JPWO2012017687A1 - 映像再生装置 - Google Patents

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忠義 奥田
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尋紀 稲垣
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    • H04N13/356Image reproducers having separate monoscopic and stereoscopic modes

Abstract

入力されるストリームデータをデコードしてコンテンツ映像を生成するデコーダ部と、コンテンツ映像に重畳するための重畳映像を作成する作成部と、重畳映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する合成部と、出力映像を出力する出力部と、作成部および合成部を制御する制御部と、を有し、制御部は、ストリームデータに基づいてコンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかを判断し、合成部は、当該判断に基づいて、コンテンツ映像が2D映像である場合には、第1の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳し、コンテンツ映像が3D映像である場合には、第1の様式と異なる第2の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳する、映像再生装置。

Description

技術分野は、映像再生装置に関し、特に、立体視可能な映像(立体映像)を再生可能な映像再生装置に関する。
近年、立体映像(3D映像)を表示可能な表示装置(3Dテレビ等)に関連した技術開発が急速に進展している。その背景としては、映画館での3D映画のヒットや、一部の放送局がBS(Broadcasting Satellite)デジタル放送やCS(Communications Satellite)デジタル放送において3D放送を開始したことが挙げられる。表示装置である3Dテレビや、表示装置に3D映像を送出する映像再生装置については、各メーカからすでに商品化されているものもあり、一般家庭における3D映像の視聴環境は整いつつある。
3D映像を観察する方法には、大別して2種類の方法がある。
1つは、観察者が裸眼で、表示装置が映し出す3D映像を観察する方法である。この方法の例としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているような、パララックスバリア方式やレンティキュラ方式が挙げられる。
もう1つは、観察者が専用メガネをかけて、表示装置が映し出す3D映像を観察する方法である。この方法の例としては、例えば、特許文献3に開示されるように、テレビに特殊なフィルムを貼り付けるとともに観察者が偏向メガネをかけて3D映像を観察する方法や、特許文献4や特許文献5に開示されるように、観察者が液晶シャッターメガネをかけて3D映像を観察する方法が挙げられる。
いずれの方法においても、3D映像は、観察者の左目に提示される映像(左目映像)と右目に提示される映像(右目映像)を含んで構成され、ソース機器からシンク機器(表示装置)へ入力される。
次に、映像再生装置等のソース機器が3D映像を表示装置へ入力する方法について概説する。表示装置へ3D映像を入力する方法には、大別して2種類の方法がある。
1つは、3D映像の左目映像と右目映像とを含んだ1フレーム映像を表示装置へ入力する方法である。
もう1つは、左目映像のフレームと右目映像のフレームとを、時間的に交互に表示装置へ入力する方法である。
前者の方法の代表例としては、トップ・アンド・ボトム方式がある。このトップ・アンド・ボトム方式では、例えば、3D映像が1920×1080の画素数を有するような場合、左目映像および右目映像それぞれの垂直方向の画素数を半分に減らして1920×540画素の左目映像および右目映像を生成し、一方の下端と他方の上端においてそれらを結合して1920×1080の1フレームの映像を構成し、そのようにして構成された1フレームの映像を表示装置へ入力する。他にもサイド・バイ・サイド方式と呼ばれる方式があり、この場合、例えば、左目映像および右目映像それぞれの水平方向の画素数を半分に減らして960×1080画素の左目映像および右目映像を生成し、一方の右端と他方の左端においてそれらを結合して1920×1080の1フレームの映像を構成し、そのようにして構成された1フレームの映像を表示装置へ入力する。
先に紹介したBS/CSデジタル放送での3D放送などは、サイド・バイ・サイド方式で実施される。また、光ディスク(DVD、Blu−rayディスク等)やメモリーカードといった記録メディアに記録され流通されるコンテンツや、インターネット等のネットワークを介して配信されるコンテンツにも、サイド・バイ・サイド方式で3D映像が記録された3Dコンテンツが存在する。
トップ・アンド・ボトム方式やサイド・バイ・サイド方式といった方式に従って3D映像信号が表示装置へ入力されると、表示装置は、ユーザの指示により、または、3D映像信号と併せて入力される信号により、映像の1フレームを上下または左右に分割し、適切なスケーリングを行って左目映像および右目映像を生成し、3D映像表示を行う。
観察者は、表示装置に映し出される左目映像および右目映像を、左目または右目で観察することにより、左目映像および右目映像に含まれる視差に応じた奥行き感を感じ取ることができる。
特開平9−43540号公報 特開平9−318911号公報 特許第3796414号公報 特開平6−254046号公報 特開平7−336729号公報 特開2006−352876号公報 国際公開2010/032399号パンフレット 特開平10−093880号公報 特開2010−268048号公報 特開2010−288234号公報
映像再生装置は、チューナ、光ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、メモリーカードといった映像ソースから提供されるデータに基づいて映像(コンテンツ映像)を生成して表示装置へ送出するのみならず、当該コンテンツ映像に別の映像(重畳映像)を重畳することにより映像に付加的な情報を付与して表示装置へ送出することもできる。例えば、重畳映像とは、放送波、光ディスクといった記録媒体等から供されるデータに基づく字幕やグラフィクス、映像再生装置等の各種装置の操作画面や装置の状態を示すオン・スクリーン・ディスプレイ(On-Screen Display, OSD)に関する映像である。
図8Aは、映像再生装置が、サイド・バイ・サイド方式の(左目映像の領域L’および右目映像の領域R’を含んだ)3D映像であるコンテンツ映像に重畳映像(OSD100およびOSD200)を重畳する場合に、表示装置へ出力される映像を示す例図である。従来の映像再生装置は、重畳映像を重畳する映像(コンテンツ映像)がサイド・バイ・サイド方式(以下、「SBS方式」とも表記する。)の3D映像であっても、通常の映像(非3D映像)に重畳映像を重畳するのと同様にして、重畳映像の重畳を行う。
そのため、重畳映像が重畳されたSBS方式の3D映像を表示装置において3D表示した場合、図8Bに示すように、OSD100およびOSD200の形状や表示位置が、通常映像の2D表示の場合とは異なって表示される。図8Bの例では、OSD100は、自身の別の部分やOSD200と重複して表示されてしまい、視認性が著しく損なわれている。OSD200についても同様である。
このように、従来の映像再生装置においては、コンテンツ映像(重畳映像が重畳される映像)がSBS方式(または、トップ・アンド・ボトム方式)といった3D映像であるときに、重畳映像の視認性が低下することがあった。
上記を鑑み、本実施の形態は、重畳映像の視認性の低下を抑制することができる映像再生装置を提供する。
その一態様は、入力されるストリームデータをデコードしてコンテンツ映像を生成するデコーダ部と、コンテンツ映像に重畳するための重畳映像を作成する作成部と、重畳映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する合成部と、出力映像を出力する出力部と、作成部および合成部を制御する制御部と、を有し、制御部は、ストリームデータに基づいてコンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかを判断し、合成部は、当該判断に基づいて、コンテンツ映像が2D映像である場合には、第1の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳し、コンテンツ映像が3D映像である場合には、第1の様式と異なる第2の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳する、映像再生装置である。
本実施の形態による映像再生装置は、コンテンツ映像が2D映像である場合には、第1の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳し、コンテンツ映像が3D映像である場合には、第1の様式と異なる第2の様式で重畳映像をコンテンツ映像に重畳する。そうすることで、表示装置において3D表示された場合における重畳映像の視認性の低下を抑制する。
実施の形態による映像再生装置を含んで構成される映像再生表示システムの構成図 実施の形態による映像再生装置の構成を示すブロック図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート OSD映像の重畳様式、VSIフラグの重畳/非重畳を、諸条件で場合分けして示す図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート 実施の形態による映像再生装置を含んで構成される映像再生表示システムの構成図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート サイド・バイ・サイド方式の3D映像にOSDを重畳して生成される映像の例図 図8Aに示す映像を表示装置において3D表示した場合に表示される映像例を示す図
以下、実施の形態について、詳細に説明する。
本実施の形態による映像再生装置は、映像に対し別映像を重畳して出力映像を生成する際、出力映像が表示装置により3D表示されたときに当該別映像も正しく表示されるように、出力映像を生成する。
映像は、放送波、光ディスクといった記録媒体等(映像ソース)に含まれるデータに基づいて生成される映像であり、通常の映像(非3D映像)ならびにサイド・バイ・サイド方式およびトップ・アンド・ボトム方式等の3D映像を含む。以下では、別映像が重畳される映像を、「コンテンツ映像」(content image, content picture)と称する。また、以下では、3D映像であるコンテンツ映像(「3Dコンテンツ映像」)の例として、サイド・バイ・サイド方式(SBS方式)で構成された3D映像を挙げるが、3Dコンテンツ映像は、SBS方式で構成される3D映像に限定されず、トップ・アンド・ボトム方式等、別の方式で構成される3D映像を含む。
別映像は、放送波、光ディスクといった記録媒体等(映像ソース)に含まれるデータに基づいて構成される字幕やグラフィクス、映像再生装置等の各種装置の操作画面や装置の状態を示すオン・スクリーン・ディスプレイ(On-Screen Display, OSD)に関する映像を含む。以下では、コンテンツ映像に重畳される映像を、「重畳映像」と称する。また、字幕やグラフィクスは、映像ソース中に映像データとして含まれる情報にもとづいて生成されてもよいし、映像再生装置が、映像ソース中に含まれる文字情報や図形描画情報にもとづいて、内蔵するフォント・データや、描画機能によって生成してもよい。OSDは、映像再生装置が内蔵するアイコン映像のデータ、フォント・データ、描画機能によって生成されればよい。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1による映像再生装置1を含んで構成される3D映像再生表示システムの構成図である。当該システムは、専用メガネを使用して3D映像表示を行うタイプの3D映像再生表示システムである。ただし、本実施の形態による映像再生装置1は、当該方式と異なる方式で3D映像表示を行うタイプの3D映像再生表示システムにも適用可能である。
再生装置1は、2D放送(非3D放送)や3D放送(SBS方式等)(以下、「放送」と総称することがある。)を受信し、伝送路4を介して2D映像や3D映像を映像再生装置2へ出力することができる。伝送路4は、例えば、HDMI規格に準拠した伝送路である。また、再生装置1は、放送を録画して再生する機能を有してもよい。
なお、再生装置1は、3D放送を受信あるいは再生して、3D映像を表示装置2へ出力する場合、表示装置2に対し、出力映像が3D映像である旨を通知する機能を有する。また、表示装置2は、再生装置1からの上記通知を受信することができ、上記通知に基づいて映像表示モードを2D表示モードと3D表示モードの間で自動的に切り替える機能を有する。なお、再生装置1が表示装置2に対し出力映像が2D映像であるか3D映像であるかを通知するための方法の詳細については、後で説明する。
メガネ3は、3D映像を観察するためのメガネであり、観察者はこれを装着して表示装置2に映し出される3D映像を観察することにより、映像の奥行き感を知覚することが可能になる。メガネ3は、例えば液晶シャッター方式の3Dメガネである。この場合、表示装置2は、左目映像および右目映像の表示のタイミングに同期するように、メガネ3のシャッターを開閉制御する。当該制御には、無線伝送路5が用いられる。これにより、観察者の左目には、左目映像のみが提示され、逆に右目には右目映像のみが提示される。なお、表示装置2、および、メガネ3による3D映像提示方式には、先に紹介したさまざまな方式を採用することが可能である。
図2は、本実施の形態による再生装置1の構成を示すブロック図である。再生装置1は、放送波を受信するアンテナ13から電気信号を入力するチューナ12、光ディスク15(書き込み可能DVD、書き込み可能Blu−rayディスク等)に放送を記録する光ディスクドライブ14等を含んだ映像ソース部11と、映像ソース部11から出力されるストリーム信号を入力しストリーム信号を復号してコンテンツ映像の信号出力するデコーダ部16と、コンテンツ映像にオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)の映像(重畳映像)を重畳して出力映像を生成し、その信号をHDMI出力部18へ出力するOSD合成部(重畳映像合成部)17と、出力映像の信号を表示装置2等へ出力するHDMI出力部18と、コンテンツ映像に重畳するOSD映像(重畳映像)を作成するOSD作成部(重畳映像作成部)20と、図示しないリモコンからの信号を受信するリモコン信号受信部21と、再生装置1を制御する中央処理装置(CPU)19と、を有する。
なお、光ディスクドライブ14は、読み出し専用のDVDやBlu−rayディスクに記録された2D/3Dコンテンツを読み出すことも可能である。
なお、映像ソース部11は、チューナ12、光ディスクドライブ14のほか、ハードディスクドライブ、半導体メモリ、不揮発性メモリ等を含んでよい。
なお、デコーダ部16は、ストリーム信号から字幕やグラフィクスの情報を取得して出力することも可能である。
なお、OSD合成部17は、字幕やグラフィクスの映像をコンテンツ映像に重畳することも可能である。この場合、OSD作成部20は、字幕やグラフィクスの映像を作成することができる。
チューナ12は、放送波を入力し、放送波に基づいてトランスポートストリーム信号を生成してデコーダ部16へ出力する。
ここで、放送波には、映像再生装置1が放送内容(2D放送、SBS方式の3D放送、トップ・アンド・ボトム方式の3D放送)を識別可能とするフラグ情報(以下「放送フラグ情報」と称す)が、放送信号に重畳されているものとする。具体的には、放送フラグ情報は、例えば、トランスポートストリームのPMT(program map table)や映像信号に重畳されてよい。後者の場合、放送フラグ情報は、映像がMPEG2方式で圧縮されている場合には、picture headerの picture header extension 領域にあるuser data領域等に格納すればよく、また、映像がH.264方式で圧縮されている場合には、SEI(Frame packing arrangement SEI)に格納すればよい。
デコーダ部16では、映像ソース部11からの入力に基づいて、コンテンツ映像の信号、音声信号等を出力する(以下、「デコード」と称す)。
一方、予め光ディスク15に録画しておいた放送を再生する場合には、デコーダ16は、光ディスク15から読み取られた信号をデコードする。なお、放送を録画する場合には、デコーダ部16は、チューナ12から入力されたトランスポートストリーム信号をパーシャル化し、光ディスクドライブ14へ出力する。あるいは、デコーダ部16は、チューナ12からのトランスポートストリーム信号を一旦デコードし、(図示しない)エンコーダが再度圧縮してから光ディスクドライブ14へ出力してもよい。なお、その際、放送が2D放送か、SBS方式の3D放送か、トップ・アンド・ボトム方式の3D放送かを識別可能とする放送フラグ情報については、先ず、デコーダ部16が放送波から放送フラグ情報を検出し、その検出結果に応じて、(図示しない)エンコーダが、再圧縮の再に、放送フラグ情報を圧縮データ中に挿入する。そのとき、圧縮データ中に挿入させる放送フラグ情報は、例えばMPEG2方式で圧縮する場合には、例えば、picture headerのextensionのuser dataに格納すればよい。また、H.264方式で圧縮する場合には、放送フラグ情報は、Frame packing arrangement SEIに格納すればよい。
なお、録画の際、デコーダ部16においてチューナ部12から入力された信号中から放送フラグ情報が検出され、かつ、その検出結果が2D放送であった場合には、(図示しない)エンコーダによる再圧縮のときに、2D放送であることを示す放送フラグ情報を圧縮データへ挿入してもよいし、放送フラグ情報を挿入しなくてもよい。2D放送であることを示す放送フラグ情報については再圧縮時に圧縮データへ挿入しないことにより、既存の再生装置との互換性を完全に確保することができる。例えば、3D放送の録画に対応していない既存のMPEG2方式の再生装置において、当該再生装置のデコーダが、定義されていない放送フラグ情報のuser dataを誤って解釈して再生動作に影響を与えてしまうといった問題を回避することができる。
このように、デコーダ部16は、デコード処理以外にも、入力したトランスポートストリームを解析して放送フラグ情報にもとづいて放送(コンテンツ)が2D放送か(2Dコンテンツか)、または、3D放送か(3Dコンテンツか)を判別することができる。さらに、デコーダ部16は、放送(コンテンツ)が3D放送(3Dコンテンツ)の場合、SBS方式かトップ・アンド・ボトム方式かを検出することもできる。デコーダ部16は、放送フラグ情報に基づく検出結果を、CPU19へ通知する。CPU19は、当該通知に基づいて、OSD作成部20やOSD合成部17に対し、コンテンツ映像のタイプが、2D映像か、SBS方式の3D映像か、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像か、等を通知する。
OSD作成部20は、CPU19からの通知(指示)に基づいて、装置の操作画面の映像(すなわちOSDの映像)のデータを作成する。
OSD合成部17は、デコーダ部16がデコードして出力した映像(コンテンツ映像)に、OSD作成部20が作成したOSDの映像(重畳映像)を重畳することにより出力映像を生成し、生成した出力映像をHDMI出力部18へ出力する。OSD合成部17は、CPU19の指示に基づいて、OSDの映像をコンテンツ映像に、通常様式、SBS様式、または、トップ・アンド・ボトム様式で、合成する。ここで、通常様式とは、コンテンツ映像が2D映像である場合に適した(OSDが正しく表示される)合成様式であり、SBS様式とは、コンテンツ映像がSBS方式3D映像であって、表示装置2が当該映像を3D表示した場合にOSDが正しく(所期の形状、大きさで、所期の位置に)表示される合成様式であり、トップ・アンド・ボトム様式とは、コンテンツ映像がトップ・アンド・ボトム方式3D映像であって、表示装置2が当該映像を3D表示した場合にOSDが正しく(所期の形状、大きさで、所期の位置に)表示される合成様式である。なお、OSD合成部17は、音声信号については一切の処理を行わずにそのまま出力してよい。
具体的には、OSD合成部17は、SBS様式においては、各OSD映像を、コンテンツ映像の左目映像の領域と、右目映像の領域とに、それぞれ、合成する。このとき、各OSD映像は、左目映像の領域および右目映像の領域の各領域に収まる大きさで、合成される。また、各OSD映像が合成される位置は、左目映像の領域および右目映像の領域の互いに対応する位置である。この場合、表示装置2の3D表示におけるOSDの奥行き感は、表示面と一致する。また、表示装置2において3D表示された場合にOSDが所定の奥行き感(飛び出し感)をもって知覚されるように、合成位置を、領域間で完全に対応する位置からずらしてもよい。さらに、各OSD映像の形状を、通常様式に較べて縦長に(例えば、水平方向の長さを通常様式のそれの1/2にして)変化させてもよい。当該形状の変更は、OSD作成部20により行われてもよい。また、重畳映像が、コンテンツの字幕等の場合、通常様式で用いる字幕フォントに較べて縦長のフォント(例えば、水平方向の長さを通常様式のそれの1/2のフォント)を用いてもよい。また、フォントの選択は、OSD作成部20により行われてもよい。重畳映像が、コンテンツのグラフィクスである場合も同様にグラフィクスの形状を変化させてもよい。
HDMI出力部18は、OSD合成部17より入力された出力映像の信号と音声信号を表示装置2へ出力する。HDMI出力部18は、デコーダ部16が検出した放送フラグ情報にもとづいて、コンテンツ映像が、2D映像か、SBS方式の3D映像か、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像か、を通知するためのフラグ情報を、出力信号(HDMI信号)に重畳して出力することができる。具体的には、HDMI出力部18は、HDMI信号に含まれるVSI(Vender Specific InfoFrame)に、コンテンツ映像が上記のいずれのタイプの映像であるかの情報を、フラグ形式で記録する。(以降、このフラグを「VSIフラグ」と称する。)これにより、表示装置2は、VSIフラグを検出することにより、VSIフラグの内容に応じて表示方式を2D表示とするか、SBS方式にもとづく3D表示とするか、トップ・アンド・ボトム方式にもとづく3D表示とするか、を自動的に切り替える。なお、映像再生装置1のCPU19は、表示装置2が3D表示対応か否か、あるいはVSIに対応しているか否か、について、表示装置2のHDMI能力のステータスを読み取ることで判別することが可能である。具体的には、CPU19は、HDMI出力部18を介して入力される再生装置2のHDMIのバージョンおよび3D対応情報を読み取ることにより、表示装置2が3D表示対応か否か、あるいはVSIに対応しているか否か、について、判別する。
リモコン信号受信部21は、(図示しない)リモコンからの信号を受信し、CPU198へ通知する。
CPU19は、以上説明した各構成要素を含んだ装置全体を制御する。また、CPU19は、リモコン信号受信部21にて受信したリモコン信号に基づいて、ユーザ(観察者)の再生装置1に対する操作内容を取得して、動作することができる。
以上のように構成した本実施の形態において、実際のユースケースに対応して、放送フラグ情報の検出から、OSDの重畳や、VSIフラグの重畳を行ってHDMI信号を出力するまでの処理を、図3、図4を参照して具体的に説明する。
なお、以下では、SBS方式の3D放送(SBS方式の3D映像)について説明しているが、トップ・アンド・ボトム方式でも同様に実施可能である。また、以下の説明では、再生装置1のCPU19は、表示装置2が、VSI対応の3D表示装置である場合(R1)と、VSI非対応の表示装置である場合(R2)とで、コンテンツ映像にOSDを重畳する際の重畳様式と、HDMI信号へのVSIフラグの重畳/非重畳を可変的に制御する。ここで、VSI対応の3D表示装置とは、例えば、HDMIのバージョン1.4aの3Dに対応した表示装置である。VSI非対応の表示装置とは、例えば、HDMIのバージョン1.4a未満(1.4以下)の3D表示装置、HDMIのバージョン1.4以上であるが3D非対応の表示装置、HDMIのバージョン1.3以下にのみ対応した表示装置である。ここで、HDMI1.4a以上とは、HDMI1.4aやバージョンの数値が1.4より大きいものを示す。
また、再生装置1のCPU19は、放送受信または再生ストリーム中に放送フラグ情報が含まれている場合と、含まれていない場合(2Dを明示する放送フラグ情報が含まれている場合を含む)と、OSDの重畳様式を変更するようにOSD作成部20およびOSD合成部17を制御する。また、本実施の形態による再生装置1においては、コンテンツ映像が2D映像であるかSBS方式の3D映像であるかを検知して自動的にOSDの重畳様式を切り替えることができ、または、ユーザが強制的にOSDの重畳様式を再生装置1に対して設定する(設定を入り(常時SBS様式)にする場合と切り(常時通常様式)にする場合を含む。)ことも可能である。
以下、図3を参照し、処理の流れについて説明する。
再生装置1のCPU19は、OSD設定の設定値が、「オート」か、「入」か、「切」か、であるかを判定する(S1)。OSD設定値が「オート」であれば、処理はステップS2へ進み、OSD設定値が「入」であれば、処理はステップS3へ進み、OSD設定値が「切」であれば、処理はステップS4へ進む。
OSD設定値が「オート」の場合、CPU19は、デコーダ部16と協働して、ストリーム信号(の例えばSEI)に3Dを示す放送フラグ情報があるかどうか、を判断する(S2)。3Dを示す放送フラグ情報が検出されると、処理はステップS3へ進む。3Dを示す放送フラグ情報が検出されなければ、処理はステップS4へ進む。
CPU19は、OSD設定値が「入」の場合、および、OSD設定値が「オート」であって3Dを示す放送フラグ情報が検出された場合、OSD作成部20に対し、SBS様式でOSD映像を作成することを指示し、OSD合成部17に対し、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳することを指示する(S3)。
さらに、CPU19は、HDMI出力部18に接続されている表示装置2が、HDMIVer.1.4aの3Dに対応した3D表示装置であるかどうか、を判定する(S5)。表示装置2が、HDMIVer.1.4aの3Dに対応した3D表示装置である場合、CPU19は、HDMI出力部18に指示して、出力映像がSBS方式の3D映像であることを示すVSIフラグをHDMI信号に挿入させる(S6)。
処理がステップS4へ進んだ場合、つまり、OSD設定値が「切」の場合、および、OSD設定値が「オート」であって3Dを示す放送フラグ情報が検出されなかった場合、CPU19は、OSD作成部20に対し、通常様式でOSD映像を作成することを指示し、OSD合成部17に対し、通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳することを指示する(S4)。
図4は、CPU19によるOSDに関する制御内容を、諸条件で場合分けしてまとめた表である。ここでの諸条件は、
1.表示装置2が、VSI対応の3D表示装置であるか(R1)否(R2)かに関する条件(C1)と、
2.放送受信または再生ストリーム中に放送フラグ情報が含まれているか否か(2Dを明示する放送フラグ情報が含まれている場合を含む)に関する条件(C2)と、
3.設定されたOSD表示設定が、コンテンツ映像が2D映像であるかSBS方式の3D映像であるかを検知して自動的にOSDの重畳様式を切り替える設定(「オート」、C3)か、常時SBS様式(C4)か、常時通常様式(C5)かに関する条件(R0)と、
を含む。
再生装置1に設定可能なOSD表示設定の値(R0)には、「オート」(C3)、「入」(C4)、「切」(C5)がある。「オート」(C3)が設定された場合には、再生装置1は、放送フラグ情報の内容に従ってOSDの重畳様式を自動的に切り換える。このとき、HDMI信号にVSIフラグを挿入するか否かについては、表示装置2が対応するHDMIのバージョン等(C1)に応じて自動的に切り換える。
「入」が設定された場合(C4)には、再生装置1は、放送フラグ情報の有無(C2)やその内容に関わらず、常時、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する。このときも、HDMI信号にVSIフラグを挿入するか否かについては、表示装置2が対応するHDMIのバージョン等(C1)に応じて自動的に切り換える。
「切」が設定された場合(C5)には、再生装置1は、常時、従来の2D放送時と同等の処理を実施する(通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する)。
設定値が「オート」の場合(C3)において、放送フラグ情報が3Dであると検出した場合(C2)には、表示装置2がVSIに対応しているならば(HDMIのバージョン1.4aの3D表示装置ならば)(R1)、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳する。放送フラグ情報が無いかまたは3Dで無いと判断された場合(C2)には、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳しない。
VSIフラグの重畳により、表示装置2の表示モードを、放送の内容が2D放送か3D放送かに応じて自動的に2D表示または3D表示に、再生装置1側で切り替えることが可能になる。また、VSIを重畳する場合は、再生装置1は、OSDをSBS様式で重畳する。これにより表示装置2が3D表示を行っても、OSDの視認性が損なわれることはない。逆にVSIを重畳しない場合は、再生装置1は、OSDを通常様式で重畳する。このとき、表示装置2は、2D表示を行う。そのため、OSDの視認性が損なわれることはない。
次に、「オート」が設定され(C3)ており、表示装置2がVSIに対応していない場合(表示装置2が、HDMIのバージョン1.4以下のみに対応するか、または1.4a以上に対応するが3D非対応の場合)(R2)、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応していないので、HDMI信号にVSIフラグを重畳しない。一方、OSDの重畳様式については、放送フラグ情報が3Dであると検出した場合(C2)は、再生装置1は、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成し出力する。
このときにSBS様式でOSD映像を重畳させる理由は、表示装置2がVSIに対応していないが3D表示可能であることが考えられるためである。
この場合、再生装置1は、表示装置2を自動的に3D表示に切り替えさせることはできないが、ユーザが操作により、表示装置2の設定を変更して3D表示に切りかえることは可能である。再生装置1が、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳しておくことで、ユーザが操作して表示装置2の表示モードを2D表示としても、3D表示としても、OSDの視認性は、充分に保たれる。
また、表示装置2が対応するHDMIのバージョンが1.3以下の場合(R2)、表示装置2は、3Dに対応していないと考えられる。しかしながら、映像再生表示システムの接続形態により、再生装置1が表示装置2の情報を正しく認識していない場合もありうる。例えば、再生装置1と表示装置2とのHDMI接続の間に、AVアンプ等の機器が介在し、該AVアンプのHDMIバージョンが1.3以下であると、再生装置1は、接続された機器が対応するHDMIバージョンを1.3以下であると認識する。このような場合には、表示装置2がHDMIバージョン1.4aつまりVSIに対応していても、VSI時ラグの情報が表示装置2に通知されないことが考えられる。しかしながらOSD映像の重畳様式は、SBS様式に設定されるため、ユーザ操作により表示装置2の表示モードを手動で3D表示に切り換えれば、3D表示も可能である。このような場合であっても、OSDは、充分な視認性が保たれる。表示装置2が、2D表示のみ可能な表示装置であっても、SBS様式で重畳されたOSDの内容は、十分に理解可能だからである。当然のことながら、このような場合には、OSDの重畳様式を通常様式にすることも可能である。
他方、放送フラグ情報が無いかもしくは3Dでないとした場合(C2)は、OSD映像の重畳様式は、は通常様式とする。
次に、「入」が設定されている場合(C4)、再生装置1は、放送フラグ情報や表示装置が対応可能なHDMIのバージョン等に関係なく、OSDの重畳様式をSBS様式として、動作する。
この設定は、放送または再生ストリームに放送フラグ情報が挿入されていないが、しかし、ユーザが映像をみると明らかにSBS方式の3D映像であると判断できる(すなわち3D放送であるが、3Dを示す放送フラグ情報が挿入されていない場合)ときに、強制的に、3D放送として扱うためのOSD表示設定モードである。
このとき、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応している場合(表示装置2がHDMIのバージョン1.4aの3D表示装置である場合)(R1)、VSIフラグをHDMI信号に重畳する。また、OSD映像の重畳は、SBS様式で行われる。
逆に、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応していない場合(HDMIのバージョン1.4以下であるか、または1.4a以上であるが3D非対応の表示装置)(R2)、表示装置2がVSIに対応していないのでVSIフラグをHDMI信号に重畳しない。ただし、OSD映像の重畳は、SBS様式で行われる。
以上のようにすることで、3D放送時に3Dを示す放送フラグ情報が放送波等に重畳されていない場合でも、再生装置1は、ユーザ設定にもとづき、強制的にOSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する。OSD映像の重畳様式は、SBS様式に設定されるため、ユーザ操作により表示装置2の表示モードが手動で3D表示に切り換えられても、OSDの視認性は、充分に保たれる。
最後に、「切」が設定されている場合(C5)、再生装置1は、従来と同様に、OSD映像を通常様式でコンテンツ映像に重畳する。また、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳しない。
以上説明したように実施の形態1によれば、再生装置1は、映像ソースから送られるストリーム信号中のフラグ情報を検出し、表示装置2のHDMIのバージョンや3D表示可否の情報を読み取り、それらに応じてOSD映像の重畳様式や、VSIフラグの重畳/非重畳を切り替える。そうすることにより、表示装置2において、OSDは、常時視認性を高く保って正しく表示される。また、再生装置1は、VSIフラグを用いて、表示装置2の映像表示のモードを自動的に切り換えさせることも可能になる。なお、実施の形態1では、VSIを用いてフラグ情報を重畳し、表示装置2の2D/3D表示を切り替えることを説明したが、これ以外の方法で表示装置2の表示モードを2D/3Dで切り換えてもよい。別の方法としては、CEC(CONSUMER ELECTRONICS CONTROL)やLAN(Local area network)を用いてもよい。
なお、実施の形態1では、VSIフラグをHDMI信号に重畳することにより、表示装置2の映像表示モードを3D表示に切り替えることを説明したが、表示装置2の表示画面の内容(コンテンツ映像の内容)によっては、VSIフラグを重畳せずに、表示装置2の表示モードを2D表示のままにするようにしてもよい。例えば、視聴や再生中に初期設定画面を表示したり、あるいはデータ放送画面に切り換えたり、番組表を表示したり、録画一覧を表示したり、といった場合には、VSIフラグを重畳しなくともよい。つまり、表示装置2の表示面の全面を用いて映像表示を行わない場合には、表示装置2の表示モードを積極的に3D表示に切り換える必要はないので、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳せずに、表示装置2を2D表示のままにする。そのとき表示される画面における重畳映像については、通常様式でコンテンツ映像に重畳されるものとする。
なお、実施の形態1では、再生時に放送フラグ情報を検出し、VSIフラグの重畳/非重畳や、OSD映像の重畳様式を可変的に制御することを説明した。しかしながら、例えば、放送録画時に放送フラグ情報を検出し、その放送フラグ情報を保持し、録画終了後に管理情報として放送フラグ情報を記録してもよい。そうすることで、録画された番組の一覧表示時では、たとえば録画された放送が、3D放送であるか否かを判定し、3Dほうそうである場合には、一覧表示において当該放送が3D放送であることを示すアイコンなどを表示してもよい。そのようにして3Dアイコンが表示されている番組が選択され再生される場合は、再生装置1は、仮に、再生ストリームの先頭に3Dを示す放送フラグ情報が重畳されていない場合であっても、最初からVSIフラグをHDMI信号に重畳し、OSD映像をSBS方式でコンテンツ映像に重畳して出力してもよい。このようにすることで、1つの録画放送(番組)中で2D映像と3D映像とが混在するような場合でも、表示装置2が、その映像表示モードを2D表示と3D表示との間で切り換えることを防ぐことができる。ただし、そのような場合、映像表示において録画放送(番組)中の2D映像の区間の表示がくずれて見苦しい表示となる場合があり得るので、例えば、放送フラグ情報が切り替わるストリーム位置情報をチャプター情報として管理情報の領域に記録しておき、3D再生時は、2D区間になった場合、チャプタースキップを実施し、2D映像の区間をスキップしながら再生してもよい。なお、チャプタースキップは再生機器1が、自動で実施してもよいし、ユーザが任意で手動的に再生装置1に対し実施を指示してもよい。
なお、3Dアイコンを表示した番組と通常の2D番組とを編集で番組同士を結合した場合、上記の録画された番組の一覧表示では、結合され1つになった番組を3D番組として扱ってよい。
(実施の形態2)
つぎに実施の形態2による再生装置の動作について、図5を参照して説明する。実施の形態2による再生装置は、実施の形態1による再生装置1と同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態2による再生装置は、OSD表示設定の設定値が「入」に設定されている場合における動作に特徴を有する。具体的には、実施の形態2による再生装置では、当該「入」設定が有効な期間の終期を、再生装置が自動的に決定する。そうして、再生装置は、決定した終期になると、当該「入」設定を自動的に解除する。
図5は、本再生装置の処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、OSD表示設定の設定値は、「切」であるとする。
本再生装置は、コンテンツ(放送中の番組、録画された番組、光ディスク等記録媒体により流通されるコンテンツ等)の再生を開始する(S11)。このときOSD表示設定は「切」に設定されているから、OSD映像の重畳様式は通常様式であり、VSIフラグの重畳も行われない。
次に、再生装置1は、ユーザが、OSD表示設定を「入」に切り換えたか否かを判定する(S12)。切り換えたと判定した場合(ステップS12における「YES」)には、処理は、ステップS14へ進む。
その場合、再生装置1は、OSD映像の重畳様式をSBS様式に変更してコンテンツ映像への重畳を行う(S14)。表示装置2がVSIに対応している場合(HDMIのバージョン1.4a対応の3D表示装置である場合)、再生装置1は、VSIフラグの重畳を開始する。
再生装置1は、コンテンツコンテンツ(番組)の再生が終了したか否か判定する(S15)。再生装置1が、コンテンツの再生が終了したと判定した場合(ステップS15における「YES」)には、OSD映像の重畳様式をSBS様式から通常様式へ切り換える(S16)。また、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳していた場合には、VSIフラグの重畳を停止する。
このようにして、実施の形態2による再生装置は、1つのコンテンツの再生が完了した時点で、OSD映像のSBS様式による重畳やVSIフラグの重畳を停止する。そうすることで、常時、表示装置がOSD等をSBS様式で重畳してしまうことを防止する。この理由としては、先ず、再生されるあらゆる3Dコンテンツ(番組)が、3Dを示す放送フラグ情報を含まないことは稀であるからである。むしろ、ユーザがOSD表示設定を「入」に設定するのは、そのときに再生しようとする3Dコンテンツ(番組)に対する設定であると考えられる。そのため、コンテンツの再生が完了した時点で、OSD表示設定を「入」から「オート」または「切」に切り換えることで、ユーザの手間を省く効果が期待できる。第2の理由としては、3Dを複数番組を連続して視聴することによる眼精疲労を回避するように観察者を誘導することが挙げられる。なお、コンテンツの単位とは、通常は番組単位で、それは、録画開始から録画終了までの部分を示す。例えば番組表を用いて予約録画が設定される場合には、番組表で表示される1つの番組単位が、1つのコンテンツとなる。もし、つぎのコンテンツも3Dで見たい場合は、ユーザが再び設定値を「入」にする。
なお、実施の形態2でも、3D映像は、SBS方式の3D映像に限定されない。3D映像には、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像も含んでよい。
(実施の形態3)
つぎに実施の形態3による再生装置の動作について、図6を参照して説明する。実施の形態3による再生装置1aは、実施の形態1による再生装置1と実質同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態3による再生装置1aは、表示装置2aとの接続の形態が異なる。再生装置1aと表示装置2aとは、HDMIではなく、LANで接続される。つまり、図6においては、3D映像再生表示システムは、DLNA(Digital Living Network Alliance)に基づいて構成される。また、以下の説明では、重畳映像は、リモートUIに関する映像である。
再生装置1aはDLNAのサーバであり、表示装置2aはDLNAのクライアントもしくはレンダラである。
再生装置1aは記憶部を構成するディスク(ハードディスクまたは光ディスク、フラッシュメモリなど)に記録されているストリームを、LAN4aを介して表示装置2aへ送る。
表示装置2aは、入力されるストリームをデコードし、表示する。
表示装置2aは、ストリーム中にある放送フラグ情報を検出する。検出した放送フラグ情報の内容がSBS方式3D映像を示した場合には、表示装置2aは、映像表示モードを3D表示に切り替える。
このとき、表示装置2aにおいて、ローカルにOSDを生成して表示している場合には、OSD表示も3D表示に適合させるため、左映像と右映像とに各々描画して(つまり、SBS様式等で)出力する。
例えば、再生装置1のメタデータ生成部がメタデータ(XMLやHTMLなど)を生成して、当該メタデータを表示装置2aへ送り、表示装置2aがメタデータに基づいて表示画面(リモートUI等の重畳映像)を生成して表示する場合には、再生装置1aは、自身が出力中のストリームの放送フラグ情報を検出し、検出した放送フラグ情報がSBS方式の3D映像であることを示していると、上記のメタ情報の内容を、SBS様式で生成しなおし、表示装置2aへ再送信する。これにより、再生装置1a側からメタ情報によって送信される表示画面(リモートUI)についても、3D表示において正しく表示され、3Dで見ることが可能になる。
以上のように、実施の形態3では、リモートUIを3D表示する場合、再生装置1aが出力するメタ情報をSBS様式で生成しなおすことで、表示装置2aの3D表示においてもリモートUIを正常に表示させることができる。なお、再生装置1aがメタ情報をSBS様式で再生成する代わりに、表示装置2aが、リモートUIの映像を、SBS様式で再描画して表示してもよい。
なお、実施の形態3でも、3D映像は、SBS方式の3D映像に限定されない。3D映像には、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像も含んでよい。
(実施の形態4)
つぎに実施の形態4による再生装置の動作について、図7を参照して説明する。実施の形態4による再生装置は、実施の形態1による再生装置1と同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態4による再生装置は、接続された表示装置の映像表示モードに基づいて、重畳映像の重畳様式を可変的に制御する。図7は、本実施の形態による再生装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態4による再生装置は、表示装置2がアンテナ等から放送波を直接入力して放送を表示している際に、表示装置2と再生装置1との間でのリンク機能をつかって放送番組の視聴の一時停止(再生装置1による録画およびその追っかけ再生)を行うような場合に、以下のようにして動作する。
視聴の一時停止機能では、表示装置2が放送番組を視聴中に表示装置2に対する操作(再生装置1に対する操作でもよい)により、一時停止の指示を受けると、HDMIのCECを用いて、再生装置1へ当該番組の視聴の一時停止を通知するメッセージが送信される。当該メッセージを受信した再生装置1は、自身のチューナ12を表示装置2が選局している放送局と一致させ、当該放送局から送られる番組の録画を開始する。それと同時に、表示装置2の表示画面には、「一時停止中です」などのメッセージが表示される。このとき、表示装置2は、表示装置2のアンテナ等からの直接入力による表示を、HDMIの入力画面、すなわち再生装置1の出力による表示に切り替える。これにより、表示装置2の表示画面は再生装置1の出力を表示する。
例えば、表示装置2で3D放送を受信中(すなわち放送フラグ情報がSBS方式の3D映像を示す場合)でかつ、この放送を強制的に2D表示している場合、視聴の一時停止操作が実施されることで、表示装置2は、入力を再生装置1の出力に切り替える。再生装置1の出力は、実施の形態1によれば、OSD表示設定が「オート」であれば、再生装置1が受信する放送フラグ情報はSBS方式の3D映像を示しているために、表示装置2がVSIに対応したHDMIのバージョンが1.4a対応である場合に、VSIフラグをHDMI信号に重畳し、SBS様式でOSD映像をSBS方式の3D映像であるコンテンツ映像に重畳して出力してしまう。すると、一時停止を行う直前では表示装置2は2D表示であったのにもかかわらず、一時停止後は3D表示に切り替わってしまう。
そこで、実施の形態4による再生装置は、上記のような映像表示モードの自動的な切り替わりを回避するため、表示装置2は、再生装置1に一時停止を通知する場合に、2D表示中なのか、3D表示中なのかを示す情報もあわせて通知する(CECで通知する)。当該通知にもとづき、再生装置1は、表示装置2から送られた一時停止の通知により、表示装置2の現在の映像表示モードに関する情報を取得し、当該情報にもとづいて、表示装置2へ出力する映像をSBS方式の3D映像とするか、2D映像とするかを決定する。仮に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在2D表示であることを認識すると、一時停止の解除後は、出力映像を2Dで出力する。つまり、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳せず、OSDも通常様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。逆に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在3D表示であることを認識すると、HDMI信号にVSIフラグを重畳し、OSDをSBS様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。
つぎに上記とは逆に、放送フラグ情報が無いかまたは2Dを示す場合に、表示装置2に強制的に3D表示(SBS方式の3D映像として処理して表示)させて番組を視聴している際に一時停止した場合は、実施の形態1によれば、OSD表示設定が「オート」であれば、再生装置1が受信する放送フラグ情報が3Dを示していないために、VSIフラグをHDMI信号に重畳せず、通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力してしまう。すると、一時停止を行う直前では表示装置2は3D表示であったのにもかかわらず、一時停止後は2D表示に切り替わってしまう。
そこで同様に、実施の形態4による再生装置は、上記のような映像表示モードの自動的な切り替わりを回避するため、表示装置2は、再生装置1に一時停止を通知する場合に、2D表示中なのか、3D表示中なのかを示す情報もあわせて通知する(CECで通知する)。当該通知にもとづき、再生装置1は、表示装置2から送られた一時停止の通知により、表示装置2の現在の映像表示モードに関する情報を取得し、当該情報にもとづいて、表示装置2へ出力する映像をSBS方式の3D映像とするか、2D映像とするかを決定する。仮に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在3D表示であることを認識すると、一時停止の解除後は、出力映像を3Dで出力する。つまり、再生装置1は、(表示装置2がVSI対応の場合に)HDMI信号にVSIフラグを重畳し、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。よって本実施の形態では、一時停止の前後における表示装置2の映像表示モードの自動的な切り替わりを回避することができる。
図7を参照し、本実施の形態による再生装置1によるOSD映像の重畳様式の制御について整理する。
再生装置1は、一時停止が解除されると、コンテンツ(録画された放送)の再生を開始する(S21)。
再生装置1は、一時停止の通知と併せて表示装置2が3D表示中か2D表示中かを示す情報を受け取ったか否かを判断する(S22)。
再生装置1は、3D表示中か2D表示中かを示す情報を受け取った場合、3D表示中か否かを判断する(S23)。
表示装置2が3D表示中であれば、再生装置1は、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して出力する(S24)。
表示装置2が2D表示中であれば、再生装置1は、OSD映像を通常様式でコンテンツ映像に重畳して出力する(S25)。
以上、実施の形態4で説明したように、表示装置2が再生装置1に対して一時停止機能を実施する場合は、同時に表示装置2の映像表示モードが2D表示であるか、またはSBS方式の3D表示であるかも通知することで、一時停止前と一時停止後での表示状態を同じにすることができ、違和感無く視聴することができる。なお、実施の形態4ではSBS方式の3Dについて説明したが、これに限らず例えば、トップ・アンド・ボトム方式の3Dであってもよい。
また、本実施の形態において、表示装置2に対する操作で再生装置1を操作するための操作画面を出す機能がある(いわゆる表示装置2のリモコンによるリンク機能)が、これにも利用可能である。この機能は表示装置2のリモコンで、再生装置1の操作画面を出すためのボタン(例えばリンクボタン)を押すと、このボタンが押されたことを示す情報がHDMIのCEC経由で再生装置1に送信され、再生装置1が、操作画面を出力する仕組みになっている。
前記操作画面の操作は、表示装置2のリモコンの特定のボタン(例えばカーソルボタンなど)が押されたという情報を逐次CEC経由で再生装置1へ送信することで実現でき、表示装置2のリモコンを使って、再生装置1を実質的に操作できる。
このとき、例えば、再生装置1の出力を、表示装置2に対する操作によりSBS方式の3D映像として表示させている場合、表示装置2のリモコンのリンクボタンを押した場合は、従来は、再生装置1は、表示装置2が3D表示を行っていることを認識できなかったため、操作画面を2D映像として出力してしまう。そのため、操作画面が正しく表示されない、という問題があった。しかしながら本実施の形態では、表示装置2のリンクボタンを押した場合に、そのボタンが押された情報とともに、表示装置2の現在の映像表示モードが3D表示であるか2D表示であるかを示す情報も通知することができ、再生装置1は、操作画面を2D映像ではなく、SBS方式の3D映像として出力することができ、操作画面を正しく表示させることができる。
逆に、再生装置1が3D映像を出力中に、表示装置2が2D表示を行っている場合でも、表示装置2から再生装置1へ2D表示中であることを通知することができ、再生装置1は操作画面を2D映像として出力することで当該操作画面を正しく表示させることができる。以上のように、本実施の形態は、表示装置2が再生装置1に対してリンク機能を実施する場合でも利用可能である。
また、本実施の形態においては、出力部としてHDMI出力部18を用いたがこれに限られるものではない。即ち、3D方式の映像信号を出力できる出力部であれば、本実施の形態を実施することができる。
また、本実施の形態の再生装置1は、光ディスクを再生する再生装置であるがこれに限られるものではなく、3D映像を出力できる装置であればよい。即ち、HDDやフラッシュメモリなど他の記録媒体に記録された3D映像データをデコードして出力する装置であっても良いし、3Dに対応した放送を受信して出力する装置であってもよい。
(変形例)
なお、実施の形態1〜4においては、再生装置は、出力する映像がSBS方式またはトップ・アンド・ボトム方式の3D映像である場合、その映像を立体表示させたときに左目映像に重畳されたOSD映像と右目映像に重畳されたOSD映像とが一致するように、スクリーン画面(コンテンツ映像)の左目映像領域および右目映像領域それぞれにOSD映像を重畳した。しかし、以下に示す場合においては一致するように重畳することなく、2D映像と同様に(通常様式で)スクリーン画面全体にOSD映像を重畳してもよい。その場合とは、例えば、録画一覧画面や番組表をOSD映像として画面全面を使って表示し、その一部に小窓としてコンテンツ映像を表示させるような場合である。このような場合、表示装置2は、3D表示ではなく、2D表示で表示することが多い。したがって、コンテンツ映像がSBS方式またはトップ・アンド・ボトム方式の3D映像である場合であっても、OSD映像を2Dと同様に(通常様式で)スクリーン画面の全体に重畳して出力する。
本実施の形態による再生装置は、3D映像を再生することができる映像再生装置として有用である。
1 ・・・ 再生装置
1a・・・ 再生装置(DLNAサーバ)
2 ・・・ 表示装置
2a・・・ 表示装置(DLNAクライアント(レンダラ))
3 ・・・ 3Dメガネ
4 ・・・ HDMI伝送路
4a・・・ LAN
5 ・・・ 無線伝送路
11 ・・・ 映像ソース部
12 ・・・ チューナ部
13 ・・・ アンテナ
14 ・・・ 光ディスクドライブ
15 ・・・ 光ディスク
16 ・・・ デコーダ部
17 ・・・ OSD合成部
18 ・・・ HDMI出力部
19 ・・・ CPU
20 ・・・ OSD作成部
21 ・・・ リモコン信号受信部
技術分野は、映像再生装置に関し、特に、立体視可能な映像(立体映像)を再生可能な映像再生装置に関する。
近年、立体映像(3D映像)を表示可能な表示装置(3Dテレビ等)に関連した技術開発が急速に進展している。その背景としては、映画館での3D映画のヒットや、一部の放送局がBS(Broadcasting Satellite)デジタル放送やCS(Communications Satellite)デジタル放送において3D放送を開始したことが挙げられる。表示装置である3Dテレビや、表示装置に3D映像を送出する映像再生装置については、各メーカからすでに商品化されているものもあり、一般家庭における3D映像の視聴環境は整いつつある。
3D映像を観察する方法には、大別して2種類の方法がある。
1つは、観察者が裸眼で、表示装置が映し出す3D映像を観察する方法である。この方法の例としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているような、パララックスバリア方式やレンティキュラ方式が挙げられる。
もう1つは、観察者が専用メガネをかけて、表示装置が映し出す3D映像を観察する方法である。この方法の例としては、例えば、特許文献3に開示されるように、テレビに特殊なフィルムを貼り付けるとともに観察者が偏向メガネをかけて3D映像を観察する方法や、特許文献4や特許文献5に開示されるように、観察者が液晶シャッターメガネをかけて3D映像を観察する方法が挙げられる。
いずれの方法においても、3D映像は、観察者の左目に提示される映像(左目映像)と右目に提示される映像(右目映像)を含んで構成され、ソース機器からシンク機器(表示装置)へ入力される。
次に、映像再生装置等のソース機器が3D映像を表示装置へ入力する方法について概説する。表示装置へ3D映像を入力する方法には、大別して2種類の方法がある。
1つは、3D映像の左目映像と右目映像とを含んだ1フレーム映像を表示装置へ入力する方法である。
もう1つは、左目映像のフレームと右目映像のフレームとを、時間的に交互に表示装置へ入力する方法である。
前者の方法の代表例としては、トップ・アンド・ボトム方式がある。このトップ・アンド・ボトム方式では、例えば、3D映像が1920×1080の画素数を有するような場合、左目映像および右目映像それぞれの垂直方向の画素数を半分に減らして1920×540画素の左目映像および右目映像を生成し、一方の下端と他方の上端においてそれらを結合して1920×1080の1フレームの映像を構成し、そのようにして構成された1フレームの映像を表示装置へ入力する。他にもサイド・バイ・サイド方式と呼ばれる方式があり、この場合、例えば、左目映像および右目映像それぞれの水平方向の画素数を半分に減らして960×1080画素の左目映像および右目映像を生成し、一方の右端と他方の左端においてそれらを結合して1920×1080の1フレームの映像を構成し、そのようにして構成された1フレームの映像を表示装置へ入力する。
先に紹介したBS/CSデジタル放送での3D放送などは、サイド・バイ・サイド方式で実施される。また、光ディスク(DVD、Blu−rayディスク等)やメモリーカードといった記録メディアに記録され流通されるコンテンツや、インターネット等のネットワークを介して配信されるコンテンツにも、サイド・バイ・サイド方式で3D映像が記録された3Dコンテンツが存在する。
トップ・アンド・ボトム方式やサイド・バイ・サイド方式といった方式に従って3D映像信号が表示装置へ入力されると、表示装置は、ユーザの指示により、または、3D映像信号と併せて入力される信号により、映像の1フレームを上下または左右に分割し、適切なスケーリングを行って左目映像および右目映像を生成し、3D映像表示を行う。
観察者は、表示装置に映し出される左目映像および右目映像を、左目または右目で観察することにより、左目映像および右目映像に含まれる視差に応じた奥行き感を感じ取ることができる。
特開平9−43540号公報 特開平9−318911号公報 特許第3796414号公報 特開平6−254046号公報 特開平7−336729号公報 特開2006−352876号公報 国際公開2010/032399号パンフレット 特開平10−093880号公報 特開2010−268048号公報 特開2010−288234号公報
映像再生装置は、チューナ、光ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、メモリーカードといった映像ソースから提供されるデータに基づいて映像(コンテンツ映像)を生成して表示装置へ送出するのみならず、当該コンテンツ映像に別の映像(重畳映像)を重畳することにより映像に付加的な情報を付与して表示装置へ送出することもできる。例えば、重畳映像とは、放送波、光ディスクといった記録媒体等から供されるデータに基づく字幕やグラフィクス、映像再生装置等の各種装置の操作画面や装置の状態を示すオン・スクリーン・ディスプレイ(On-Screen Display, OSD)に関する映像である。
図8Aは、映像再生装置が、サイド・バイ・サイド方式の(左目映像の領域L’および右目映像の領域R’を含んだ)3D映像であるコンテンツ映像に重畳映像(OSD100およびOSD200)を重畳する場合に、表示装置へ出力される映像を示す例図である。従来の映像再生装置は、重畳映像を重畳する映像(コンテンツ映像)がサイド・バイ・サイド方式(以下、「SBS方式」とも表記する。)の3D映像であっても、通常の映像(非3D映像)に重畳映像を重畳するのと同様にして、重畳映像の重畳を行う。
そのため、重畳映像が重畳されたSBS方式の3D映像を表示装置において3D表示した場合、図8Bに示すように、OSD100およびOSD200の形状や表示位置が、通常映像の2D表示の場合とは異なって表示される。図8Bの例では、OSD100は、自身の別の部分やOSD200と重複して表示されてしまい、視認性が著しく損なわれている。OSD200についても同様である。
このように、従来の映像再生装置においては、コンテンツ映像(重畳映像が重畳される映像)がSBS方式(または、トップ・アンド・ボトム方式)といった3D映像であるときに、重畳映像の視認性が低下することがあった。
上記を鑑み、本実施の形態は、重畳映像の視認性の低下を抑制することができる映像再生装置を提供する。
その一態様は、入力されるストリームデータをデコードしてコンテンツ映像を生成するデコーダ部と、コンテンツ映像に重畳するための重畳映像を作成する作成部と、重畳映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する合成部と、出力映像を出力する出力部と、作成部および合成部を制御する制御部と、を有し、制御部は、ストリームデータに基づいてコンテンツ映像が2D映像であるか、左目用画像の領域と右目用画像の領域とを含んだサイド・バイ・サイド形式の3D映像であるかを判断し、合成部は、コンテンツ映像が2D映像である場合には、コンテンツ映像内の特定部分重畳映像を重畳し、コンテンツ映像がサイド・バイ・サイド形式の3D映像である場合には、コンテンツ映像内の左目用画像の領域のうち、2D映像の特定部分に対応する部分と、コンテンツ映像内の右目用画像の領域のうち、2D映像の特定部分に対応する部分と、重畳映像を重畳する、映像再生装置である。
本実施の形態による映像再生装置は、コンテンツ映像が2D映像である場合には、コンテンツ映像内の特定部分重畳映像を重畳し、コンテンツ映像がサイド・バイ・サイド形式の3D映像である場合には、コンテンツ映像内の左目用画像の領域のうち、2D映像の特定部分に対応する部分と、コンテンツ映像内の右目用画像の領域のうち、2D映像の特定部分に対応する部分と、重畳映像を重畳する。そうすることで、表示装置において3D表示された場合における重畳映像の視認性の低下を抑制する。
実施の形態による映像再生装置を含んで構成される映像再生表示システムの構成図 実施の形態による映像再生装置の構成を示すブロック図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート OSD映像の重畳様式、VSIフラグの重畳/非重畳を、諸条件で場合分けして示す図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート 実施の形態による映像再生装置を含んで構成される映像再生表示システムの構成図 実施の形態による映像再生装置がする処理のフローチャート サイド・バイ・サイド方式の3D映像にOSDを重畳して生成される映像の例図 図8Aに示す映像を表示装置において3D表示した場合に表示される映像例を示す図
以下、実施の形態について、詳細に説明する。
本実施の形態による映像再生装置は、映像に対し別映像を重畳して出力映像を生成する際、出力映像が表示装置により3D表示されたときに当該別映像も正しく表示されるように、出力映像を生成する。
映像は、放送波、光ディスクといった記録媒体等(映像ソース)に含まれるデータに基づいて生成される映像であり、通常の映像(非3D映像)ならびにサイド・バイ・サイド方式およびトップ・アンド・ボトム方式等の3D映像を含む。以下では、別映像が重畳される映像を、「コンテンツ映像」(content image, content picture)と称する。また、以下では、3D映像であるコンテンツ映像(「3Dコンテンツ映像」)の例として、サイド・バイ・サイド方式(SBS方式)で構成された3D映像を挙げるが、3Dコンテンツ映像は、SBS方式で構成される3D映像に限定されず、トップ・アンド・ボトム方式等、別の方式で構成される3D映像を含む。
別映像は、放送波、光ディスクといった記録媒体等(映像ソース)に含まれるデータに基づいて構成される字幕やグラフィクス、映像再生装置等の各種装置の操作画面や装置の状態を示すオン・スクリーン・ディスプレイ(On-Screen Display, OSD)に関する映像を含む。以下では、コンテンツ映像に重畳される映像を、「重畳映像」と称する。また、字幕やグラフィクスは、映像ソース中に映像データとして含まれる情報にもとづいて生成されてもよいし、映像再生装置が、映像ソース中に含まれる文字情報や図形描画情報にもとづいて、内蔵するフォント・データや、描画機能によって生成してもよい。OSDは、映像再生装置が内蔵するアイコン映像のデータ、フォント・データ、描画機能によって生成されればよい。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1による映像再生装置1を含んで構成される3D映像再生表示システムの構成図である。当該システムは、専用メガネを使用して3D映像表示を行うタイプの3D映像再生表示システムである。ただし、本実施の形態による映像再生装置1は、当該方式と異なる方式で3D映像表示を行うタイプの3D映像再生表示システムにも適用可能である。
再生装置1は、2D放送(非3D放送)や3D放送(SBS方式等)(以下、「放送」と総称することがある。)を受信し、伝送路4を介して2D映像や3D映像を映像再生装置2へ出力することができる。伝送路4は、例えば、HDMI規格に準拠した伝送路である。また、再生装置1は、放送を録画して再生する機能を有してもよい。
なお、再生装置1は、3D放送を受信あるいは再生して、3D映像を表示装置2へ出力する場合、表示装置2に対し、出力映像が3D映像である旨を通知する機能を有する。また、表示装置2は、再生装置1からの上記通知を受信することができ、上記通知に基づいて映像表示モードを2D表示モードと3D表示モードの間で自動的に切り替える機能を有する。なお、再生装置1が表示装置2に対し出力映像が2D映像であるか3D映像であるかを通知するための方法の詳細については、後で説明する。
メガネ3は、3D映像を観察するためのメガネであり、観察者はこれを装着して表示装置2に映し出される3D映像を観察することにより、映像の奥行き感を知覚することが可能になる。メガネ3は、例えば液晶シャッター方式の3Dメガネである。この場合、表示装置2は、左目映像および右目映像の表示のタイミングに同期するように、メガネ3のシャッターを開閉制御する。当該制御には、無線伝送路5が用いられる。これにより、観察者の左目には、左目映像のみが提示され、逆に右目には右目映像のみが提示される。なお、表示装置2、および、メガネ3による3D映像提示方式には、先に紹介したさまざまな方式を採用することが可能である。
図2は、本実施の形態による再生装置1の構成を示すブロック図である。再生装置1は、放送波を受信するアンテナ13から電気信号を入力するチューナ12、光ディスク15(書き込み可能DVD、書き込み可能Blu−rayディスク等)に放送を記録する光ディスクドライブ14等を含んだ映像ソース部11と、映像ソース部11から出力されるストリーム信号を入力しストリーム信号を復号してコンテンツ映像の信号出力するデコーダ部16と、コンテンツ映像にオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)の映像(重畳映像)を重畳して出力映像を生成し、その信号をHDMI出力部18へ出力するOSD合成部(重畳映像合成部)17と、出力映像の信号を表示装置2等へ出力するHDMI出力部18と、コンテンツ映像に重畳するOSD映像(重畳映像)を作成するOSD作成部(重畳映像作成部)20と、図示しないリモコンからの信号を受信するリモコン信号受信部21と、再生装置1を制御する中央処理装置(CPU)19と、を有する。
なお、光ディスクドライブ14は、読み出し専用のDVDやBlu−rayディスクに記録された2D/3Dコンテンツを読み出すことも可能である。
なお、映像ソース部11は、チューナ12、光ディスクドライブ14のほか、ハードディスクドライブ、半導体メモリ、不揮発性メモリ等を含んでよい。
なお、デコーダ部16は、ストリーム信号から字幕やグラフィクスの情報を取得して出力することも可能である。
なお、OSD合成部17は、字幕やグラフィクスの映像をコンテンツ映像に重畳することも可能である。この場合、OSD作成部20は、字幕やグラフィクスの映像を作成することができる。
チューナ12は、放送波を入力し、放送波に基づいてトランスポートストリーム信号を生成してデコーダ部16へ出力する。
ここで、放送波には、映像再生装置1が放送内容(2D放送、SBS方式の3D放送、トップ・アンド・ボトム方式の3D放送)を識別可能とするフラグ情報(以下「放送フラグ情報」と称す)が、放送信号に重畳されているものとする。具体的には、放送フラグ情報は、例えば、トランスポートストリームのPMT(program map table)や映像信号に重畳されてよい。後者の場合、放送フラグ情報は、映像がMPEG2方式で圧縮されている場合には、picture headerの picture header extension 領域にあるuser data領域等に格納すればよく、また、映像がH.264方式で圧縮されている場合には、SEI(Frame packing arrangement SEI)に格納すればよい。
デコーダ部16では、映像ソース部11からの入力に基づいて、コンテンツ映像の信号、音声信号等を出力する(以下、「デコード」と称す)。
一方、予め光ディスク15に録画しておいた放送を再生する場合には、デコーダ16は、光ディスク15から読み取られた信号をデコードする。なお、放送を録画する場合には、デコーダ部16は、チューナ12から入力されたトランスポートストリーム信号をパーシャル化し、光ディスクドライブ14へ出力する。あるいは、デコーダ部16は、チューナ12からのトランスポートストリーム信号を一旦デコードし、(図示しない)エンコーダが再度圧縮してから光ディスクドライブ14へ出力してもよい。なお、その際、放送が2D放送か、SBS方式の3D放送か、トップ・アンド・ボトム方式の3D放送かを識別可能とする放送フラグ情報については、先ず、デコーダ部16が放送波から放送フラグ情報を検出し、その検出結果に応じて、(図示しない)エンコーダが、再圧縮の再に、放送フラグ情報を圧縮データ中に挿入する。そのとき、圧縮データ中に挿入させる放送フラグ情報は、例えばMPEG2方式で圧縮する場合には、例えば、picture headerのextensionのuser dataに格納すればよい。また、H.264方式で圧縮する場合には、放送フラグ情報は、Frame packing arrangement SEIに格納すればよい。
なお、録画の際、デコーダ部16においてチューナ部12から入力された信号中から放送フラグ情報が検出され、かつ、その検出結果が2D放送であった場合には、(図示しない)エンコーダによる再圧縮のときに、2D放送であることを示す放送フラグ情報を圧縮データへ挿入してもよいし、放送フラグ情報を挿入しなくてもよい。2D放送であることを示す放送フラグ情報については再圧縮時に圧縮データへ挿入しないことにより、既存の再生装置との互換性を完全に確保することができる。例えば、3D放送の録画に対応していない既存のMPEG2方式の再生装置において、当該再生装置のデコーダが、定義されていない放送フラグ情報のuser dataを誤って解釈して再生動作に影響を与えてしまうといった問題を回避することができる。
このように、デコーダ部16は、デコード処理以外にも、入力したトランスポートストリームを解析して放送フラグ情報にもとづいて放送(コンテンツ)が2D放送か(2Dコンテンツか)、または、3D放送か(3Dコンテンツか)を判別することができる。さらに、デコーダ部16は、放送(コンテンツ)が3D放送(3Dコンテンツ)の場合、SBS方式かトップ・アンド・ボトム方式かを検出することもできる。デコーダ部16は、放送フラグ情報に基づく検出結果を、CPU19へ通知する。CPU19は、当該通知に基づいて、OSD作成部20やOSD合成部17に対し、コンテンツ映像のタイプが、2D映像か、SBS方式の3D映像か、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像か、等を通知する。
OSD作成部20は、CPU19からの通知(指示)に基づいて、装置の操作画面の映像(すなわちOSDの映像)のデータを作成する。
OSD合成部17は、デコーダ部16がデコードして出力した映像(コンテンツ映像)に、OSD作成部20が作成したOSDの映像(重畳映像)を重畳することにより出力映像を生成し、生成した出力映像をHDMI出力部18へ出力する。OSD合成部17は、CPU19の指示に基づいて、OSDの映像をコンテンツ映像に、通常様式、SBS様式、または、トップ・アンド・ボトム様式で、合成する。ここで、通常様式とは、コンテンツ映像が2D映像である場合に適した(OSDが正しく表示される)合成様式であり、SBS様式とは、コンテンツ映像がSBS方式3D映像であって、表示装置2が当該映像を3D表示した場合にOSDが正しく(所期の形状、大きさで、所期の位置に)表示される合成様式であり、トップ・アンド・ボトム様式とは、コンテンツ映像がトップ・アンド・ボトム方式3D映像であって、表示装置2が当該映像を3D表示した場合にOSDが正しく(所期の形状、大きさで、所期の位置に)表示される合成様式である。なお、OSD合成部17は、音声信号については一切の処理を行わずにそのまま出力してよい。
具体的には、OSD合成部17は、SBS様式においては、各OSD映像を、コンテンツ映像の左目映像の領域と、右目映像の領域とに、それぞれ、合成する。このとき、各OSD映像は、左目映像の領域および右目映像の領域の各領域に収まる大きさで、合成される。また、各OSD映像が合成される位置は、左目映像の領域および右目映像の領域の互いに対応する位置である。この場合、表示装置2の3D表示におけるOSDの奥行き感は、表示面と一致する。また、表示装置2において3D表示された場合にOSDが所定の奥行き感(飛び出し感)をもって知覚されるように、合成位置を、領域間で完全に対応する位置からずらしてもよい。さらに、各OSD映像の形状を、通常様式に較べて縦長に(例えば、水平方向の長さを通常様式のそれの1/2にして)変化させてもよい。当該形状の変更は、OSD作成部20により行われてもよい。また、重畳映像が、コンテンツの字幕等の場合、通常様式で用いる字幕フォントに較べて縦長のフォント(例えば、水平方向の長さを通常様式のそれの1/2のフォント)を用いてもよい。また、フォントの選択は、OSD作成部20により行われてもよい。重畳映像が、コンテンツのグラフィクスである場合も同様にグラフィクスの形状を変化させてもよい。
HDMI出力部18は、OSD合成部17より入力された出力映像の信号と音声信号を表示装置2へ出力する。HDMI出力部18は、デコーダ部16が検出した放送フラグ情報にもとづいて、コンテンツ映像が、2D映像か、SBS方式の3D映像か、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像か、を通知するためのフラグ情報を、出力信号(HDMI信号)に重畳して出力することができる。具体的には、HDMI出力部18は、HDMI信号に含まれるVSI(Vender Specific InfoFrame)に、コンテンツ映像が上記のいずれのタイプの映像であるかの情報を、フラグ形式で記録する。(以降、このフラグを「VSIフラグ」と称する。)これにより、表示装置2は、VSIフラグを検出することにより、VSIフラグの内容に応じて表示方式を2D表示とするか、SBS方式にもとづく3D表示とするか、トップ・アンド・ボトム方式にもとづく3D表示とするか、を自動的に切り替える。なお、映像再生装置1のCPU19は、表示装置2が3D表示対応か否か、あるいはVSIに対応しているか否か、について、表示装置2のHDMI能力のステータスを読み取ることで判別することが可能である。具体的には、CPU19は、HDMI出力部18を介して入力される再生装置2のHDMIのバージョンおよび3D対応情報を読み取ることにより、表示装置2が3D表示対応か否か、あるいはVSIに対応しているか否か、について、判別する。
リモコン信号受信部21は、(図示しない)リモコンからの信号を受信し、CPU198へ通知する。
CPU19は、以上説明した各構成要素を含んだ装置全体を制御する。また、CPU19は、リモコン信号受信部21にて受信したリモコン信号に基づいて、ユーザ(観察者)の再生装置1に対する操作内容を取得して、動作することができる。
以上のように構成した本実施の形態において、実際のユースケースに対応して、放送フラグ情報の検出から、OSDの重畳や、VSIフラグの重畳を行ってHDMI信号を出力するまでの処理を、図3、図4を参照して具体的に説明する。
なお、以下では、SBS方式の3D放送(SBS方式の3D映像)について説明しているが、トップ・アンド・ボトム方式でも同様に実施可能である。また、以下の説明では、再生装置1のCPU19は、表示装置2が、VSI対応の3D表示装置である場合(R1)と、VSI非対応の表示装置である場合(R2)とで、コンテンツ映像にOSDを重畳する際の重畳様式と、HDMI信号へのVSIフラグの重畳/非重畳を可変的に制御する。ここで、VSI対応の3D表示装置とは、例えば、HDMIのバージョン1.4aの3Dに対応した表示装置である。VSI非対応の表示装置とは、例えば、HDMIのバージョン1.4a未満(1.4以下)の3D表示装置、HDMIのバージョン1.4以上であるが3D非対応の表示装置、HDMIのバージョン1.3以下にのみ対応した表示装置である。ここで、HDMI1.4a以上とは、HDMI1.4aやバージョンの数値が1.4より大きいものを示す。
また、再生装置1のCPU19は、放送受信または再生ストリーム中に放送フラグ情報が含まれている場合と、含まれていない場合(2Dを明示する放送フラグ情報が含まれている場合を含む)と、OSDの重畳様式を変更するようにOSD作成部20およびOSD合成部17を制御する。また、本実施の形態による再生装置1においては、コンテンツ映像が2D映像であるかSBS方式の3D映像であるかを検知して自動的にOSDの重畳様式を切り替えることができ、または、ユーザが強制的にOSDの重畳様式を再生装置1に対して設定する(設定を入り(常時SBS様式)にする場合と切り(常時通常様式)にする場合を含む。)ことも可能である。
以下、図3を参照し、処理の流れについて説明する。
再生装置1のCPU19は、OSD設定の設定値が、「オート」か、「入」か、「切」か、であるかを判定する(S1)。OSD設定値が「オート」であれば、処理はステップS2へ進み、OSD設定値が「入」であれば、処理はステップS3へ進み、OSD設定値が「切」であれば、処理はステップS4へ進む。
OSD設定値が「オート」の場合、CPU19は、デコーダ部16と協働して、ストリーム信号(の例えばSEI)に3Dを示す放送フラグ情報があるかどうか、を判断する(S2)。3Dを示す放送フラグ情報が検出されると、処理はステップS3へ進む。3Dを示す放送フラグ情報が検出されなければ、処理はステップS4へ進む。
CPU19は、OSD設定値が「入」の場合、および、OSD設定値が「オート」であって3Dを示す放送フラグ情報が検出された場合、OSD作成部20に対し、SBS様式でOSD映像を作成することを指示し、OSD合成部17に対し、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳することを指示する(S3)。
さらに、CPU19は、HDMI出力部18に接続されている表示装置2が、HDMIVer.1.4aの3Dに対応した3D表示装置であるかどうか、を判定する(S5)。表示装置2が、HDMIVer.1.4aの3Dに対応した3D表示装置である場合、CPU19は、HDMI出力部18に指示して、出力映像がSBS方式の3D映像であることを示すVSIフラグをHDMI信号に挿入させる(S6)。
処理がステップS4へ進んだ場合、つまり、OSD設定値が「切」の場合、および、OSD設定値が「オート」であって3Dを示す放送フラグ情報が検出されなかった場合、CPU19は、OSD作成部20に対し、通常様式でOSD映像を作成することを指示し、OSD合成部17に対し、通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳することを指示する(S4)。
図4は、CPU19によるOSDに関する制御内容を、諸条件で場合分けしてまとめた表である。ここでの諸条件は、
1.表示装置2が、VSI対応の3D表示装置であるか(R1)否(R2)かに関する条件(C1)と、
2.放送受信または再生ストリーム中に放送フラグ情報が含まれているか否か(2Dを明示する放送フラグ情報が含まれている場合を含む)に関する条件(C2)と、
3.設定されたOSD表示設定が、コンテンツ映像が2D映像であるかSBS方式の3D映像であるかを検知して自動的にOSDの重畳様式を切り替える設定(「オート」、C3)か、常時SBS様式(C4)か、常時通常様式(C5)かに関する条件(R0)と、
を含む。
再生装置1に設定可能なOSD表示設定の値(R0)には、「オート」(C3)、「入」(C4)、「切」(C5)がある。「オート」(C3)が設定された場合には、再生装置1は、放送フラグ情報の内容に従ってOSDの重畳様式を自動的に切り換える。このとき、HDMI信号にVSIフラグを挿入するか否かについては、表示装置2が対応するHDMIのバージョン等(C1)に応じて自動的に切り換える。
「入」が設定された場合(C4)には、再生装置1は、放送フラグ情報の有無(C2)やその内容に関わらず、常時、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する。このときも、HDMI信号にVSIフラグを挿入するか否かについては、表示装置2が対応するHDMIのバージョン等(C1)に応じて自動的に切り換える。
「切」が設定された場合(C5)には、再生装置1は、常時、従来の2D放送時と同等の処理を実施する(通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する)。
設定値が「オート」の場合(C3)において、放送フラグ情報が3Dであると検出した場合(C2)には、表示装置2がVSIに対応しているならば(HDMIのバージョン1.4aの3D表示装置ならば)(R1)、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳する。放送フラグ情報が無いかまたは3Dで無いと判断された場合(C2)には、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳しない。
VSIフラグの重畳により、表示装置2の表示モードを、放送の内容が2D放送か3D放送かに応じて自動的に2D表示または3D表示に、再生装置1側で切り替えることが可能になる。また、VSIを重畳する場合は、再生装置1は、OSDをSBS様式で重畳する。これにより表示装置2が3D表示を行っても、OSDの視認性が損なわれることはない。逆にVSIを重畳しない場合は、再生装置1は、OSDを通常様式で重畳する。このとき、表示装置2は、2D表示を行う。そのため、OSDの視認性が損なわれることはない。
次に、「オート」が設定され(C3)ており、表示装置2がVSIに対応していない場合(表示装置2が、HDMIのバージョン1.4以下のみに対応するか、または1.4a以上に対応するが3D非対応の場合)(R2)、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応していないので、HDMI信号にVSIフラグを重畳しない。一方、OSDの重畳様式については、放送フラグ情報が3Dであると検出した場合(C2)は、再生装置1は、SBS様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成し出力する。
このときにSBS様式でOSD映像を重畳させる理由は、表示装置2がVSIに対応していないが3D表示可能であることが考えられるためである。
この場合、再生装置1は、表示装置2を自動的に3D表示に切り替えさせることはできないが、ユーザが操作により、表示装置2の設定を変更して3D表示に切りかえることは可能である。再生装置1が、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳しておくことで、ユーザが操作して表示装置2の表示モードを2D表示としても、3D表示としても、OSDの視認性は、充分に保たれる。
また、表示装置2が対応するHDMIのバージョンが1.3以下の場合(R2)、表示装置2は、3Dに対応していないと考えられる。しかしながら、映像再生表示システムの接続形態により、再生装置1が表示装置2の情報を正しく認識していない場合もありうる。例えば、再生装置1と表示装置2とのHDMI接続の間に、AVアンプ等の機器が介在し、該AVアンプのHDMIバージョンが1.3以下であると、再生装置1は、接続された機器が対応するHDMIバージョンを1.3以下であると認識する。このような場合には、表示装置2がHDMIバージョン1.4aつまりVSIに対応していても、VSI時ラグの情報が表示装置2に通知されないことが考えられる。しかしながらOSD映像の重畳様式は、SBS様式に設定されるため、ユーザ操作により表示装置2の表示モードを手動で3D表示に切り換えれば、3D表示も可能である。このような場合であっても、OSDは、充分な視認性が保たれる。表示装置2が、2D表示のみ可能な表示装置であっても、SBS様式で重畳されたOSDの内容は、十分に理解可能だからである。当然のことながら、このような場合には、OSDの重畳様式を通常様式にすることも可能である。
他方、放送フラグ情報が無いかもしくは3Dでないとした場合(C2)は、OSD映像の重畳様式は、は通常様式とする。
次に、「入」が設定されている場合(C4)、再生装置1は、放送フラグ情報や表示装置が対応可能なHDMIのバージョン等に関係なく、OSDの重畳様式をSBS様式として、動作する。
この設定は、放送または再生ストリームに放送フラグ情報が挿入されていないが、しかし、ユーザが映像をみると明らかにSBS方式の3D映像であると判断できる(すなわち3D放送であるが、3Dを示す放送フラグ情報が挿入されていない場合)ときに、強制的に、3D放送として扱うためのOSD表示設定モードである。
このとき、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応している場合(表示装置2がHDMIのバージョン1.4aの3D表示装置である場合)(R1)、VSIフラグをHDMI信号に重畳する。また、OSD映像の重畳は、SBS様式で行われる。
逆に、再生装置1は、表示装置2がVSIに対応していない場合(HDMIのバージョン1.4以下であるか、または1.4a以上であるが3D非対応の表示装置)(R2)、表示装置2がVSIに対応していないのでVSIフラグをHDMI信号に重畳しない。ただし、OSD映像の重畳は、SBS様式で行われる。
以上のようにすることで、3D放送時に3Dを示す放送フラグ情報が放送波等に重畳されていない場合でも、再生装置1は、ユーザ設定にもとづき、強制的にOSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する。OSD映像の重畳様式は、SBS様式に設定されるため、ユーザ操作により表示装置2の表示モードが手動で3D表示に切り換えられても、OSDの視認性は、充分に保たれる。
最後に、「切」が設定されている場合(C5)、再生装置1は、従来と同様に、OSD映像を通常様式でコンテンツ映像に重畳する。また、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳しない。
以上説明したように実施の形態1によれば、再生装置1は、映像ソースから送られるストリーム信号中のフラグ情報を検出し、表示装置2のHDMIのバージョンや3D表示可否の情報を読み取り、それらに応じてOSD映像の重畳様式や、VSIフラグの重畳/非重畳を切り替える。そうすることにより、表示装置2において、OSDは、常時視認性を高く保って正しく表示される。また、再生装置1は、VSIフラグを用いて、表示装置2の映像表示のモードを自動的に切り換えさせることも可能になる。なお、実施の形態1では、VSIを用いてフラグ情報を重畳し、表示装置2の2D/3D表示を切り替えることを説明したが、これ以外の方法で表示装置2の表示モードを2D/3Dで切り換えてもよい。別の方法としては、CEC(CONSUMER ELECTRONICS CONTROL)やLAN(Local area network)を用いてもよい。
なお、実施の形態1では、VSIフラグをHDMI信号に重畳することにより、表示装置2の映像表示モードを3D表示に切り替えることを説明したが、表示装置2の表示画面の内容(コンテンツ映像の内容)によっては、VSIフラグを重畳せずに、表示装置2の表示モードを2D表示のままにするようにしてもよい。例えば、視聴や再生中に初期設定画面を表示したり、あるいはデータ放送画面に切り換えたり、番組表を表示したり、録画一覧を表示したり、といった場合には、VSIフラグを重畳しなくともよい。つまり、表示装置2の表示面の全面を用いて映像表示を行わない場合には、表示装置2の表示モードを積極的に3D表示に切り換える必要はないので、再生装置1は、VSIフラグをHDMI信号に重畳せずに、表示装置2を2D表示のままにする。そのとき表示される画面における重畳映像については、通常様式でコンテンツ映像に重畳されるものとする。
なお、実施の形態1では、再生時に放送フラグ情報を検出し、VSIフラグの重畳/非重畳や、OSD映像の重畳様式を可変的に制御することを説明した。しかしながら、例えば、放送録画時に放送フラグ情報を検出し、その放送フラグ情報を保持し、録画終了後に管理情報として放送フラグ情報を記録してもよい。そうすることで、録画された番組の一覧表示時では、たとえば録画された放送が、3D放送であるか否かを判定し、3D放送である場合には、一覧表示において当該放送が3D放送であることを示すアイコンなどを表示してもよい。そのようにして3Dアイコンが表示されている番組が選択され再生される場合は、再生装置1は、仮に、再生ストリームの先頭に3Dを示す放送フラグ情報が重畳されていない場合であっても、最初からVSIフラグをHDMI信号に重畳し、OSD映像をSBS方式でコンテンツ映像に重畳して出力してもよい。このようにすることで、1つの録画放送(番組)中で2D映像と3D映像とが混在するような場合でも、表示装置2が、その映像表示モードを2D表示と3D表示との間で切り換えることを防ぐことができる。ただし、そのような場合、映像表示において録画放送(番組)中の2D映像の区間の表示がくずれて見苦しい表示となる場合があり得るので、例えば、放送フラグ情報が切り替わるストリーム位置情報をチャプター情報として管理情報の領域に記録しておき、3D再生時は、2D区間になった場合、チャプタースキップを実施し、2D映像の区間をスキップしながら再生してもよい。なお、チャプタースキップは再生機器1が、自動で実施してもよいし、ユーザが任意で手動的に再生装置1に対し実施を指示してもよい。
なお、3Dアイコンを表示した番組と通常の2D番組とを編集で番組同士を結合した場合、上記の録画された番組の一覧表示では、結合され1つになった番組を3D番組として扱ってよい。
(実施の形態2)
つぎに実施の形態2による再生装置の動作について、図5を参照して説明する。実施の形態2による再生装置は、実施の形態1による再生装置1と同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態2による再生装置は、OSD表示設定の設定値が「入」に設定されている場合における動作に特徴を有する。具体的には、実施の形態2による再生装置では、当該「入」設定が有効な期間の終期を、再生装置が自動的に決定する。そうして、再生装置は、決定した終期になると、当該「入」設定を自動的に解除する。
図5は、本再生装置の処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、OSD表示設定の設定値は、「切」であるとする。
本再生装置は、コンテンツ(放送中の番組、録画された番組、光ディスク等記録媒体により流通されるコンテンツ等)の再生を開始する(S11)。このときOSD表示設定は「切」に設定されているから、OSD映像の重畳様式は通常様式であり、VSIフラグの重畳も行われない。
次に、再生装置1は、ユーザが、OSD表示設定を「入」に切り換えたか否かを判定する(S12)。切り換えたと判定した場合(ステップS12における「YES」)には、処理は、ステップS14へ進む。
その場合、再生装置1は、OSD映像の重畳様式をSBS様式に変更してコンテンツ映像への重畳を行う(S14)。表示装置2がVSIに対応している場合(HDMIのバージョン1.4a対応の3D表示装置である場合)、再生装置1は、VSIフラグの重畳を開始する。
再生装置1は、コンテンツコンテンツ(番組)の再生が終了したか否か判定する(S15)。再生装置1が、コンテンツの再生が終了したと判定した場合(ステップS15における「YES」)には、OSD映像の重畳様式をSBS様式から通常様式へ切り換える(S16)。また、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳していた場合には、VSIフラグの重畳を停止する。
このようにして、実施の形態2による再生装置は、1つのコンテンツの再生が完了した時点で、OSD映像のSBS様式による重畳やVSIフラグの重畳を停止する。そうすることで、常時、表示装置がOSD等をSBS様式で重畳してしまうことを防止する。この理由としては、先ず、再生されるあらゆる3Dコンテンツ(番組)が、3Dを示す放送フラグ情報を含まないことは稀であるからである。むしろ、ユーザがOSD表示設定を「入」に設定するのは、そのときに再生しようとする3Dコンテンツ(番組)に対する設定であると考えられる。そのため、コンテンツの再生が完了した時点で、OSD表示設定を「入」から「オート」または「切」に切り換えることで、ユーザの手間を省く効果が期待できる。第2の理由としては、3Dを複数番組を連続して視聴することによる眼精疲労を回避するように観察者を誘導することが挙げられる。なお、コンテンツの単位とは、通常は番組単位で、それは、録画開始から録画終了までの部分を示す。例えば番組表を用いて予約録画が設定される場合には、番組表で表示される1つの番組単位が、1つのコンテンツとなる。もし、つぎのコンテンツも3Dで見たい場合は、ユーザが再び設定値を「入」にする。
なお、実施の形態2でも、3D映像は、SBS方式の3D映像に限定されない。3D映像には、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像も含んでよい。
(実施の形態3)
つぎに実施の形態3による再生装置の動作について、図6を参照して説明する。実施の形態3による再生装置1aは、実施の形態1による再生装置1と実質同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態3による再生装置1aは、表示装置2aとの接続の形態が異なる。再生装置1aと表示装置2aとは、HDMIではなく、LANで接続される。つまり、図6においては、3D映像再生表示システムは、DLNA(Digital Living Network Alliance)に基づいて構成される。また、以下の説明では、重畳映像は、リモートUIに関する映像である。
再生装置1aはDLNAのサーバであり、表示装置2aはDLNAのクライアントもしくはレンダラである。
再生装置1aは記憶部を構成するディスク(ハードディスクまたは光ディスク、フラッシュメモリなど)に記録されているストリームを、LAN4aを介して表示装置2aへ送る。
表示装置2aは、入力されるストリームをデコードし、表示する。
表示装置2aは、ストリーム中にある放送フラグ情報を検出する。検出した放送フラグ情報の内容がSBS方式3D映像を示した場合には、表示装置2aは、映像表示モードを3D表示に切り替える。
このとき、表示装置2aにおいて、ローカルにOSDを生成して表示している場合には、OSD表示も3D表示に適合させるため、左映像と右映像とに各々描画して(つまり、SBS様式等で)出力する。
例えば、再生装置1のメタデータ生成部がメタデータ(XMLやHTMLなど)を生成して、当該メタデータを表示装置2aへ送り、表示装置2aがメタデータに基づいて表示画面(リモートUI等の重畳映像)を生成して表示する場合には、再生装置1aは、自身が出力中のストリームの放送フラグ情報を検出し、検出した放送フラグ情報がSBS方式の3D映像であることを示していると、上記のメタ情報の内容を、SBS様式で生成しなおし、表示装置2aへ再送信する。これにより、再生装置1a側からメタ情報によって送信される表示画面(リモートUI)についても、3D表示において正しく表示され、3Dで見ることが可能になる。
以上のように、実施の形態3では、リモートUIを3D表示する場合、再生装置1aが出力するメタ情報をSBS様式で生成しなおすことで、表示装置2aの3D表示においてもリモートUIを正常に表示させることができる。なお、再生装置1aがメタ情報をSBS様式で再生成する代わりに、表示装置2aが、リモートUIの映像を、SBS様式で再描画して表示してもよい。
なお、実施の形態3でも、3D映像は、SBS方式の3D映像に限定されない。3D映像には、トップ・アンド・ボトム方式の3D映像も含んでよい。
(実施の形態4)
つぎに実施の形態4による再生装置の動作について、図7を参照して説明する。実施の形態4による再生装置は、実施の形態1による再生装置1と同等の構成を有せばよい。ただし、実施の形態4による再生装置は、接続された表示装置の映像表示モードに基づいて、重畳映像の重畳様式を可変的に制御する。図7は、本実施の形態による再生装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態4による再生装置は、表示装置2がアンテナ等から放送波を直接入力して放送を表示している際に、表示装置2と再生装置1との間でのリンク機能をつかって放送番組の視聴の一時停止(再生装置1による録画およびその追っかけ再生)を行うような場合に、以下のようにして動作する。
視聴の一時停止機能では、表示装置2が放送番組を視聴中に表示装置2に対する操作(再生装置1に対する操作でもよい)により、一時停止の指示を受けると、HDMIのCECを用いて、再生装置1へ当該番組の視聴の一時停止を通知するメッセージが送信される。当該メッセージを受信した再生装置1は、自身のチューナ12を表示装置2が選局している放送局と一致させ、当該放送局から送られる番組の録画を開始する。それと同時に、表示装置2の表示画面には、「一時停止中です」などのメッセージが表示される。このとき、表示装置2は、表示装置2のアンテナ等からの直接入力による表示を、HDMIの入力画面、すなわち再生装置1の出力による表示に切り替える。これにより、表示装置2の表示画面は再生装置1の出力を表示する。
例えば、表示装置2で3D放送を受信中(すなわち放送フラグ情報がSBS方式の3D映像を示す場合)でかつ、この放送を強制的に2D表示している場合、視聴の一時停止操作が実施されることで、表示装置2は、入力を再生装置1の出力に切り替える。再生装置1の出力は、実施の形態1によれば、OSD表示設定が「オート」であれば、再生装置1が受信する放送フラグ情報はSBS方式の3D映像を示しているために、表示装置2がVSIに対応したHDMIのバージョンが1.4a対応である場合に、VSIフラグをHDMI信号に重畳し、SBS様式でOSD映像をSBS方式の3D映像であるコンテンツ映像に重畳して出力してしまう。すると、一時停止を行う直前では表示装置2は2D表示であったのにもかかわらず、一時停止後は3D表示に切り替わってしまう。
そこで、実施の形態4による再生装置は、上記のような映像表示モードの自動的な切り替わりを回避するため、表示装置2は、再生装置1に一時停止を通知する場合に、2D表示中なのか、3D表示中なのかを示す情報もあわせて通知する(CECで通知する)。当該通知にもとづき、再生装置1は、表示装置2から送られた一時停止の通知により、表示装置2の現在の映像表示モードに関する情報を取得し、当該情報にもとづいて、表示装置2へ出力する映像をSBS方式の3D映像とするか、2D映像とするかを決定する。仮に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在2D表示であることを認識すると、一時停止の解除後は、出力映像を2Dで出力する。つまり、再生装置1は、HDMI信号にVSIフラグを重畳せず、OSDも通常様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。逆に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在3D表示であることを認識すると、HDMI信号にVSIフラグを重畳し、OSDをSBS様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。
つぎに上記とは逆に、放送フラグ情報が無いかまたは2Dを示す場合に、表示装置2に強制的に3D表示(SBS方式の3D映像として処理して表示)させて番組を視聴している際に一時停止した場合は、実施の形態1によれば、OSD表示設定が「オート」であれば、再生装置1が受信する放送フラグ情報が3Dを示していないために、VSIフラグをHDMI信号に重畳せず、通常様式でOSD映像をコンテンツ映像に重畳して出力してしまう。すると、一時停止を行う直前では表示装置2は3D表示であったのにもかかわらず、一時停止後は2D表示に切り替わってしまう。
そこで同様に、実施の形態4による再生装置は、上記のような映像表示モードの自動的な切り替わりを回避するため、表示装置2は、再生装置1に一時停止を通知する場合に、2D表示中なのか、3D表示中なのかを示す情報もあわせて通知する(CECで通知する)。当該通知にもとづき、再生装置1は、表示装置2から送られた一時停止の通知により、表示装置2の現在の映像表示モードに関する情報を取得し、当該情報にもとづいて、表示装置2へ出力する映像をSBS方式の3D映像とするか、2D映像とするかを決定する。仮に、再生装置1が、一時停止の通知により表示装置2が現在3D表示であることを認識すると、一時停止の解除後は、出力映像を3Dで出力する。つまり、再生装置1は、(表示装置2がVSI対応の場合に)HDMI信号にVSIフラグを重畳し、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して、映像出力を行う。よって本実施の形態では、一時停止の前後における表示装置2の映像表示モードの自動的な切り替わりを回避することができる。
図7を参照し、本実施の形態による再生装置1によるOSD映像の重畳様式の制御について整理する。
再生装置1は、一時停止が解除されると、コンテンツ(録画された放送)の再生を開始する(S21)。
再生装置1は、一時停止の通知と併せて表示装置2が3D表示中か2D表示中かを示す情報を受け取ったか否かを判断する(S22)。
再生装置1は、3D表示中か2D表示中かを示す情報を受け取った場合、3D表示中か否かを判断する(S23)。
表示装置2が3D表示中であれば、再生装置1は、OSD映像をSBS様式でコンテンツ映像に重畳して出力する(S24)。
表示装置2が2D表示中であれば、再生装置1は、OSD映像を通常様式でコンテンツ映像に重畳して出力する(S25)。
以上、実施の形態4で説明したように、表示装置2が再生装置1に対して一時停止機能を実施する場合は、同時に表示装置2の映像表示モードが2D表示であるか、またはSBS方式の3D表示であるかも通知することで、一時停止前と一時停止後での表示状態を同じにすることができ、違和感無く視聴することができる。なお、実施の形態4ではSBS方式の3Dについて説明したが、これに限らず例えば、トップ・アンド・ボトム方式の3Dであってもよい。
また、本実施の形態において、表示装置2に対する操作で再生装置1を操作するための操作画面を出す機能がある(いわゆる表示装置2のリモコンによるリンク機能)が、これにも利用可能である。この機能は表示装置2のリモコンで、再生装置1の操作画面を出すためのボタン(例えばリンクボタン)を押すと、このボタンが押されたことを示す情報がHDMIのCEC経由で再生装置1に送信され、再生装置1が、操作画面を出力する仕組みになっている。
前記操作画面の操作は、表示装置2のリモコンの特定のボタン(例えばカーソルボタンなど)が押されたという情報を逐次CEC経由で再生装置1へ送信することで実現でき、表示装置2のリモコンを使って、再生装置1を実質的に操作できる。
このとき、例えば、再生装置1の出力を、表示装置2に対する操作によりSBS方式の3D映像として表示させている場合、表示装置2のリモコンのリンクボタンを押した場合は、従来は、再生装置1は、表示装置2が3D表示を行っていることを認識できなかったため、操作画面を2D映像として出力してしまう。そのため、操作画面が正しく表示されない、という問題があった。しかしながら本実施の形態では、表示装置2のリンクボタンを押した場合に、そのボタンが押された情報とともに、表示装置2の現在の映像表示モードが3D表示であるか2D表示であるかを示す情報も通知することができ、再生装置1は、操作画面を2D映像ではなく、SBS方式の3D映像として出力することができ、操作画面を正しく表示させることができる。
逆に、再生装置1が3D映像を出力中に、表示装置2が2D表示を行っている場合でも、表示装置2から再生装置1へ2D表示中であることを通知することができ、再生装置1は操作画面を2D映像として出力することで当該操作画面を正しく表示させることができる。以上のように、本実施の形態は、表示装置2が再生装置1に対してリンク機能を実施する場合でも利用可能である。
また、本実施の形態においては、出力部としてHDMI出力部18を用いたがこれに限られるものではない。即ち、3D方式の映像信号を出力できる出力部であれば、本実施の形態を実施することができる。
また、本実施の形態の再生装置1は、光ディスクを再生する再生装置であるがこれに限られるものではなく、3D映像を出力できる装置であればよい。即ち、HDDやフラッシュメモリなど他の記録媒体に記録された3D映像データをデコードして出力する装置であっても良いし、3Dに対応した放送を受信して出力する装置であってもよい。
(変形例)
なお、実施の形態1〜4においては、再生装置は、出力する映像がSBS方式またはトップ・アンド・ボトム方式の3D映像である場合、その映像を立体表示させたときに左目映像に重畳されたOSD映像と右目映像に重畳されたOSD映像とが一致するように、スクリーン画面(コンテンツ映像)の左目映像領域および右目映像領域それぞれにOSD映像を重畳した。しかし、以下に示す場合においては一致するように重畳することなく、2D映像と同様に(通常様式で)スクリーン画面全体にOSD映像を重畳してもよい。その場合とは、例えば、録画一覧画面や番組表をOSD映像として画面全面を使って表示し、その一部に小窓としてコンテンツ映像を表示させるような場合である。このような場合、表示装置2は、3D表示ではなく、2D表示で表示することが多い。したがって、コンテンツ映像がSBS方式またはトップ・アンド・ボトム方式の3D映像である場合であっても、OSD映像を2Dと同様に(通常様式で)スクリーン画面の全体に重畳して出力する。
本実施の形態による再生装置は、3D映像を再生することができる映像再生装置として有用である。
1 ・・・ 再生装置
1a・・・ 再生装置(DLNAサーバ)
2 ・・・ 表示装置
2a・・・ 表示装置(DLNAクライアント(レンダラ))
3 ・・・ 3Dメガネ
4 ・・・ HDMI伝送路
4a・・・ LAN
5 ・・・ 無線伝送路
11 ・・・ 映像ソース部
12 ・・・ チューナ部
13 ・・・ アンテナ
14 ・・・ 光ディスクドライブ
15 ・・・ 光ディスク
16 ・・・ デコーダ部
17 ・・・ OSD合成部
18 ・・・ HDMI出力部
19 ・・・ CPU
20 ・・・ OSD作成部
21 ・・・ リモコン信号受信部

Claims (9)

  1. 入力されるストリームデータをデコードしてコンテンツ映像を生成するデコーダ部と、
    前記コンテンツ映像に重畳するための重畳映像を作成する作成部と、
    前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳して出力映像を生成する合成部と、
    前記出力映像を出力する出力部と、
    前記作成部および前記合成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記ストリームデータに基づいて前記コンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかを判断し、
    前記合成部は、前記判断に基づいて、前記コンテンツ映像が2D映像である場合には、第1の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳し、前記コンテンツ映像が3D映像である場合には、前記第1の様式と異なる第2の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳する、映像再生装置。
  2. 前記合成部は、前記第2の様式においては、前記コンテンツ映像の左目映像領域および右目映像領域の互いに対応する位置それぞれに、前記重畳映像を重畳する、請求項1に記載の映像再生装置。
  3. さらに、ユーザの指示を受け付ける受付部を有し、
    前記制御部は、前記受付部を介して所定の指示を前記ユーザから受け付けた場合には、前記コンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかに関わらず、前記合成部に前記第2の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳させる、請求項2に記載の映像再生装置。
  4. 前記制御部は、前記所定の指示の有効期間の終期を前記所定の指示を受けた時に再生中のコンテンツの再生完了時に設定する、請求項3に記載の映像再生装置。
  5. 前記制御部は、前記終期を経過した後は、前記合成部に前記コンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかに関わらずに前記第2の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳させる指示を行わない、請求項4に記載の映像再生装置。
  6. 前記制御部は、前記ストリームデータに含まれるフラグ情報に基づいて、前記コンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかを判断する、請求項1に記載の映像再生装置。
  7. 前記制御部は、さらに、前記出力部に接続された外部装置がHDMIVer.1.4a以上の3D映像表示に対応するか否かを判断し、
    前記出力部は、前記判断に基づいて、前記外部装置がHDMIVer.1.4a以上の3D映像表示に対応する装置である場合には、前記出力映像のタイプを示す情報を、VSIに挿入する、請求項1に記載の映像再生装置。
  8. 映像再生装置における映像再生方法であって、
    デコーダ部が、入力されるストリームデータをデコードしてコンテンツ映像を生成するステップと、
    前記コンテンツ映像に重畳するための重畳映像を作成するステップと、
    前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳して出力映像を生成するステップと、
    前記出力映像を出力するステップと、
    制御部が、前記ストリームデータに基づいて前記コンテンツ映像が2D映像であるか3D映像であるかを判断するステップと、を有し、
    前記生成するステップは、前記判断するステップにおける判断に基づいて、前記コンテンツ映像が2D映像である場合には、第1の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳し、前記コンテンツ映像が3D映像である場合には、前記第1の様式と異なる第2の様式で前記重畳映像を前記コンテンツ映像に重畳する、映像再生方法。
  9. コンテンツのストリームデータを保持する記憶部と、
    ネットワークを介して接続された映像表示装置に重畳映像を生成させるためのメタデータを生成する生成部と、
    前記ストリームデータおよび前記メタデータを前記ネットワーク経由で前記映像表示装置へ出力する出力部と、
    前記生成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記出力部が出力するストリームデータに基づいて前記コンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを判断し、
    前記生成部は、前記判断に基づいて、前記コンテンツが2Dコンテンツである場合には、第1の様式で前記メタデータを生成し、前記コンテンツが3Dコンテンツである場合には、前記第1の様式と異なる第2の様式で前記メタデータを生成する、映像再生装置。
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