JPWO2011052215A1 - 復号方法、復号装置、符号化方法、および符号化装置 - Google Patents

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Abstract

復号方法は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得し(S400)、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから識別子を解析し(S402)、解析された識別子に基づいて、複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択し(S404)、符号化ピクチャのヘッダから解析されたフラグが予め定められた値を有するか否かを判定し(S408)、フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成し(S410)、生成された新たな量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより符号化ピクチャを復号し(S412)、フラグが予め定められた値を有しない場合に、選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより符号化ピクチャを復号する(S414)。

Description

本発明は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する復号方法および復号装置、並びにピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する符号化方法および符号化装置に関する。
あらゆる画像または映像符号化方式において、量子化は、画像または映像内のいくらかの情報を除去することでデータを圧縮する重要なステップである。量子化処理において情報を失うことで画像またはデータをより適切に圧縮できるように、量子化は通常、変換領域において実行される。
大抵の画像または映像符号化方式において、量子化処理は、量子化パラメータによって制御できる。このとき量子化パラメータの値が大きければ圧縮量も大きくなり、より多くの情報が失われる。そしてその逆も同様である。
量子化パラメータの他に、画像または映像符号化方式の中には、量子化処理および逆量子化処理を量子化スケーリングマトリクスによっても制御できるものがある。ここで2次元変換ブロックにおける各周波数係数は、量子化パラメータと、対応する1つの量子化スケーリングマトリクスとの両方を用いて量子化できる。例えば、特許文献1には、量子化スケーリングマトリクスを用いて動画像を符号化する動画像符号化装置が記載されている。
量子化処理および逆量子化処理は、また、量子化オフセットマトリクスによっても制御できる。なお、以下において、量子化スケーリングマトリクスと量子化オフセットマトリクスとを特に区別する必要がない場合は、量子化マトリクスと記す。
逆量子化処理の一例は、次の式で表すことができる。
AbsCoeff[i][j]=((abs(QuantizedCoeff[i][j])<<7)−Offset[i][j])*LevelScale*QMatrix[i][j]>>QShift
ここで、LevelScaleおよびQShiftは量子化パラメータによって制御され、QMatrix[i][j]は量子化スケーリングマトリクスであり、Offset[i][j]は量子化オフセットマトリクスである。
量子化パラメータ、量子化スケーリングマトリクス、および量子化オフセットマトリクスは、圧縮データ内に符号化されており、画像または映像を再構築するための復号処理に含まれる逆量子化ステップにおいて用いられる。
ISO/IEC 14496−10(MPEG−4 AVC)のような映像符号化方式では、量子化スケーリングマトリクスは、シーケンスヘッダまたはピクチャヘッダ内に符号化できる。量子化スケーリングマトリクスがシーケンスヘッダ内に符号化されているときは、同一シーケンスの全ピクチャは、他の量子化スケーリングマトリクスが当該ピクチャ用に符号化されない限り、この量子化スケーリングマトリクスを用いて逆量子化処理が行われることになる。量子化スケーリングマトリクスがピクチャヘッダ内に符号化されている場合は、ピクチャは、ピクチャヘッダ内に符号化された量子化スケーリングマトリクスを用いて逆量子化処理が行われることになる。
なお、ISO/IEC 14496−10(MPEG−4 AVC)符号化方式において、輝度サンプルに関しては、量子化スケーリングマトリクスがピクチャヘッダ内に符号化されていない場合は、シーケンスヘッダ内に符号化されている量子化スケーリングマトリクスが逆量子化処理に用いられる。しかし、色差サンプルに関しては、量子化スケーリングマトリクスがピクチャヘッダ内に符号化されていない場合は、輝度サンプルに関する量子化スケーリングマトリクスがピクチャの逆量子化処理に用いられる。
特開2010−213063号公報
先行技術における課題は、量子化スケーリングマトリクスがピクチャヘッダ内に符号化される場合に、量子化スケーリングマトリクスの符号量が増大することである。特に、ピクチャヘッダ内に符号化される量子化スケーリングマトリクスおよび量子化オフセットマトリクスが多い場合は、量子化スケーリングマトリクスおよび量子化オフセットマトリクスの符号量が増大し、符号化ストリーム全体としての符号化効率が低下する。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することができる復号方法、復号装置、符号化方法、および符号化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る復号方法は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する復号方法であって、それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する取得ステップと、量子化パラメータセットを識別するための識別子を、前記符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから解析する識別子解析ステップと、解析された前記識別子に基づいて、前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択ステップと、前記符号化ピクチャのヘッダからフラグを解析し、解析した前記フラグが予め定められた値を有するか否かを判定する解析ステップと、前記フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成ステップと、前記フラグが予め定められた値を有する場合に、生成された前記新たな量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号し、前記フラグが予め定められた値を有しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号する復号ステップとを含む。
これによれば、符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットが他の量子化パラメータセットから新たに生成される。したがって、新たな量子化マトリクスそのものを符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。つまり、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャが量子化される場合に、エントロピー符号化によって符号化される量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
また、前記取得ステップでは、前記符号化ストリームのヘッダから、量子化パラメータセット数を示す値を解析し、前記符号化ストリームのヘッダから量子化パラメータセットを解析し、解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記値が示す量子化パラメータセット数に依存する複数の量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得することが好ましい。
これによれば、符号化ストリームのヘッダから解析された量子化パラメータセットの内容が複数の量子化パラメータセットに複製される。したがって、符号化ストリームのヘッダに符号化される量子化パラメータセットの数を削減することができ、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することができる。
また、前記符号化ストリームには、階層予測構造における階層予測順序に従って符号化された複数の符号化ピクチャが含まれており、前記取得ステップでは、解析された前記量子化パラメータセットの内容を前記階層予測順序に基づいて複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得することが好ましい。具体的には、前記取得ステップでは、解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャよりも階層予測順序が下位の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得するとしてもよい。また、前記取得ステップでは、解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャと階層予測順序が同一の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得するとしてもよい。
これらによれば、階層予測順序に基づいて量子化パラメータセットの内容を複数の量子化パラメータセットに複製することができる。したがって、階層予測順序に適した量子化パラメータセットを用いて対象ピクチャを復号することができ、画質の劣化を抑制しつつ、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
また、前記取得ステップでは、前記符号化ストリームのヘッダから、量子化パラメータセット数を示す値を解析し、前記符号化ストリームのヘッダから、解析された前記量子化パラメータセット数を示す値に依存する数の量子化パラメータセットを解析することにより、複数の量子化パラメータセットを取得することが好ましい。
これによれば、符号化ストリームのヘッダから複数の量子化パラメータセットを容易に取得することができる。
また、前記生成ステップでは、前記符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスを取得し、更新パラメータを前記符号化ピクチャのヘッダから解析し、取得された前記量子化マトリクスと解析された前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、新たな量子化マトリクスを生成することが好ましい。
これによれば、符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャが符号化される場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。特に、各ピクチャの違いがわずかであるなどの理由により、各ピクチャの量子化マトリクスが近似している場合には、量子化マトリクスの符号量の増大をより抑制することが可能となる。
また、前記生成ステップでは、予め定義された量子化マトリクスを取得し、更新パラメータを前記符号化ピクチャのヘッダから解析し、取得された前記予め定義された量子化マトリクスと解析された前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、新たな量子化マトリクスを生成することが好ましい。
これによれば、予め定義された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャが符号化される場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
本発明の一態様に係る符号化方法は、ピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する符号化方法であって、それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む書込ステップと、書き込まれた前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択ステップと、選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込む識別子書込ステップと、前記対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定する判定ステップと、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成ステップと、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、生成された新たな量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化し、新たな量子化マトリクスを使用しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化する符号化ステップとを含む。
これによれば、対象ピクチャを符号化するための量子化パラメータセットが他の量子化パラメータセットから新たに生成される。したがって、新たな量子化マトリクスそのものを符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。つまり、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャを符号化する場合に、エントロピー符号化によって符号化される量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
また、前記書込ステップでは、複製すべき量子化パラメータセットの数を示す値を前記符号化ストリームのヘッダに書き込み、複製に用いる量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込むことにより、複数の量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込むことが好ましい。
これによれば、複製すべき量子化パラメータセットの数を示す値が符号化ストリームのヘッダに書き込まれる。したがって、複数の量子化パラメータのすべてを符号化ストリームのヘッダに書き込む必要がないので、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することができる。
また、前記書込ステップでは、量子化パラメータセット数を示す値を前記符号化ストリームのヘッダに書き込み、書き込まれた前記量子化パラメータセット数を示す値に依存する複数の量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込むことが好ましい。
これによれば、符号化ストリームのヘッダに複数の量子化パラメータセットを容易に書き込むことが可能となる。
また、さらに、符号化される複数のピクチャの階層予測構造を決定する階層予測構造決定ステップと、決定された前記階層予測構造に基づいて、各ピクチャの階層予測順序を決定する階層予測順序決定ステップと、決定された階層予測順序に基づいて、複数の量子化パラメータセットをそれぞれ識別するための複数の識別子を設定する設定ステップとを含み、前記識別子書込ステップでは、設定された複数の識別子のうち、選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込むことが好ましい。
これによれば、階層予測順序に基づいて複数の量子化パラメータセット識別子が設定されるので、パラメータセット識別子の符号量を削減することが可能となる。
また、前記生成ステップでは、前記符号化ストリームに含まれる前に符号化された量子化マトリクスを取得し、前記対象ピクチャのヘッダに更新パラメータを書き込み、取得された前記量子化マトリクスと書き込まれた前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、前記新たな量子化マトリクスを生成することが好ましい。
これによれば、符号化ストリームにおいて前に符号化された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャを符号化する場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。特に、各ピクチャの違いがわずかであるなどの理由により、各ピクチャの量子化マトリクスが近似している場合には、量子化マトリクスの符号量の増大をより抑制することが可能となる。
また、前記生成ステップでは、予め定義された量子化マトリクスを取得し、前記対象ピクチャのヘッダに更新パラメータを書き込み、取得された前記量子化マトリクスと書き込まれた前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、前記新たな量子化マトリクスを生成することが好ましい。
これによれば、予め定義された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャを符号化する場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
本発明の一態様に係る復号装置は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する復号装置であって、それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する取得部と、量子化パラメータセットを識別するための識別子を、前記符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから解析する識別子解析部と、解析された前記識別子に基づいて、前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択部と、前記符号化ピクチャのヘッダからフラグを解析し、解析した前記フラグが予め定められた値を有するか否かを判定する解析部と、前記フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成部と、前記フラグが予め定められた値を有する場合に、生成された前記新たな量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号し、前記フラグが予め定められた値を有しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号する復号部とを備える。また、前記復号装置は、集積回路として構成されてもよい。
この構成により、上記復号方法と同様の効果を奏することができる。
本発明の一態様に係る符号化装置は、ピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する符号化装置であって、それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む書込部と、書き込まれた前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択部と、選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込む識別子書込部と、前記対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定し、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成部と、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、生成された新たな量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化し、新たな量子化マトリクスを使用しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化する符号化部とを備える。また、前記符号化装置は、集積回路として構成されてもよい。
この構成により、上記符号化方法と同様の効果を奏することができる。
また、本発明は、このような復号方法または符号化方法に含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなコンピュータプログラムを、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明によれば、量子化パラメータセットの符号化に必要なビット数を減少させることができ、符号化効率を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダおよびシーケンスヘッダの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る復号装置の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る符号化装置の一例を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る復号方法を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態1に係る復号方法において符号化ストリームのヘッダから複数の量子化パラメータセットが取得される処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において符号化ストリームのヘッダに量子化パラメータセットが書き込まれる処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において量子化パラメータセット識別子の値が設定される処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、ピクチャの階層予測順序を説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態1に係る復号方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態2に係る符号化ストリームに含まれるシーケンスヘッダの構成を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態2に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダの構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態2に係る復号装置の一例を示すブロック図である。 図15は、本発明の実施の形態2に係る符号化装置の一例を示すブロック図である。 図16は、本発明の実施の形態2に係る復号方法において符号化ストリームのヘッダから複数の量子化パラメータセットが取得される処理の流れを示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施の形態2に係る符号化方法において符号化ストリームのヘッダに量子化パラメータセットが書き込まれる処理の流れを示すフローチャートである。 図18は、本発明の実施の形態2に係る復号方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。 図19は、本発明の実施の形態2に係る符号化方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。 図20は、本発明の実施の形態3に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダの構成を示す図である。 図21は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムの全体構成の一例を示す模式図である。 図22は、携帯電話の外観を示す図である。 図23は、携帯電話の構成例を示すブロック図である。 図24は、デジタル放送用システムの全体構成の一例を示す模式図である。 図25は、テレビの構成例を示すブロック図である。 図26は、光ディスクである記録メディアに情報の読み書きを行う情報再生記録部の構成例を示すブロック図である。 図27は、光ディスクである記録メディアの構造例を示す図である。 図28は、各実施の形態に係る画像符号化方法および画像復号方法を実現する集積回路の構成例を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、量子化パラメータセットとは、1つ以上の量子化スケーリングマトリクスおよび1つ以上の量子化オフセットマトリクスの少なくとも一方を含むセットをいう。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダおよびシーケンスヘッダの構成を示す図である。図1に示すように、シーケンスヘッダD100内には、まず、量子化パラメータセット数D102を示す値が符号化されている。続いて、量子化スケーリングマトリクス送信フラグD104と、量子化オフセットマトリクス送信フラグD108とが符号化されている。
ここで、量子化スケーリングマトリクス送信フラグD104が「1」を有する場合は、さらに、量子化スケーリングマトリクスD106を表す値がシーケンスヘッダD100内に符号化されている。また、量子化オフセットマトリクス送信フラグD108が「1」を有する場合は、さらに、量子化オフセットマトリクスD110を表す値がシーケンスヘッダD100内に符号化されている。
また、図1に示すように、ピクチャヘッダD112内には、まず、量子化パラメータセット識別子D114を示す値が符号化されている。続いて、量子化スケーリングマトリクス更新フラグD116と、量子化オフセットマトリクス更新フラグD120とが符号化されている。
ここで、量子化スケーリングマトリクス更新フラグD116が「1」を有する場合は、さらに、量子化スケーリングマトリクスを更新するための更新パラメータD118を表す値がピクチャヘッダD112内に符号化されている。また、量子化オフセットマトリクス更新フラグD120が「1」を有する場合は、さらに、量子化オフセットマトリクスを更新するための更新パラメータD122を表す値がピクチャヘッダD112内に符号化されている。
なお、更新パラメータとは、他の量子化マトリクスを更新するためのパラメータである。具体的には、更新パラメータは、他の量子化マトリクスからの変化量を示すパラメータである。例えば、他の量子化マトリクスを表す値に更新パラメータを表す値が加算または乗算されることにより、新たな量子化マトリクスが生成される。
次に、図1に示すようなシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含む符号化ストリームを復号する復号装置について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る復号装置の一例を示すブロック図である。この復号装置200は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する。
図2に示すように、復号装置200は、取得部202と、識別子解析部204と、選択部206と、第2量子化パラメータセット解析部208と、生成部210と、復号部212とを備える。
取得部202は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する。取得部202は、セット数解析部202aと、第1量子化パラメータセット解析部202bと、複製部202cと、第1メモリ部202dとを備える。
セット数解析部202aは、シ―ケンスヘッダD201から、量子化パラメータセット数D203を解析する。そして、セット数解析部202aは、解析した量子化パラメータセット数D203を複製部202cに出力する。
第1量子化パラメータセット解析部202bは、シ―ケンスヘッダD201から、量子化パラメータセットD205を解析する。そして、第1量子化パラメータセット解析部202bは、解析した量子化パラメータセットD205を複製部202cに出力する。
複製部202cは、量子化パラメータセットD207の内容を複製し、第1メモリ部202dに格納する。
識別子解析部204は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダD213(以下、単に「ピクチャヘッダD213」という)から、量子化パラメータセット識別子D215を解析する。そして、識別子解析部204は、解析した量子化パラメータセット識別子D215を選択部206に出力する。本実施の形態では、量子化パラメータセット識別子とは、符号化ストリームのヘッダから取得される複数の量子化パラメータセットから一の量子化パラメータセットを識別するための識別子である。
選択部206は、量子化パラメータセット識別子D215を用いて、第1メモリ部202dに格納された複数の量子化パラメータセットの中から量子化パラメータセットD211を選択する。
第2量子化パラメータセット解析部208は、ピクチャヘッダD213から、量子化パラメータセットを解析する。そして、第2量子化パラメータセット解析部208は、解析結果に応じて、更新パラメータD221を生成部210に出力する。具体的には、第2量子化パラメータセット解析部208は、ピクチャヘッダD213からフラグを解析し、解析したフラグが予め定められた値を有するか否かを判定する。ここで、フラグが予め定められた値を有する場合に、第2量子化パラメータセット解析部208は、更新パラメータD221を生成部210に出力する。
生成部210は、フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する。具体的には、生成部210は、更新部210aと、格納部210bとを備える。
更新部210aは、更新パラメータD221と、選択された量子化パラメータセットD219とを取得し、新たな量子化パラメータセットD223を格納部210bに出力する。つまり、本実施の形態では、更新部210aは、符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスと、当該量子化マトリクスからの変化量を示す更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出する。
格納部210bは、その後、新たな量子化パラメータセットD223を第1メモリ部202dに格納する。
復号部212は、フラグが予め定められた値を有する場合には、生成された新たな量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより、符号化ピクチャを復号する。一方、フラグが予め定められた値を有しない場合には、復号部212は、選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより、符号化ピクチャを復号する。
具体的には、復号部212は、逆量子化部212aと、逆変換部212bと、サンプル再構築部212cと、第2メモリ部212dと、サンプル予測部212eとを備える。
逆量子化部212aは、符号化ピクチャに含まれる符号化ブロックD225と新たな量子化パラメータセットD223とを取り込み、逆量子化処理を実行する。逆変換部212bは、逆量子化係数D227を復号済み残差D229に逆変換し、サンプル再構築部212cに出力する。サンプル再構築部212cは、復号済み残差D229と予測サンプルD233とを取り込み、再構築サンプルD231を出力する。再構築サンプルD231は、その後、第2メモリ部212dに格納され、サンプル予測部212eによって予測サンプルD233の生成に用いられる。
次に、図1に示すようなシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含む符号化ストリームを生成する符号化装置について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る符号化装置の一例を示すブロック図である。この符号化装置300は、対象ピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する。
図3に示すように、符号化装置300は、ストリームヘッダ書込部302と、選択部304と、識別子書込部306と、生成部308と、符号化部310とを備える。
ストリームヘッダ書込部302は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む。具体的には、ストリームヘッダ書込部302は、複製部302aと、セット数書込部302bと、量子化パラメータセット書込部302cと、第1メモリ部302dとを備える。
複製部302aは、量子化パラメータセットD301と、量子化パラメータセット数D303とを取得し、複製された量子化パラメータセットD311を第1メモリ部302dに格納する。
セット数書込部302bは、量子化パラメータセット数D307を符号化シーケンスのヘッダに書き込む。
量子化パラメータセット書込部302cは、量子化パラメータセットD301を取得し、取得した量子化パラメータセットD309を符号化ストリームのヘッダに書き込む。
選択部304は、カスタマイズ可能な量子化パラメータ設定D317を取得する。さらに、選択部304は、第1メモリ部302dに格納された複数の量子化パラメータセットの中から量子化パラメータセットD315を選択する。そして、選択部304は、取得した量子化パラメータ設定に基づいて、選択した量子化パラメータセットを識別するための量子化パラメータセット識別子D319を識別子書込部306に出力する。
識別子書込部306は、その後、量子化パラメータセット識別子D320を符号化ピクチャのヘッダに書き込む。
生成部308は、対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定する。ここで、新たな量子化マトリクスを使用すると判定した場合に、生成部308は、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する。具体的には、生成部308は、算出部308aと、格納部308bと、更新パラメータ書込部308cとを備える。
算出部308aは、選択された量子化パラメータセットD321とカスタマイズ可能な量子化パラメータ設定D317とを取得する。さらに、算出部308aは、符号化ストリームにおいて前に符号化された量子化マトリクスからの変化量を示す更新パラメータを算出する。そして、算出部308aは、算出した更新パラメータと符号化ストリームにおいて前に符号化された量子化マトリクスとに基づいて新たな量子化パラメータセットD323を算出する。算出部308aは、算出した更新パラメータおよび新たな量子化パラメータセットD323を格納部308bに出力する。
格納部308bは、その後、新たな量子化パラメータセットD313を第1メモリ部302dに格納し、更新パラメータD325を更新パラメータ書込部308cに出力する。
更新パラメータ書込部308cは、その後、更新パラメータD327を符号化ピクチャのヘッダに書き込む。
符号化部310は、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、生成された新たな量子化マトリクスを用いて対象ピクチャを量子化することにより、対象ピクチャを符号化する。一方、新たな量子化マトリクスを使用しない場合に、符号化部310は、選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて対象ピクチャを量子化することにより、対象ピクチャを符号化する。
具体的には、符号化部310は、減算部310aと、変換部310bと、量子化部310cと、逆量子化部310dと、逆変換部310eと、サンプル予測部310fと、第2メモリ部310gと、加算部310hとを備える。
減算部310aは、ピクチャの非圧縮サンプルD329と予測サンプルD345とを取り込み、残差ブロックD331を変換部310bに出力する。
変換部310bは、その後、残差ブロックD331を変換し、変換係数D333を量子化部310cに出力する。
量子化部310cは、変換係数D333と量子化パラメータセットD334)とを取得し、ピクチャの符号化サンプルD335を出力する。
逆量子化部310dは符号化サンプルD335を取得し、量子化パラメータセットD334を用いて逆量子化処理を実行する。そして、逆量子化部310dは、逆量子化係数D337を逆変換部310eに出力する。
逆変換部310eは、その後、逆量子化係数D337を逆変換し、再構築残差ブロックD339を出力する。
加算部310hは、その後、再構築残差ブロックD339と予測サンプルD345を加算し、ピクチャの再構築サンプルD341を出力する。再構築サンプルD341は、その後、第2メモリ部310gに格納される。
サンプル予測部310fは、第2メモリ部310gから再構築サンプルD343を読み出し、予測サンプルD345)を出力する。
次に、以上のように構成された復号装置200および符号化装置300の動作について説明する。つまり、本実施の形態に係る復号方法および符号化方法について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る復号方法を示すフローチャートである。
まず、取得部202は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する(S400)。具体的には、取得部202は、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100から複数の量子化パラメータセットを取得する。
続いて、識別子解析部204は、符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから、量子化パラメータセット識別子を解析する(S402)。具体的には、識別子解析部204は、例えば、図1に示されたピクチャヘッダD112から、符号化された量子化パラメータセット識別子D114を解析する。
なお、識別子は、複数のピクチャヘッダの中から一のピクチャヘッダを識別するためのパラメータであってもよい。この場合、量子化パラメータセットは、識別されたピクチャヘッダに関連付けられる。
次に、選択部206は、解析された識別子に基づいて、複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する(S404)。具体的には、選択部206は、例えば、ステップS400で取得された複数の量子化パラメータセットの中から一の量子化パラメータセットを選択する。
そして、第2量子化パラメータセット解析部208は、符号化ピクチャのヘッダからフラグを解析し(S406)、解析したフラグが予め定められた値を有するか否かを判定する(S408)。具体的には、第2量子化パラメータセット解析部208は、例えば、図1に示されたピクチャヘッダD112から、符号化された量子化スケーリングマトリクス更新フラグD116および量子化オフセットマトリクス更新フラグD120を解析する。
ここで、フラグが予め定められた値(例えば「1」)を有する場合(S408のYes)、生成部210は、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する(S410)。具体的には、生成部210は、例えば、図1に示された更新パラメータD118を表す値と、ステップS404で選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化スケーリングマトリクスを表す値とを演算することにより、新たな量子化マトリクスを生成する。
続いて、復号部212は、生成された新たな量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより、その符号化ピクチャを復号する(S412)。
一方、フラグが予め定められた値を有しない場合(S408のNo)、復号部212は、ステップS404で選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて符号化ピクチャを逆量子化することにより、その符号化ピクチャを復号する(S414)。
なお、ステップS402〜S414は、符号化ストリームに複数の符号化ピクチャが含まれる場合には、符号化ピクチャごとに繰り返される。
図5は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法を示すフローチャートである。
まず、ストリームヘッダ書込部302は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む(S500)。具体的には、ストリームヘッダ書込部302は、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100に、量子化パラメータセット数D102と量子化パラメータセットとを書き込む。
続いて、選択部304は、書き込まれた複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する(S502)。そして、識別子書込部306は、量子化パラメータセット識別子を対象ピクチャのヘッダに書き込む(S504)。ここで、量子化パラメータセット識別子は、複数の量子化パラメータセットの中から選択された量子化パラメータセットを識別するためのパラメータである。
なお、識別子は、複数のピクチャヘッダの中から一のピクチャヘッダを識別するためのパラメータであってもよい。この場合、量子化パラメータセットは、識別されたピクチャヘッダに関連付けられる。
次に、生成部308は、対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定する(S506)。具体的には、生成部308は、例えば、対象ピクチャの階層予測順序に基づいて、新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定する。
ここで、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合(S506のYes)、生成部308は、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する(S508)。続いて、符号化部310は、生成した新たな量子化マトリクスを用いて対象ピクチャを量子化することにより、その対象ピクチャを符号化する(S510)。さらに、符号化部310は、生成した新たな量子化マトリクスを用いて、ステップS510で符号化された符号化ピクチャを逆量子化することにより、その符号化ピクチャを復号する(S512)。
一方、新たな量子化マトリクスを使用しないと判定された場合(S506のNo)、符号化部310は、ステップS502で選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて対象ピクチャを量子化することにより、その対象ピクチャを符号化する(S514)。さらに、符号化部310は、ステップS502で選択された量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて、ステップS514で符号化された符号化ピクチャを逆量子化することにより、その符号化ピクチャを復号する(S516)。
なお、ステップS502〜S516は、符号化の対象となる対象ピクチャが複数存在する場合には、対象ピクチャごとに繰り返される。
次に、図4に示された復号処理および図5に示された符号化処理の詳細について、図6〜図11を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る復号方法において符号化ストリームのヘッダから複数の量子化パラメータセットが取得される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図6は、図4のステップS400の処理の詳細を示す。
まず、セット数解析部202aは、符号化ストリームのヘッダから量子化パラメータセット数を示す値を解析する(S600)。具体的には、セット数解析部202aは、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100から、符号化された量子化パラメータセット数D102を示す値を解析する。
次に、第1量子化パラメータセット解析部202bは、符号化ストリームのヘッダから1つの量子化パラメータセットを解析する(S602)。具体的には、第1量子化パラメータセット解析部202bは、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100から、符号化された1つの量子化パラメータセットを解析する。
最後に、複製部202cは、解析された量子化パラメータセットの内容を、解析された値が示す量子化パラメータセット数に依存する複数の量子化パラメータセットに複製する。具体的には、複製部202cは、解析された量子化パラメータセットの内容を、解析された値が示す量子化パラメータセット数だけ第1メモリ部202dに複製する。
例えば、後述する図9に示すような階層予測構造に基づく階層予測順序に従って符号化された複数の符号化ピクチャが符号化ストリームに含まれているとする。このような場合、複製部202cは、解析された量子化パラメータセットの内容を、階層予測順序に基づいて複製する。
具体的には、複製部202cは、例えば、解析された量子化パラメータセットの内容を、解析された量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャよりも下位の階層の符号化ピクチャを復号するための複数の量子化パラメータセットに複製する。つまり、複製部202cは、上位階層の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットの内容を、下位階層の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製する。
また、例えば、複製部202cは、解析された量子化パラメータセットの内容を、解析された量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャと同じ階層の符号化ピクチャを復号するための複数の量子化パラメータセットに複製してもよい。つまり、複製部202cは、ある階層の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットの内容を、その階層と同じ階層の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製してもよい。
このように、階層予測順序に基づいて、量子化パラメータセットの内容を複数の量子化パラメータセットに複製することもできる。すなわち、階層予測順序に適した量子化パラメータセットを用いて対象ピクチャを復号することができ、画質の劣化を抑制しつつ、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において符号化ストリームのヘッダに量子化パラメータセットが書き込まれる処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図7は、図5のステップS500の処理の詳細を示す。
まず、セット数書込部302bは、複製すべき量子化パラメータセットの数を示す値を符号化ストリームのヘッダに書き込む(S700)。具体的には、セット数書込部302bは、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100に、量子化パラメータセット数D102を示す値を書き込む。
次に、量子化パラメータセット書込部302cは、複製に用いられる量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む(S702)。具体的には、量子化パラメータセット書込部302cは、例えば、図1に示されたシーケンスヘッダD100に、1つの量子化パラメータセットを書き込む。
最後に、複製部302aは、解析された1つの量子化パラメータセットの内容を、解析された量子化パラメータセット数だけ複製する(S704)。つまり、複製部202cは、解析された量子化パラメータセットの内容を解析された値に依存する数だけ第1メモリ部302dに複製する。
このように、符号化ストリームのヘッダから解析された量子化パラメータセットの内容が複数の量子化パラメータセットに複製される。したがって、符号化ストリームのヘッダに符号化される量子化パラメータセットの数を削減することができ、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することができる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において量子化パラメータセット識別子の値が設定される処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、符号化される複数のピクチャの階層予測構造が決定される(S800)。そして、決定された階層予測構造に基づいて、各ピクチャの階層予測順序が決定される(S802)。最後に、決定された階層予測順序に基づいて、複数の量子化パラメータセットをそれぞれ識別するための複数の量子化パラメータセット識別子が設定される(S804)。そして、このように設定された複数の量子化パラメータセット識別子のうち、選択された量子化パラメータセットを識別するための識別子が、識別子書込部306によって、符号化ピクチャのヘッダに書き込まれる。
つまり、本実施の形態では、ストリームヘッダ書込部302は、それぞれが階層予測順序に対応する複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む。そして、選択部304は、対象ピクチャの階層予測順序に対応する量子化パラメータセットを、その複数の量子化パラメータセットの中から選択する。識別子書込部306は、そのように選択された量子化パラメータセットの識別子を符号化ピクチャのヘッダに書き込む。
図9は、ピクチャの階層予測順序を説明するための図である。図9に示すように、階層予測構造とは、予測符号化において、階層的に参照されるピクチャの構造をいう。また、階層予測順序とは、階層予測構造における階層の位置を示す。上位階層とは間接的・直接的を含めて、より多くのピクチャに参照されるピクチャを指しており、図9の例では最上位の階層はイントラピクチャである。図9では、階層予測順序は、上位階層ほど大きな値を有する。上位階層ほど小さな値を有することとしても構わない。なお、本実施の形態では、より下位の階層の階層予測順序ほど、より大きな値の量子化パラメータセット識別子が割り当てられる。
このように、階層予測順序に基づいて複数の量子化パラメータセット識別子が設定されることにより、符号化装置300は、パラメータセット識別子の符号量を削減することが可能となる。また、階層予測順序に対応する量子化パラメータセットを用いて対象ピクチャが量子化されることにより、画質の劣化を抑制するとともに符号化ピクチャの符号量を削減することが可能となる。例えば、階層予測順序がより上位のピクチャほど量子化ステップ幅がより小さくなるような量子化パラメータセットを用いて、対象ピクチャが量子化されればよい。この場合、他のピクチャに及ぼす影響が大きいピクチャほど、画質の劣化を抑制することができ、他のピクチャに及ぼす影響が小さいピクチャほど、符号量を減少することができる。
図10は、本発明の実施の形態1に係る復号方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図10は、図4のステップS410の処理の詳細を示す。
まず、更新部210aは、符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスを取得する(S1000)。前に復号された量子化マトリクスは、例えば、図1に示すシーケンスヘッダD100に含まれる量子化マトリクスである。また例えば、前に復号された量子化マトリクスは、直前に復号された符号化ピクチャの量子化マトリクスであってもよい。また例えば、前に復号された量子化マトリクスは、参照ピクチャの量子化マトリクスであってもよい。また例えば、図9に示す階層予測構造における同一階層又は上位階層の符号化ピクチャの量子化マトリクスであってもよい。
次に、更新部210aは、符号化ピクチャのヘッダから更新パラメータを解析する(S1002)。そして、更新部210aは、取得された量子化マトリクスと解析された更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出する(S1004)。具体的には、更新部210aは、例えば、量子化マトリクスを表す値と更新パラメータを表す値とを加算または乗算することにより、新たな量子化マトリクスを算出する。
最後に、格納部210bは、算出された新たな量子化マトリクスを第1メモリ部202dに格納する(S1006)。
図11は、本発明の実施の形態1に係る符号化方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図11は、図5のステップS508の処理の詳細を示す。
まず、算出部308aは、符号化ストリームにおいて前に符号化された量子化マトリクスの中から量子化マトリクスを取得する(S1100)。次に、更新パラメータ書込部308cは、更新パラメータを符号化ピクチャのヘッダに書き込む(S1102)。この更新パラメータは、例えば、算出部308aによって、対象ピクチャの特徴に適応させて決定される。
そして、算出部308aは、取得された量子化マトリクスと書き込まれた更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出する(S1104)。そして、格納部308bは、算出された新たな量子化マトリクスを第1メモリ部302dに格納する(S1104)。
このように、符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャが符号化される場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。特に、各ピクチャの違いがわずかであるなどの理由により、各ピクチャの量子化マトリクスが近似している場合には、量子化マトリクスの符号量の増大をより抑制することが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る復号装置200によれば、符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットが他の量子化パラメータセットから新たに生成される。したがって、新たな量子化マトリクスそのものを符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。つまり、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャが量子化される場合に、エントロピー符号化によって符号化される量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態に係る符号化装置300によれば、対象ピクチャを符号化するための量子化パラメータセットが他の量子化パラメータセットから新たに生成される。したがって、新たな量子化マトリクスそのものを符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。つまり、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャを符号化する場合に、エントロピー符号化によって符号化される量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態では、符号化ストリームのヘッダに複数の量子化パラメータセットが符号化されている点と、予め定義された量子化マトリクスに基づいて新たな量子化マトリクスが生成される点とが、実施の形態1と主として異なる。
以下に、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
図12は、本発明の実施の形態2に係る符号化ストリームに含まれるシーケンスヘッダの構成を示す図である。また、図13は、本発明の実施の形態2に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダの構成を示す図である。
図12に示すように、シーケンスヘッダD1200内には、まず、量子化パラメータセット数D1202を示す値が符号化されている。続いて、第1〜第Nの量子化パラメータセットを表す値が符号化されている。
シーケンスヘッダD1200内に符号化された各量子化パラメータセットには、複数の量子化スケーリングマトリクスまたは複数の量子化オフセットマトリクスである量子化マトリクスセットD1204が含まれている。
各量子化マトリクスセットには、新たな量子化マトリクスを送信するか否かを示す第1フラグD1206と、新たな量子化マトリクスが予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されるか否かを示す第2フラグD1208とが存在する。なお、この第2フラグは必ずしも存在しなくてもよい。そのような場合であっても、新たな量子化マトリクスは、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されることができる。
そして、第1フラグD1206が新たな量子化マトリクスを送信することを示す場合には、第1フラグD1206および第2フラグD1208の後に、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスを修正するための更新パラメータD1210が符号化されている。
また、図13に示すように、ピクチャヘッダD1300内には、複数の量子化パラメータセットの中から一の量子化パラメータセットを識別するための量子化パラメータセット識別子D1302が符号化されている。続いて、選択された量子化パラメータセットが符号化されている。
ピクチャヘッダD1300内に符号化された、選択された量子化パラメータセットには、複数の量子化スケーリングマトリクスまたは複数の量子化オフセットマトリクスである量子化マトリクスセットD1304が含まれている。
各量子化マトリクスセットには、新たな量子化マトリクスを送信するか否かを示す第1フラグD1306と、新たな量子化マトリクスが予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されるか否かを示す第2フラグD1308とが存在する。なお、この第2フラグは必ずしも存在しなくてもよい。そのような場合であっても、新たな量子化マトリクスは、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されることができる。
そして、第1フラグD1306が新たな量子化マトリクスを送信することを示す場合には、第1フラグD1306および第2フラグD1308の後に、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスを修正するための更新パラメータD1310が符号化されている。
次に、図12および図13に示すようなシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含む符号化ストリームを復号する復号装置について説明する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る復号装置の一例を示すブロック図である。なお、図14において、図2と同様の構成要素については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
復号装置1400は、取得部202と、識別子解析部204と、選択部206と、第2量子化パラメータセット解析部208と、生成部210と、復号部212とを備える。
取得部202は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダ(例えば、シーケンスヘッダ)から取得する。取得部202は、セット数解析部1402aと、第1量子化パラメータセット解析部1402bと、第1メモリ部202dとを備える。
セット数解析部1402aは、シ―ケンスヘッダD201から、量子化パラメータセット数D203を解析する。そして、セット数解析部1402aは、解析した量子化パラメータセット数D203を第1量子化パラメータセット解析部1402bに出力する。
第1量子化パラメータセット解析部1402bは、シ―ケンスヘッダD201から、複数の量子化パラメータセットD1405を解析する。そして、第1量子化パラメータセット解析部1402bは、解析した複数の量子化パラメータセットD1405を第1メモリ部202dに格納する。
生成部210に含まれる更新部1410aは、更新パラメータD221と、選択された量子化パラメータセットD219と取得し、新たな量子化パラメータセットD223を格納部210bに出力する。本実施の形態では、更新部1410aは、予め定義された量子化マトリクスと、当該量子化マトリクスを更新するための更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出する。
次に、図12および図13に示すようなシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含む符号化ストリームを生成する符号化装置について説明する。
図15は、本発明の実施の形態2に係る符号化装置の一例を示すブロック図である。なお、図15において、図3と同様の構成要素については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
符号化装置1500は、ストリームヘッダ書込部302と、選択部304と、識別子書込部306と、生成部308と、符号化部310とを備える。
ストリームヘッダ書込部302は、複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む。具体的には、ストリームヘッダ書込部302は、セット数書込部302bと、量子化パラメータセット書込部1502cと、第1メモリ部302dとを備える。
量子化パラメータセット書込部1502cは、複数の量子化パラメータセットD1501を取得する。この複数の量子化パラメータセットD1501は、セット数書込部302bによって符号化ストリームのヘッダに書き込まれる、量子化パラメータセット数を示す値に依存する。そして、量子化パラメータセット書込部1502cは、取得した複数の量子化パラメータセットD1509を符号化ストリームのヘッダに書き込む。
生成部308に含まれる算出部1508aは、選択された量子化パラメータセットD321とカスタマイズ可能な量子化パラメータ設定D317とを取得する。さらに、算出部1508aは、予め定義された量子化マトリクスからの変化量を示す更新パラメータを算出する。そして、算出部1508aは、算出した更新パラメータと予め定義された量子化マトリクスとに基づいて新たな量子化パラメータセットD323を算出する。算出部1508aは、算出した更新パラメータおよび新たな量子化パラメータセットD323を格納部308bに出力する。
次に、以上のように構成された復号装置1400および符号化装置1500の動作について説明する。なお、実施の形態1と動作が異なる部分について説明する。
図16は、本発明の実施の形態2に係る復号方法において符号化ストリームのヘッダから複数の量子化パラメータセットが取得される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図16は、図4のステップS400の処理の詳細を示す。
まず、セット数解析部1402aは、符号化ストリームのヘッダから量子化パラメータセット数を示す値を解析する(S1600)。具体的には、セット数解析部1402aは、例えば、図12に示されたシーケンスヘッダD1200から、符号化された量子化パラメータセット数D1202を示す値を解析する。
次に、第1量子化パラメータセット解析部1402bは、符号化ストリームのヘッダから、解析された値が示す量子化パラメータセット数に依存する複数の量子化パラメータセットを解析する(S1602)。具体的には、第1量子化パラメータセット解析部202bは、例えば、図12に示されたシーケンスヘッダD1200から、量子化パラメータセット数D1202が示すN個の量子化パラメータセット(第1〜第N量子化パラメータセット)を解析する。
図17は、本発明の実施の形態2に係る符号化方法において符号化ストリームのヘッダに量子化パラメータセットが書き込まれる処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図17は、図5のステップS500の処理の詳細を示す。
まず、セット数書込部302bは、量子化パラメータセット数を示す値を符号化ストリームのヘッダに書き込む(S1700)。具体的には、セット数書込部302bは、例えば、図12に示されたシーケンスヘッダD1200に、量子化パラメータセット数D1202を示す値を書き込む。
次に、量子化パラメータセット書込部1502cは、書き込まれた量子化パラメータセット数を示す値に依存する複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む(S1702)。具体的には、量子化パラメータセット書込部1502cは、例えば、図12に示されたシーケンスヘッダD1200に、量子化パラメータセット数D1202が示すN個の量子化パラメータセット(第1〜第N量子化パラメータセット)を書き込む。
図18は、本発明の実施の形態2に係る復号方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図18は、図4のステップS410の処理の詳細を示す。
まず、更新部1410aは、予め定義された量子化マトリクスを取得する(S1800)。予め定義された量子化マトリクスは、例えば、標準規格において予め定義された量子化マトリクスである。また、予め定義された量子化マトリクスは、図9に示す階層予測構造における階層予測順序ごとに予め定義された量子化マトリクスであってもよい。
次に、更新部1410aは、符号化ピクチャのヘッダから更新パラメータを解析する(S1802)。そして、更新部1410aは、取得された量子化マトリクスと解析された更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出する(S1804)。具体的には、更新部1410aは、例えば、量子化マトリクスを表す値と更新パラメータを表す値とを加算または乗算することにより、新たな量子化マトリクスを算出する。
最後に、格納部210bは、算出された新たな量子化マトリクスを第1メモリ部202dに格納する(S1806)。
図19は、本発明の実施の形態2に係る符号化方法において新たな量子化マトリクスが生成される処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図19は、図5のステップS508の処理の詳細を示す。
まず、算出部1508aは、予め定義された量子化マトリクスを取得する(S1900)。次に、更新パラメータ書込部308cは、更新パラメータを符号化ピクチャのヘッダに書き込む(S1902)。
そして、算出部1508aは、取得された量子化マトリクスと書き込まれた更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出する(S1904)。そして、格納部308bは、算出された新たな量子化マトリクスを第1メモリ部302dに格納する(S1904)。
このように、予め定義された量子化マトリクスと、符号化ピクチャのヘッダから解析された更新パラメータとに基づいて、新たな量子化マトリクスを算出することができる。つまり、符号化ピクチャのヘッダには更新パラメータが符号化されればよいので、符号化装置1500は、新たな量子化マトリクスそのものを当該符号化ピクチャのヘッダに符号化しなくてもよい。したがって、画質を向上させるために、互いに異なる量子化マトリクスを用いて各ピクチャを符号化する場合に、量子化マトリクスの符号量の増大を抑制することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態では、符号化ピクチャのヘッダ内にピクチャヘッダ識別子が符号化されている点が、実施の形態1および2と異なる。
図20は、本発明の実施の形態3に係る符号化ストリームに含まれるピクチャヘッダの構成を示す図である。
図20に示すように、ピクチャヘッダD2000内には、複数のピクチャヘッダの中から一のピクチャヘッダを識別するためのピクチャヘッダ識別子D2002が符号化されている。本実施の形態では、各ピクチャヘッダは、量子化パラメータセットと関連付けられている。
続いて、選択されたピクチャヘッダに関連付けられた量子化パラメータセットが符号化されている。
選択されたピクチャヘッダ内に符号化された量子化パラメータセットには、複数の量子化スケーリングマトリクスまたは複数の量子化オフセットマトリクスである量子化マトリクスセットD2004が含まれている。
各量子化マトリクスセットには、新たな量子化マトリクスを送信するか否かを示す第1フラグD2006と、新たな量子化マトリクスが予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されるか否かを示す第2フラグD2008とが存在する。なお、この第2フラグは必ずしも存在しなくてもよい。そのような場合であっても、新たな量子化マトリクスは、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスから修正されることができる。
そして、第1フラグD2006が新たな量子化マトリクスを送信することを示す場合には、第1フラグD2006および第2フラグD2008の後に、予め定義された量子化マトリクスまたは前に算出された量子化マトリクスを修正するための更新パラメータD2010が符号化されている。
(実施の形態4)
上記実施の形態で示した符号化方法または復号方法の構成を実現するためのプログラムを記憶メディアに記録することにより、上記実施の形態で示した処理を独立したコンピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能となる。記憶メディアは、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、半導体メモリ等、プログラムを記録できるものであればよい。
さらにここで、上記実施の形態で示した符号化方法および復号方法の応用例とそれを用いたシステムを説明する。
図21は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムex100の全体構成を示す図である。通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割し、各セル内にそれぞれ固定無線局である基地局ex106〜ex110が設置されている。
このコンテンツ供給システムex100は、インターネットex101にインターネットサービスプロバイダex102および電話網ex104、および、基地局ex106〜ex110を介して、コンピュータex111、PDA(Personal Digital Assistant)ex112、カメラex113、携帯電話ex114、ゲーム機ex115などの各機器が接続される。
しかし、コンテンツ供給システムex100は図21のような構成に限定されず、いずれかの要素を組み合わせて接続するようにしてもよい。また、固定無線局である基地局ex106〜ex110を介さずに、各機器が電話網ex104に直接接続されてもよい。また、各機器が近距離無線等を介して直接相互に接続されていてもよい。
カメラex113はデジタルビデオカメラ等の動画撮影が可能な機器であり、カメラex116はデジタルカメラ等の静止画撮影、動画撮影が可能な機器である。また、携帯電話ex114は、GSM(Global System for Mobile Communications)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式、もしくはLTE(Long Term Evolution)方式、HSPA(High Speed Packet Access)の携帯電話機、または、PHS(Personal Handyphone System)等であり、いずれでも構わない。
コンテンツ供給システムex100では、カメラex113等が基地局ex109、電話網ex104を通じてストリーミングサーバex103に接続されることで、ライブ配信等が可能になる。ライブ配信では、ユーザがカメラex113を用いて撮影するコンテンツ(例えば、音楽ライブの映像等)に対して上記実施の形態で説明したように符号化処理を行い、ストリーミングサーバex103に送信する。一方、ストリーミングサーバex103は要求のあったクライアントに対して送信されたコンテンツデータをストリーム配信する。クライアントとしては、上記符号化処理されたデータを復号することが可能な、コンピュータex111、PDAex112、カメラex113、携帯電話ex114、ゲーム機ex115等がある。配信されたデータを受信した各機器では、受信したデータを復号処理して再生する。
なお、撮影したデータの符号化処理はカメラex113で行っても、データの送信処理をするストリーミングサーバex103で行ってもよいし、互いに分担して行ってもよい。同様に配信されたデータの復号処理はクライアントで行っても、ストリーミングサーバex103で行ってもよいし、互いに分担して行ってもよい。また、カメラex113に限らず、カメラex116で撮影した静止画像および/または動画像データを、コンピュータex111を介してストリーミングサーバex103に送信してもよい。この場合の符号化処理はカメラex116、コンピュータex111、ストリーミングサーバex103のいずれで行ってもよいし、互いに分担して行ってもよい。
また、これら符号化処理および復号処理は、一般的にコンピュータex111および各機器が有するLSI(Large Scale Integration)ex500において処理する。LSIex500は、ワンチップであっても複数チップからなる構成であってもよい。なお、画像符号化用および画像復号用のソフトウェアをコンピュータex111等で読み取り可能な何らかの記録メディア(CD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスクなど)に組み込み、そのソフトウェアを用いて符号化処理および復号処理を行ってもよい。さらに、携帯電話ex114がカメラ付きである場合には、そのカメラで取得した動画データを送信してもよい。このときの動画データは携帯電話ex114が有するLSIex500で符号化処理されたデータである。
また、ストリーミングサーバex103は複数のサーバまたは複数のコンピュータであって、データを分散して処理したり記録したり配信するものであってもよい。
以上のようにして、コンテンツ供給システムex100では、符号化されたデータをクライアントが受信して再生することができる。このようにコンテンツ供給システムex100では、ユーザが送信した情報をリアルタイムでクライアントが受信して復号し、再生することができ、特別な権利または設備を有さないユーザでも個人放送を実現できる。
このコンテンツ供給システムを構成する各機器の符号化、復号には上記実施の形態で示した画像符号化方法あるいは画像復号方法を用いるようにすればよい。
その一例として携帯電話ex114について説明する。
図22は、上記実施の形態で説明した画像符号化方法と画像復号方法を用いた携帯電話ex114を示す図である。携帯電話ex114は、基地局ex110との間で電波を送受信するためのアンテナex601、CCDカメラ等の映像、静止画を撮ることが可能なカメラ部ex603、カメラ部ex603で撮影した映像、アンテナex601で受信した映像等が復号されたデータを表示する液晶ディスプレイ等の表示部ex602、操作キーex604群から構成される本体部、音声出力をするためのスピーカ等の音声出力部ex608、音声入力をするためのマイク等の音声入力部ex605、撮影した動画もしくは静止画のデータ、受信したメールのデータ、動画のデータもしくは静止画のデータ等、符号化されたデータまたは復号されたデータを保存するための記録メディアex607、携帯電話ex114に記録メディアex607を装着可能とするためのスロット部ex606を有している。記録メディアex607はSDカード等のプラスチックケース内に電気的に書換えおよび消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROMの一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものである。
さらに、携帯電話ex114について図23を用いて説明する。携帯電話ex114は表示部ex602および操作キーex604を備えた本体部の各部を統括的に制御するようになされた主制御部ex711に対して、電源回路部ex710、操作入力制御部ex704、画像符号化部ex712、カメラインターフェース部ex703、LCD(Liquid Crystal Display)制御部ex702、画像復号部ex709、多重分離部ex708、記録再生部ex707、変復調回路部ex706および音声処理部ex705が同期バスex713を介して互いに接続されている。
電源回路部ex710は、ユーザの操作により終話および電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付デジタル携帯電話ex114を動作可能な状態に起動する。
携帯電話ex114は、CPU、ROMおよびRAM等でなる主制御部ex711の制御に基づいて、音声通話モード時に音声入力部ex605で集音した音声信号を音声処理部ex705によってデジタル音声データに変換し、これを変復調回路部ex706でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex701でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後にアンテナex601を介して送信する。また携帯電話ex114は、音声通話モード時にアンテナex601で受信した受信データを増幅して周波数変換処理およびアナログデジタル変換処理を施し、変復調回路部ex706でスペクトラム逆拡散処理し、音声処理部ex705によってアナログ音声データに変換した後、音声出力部ex608を介してこれを出力する。
さらに、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、本体部の操作キーex604の操作によって入力された電子メールのテキストデータは操作入力制御部ex704を介して主制御部ex711に送出される。主制御部ex711は、テキストデータを変復調回路部ex706でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex701でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後にアンテナex601を介して基地局ex110へ送信する。
データ通信モード時に画像データを送信する場合、カメラ部ex603で撮像された画像データを、カメラインターフェース部ex703を介して画像符号化部ex712に供給する。また、画像データを送信しない場合には、カメラ部ex603で撮像した画像データをカメラインターフェース部ex703およびLCD制御部ex702を介して表示部ex602に直接表示することも可能である。
画像符号化部ex712は、本願発明で説明した画像符号化装置を備えた構成であり、カメラ部ex603から供給された画像データを上記実施の形態で示した画像符号化装置に用いた符号化方法によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部ex708に送出する。また、このとき同時に携帯電話ex114は、カメラ部ex603で撮像中に音声入力部ex605で集音した音声を、音声処理部ex705を介してデジタルの音声データとして多重分離部ex708に送出する。
多重分離部ex708は、画像符号化部ex712から供給された符号化画像データと音声処理部ex705から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部ex706でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex701でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後にアンテナex601を介して送信する。
データ通信モード時にホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナex601を介して基地局ex110から受信した受信データを変復調回路部ex706でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部ex708に送出する。
また、アンテナex601を介して受信された多重化データを復号するには、多重分離部ex708は、多重化データを分離することにより画像データのビットストリームと音声データのビットストリームとに分け、同期バスex713を介して当該符号化画像データを画像復号部ex709に供給すると共に当該音声データを音声処理部ex705に供給する。
次に、画像復号部ex709は、本願で説明した画像復号装置を備えた構成であり、画像データのビットストリームを上記実施の形態で示した符号化方法に対応した復号方法で復号することにより再生動画像データを生成し、これを、LCD制御部ex702を介して表示部ex602に供給し、これにより、例えばホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが表示される。このとき同時に音声処理部ex705は、音声データをアナログ音声データに変換した後、これを音声出力部ex608に供給し、これにより、例えばホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データが再生される。
なお、上記システムの例に限られず、最近は衛星、地上波によるデジタル放送が話題となっており、図24に示すようにデジタル放送用システムにも上記実施の形態の少なくとも画像符号化装置または画像復号装置を組み込むことができる。具体的には、放送局ex201では音声データ、映像データまたはそれらのデータが多重化されたビットストリームが電波を介して通信または放送衛星ex202に伝送される。これを受けた放送衛星ex202は、放送用の電波を発信し、衛星放送受信設備をもつ家庭のアンテナex204はこの電波を受信し、テレビ(受信機)ex300またはセットトップボックス(STB)ex217などの装置はビットストリームを復号してこれを再生する。また、記録媒体であるCDおよびDVD等の記録メディアex215、ex216に記録した画像データと、音声データが多重化されたビットストリームを読み取り、復号するリーダ/レコーダex218にも上記実施の形態で示した画像復号装置を実装することが可能である。この場合、再生された映像信号はモニタex219に表示される。また、ケーブルテレビ用のケーブルex203または衛星/地上波放送のアンテナex204に接続されたセットトップボックスex217内に画像復号装置を実装し、これをテレビのモニタex219で再生する構成も考えられる。このときセットトップボックスではなく、テレビ内に画像復号装置を組み込んでも良い。また、アンテナex205を有する車ex210で、衛星ex202または基地局等から信号を受信し、車ex210が有するカーナビゲーションex211等の表示装置に動画を再生することも可能である。
また、DVD、BD等の記録メディアex215に記録した音声データ、映像データまたはそれらのデータが多重化された符号化ビットストリームを読み取り復号する、または、記録メディアex215に、音声データ、映像データまたはそれらのデータを符号化し、多重化データとして記録するリーダ/レコーダex218にも上記実施の形態で示した画像復号装置または画像符号化装置を実装することが可能である。この場合、再生された映像信号はモニタex219に表示される。また、符号化ビットストリームが記録された記録メディアex215により、他の装置およびシステム等は、映像信号を再生することができる。例えば、他の再生装置ex212は、符号化ビットストリームがコピーされた記録メディアex214を用いて、モニタex213に映像信号を再生することができる。
また、ケーブルテレビ用のケーブルex203または衛星/地上波放送のアンテナex204に接続されたセットトップボックスex217内に画像復号装置を実装し、これをテレビのモニタex219で表示してもよい。このときセットトップボックスではなく、テレビ内に画像復号装置を組み込んでもよい。
図25は、上記実施の形態で説明した画像復号方法および画像符号化方法を用いたテレビ(受信機)ex300を示す図である。テレビex300は、上記放送を受信するアンテナex204またはケーブルex203等を介して映像情報のビットストリームを取得、または、出力するチューナex301と、受信した符号化データを復調する、または、生成された符号化データを外部に送信するために変調する変調/復調部ex302と、復調した映像データと音声データとを分離する、または、符号化された映像データと音声データとを多重化する多重/分離部ex303を備える。また、テレビex300は、音声データ、映像データそれぞれを復号する、または、それぞれの情報を符号化する音声信号処理部ex304、映像信号処理部ex305を有する信号処理部ex306と、復号された音声信号を出力するスピーカex307、復号された映像信号を表示するディスプレイ等の表示部ex308を有する出力部ex309とを有する。さらに、テレビex300は、ユーザ操作の入力を受け付ける操作入力部ex312等を有するインターフェース部ex317を有する。さらに、テレビex300は、各部を統括的に制御する制御部ex310、各部に電力を供給する電源回路部ex311を有する。インターフェース部ex317は、操作入力部ex312以外に、リーダ/レコーダex218等の外部機器と接続されるブリッジex313、SDカード等の記録メディアex216を装着可能とするためのスロット部ex314、ハードディスク等の外部記録メディアと接続するためのドライバex315、電話網と接続するモデムex316等を有していてもよい。なお記録メディアex216は、格納する不揮発性/揮発性の半導体メモリ素子により電気的に情報の記録を可能としたものである。テレビex300の各部は同期バスを介して互いに接続されている。
まず、テレビex300がアンテナex204等により外部から取得したデータを復号し、再生する構成について説明する。テレビex300は、リモートコントローラex220等からのユーザ操作を受け、CPU等を有する制御部ex310の制御に基づいて、変調/復調部ex302で復調した映像データ、音声データを多重/分離部ex303で分離する。さらにテレビex300は、分離した音声データを音声信号処理部ex304で復号し、分離した映像データを映像信号処理部ex305で上記実施の形態で説明した復号方法を用いて復号する。復号した音声信号、映像信号は、それぞれ出力部ex309から外部に向けて出力される。出力する際には、音声信号と映像信号が同期して再生するよう、バッファex318、ex319等に一旦これらの信号を蓄積するとよい。また、テレビex300は、放送等からではなく、磁気/光ディスク、SDカード等の記録メディアex215、ex216から符号化された符号化ビットストリームを読み出してもよい。次に、テレビex300が音声信号および映像信号を符号化し、外部に送信または記録メディア等に書き込む構成について説明する。テレビex300は、リモートコントローラex220等からのユーザ操作を受け、制御部ex310の制御に基づいて、音声信号処理部ex304で音声信号を符号化し、映像信号処理部ex305で映像信号を上記実施の形態で説明した符号化方法を用いて符号化する。符号化した音声信号、映像信号は多重/分離部ex303で多重化され外部に出力される。多重化する際には、音声信号と映像信号が同期するように、バッファex320、ex321等に一旦これらの信号を蓄積するとよい。なお、バッファex318〜ex321は図示しているように複数備えていてもよいし、一つ以上のバッファを共有する構成であってもよい。さらに、図示している以外に、例えば変調/復調部ex302と多重/分離部ex303との間等でもシステムのオーバフローおよびアンダーフローを避ける緩衝材としてバッファにデータを蓄積することとしてもよい。
また、テレビex300は、放送および記録メディア等から音声データおよび映像データを取得する以外に、マイクおよびカメラのAV入力を受け付ける構成を備え、それらから取得したデータに対して符号化処理を行ってもよい。なお、ここではテレビex300は、上記の符号化処理、多重化、および、外部出力ができる構成として説明したが、これらのすべての処理を行うことはできず、上記受信、復号処理、および、外部出力のうちいずれかのみが可能な構成であってもよい。
また、リーダ/レコーダex218で記録メディアから符号化ビットストリームを読み出す、または、書き込む場合には、上記復号処理または符号化処理はテレビex300およびリーダ/レコーダex218のうちいずれかで行ってもよいし、テレビex300とリーダ/レコーダex218とが互いに分担して行ってもよい。
一例として、光ディスクからデータの読み込みまたは書き込みをする場合の情報再生/記録部ex400の構成を図26に示す。情報再生/記録部ex400は、以下に説明する要素ex401〜ex407を備える。光ヘッドex401は、光ディスクである記録メディアex215の記録面にレーザスポットを照射して情報を書き込み、記録メディアex215の記録面からの反射光を検出して情報を読み込む。変調記録部ex402は、光ヘッドex401に内蔵された半導体レーザを電気的に駆動し記録データに応じてレーザ光の変調を行う。再生復調部ex403は、光ヘッドex401に内蔵されたフォトディテクタにより記録面からの反射光を電気的に検出した再生信号を増幅し、記録メディアex215に記録された信号成分を分離して復調し、必要な情報を再生する。バッファex404は、記録メディアex215に記録するための情報および記録メディアex215から再生した情報を一時的に保持する。ディスクモータex405は記録メディアex215を回転させる。サーボ制御部ex406は、ディスクモータex405の回転駆動を制御しながら光ヘッドex401を所定の情報トラックに移動させ、レーザスポットの追従処理を行う。システム制御部ex407は、情報再生/記録部ex400全体の制御を行う。上記の読み出しおよび書き込みの処理は、システム制御部ex407が、バッファex404に保持された各種情報を利用し、また必要に応じて新たな情報の生成および追加を行うと共に、変調記録部ex402、再生復調部ex403およびサーボ制御部ex406を協調動作させながら、光ヘッドex401を通して、情報の記録再生を行うことにより実現される。システム制御部ex407は、例えばマイクロプロセッサで構成され、読み出し書き込みのプログラムを実行することでそれらの処理を実行する。
以上では、光ヘッドex401はレーザスポットを照射するとして説明したが、近接場光を用いてより高密度な記録を行う構成であってもよい。
図27に光ディスクである記録メディアex215の模式図を示す。記録メディアex215の記録面には案内溝(グルーブ)がスパイラル状に形成され、情報トラックex230には、あらかじめグルーブの形状の変化によってディスク上の絶対位置を示す番地情報が記録されている。この番地情報はデータを記録する単位である記録ブロックex231の位置を特定するための情報を含み、記録および再生を行う装置は、情報トラックex230を再生し番地情報を読み取ることで記録ブロックを特定することができる。また、記録メディアex215は、データ記録領域ex233、内周領域ex232、外周領域ex234を含んでいる。ユーザデータを記録するために用いる領域がデータ記録領域ex233であり、データ記録領域ex233の内周または外周に配置されている内周領域ex232と外周領域ex234は、ユーザデータの記録以外の特定用途に用いられる。情報再生/記録部ex400は、このような記録メディアex215のデータ記録領域ex233に対して、符号化された音声データ、映像データまたはそれらのデータを多重化した符号化データの読み書きを行う。
以上では、1層のDVD、BD等の光ディスクを例に挙げ説明したが、これらに限ったものではなく、多層構造であって表面以外にも記録可能な光ディスクであってもよい。また、ディスクの同じ場所にさまざまな異なる波長の色の光を用いて情報を記録したり、さまざまな角度から異なる情報の層を記録したりするなど、多次元的な記録/再生を行う構造の光ディスクであってもよい。
また、デジタル放送用システムex200において、アンテナex205を有する車ex210で衛星ex202等からデータを受信し、車ex210が有するカーナビゲーションex211等の表示装置に動画を再生することも可能である。なお、カーナビゲーションex211の構成は例えば図25に示す構成のうち、GPS受信部を加えた構成が考えられ、同様なことがコンピュータex111および携帯電話ex114等でも考えられる。また、上記携帯電話ex114等の端末は、テレビex300と同様に、符号化器および復号器を両方持つ送受信型端末の他に、符号化器のみの送信端末、復号器のみの受信端末という3通りの実装形式が考えられる。
このように、上記実施の形態で示した画像符号化方法あるいは画像復号方法を上述したいずれの機器およびシステムに用いることは可能であり、そうすることで、上記実施の形態で説明した効果を得ることができる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形または修正が可能である。
(実施の形態5)
上記各実施の形態で示した画像符号化方法および装置、画像復号方法および装置は、典型的には集積回路であるLSIで実現される。一例として、図28に1チップ化されたLSIex500の構成を示す。LSIex500は、以下に説明する要素ex501〜ex509を備え、各要素はバスex510を介して接続している。電源回路部ex505は電源がオン状態の場合に各部に対して電力を供給することで動作可能な状態に起動する。
例えば符号化処理を行う場合には、LSIex500は、CPUex502、メモリコントローラex503およびストリームコントローラex504等を有する制御部ex501の制御に基づいて、AV I/Oex509によりマイクex117およびカメラex113等からAV信号の入力を受け付ける。入力されたAV信号は、一旦SDRAM等の外部のメモリex511に蓄積される。制御部ex501の制御に基づいて、蓄積したデータは、処理量および処理速度に応じて適宜複数回に分けるなどされ、信号処理部ex507に送られる。信号処理部ex507は、音声信号の符号化および/または映像信号の符号化を行う。ここで映像信号の符号化処理は、上記実施の形態で説明した符号化処理である。信号処理部ex507ではさらに、場合により符号化された音声データと符号化された映像データを多重化するなどの処理を行い、ストリームI/Oex506から外部に出力する。この出力されたビットストリームは、基地局ex107に向けて送信されたり、または、記録メディアex215に書き込まれたりする。なお、多重化する際には同期するよう、一旦バッファex508にデータを蓄積するとよい。
また、例えば復号処理を行う場合には、LSIex500は、制御部ex501の制御に基づいて、ストリームI/Oex506によって基地局ex107を介して得た符号化データ、または、記録メディアex215から読み出して得た符号化データを一旦メモリex511等に蓄積する。制御部ex501の制御に基づいて、蓄積したデータは、処理量および処理速度に応じて適宜複数回に分けるなどされ信号処理部ex507に送られる。信号処理部ex507は、音声データの復号および/または映像データの復号を行う。ここで映像信号の復号処理は、上記実施の形態で説明した復号処理である。さらに、場合により復号された音声信号と復号された映像信号を同期して再生できるようそれぞれの信号を一旦バッファex508等に蓄積するとよい。復号された出力信号は、メモリex511等を適宜介しながら、携帯電話ex114、ゲーム機ex115およびテレビex300等の各出力部から出力される。
なお、上記では、メモリex511がLSIex500の外部の構成として説明したが、LSIex500の内部に含まれる構成であってもよい。バッファex508も一つに限ったものではなく、複数のバッファを備えていてもよい。また、LSIex500は1チップ化されてもよいし、複数チップ化されてもよい。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA、または、LSI内部の回路セルの接続および設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
以上、本発明に係る符号化方法、符号化装置、復号方法および復号装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を当該実施の形態に施した形態、および、異なる実施の形態における構成要素およびステップ等を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明に係る復号方法および符号化方法は、例えば、テレビ、デジタルビデオレコーダー、カーナビゲーション、携帯電話、デジタルカメラ、または、デジタルビデオカメラ等に利用可能である。
200、1400 復号装置
202 取得部
202a、1402a セット数解析部
202b、1402b、208 量子化パラメータセット解析部
202c、302a 複製部
202d、302d 第1メモリ部
204 識別子解析部
206、304 選択部
210、308 生成部
210a、1410a 更新部
210b、308b 格納部
212 復号部
212a、310d 逆量子化部
212b、310e 逆変換部
212c サンプル再構築部
212d、310g 第2メモリ部
212e、310f サンプル予測部
300、1500 符号化装置
302 ストリームヘッダ書込部
302b セット数書込部
302c、1502c 量子化パラメータセット書込部
306 識別子書込部
308a、1508a 算出部
308c 更新パラメータ書込部
310 符号化部
310a 減算部
310b 変換部
310c 量子化部
310h 加算部
ex100 コンテンツ供給システム
ex101 インターネット
ex102 インターネットサービスプロバイダ
ex103 ストリーミングサーバ
ex104 電話網
ex106、ex107、ex108、ex109、ex110 基地局
ex111 コンピュータ
ex112 PDA
ex113、ex116 カメラ
ex114 カメラ付デジタル携帯電話(携帯電話)
ex115 ゲーム機
ex117 マイク
ex200 デジタル放送用システム
ex201 放送局
ex202 放送衛星(衛星)
ex203 ケーブル
ex204、ex205、ex601 アンテナ
ex210 車
ex211 カーナビゲーション(カーナビ)
ex212 再生装置
ex213、ex219 モニタ
ex214、ex215、ex216、ex607 記録メディア
ex217 セットトップボックス(STB)
ex218 リーダ/レコーダ
ex220 リモートコントローラ
ex230 情報トラック
ex231 記録ブロック
ex232 内周領域
ex233 データ記録領域
ex234 外周領域
ex300 テレビ
ex301 チューナ
ex302 変調/復調部
ex303 多重/分離部
ex304 音声信号処理部
ex305 映像信号処理部
ex306、ex507 信号処理部
ex307 スピーカ
ex308、ex602 表示部
ex309 出力部
ex310、ex501 制御部
ex311、ex505、ex710 電源回路部
ex312 操作入力部
x313 ブリッジ
ex314、ex606 スロット部
ex315 ドライバ
ex316 モデム
ex317 インターフェース部
ex318、ex319、ex320、ex321、ex404、ex508 バッファ
ex400 情報再生/記録部
ex401 光ヘッド
ex402 変調記録部
ex403 再生復調部
ex405 ディスクモータ
ex406 サーボ制御部
ex407 システム制御部
ex500 LSI
ex502 CPU
ex503 メモリコントローラ
ex504 ストリームコントローラ
ex506 ストリームI/O
ex509 AV I/O
ex510 バス
ex603 カメラ部
ex604 操作キー
ex605 音声入力部
ex608 音声出力部
ex701 送受信回路部
ex702 LCD制御部
ex703 カメラインターフェース部(カメラI/F部)
ex704 操作入力制御部
ex705 音声処理部
ex706 変復調回路部
ex707 記録再生部
ex708 多重分離部
ex709 画像復号部
ex711 主制御部
ex712 画像符号化部
ex713 同期バス

Claims (20)

  1. 符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する復号方法であって、
    それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する取得ステップと、
    量子化パラメータセットを識別するための識別子を、前記符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから解析する識別子解析ステップと、
    解析された前記識別子に基づいて、前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択ステップと、
    前記符号化ピクチャのヘッダからフラグを解析し、解析した前記フラグが予め定められた値を有するか否かを判定する解析ステップと、
    前記フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成ステップと、
    前記フラグが予め定められた値を有する場合に、生成された前記新たな量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号し、前記フラグが予め定められた値を有しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号する復号ステップとを含む
    復号方法。
  2. 前記取得ステップでは、
    前記符号化ストリームのヘッダから、量子化パラメータセット数を示す値を解析し、前記符号化ストリームのヘッダから量子化パラメータセットを解析し、解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記値が示す量子化パラメータセット数に依存する複数の量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得する
    請求項1に記載の復号方法。
  3. 前記符号化ストリームには、階層予測構造における階層予測順序に従って符号化された複数の符号化ピクチャが含まれており、
    前記取得ステップでは、
    解析された前記量子化パラメータセットの内容を前記階層予測順序に基づいて複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得する
    請求項2に記載の復号方法。
  4. 前記取得ステップでは、
    解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャよりも階層予測順序が下位の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得する
    請求項3に記載の復号方法。
  5. 前記取得ステップでは、
    解析された前記量子化パラメータセットの内容を、解析された前記量子化パラメータセットによって復号される符号化ピクチャと階層予測順序が同一の符号化ピクチャを復号するための量子化パラメータセットに複製することにより、複数の量子化パラメータセットを取得する
    請求項3に記載の復号方法。
  6. 前記取得ステップでは、
    前記符号化ストリームのヘッダから、量子化パラメータセット数を示す値を解析し、前記符号化ストリームのヘッダから、解析された前記量子化パラメータセット数を示す値に依存する数の量子化パラメータセットを解析することにより、複数の量子化パラメータセットを取得する
    請求項1に記載の復号方法。
  7. 前記生成ステップでは、
    前記符号化ストリームにおいて前に復号された量子化マトリクスを取得し、更新パラメータを前記符号化ピクチャのヘッダから解析し、取得された前記量子化マトリクスと解析された前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、新たな量子化マトリクスを生成する
    請求項1に記載の復号方法。
  8. 前記生成ステップでは、
    予め定義された量子化マトリクスを取得し、更新パラメータを前記符号化ピクチャのヘッダから解析し、取得された前記予め定義された量子化マトリクスと解析された前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、新たな量子化マトリクスを生成する
    請求項1に記載の復号方法。
  9. ピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する符号化方法であって、
    それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む書込ステップと、
    書き込まれた前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択ステップと、
    選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込む識別子書込ステップと、
    前記対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定する判定ステップと、
    新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成ステップと、
    新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、生成された新たな量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化し、新たな量子化マトリクスを使用しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化する符号化ステップとを含む
    符号化方法。
  10. 前記書込ステップでは、
    複製すべき量子化パラメータセットの数を示す値を前記符号化ストリームのヘッダに書き込み、複製に用いる量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込むことにより、複数の量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込む
    請求項9に記載の符号化方法。
  11. 前記書込ステップでは、
    量子化パラメータセット数を示す値を前記符号化ストリームのヘッダに書き込み、書き込まれた前記量子化パラメータセット数を示す値に依存する複数の量子化パラメータセットを前記符号化ストリームのヘッダに書き込む
    請求項9に記載の符号化方法。
  12. さらに、
    符号化される複数のピクチャの階層予測構造を決定する階層予測構造決定ステップと、
    決定された前記階層予測構造に基づいて、各ピクチャの階層予測順序を決定する階層予測順序決定ステップと、
    決定された階層予測順序に基づいて、複数の量子化パラメータセットをそれぞれ識別するための複数の識別子を設定する設定ステップとを含み、
    前記識別子書込ステップでは、設定された複数の識別子のうち、選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込む
    請求項9に記載の符号化方法。
  13. 前記生成ステップでは、
    前記符号化ストリームに含まれる前に符号化された量子化マトリクスを取得し、前記対象ピクチャのヘッダに更新パラメータを書き込み、取得された前記量子化マトリクスと書き込まれた前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、前記新たな量子化マトリクスを生成する
    請求項9に記載の符号化方法。
  14. 前記生成ステップでは、
    予め定義された量子化マトリクスを取得し、前記対象ピクチャのヘッダに更新パラメータを書き込み、取得された前記量子化マトリクスと書き込まれた前記更新パラメータとに基づいて新たな量子化マトリクスを算出することにより、前記新たな量子化マトリクスを生成する
    請求項9に記載の符号化方法。
  15. 符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャを復号する復号装置であって、
    それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダから取得する取得部と、
    量子化パラメータセットを識別するための識別子を、前記符号化ストリームに含まれる符号化ピクチャのヘッダから解析する識別子解析部と、
    解析された前記識別子に基づいて、前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択部と、
    前記符号化ピクチャのヘッダからフラグを解析し、解析した前記フラグが予め定められた値を有するか否かを判定する解析部と、
    前記フラグが予め定められた値を有する場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成部と、
    前記フラグが予め定められた値を有する場合に、生成された前記新たな量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号し、前記フラグが予め定められた値を有しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記符号化ピクチャを逆量子化することにより、前記符号化ピクチャを復号する復号部とを備える
    復号装置。
  16. 前記復号装置は、集積回路として構成されている
    請求項15に記載の復号装置。
  17. ピクチャを符号化して符号化ストリームを生成する符号化装置であって、
    それぞれが量子化マトリクスを含む複数の量子化パラメータセットを符号化ストリームのヘッダに書き込む書込部と、
    書き込まれた前記複数の量子化パラメータセットの中から少なくとも1つの量子化パラメータセットを選択する選択部と、
    選択された前記量子化パラメータセットを識別するための識別子を、対象ピクチャのヘッダに書き込む識別子書込部と、
    前記対象ピクチャを量子化する際に新たな量子化マトリクスを使用するか否かを判定し、新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、他の量子化マトリクスから新たな量子化マトリクスを生成する生成部と、
    新たな量子化マトリクスを使用すると判定された場合に、生成された新たな量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化し、新たな量子化マトリクスを使用しない場合に、選択された前記量子化パラメータセットに含まれる量子化マトリクスを用いて前記対象ピクチャを量子化することにより、前記対象ピクチャを符号化する符号化部とを備える
    符号化装置。
  18. 前記符号化装置は、集積回路として構成されている
    請求項17に記載の符号化装置。
  19. 請求項1に記載の復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項9に記載の符号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2011538258A 2009-10-30 2010-10-29 復号方法、復号装置、符号化方法、および符号化装置 Pending JPWO2011052215A1 (ja)

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