JPWO2012063837A1 - 無線通信システム、無線基地局、ネットワーク装置及び通信制御方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局、ネットワーク装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

eNB10−1は、eNB10−2乃至eNB10−4からの高干渉RB情報を受信するとともに、UE40−1の送信電力値を取得する。更に、eNB10−1は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、UE40−1に対する高干渉RBの割り当てを制限し、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、UE40−1に対して高干渉RBを優先的に割り当てる。

Description

本発明は、複数の無線基地局により構成される無線通信システム、無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。また、本発明は、複数の無線基地局を含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置、及び、当該ネットワーク装置における通信制御方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、現在、規格策定中のLTE(Long Term Evolution)に対応する無線通信システムでは、LTE基地局(eNB)は、無線端末(UE)に対して、周波数リソースであるリソースブロック(RB)を割り当てる。 また、LTEに対応する無線通信システムには、eNBの間の干渉を低減するために、セル間干渉調整(ICIC:Inter-Cell Interference Coordination)の機能が備えられている(例えば、非特許文献1参照)。ICICでは、eNBは、他のeNBとの間で、定期的にLI(Load Information)メッセージを交換する。LIメッセージは、干渉に関連する情報(干渉情報)であり、OI(Overload Indicator)、HII(High Interference Indicator)、RNTPI(Relative Narrowband Tx Power Indicator)が含まれる。
3GPP TS 36.300 V9.4.0 (2010-06)
eNBは、UEに対してリソースブロックを割り当てる際に、干渉を低減させることが必要である。しかしながら、現状では、干渉低減のための適切なリソースブロックの割り当てについての基準が存在しない。また、eNBは、他のeNBからのLIメッセージを、リソースブロック割り当てにおける干渉低減のために、必ずしも有効に活用していない。
上記問題点に鑑み、本発明は、無線基地局間の干渉を適切に低減させた周波数リソースの割り当てを可能とした無線通信システム、無線基地局、ネットワーク装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
本発明の特徴は、複数の無線基地局(eNB10−1乃至eNB10−4)により構成され、前記無線基地局に接続される無線端末(UE40−1、UE40−2、UE40−3、UE40−4)に対して周波数リソースを割り当て可能な無線通信システム(無線通信システム1)であって、第1の無線基地局(eNB10−1)は、前記第1の無線基地局において電力が所定の閾値以上の周波数リソースである高干渉周波数リソースの情報を送信する送信部(無線通信部106、eNB干渉情報送信処理部162)を備え、第2の無線基地局(eNB10−2)は、前記第1の無線基地局からの前記高干渉周波数リソースの情報を受信する受信部(無線通信部106、他eNB干渉情報受信処理部158)と、無線端末の送信電力値を取得する取得部(UE送信電力値取得部156)と、前記受信部により受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する制御部(RB割当制御部160)とを備えることを要旨とする。
このような無線通信システムでは、第1の無線基地局は、高干渉周波数リソースの情報を送信し、第2の無線基地局は、受信した高干渉周波数リソースの情報と、無線端末の送信電力値とに基づいて、無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する。従って、第2の無線基地局は、第1の無線基地局が受ける干渉と、無線端末の送信電力値とを考慮して無線端末に対する周波数リソースの割り当てを行うことができ、無線基地局間の干渉を低減させた周波数リソースの割り当てが可能となる。
本発明の特徴は、他の無線基地局とともに無線通信システムを構成する無線基地局であって、前記他の無線基地局からの高干渉周波数リソースの情報を受信する第1の受信部(無線通信部106、他eNB干渉情報受信処理部158)と、前記高干渉周波数リソースの情報は、前記他の無線基地局において電力が干渉電力閾値以上の周波数リソースの情報であり、無線端末の送信電力値を取得する取得部(UE送信電力値取得部156)と、前記第1の受信部により受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する制御部(RB割当制御部160)とを備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記制御部は、前記送信電力値が送信電力閾値以上である無線端末に対して、前記高干渉周波数リソースへの割り当てを制限し、前記送信電力値が送信電力閾値未満である無線端末に対して、前記高干渉周波数リソースを優先的に割り当てることを要旨とする。
本発明の特徴は、ランダムアクセスチャネル(PRACH)のプリアンブルが第1のグループと第2のグループとに分けられており、前記第1のグループに属するプリアンブルは前記送信電力値が送信電力閾値以上である場合に無線端末によって用いられ、前記第2のグループに属するプリアンブルは前記送信電力値が送信電力閾値未満である場合に無線端末によって用いられ、前記取得部は、前記無線端末から受信したプリアンブルが、前記第1のグループに属する場合には、前記送信電力値が送信電力閾値以上であると判断し、前記無線端末から受信したプリアンブルが、前記第2のグループに属する場合には、前記送信電力値が送信電力閾値未満であると判断することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記制御部は、前記無線端末との通信中に、前記高干渉周波数リソースの情報の変化と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値の変化とに応じて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記干渉電力閾値の変更を要求する情報を前記他の無線基地局へ送信する第1の送信部(無線通信部106、干渉電力閾値変更要求情報送信処理部164)を備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、自無線基地局において干渉電力が前記干渉電力閾値以上である周波数リソースである高干渉周波数リソースの情報を前記他の無線基地局へ送信する第2の送信部(無線通信部106、eNB干渉情報送信処理部162)を備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記他の無線基地局からの前記干渉電力閾値の変更を要求する情報を受信する第2の受信部(無線通信部106、干渉電力閾値変更要求情報受信処理部166)と、前記第2の受信部により受信された前記干渉電力閾値の変更を要求する情報に応じて、前記干渉電力閾値を調整する第1の調整部(干渉電力閾値調整部168)戸を備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、他の無線基地局が新たに追加された場合に、前記干渉電力閾値を大きくする第2の調整部を備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、他の無線基地局とともに無線通信システムを構成する無線基地局における通信制御方法であって、前記他の無線基地局からの高干渉周波数リソースの情報を受信するステップと、前記高干渉周波数リソースの情報は、前記他の無線基地局において電力が所定の閾値以上の周波数リソースの情報であり、無線端末の送信電力値を取得するステップと、受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御するステップとを含むことを要旨とする。
本発明の特徴は、第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置(eNB10−1乃至eNB10−4、上位ノード20)であって、前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値(干渉電力閾値)を、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との位置関係に応じて調整する調整部(他干渉電力閾値調整部164、干渉電力閾値調整部264)を備えることを要旨とする。
第1の無線基地局は、周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する。この場合、ネットワーク装置は、第1の無線基地局と第2の無線基地局との位置関係に応じて、判定時に周波数リソースにおける干渉電力と比較される所定の閾値を調整する。これにより、第1の無線基地局が、第2の無線基地局から遠方に存在する場合、換言すれば、第1の無線基地局における干渉の原因が第2の無線基地局と無線端末との通信によるものである可能性が低い場合には、所定の閾値が調整される。このため、第1の無線基地局が、高い干渉であるとみなす可能性を低くし、第2の無線基地局と無線端末との通信による干渉でないにもかかわらず、第1の無線基地局が、第2の無線基地局に対して、干渉が高い周波数リソースの情報を送信してしまうことが防止される。すなわち、第2の無線基地局が、第1の無線基地局における干渉を過剰に考慮して周波数リソースを割り当てることを防止でき、無線基地局間の干渉を適切に低減させた周波数リソースの割り当てが可能となる。
本発明の特徴は、前記調整部は、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との間の距離が長いほど、前記所定の閾値を大きくすることを要旨とする。
本発明の特徴は、第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置(eNB10−1乃至eNB10−4、上位ノード20)であって、前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値(干渉電力閾値)を、前記第2の無線基地局の送信電力を示す指標に応じて調整する調整部(他干渉電力閾値調整部164、干渉電力閾値調整部264)を備えることを要旨とする。
第1の無線基地局は、周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する。この場合、ネットワーク装置は、第2の無線基地局の送信電力を示す指標に応じて、判定時に周波数リソースにおける干渉電力と比較される所定の閾値を調整する。これにより、第2の無線基地局の送信電力が低い場合、換言すれば、第1の無線基地局における干渉の原因が第2の無線基地局と無線端末との通信によるものである可能性が低い場合には、所定の閾値が調整される。このため、第1の無線基地局が、高い干渉であるとみなす可能性を低くし、第2の無線基地局と無線端末との通信による干渉でないにもかかわらず、第1の無線基地局が、第2の無線基地局に対して、干渉が高い周波数リソースの情報を送信してしまうことが防止される。すなわち、第2の無線基地局が、第1の無線基地局における干渉を過剰に考慮して周波数リソースを割り当てることを防止でき、無線基地局間の干渉を適切に低減させた周波数リソースの割り当てが可能となる。
本発明の特徴は、前記調整部は、前記指標によって示される前記第2の無線基地局の送信電力が小さいほど、前記所定の閾値を大きくすることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記調整部は、前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記第1の無線基地局毎に、前記所定の閾値を調整することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記調整部は、前記第1の無線基地局が新たに追加された場合に、前記所定の閾値を小さくすることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記調整部は、前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記第2の無線基地局から最も遠い前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との距離に応じて、前記所定の閾値を調整することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記各第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局との距離に応じて複数のグループに分けられ、前記調整部は、前記グループ毎に、前記所定の閾値を調整することを要旨とする。
本発明の特徴は、第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置における通信制御方法であって、前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との位置関係に応じて調整するステップを備えることを要旨とする。
本発明の特徴は、第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置における通信制御方法であって、前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第2の無線基地局の送信電力を示す指標に応じて調整するステップを備えることを要旨とする。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る無線通信システムにおけるS1インタフェースの確立状態を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る無線通信システムにおけるX2インタフェースの確立状態を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るeNBの構成図である。 図5は、本発明の実施形態に係るUEの構成図である。 図6は、本発明の実施形態に係るeNBによって形成されるセルの内側領域及び外側領域と、プリアンブルとの対応関係を説明する図である。 図7は、本発明の実施形態に係るRBの割当制御の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの第1の動作を示すシーケンス図である。 図9は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの第2の動作を示すシーケンス図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係る上位ノードの構成図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、無線通信システムの概略構成、eNBの構成、UEの構成、無線通信システムの動作、作用・効果、その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。本実施形態では、無線通信システム1は、LTE技術を用いて構成されている。図1に示す無線通信システム1は、LTEの無線基地局(eNB)10−1、eNB10−2、eNB10−3、eNB10−4と、MME(Mobile Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、OAM(Operation Administration and Maintenance)等の機能を有する上位ノード20と、eNB10−1乃至eNB10−5と上位ノード20とを接続するバックホール30と、無線端末(UE)40−1、UE40−2、UE40−3、UE40−4とを含む。
eNB10−1は、セル11−1を形成する。UE40−1は、セル11−1内に存在する。eNB10−2は、セル11−2を形成する。UE40−2は、セル11−2内に存在する。eNB10−3は、セル11−3を形成する。UE40−3は、セル11−3内に存在する。eNB10−4は、セル11−4を形成する。UE40−4は、セル11−4内に存在する。
eNB10−1は、UE40−1に対して、周波数リソースであるリソースブロック(RB)を割り当て、当該UE40−1との間で無線通信を行う。eNB10−2は、UE40−2に対して、RBを割り当て、当該UE40−2との間で無線通信を行う。eNB10−3は、UE40−3に対して、RBを割り当て、当該UE40−1との間で無線通信を行う。eNB10−4は、UE40−4に対して、RBを割り当て、当該UE40−4との間で無線通信を行う。LTEにおいて、eNBとUEとの間の通信方式は、E−UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)と称される。
図2は、無線通信システム1におけるS1インタフェースの確立状態を示す図である。図2において、eNB10−1と上位ノード20との間には、バックホール30を介して、トランスポート層の論理的な伝送路であるS1インタフェース#1が確立される。eNB10−2と上位ノード20との間には、バックホール30を介して、S1インタフェース#2が確立される。eNB10−3と上位ノード20との間には、バックホール30を介して、S1インタフェース#3が確立される。eNB10−4と上位ノード20との間には、バックホール30を介して、S1インタフェース#4が確立される。
図3は、無線通信システム1におけるX2インタフェースの確立状態を示す図である。図3において、eNB10−1とeNB10−2との間には、バックホール30を介してトランスポート層の論理的な伝送路であるX2インタフェース#1が確立される。eNB10−1とeNB10−3との間には、バックホール30を介してX2インタフェース#2が確立される。eNB10−1とeNB10−4との間には、バックホール30を介してX2インタフェース#3が確立される。eNB10−2とeNB10−3との間には、バックホール30を介してX2インタフェース#4が確立される。eNB10−2とeNB10−4との間には、バックホール30を介してX2インタフェース#5が確立される。eNB10−3とeNB10−4との間には、バックホール30を介してX2インタフェース#6が確立される。
(2)eNBの構成及びUEの構成
図4は、eNB10−1の構成を示す図である。図4に示すeNB10−1は、制御部102、記憶部103、I/F部104、無線通信部106、アンテナ108を含む。なお、eNB10−2乃至eNB10−4も、eNB10−1と同様の構成を有する。
制御部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、eNB10−1が具備する各種機能を制御する。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、eNB10−1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
I/F部104は、バックホール30に接続されている。無線通信部106は、RF回路、ベースバンド回路等を含み、変調及び復調、符号化及び復号等を行い、アンテナ108を介して、UE40−1との間で、無線信号の送信及び受信を行う。
制御部102は、PRACH(Physical Random Access Channel)受信処理部152、UE送信電力値取得部156、他eNB干渉情報受信処理部158、RB割当制御部160、eNB干渉情報送信処理部162、他eNB干渉電力閾値調整部164、干渉電力閾値変更要求情報送信処理部166、干渉電力閾値変更要求情報受信処理部168を含む。
図5は、UE40−1の構成を示す図である。図5に示すUE40−1は、制御部402、記憶部403、無線通信部406、アンテナ408を含む。なお、UE40−2乃至UE40−4も、UE40−1と同様の構成を有する。
制御部402は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、UE40−1が具備する各種機能を制御する。記憶部403は、例えばメモリによって構成され、eNB10−1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
無線通信部406は、RF回路、ベースバンド回路等を含み、変調及び復調、符号化及び復号等を行い、アンテナ408を介して、eNB10−1との間で、無線信号の送信及び受信を行う。制御部402は、プリアンブル設定部452を含む。
以下、eNB10−1による、UE40−1に対するRBの割り当て制御の処理(第1の処理)と、eNB10−2によるUE40−2に対するRBの割り当て制御、eNB10−3によるUE40−3に対するRBの割り当て制御、及び、eNB10−4によるUE40−4に対するRBの割り当て制御の何れかが行われる場合における、eNB10−1による処理(第2の処理)と、eNB10−1による干渉電力閾値の調整の処理(第3の処理)とを説明する。
(第1の処理)
UE40−1の制御部402内のPRACHグループ設定部452は、eNB10−1に初期接続する際に、PRACH内のプリアンブルの中から送信に用いるプリアンブルを設定する。
ここで、PRACH内のプリアンブルは、予め2つのグループに分けられており、第1のグループは、UE40−1の送信電力値が予め定められた閾値(送信電力閾値)以上である場合に、UE40−1が送信するプリアンブルの集合である。第2のグループは、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合に、UE40−1が送信するプリアンブルの集合である。
プリアンブル設定部452は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、第1のグループに属するプリアンブルを設定する。また、プリアンブル設定部452は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、第2のグループに属するプリアンブルを設定する。制御部402は、設定されたプリアンブルに対応するPRACHの無線信号を、無線通信部406及びアンテナ408を介して送信する。
ここで、UE40−1の送信電力値は、eNB10−1との距離が長いほど、大きくなるものとする。図6は、eNB10−1によって形成されるセル11−1の内側領域12及び外側領域13と、プリアンブルとの対応関係を説明する図である。UE40−1が円形の領域である内側領域12内に存在する場合には、UE40−1の送信電力値は送信電力閾値未満となる。従って、UE40−1は、第2のグループに属するプリアンブルを設定し、送信する。一方、UE40−1が環状の領域である内側領域13内に存在する場合には、UE40−1の送信電力値は送信電力閾値以上となる。従って、UE40−1は、第1のグループに属するプリアンブルを設定し、当該プリアンブルに対応するPRACHの無線信号を送信する。
制御部402は、初期状態においては、送信電力閾値未満の送信電力値で無線信号の送信を行う。このため、初期状態においては、プリアンブル設定部452は、第2のグループに属するプリアンブルを設定する。この場合、送信電力値が低いために、eNB10−1がプリアンブルに対応するPRACHの無線信号を受信できなかった場合には、eNB10−1はUE40−1へ応答の無線信号を送信しない。制御部402は、応答の無線信号を受信できるまで、徐々に送信電力値を大きくし、プリアンブル設定部452は、当該送信電力値に応じたグループに属するプリアンブルを設定する。
eNB10−1の制御部102内のPRACH受信処理部152は、UE40−1からのプリアンブルに対応するPRACHの無線信号を、アンテナ108及び無線通信部106を介して受信する。
UE送信電力値取得部156は、受信したPRACHの無線信号に対応するプリアンブルが第1のグループ及び第2のグループの何れに属するかを判定する。UE送信電力値取得部156は、プリアンブルが第1のグループに属する場合には、送信元のUE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上であると判断する。また、UE送信電力値取得部156は、プリアンブルが第2のグループに属する場合には、送信元のUE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満であると判断する。
他eNB干渉情報受信処理部158は、eNB10−2、eNB10−3、eNB10−4から送信される、高干渉リソースブロック情報(高干渉RB情報)を、バックホール30に確立されたX2インタフェースと、I/F部104とを介して受信する。ここで、高干渉RBとは、eNBがUEに割り当てている上り方向のRBのうち、電力が予め定められた閾値(干渉電力閾値)以上であるRBを意味する。高干渉RB情報は、高干渉RBであると判断されたRBを識別するための情報によって構成される。
他eNB干渉情報受信処理部158は、eNB10−2、eNB10−3、eNB10−4から送信される、高干渉リソースブロック情報(高干渉RB情報)を、バックホール30に確立されたX2インタフェースと、I/F部104とを介して受信する。ここで、高干渉RBとは、eNBがUEに割り当てている上り方向のRBのうち、干渉電力が予め定められた閾値(干渉電力閾値)以上であるRBを意味する。高干渉RB情報は、送信元のeNBにおいて高干渉RBであると判断されたRBを識別可能な情報を含む。
RB割当制御部160は、受信された高干渉RB情報に基づいて、各RB(RB1乃至RB50)毎に、当該RBがeNB10−2乃至eNB10−4において高干渉RBと判断されたか否かを示す高干渉フラグを設定する。RB割当制御部160は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、UE40−1に対して、高干渉フラグが設定されているRBの割り当てを行わず、高干渉フラグが設定されていないRBを割り当てる。但し、RB割当制御部160は、高干渉フラグが設定されていないRBに、未割り当てのRBが存在しない場合には、高干渉フラグが設定されているRBを割り当てるようにしてもよい。
一方、RB割当制御部160は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、UE40−1に対して、高干渉フラグが設定されているRBを、高干渉フラグが設定されていないRBよりも優先的に割り当てる。但し、RB割当制御部160は、高干渉フラグが設定されているRBに、未割り当てのRBが存在しない場合には、高干渉フラグが設定されていないRBを割り当てるようにしてもよい。
図7は、RBの割当制御の一例を示す図である。図7においては、RB2、RB5及びRB46は高干渉フラグが設定されていない。従って、RB割当制御部160は、送信電力値が送信電力閾値以上であるUE(高送信電力UE)40−1に対して、RB2、RB5及びRB46を割り当て可能と判断する。
RB割当制御部160は、割り当てたRBを識別可能な情報を含んだ割当RB情報を、無線通信部106及びアンテナ108を介して、UE40−1へ送信する。
その後、eNB10−1とUE40−1とは、UE40−1に割り当てられたRBを用いて無線通信を開始する。
無線通信が開始された後も、他eNB干渉情報受信処理部158は、eNB10−2、eNB10−3、eNB10−4から送信される、高干渉リソースブロック情報を、アンテナ108及び無線通信部106を介して受信する。
UE送信電力値取得部156は、受信したプリアンブルが第1のグループ及び第2のグループの何れに属するかを判定する。UE送信電力値取得部156は、受信したプリアンブルが第1のグループに属する場合には、送信元のUE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上であると判断し、受信したプリアンブルが第2のグループに属する場合には、送信元のUE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満であると判断する。
RB割当制御部160は、受信された高干渉RB情報に基づいて、各RB(RB1乃至RB50)毎に、当該RBがeNB10−2乃至eNB10−4において高干渉RBと判断されたか否かを示す高干渉フラグを設定する。RB割当制御部160は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、UE40−1に対して、高干渉フラグが設定されているRBの割り当てを行わず、高干渉フラグが設定されていないRBを割り当てる。一方、RB割当制御部160は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、UE40−1に対して、高干渉フラグが設定されているRBを、高干渉フラグが設定されていないRBよりも優先的に割り当てる。
割り当てるRBが変化した場合には、RB割当制御部160は、割り当てたRBを識別可能な情報を含んだ割当RB情報を、無線通信部106及びアンテナ108を介して、UE40−1へ送信する。
(第2の処理)
eNB干渉情報送信処理部162は、eNB10−1に接続しているUE40−1からの信号を、アンテナ108及び無線通信部106を介して受信する。更に、eNB干渉情報送信処理部162は、受信した信号に基づいて、UE40−1に割り当てたRBのうち、電力が干渉電力閾値以上であるRB(高干渉RB)の検出を試みる。高干渉RBが検出された場合、eNB干渉情報送信処理部162は、当該高干渉RBを識別可能な情報を含んだ高干渉RB情報を生成する。eNB干渉情報送信処理部162は、生成した高干渉RB情報を、I/F部104と、バックホール30に確立されたX2インタフェース(X2インタフェースがない場合にはS1インタフェース)とを介して、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4へ送信する。eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4内の制御部102は、高干渉RB情報を受信した場合、上述の第1の処理と同様の処理を行い、UEに対するRBの割り当てを制御する。
(第3の処理)
他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4が送信する下り無線信号を、アンテナ108及び無線通信部106を介して受信する。
他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1と、受信した下り無線信号の送信元であるeNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離を算出する。
ここで、eNB10−1以外のeNB(他eNB)がeNB10−1に隣接するeNB(隣接eNB)であるとみなす範囲(隣接eNB範囲)が、予め設定されている。次に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1と、受信した下り無線信号の送信元であるeNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との間の伝搬損失(パスロス)を算出する。伝搬損失とは、距離減衰、シャドウィング損失、地物通過損失を含めたものである。
他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4からの下り無線信号である、参照信号(SRS)と、当該参照信号の送信電力を含んだ信号とを受信する。次に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、参照信号の電力(受信電力)を測定する。他eNB干渉電力閾値調整部164は、参照信号の送信電力と、受信電力との差を伝搬損失として検出する。更に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、伝搬損失に基づいて、eNB10−1と、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離を算出する。ここで、算出される距離は、対応する伝搬損失に比例するものとする。
次に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1と、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離と、隣接eNB範囲を示す距離とを比較する。更に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1とeNB10−2との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−2を隣接eNBと判定する。同様に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1とeNB10−3との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−3を隣接eNBと判定し、eNB10−1とeNB10−4との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−4を隣接eNBと判定する。なお、隣接eNBは、距離ではなく、伝搬損失に応じて判定されてもよい。
次に、他eNB干渉電力閾値調整部164は、記憶部103に予め記憶されている干渉電力閾値を読み出す。次に、干渉電力閾値変更要求情報送信処理部164は、隣接eNB毎に、干渉電力閾値を調整する。具体的には、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1と隣接eNBとの距離が長いほど、当該隣接eNBに対応する干渉電力閾値が大きくなるように、当該干渉電力閾値を調整する。本実施形態では、他eNB干渉電力閾値調整部164は、eNB10−1と隣接eNBとの距離が長いほど、当該隣接eNBに対応する干渉電力閾値が大きくなるように、当該干渉電力閾値を調整するものとする。なお、干渉電力閾値は、eNB10−1と隣接eNBとの伝搬損失に応じて調整されてもよい。また、隣接eNBが、干渉電力閾値の調整を行ってもよい。
また、他eNB干渉電力閾値調整部164は、新たなeNBが追加された場合に、干渉電力閾値を小さくする調整を行う。例えば、他eNB干渉電力閾値調整部164は、上位ノード20によって送信される、新たなeNBが追加されたことを示す情報を、バックホール30に確立されたS1インタフェースと、I/F部104を介して受信した場合、当該情報に基づいて、新たなeNBが追加されたことを認識できる。
干渉電力閾値変更要求情報送信処理部166は、調整後の干渉電力閾値の情報を、I/F部104及びバックホール30に確立されたX2インタフェース(X2インタフェースがない場合にはS1インタフェース)を介して、隣接eNBへ送信する。
干渉電力閾値変更要求情報受信処理部168は、eNB10−1を隣接eNBであると判定した他のeNBからの調整後の干渉電力閾値の情報を、バックホール30に確立されたX2インタフェース及びI/F部104を介して受信する。
その後、eNB干渉情報送信処理部162は、干渉電力閾値を、調整後の干渉電力閾値に変更する。なお、干渉電力閾値変更要求情報受信処理部168が、複数のeNBのそれぞれからの調整後の干渉電力閾値の情報を受信した場合、eNB干渉情報送信処理部162は、各調整後の干渉電力閾値の平均値、最大値、最小値等を求め、干渉電力閾値を、その求めた値に変更してもよい。
更に、eNB干渉情報送信処理部162は、UE40−1からの信号に基づいて、UE40−1に割り当てたRBのうち、電力が調整後の干渉電力閾値以上であるRB(高干渉RB)の検出を試みる。高干渉RBが検出された場合には、上述と同様に、eNB干渉情報送信処理部162は、当該高干渉RBを識別可能な情報を含んだ高干渉RB情報を生成する。eNB干渉情報送信処理部162は、生成した高干渉RB情報を、I/F部104と、バックホール30に確立されたX2インタフェース(X2インタフェースがない場合にはS1インタフェース)とを介して、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4へ送信する。
(3)無線通信システムの動作
図8は、無線通信システム1の第1の動作を示すシーケンス図である。図8に示す第1の動作は、上述した第1の処理及び第2の処理に対応する。
ステップS101において、eNB10−2内の制御部102は、当該eNB10−2に接続しているUE40−2からの無線信号を受信する。更に、eNB10−2内の制御部102は、受信した無線信号に基づいて、UE40−1に割り当てたRBのうち、高干渉RBを検出する。eNB10−3内の制御部102及びeNB10−4内の制御部102も同様の処理を行う。
ステップS102において、eNB10−2内の制御部102は、高干渉RB情報をeNB10−1へ送信する。同様に、eNB10−3内の制御部102及びeNB10−4内の制御部102は、高干渉RB情報をeNB10−1へ送信する。eNB10−1内の制御部102は、eNB10−2乃至eNB10−4からの高干渉RB情報を受信する。
ステップS103において、UE40−1内の制御部402は、当該UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、第1のグループに属するプリアンブルを設定し、当該UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、第2のグループに属するプリアンブルを設定する。
ステップS104において、UE40−1内の制御部402は、設定されたプリアンブルに対応するPRACHの無線信号をeNB10−1へ送信する。eNB10−1内の制御部102は、PRACHの無線信号を受信する。
ステップS105において、eNB10−1内の制御部102は、PRACHの無線信号に対応するプリアンブルが第1のグループ及び第2のグループの何れに属するかを判定する。
ステップS106において、eNB10−1内の制御部102は、プリアンブルが第1のグループに属する場合には、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上であると判断し、プリアンブルが第2のグループに属する場合には、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満であると判断する。
ステップS107において、eNB10−1内の制御部102は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合、UE40−1に対して、eNB10−2乃至eNB10−4から受信した高干渉RB情報によって示される高干渉RBの割り当てを制限する。一方、eNB10−1内の制御部102は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合、UE40−1に対して、eNB10−2乃至eNB10−4から受信した高干渉RB情報によって示される高干渉RBを優先的に割り当てる。
ステップS108において、割り当てたRBを識別可能な情報を含んだ割当RB情報を、UE40−1へ送信する。UE40−1は、割当RB情報を受信する。その後、ステップS109において、eNB10−1とUE40−1とは、UE40−1に割り当てられたRBを用いて無線通信を開始する。
eNB10−1とUE40−1との無線通信が開始された後、ステップS101乃至108の動作が繰り返される。すなわち、ステップS101において、eNB10−2の制御部102、eNB10−3の制御部102及びeNB10−4内の制御部102は、当該eNBに接続しているUEからの無線信号に基づいて、当該UEに割り当てたRBのうち、高干渉RBを検出する。更に、ステップS102において、eNB10−2内の制御部102、eNB10−3内の制御部102及びeNB10−4内の制御部102は、高干渉RB情報をeNB10−1へ送信する。eNB10−2乃至eNB10−4からの高干渉RB情報を受信する。
ステップS103において、UE40−1内の制御部402は、当該UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、第1のグループに属するプリアンブルを設定し、当該UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、第2のグループに属するプリアンブルを設定する。
ステップS104において、UE40−1内の制御部402は、設定されたプリアンブルに対応するPRACHの無線信号をeNB10−1へ送信する。eNB10−1内の制御部102は、PRACHの無線信号を受信する。
ステップS105において、eNB10−1内の制御部102は、PRACHの無線信号に対応するプリアンブルが第1のグループ及び第2のグループの何れに属するかを判定する。
ステップS106において、eNB10−1内の制御部102は、プリアンブルが第1のグループに属する場合には、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上であると判断し、プリアンブルが第2のグループに属する場合には、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満であると判断する。
ステップS107において、eNB10−1内の制御部102は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合、UE40−1に対して、eNB10−2乃至eNB10−4から受信した高干渉RB情報によって示される高干渉RBの割り当てを制限する。一方、eNB10−1内の制御部102は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合、UE40−1に対して、eNB10−2乃至eNB10−4から受信した高干渉RB情報によって示される高干渉RBを優先的に割り当てる。
図9は、無線通信システム1の第2の動作を示すシーケンス図である。図9に示す第2の動作は、上述した第3の処理に対応する。ここでは、距離を例にとって説明しているが、距離に替えて伝搬損失で処理されるようにしてもよい。
ステップS201において、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4は、それぞれUEに対して下り無線信号を送信している。eNB10−1は、これらの下り無線信号を受信する場合がある。
eNB10−1がeNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4からの下り無線信号を受信した場合、ステップS202において、eNB10−1内の制御部102は、eNB10−1と、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離を算出する。
ステップS203において、eNB10−1内の制御部102は、eNB10−1と、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離に基づいて、隣接eNBを判定する。ここでは、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4が隣接eNBと判定されるものとする。
ステップS204において、eNB10−1内の制御部102は、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4毎に、当該eNBとeNB10−1との距離が長いほど、当該eNBに対応する干渉電力閾値が大きくなるように、干渉電力閾値を調整する。
ステップS205において、eNB10−1内の制御部102は、調整後の干渉電力閾値の情報を、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4へ送信する。eNB10−2内の制御部102、eNB10−3内の制御部102及びeNB10−4内の制御部102は、調整後の干渉電力閾値の情報を受信する。
ステップS206において、eNB10−2内の制御部102、eNB10−3内の制御部102及びeNB10−4内の制御部102は、干渉電力閾値を、調整後の干渉電力閾値に変更する。
(4)作用・効果
本発明の実施形態に係る無線通信システム1では、eNB10−1は、eNB10−2乃至eNB10−4からの高干渉RB情報を受信するとともに、UE40−1の送信電力値を取得する。更に、eNB10−1は、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値以上である場合には、UE40−1に対する高干渉RBの割り当てを制限し、UE40−1の送信電力値が送信電力閾値未満である場合には、UE40−1に対して高干渉RBを優先的に割り当てる。従って、eNB10−1は、eNB10−2乃至eNB10−4が受ける干渉と、UE40−1の送信電力値とを考慮して、eNB10−2乃至eNB10−4が受ける干渉が減少するように、UE40−1に対してRBを割り当てることができる。
また、eNB10−1は、干渉電力閾値以上の干渉を受けているRB(高干渉RB)が存在する場合、高干渉RB情報を、eNB10−2乃至eNB10−4へ送信する。従って、eNB10−2乃至eNB10−4は、eNB10−1が受ける干渉が減少するように、UEに対してRBを割り当てることができる。
また、eNB10−1は、下り無線信号の送信元であって隣接eNBであるeNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離を算出する。更に、eNB10−1は、eNB10−1と隣接eNBとの距離が長いほど、当該隣接eNBに対応する干渉電力閾値が大きくなるように、当該干渉電力閾値を調整する。これにより、隣接eNBがeNB10−1から遠方に存在する場合、換言すれば、隣接eNBが、eNB10−1から遠方に存在する場合、換言すれば、隣接eNBにおける干渉の原因がeNB10−1とUE40−1との通信によるものである可能性が低い場合には、干渉電力閾値が調整される。このため、隣接eNBが、高い干渉であるとみなす可能性を低くし、eNB10−1とUE40−1との通信による干渉でないにもかかわらず、隣接eNBが、eNB10−1に対して、高干渉RB情報を送信してしまうことが防止される。すなわち、eNB10−1が、隣接eNBにおける干渉を過剰に考慮してRBを割り当てることを防止でき、eNB間の干渉を適切に低減させたRBの割り当てが可能となる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、eNB10−1が、干渉電力閾値の調整の処理(第3の処理)を行うようにした。しかし、上位ノード20が、干渉電力閾値の調整の処理を行うようにしてもよい。
図10は、干渉電力閾値の調整の処理を行う上位ノード20の構成を示す図である。図10に示す上位ノード20は、制御部202、記憶部203、I/F部204を含む。
制御部202は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、上位ノード20が具備する各種機能を制御する。記憶部203は、例えばメモリによって構成され、eNB10−1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。I/F部204は、バックホール30に接続されている。
制御部202は、eNB干渉電力閾値調整部264、干渉電力閾値変更要求情報送信処理部266を含む。上位ノード20が、eNB10−1に代わって、eNB10−2乃至eNB10−4において用いられる干渉電力閾値を調整する場合には、以下の処理が行われる。
eNB干渉電力閾値調整部264は、既知であるeNB10−1の位置、eNB10−2の位置、eNB10−3の位置及びeNB10−4の位置に基づいて、eNB10−1と、受信した下り無線信号の送信元であるeNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離を算出する。
eNB干渉電力閾値調整部264は、eNB10−1に対応する隣接eNB範囲を、予め設定する。隣接eNB範囲は、eNB10−1を中心とする所定範囲の領域であり、eNB10−1からの距離を示す。
次に、eNB干渉電力閾値調整部264は、eNB10−1と、eNB10−2、eNB10−3及びeNB10−4との距離と、隣接eNB範囲を示す距離とを比較する。更に、eNB干渉電力閾値調整部264は、eNB10−1とeNB10−2との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−2を隣接eNBと判定する。同様に、eNB干渉電力閾値調整部264は、eNB10−1とeNB10−3との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−3を隣接eNBと判定し、eNB10−1とeNB10−4との距離が、隣接eNB範囲を示す距離以下である場合には、eNB10−4を隣接eNBと判定する。
次に、eNB干渉電力閾値調整部264は、記憶部203に予め記憶されている干渉電力閾値を読み出す。次に、干渉電力閾値変更要求情報送信処理部266は、隣接eNB毎に、干渉電力閾値を調整する。具体的には、eNB干渉電力閾値調整部264は、eNB10−1と隣接eNBとの距離が長いほど、当該隣接eNBに対応する干渉電力閾値が大きくなるように、当該干渉電力閾値を調整する。
干渉電力閾値変更要求情報送信処理部266は、調整後の干渉電力閾値の情報を、I/F部104及びバックホール30に確立されたS1インタフェースを介して、隣接eNBへ送信する。
また、上述した実施形態では、eNB10−1や上位ノード20は、eNB10−1とeNB10−2乃至eNB10−4との距離に基づいて、干渉電力閾値を調整した。
しかし、eNB10−1や上位ノード20は、eNB10−1の送信電力を示す指標に基づいて、干渉電力閾値を調整してもよい。例えば、eNB10−1や上位ノード20は、eNB10−1の送信電力が小さいほど、隣接eNBに対応する干渉電力閾値を大きくするようにしてもよい。あるいは、eNB10−1や上位ノード20は、eNB10−1から隣接eNBまでの間の伝搬損失が大きいほど、当該隣接eNBに対応する干渉電力閾値を小さくするようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、eNB10−1は、隣接eNB毎に、干渉電力閾値を調整した。しかし、eNB10−1は、隣接eNBのうち、eNB10−1から最も遠いeNBとの距離に基づいて、干渉電力閾値を調整し、1つの調整後の干渉電力閾値の情報を、全ての隣接eNBへ送信するようにしてもよい。また、eNB10−1は、隣接eNBを、eNB10−1からの距離に応じて、複数のグループに分け、各グループ毎に、干渉電力閾値を調整してもよい。
また、上述した実施形態では、無線通信システム1は、LTE技術を採用したが、他の無線通信技術を用いた無線通信システムにおいても、同様に本発明を適用できる。 このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2010−252346号(2010年11月10日出願)及び日本国特許出願第2010−252348号(2010年11月10日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、無線基地局間の干渉を適切に低減させた周波数リソースの割り当てが可能となる。

Claims (20)

  1. 複数の無線基地局により構成され、前記無線基地局に接続される無線端末に対して周波数リソースを割り当て可能な無線通信システムであって、
    第1の無線基地局は、
    前記第1の無線基地局において電力が所定の閾値を超えた周波数リソースである高干渉周波数リソースの情報を送信する送信部を備え、
    第2の無線基地局は、
    前記第1の無線基地局からの前記高干渉周波数リソースの情報を受信する受信部と、
    無線端末の送信電力値を取得する取得部と、
    前記受信部により受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する制御部と
    を備える無線通信システム。
  2. 他の無線基地局とともに無線通信システムを構成する無線基地局であって、
    前記他の無線基地局からの高干渉周波数リソースの情報を受信する第1の受信部と、
    前記高干渉周波数リソースの情報は、前記他の無線基地局において電力が干渉電力閾値を超えた周波数リソースの情報であり、
    無線端末の送信電力値を取得する取得部と、
    前記第1の受信部により受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する制御部と
    を備える無線基地局。
  3. 前記制御部は、前記送信電力値が送信電力閾値以上である無線端末に対して、前記高干渉周波数リソースへの割り当てを制限し、前記送信電力値が送信電力閾値未満である無線端末に対して、前記高干渉周波数リソースを優先的に割り当てる請求項2に記載の無線基地局。
  4. ランダムアクセスチャネルのプリアンブルが第1のグループと第2のグループとに分けられており、前記第1のグループに属するプリアンブルは前記送信電力値が送信電力閾値以上である場合に無線端末によって用いられ、前記第2のグループに属するプリアンブルは前記送信電力値が送信電力閾値未満である場合に無線端末によって用いられ、
    前記取得部は、前記無線端末から受信したプリアンブルが、前記第1のグループに属する場合には、前記送信電力値が送信電力閾値以上であると判断し、前記無線端末から受信したプリアンブルが、前記第2のグループに属する場合には、前記送信電力値が送信電力閾値未満であると判断する請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、前記無線端末との通信中に、前記高干渉周波数リソースの情報の変化と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値の変化とに応じて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御する請求項2に記載の無線基地局。
  6. 前記干渉電力閾値の変更を要求する情報を前記他の無線基地局へ送信する第1の送信部を備える請求項2に記載の無線基地局。
  7. 自無線基地局において干渉電力が前記干渉電力閾値以上である周波数リソースである高干渉周波数リソースの情報を前記他の無線基地局へ送信する第2の送信部を備える請求項2に記載の無線基地局。
  8. 前記他の無線基地局からの前記干渉電力閾値の変更を要求する情報を受信する第2の受信部と、
    前記第2の受信部により受信された前記干渉電力閾値の変更を要求する情報に応じて、前記干渉電力閾値を調整する第1の調整部とを備える請求項2に記載の無線基地局。
  9. 他の無線基地局が新たに追加された場合に、前記干渉電力閾値を大きくする第2の調整部を備える請求項2に記載の無線基地局。
  10. 他の無線基地局とともに無線通信システムを構成する無線基地局における通信制御方法であって、
    前記他の無線基地局からの高干渉周波数リソースの情報を受信するステップと、
    前記高干渉周波数リソースの情報は、前記他の無線基地局において電力が所定の閾値以上の周波数リソースの情報であり、
    無線端末の送信電力値を取得するステップと、
    受信された前記高干渉周波数リソースの情報と、前記取得部により取得された前記無線端末の送信電力値に基づいて、前記無線端末に対する周波数リソースの割り当てを制御するステップと を備える通信制御方法。
  11. 第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置であって、
    前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との位置関係に応じて調整する調整部を備えるネットワーク装置。
  12. 前記調整部は、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との間の距離が長いほど、前記所定の閾値を大きくする請求項11に記載のネットワーク装置。
  13. 第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置であって、
    前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第2の無線基地局の送信電力を示す指標に応じて調整する調整部を備えるネットワーク装置。
  14. 前記調整部は、前記指標によって示される前記第2の無線基地局の送信電力が小さいほど、前記所定の閾値を大きくする請求項13に記載のネットワーク装置。
  15. 前記調整部は、前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記第1の無線基地局毎に、前記所定の閾値を調整する請求項11又は13に記載のネットワーク装置。
  16. 前記調整部は、前記第1の無線基地局が新たに追加された場合に、前記所定の閾値を小さくする請求項11又は13に記載のネットワーク装置。
  17. 前記調整部は、前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記第2の無線基地局から最も遠い前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との距離に応じて、前記所定の閾値を調整する請求項11に記載のネットワーク装置。
  18. 前記第1の無線基地局が複数である場合に、前記各第1の無線基地局は、前記第2の無線基地局との距離に応じて複数のグループに分けられ、
    前記調整部は、前記グループ毎に、前記所定の閾値を調整する請求項11に記載のネットワーク装置。
  19. 第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置における通信制御方法であって、
    前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第1の無線基地局と前記第2の無線基地局との位置関係に応じて調整するステップを備える通信制御方法。
  20. 第1の無線基地局と第2の無線基地局とを含む無線通信システムにおいて構成されるネットワーク装置における通信制御方法であって、 前記第1の無線基地局において、無線端末に割り当てている上り方向の周波数リソースが干渉の高い周波数リソースであるか否かを判定する際に、前記周波数リソースにおける電力と比較される所定の閾値を、前記第2の無線基地局の送信電力を示す指標に応じて調整するステップを備える通信制御方法。
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