するDL群の個数は2個となる。これにより、DL群数には“2”が設定される。
なお、本実施の形態では、5個のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行うが、これに限らず、2個〜4個または6個以上のコンポーネントキャリアで構成されたコンポーネントキャリア群を用いて1つの通信を行ってもよい。
図25は、第5の実施の形態のDLの割り当ての変更を示す図である。
基地局700は、移動局800から送信された受信可能数通知を受信すると、受信した受信可能数通知に基づいて、移動局800との通信に使用するDLサブフレームを、どのコンポーネントキャリアに割り当てるかを決定する。
このとき本実施の形態では、コンポーネントキャリア群の一部を使って通信を行うこともできる。例えば、ある時刻のUL/DLコンフィギュレーションが、図25(A)に示すように、CC#1,#2,#4がDLサブフレームであり、CC#0,#3がULサブフレームであるものとする。すなわち、通信に使用されるコンポーネントキャリア群において、CC#1,#2に連続するDLが設定されていると共に、CC#4に単独のDLが設定されている。
従って、図25(A)は、2つのDL群が連続している。ここで、移動局800が、連続する1つのDL群を受信可能であり、2以上の連続するDL群を受信できないものとする。この場合、移動局800は、基地局700に対して連続する1つのDL群を受信可能である旨を示す受信可能数通知を送信する。
基地局700は、基地局700が連続する1つのDL群を受信可能である旨を示す受信可能数通知を受信すると、受信した受信可能数通知に従い、移動局800に設定するDLを図25(A)のコンポーネントキャリア群に割り当てる。このとき基地局700が、1つの連続するDL群を受信可能な移動局800に対して割り当て可能なDLの組み合わせは、CC#1単独、CC#2単独、図25(B)に示す連続するCC#1,CC#2、図25(C)に示すCC#4単独の4種類が存在する。すなわち、基地局700は、例えば、CC#1とCC#2とCC#4の組み合わせや、CC#2とCC#4のような、間にULサブフレームが挟まれるようなコンポーネントキャリア群を移動局800に対して割り当てることは行わない。
図26は、第5の実施の形態のコンポーネントキャリア割り当て処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の基地局700は、移動局800から受信可能数通知を受信し、コンポーネントキャリアの受信可能数を取得すると、移動局800の受信可能数に基づいてコンポーネントキャリア群を割り当てるコンポーネントキャリア割り当て処理を実行する。
コンポーネントキャリア割り当て処理は、移動局800から送信された受信可能数通知の受信時に実行が開始される。以下では、図26に示すコンポーネントキャリア割り当て処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS31]マッピング制御部723は、移動局800から送信された受信可能数通知から移動局800の連続するDLサブフレームの受信可能数を取得する。この受信可能数通知は、例えば、通信の確立のための処理時に移動局800から基地局700に送信される。
[ステップS32]マッピング制御部723は、ステップS31で取得した受信可能数が1であるか否かを判定する。受信可能数が1であれば、処理はステップS33に進められる。一方、受信可能数が1でなければ(すなわち、2以上であれば)、処理はステップS34に進められる。
[ステップS33]マッピング制御部723は、構成情報記憶部724に記憶されている構成情報に従って、DLサブフレームが1つに連続するように通信に使用するコンポーネントキャリア群を決定し、決定したコンポーネントキャリア群を移動局800との通信に割り当てる。その後、処理は終了する。
[ステップS34]マッピング制御部723は、ステップS31で取得した受信可能数に基づいて、DLサブフレームが連続する部分の個数が受信可能数以下になるように通信に使用するコンポーネントキャリア群を決定し、決定したコンポーネントキャリア群を移動局800との通信に割り当てる。その後、処理は終了する。
図27は、第5の実施の形態の受信品質測定結果に基づくコンポーネントキャリア群の変更時の手順を示すシーケンス図である。
本実施の形態では、移動局800は、基地局700とのコンポーネントキャリア群を用いた通信時に、基地局700から送信された信号の受信品質を測定し、測定結果を基地局700に送信する。
基地局700は、移動局800から送信された受信品質の測定結果に基づいて、測定結果が所定の基準を満たさず、通信に支障が生じているか、支障が生じる恐れがある場合、通信に使用するコンポーネントキャリア群の各コンポーネントキャリアの組み合わせを変更する。これにより、基地局700から移動局800に送信されるデータの受信品質が維持される。以下、図27に従って、基地局700と移動局800との間の受信品質の測定結果に基づくコンポーネントキャリアの変更時の手順について説明する。
[ステップS201]移動局800は、基地局700から送信されたDLサブフレームについて受信品質を測定する。
[ステップS202]移動局800は、ステップS201の受信品質の測定結果を示す受信品質情報を基地局700に送信する。
[ステップS203]基地局700は、ステップS202で受信した受信品質情報に基づいて通信に使用するコンポーネントキャリア群の構成を決定する。このとき、基地局700は、受信品質情報で示された受信品質が所定の基準を満たしていれば、基地局700は、現在使用しているコンポーネントキャリア群を継続して使用する旨を決定する。一方、受信品質情報で示された受信品質が所定の基準を満たしていなければ、基地局700は、現在使用しているコンポーネントキャリア群とは異なるコンポーネントキャリア群を構成し、構成した新たなコンポーネントキャリア群を使用する旨を決定する。
[ステップS204]基地局700は、ステップS203で決定した、通信に使用するコンポーネントキャリア群の構成を移動局800に通知する。
[ステップS205]移動局800は、ステップS204で通知されたコンポーネントキャリア群の構成に基づいて基地局700から送信されるDLのデータの受信を開始する。
以上に示すように、第5の実施の形態によれば、第2の実施の形態に加えて、移動局800における受信品質を示す受信品質情報が基地局700に送信され、受信品質が所定の基準を満たさない場合には、基地局700が通信に使用するコンポーネントキャリア群を変更する。これにより、移動局800における受信品質の低減を抑止することができる。
また、移動局800における連続するDLサブフレームの受信可能数を示す受信可能数通知が基地局700に送信され、基地局700が移動局800の受信可能数に応じてコンポーネントキャリア群を設定する。基地局700は、移動局800がアナログフィルタを1つしか有さない場合には、コンポーネントキャリア群のDLサブフレーム同士のすべての間にはULサブフレームを設定せず、常に連続しているDLサブフレームの個数が1つであるコンポーネントキャリア群を用いて通信する。これにより、移動局800のフィルタ構成に応じたコンポーネントキャリア群を用いて通信を行うことができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1,2 無線通信装置
1a 構成部
1b 構成制御部
2a フィルタ部
2b フィルタ制御部
2b1 フィルタ
2b1a 通過帯域
3a,3b 帯域群
3a1,3a2,3a3,3a4,3a5,3b1,3b2,3b3,3b4,3b5 帯域
また、上記課題を解決するために、第1の無線通信装置からのデータの送信に使用する送信用帯域または第の無線通信装置によるデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信システムが提供される。この無線通信システムでは、第1の無線通信装置は、帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する構成部と、帯域群において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成部を制御する構成制御部と、を有する。第2の無線通信装置は、帯域群から1または間に受信用帯域を含まない複数の送信用帯域を抽出可能なフィルタを有するフィルタ部と、第1の無線通信装置から送信された送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように設定された帯域群を受信すると、受信した帯域群から送信用帯域を抽出するようにフィルタ部を制御するフィルタ制御部と、を有する。
無線通信装置2では、無線通信装置1から送信された送信用帯域によりデータを受信すると共に、受信用帯域を送信して無線通信装置1にデータを送信する。
フィルタ部2aは、受信した帯域群3bから1または間に受信用帯域(帯域3b1,3b4,3b5)を含まない複数のデータの受信に使用する送信用帯域を抽出可能なフィルタ2b1を有する。フィルタ2b1は、受信した帯域群3bから信用帯域(帯域3b2,3b3)を抽出する通過帯域2b1aが設定されていると共に、フィルタ制御部2bの制御に基づいて、通過帯域2b1aで抽出する帯域を変更可能である。
[ステップS21]通過帯域制御部248は、構成情報記憶部249から時刻に対応する構成情報を取得する。
[ステップS22]通過帯域制御部248は、ステップS21で取得した構成情報に基づいてアナログフィルタ244の通過帯域を、DLサブフレームのみを抽出できるように設定する。これにより、基地局100から送信された信号からアナログフィルタ244でフィルタリングすることにより、DLサブフレームのみを抽出することができる。その後、処理は終了する。
以上に示すように、第2の実施の形態の変形例によれば、第2の実施の形態に加えて、DLサブフレームおよびスペシャルサブフレームのDL信号成分が連続し、間にUL信号成分が存在しないように配置されるので、移動局200においてスペシャルサブフレームおよびDLサブフレームのDL信号成分のみを、UL信号成分と区別して抽出することができる。これにより、スペシャルサブフレームがDLサブフレームやULサブフレームと同時刻に存在していても、移動局200のアナログフィルタの個数を削減可能である。このため、移動局200の回路規模を小さくすることが可能になる。
また、移動局400の受信側信号処理部は、説明を省略するが、図9において前述した第2の実施の形態の移動局200が有する受信側信号処理部250と同様の構成を有しており、基地局300から送信されたコンポーネントキャリア群のDLサブフレームの信号を1つのアナログフィルタで抽出することができる。
また、移動局400の送信側信号処理部は、説明を省略するが、本実施の形態の基地局300が有する送信側信号処理部320と同様の構成を有しており、基地局300に対して、構成情報に基づきコンポーネントキャリア群において同様に配置されたULサブフレームに送信データをマッピングした信号を送信することができる。
また、基地局300の受信側信号処理部は、説明を省略するが、図9において前述した第2の実施の形態の移動局200が有する受信側信号処理部250と同様の構成を有しており、移動局400から送信されたULサブフレームの信号を1つのアナログフィルタで抽出することができる。
これにより、移動局600の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変更せずに一定とすることができる。一般に、局部発振器のローカル周波数を切り替えるタイミングにおいて、ある周波数から他の周波数に切り替えるまでに収束時間を要する。これにより、受信信号に歪が生じ、受信性能が劣化する場合がある。これに対して、本実施の形態では、これを回避するために、1つに連続するDLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央かつ左右対称に集めることで、移動局600の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変えずに出力できるUL/DLコンフィギュレーションを基地局において設定する。
以上に示すように、第4の実施の形態によれば、第2の実施の形態に加えて、1つに連続するDLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央に配置する。これにより、1つに連続するDLサブフレームを1つのアナログフィルタで抽出可能であり、移動局600の回路規模を削減可能であると共に、DLサブフレームをコンポーネントキャリア群の中央かつ左右対称に集めることで、移動局600の局部発振器643aの局部発振信号の周波数を変えずに出力できる。このため、移動局600の回路規模を小さくすることが可能になる。
また、マッピング制御部723は、データの送信先である移動局800から送信された受信可能な連続するDLサブフレームの個数を示す受信可能数通知を取得した場合、取得した受信可能数通知に基づいて使用する送信用帯域を決定する。
また、本実施の形態の送信側信号処理部820は、例えば、第2の実施の形態の移動局200のように、移動局800が連続した1つのDLサブフレームしか受信できない場合には、基地局700に対して、連続した1つのDLサブフレームしか受信できないことを通知する受信可能数通知を送信する。移動局800は、受信可能数通知をULの無線リソースを用いて基地局700に送信することができる。
例えば、5個のコンポーネントキャリアを用いて通信が行われる場合、連続するDLサブフレームの個数は、1個、2個、3個のいずれかに限られる。このため、移動局800は、受信可能通知に受信可能な連続するDLサブフレームの個数を含めて基地局700に送信してもよい。
また、5個のコンポーネントキャリアを用いて通信が行われる場合のDLサブフレームおよびULサブフレームの組み合わせのパターンは、詳しくは図24において後述するように、31通りである。従って、移動局800は、例えば、31ビットのデータを用いて、それぞれのパターンを受信可能である場合は、“1”を設定し、受信不可能である場合には“0”を設定して受信可能通知に含めて基地局700に送信してもよい。基地局700は、受信した受信可能通知に基づいて、移動局800との通信に使用するコンポーネントキャリアを決定する。
基地局700は、移動局800が連続する1つのDL群を受信可能である旨を示す受信可能数通知を受信すると、受信した受信可能数通知に従い、移動局800に設定するDLを図25(A)のコンポーネントキャリア群に割り当てる。このとき基地局700が、1つの連続するDL群を受信可能な移動局800に対して割り当て可能なDLの組み合わせは、CC#1単独、CC#2単独、図25(B)に示す連続するCC#1,CC#2、図25(C)に示すCC#4単独の4種類が存在する。すなわち、基地局700は、例えば、CC#1とCC#2とCC#4の組み合わせや、CC#2とCC#4のような、間にULサブフレームが挟まれるようなコンポーネントキャリア群を移動局800に対して割り当てることは行わない。
図26は、第5の実施の形態のコンポーネントキャリア割り当て処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の基地局700は、移動局800から受信可能数通知を受信し、移動局800の受信可能数を取得すると、移動局800の受信可能数に基づいてコンポーネントキャリア群を割り当てるコンポーネントキャリア割り当て処理を実行する。
[ステップS31]マッピング制御部723は、移動局800から送信された受信可能数通知から移動局800の連続するDLサブフレームの受信可能数を取得する。この受信可能数通知は、例えば、通信の確立のための処理時に移動局800から基地局700に送信される。
また、移動局800における連続するDLサブフレームの受信可能数を示す受信可能数通知が基地局700に送信され、基地局700が移動局800の受信可能数に応じてコンポーネントキャリア群を設定する。基地局700は、移動局800がアナログフィルタを1つしか有さない場合には、コンポーネントキャリア群のDLサブフレーム同士のすべての間にはULサブフレームを設定せず、常に連続しているDLサブフレームの個数が1つであるコンポーネントキャリア群を用いて通信する。これにより、移動局800のフィルタ構成に応じたコンポーネントキャリア群を用いて通信を行うことができる。

Claims (11)

  1. データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置であって、
    帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する構成部と、
    前記帯域群において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように前記構成部を制御する構成制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記構成制御部は、前記帯域群において送信用帯域の周波数以下の周波数の帯域に受信用帯域が設定されないように前記構成部を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信装置。
  3. 前記構成制御部は、前記帯域群において送信用帯域の周波数以上の周波数の帯域に受信用帯域が設定されないように前記構成部を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信装置。
  4. 前記構成制御部は、送信用帯域のうちの中央の送信用帯域が前記帯域群の中央に最も近づくように設定されるように前記構成部を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信装置。
  5. 前記構成制御部は、前記帯域群において受信用帯域同士の間に送信用帯域が含まれないように前記構成部を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信装置。
  6. 前記帯域群における、時刻と、各帯域が送信用帯域であるか受信用帯域であるかと、を対応付けて示すと共に、前記帯域群が送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように構成されている構成情報を記憶する構成情報記憶部を有し、
    前記構成制御部は、前記構成情報記憶部に記憶されている構成情報に基づいて、送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように前記構成部を制御する、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信装置。
  7. データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置であって、
    帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する構成部と、
    前記帯域群において1つの通信に使用される送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように前記構成部を制御すると共に、データの送信先の無線通信装置から送信された受信品質を示す受信品質情報を取得した場合、前記取得した受信品質情報に基づいて使用する送信用帯域を変更するように前記構成部を制御する構成制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  8. 前記構成制御部は、前記データの送信先の無線通信装置から送信された当該データの送信先の無線通信装置における連続する送信用帯域の受信可能数を示す受信可能数通知を取得した場合、前記取得した受信可能数通知に基づいて前記構成部を制御することを特徴とする請求の範囲第7項記載の無線通信装置。
  9. データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定された複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信装置であって、
    1または間に送信用帯域を含まない複数の受信用帯域を抽出可能なフィルタを有するフィルタ部と、
    受信用帯域同士の間に送信用帯域が含まれないように設定された帯域群を受信すると、前記受信した帯域群から受信用帯域を抽出するように前記フィルタ部を制御するフィルタ制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  10. 第1の無線通信装置からのデータの送信に使用する送信用帯域または第1の無線通信装置によるデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信システムであって、
    帯域群に送信用帯域と受信用帯域とを設定する構成部と、
    前記帯域群において送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように前記構成部を制御する構成制御部と、
    を有する第1の無線通信装置と、
    帯域群から1または間に受信用帯域を含まない複数の送信用帯域を抽出可能なフィルタを有するフィルタ部と、
    前記第1の無線通信装置から送信された送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように設定された帯域群を受信すると、前記受信した帯域群から送信用帯域を抽出するように前記フィルタ部を制御するフィルタ制御部と、
    を有する第2の無線通信装置と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  11. データの送信に使用する送信用帯域またはデータの受信に使用する受信用帯域に設定可能な複数の帯域を含む帯域群を使用してデータの送信および受信を行う無線通信方法であって、
    送信用帯域同士の間に受信用帯域が含まれないように帯域群にデータの送信に使用する送信用帯域とデータの受信に使用する受信用帯域とを設定するステップと、
    前記設定した送信用帯域を使用してデータを送信するステップと、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
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