JPWO2011083567A1 - 負荷分散システム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

前段装置と複数の後段装置とを備える負荷分散システムにおいて、前段装置が、クライアント装置から送信され、所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータを受信する第1受信手段と、当該オリジナルデータに基づいて複数の後段装置のうちのいずれか1つの対象後段装置のアドレスを宛先アドレスとする転送データを取得する取得手段と、その転送データを送信する第1送信手段と、を含み、上記対象後段装置が、上記前段装置から送信され、対象後段装置自身のアドレスを宛先アドレスとする転送データを受信する第2受信手段と、この第2受信手段で受信された転送データを上記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータに戻すリストア手段と、このリストア手段で戻されたオリジナルデータを対象後段装置自身に接続されるサーバ装置へ送信する第2送信手段と、を含む。

Description

本発明は、クライアントからのアクセスによるサーバ負荷の増大を抑える負荷分散技術に関する。
インターネットやイントラネット等のようなネットワーク上において、アクセス数が多く、単一のサーバのみでは十分な性能を提供できないサーバでは、負荷分散技術が用いられる。負荷分散技術は、複数のサーバに負荷を分散させることで単一のサーバで提供できる以上の性能を実現する。
負荷分散技術として、負荷分散装置のような専用の装置を用いる技術がある。この技術では、クライアントは負荷分散装置を介して複数のサーバに接続される。負荷分散装置は、クライアントからのアクセスをバックエンドに配置される複数のサーバのいずれか1つに振り分ける。この振り分けにおいて、負荷分散装置は、クライアントから送られるパケットの宛先アドレスを負荷分散装置自身のアドレスから振り分け先のサーバのアドレスに書き換える。逆に、負荷分散装置は、その振り分け先のサーバから返信された応答パケットの送信元アドレスをそのサーバのアドレスから負荷分散装置自身のアドレスに書き換える。
また、負荷分散装置は、上述のようなパケットの振り分けにあたり、同じセッション内のパケットが同一のサーバに届くようにするために、送信元であるクライアントのアドレスと書き換えられたサーバのアドレスとの対応を保持する。この保持される対応情報により、同一クライアントから送られるパケットは、同一サーバに振り分けられる。
このようなアドレス変換により、クライアントにとっては1台のサーバ(負荷分散装置に設定された1つのアドレス)にアクセスしているが、実際には、クライアントからのアクセスは、負荷分散装置のバックエンドに配置される複数のサーバのいずれか1台に振り分けられる。
特開2003−281109号公報
ところが、上述のようなアドレス変換を伴う従来の負荷分散技術では、特定のアプリケーションが正常に動作しなくなる場合がある。この特定アプリケーションとしては、例えば、FTP(File Transfer Protocol)、SIP等のIP電話で利用されるプロトコル等のような宛先のIP(Internet Protocol)アドレスをアプリケーション層で通知するアプリケーションがある。このような特定アプリケーションは、負荷分散のためにIPヘッダ内のIPアドレスが書き換えられた場合、アプリケーション層で通知されたIPアドレスとIPヘッダ内のIPアドレスとが一致しないため、正常動作しない場合がある。
また、IPSec(Security Architecture for Internet Protocol)が利用されるネットワークでは、従来の負荷分散技術を適用することができない。送信側の通信端であるクライアントから送信されたパケットは、送信時に設定されていたIPアドレスとは異なるIPアドレスが設定された状態で受信側の通信端であるサーバで受信されるため、負荷分散のためのIPアドレス変換が改竄に該当するからである。これにより、従来の負荷分散技術では、IPSecにおけるAH(Authentication Header)によるパケットの改竄の検出機能を利用することができない。
また、IPSecのESP(Encapsulating Security Payload)が用いられる場合には、パケットが暗号化されるため、トランスポートヘッダの情報(ポート番号等)を用いる負荷分散は適用することができない。
本発明の一態様に係る課題は、このような問題点に鑑み、様々な環境で利用することができる負荷分散技術を提供することにある。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1態様は、所定のサーバアドレスが設定された前段装置と、前段装置と通信可能に接続され、所定サーバアドレスがそれぞれ設定された各サーバ装置にそれぞれ接続される複数の後段装置と、を備える負荷分散システムに関する。第1態様における負荷分散システムでは、上記前段装置が、クライアント装置から送信され、上記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータを受信する第1受信手段と、当該オリジナルデータに送信元アドレスとして設定される上記クライアント装置のアドレスに応じて複数の後段装置のうちのいずれか1つの対象後段装置を選択する選択手段と、当該オリジナルデータに基づいて上記選択手段で選択された対象後段装置のアドレスを宛先アドレスとする転送データを取得する取得手段と、その転送データを送信する第1送信手段と、を含み、上記対象後段装置が、上記前段装置から送信され、対象後段装置自身のアドレスを宛先アドレスとする転送データを受信する第2受信手段と、この第2受信手段で受信された転送データを上記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータに戻すリストア手段と、このリストア手段で戻されたオリジナルデータを対象後段装置自身に接続されるサーバ装置へ送信する第2送信手段と、を含む。
なお、本発明の他の態様として、以上の構成を実現する方法、プログラム、このプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体等であってもよい。
上記各態様によれば、様々な環境で利用することができる負荷分散技術を提供することができる。
図1は、実施例1における負荷分散システムのシステム構成を示す図である。 図2は、実施例1における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1における各後段装置20の概略構成を示すブロック図である。 図4は、実施例1における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの第1例を示す図である。 図5は、実施例1における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの第2例を示す図である。 図6は、実施例2における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。 図7は、実施例2における各後段装置20の概略構成を示すブロック図である。 図8は、実施例2における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの例を示す図である。 図9は、実施例3における負荷分散システムのシステム構成を示す。 図10は、実施例3における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。
以下、一実施形態としての負荷分散システムについて具体例を挙げ説明する。実施形態としての負荷分散システムは、クライアントからのアクセスによるサーバ負荷の増大を抑える負荷分散システムに関する例示である。以下に挙げた各実施例はそれぞれ例示であり、本開示は以下の各実施例の構成に限定されない。
以下、実施形態としての負荷分散システムの実施例1について説明する。
[システム構成]
図1は、実施例1における負荷分散システムのシステム構成を示す。実施例1における負荷分散システムは、前段装置10、後段装置20(#1)から20(#n)、サーバ装置(以降、単にサーバと表記する)30(#1)から30(#n)を含む。以降、個々を特定する必要のある場合を除き、括弧記載を省略し、総称として後段装置20及びサーバ30と単数形で表記する。
後段装置20は、サーバ30の数に応じてその設置数が決まる。1台の後段装置20は、1台のサーバ30と接続される。例えば、図1に示されるように、後段装置20(#1)はサーバ30(#1)と接続され、後段装置20(#n)はサーバ30(#n)と接続される。但し、本実施形態は、後段装置20及びサーバ30の数を限定するものではない。
前段装置10は、インターネット等のIP網5と通信可能に接続される。これにより、実施例1における負荷分散システムは、IP網5を介して、クライアント装置(以降、単にクライアントと表記する)1(#1)及び1(#2)と接続する。また、前段装置10は後段装置20とIP網7で接続される。IP網7には、後段装置20以外の他の装置が接続されてもよい。また、IP網7は、イーサネット(登録商標)網等のL2(レイヤ2)網であってもよい。以降、IP網7は、前段装置10と後段装置20とを接続するためのネットワークを意味するため、内部IP網7と表記する。
本実施形態では、各ノード間で利用されるプロトコルとしてIPプロトコルが利用される例を示すため、各ノードは、IPアドレスをそれぞれ有する。なお、本実施形態は、各ノードがアドレスを持つ形態のプロトコルであれば、利用されるプロトコルを限定しない。
前段装置10及び各サーバ30にはそれぞれ同じIPアドレス(IP−s)が設定される。各後段装置20にはそれぞれ異なるIPアドレスが設定される。具体的には、図1に示されるように、後段装置20(#1)はIP−t1というIPアドレスを持ち、後段装置20(#2)はIP−t2というIPアドレスを持ち、後段装置20(#3)はIP−t3というIPアドレスを持ち、後段装置20(#4)はIP−t4というIPアドレスを持ち、後段装置20(#n)はIP−tnというIPアドレスを持つ。
このようなアドレス形態により、各後段装置20にとっては、同じIPアドレス(IP−s)を持つ異なるノードが2つ(前段装置10とその後段装置20に接続される1台のサーバ30)存在することになる。このようなアドレス形態の特異性は、前段装置10及び各後段装置20により吸収される。
[装置構成]
以下、実施例1における負荷分散システムに関連する各ノードの装置構成をそれぞれ説明する。
〔クライアント及びサーバ〕
クライアント1は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インタフェース等を備えるコンピュータで実現される。当該コンピュータとしては、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等がある。実施例1におけるクライアント1は、IPプロトコルを実行する通信機能を有していればよく、クライアント1のその他の機能は限定されない。なお、クライアント1が携帯端末として実現される場合には、クライアント1は基地局(図示せず)等を介してIP網5に接続される。図1には、2台のクライアント1(#1)及び1(#2)のみが示されるが、本実施形態は、本負荷分散システムにアクセスするクライアントの数を限定するものではない。
クライアント1は、実施例1における負荷分散システムで実行される負荷分散処理の対象となるサーバ30にアクセスし所定の処理を要求する。クライアント1がWEBブラウジングを行う場合には、WEBブラウザを介して所定のWEBページの提供をサーバ30に要求する。また、クライアント1がファイル転送を行う場合には、所定のファイルの提供をサーバ30に要求する。
サーバ30は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インタフェース等を備えるコンピュータで実現される。当該コンピュータとしては、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータ又は専用コンピュータで実現される。サーバ30は、クライアント1により要求される処理を実行し、この要求に応じた応答データをクライアント1へ返信する機能を有していればよい。また、本実施形態は、クライアント1から要求される処理の内容を限定しない。サーバ30は、例えば、WEBサーバ、ファイルサーバ等である。
〔前段装置〕
図2は、実施例1における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。実施例1における前段装置10は、通信部11(#1)及び11(#2)、送信元アドレス読み取り部13、負荷分散処理部14、アドレス格納部17、宛先アドレス書き換え部19等を含む。これら前段装置10の各ユニットは、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。これら各ユニットはそれぞれ通信可能に接続される。
通信部11(#1)及び11(#2)はそれぞれ異なる通信ポートを有する。通信部11(#1)の通信ポートは、IP網5へ繋がる通信線に接続される。通信部11(#2)の通信ポートは、内部IP網7を介して複数の後段装置30へ繋がる通信線に接続される。
通信部11(#1)は、自身(前段装置10)のIPアドレス(IP−s)の設定されたパケットをIP網5から受けると、そのパケットが受信されたことを送信元アドレス読み取り部13へ通知する。逆に、通信部11(#1)は、通信部11(#2)において内部IP網7からのパケットが受信された場合には、その受信されたパケットをIP網5へ転送する。
通信部11(#2)は、内部IP網7から送られるパケットを受信する。通信部11(#2)は、受信されたパケットを通信部11(#1)へ送る。後段装置30により送信されたパケットは通信部11(#2)で受信される。後段装置30から送られたパケットの宛先アドレスには、クライアント1のIPアドレスが設定されている。逆に、通信部11(#2)は、宛先アドレス書き換え部19からの指示を受けると、宛先アドレス書き換え部19で宛先アドレスが書き換えられたパケットを内部IP網7へ送出する。
送信元アドレス読み取り部13は、通信部11(#1)からパケット受信の通知を受けると、その受信されたパケットのIPヘッダに設定される送信元アドレスを読み取る。読み取られた送信元IPアドレスは負荷分散処理部14へ送られる。
負荷分散処理部14は、送信元アドレス読み取り部13から送信元IPアドレスを受けると、この送信元IPアドレスからのパケットの負荷分散処理が実行中か否かを判定する。具体的には、負荷分散処理部14は、送信元アドレス読み取り部13からの送信元IPアドレスがアドレス格納部17に格納されているか否かを判定する。アドレス格納部17に当該送信元IPアドレスが格納されている場合には、この送信元IPアドレスからのパケットの負荷分散処理が実行中である。負荷分散処理の実行中とは、その送信元IPアドレスからのパケットを転送すべき後段装置20が既に決定されている状態を意味する。逆に、アドレス格納部17に当該送信元IPアドレスが格納されていない場合には、この送信元IPアドレスからのパケットの負荷分散処理が未だ行われていない。
負荷分散処理部14は、この送信元IPアドレスからのパケットの負荷分散処理が実行中であると判断すると、既に決定されている後段装置20のIPアドレスを取得する。具体的には、負荷分散処理部14は、アドレス格納部17に当該送信元IPアドレスが格納されている場合には、その送信元IPアドレスと関連付けられ格納されている宛先アドレスをアドレス格納部17から抽出する。負荷分散処理部14は、その抽出された宛先アドレスを宛先アドレス書き換え部19へ送る。
一方で、負荷分散処理部14は、この送信元IPアドレスからのパケットの負荷分散処理が実行されていないと判断すると、この送信元IPアドレスからのパケットを転送すべき後段装置20を後段装置20(#1)から20(#n)の中から選択する。この選択は、その送信元IPアドレスにより示されるクライアント1からのアクセスをいずれのサーバ30に振り分けるか決定することと同意である。負荷分散処理部14は、送信元IPアドレスに基づいて振り分け先の後段装置20を選択する。
この選択方法は、発信元IPアドレスの任意のビット位置及び任意のビット数で示される値で振り分け先の後段装置20を選択する。例えば、サーバ30(後段装置20)の数が16台の場合には、任意の4ビットの値で振り分け先の後段装置20が選択される。その他の選択方法として、予め各サーバ30の順番を決めておき、この順番により振り分け先の後段装置20を選択するようにしてもよい。また、各サーバ30の負荷状況をそれぞれ監視し、各サーバ30の負荷状況に応じて負荷の低いサーバ30に接続される後段装置20が選択されるようにしてもよい。実施例1では、送信元IPアドレスに基づいて振り分け先の後段装置20が選択されれば、その詳細の選択方法は限定されない。
負荷分散処理部14は、このように後段装置20のいずれか1つを振り分け先の後段装置20として選択すると、この選択された後段装置20のIPアドレスと対象の送信元IPアドレスとを含むエントリをアドレス格納部17に格納する。負荷分散処理部14は、このように選択された後段装置20のIPアドレスを宛先アドレス書き換え部19へ送る。
アドレス格納部17は、通信部11(#1)で受信されたパケットの送信元IPアドレスと、このパケットに関し負荷分散処理部14で決定された振り分け先の後段装置20のIPアドレスと、を含むエントリを格納する。アドレス格納部17に格納される各エントリは、そのエントリが参照されない継続時間が所定時間を越えた場合に、それぞれ削除されるようにしてもよい。この場合には、参照された時間を各エントリに含めるようにすればよい。
宛先アドレス書き換え部19は、負荷分散処理部14から後段装置20のIPアドレスを受けると、通信部11(#1)で受信されたパケットのIPヘッダに格納される宛先アドレスをこの後段装置20のIPアドレスに書き換える。宛先アドレス書き換え部19は、宛先アドレスの書き換えを終えると、書き換えられたパケットの送信を通信部11(#2)へ依頼する。なお、内部IP網7がイーサネット(登録商標)等のレイヤ2(L2)網の場合、宛先アドレス書き換え部19は、宛先IPアドレスを書き換えるにあたり、そのパケットのIPヘッダのチェックサムの再計算を行わなくともよい。これは、後述するように、前段装置10で書き換えられた宛先IPアドレスは後段装置20で元に戻されるため、サーバ30で受信されたパケットにおいては矛盾が生じないからである。但し、内部IP網7がIP網の場合には、宛先アドレス書き換え部19は、当該チェックサムの再計算を行う。IP網の場合、経由するルータにおいてIPv4のTTL(Time To Live)、IPv6のホップリミット(Hop Limit)等が変わるからである。
〔後段装置〕
図3は、実施例1における各後段装置20の概略構成を示すブロック図である。各後段装置20はそれぞれ同じ構成を持つ。
実施例1における後段装置20は、通信部21(#1)及び21(#2)、宛先アドレスリストア部23、サーバアドレス格納部25等を含む。これら後段装置20の各ユニットは、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。これら各ユニットはそれぞれ通信可能に接続される。
通信部21(#1)及び21(#2)はそれぞれ異なる通信ポートを有する。通信部21(#1)の通信ポートは、内部IP網7を介して前段装置10へ繋がる通信線に接続される。通信部21(#2)の通信ポートは、複数のサーバ30のいずれか1つへ繋がる通信線に接続される。通信部21(#1)及び21(#2)は、後段装置20のためのIPアドレスを持つ。例えば、後段装置20(#n)の通信部21(#1)及び21(#2)はIPアドレス(IP−tn)を持ち、後段装置20(#n)の通信部21(#2)はサーバ30(#n)へ繋がる通信線に接続される。
通信部21(#1)は、自身(後段装置20)のIPアドレス(例えば、IP−tn)の設定されたパケットを内部IP網7から受けると、そのパケットが受信されたことを宛先アドレスリストア部23へ通知する。逆に、通信部21(#1)は、通信部21(#2)においてサーバ30から送信されたパケットが受信された場合には、その受信パケットを内部IP網7へ送出する。
通信部21(#2)は、自身(後段装置20)に接続されるサーバ30から送信されたパケットを受信すると、このパケットを通信部21(#1)へ送る。このパケットは上述したように通信部21(#1)により内部IP網5へ転送される。なお、サーバ30から送られたパケットの宛先アドレスには、クライアント1のIPアドレスが設定されている。逆に、通信部21(#2)は、宛先アドレスリストア部23からの指示を受けると、宛先アドレスリストア部23で宛先アドレスが元に戻されたパケットをサーバ30へ送出する。
宛先アドレスリストア部23は、通信部21(#1)からパケット受信の通知を受けると、その受信されたパケットの宛先アドレスを前段装置10で書き換えられる前に元々設定されていたIPアドレスに戻す。前段装置10で書き換えられる前に元々設定されていたIPアドレスは、サーバ30のIPアドレス(IP−s)である。また、自身(後段装置20)宛てのパケットは、前段装置10においてその宛先アドレスが自身のIPアドレスに書き換えられている。従って、宛先アドレスリストア部23は、通信部21(#1)で受信されたパケットの宛先アドレスをサーバ30のIPアドレスに書き換えることにより、前段装置10で書き換えられる前に元々設定されていたIPアドレスに戻すことになる。このとき、宛先アドレスリストア部23は、内部IP網7がL2網の場合であって、前段装置10の宛先アドレス書き換え部19でチェックサムの再計算が行われていない場合には、同様に、IPヘッダのチェックサムの再計算を行わない。但し、内部IP網7がIP網の場合には、宛先アドレスリストア部23は、当該チェックサムの再計算を行う。
サーバアドレス格納部25にはサーバ30のIPアドレスが格納される。
[動作例]
以下、実施例1における負荷分散システムの動作例について図4及び5を用いて説明する。図4は、実施例1における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの第1例を示す図である。図5は、実施例1における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの第2例を示す図である。
図4には、クライアント1(#1)がサーバ30へアクセスし所定の処理を要求する場合の例が示される。図4の例によれば、宛先アドレスがサーバ30のIPアドレス(IP−s)に設定され送信元アドレスがクライアント1(#1)自身のIPアドレス(IP−ca)に設定されたIPヘッダを持つパケットP51がクライアント1(#1)から送信される。このパケットP51は、サーバ30のIPアドレスと同じIPアドレス(IP−s)を持つ前段装置10により受信される。
前段装置10では、通信部11(#1)がIP網5を介してそのパケットP51を受信すると、パケット受信が送信元アドレス読み取り部13に通知される。送信元アドレス読み取り部13は、この通知を受け、受信されたパケットP51のIPヘッダから送信元アドレスを読み取る。
負荷分散処理部14は、読み取られた送信元IPアドレスを受けると、アドレス格納部17からその送信元IPアドレスを含むエントリを検索する。ここでは、アドレス格納部17にその送信元IPアドレスを含むエントリが格納されていないと仮定する。この場合、負荷分散処理部14は、アドレス格納部17にその送信元IPアドレスを含むエントリが格納されていないと判断すると、その送信元IPアドレスを用いることにより、パケットP51を処理させるためのサーバをサーバ30(#1)から30(#n)の中から選択する。ここでは、サーバ30(#1)が選択されたと仮定する。負荷分散処理部14は、選択されたサーバ30(#1)に接続する後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)を取得する。負荷分散処理部14は、取得された後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)と送信元IPアドレス(IP−ca)とを含むエントリをアドレス格納部17に格納し、その取得されたIPアドレス(IP−t1)を宛先アドレス書き換え部19へ送る。
宛先アドレス書き換え部19は、通信部11(#1)で受信されたパケットP51のIPヘッダ内の宛先アドレスを負荷分散処理部14から受けたIPアドレス(IP−t1)に書き換える。通信部11(#2)は、宛先アドレス書き換え部19からの指示を受け、宛先アドレス書き換え部19で宛先アドレスが書き換えられたパケットP52を内部IP網7へ送出する。
前段装置10から送出されたパケット52では、そのIPヘッダの宛先アドレスが後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)に設定され、そのIPヘッダの送信元アドレスがクライアント1(#1)のIPアドレス(IP−ca)に設定されている。このパケットP52は、後段装置20(#1)から20(#n)のうち、IPアドレス(IP−t1)を持つ後段装置20(#1)により受信される。
後段装置20(#1)では、通信部21(#1)が内部IP網7を介してそのパケットP52を受信すると、パケット受信が宛先アドレスリストア部23に通知される。宛先アドレスリストア部23は、この通知を受け、受信されたパケットP52のIPヘッダの宛先アドレスをサーバアドレス格納部25に格納されるサーバ30のIPアドレス(IP−s)に書き換える。このパケットP53では、そのIPヘッダの宛先アドレスが前段装置10で書き換えられたアドレス(IP−t1)から元のパケットP51に設定されていたアドレス(IP−s)に戻されたことになる。前段装置10で宛先IPアドレスが書き換えられたものの、後段装置20(#1)で元に戻されたため、そのパケットP53は元のパケットP51と同じである。なお、パケットP53のIPヘッダの送信元アドレスには、クライアント1(#1)のIPアドレス(IP−ca)が設定されている。
宛先アドレスリストア部23により宛先IPアドレスが書き換えられたパケットP53は、通信部21(#2)からサーバ30(#1)が接続される通信線に送出される。後段装置20(#1)の通信部21(#2)には、複数のサーバのうちのサーバ30(#1)のみが接続されているため、パケットP53はサーバ30(#1)で受信される。
サーバ30(#1)は、パケットP53を受信し、対応する処理を実行する。続いて、サーバ30(#1)は、応答パケットP55をパケットP53の送信元へ送信する。応答パケットP55では、そのIPヘッダの宛先アドレスにはパケットP53の送信元IPアドレスに設定されていたアドレス(IP−ca)が設定され、そのIPヘッダの送信元アドレスにはサーバ30(#1)のアドレス(IP−s)が設定されている。
この応答パケットP55は、サーバ30(#1)にとってのルータとして作用する後段装置20(#1)で受信される。後段装置20(#1)では、通信部21(#2)がパケットP55を受信すると、通信部21(#1)へその応答パケットP55を転送する。通信部21(#1)は、通信部21(#2)から転送された応答パケットP55を内部IP網7に送出する。
応答パケットP55は、後段装置20(#1)にとってのルータとして作用する前段装置10で受信される。前段装置10では、内部IP網7に接続される通信部11(#2)で受信されると、通信部11(#2)が受信されたパケットP55を通信部11(#1)へ転送する。通信部11(#1)は、通信部11(#2)から転送された応答パケットP55をIP網5へ送出する。
応答パケットP55は後段装置20(#1)及び前段装置10でそれぞれ転送されるため、そのIPヘッダに設定されている送信元アドレス及び宛先アドレスはサーバ30(#1)が送信したままの状態となっている。結果、応答パケットP55の宛先IPアドレス(IP−ca)に基づいてその応答パケットP55はクライアント1(#1)で受信される。
このように、実施例1における負荷分散システムでは、サーバ30宛てにクライアント1(#1)から送信されたパケットは負荷分散対象となるサーバ30と同じアドレス(IP−s)を持つ前段装置10により受信される。前段装置10で受信されたパケットは、そのパケットの処理を振り分けられたサーバ30(#1)に接続する後段装置20(#1)のアドレス(IP−t1)にその宛先IPアドレスが書き換えられる。この宛先IPアドレスが書き換えられたパケットは、後段装置20(#1)においてその宛先が元々設定されていたサーバアドレス(IP−s)に戻されて、サーバ30(#1)へ転送される。
これにより、実際の処理を行うサーバ30(#1)が受信するパケットは、クライアント1(#1)から送信されたパケットそのものとなる。
従って、実施例1における負荷分散システムによれば、宛先のIPアドレスをアプリケーション層で通知しあうような特定アプリケーションからのトラフィックであっても正常に負荷分散させることができる。更に、IPSecのAHが利用されるシステムにおいても、送信側の通信端と受信側の通信端との間においてはパケットの改竄は行われていないため、実施例1における負荷分散システムは適用可能である。つまり、実施例1によれば、アプリケーションやプロトコル等に依存されず、様々な環境で利用し得る汎用的な負荷分散を実現することができる。
ところで、パケットP55を受信したクライアント1(#1)がサーバ30へパケットを再度送信した場合には、そのパケットは上記と同じサーバ30(#1)へ転送される。この場合、前段装置10の負荷分散処理部14が、アドレス格納部17からその送信元IPアドレス(IP−ca)を含むエントリを検索し、このエントリに含まれる後段装置20(#1)のアドレス(IP−t1)でそのパケットの宛先アドレスを書き換える。
これにより、同一クライアントからのサーバアクセスを同一サーバ30に振り分けることができる。
図5は、クライアント1(#2)がサーバ30へアクセスし所定の処理を要求する場合の例が示される。図5の例によれば、宛先アドレスがサーバ30のIPアドレス(IP−s)に設定され送信元アドレスがクライアント1(#2)自身のIPアドレス(IP−cb)に設定されたIPヘッダを持つパケットP61がクライアント1(#2)から送信される。このパケットP61は、図4の例と同様に、サーバ30のIPアドレスと同じIPアドレス(IP−s)を持つ前段装置10により受信される。
前段装置10では、上述の図4の例と同様に、通信部11(#1)がこのパケットP61を受信すると、送信元アドレス読み取り部13が、受信されたパケットP61のIPヘッダから送信元アドレス(IP−cb)を読み取る。
負荷分散処理部14は、読み取られた送信元IPアドレスを受けると、アドレス格納部17からその送信元IPアドレス(IP−cb)を含むエントリを検索する。ここでは、アドレス格納部17には、図4の例により送信元IPアドレス(IP−ca)を含むエントリのみが格納され、それ以外のエントリは格納されていないと仮定する。この場合、負荷分散処理部14は、その送信元IPアドレス(IP−cb)を用いることにより、パケットP61を処理させるためのサーバをサーバ30(#1)から30(#n)の中から選択する。ここでは、サーバ30(#2)が選択されたと仮定する。負荷分散処理部14は、選択されたサーバ30(#2)に接続する後段装置20(#2)のIPアドレス(IP−t2)を取得する。負荷分散処理部14は、取得された後段装置20(#2)のIPアドレス(IP−t2)と送信元IPアドレス(IP−cb)とを含むエントリをアドレス格納部17に格納し、その取得されたIPアドレス(IP−t2)を宛先アドレス書き換え部19へ送る。
宛先アドレス書き換え部19は、通信部11(#1)で受信されたパケットP61のIPヘッダ内の宛先アドレスを負荷分散処理部14から受けたIPアドレス(IP−t2)に書き換える。結果、宛先アドレス書き換え部19で宛先アドレスが書き換えられたパケットP62が通信部11(#2)により内部IP網7へ送出される。
前段装置10から送出されたパケット62では、そのIPヘッダの宛先アドレスが後段装置20(#2)のIPアドレス(IP−t2)に設定され、そのIPヘッダの送信元アドレスがクライアント1(#2)のIPアドレス(IP−cb)に設定されている。このパケットP62は、IPアドレス(IP−t2)を持つ後段装置20(#2)により受信される。
後段装置20(#2)では、通信部21(#1)が内部IP網7を介してそのパケットP62を受信すると、宛先アドレスリストア部23が、受信されたパケットP62のIPヘッダの宛先アドレスをサーバアドレス格納部25に格納されるサーバ30のIPアドレス(IP−s)に書き換える。サーバ30(#1)から30(#n)には全て同じIPアドレスが設定されているため、図5の例においても図4の例と同様のIPアドレス(IP−s)に書き換えられる。
このパケットP63では、そのIPヘッダの宛先アドレスが前段装置10で書き換えられたアドレス(IP−t2)から元のパケットP61に設定されていたアドレス(IP−s)に戻されたことになる。なお、パケットP63のIPヘッダの送信元アドレスには、クライアント1(#2)のIPアドレス(IP−cb)がそのまま設定されている。
宛先アドレスリストア部23により宛先IPアドレスが書き換えられたパケットP63は、通信部21(#2)からサーバ30(#2)が接続される通信線に送出される。後段装置20(#2)の通信部21(#2)には、複数のサーバのうちのサーバ30(#2)のみが接続されているため、パケットP63はサーバ30(#2)で受信される。
以降、サーバ30(#2)からクライアント1(#2)へ送信される応答パケットP65については図4の例と同様にアドレス変換されることなく、後段装置20(#2)及び前段装置10を介してクライアント1(#2)へ送り届けられる。
このように、実施例1における負荷分散システムでは、サーバ30宛てにクライアント1(#1)から送信されたパケットは、その送信元IPアドレス(クライアントのアドレス)に基づいて複数のサーバ30のうちの何れか1つに振り分けられる。
以下、実施形態としての負荷分散システムの実施例2について説明する。上述の実施例1では、宛先IPアドレスを書き換えることでパケットのサーバへの振り分けが行われていた。実施例2では、パケットを特定のヘッダでカプセル化することによりそのパケットのサーバへの振り分けを行う。
実施例2では、システム構成は実施例1と同様であり、クライアント1及びサーバ30の各構成についても実施例1と同様である。以下、実施例1と異なる内容を中心に実施例2における負荷分散システムについて説明する。
〔前段装置〕
図6は、実施例2における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。実施例2における前段装置10は、実施例1における宛先アドレス書き換え部19に替え、カプセル化部71を含む。前段装置10に含まれる他のユニットについては実施例1と同様である。カプセル化部71は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
カプセル化部71は、負荷分散処理部14から後段装置20のIPアドレスを受けると、通信部11(#1)で受信されたパケットを変更することなく、そのパケットに新たなIPヘッダを追加する。言い換えれば、カプセル化部71は、新たなIPヘッダを用いて通信部11(#1)で受信されたパケットをカプセル化する。カプセル化部71は、その新たなIPヘッダの宛先アドレスを後段装置20のIPアドレスに設定する。なお、その新たなIPヘッダの送信元アドレスは、元のパケットの送信元IPアドレスと同じものが設定されてもよいし、前段装置10のIPアドレス(サーバ30のIPアドレス)が設定されてもよい。カプセル化部71は、カプセル化を終えると、カプセル化されたパケットの送信を通信部11(#2)へ依頼する。
〔後段装置〕
図7は、実施例2における各後段装置20の概略構成を示すブロック図である。実施例2における各後段装置20はそれぞれ同じ構成を持つ。実施例2における後段装置20は、実施例1における宛先アドレスリストア部23及びサーバアドレス格納部25に替え、カプセル化解除部72を含む。後段装置20に含まれる他のユニットについては実施例1と同様である。カプセル化解除部72は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
カプセル化解除部72は、通信部21(#1)からパケット受信の通知を受けると、その受信されたパケットのカプセル化を解除する。具体的には、カプセル化解除部72は、受信されたパケットから1つのIPヘッダを削除する。この削除されたIPヘッダの宛先アドレスには、後段装置20自身のIPアドレスが設定されている。カプセル化の解除されたパケットは、クライアント1から送信されたパケットと同一である。つまり、カプセル化の解除されたパケットのIPヘッダに設定されている宛先アドレスは、サーバ30のIPアドレス(IP−s)である。カプセル化解除部72は、受信部21(#2)に対してカプセル化の解除されたパケットの送信を依頼する。
[動作例]
以下、実施例2における負荷分散システムの動作例について図8を用いて説明する。図8は、実施例2における負荷分散システムで負荷分散されるパケットの例を示す図である。図8には、クライアント1(#1)がサーバ30へアクセスし所定の処理を要求する場合の例が示される。クライアント1(#1)から送信されるパケットP51については実施例1で説明した図4の例と同一と仮定する。つまり、パケットP51は、宛先アドレスがサーバ30のIPアドレス(IP−s)に設定され送信元アドレスがクライアント1(#1)自身のIPアドレス(IP−ca)に設定されたIPヘッダを持つ。
前段装置10では、実施例1で説明したように、そのパケットP51の送信元IPアドレスに基づいてそのパケットP51の振り分け先となるサーバ30(#1)が決定される。負荷分散処理部14は、決定されたサーバ30(#1)に接続する後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)を取得する。負荷分散処理部14は、取得された後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)をカプセル化部71へ送る。
続いて、カプセル化部71は、負荷分散処理部14から送られる後段装置20(#1)のIPアドレス(IP−t1)を宛先アドレスに設定された新たなIPヘッダP80を生成する。カプセル化部71は、その生成されたIPヘッダP80を通信部11(#1)で受信されたパケットP51に追加する。結果、宛先アドレスが後段装置20(#1)を示すIPヘッダでカプセル化されたパケットが通信部11(#2)により内部IP網7へ送出される。
前段装置10から送出されたパケット(P80+P51)は、外側に付されたIPヘッダP80の宛先アドレスに設定されるIPアドレス(IP−t1)を持つ後段装置20(#1)により受信される。
後段装置20(#2)では、通信部21(#1)が内部IP網7を介してそのカプセル化されたパケットを受信すると、カプセル化解除部72が、受信されたパケットからIPヘッダP80を削除する。結果、カプセル化解除部72でカプセル化が解除されたパケットは、元のパケットP51と同一となる。このカプセル化が解除されたパケットP51は、通信部21(#2)からサーバ30(#1)が接続される通信線に送出される。後段装置20(#1)の通信部21(#2)には、複数のサーバのうちのサーバ30(#1)のみが接続されているため、パケットP51はサーバ30(#1)で受信される。
これにより、実際の処理を行うサーバ30(#1)が受信するパケットは、実施例1と同様に、クライアント1(#1)から送信されたパケットそのものとなる。
従って、実施例2における負荷分散システムにおいても、実施例1と同様の効果を得ることができる。つまり、実施例2においても、アプリケーションやプロトコル等に依存されず、様々な環境で利用し得る汎用的な負荷分散を実現することができる。
ところで、サーバ30(#2)からクライアント1(#2)へ送信される応答パケットP55については図4の例と同様にアドレス変換もカプセル化もされることなく、後段装置20(#2)及び前段装置10を介してクライアント1(#2)へ送り届けられる。
以下、実施形態としての負荷分散システムの実施例3について説明する。上述の実施例1及び2における負荷分散システムは、実施例3に示す形態にも適用することができる。
図9は、実施例3における負荷分散システムのシステム構成を示す。上述の実施例1及び2では、前段装置10がIP網5を介してクライアント1と接続され、後段装置20は前段装置10を介することなくクライアント1と直接接続されてはいなかった。実施例3における負荷分散システムでは、前段装置10及び後段装置20が共にIP網5に通信可能に接続される。なお、実施例3では、前段装置10と後段装置20との間の通信形態が実施例1と異なり、その他の形態については実施例1と同様である。アドレス形態についても実施例1と同様である。
[装置構成]
〔前段装置〕
図10は、実施例3における前段装置10の概略構成を示すブロック図である。実施例3における前段装置10は、実施例1における通信部11(#1)及び11(#2)に替え、通信部90を含む。前段装置10に含まれる他のユニットについては実施例1と同様である。通信部90は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
通信部90は、IP網5に接続される少なくとも1つの通信ポートを有していれば良い。通信部90は、この通信ポートを用いて、クライアントから送信された、自身(前段装置10)のIPアドレス(IP−s)の設定されたパケットを受信する。更に、通信部90は、この通信ポートを用いて、宛先アドレス書き換え部19で宛先アドレスが書き換えられたパケットを送信する。なお、サーバ30から送信され後段装置20で中継されたパケットは、前段装置10を介することなくクライアント1へ送られる。
〔後段装置〕
後段装置20については、通信部21(#1)の通信ポートがIP網5へ繋がる通信線に接続されることを除いて、実施例1と同様である。
実施例3における通信部21(#1)は、前段装置20により自身(後段装置20)のIPアドレス(例えば、IP−tn)に置き換えられたパケットをIP網5を介して受信する。また、実施例3における通信部21(#1)は、通信部21(#2)においてサーバ30から受信されたパケットをIP網5へ送出する。
[動作例]
実施例3における負荷分散システムでは、前段装置10により振り分け先のサーバ30に接続する後段装置20のアドレスにその宛先IPアドレスが書き換えられたパケットは、インターネット等の公衆的なIP網5を介して後段装置20に送り届けられる。また、サーバ30から送信されたパケットは、後段装置20を介してIP網5へ送られ、IP網5を介してクライアント1で受信される。
このように、実施例3によれば、前段装置10と後段装置20との間を公衆的なネットワークで接続することができるため、広域な負荷分散システムを実現することができる。例えば、負荷分散させるための各サーバ30を広い地域を対象に配置させることができる。
実施例3のような形態を採ることができるのは、本実施形態における負荷分散では実際の処理を行うサーバ30が受信するパケットがクライアント1から送信されたパケットそのものとなるからである。これにより、サーバ30からの応答パケットは、前段装置10で編集される必要はないため、前段装置10を介さずクライアント1へ届けることができる。
本実施形態によれば、実施例3のようなシステム形態を採ることが可能となるため、システム構成の観点からも汎用的な負荷分散を実現することができる。また、サーバ30から送信された応答パケットは前段装置10を経由しないため、前段装置10の処理負荷を軽減させることも可能である。
[変形例]
上述の実施例では特にIPアドレスのバージョンについては言及していなかった。上述のいずれの実施例においてもこのようなIPアドレスの形態を限定するものではないからである。更に、上述の各実施例は、IPv4(Internet Protocol version 4)とIPv6(Internet Protocol version 6)とが混在したシステムに適用されてもよい。
この混在システムの場合には、前段装置10及び後段装置20のそれぞれに、通信部11(#1)及び通信部21(#1)で受信された各パケットについてIPバージョンをそれぞれ判定する各手段を設ける。判定されたIPバージョンに応じたアドレス変換、又は、カプセル化が行われるように宛先アドレス書き換え部19、カプセル化部71、宛先アドレスリストア部23、カプセル化解除部72が制御されるようにすればよい。また、前段装置10と後段装置20との間のみ他のネットワークで利用されるIPバージョンと異なるIPバージョンが利用されるようにしてもよい。また、実施例2においてカプセル化するために付加されるヘッダが他のネットワークで利用されるIPアドレス形態と異なるIPバージョンに対応するヘッダとしてもよい。
また、上述の実施例では、後段装置20とサーバ30とが別々の装置として実現される例が示されたが、後段装置20とサーバ30とは1対1で接続されるため1つの装置として実現するようにしてもよい。
[その他]
〈ハードウェアの構成要素(Component)及びソフトウェアの構成要素(Component)について〉
ハードウェアの構成要素とは、ハードウェア回路であり、例えば、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートアレイ、論理ゲートの組み合わせ、信号処理回路、アナログ回路等がある。
ソフトウェアの構成要素とは、ソフトウェアとして上記処理を実現する部品(断片)であり、そのソフトウェアを実現する言語、開発環境等を限定する概念ではない。ソフトウェアの構成要素としては、例えば、タスク、プロセス、スレッド、ドライバ、ファームウェア、データベース、テーブル、関数、プロシジャ、サブルーチン、プログラムコードの所定の部分、データ構造、配列、変数、パラメータ等がある。これらソフトウェアの構成要素は、1又は複数のメモリ(1または複数のプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等)上で実現される。
なお、上述の各実施形態は、上記各処理部の実現手法を限定するものではない。上記各処理部は、上記ハードウェアの構成要素又はソフトウェアの構成要素若しくはこれらの組み合わせとして、本技術分野の通常の技術者において実現可能な手法により構成されていればよい。
1、1(#1)、1(#2) クライアント装置(クライアント)
5 IP網
7 内部IP網(IP網又はイーサネット(登録商標)等のL2網)
10 前段装置
20、20(#1)から20(#n) 後段装置
30、30(#1)から30(#n) サーバ装置(サーバ)
11(#1)、11(#2)、21(#1)、21(#2)、90 通信部
13 送信元アドレス読み取り部
14 負荷分散処理部
17 アドレス格納部
19 宛先アドレス書き換え部
23 宛先アドレスリストア部
25 サーバアドレス格納部
71 カプセル化部
72 カプセル化解除部

Claims (5)

  1. 所定のサーバアドレスが設定された前段装置と、
    該前段装置と通信可能に接続され、前記所定サーバアドレスがそれぞれ設定された各サーバ装置にそれぞれ接続される複数の後段装置と、
    を備える負荷分散システムにおいて、
    前記前段装置が、
    クライアント装置から送信され、前記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータを受信する第1受信手段と、
    前記オリジナルデータに送信元アドレスとして設定される前記クライアント装置のアドレスに応じて前記複数の後段装置のうちのいずれか1つの対象後段装置を選択する選択手段と、
    前記オリジナルデータに基づいて前記選択手段で選択された対象後段装置のアドレスを宛先アドレスとする転送データを取得する取得手段と、
    前記転送データを送信する第1送信手段と、
    を含み、
    前記対象後段装置が、
    前記前段装置から送信され、前記対象後段装置自身のアドレスを宛先アドレスとする転送データを受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段で受信された転送データを前記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータに戻すリストア手段と、
    前記リストア手段で戻されたオリジナルデータを前記対象後段装置自身に接続されるサーバ装置へ送信する第2送信手段と、
    を含むことを特徴とする負荷分散システム。
  2. 前記対象後段装置は、
    前記第2受信手段を実現するための、前記前段装置へ繋がる通信線と接続される第1通信ポートと、
    前記第2送信手段を実現するための、該対象後段装置自身に接続されるサーバ装置へ繋がる通信線と接続される第2通信ポートと、
    を含み、前記第2通信ポートにおいて、前記対象後段装置自身に接続されるサーバ装置から送信されたデータを受信した場合には、該受信データをそのまま前記第1通信ポートから送出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷分散システム。
  3. 前記前段装置の取得手段は、前記オリジナルデータに前記対象後段装置のアドレスを宛先アドレスとする新たなヘッダを付与することにより前記転送データを取得し、
    前記対象後段装置のリストア手段は、前記転送データから前記新たなヘッダを削除することにより前記オリジナルデータに戻す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の負荷分散システム。
  4. 前記前段装置及び前記対象後段装置はそれぞれ前記クライアント装置が通信可能に接続されるネットワークに相互を介することなく接続されており、
    前記前段装置は、前記第1受信手段及び前記第1送信手段を実現するための、前記ネットワークへ繋がる通信線と接続される通信ポートを含み、
    前記対象後段装置が該対象後段装置自身に接続されるサーバ装置から送信されたデータをそのまま前記第1通信ポートから送出することにより、該サーバ装置から送信されたデータが前記前段装置を経由することなく前記クライアント装置へ送られる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の負荷分散システム。
  5. 所定のサーバアドレスが設定された前段装置と、該前段装置と通信可能に接続され、前記所定サーバアドレスがそれぞれ設定された各サーバ装置にそれぞれ接続される複数の後段装置と、を備えるシステムで実行される負荷分散方法であって、
    前記前段装置が、
    クライアント装置から送信され、前記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータを受信し、
    前記オリジナルデータに送信元アドレスとして設定される前記クライアント装置のアドレスに応じて前記複数の後段装置のうちのいずれか1つの対象後段装置を選択し、
    前記オリジナルデータに基づいて前記選択された対象後段装置のアドレスを宛先アドレスとする転送データを取得し、
    前記転送データを送信し、
    前記対象後段装置が、
    前記前段装置から送信され、前記対象後段装置自身のアドレスを宛先アドレスとする転送データを受信し、
    前記受信された転送データを前記所定サーバアドレスが宛先アドレスとして設定されたオリジナルデータに戻し、
    前記戻されたオリジナルデータを前記対象後段装置自身に接続されるサーバ装置へ送信する、
    ことを特徴とする負荷分散方法。
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