JPWO2010058483A1 - 基地局、通信方法、サブキャリア割当方法およびサブキャリア割当プログラム - Google Patents

基地局、通信方法、サブキャリア割当方法およびサブキャリア割当プログラム Download PDF

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Abstract

周波数の利用効率化を図った基地局、サブキャリア割当方法およびサブキャリア割当プログラムを提供することを課題とする。この課題を解決するために、移動局との間で無線通信を行う送信機又は受信機と、送信機又は受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が移動局との間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを用いて、移動局との間で無線通信を実行させる制御部とを備えた基地局を用いることとする。

Description

本発明は、基地局、通信方法、周波数(サブキャリア)割当方法およびサブキャリア割当プログラムに関する。
近年、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16WG(Working Group)では、基地局に複数の移動局(以下、「MS:Mobile Station」という)が接続可能なPoint−to−Multipoint型の通信方式を規定している。また、IEEE802.16WGでは、主に固定通信用途向けの802.16d仕様(802.16−2004)と、移動通信用途向けの802.16e仕様(802.16e−2005)との2種類の用途を規定している。
このようなIEEE802.16d/eを採用した無線通信システムの物理層には、一般に、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)や、直交周波数分割多元接続方式(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)等の技術が用いられる。
OFDMやOFDMAを用いた無線通信システムにおいて、基地局およびMSは、複数のサブチャネルを用いて通信を行う。サブチャネルにサブキャリアを割り当てる方式には、1個のサブチャネルに対して周波数が分散している複数のサブキャリアを割り当てるPUSC(Partial Usage of Subchannels)などがある。
基地局は、サブキャリアを割り当てたサブチャネルのうち、自局で用いるサブキャリアを選択して、MSとの間で通信を行う。ここで、図16を用いて、基地局によるサブチャネル選択手法の一例について説明する。なお、ここでは、無線通信システムの物理層に、OFDMAが用いられるものとする。図16に示すように、基地局は、自局が使用する物理サブチャネルをBitmap形式により指定する。基地局は、物理サブチャネルを用いて、MSとの間で無線通信を行う。以下では、物理サブチャネルの「#」の後に付した番号を「物理サブチャネル番号」と呼ぶことがある。
図16に示した例において、基地局が使用可能な物理サブチャネルは、物理サブチャネル#0〜#N−1である。かかる例において、基地局は、物理サブチャネル#1、#2等に対応するBitmapに1(使用)を設定するとともに、他の物理サブチャネル#0、#3、#4等に対応するBitmapに0(非使用)を設定している。これは、基地局が、Bitmapに1を設定した物理サブチャネル#1、#2等を使用することを表している。以下では、Bitmapに1が設定された物理サブチャネルを「使用物理サブチャネル」と呼ぶことがある。
そして、基地局は、使用物理サブチャネルに対して、順にナンバリング(番号割当)を行う。以下では、ナンバリングされた使用物理サブチャネルを「論理サブチャネル」と呼び、論理サブチャネルの「#」の後に付した番号を「論理サブチャネル番号」と呼ぶことがある。図16に示した例では、基地局は、物理サブチャネル#1を論理サブチャネル#0にマッピングし、物理サブチャネル#2を論理サブチャネル#1にマッピングしている。基地局は、このような論理サブチャネルに、MSとの間で送受するデータを割り当てる。
ところで、上述したような基地局は、一般に、自局と隣接する基地局(以下、「隣接基地局」という)によって形成されるセルまたはセクタ(以下、単に「セル」と表記する)の周波数帯と異なる周波数帯のセルを形成する。これは、自局が形成するセルと、隣接基地局によって形成されるセル(以下、「隣接セル」という)との干渉を防止するためである。
図17を用いて具体的に説明する。図17に示した例において、無線通信システムは、システム全体に割り当てられた周波数領域(以下、「全体周波数領域」という)を3分割している。そして、無線通信システムは、各基地局に対して、3分割した周波数領域のうち、隣接基地局に割り当てる周波数領域と異なる周波数領域を割り当てる。各基地局は、割り当てられた周波数領域のセルC91〜C93を形成する。
図17に示した例のように全体周波数領域を3分割する場合、各セルで利用可能な周波数領域は、全体周波数領域の1/3になる。このため、システム全体のスループットは低下する。そこで、近年では、4分割した全体周波数領域のうち、3個の周波数領域を各基地局に分配するとともに、残りの1個の周波数領域を全ての基地局に割り当てる技術が提案されている(特許文献1参照)。
かかる技術について図18を用いて具体的に説明する。図18に示すように、セルC94〜C96では、2個の周波数領域(各基地局で異なる周波数帯と共通する周波数帯)が利用される。このとき、各セルの中央部分は、全ての基地局に共通に割り当てられた周波数領域によって形成される。このように、セルを形成することによって、周波数領域を効率的に利用することが可能になるので、図17に示した例と比較してシステム全体のスループットが向上する。
特開2004−159345号公報 IEEE Std 802.16TM−2004 IEEE Std 802.16eTM−2005
しかしながら、上述した従来技術においては、周波数の利用効率が低下する問題がある。例えば、図17に示したようにセルを形成する場合、隣接する基地局間で周波数が同じサブキャリアを一切利用できないこととなるからである。そこで、図18に示したようなセルを形成して、隣接する基地局間で周波数が同じサブキャリアを利用することもできるが、同じサブキャリアが利用可能なセル半径が制限されることとなる。
なお、上述した問題は、802.16dや802.16e、802.16mをベースとした無線通信システムに限らず、隣接する無線通信装置が共通する周波数を利用し得る他のシステムにおいても発生する問題である。
本発明は、周波数の利用効率化を図った基地局、通信方法、サブキャリア割当方法およびサブキャリア割当プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、移動局との間で無線通信を行う送信機又は受信機と、送信機又は受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が移動局との間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを用いて、移動局との間で無線通信を実行させる制御部と、を備えた基地局を用いることとする。
第2の案では、基地局は、送信機又は受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が配下の移動局との間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、該第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを配下の移動局に割り当てることを通知する信号を送信し、該配下の移動局は、該通知に従って、該基地局と無線通信を行う通信方法を用いる。
第3の案では、移動局との間における通信に用いられるサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手段と、前記割当手段によってサブキャリアが割り当てられたサブチャネルのうち、移動局との間における通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手段とを備えることとする。
第4の案では、移動局との間における通信に用いられるサブチャネルのうち、該通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手段と、前記指定手段によって不使用サブチャネルに指定されたサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手段とを備えることとする。
周波数の利用効率化を図ることが可能になる。
図1は、実施例1に係る基地局によるサブキャリア割当方法を説明するための図である。 図2は、セルに在圏するMSの一例を示す図である。 図3は、隣接するセルから受ける干渉を説明するための図である。 図4は、実施例1に係る基地局の構成を示す図である。 図5は、制御部による割当サブキャリア算出処理を説明するための図である。 図6は、基地局に設定されるUL_PermBaseを説明するための図である。 図7は、使用サブチャネルまたは不使用サブチャネルの指定例を示す図である。 図8は、無線インタフェースにおける無線フレームの構成例を示す図である。 図9は、MSに割り当てるリソースの一例を示す図である。 図10は、UCDメッセージに含まれるパラメータの一部を示す図である。 図11は、実施例1におけるBitmap情報を示す図である。 図12は、実施例1に係る基地局との間で通信を行うMSの構成を示す図である。 図13は、実施例1に係る基地局によるサブキャリア割当処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施例1に係る基地局の効果の一部を説明するための図である。 図15は、実施例1に係る基地局の効果の一部を説明するための図である。 図16は、従来技術を説明するための図である。 図17は、従来技術を説明するための図である。 図18は、従来技術を説明するための図である。
符号の説明
20、20a〜20d MS
21 アンテナ
22 デュプレクサ
23 アプリケーション処理部
24 パケットバッファ部
25 PDU生成部
26 送信部
27 制御部
27a 記憶部
28 Code生成部
29 制御メッセージ生成部
30 受信部
31 無線品質測定部
32 MAP情報解析部
33 制御メッセージ抽出部
34 パケット生成部
100、100a、100b、200 基地局
101 アンテナ
102 デュプレクサ
103 NWインタフェース
104 パケット識別部
105 パケットバッファ部
106 PDU生成部
107 制御部
107a 記憶部
108 MAP情報生成部
109 制御メッセージ生成部
110 送信部
111 受信部
112 Code受信部
113 制御メッセージ抽出部
114 パケット生成部
以下に添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。以下の実施例では、無線システムとしてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を例に挙げて説明するが、本発明の適用対象はこれに限定されない。本発明は、サブキャリアにより形成されるサブチャネルによって通信を行う無線通信システム全般に適用することができる。また、以下の実施例では、サブキャリア割当方式としてPUSCを例に挙げて説明するが、本発明は、例えばFUSCなどの他のサブキャリア割当方式にも適用することができる。また、以下の実施例では、本発明をUL(Uplink)の通信に適用する場合について説明する。しかし、本発明の適用対象はこれに限定されず、DL(Downlink)の通信に適用することもできる。
まず、実施例1に係る基地局100によるサブキャリア割当方法について説明する。実施例1に係る基地局100を有する無線通信システムは、隣接する基地局間で共通する周波数のサブキャリアを利用することを許容する。たとえば、実施例1における無線通信システムは、全体周波数領域を分割せずに、全体周波数領域を全ての基地局に割り当てる。そして、実施例1に係る基地局100は、割り当てられた周波数領域内のサブキャリアを用いて各物理サブチャネルに割り当てる。このとき、基地局100は、隣接基地局によって各物理サブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを各物理サブチャネルに割り当てる。
すなわち、基地100aにおいてMSとの間の無線通信に利用されるいずれかの物理サブチャネルXに対して割り当てられるサブキャリアの組み合わせと同一のサブキャリアの組み合わせを、基地局100bにおいてMSとの間の無線通信に利用されるいかなる物理サブチャネルに対しても割り当てないようにする。好ましくは、基地100aにおいてMSとの間の無線通信に利用される物理サブチャネルの一部又は全部が、物理サブチャネルXが有するこのような性質を持つようにする。
例えば、基地局100は、送信機又は受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が配下のMSとの間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを配下のMSに割り当てることを通知する信号を送信し、配下のMSは、この通知に従って、基地局と無線通信を行う。
基地局100は、サブキャリアの割り当てを行った全ての物理サブチャネルを、使用物理サブチャネルに指定してもよい。そして、基地局100は、かかる論理サブチャネルを、MSとの間における通信に用いる論理サブチャネルとして用いる。なお、サブキャリアの割り当てを行った物理サブチャネル(論理サブチャネル)のうち、一部については、MSとの間における通信に使用しないこととしてもよい。これにより、隣接する基地局間でMSとの間の無線通信に使用され得るサブキャリアが重複することとなるが、上述したサブキャリアの割り当て手法により、隣接する基地局間で実際に通信に使用されるサブキャリアが完全に一致してしまう可能性を避けることができ、干渉を抑えることができる。例えば、基地局100aが、論理サブチャネル0(サブキャリア#1、#6、#13、#19、#21)を実際の通信に割り当て、基地局100bも論理サブチャネル0(サブキャリア#2、#5、#6、#12、#23)を割り当てたとしても、サブキャリア6が重複するだけで、他のサブキャリア#1、#13、#19、#21は重複して利用されていない。
以下では、MSとの通信に用いることが指定された論理サブチャネルを「使用サブチャネル」と呼び、使用サブチャネルに含まれるサブキャリアを「使用サブキャリア」と呼ぶことがある。また、MSとの通信に用いないことが指定された論理サブチャネルを「不使用サブチャネル」と呼び、不使用サブチャネルに含まれるサブキャリアを「不使用サブキャリア」と呼ぶことがある。
なお、1例として、基地局100は、不使用サブチャネルを、全体周波数領域内の物理サブチャネルの2/3未満にする。これにより、図17に示した従来の無線通信システムと比較して、システム全体のスループットを向上させることができる。具体的に説明すると、図17に示した従来の無線通信システムにおいて、各基地局は、全体周波数領域の1/3の周波数領域しか用いることができない。一方、実施例1に係る基地局100は、不使用サブチャネルを、全体周波数領域内の物理サブチャネルの2/3未満にすることで、全体周波数領域の1/3以上をMSとの通信に用いることができ、その結果、システム全体のスループットを向上させることができる。
上述した実施例1に係る基地局100によるサブキャリア割当方法について、図1〜図3を用いて具体的に説明する。図1は、実施例1に係る基地局100によるサブキャリア割当方法を説明するための図である。なお、以下では、複数の基地局を区別するために、実施例1に係る基地局100を、「基地局100」の後に符号を付して表記する場合がある。例えば、実施例1に係る基地局100を「基地局100x」などと表記する場合がある。
図1において、セルC11は、基地局100aによって形成され、セルC12は、基地局100bによって形成されている。ここでは、基地局100aと基地局100bとは、互いに隣接しているものとする。すなわち、セルC11とセルC12とは、互いに隣接している。また、図1において、セルC11およびC12内に表記した実線は、使用サブキャリアを示し、点線は、不使用サブキャリアを示す。
図1に示すように、基地局100aは、論理サブチャネル#0に対して、サブキャリア#1、#6、#13、#19および#21を割り当てている。また、基地局100aは、論理サブチャネル#1に対して、サブキャリア#4、#8、#11、#14および#22を割り当てている。また、基地局100aは、サブキャリア#3、#7、#9、#12、#17、#20および#23を、不使用サブキャリアに指定している。
また、基地局100bは、論理サブチャネル#0に対して、サブキャリア#2、#5、#6、#12および#23を割り当てている。また、基地局100bは、論理サブチャネル#1に対して、サブキャリア#3、#8、#9、#15および#21を割り当てている。また、基地局100bは、サブキャリア#1、#7、#10、#14、#17、#19および#22を、不使用サブキャリアに指定している。
なお、基地局100aおよび100bは、サブキャリア単位で不使用サブキャリアに指定せず、論理サブチャネル単位で不使用サブチャネルを指定する。例えば、基地局100aは、サブキャリア#3、#7、#9、#12、#17、#20および#23を含む論理サブチャネルを不使用サブチャネルに指定する。
このように、基地局100aによって論理サブチャネル#0に割り当てられるサブキャリアの組合せと、基地局100bによって論理サブチャネル#0に割り当てられるサブキャリアの組合せとは異なる。論理サブチャネル#1についても同様に、基地局100aおよび100bによって割り当てられるサブキャリアの組合せが異なる。すなわち、基地局100aによって論理サブチャネル#iに割り当てられるサブキャリアの組合せと、基地局100bによって論理サブチャネル#jに割り当てられるサブキャリアの組合せとは異なる。
このような状況の下、所定のMSがセルC12に所在するものとする。図2に示した例を用いて説明する。図2は、セルC12に在圏するMSの一例を示す図である。図2に示すように、MS20aおよび20bがセルC12に所在しているものとする。かかる場合、基地局100bは、ULの通信に用いる論理サブチャネルを、MSごとに決定する。
ここでは、基地局100bは、MS20aに対して論理サブチャネル#0を用いてULの通信を行わせることを決定し、MS20bに対して論理サブチャネル#1を用いてULの通信を行わせることを決定するものとする。図1に示したように、セルC12における論理サブチャネル#0は、サブキャリア#2、#5、#6、#12および#23が割り当てられる。したがって、基地局100bとMS20aとの間でULの通信が行われる場合、セルC11は、サブキャリア#2、#5、#6、#12および#23の周波数帯が干渉を受ける可能性がある。同様の理由により、基地局100bとMS20bとの間でULの通信が行われる場合、セルC11は、サブキャリア#3、#8、#9、#15および#21の周波数帯が干渉を受ける可能性がある。
かかるセルC11がセルC12から受ける干渉について、図3を用いて具体的に説明する。図3は、隣接するセルC12から受ける干渉を説明するための図である。なお、図3において、セルC11内に示した実線は、セルC12における使用サブキャリアを示し、セルC11内に示した点線は、セルC12における不使用サブキャリアを示す。
まず、基地局100bとMS20aおよびMS20bとの間でULの通信が行われる場合に、セルC11における論理サブチャネル#0が受ける干渉について注目する。セルC11における論理サブチャネル#0に割り当てられたサブキャリア#6および#21は、干渉を受ける可能性がある。これは、サブキャリア#6は、セルC12における論理サブチャネル#0に割り当てられたサブキャリアであり、サブキャリア#21は、セルC12における論理サブチャネル#1に割り当てられたサブキャリアであるからである。一方、セルC11における論理サブチャネル#0に割り当てられたサブキャリア#1および#19は、干渉を受ける可能性が低い。これは、サブキャリア#1および#19は、セルC12において不使用サブキャリアであるからである。
このことは、セルC11における論理サブチャネル#1についても同様のことが言える。具体的には、論理サブチャネル#1に割り当てられたサブキャリア#8は、干渉を受ける可能性があり、論理サブチャネル#1に割り当てられたサブキャリア#14および#22は、干渉を受ける可能性が低い。
このように、セルC11における論理サブチャネル#0および#1は、セルC12から分散して干渉を受ける。具体的には、論理サブチャネル#0は、割り当てられた全てのサブキャリアが同時に干渉を受けずに、分散して干渉を受ける。また、セルC11における論理サブチャネル#0および#1には、セルC12において不使用サブキャリアに指定されたサブキャリアが含まれる。すなわち、論理サブチャネル#0および#1は、干渉を受ける可能性が低いサブキャリアを含む。このように、基地局100aは、特定の論理サブチャネルが集中的に干渉を受けることを防止することができる。
さらに、基地局100aは、特定の論理サブチャネルが受ける干渉の大きさについても分散させることができる。上記例を用いて説明すると、例えば、図2に示すように、MS20bは、MS20aよりも基地局100aから遠い場所に所在している。このため、セルC11は、MS20bよりもMS20aから大きい干渉を受けると考えられる。つまり、図3に示したセルC11における論理サブチャネル#0の場合、サブキャリア#6と、サブキャリア#21とでは、干渉の大きさが異なると考えられる。
このことは、例えば、サブキャリア#6が大きな干渉を受けて通信に用いることが困難な状況になった場合であっても、基地局100aとMSは、他のサブキャリア#1、#13、#19、#21によって通信を行うこともできる。
以上のように、実施例1に係る基地局100は、隣接基地局によって各物理サブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを各物理サブチャネルに割り当てる。さらに、実施例1に係る基地局100は、所定の数の論理サブチャネルを不使用サブチャネルに指定する。これにより、実施例1に係る基地局100は、隣接基地局から受ける干渉を分散させることができるとともに、隣接基地局から受ける干渉を平均的に抑制することができる。
また、実施例1に係る基地局100は、例えば、全体周波数領域を割り当てられるので、システム全体のスループットを向上させることができる。特に、上述したように、実施例1に係る各基地局は、隣接基地局から受ける干渉を分散し、かつ、平均的に抑制することができるので、使用サブチャネルを、全体周波数領域内の物理サブチャネルの1/3以上や1/2以上に指定した場合であっても、干渉が原因となって通信に支障を来たす可能性は低い。このため、実施例1に係る基地局100は、使用サブチャネルを、全体周波数領域内の物理サブチャネルの1/3以上や1/2以上に指定することができ、その結果、図17や図18に示した従来の無線通信システムと比較して、システム全体のスループットを向上させることができる。
また、図18に示したように、セルを複数の周波数領域を利用して形成する場合、周波数領域によって干渉の大きさが異なる。したがって、例えば、図18に示した従来技術をULの通信に用いた場合、基地局は、異なる周波数領域において、MSに指示する送信電力の制御や、MCS(Modulation and Coding Scheme)の設定、MSに割り当てるサブチャネルの制御等を行うことになる。このため、基地局は、複雑な処理を行うことになる。しかし、実施例1に係る基地局100は、セル内に異なる周波数領域を形成しないので、MSが移動した場合であっても、前述したような(MSに指示する送信電力の制御など)を頻繁に行わなくてもよい。
図18に示した従来の基地局は、MSが同一セル内の異なる周波数領域に移動すると、送信電力を調整するための制御信号または制御メッセージをMSに送信することになる。これは、基地局は、ULの通信において、MSに対して指示する送信電力の大きさを、干渉の大きさによって調整するからである。かかる制御信号等は、DLのリソースを使用するために、DLのスループットを低下させる。しかし、実施例1に係る基地局100は、セル内に異なる周波数領域を形成しないので、前述したような制御信号等をMSに送信しなくともよいので、DLのスループットを低下させることもない。
また、図18に示したように、全体周波数領域を4分割すると、1個の周波数領域は、従来の周波数領域よりも小さくなる。したがって、MSが一方の周波数領域に偏って在圏する場合に、基地局は、全てのMSからのリソース割当要求に応答できなくなるおそれがある。しかし、実施例1に係る基地局100は、セル内に異なる周波数領域を形成しないので、MSがセル内の所定の場所に偏って所在する場合であっても、全てのMSからのリソース割当要求に応答できなくなることもない。
以上のように、実施例1に係る基地局100は、DLのスループットを低下させることもなく、簡易な処理によって無線通信システムのスループットを向上させることができる。
次に、図4を用いて、実施例1に係る基地局100の構成を説明する。図4は、実施例1に係る基地局100の構成を示す図である。図4に示すように、基地局100は、アンテナ101と、デュプレクサ102と、ネットワークインタフェース(以下、「NWインタフェース」という)103と、パケット識別部104と、パケットバッファ部105と、PDU(Protocol Data Unit)生成部106と、制御部107と、MAP情報生成部108と、制御メッセージ生成部109と、送信部110と、受信部111と、Code受信部112と、制御メッセージ抽出部113と、パケット生成部114とを有する。
アンテナ101は、送信用アンテナと受信用アンテナとを共用する送受信アンテナである。デュプレクサ102は、アンテナ101をデータの送受信双方に使用可能にするための装置である。NWインタフェース103は、図示しない有線側ネットワーク(例えば、コアネットワークに含まれる上位装置)との間でデータを送受するためのインタフェースである。
パケット識別部104は、有線側ネットワークから受信したパケットに応じて、かかるパケットを適切なパケットバッファ部105に格納する。パケットバッファ部105は、パケットを記憶するための記憶領域であり、例えばメモリである。PDU生成部106は、無線フレームで送信するためのPDUデータを生成する。
制御部107は、基地局100を全体制御し、記憶部107aを有する。記憶部107aは、使用サブチャネル領域と不使用サブチャネル領域に関する情報(以下、「使用有無情報」という)や、Bitmap形式により指定する使用物理サブチャネルに関する情報(以下、「Bitmap情報」という)、UL_PermBaseに設定する値等を記憶する。
なお、実施例1における記憶部107aのBitmap情報には、全て「1(使用)」が記憶される。基地局100は、全ての物理サブチャネルを、使用物理サブチャネルに指定するからであるが、もちろん、一部使用物理チャネルに指定しないこともできる。
また、実施例1における記憶部107aのUL_PermBaseには、隣接基地局のUL_PermBaseと異なる値が設定される。これは、隣接基地局によって各物理サブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを各物理サブチャネルに割り当てるためである。この点については、図6を用いて、後に詳述する。
実施例1における制御部107は、上記記憶部107aに記憶されている情報を用いて、各種処理を行う。具体的には、制御部107は、物理サブチャネルに割り当てるサブキャリアの組合せを算出する処理(割当サブキャリア算出処理)を行う。また、制御部107は、MSへリソースを割り当てる処理(スケジューリング処理)を行う。また、制御部107は、MSへ制御メッセージを送信するための処理(制御メッセージ送信処理)を行う。
以下に、制御部107により行われる各種処理について、詳細に説明する。以下では、制御部107による処理を、(A)割当サブキャリア算出処理、(B)スケジューリング処理、(C)制御メッセージ送信制御処理の順に説明する。
まず、図5を用いて、(A)制御部107による割当サブキャリア算出処理について説明する。図5は、制御部107による割当サブキャリア算出処理を説明するための図である。図5に示すように、制御部107は、例えば、3個のOFDMAシンボルに対し、4個の物理サブキャリアを組み合わせたサブキャリア群(計12個のサブキャリア)を1個のタイルとする。かかるタイルは、所定の数ごとにグループ化される。図5に示した例では、タイルは、6個のグループ0〜5に分けられている。そして、制御部107は、以下の式(1)を用いて、1個の物理サブチャネルに割り当てるタイルを6個選択する。なお、ここでは、FFTサイズが1024であるものとする。
Figure 2010058483
上記式(1)において、sは、物理サブチャネル番号を示す。nは、タイルのインデックス値を示す。具体的には、1個の物理サブチャネルには6個のタイルが含まれるため、nが取り得る値は「0」〜「5」までの整数である。Nsubchannelsは、全体の物理サブチャネルの数を示す。図5に示した例のように、FTTサイズが1024である場合、Nsubchannelsの値は、「35」である。Pt[ ]は、並び替えの配列を示す。UL_PermBaseは、制御部107が設定する並び替えのシード値を示す。
制御部107は、上記式(1)を用いて、各物理サブチャネルに割り当てるタイルを選択する。具体的には、制御部107は、1個の物理サブチャネルに対して、グループ0〜5から1個ずつタイルを選択する。そして、制御部107は、タイルの組合せに関する情報(以下、「タイル組合せ情報」という)を、送信部110および受信部111へ出力する。ここで言う「タイル組合せ情報」とは、例えば、物理サブチャネル#0がタイル#0、#35、#70、#105、#140および#175の組合せにより形成され、物理サブチャネル#1がタイル#1、#36、#71、#106、#141および#176の組合せにより形成されるといった情報を示す。
ところで、上記式(1)で用いたUL_PermBaseは、上述したように、隣接基地局と異なる値が設定される。図6を用いて具体的に説明する。図6は、基地局に設定されるUL_PermBaseを説明するための図である。図6において、セルC11〜C17は、それぞれ基地局100a〜100gによって形成されるものとする。
図6に示した例において、それぞれの基地局100a〜100gが有する記憶部107a〜107gのUL_PermBaseには、隣接基地局のUL_PermBaseと異なる値が記憶される。具体的には、図6中に双方向の矢印で示した基地局間では、UL_PermBaseにそれぞれ異なる値が設定される。例えば、基地局100aのUL_PermBaseは、基地局100b〜100gのUL_PermBaseと異なるが設定される。
このように、隣接基地局間でUL_PermBaseに異なる値を設定する理由について説明する。上述したように、制御部107は、式(1)によって、サブチャネルに割り当てるタイルを選択する。すなわち、式(1)において用いられるUL_PermBaseの値が異なれば、サブチャネルには異なるタイルが割り当てられる。したがって、隣接基地局間で異なるUL_PermBaseを用いることにより、各物理サブチャネルに割り当てるサブキャリアの組合せを、隣接基地局間で異なるようにすることができる。このようなことから、実施例1においては、隣接基地局間でUL_PermBaseに異なる値を設定する。
次に、(B)制御部107によるスケジューリング処理について説明する。まず、制御部107は、上記(A)の処理においてサブキャリアを割り当てた物理サブチャネルを順にナンバリングして、物理サブチャネルを論理サブチャネルとして扱う。続いて、制御部107は、記憶部107aに記憶されている使用有無情報に基づいて、かかる論理サブチャネルを、使用サブチャネルまたは不使用サブチャネルのいずれかに指定する。
図7を用いて具体的に説明する。図7は、使用サブチャネルまたは不使用サブチャネルの指定例を示す図である。なお、図7に示した例において、基地局100が使用可能な全ての論理サブチャネルは、論理サブチャネル#0〜#N−1であるものとする。図7に示した例では、制御部107は、論理サブチャネル#0〜#M−1を使用サブチャネルに指定している。また、制御部107は、論理サブチャネル#M〜#N−1を不使用サブチャネルに指定している。制御部107は、隣接セルからの干渉の大きさ等によって、使用サブチャネルと不使用サブキャリアの比率を決定するが、全体周波数領域のうち、2/3未満を不使用サブキャリアに指定する。これにより、実施例1に係る基地局100を含む無線通信システムは、全体周波数領域の1/3の周波数領域を各基地局に割り当てる従来の無線通信システムと比較して、システム全体のスループットを向上させることができる。
なお、図7に示した例では、制御部107は、論理サブチャネル番号が最も小さい論理サブチャネル#0から順に#M−1までを使用サブチャネルに指定しているが、他の論理サブチャネルを使用サブチャネルに指定してもよい。例えば、制御部107は、論理サブチャネル#1〜#Mを使用サブチャネルに指定してもよいし、論理サブチャネル#2〜#M+1を使用サブチャネルに指定してもよい。すなわち、制御部107は、論理サブチャネル#L〜#L+M−1を使用サブチャネルに指定してもよい。ただし、Lは、0以上であり、かつ、N−M+1よりも大きい整数である。また、例えば、制御部107は、論理サブチャネル番号が連続しない論理サブチャネル#0、#2、#4、・・・を使用サブチャネルに指定してもよい。
このようにして、使用サブチャネルを決定した後、制御部107は、パケットバッファ部105に格納されているパケットの状況や、MSから受信した制御情報(制御信号または制御メッセージ)等に基づいて、各MSに割り当てる使用サブチャネルを決定する。図8および図9を用いて具体的に説明する。図8は、無線インタフェースにおける無線フレームの構成例を示す図である。
図8に示すように、無線フレームは、DLサブフレームと、ULサブフレームとを有する。DLサブフレームは、Preamble、DL−MAP、UL−MAP、DL−Burst#1〜#4を有する。Preambleは、基地局100からMSへ送信される同期信号である。MSは、かかる同期信号に基づいて基地局100と同期する。
DL−MAPは、基地局100からMSへ送信されるメッセージであり、具体的には、DLサブフレームの構成情報および通信制御情報等が割り当てられる。UL−MAPは、基地局100からMSへ送信されるメッセージであり、具体的には、ULサブフレームの構成情報および通信制御情報等が割り当てられる。DL−Burst#1〜#4は、データ転送用のブロックであり、具体的には、MSへ送信するデータが割り当てられる。同様に、ULサブフレーム内のUL−Burst#1〜#3は、データ転送用のブロックであり、MSから基地局100へ送信されるデータが割り当てられる。
このようなフレーム構成の下、上述した各種情報は、論理サブチャネルを用いて基地局とMSとの間で送受される。制御部107は、各MSへ送信するデータからDL−Burst#1〜#4の構成を決定したり、各MSから送信される制御情報(制御信号または制御信号)からUL−Burst#1〜#3の構成を決定したりする。
図9を用いて具体的に説明する。図9は、MSに割り当てるリソースの一例を示す図である。図9では、ULのリソースをMSに割り当てる例について示す。図9に示した例では、制御部107は、論理サブチャネル#0をMS20aに割り当て、論理サブチャネル#1をMS20aおよび20bに割り当て、論理サブチャネル#2をMS20cに割り当て、論理サブチャネル#M−1をMS20dに割り当てている。なお、図9に示すように、制御部107は、不使用サブチャネルには、MSを割り当てない。
そして、制御部107は、このようにして割り当てた情報(以下、「リソース割当情報」という)をMAP情報生成部108および送信部110、受信部111へ出力する。具体的には、リソース割当情報とは、論理サブチャネル#0をMS20aに割り当て、論理サブチャネル#1をMS20aおよび20bに割り当てるといった情報を示す。これにより、制御部107は、送信部110による送信処理、受信部111による受信処理を制御する。また、制御部107は、MAP情報生成部108によるMAP情報生成処理を制御する。
次に、(C)制御部107による制御メッセージ送信処理について説明する。制御部107は、制御メッセージ生成部109に対して、記憶部107aに記憶されているBitmap情報およびUL_PermBaseを送信して、制御メッセージを生成するように指示する。
図4の説明に戻って、MAP情報生成部108は、制御部107から入力されたリソース割当情報に基づいて、DL−MAPおよびUL−MAPを生成する。具体的には、MAP情報生成部108は、UL−MAP IE(Information Element)に、各MSと、かかるMSに対応するUL−Burstのリソース情報との組合せを設定し、UL−MAPを生成する。同様に、MAP情報生成部108は、DL−MAP IEに、1以上のMSと、かかるMSに割り当てるDL−Burstのリソース情報との組合せを設定し、DL−MAPを生成する。
制御メッセージ生成部109は、制御部107の指示に従って、MSへの制御メッセージを生成する。例えば、制御メッセージ生成部109は、制御部107からBitmap情報およびUL_PermBaseを入力された場合に、ULにおける通信制御情報であるUCD(Uplink Channel Description)メッセージを生成する。このとき、制御メッセージ生成部109は、UCDメッセージに、Bitmap情報およびUL_PermBaseを含める。
ここで、図10を用いて、UCDメッセージに含まれるBitmap情報およびUL_PermBaseについて説明する。図10は、UCDメッセージに含まれるパラメータの一部を示す図である。図10に示すように、UCDメッセージには、「UL allocated subchannel bitmap」と、「UL Perm Base」といったパラメータを有する。
「UL allocated subchannel bitmap」は、使用物理サブチャネルがBitmap形式により表される領域である。図11を用いて具体的に説明する。図11は、実施例1におけるBitmap情報を示す図である。図11に示すように、「UL allocated subchannel bitmap」は、基地局100が使用可能な物理サブチャネル#0〜#N−1に対応付けて、かかる物理サブチャネルの使用有無を示す情報(「1(使用)」または「0(非使用)」)が設定される。実施例1では、全ての物理サブチャネルを使用物理サブチャネルに指定するので、図11に示すように、物理サブチャネル#0〜#N−1に対応するBitmapには全て「1」が設定される。
送信部110は、制御部107の指示に従って、PDU生成部106によって生成されたPDUデータを符号化および変調して、デュプレクサ102とアンテナ101とを介して、所定のMSへ送信する。具体的には、送信部110は、制御部107から入力されたタイル組合せ情報に基づいて、論理サブチャネルにサブキャリアを割り当てる。そして、送信部110は、制御部107から入力されたリソース割当情報に従って、PDUデータを送信する。
受信部111は、MSから送信されたデータを、アンテナ101とデュプレクサ102とを介して受信し、受信したデータを復調して、復号化処理を行う。具体的には、受信部111は、制御部107から入力されたタイル組合せ情報に基づいて、論理サブチャネルに割り当てられるサブキャリアを認識する。そして、受信部111は、制御部107から入力されたリソース割当情報に従って、MSからのデータを受信する。Code受信部112は、受信部111によって復号化されたデータのうち制御信号を受信し、受信した制御信号を制御部107へ出力する。制御メッセージ抽出部113は、受信部111によって復号化されたデータから制御メッセージを抽出して、抽出した制御メッセージを制御部107へ出力する。
パケット生成部114は、受信部111によって受信されたデータ等を用いて、図示しない有線側ネットワークへ送信するためのパケットを生成する。そして、パケット生成部114は、生成したパケットをNWインタフェース103を介して、有線側ネットワークへ送信する。
次に、実施例1に係る基地局100との間で通信を行うMSの構成について説明する。図12は、実施例1に係る基地局100との間で通信を行うMS20の構成を示す図である。図12に示すように、MS20は、アンテナ21と、デュプレクサ22と、アプリケーション処理部23と、パケットバッファ部24と、PDU生成部25と、送信部26と、制御部27と、Code生成部28と、制御メッセージ生成部29と、受信部30と、無線品質測定部31と、MAP情報解析部32と、制御メッセージ抽出部33と、パケット生成部34とを有する。
アンテナ21は、基地局100との間でデータを送受するための装置である。デュプレクサ22は、アンテナ21をデータの送受信双方に使用可能にするための装置である。アプリケーション処理部23は、例えば、メール送信機能等を有するアプリケーションなどを処理する。パケットバッファ部24は、基地局100へ送信するパケットを格納する。
PDU生成部25は、無線フレームで送信するためのPDUデータを生成する。送信部26は、PDU生成部25によって生成されたPDUデータを符号化および変調して、デュプレクサ22とアンテナ21とを介して、基地局100へ送信する。
制御部27は、パケットバッファ部24に格納されているパケットの状況や、基地局100から受信した制御情報等に基づいて、スケジューリング処理を行う。また、制御部27は、記憶部27aを有し、後述するCode生成部28および制御メッセージ生成部29を制御する。なお、記憶部27aは、制御部27による各種処理を行うための情報を記憶する。
Code生成部28は、制御部27の指示に基づいて、CDMA(Code Division Multiple Access) CodeやHARQ ACK(Hybrid Automatic Repeat Request ACK)、CQI(Channel Quality Indicator)の信号を生成する。制御メッセージ生成部29は、制御部27の指示に従って、基地局100へ送信する制御メッセージを生成する。
受信部30は、基地局100から送信された信号を、アンテナ21とデュプレクサ22とを介して受信し、受信した信号を復調および復号化する。無線品質測定部31は、受信部30によって受信された基地局100からの信号の品質を測定する。無線品質測定部31は、品質の測定結果を、記憶部27aに記憶させる。
MAP情報解析部32は、受信部30によって受信された信号のうち、MAP情報(DL−MAPおよびUL−MAP)を受け付けて、かかるMAP情報を解析する。制御メッセージ抽出部33は、受信部30によって受信された信号のうち、制御メッセージ(例えば、UCDメッセージ)を受け付ける。パケット生成部34は、アプリケーション処理部23へ送信するためのパケットを生成する。
次に、実施例1に係る基地局100によるサブキャリア割当処理の手順について説明する。図13は、実施例1に係る基地局100によるサブキャリア割当処理手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、基地局100の制御部107は、記憶部107aに記憶されているUL_PermBaseを、上記式(1)に代入して、物理サブチャネルに割り当てるサブキャリア(タイル)を選択する(ステップS101)。そして、送信部110および受信部111は、制御部107によって選択されたタイルの組合せ情報に基づいて、物理サブチャネルにサブキャリアを割り当てる。
続いて、制御部107は、サブキャリアを割り当てた物理サブチャネルを順にナンバリングして(ステップS102)、物理サブチャネルを論理サブチャネルとして扱う。ここで、実施例1に係る基地局100は、使用サブチャネルと不使用サブチャネルとの分別を、論理サブチャネルによって行うため、全ての物理サブチャネルを論理サブチャネルとして扱う(ステップS103)。
続いて、制御部107は、記憶部107aに記憶されている使用有無情報を用いて、論理サブチャネルを、使用サブチャネルと、不使用サブチャネルとに分別する(ステップS104)。
その後、制御部107は、各MSに対して使用サブチャネルを割り当てる場合、MSから受信する制御情報等に基づいて、各MSに対して割り当てる使用サブチャネルを決定する。このとき、制御部107は、使用サブチャネルである論理サブチャネルを各MSに割り当てる。そして、制御部107は、MAP情報生成部108にMAP情報の生成を指示する。
上述してきたように、実施例1に係る基地局100は、全体周波数領域を割り当てられるので、システム全体のスループットを向上させることができる。さらに、実施例1に係る基地局100は、セル内に異なる周波数領域を形成しないので、簡易な処理によって無線通信システムのスループットを向上させることができる。
また、実施例1に係る基地局100は、隣接基地局によって各物理サブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを各物理サブチャネルに割り当てる。さらに、実施例1に係る基地局100は、隣接基地局と異なるサブキャリアを不使用サブキャリアに指定する。これにより、実施例1に係る基地局100は、隣接セルから受ける干渉を分散させることができるとともに、隣接セルから受ける干渉を平均的に抑制することができる。
かかる効果について、図14および図15を用いて説明する。図14および図15は、実施例1に係る基地局100の効果の一部を説明するための図である。まず、図14を用いて、1個のグループ0(タイル群)に注目して、基地局100の効果を説明する。図14では、セルC11およびC12におけるグループ0を示している。なお、ここでは、セルC11と、セルC12とは、互いに隣接するものとする。また、セルC11では、UL_PermBase「0」が用いられ、セルC12では、UL_PermBase「1」が用いられたものとする。
図14に示すように、グループ0は、タイル#0〜#34によって形成される。そして、セルC11では、図14中の矩形内に示したタイル#31、#20、#25、#16、#10、#6、#28および#18が未使用サブチャネルに割り当てられている。一方、セルC12では、図14中の矩形内に示したタイル#32、#21、#26、#17、#11、#7、#29および#19が未使用サブチャネルに割り当てられている。このように、セルC11と、セルC12とでは、未使用サブチャネルに割り当てられるタイルが異なる。これは、実施例1に係る基地局100は、各論理サブチャネルに、隣接基地局と異なるサブチャネル(タイル)の組合せを割り当てるからである。
これにより、セルC11は、図14に斜線を付して示したように、セルC12において使用されないタイル#11、#19、#32、#7、#17、・・・については、セルC12から干渉を受ける可能性が低い。
同様に、セルC12は、図14に斜線を付して示したように、セルC11において使用されないタイル#20、#10、#31、#18、#28、#6、#16については、セルC11から干渉を受ける可能性が低い。
このように、実施例1に係る基地局100は、各論理サブチャネルに、隣接基地局と異なるサブチャネル(タイル)の組合せを割り当てるとともに、不使用論理サブチャネルを指定することにより、隣接セルから干渉を受けないサブチャネル(タイル)を用いることができる。
次に、図15を用いて、1個の論理サブチャネル#0に注目して、基地局100の効果を説明する。図15では、セルC11における論理サブチャネル#0を示している。なお、ここでは、図14に示した例と同様に、セルC11と、セルC12とは、互いに隣接するものとする。また、セルC11では、UL_PermBase「0」が用いられ、セルC12では、UL_PermBase「1」が用いられたものとする。
図15に示すように、セルC11における論理サブチャネル#0は、タイル#11、#54、#82、#137、#173および#184が割り当てられている。かかるタイルは、セルC12において、異なる論理サブチャネルに分散されて割り当てられている。具体的には、タイル#11は、論理サブチャネル#31に割り当てられ、タイル#54および#82は、論理サブチャネル#33に割り当てられ、タイル#137は、論理サブチャネル#24に割り当てられ、タイル#173は、論理サブチャネル#34に割り当てられ、タイル#184は、論理サブチャネル#6に割り当てられている。
また、論理サブチャネル#0に割り当てられたタイル#11、#54、#82および#173は、セルC12では未使用サブチャネルに割り当てられている。すなわち、論理サブチャネル#0のタイル#11、#54、#82および#173は、セルC12から干渉を受ける可能性が低い。
このように、実施例1に係る基地局100では、1個の論理サブチャネル内のタイルにおいても、隣接セルからの干渉を分散させることができ、さらに、隣接セルにおける不使用サブチャネルのタイルからの干渉を抑制することができる。
ところで、上記実施例1では、全ての物理サブチャネルを、使用物理サブチャネルに指定して(図11参照)、使用サブチャネルと不使用サブチャネルとの分別を、論理サブチャネルによって行う例を示した。しかし、基地局は、使用サブチャネルと不使用サブチャネルとの分別を、使用物理サブチャネルを指定する時点で行ってもよい。そこで、実施例2では、使用サブチャネルと不使用サブチャネルとの分別を、使用物理サブチャネルを指定する時点で行う基地局200について説明する。
実施例2に係る基地局200は、Bitmap形式により使用物理サブチャネルを指定する際に、使用サブチャネルと不使用サブチャネルとの分別を行う。具体的には、実施例1に係る基地局100は、図11に示したように、全ての物理サブチャネルに対応するBitmapに「1」を設定した。しかし、基地局200は、MSとの通信に用いる物理サブチャネルに対応するBitmapに「1」を設定し、MSとの通信に用いない物理サブチャネルに対応するBitmapに「0」を設定する。
このとき、基地局200は、Bitmapに「1」や「0」を連続して設定してもよいし、分散させて設定してもよい。例えば、図11に示した例において、基地局200は、連続する物理サブチャネル#0〜#M−1に対応するBitmapに「1」を設定するとともに、他の物理サブチャネル#M〜#N−1に対応するBitmapに「0」を設定してもよい。また、基地局200は、分散する物理サブチャネル#0、#2、#4、・・に対応するBitmapに「1」を設定するとともに、分散する物理サブチャネル#1、#3、#5、・・に対応するBitmapに「0」を設定してもよい。
なお、基地局200は、Bitmapに「0」を設定する物理サブチャネルの数を、全体周波数領域内の物理サブチャネルの2/3未満にする。また、基地局200は、実施例1に係る基地局100と同様に、隣接基地局と異なる値のUL_PermBaseを用いる。
上述してきたように、実施例2に係る基地局200は、基地局100と同様に、簡易な処理によって無線通信システムのスループットを向上させることができる。また、実施例2に係る基地局200は、MSとの通信に用いない物理サブチャネルを、連続する物理サブチャネル領域、または、分散する物理サブチャネル領域に設定することができる。
ところで、上記実施例1および2において説明した基地局100および200は、上述した実施例1および2以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例3では、上記基地局に含まれる他の実施例を説明する。
[未使用サブチャネル領域1]
上記実施例1および2では、基地局100および200が、全体周波数領域内の2/3未満の領域を未使用サブチャネルに指定する例を示した。ここで、基地局100および200は、未使用サブチャネル領域を、MSのデータ割り当て以外に用いてもよい。例えば、基地局100および200は、未使用サブチャネル領域を、干渉測定等に用いてもよい。これにより、未使用サブチャネル領域を効率的に用いることができる。
[未使用サブチャネル領域2]
また、基地局100および200は、各サブキャリアの干渉のしやすさを考慮して、未使用サブチャネル領域を指定してもよい。具体的には、干渉の大きさは、周波数帯が同一である場合や、周波数帯が近い場合、周波数帯が定倍の関係にある等の条件によって、異なってくる。そこで、基地局100および200は、隣接基地局との間で干渉が起こりやすいサブキャリアを含む論理サブチャネルを、未使用サブチャネル領域を指定してもよい。
[未使用サブチャネル領域3]
また、基地局100および200は、自局に在圏するMSの台数に応じて、未使用サブチャネルに指定する論理サブチャネルの数を変更してもよい。具体的には、基地局100および200は、自局に在圏するMSの台数が少ないほど、多くの論理サブチャネルを未使用サブチャネルに指定する。これにより、基地局100および200は、自局に在圏するMSの台数が少ない場合には、未使用サブチャネルに指定する論理サブチャネルを多くするので、隣接基地局に干渉を与える頻度を低くすることができる。また、基地局100および200は、自局に在圏するMSの台数が多い場合には、未使用サブチャネルに指定する論理サブチャネルを少なくするので、在圏するMSに対して多くのリソースを割り当てることができる。
[システム構成]
また、上記基地局100および200にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。

Claims (14)

  1. 基地局において、
    自局配下の移動局との間で無線通信を行う送信機又は受信機と、
    前記送信機又は前記受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が配下の移動局との間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、該第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを用いて、前記自局配下の移動局との間で無線通信を実行させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする基地局。
  2. 通信方法において
    基地局は、送信機又は受信機を制御して、隣接する基地局である隣接基地局が配下の移動局との間の無線通信に使用する第1のサブチャネル群に含まれるどのサブチャネルと比較しても、割り当てられたサブキャリアの組み合わせが異なるサブチャネルであって、該第1のサブチャネル群に含まれるいずれかのサブチャネルに割り当てられるサブキャリアと同じサブキャリアを含むサブチャネルを配下の移動局に割り当てることを通知する信号を送信し、
    該配下の移動局は、該通知に従って、該基地局と無線通信を行う、
    ことを特徴とする通信方法。
  3. 移動局との間における通信に用いられるサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段によってサブキャリアが割り当てられたサブチャネルのうち、移動局との間における通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手段と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  4. 前記指定手段は、不使用サブチャネルの数を、全てのサブチャネルの2/3未満にすることを特徴とする請求項3に記載の基地局。
  5. 前記指定手段は、前記隣接基地局との間で干渉が発生しやすいサブチャネルを、不使用サブチャネルに指定することを特徴とする請求項3に記載の基地局。
  6. 前記指定手段は、当該の基地局に在圏する移動局の数が少ないほど、多くのサブチャネルを不使用サブチャネルに指定することを特徴とする請求項3に記載の基地局。
  7. 移動局との間における通信に用いられるサブチャネルのうち、該通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手段と、
    前記指定手段によって不使用サブチャネルに指定されたサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手段と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  8. 前記指定手段は、不使用サブチャネルの数を、全てのサブチャネルの2/3未満にすることを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. 前記指定手段は、前記隣接基地局との間で干渉が発生しやすいサブチャネルを、不使用サブチャネルに指定することを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  10. 前記指定手段は、当該の基地局に在圏する移動局の数が少ないほど、多くのサブチャネルを不使用サブチャネルに指定することを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  11. 移動局との間で通信を行う基地局におけるサブキャリア割当方法であって、
    前記基地局が、
    前記移動局との間における通信に用いられるサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当工程と、
    前記割当工程によってサブキャリアが割り当てられたサブチャネルのうち、移動局との間における通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定工程と
    を含んだことを特徴とするサブキャリア割当方法。
  12. 移動局との間で通信を行う基地局を制御するサブキャリア割当方法であって、
    前記基地局が、
    前記移動局との間における通信に用いられるサブチャネルのうち、該通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定工程と、
    前記指定工程によって不使用サブチャネルに指定されたサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当工程と
    を含んだことを特徴とするサブキャリア割当方法。
  13. 移動局との間における通信に用いられるサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手順と、
    前記割当手順によってサブキャリアが割り当てられたサブチャネルのうち、移動局との間における通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするサブキャリア割当プログラム。
  14. 移動局との間における通信に用いられるサブチャネルのうち、該通信に用いないサブチャネルである不使用サブチャネルを指定する指定手順と、
    前記指定手順によって不使用サブチャネルに指定されたサブチャネルに対して、当該の基地局に隣接する基地局である隣接基地局においてサブチャネルに割り当てられるサブキャリアの組合せと異なる組合せのサブキャリアを割り当てる割当手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするサブキャリア割当プログラム。
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