JPWO2010038726A1 - 情報通知システム、情報通知方法、通信端末およびプログラム - Google Patents

情報通知システム、情報通知方法、通信端末およびプログラム Download PDF

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Abstract

本発明の課題は、偽装されたネットワークへのアクセスを防ぐことである。本発明は、高セキュアネットワークを通じてデータの照合情報を取得する。低セキュアネットワークを通じてデータを取得する。取得した照合情報とデータとを照合する。照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワークを偽装されたネットワークと判断し、低セキュアネットワークへのアクセスを禁止する。また、高セキュアネットワーク上の管理サーバに、低セキュアネットワークが偽装されたネットワークであることを通知する。

Description

この発明は、偽装ネットワークの存在を通知する情報通知システム、情報通知方法および通信端末に関するものである。
近年、通信端末が複数の無線通信部を持ち、必要に応じて接続ネットワークを切り替えて使うことが増えてきている。例えば、セルラ網に接続する通信部と無線LANに接続する通信部とを持ち、屋外ではセルラ網に接続し、室内では無線LANに接続するというような通信端末が実用化されている。
このような場合、通信端末はさまざまなネットワークを切り替え、あるいは同時に使用することになる。接続するネットワークにはさまざまなものがあり、またそれぞれのネットワークの運用ポリシは大きく異なる。例えば、セルラ網事業者のIPネットワークや、企業網イントラネットは、認証や暗号化の機能が搭載されており、非常にセキュアなネットワーク(セキュリティ性の高いネットワーク)であるといえる。対して、無料の無線LANスポットの場合には、認証や暗号化機能がなく、セキュアでないネットワーク(セキュリティ性の低いネットワーク)も存在する。
以下、本明細書では、上記セルラ網事業者のIPネットワークや企業網イントラネットなどのネットワークを高セキュアネットワークという。また、Webサーバ又はDNSが詐称されている可能性があるネットワーク、あるいは暗号化されていないために通信内容が解析されてしまう可能性があるネットワークを低セキュアネットワークという。
最近の通信端末は、ネットワークを介してサーバからアプリケーションやコンテンツなどのデータをダウンロードし、このダウンロードしたデータを使用してさまざまなサービスを受けることができる。たとえば、アプリケーションとして、携帯電話におけるJava(登録商標)アプリケーションなどがある。このような通信端末が、高セキュアネットワークと低セキュアネットワークとを切り替えたり同時に使ったりする場合には、セキュリティ上の脅威が発生する。
例えば、低セキュアネットワーク上に悪意のあるアプリケーションが存在しているとする。通信端末がこのようなアプリケーションをダウンロードし、このアプリケーションを高セキュアネットワークに接続しているときに実行したとする。すると、この悪意のあるアプリケーションが高セキュアネットワークを攻撃し、情報を盗み取ったり、ネットワーク内で破壊行為を行ったりすることが考えられる。
以下、Javaアプレットアプリケーションの場合を考える。Javaアプレットアプリケーションの場合、通常このアプリケーションはダウンロードをしたサイトとしか通信できないようになっている。例えば、「http://www.example.com」からダウンロードしたアプリケーションは「www.example.com」としか通信できないように「Java VM 」により制限がかかっている。
上記の場合、高セキュアネットワークにおけるDNSは信頼できるため、アプリケーションは意図したサーバ(www.example.com)と通信ができる。しかしながら、低セキュアネットワークの場合には、アプリケーションやWebサーバのみならず、DNSまでもが信頼できない。悪意のあるネットワーク管理者が悪意のあるDNSサーバを立て、詐称されたサーバからアプリケーションをダウンロードさせるように仕向けることは可能である。
例えば、「http://www.some-secure-server.com」という詐称されたWebサーバから通信端末がアプリケーションをダウンロードしたとする。このアプリケーションは「www.some-secure-server.com」との通信が許可される。もし高セキュアネットワーク上にこれと同一のDNS名を持つサーバが存在した場合、悪意を持つアプリケーションはこのサーバと通信できてしまい、サーバを攻撃できてしまう。すなわち、低セキュアネットワーク上のアプリケーションが高セキュアネットワーク上のサーバを攻撃できてしまう。これは大きな問題である。
また逆に、高セキュアネットワーク上の「http://www.some-secure-server.com」から正当なアプリケーションやコンテンツをダウンロードしたとしよう。この通信端末が先の悪意のあるネットワークに接続した場合、このアプリケーションやコンテンツは詐称されたサーバと接続してしまうので、通信内容が解析されてしまう恐れがある。すなわち、高セキュアネットワーク上のアプリケーションやコンテンツの通信内容が、低セキュアネットワーク上に誘導されて通信解析される恐れがある。これは、特に高セキュアネットワーク環境に閉じたアプリケーションでは大きな問題となりうる。
このようなセキュリティ上の脅威への対策として、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)サーバなどの設置が考えられるが、証明書を取得したり、サーバ設定などを必要としたりと費用が嵩む。このため、コンテンツプロバイダのように、アプリケーションやコンテンツ収入が得られる場合はよいが、フリーウェアや個人が作った公開情報で、HTTPSを利用するのは費用の面から難しい。
そこで、例えば特許文献1に、アプリケーションに対応付けられた通信網と、接続中の通信網とを比較し、これが異なっているときにアプリケーションの機能を制限する方法が提示されている。
このように、アプリケーションと使用する通信網とを対応づければ、低セキュアネットワーク上のアプリケーションが高セキュアネットワークにアクセスすることができず、逆に高セキュアネットワーク上のアプリケーションが低セキュアネットワークにアクセスすることができなくなる。
特開2004−320369号公報
しかしながら、高セキュア/低セキュアネットワークのどちらを使っても問題のないアプリケーションもある。具体的には、高セキュア/低セキュアネットワークいずれを経由してもアクセス可能なサーバ上に置かれた通信アプリケーションである。このようなアプリケーションは、高セキュアネットワークを経由してアクセスできるので少なくともDNSは信用できる。また、低セキュアネットワークを経由してアクセスできるので高セキュアネットワーク環境に閉じたアプリケーションでもない。このため、このようなアプリケーションは、本来上記制限は不要である。
しかし、上記の解決方法では、このようなアプリケーションに両方のネットワークを使用させることができなくなってしまう。また、このような問題は、上述した特許文献1において、アプリケーションをコンテンツなどの他のデータに置き換えた場合にも同様にして発生する。
以上から、セキュリティを保ちつつ、複数のネットワークでのアプリケーションやコンテンツなどのデータの使用を可能とするためには、サーバを認証するための仕組みが必要となる。すなわち、データの出自確認を行い、サーバが詐称されていないことを証明できれば、すなわちネットワークが偽装されていないことを証明できれば、複数のネットワークの使用を許可しても問題ない。また、偽装されたネットワークの存在を知ることができれば、その偽装されたネットワークへのアクセスを防ぐことができる。しかし、従来の通信端末には、ネットワークが偽装されているか否かを認証するための仕組みが存在せず、偽装されたネットワークの存在をシステム内の他の機器へ通知するような仕組みも存在しなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、通信端末において、ネットワークが偽装されているか否かを認証し、偽装されたネットワークへのアクセスを防ぐとともに、偽装されたネットワークの存在をシステム内の他の機器へ通知することが可能な情報通知システム、情報通知方法および通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、第1のネットワークと、この第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークと、これら第1および第2のネットワークに接続可能な通信端末とを備えた情報通知システムであって、前記通信端末は、前記第1および第2のネットワークの何れか一方のネットワークから取得したデータの照合情報と他方のネットワークから取得したデータとを照合する照合手段と、この照合手段の照合結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する信頼度情報DB構築手段と、前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明は、情報通知方法であって、第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得するステップと、前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得するステップと、前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合するステップと、前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築するステップと、前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報として通信端末からシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知ステップとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明は通信端末であって、第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得する手段と、前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得する手段と、前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合する手段と、前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する手段と、前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明は端末のプログラムであって、前記プログラムは前記端末を、第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得する手段と、前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得する手段と、前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合する手段と、前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する手段と、前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末において、第1のネットワーク(高セキュアネットワーク)および第2のネットワーク(低セキュアネットワーク)の何れか一方のネットワークから取得したデータの照合情報と他方のネットワークから取得したデータとを照合し、その照合結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築し、この信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知するようにしたので、ネットワークが偽装されているか否かを認証し、偽装されたネットワークへのアクセスを防ぐとともに、偽装されたネットワークの存在をシステム内の他の機器へ通知することが可能となる。
本発明に係る情報通知システムの一実施例(実施例1)の構成を示す図である。 実施例1−1を説明する図である。 実施例1−1において照合結果が「一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 実施例1−1において照合結果が「不一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 実施例1−2を説明する図である。 実施例1−2において照合結果が「一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 実施例1−2において照合結果が「不一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 低セキュアネットワークが複数存在する場合の情報通知システムを例示する図である。 図8に示した情報通知システムにおいて信頼度情報DBに情報のデータベースが構築されて行く様子を示す図である。 高セキュアネットワーク4上の管理サーバの要部を示すブロック図である。 この管理サーバの偽装ネットワーク管理情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 本発明に係る情報通知システムの他の実施例(実施例2)の構成を示す図である。 実施例2の情報通知システムにおける通信端末内での処理動作を示すフローチャートである。 実施例2の情報通知システムにおいて高セキュアネットワーク使用して最初にデータを取得した場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 実施例2の情報通知システムにおいて照合結果が「一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 実施例2の情報通知システムにおいて照合結果が「不一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。 本発明に係る情報通知システムの他の実施例(実施例3)の構成を示す図である。 実施例3の情報通知システムにおける通信端末内での処理動作を示すフローチャートである。 実施例3の情報通知システムにおける属性ファイルを例示する図である。 実施例3の情報通知システムにおける照合処理の具体例を示す図である。 実施例3の情報通知システムにおいて照合結果が「一致」であった場合の信頼度情報DBへの情報の書き込み例を示す図である。
本発明は、第1のネットワークと、この第1のネットワーク(高セキュアネットワーク)よりもセキュリティ性の低い第2のネットワーク(低セキュアネットワーク)と、これら第1および第2のネットワークに接続可能な通信端末とを備えた情報通知システムにおける通信端末に、第1および第2のネットワークの何れか一方のネットワークから取得したデータの照合情報と他方のネットワークから取得したデータとを照合する照合部と、この照合部の照合結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する信頼度情報DB構築部と、信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知部とを設けていることを特徴とする。
本発明では、通信端末において、第1のネットワーク(高セキュアネットワーク)および第2のネットワーク(低セキュアネットワーク)の何れか一方のネットワークから取得したデータの照合情報と他方のネットワークから取得したデータとが照合される。そして、このデータの照合情報とデータとの照合結果から、リソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBが構築され、この信頼度情報DB内の情報が照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知される。なお、本発明において、「データ」とは、アプリケーションやコンテンツなど、ネットワークを介して通信端末が取得するデータの総称をいう。
例えば、第1の例として、本発明では、高セキュアネットワークから取得したデータの照合情報と低セキュアネットワークから取得したデータから生成される照合情報とを比較し、両者が一致していた場合に、低セキュアネットワークから取得したデータを信頼できるものと判断する。両者が一致していない場合、低セキュアネットワークから取得したデータは信頼できないと判断する。
ここで、データを信頼できるとは、詐称されていないサーバ(信頼できるサーバ)から取得したデータ、すなわち偽装されていないネットワークから取得したデータであるということである。データを信頼できないとは、詐称されているサーバ(信頼できないサーバ)から取得したデータ、すなわち偽装されたネットワークから取得したデータであるということである。
上記において、両者が一致していなかった場合、例えば、低セキュアネットワークへのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワークの識別子と接続可否の情報(この場合、「接続不可」を示す情報)とを対応づけて信頼度情報DBに格納する。また、低セキュアネットワークから取得したデータを破棄し、低セキュアネットワークの識別子と低セキュアネットワークから取得したデータの識別子とを対応づけて信頼度情報DBに格納する。また、この信頼度情報DB内の情報の内、低セキュアネットワークの識別子とデータの識別子との対を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する。
このようにすると、通信端末において、信頼度情報DB内の情報を参照することにより、偽装された低セキュアネットワークへのアクセスを禁止することが可能となる。また、他の機器では、通信端末からの照合結果情報の通知を受けて、偽装された低セキュアネットワークの存在を知ることが可能となる。また、ネットワーク内で改ざんされている恐れのあるデータを知ることが可能となる。
なお、この第1の例において、照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワークから取得したデータを通信端末内に保存するようにすることも考えられる。この場合、保存したデータは信頼できないので、高セキュアネットワークや低セキュアネットワークでの使用を禁止するようにする。
また、第2の例として、本発明では、低セキュアネットワークから取得したデータの照合情報と高セキュアネットワークから取得したデータから生成される照合情報とを比較し、両者が一致していた場合に、低セキュアネットワークから取得した照合情報を信頼できるものと判断する。両者が一致していない場合、低セキュアネットワークから取得した照合情報は信頼できないと判断する。
ここで、照合情報を信頼できるとは、詐称されていない(信頼できる)サーバから取得した照合情報、すなわち偽装されていないネットワークから取得した照合情報であるということである。照合情報を信頼できないとは、偽装されたネットワークから取得した照合情報であるということである。
上記において、両者が一致していなかった場合、例えば、低セキュアネットワーク(リソース)へのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワークの識別子と接続可否の情報(この場合、「接続不可」を示す情報)とを対応づけて信頼度情報DBに格納する。また、高セキュアネットワークから取得したデータ(リソース)へのアクセスの信頼度を示す情報として、そのデータの識別子と高セキュアネットワークの識別子とを対応づけて信頼度情報DBに格納する。また、低セキュアネットワークの識別子と高セキュアネットワークから取得したデータの識別子とを対応づけて信頼度情報DBに格納する。また、この信頼度情報DB内の情報の内、低セキュアネットワークの識別子とデータの識別子との対を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する。
このようにすると、通信端末において、信頼度情報DB内の情報を参照することにより、偽装された低セキュアネットワークへのアクセスを禁止することが可能となる。また、高セキュアネットワークとの接続時に、高セキュアネットワークを介してダウンロードされているデータへのアクセスを許可するようにして、高セキュアネットワークでのデータの使用を可能とすることができる。また、他の機器では、通信端末からの照合結果情報の通知を受けて、偽装された低セキュアネットワークの存在を知ることが可能となる。また、ネットワーク内でその照合情報が改ざんされている恐れのあるデータを知ることが可能となる。
なお、本発明において、データの照合情報としては、例えばハッシュ値の使用が考えられる。また、本発明において、第1および第2のネットワークのそれぞれからデータを取得し、この第1および第2のネットワークから取得したデータからハッシュ値などの照合情報を生成し、この生成した照合情報を比較するようにしてもよい。このような照合方法も本発明の範疇に含まれるものである。また、本発明において、他の機器への照合結果情報は、必ずしも低セキュアネットワークの識別子とデータの識別子との対でなくてもよく、低セキュアネットワークの識別子を照合結果情報としてもよい。
また、本発明において、システム内の他の機器として、高セキュアネットワーク上の管理サーバ、システム内の他の通信端末、高セキュアネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバ、偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末などに、照合結果情報を通知することが考えられる。
また、高セキュアネットワーク上の管理サーバに、通信端末から通知された照合結果情報のデータベースを偽装ネットワーク管理情報DBとして構築する偽装ネットワーク管理情報DB構築部と、この偽装ネットワーク管理情報DB内の情報をシステム内の他の機器に通知する偽装ネットワーク管理情報通知部とを設けるようにしてもよい。この場合、システム内の他の機器として、システム内の通信端末、高セキュアネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバ、偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末などに、偽装ネットワーク管理情報DB内の情報を通知することが考えられる。
以下、本発明の詳細を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施例1〕
図1はこの発明に係る情報通知システムの一実施例の構成を示す図である。同図において、1は通信端末であり、2はダウンロードサーバである。
通信端末1は通信制御部11と照合部12と信頼度情報DB13と信頼度情報DB構築部14と記憶部15とデータアクセス部16とを有する。ダウンロードサーバ(以下、サーバ)2はアプリケーションやコンテンツなどのデータ21とこのデータ21の照合情報(例えば、ハッシュ値)22を有する。
サーバ2は、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4に接続されており、通信端末1は、通信制御部11を介し、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4の少なくともいずれか一方を使用して、サーバ2へアクセス可能となっている。高セキュアネットワーク3には管理サーバ5が設けられている。
ネットワークにはさまざまなものがあるが、大別すると高セキュアネットワーク3と高セキュアネットワーク3よりもセキュリティ性の低い低セキュアネットワーク4の2種類がある。
高セキュアネットワーク3はセキュリティがある程度担保されたネットワークで、例えばセルラ網事業者のIPネットワークや、企業内LANなどである。これらのネットワークでは、ネットワーク内部に存在するサーバ、例えばDNSサーバやProxyサーバなどは信頼できるものと考えて良い。これに対し、低セキュアネットワーク4は、無料の無線LANスポットなどがある。このようなネットワークでは、ネットワーク内のサーバは信頼性が低いものと考えられる。例えば、悪意のある者が故意にDNS名を詐称したDNSサーバを設置した無料無線LANスポットを設置することは容易に可能である。
この実施例1のシステムにおいて、通信端末1の通信制御部11は、サーバ2から、高セキュアネットワーク3および低キュアネットワーク4の何れか一方のネットワークを通じて照合情報22を取得し、他方のネットワークを通じてデータ21を取得する。通信端末1の照合部12は、取得した照合情報22とデータ21とを照合する。
以下、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22を取得し、低セキュアネットワーク4を通じてデータ21を取得する場合を実施例1−1とする。また、高セキュアネットワーク3を通じてデータ21を取得し、低セキュアネットワーク4を通じて照合情報22を取得する場合を実施例1−2とする。そして、それぞれの場合について説明する。
〔実施例1−1〕
実施例1−1について、図2を用いて説明する。通信端末1の通信制御部11は、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22を取得し、低セキュアネットワーク4を通じてデータ21を取得する。通信制御部11は、この照合情報22とデータ21の取得を同時に行う。すなわち、最初に照合情報22を取得するものとした場合、この照合情報22を取得した後、すぐにデータ21を取得する。
通信端末1において、照合部12は、高セキュアネットワーク3を通じて取得された照合情報、この例ではハッシュ値22と、低セキュアネットワーク4を通じて取得されたデータ21とを照合する。この場合、低セキュアネットワーク4を通じて取得されたデータ21からハッシュ値を生成し、このハッシュ値と高セキュアネットワーク3を通じて取得された照合情報(ハッシュ値)22とを比較する。
照合部12は、照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21を信頼できるものと判断する。「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21は信頼できないと判断する。
ここで、データを信頼できるとは、詐称されていないサーバ2から取得したデータ21、すなわち偽装されていない低セキュアネットワーク4から取得したデータ21であるということである。データを信頼できないとは、詐称されているサーバ2’から取得したデータ21’、すなわち偽装された低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’であるということである。
また、照合部12は、照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21を記憶部15に保存する。照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’は信頼性がないので、記憶部15には保存せずに破棄する。
〔照合結果が「一致」であった場合〕
照合部12での照合結果は信頼度情報DB構築部14へ送られる。信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21をリソースとする。そして、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、そのデータの識別子(データ識別子)とそのデータの照合情報の取得に使用したネットワークの識別子(NW識別子)とそのデータの取得に使用したネットワークの識別子(NW識別子)との対応づけを、信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。この例では、データ21のデータ識別子#DA、高セキュアネットワーク3のNW識別子HNW、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWを対として、信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。図3のTB1に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4をリソースとする。そして、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワーク4の識別子と接続可否の情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと接続可を示す情報(「○」)を対として、テーブルTB2に書き込む。図3のTB2に一例を示す。
〔データへのアクセス〕
データアクセス部16は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB1を参照することにより、高セキュアネットワーク3との接続時および低セキュアネットワーク4との接続時に、低セキュアネットワーク4を介してダウンロードされている記憶部15内のデータ21へのアクセスを許可する。
〔ネットワークへのアクセス〕
通信制御部11は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB2を参照することにより、低セキュアネットワーク4へのアクセスを許可する。なお、高セキュアネットワーク3については、信頼性が高いものとして、信頼度情報DB13内の情報を参照することなく、常にそのネットワークへのアクセスを許可する。
このようにして、この実施例1−1において、通信端末1は、照合部12での照合結果が「一致」とされた場合、すなわち低セキュアネットワーク4が偽装されていないことが認証された場合、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4の何れのネットワークへもアクセスすることが可能となる。また、何れのネットワークとの接続時にも記憶部15内のデータ21にアクセスすることが可能となり、セキュリティを保ちつつ、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4の両方のネットワークでのデータ21の使用が可能となる。
〔照合結果が「不一致」であった場合〕
照合部12での照合結果は信頼度情報DB構築部14へ送られる。信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’の識別子(データ識別子)と使用可能なネットワークが存在しないことを示す情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。この例では、データ21’のデータ識別子#DAと使用可能なネットワークが存在しないことを示す情報(「−」)とを対応づけて、信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。図4のTB1に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4をリソースとし、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワーク4の識別子と接続可否の情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと接続不可を示す情報(「×」)を対として、テーブルTB2に書き込む。図4のTB2に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4の識別子と低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’の識別子との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB3に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWとデータ識別子#DAを対として、テーブルTB3に書き込む。図4のTB3に一例を示す。
〔ネットワークへのアクセス〕
通信制御部11は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB2を参照することにより、低セキュアネットワーク4へのアクセスを禁止する。なお、高セキュアネットワーク3については、信頼性が高いものとして、信頼度情報DB13内の情報を参照することなく、常にそのネットワークへのアクセスを許可する。
〔管理サーバへの通知〕
また、通信制御部11は、信頼度情報DB13内のテーブルTB3に低セキュアネットワーク識別子LNWとデータ識別子#DAとの対が書き込まれると、この新しく書き込まれた低セキュアネットワーク識別子LNWとデータ識別子#DAとの対を照合結果情報17として、高セキュアネットワーク3の管理サーバ5へ通知する。
このようにして、この実施例1−1では、通信端末1の照合部12での照合結果が「不一致」とされた場合、すなわち低セキュアネットワーク4が偽装されていることが認証された場合、偽装された低セキュアネットワーク4へのアクセスが禁止される。これにより、高セキュアネットワーク4へのアクセスが許可され、セキュリティ性が確保される。
また、この実施例1-1では、管理サーバ5において、通信端末1から通知される照合結果情報17より、偽装された低セキュアネットワーク4の存在を知ることができる。また、データ識別子#DAのデータ21について、ネットワーク内で改ざんされている恐れがあることを知ることができる。
なお、上述においては、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’を破棄するようにしたが、低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’を記憶部15に保存するようにしてもよい。この場合、データ21’は信頼性がないが、通信端末1の記憶部15に保存しておくことで、そのデータ21’を後で調べたりすることが可能である。なお、データ21’を記憶部15に保存するようにした場合、信頼度情報DB13内のテーブルTB1(図4)を参照することにより、そのデータ21’の高セキュアネットワーク3や低セキュアネットワーク4での使用を禁止するようにする。
〔実施例1−2〕
実施例1−2について、図5を参照して説明する。通信端末1の通信制御部11は、高セキュアネットワーク3を通じてデータ21を取得し、低セキュアネットワーク4を通じて照合情報22を取得する。通信制御部11は、この照合情報22とデータ21の取得を同時に行う。すなわち、最初にデータ21を取得するものとした場合、このデータ21を取得した後、すぐに照合情報22を取得する。
通信端末1において、照合部12は、低セキュアネットワーク4を通じて取得された照合情報(この例では、ハッシュ値とする)22と高セキュアネットワーク3を通じて取得されたデータ21とを照合する。この場合、高セキュアネットワーク3を通じて取得されたデータ21からハッシュ値を生成し、このハッシュ値と低セキュアネットワーク4を通じて取得された照合情報22(ハッシュ値)とを比較する。
照合部12は、照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得した照合情報22を信頼できるものと判断する。「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4から取得した照合情報22は信頼できないと判断する。
ここで、照合情報を信頼できるとは、詐称されていないサーバ2から取得した照合情報22、すなわち偽装されていない低セキュアネットワーク4から取得した照合情報22であるということである。照合情報を信頼できないとは、詐称されているサーバ2’から取得した照合情報22’、すなわち偽装された低セキュアネットワーク4から取得した照合情報22’であるということである。
この場合、照合部12は、照合結果の「一致」/「不一致」に拘わらず、高セキュアネットワーク3から取得したデータ21を記憶部15に保存する。すなわち、高セキュアネットワーク3は信頼性が高いので、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合にも、高セキュアネットワーク3から取得したデータ21を記憶部15に保存するようにする。
〔照合結果が「一致」であった場合〕
照合部12での照合結果は信頼度情報DB構築部14へ送られる。信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「一致」であった場合、高セキュアネットワーク3から取得したデータ21をリソースとする。そして、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、そのデータの識別子(データ識別子)とそのデータの照合情報の取得に使用したネットワークの識別子(NW識別子)とそのデータの取得に使用したネットワークの識別子(NW識別子)との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。この例では、データ21のデータ識別子#DA、高セキュアネットワーク3のNW識別子HNW、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWを対として、信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。図6に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4をリソースとし、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワーク4の識別子と接続可否の情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと接続可を示す情報(「○」)を対として、テーブルTB2に書き込む。図6に一例を示す。
〔データへのアクセス〕
データアクセス部16は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB1を参照することにより、高セキュアネットワーク3との接続時および低セキュアネットワーク4との接続時に、高セキュアネットワーク3を介してダウンロードされている記憶部15内のデータ21へのアクセスを許可する。
〔ネットワークへのアクセス〕
通信制御部11は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB2を参照することにより、低セキュアネットワーク4へのアクセスを許可する。なお、この場合、高セキュアネットワーク3については、信頼性が高いものとして、信頼度情報DB13内の情報を参照することなく、常にそのネットワークへのアクセスを許可する。
このようにして、この実施例1−2において、通信端末1は、照合部12での照合結果が「一致」とされた場合、すなわち低セキュアネットワーク4が偽装されていないことが認証された場合、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4の何れのネットワークへもアクセスすることが可能となる。また、何れのネットワークとの接続時にも記憶部15内のデータ21にアクセスすることが可能となり、セキュリティを保ちつつ、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4の両方のネットワークでのデータ21の使用が可能となる。
〔照合結果が「不一致」であった場合〕
照合部12での照合結果は信頼度情報DB構築部14へ送られる。信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、高セキュアネットワーク3から取得したデータ21をリソースとし、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、そのデータの識別子(データ識別子)とそのデータの取得に使用したネットワークの識別子(NW識別子)との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。この例では、データ21のデータ識別子#DAとデータ21の取得に使用した高セキュアネットワーク3のNW識別子HNWとを対応づけて、信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。図7に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4をリソースとし、このリソースへのアクセスの信頼度を示す情報として、低セキュアネットワーク4の識別子と接続可否の情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと接続不可を示す情報(「×」)を対として、テーブルTB2に書き込む。図7に一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4の識別子と高セキュアネットワーク3から取得したデータ21の識別子との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB3に書き込む。この例では、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWとデータ識別子#DAを対として、テーブルTB3に書き込む。図7に一例を示す。
〔データへのアクセス〕
データアクセス部16は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB1を参照することにより、高セキュアネットワーク3との接続時に、高セキュアネットワーク3を介してダウンロードされている記憶部15内のデータ21へのアクセスを許可する。
〔ネットワークへのアクセス〕
通信制御部11は、上記の信頼度情報DB13内のテーブルTB2を参照することにより、低セキュアネットワーク4へのアクセスを禁止する。なお、この場合、高セキュアネットワーク3については、信頼性が高いものとして、信頼度情報DB13内の情報を参照することなく、常にそのネットワークへのアクセスを許可する。
〔管理サーバへの通知〕
また、通信制御部11は、信頼度情報DB13内のテーブルTB3に低セキュアネットワーク識別子LNWとデータ識別子#DAとの対が書き込まれると、この新たに書き込まれた低セキュアネットワーク識別子LNWとデータ識別子#DAとの対を照合結果情報17として、高セキュアネットワーク3の管理サーバ5へ通知する。
このようにして、この実施例1−2では、照合部12での照合結果が「不一致」とされた場合、すなわち低セキュアネットワーク4が偽装されていることが認証された場合、偽装された低セキュアネットワーク4へのアクセスが禁止される。これにより、高セキュアネットワーク3へのアクセスが許可され、セキュリティ性が確保される。また、高セキュアネットワーク3との接続時に記憶部15内のデータ21へのアクセスが許可され、高セキュアネットワーク3でデータ21の使用が可能となる。
また、この実施例1−2では、管理サーバ5において、通信端末1から通知される照合結果情報17より、偽装された低セキュアネットワーク4の存在を知ることができる。また、データ識別子#DAのデータ21について、ネットワーク内でその照合情報22が改ざんされている恐れがあることを知ることができる。
なお、上述した実施例1−1や第1−2では、信頼度情報DB13内の情報を参照することなく、高セキュアネットワーク3へのアクセスを常に許可するものとしたが、低セキュアネットワーク4と同様にして、高セキュアネットワーク3についてもそのNW識別子HNWと接続可を示す情報(「○」)を対としてテーブルTB2に書き込むようにし、このテーブルTB2を参照することにより、高セキュアネットワーク3へのアクセスの可否を判断するようにしてもよい。
また、上述した実施例1−2では、高セキュアネットワーク3を通じてのデータ21の取得と低セキュアネットワーク4を通じての照合情報22の取得を同時に行うようにしたが、高セキュアネットワーク3を通じて取得したデータ21を記憶部15に保存した後、通信端末1が低セキュアネットワーク4の通信圏内に入るなどした時点で、低セキュアネットワーク4を通じて照合情報22を取得し、この取得した照合情報22と記憶部15に保存されているデータ21とを照合するようにしてもよい。
また、上述した実施例1−1や第1−2では、低セキュアネットワーク4の数を1つとした例で説明したが、実際には低セキュアネットワーク4は複数存在する。図8に、一例として、低セキュアネットワーク4−1,4−2,4−3の3つが存在する場合を示す。
この図8に示したシステムにおいて、例えば実施例1−1を採用するものとした場合、通信端末1の信頼度情報DB13には、次のようにして信頼度情報のデータベースが構築されて行く。
なお、図8において、低セキュアネットワーク4−1のNW識別子はLNW1、低セキュアネットワーク4−2のNW識別子はLNW2、低セキュアネットワーク4−3のNW識別子はLNW3とする。また、サーバ2は、アプリケーションやコンテンツなどのデータ21−1,21−2,21−3を有し、このデータ21−1,21−2,21−3のハッシュ値として照合情報22−1,22−2,22−3を有するものとする。また、データ21−1のデータ識別子は#DA、データ21−2のデータ識別子は#DB、データ21−3のデータ識別子は#DCとする。
この場合、通信端末1は、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22−1を取得し、低セキュアネットワーク4−1を通じてデータ21−1を取得し、この取得した照合情報22−1とデータ21−1とを照合する。
ここで、その照合結果が「一致」であった場合、低セキュアネットワーク4−1から取得したデータ21−1を信頼できるものと判断し、データ21−1のデータ識別子#DAに対応づけて、高セキュアネットワーク3のNW識別子HNW、低セキュアネットワーク4−1のNW識別子LNW1を信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。また、低セキュアネットワーク4−1のNW識別子LNW1と接続可を示す情報(「○」)を対として、テーブルTB2に書き込む。図9(a)にこれらの一例を示す。
次に、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22−2を取得し、低セキュアネットワーク4−2を通じてデータ21−2を取得し、この取得した照合情報22−2とデータ21−2とを照合する。
ここで、その照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4−2から取得したデータ21−2を信頼できないと判断し、データ21−2のデータ識別子#DBに対応づけて、使用可能なネットワークが存在しないことを示す情報(「−」)を信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。また、低セキュアネットワーク4−2のNW識別子LNW2と接続不可を示す情報(「×」)を対として、テーブルTB2に書き込む。また、接続不可とされた低セキュアネットワーク4−2のNW識別子LNW2とデータ21−2のデータ識別子#DBを対として、テーブルTB3に書き込む。図9(b)にこれらの一例を示す。
次に、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22−3を取得し、低セキュアネットワーク4−2を通じてデータ21−3を取得し、この取得した照合情報22−3とデータ21−3とを照合する。
ここで、その照合結果が「不一致」であった場合、低セキュアネットワーク4−3から取得したデータ21−3を信頼できないと判断し、データ21−3のデータ識別子#DCに対応づけて、使用可能なネットワークが存在しないことを示す情報(「−」)を信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む。また、低セキュアネットワーク4−3のNW識別子LNW3と接続不可を示す情報(「×」)を対として、テーブルTB2に書き込む。また、接続不可とされた低セキュアネットワーク4−3のNW識別子LNW3とデータ21−3のデータ識別子#DCを対として、テーブルTB3に書き込む。図9(c)にこれらの一例を示す。
以上説明したように、このシステムによれば、高セキュアネットワーク上のサーバへの攻撃を防ぐことができる。これは、複数のネットワークからデータと照合情報をダウンロードし照合処理を行うことで、偽装サーバ上の悪意のあるデータではないことが分かるからである。
その理由としては、
1)複数のネットワークからサーバに到達できるため、サーバは同一のものでインターネット上に置かれている、
もしくは、
2)サーバは偽装されているが、データが改ざんされていないため悪意のあるデータではないことが分かる
からである。これにより、低セキュアネットワーク上の悪意のあるデータによって高セキュアネットワークが攻撃されることを防ぐことができる。
また、このシステムによれば、DNSが詐称されたネットワークへのアクセスを防ぐことができる。これは、信頼度情報DB内の信頼度情報を利用することでネットワークへのアクセスの可否を判断するからである。
また、このシステムによれば、サーバ設置コストが低減できる。これまでは、信頼のおけるサーバを設置する際、証明書取得などのコストがかかっていた。しかし、このシステムでは、サーバ側に照合情報を格納するだけでその他の準備が必要なく、セキュリティレベルを向上させることが可能である。
また、このシステムによれば、通信端末1において、ネットワークが偽装されているか否かを認証し、偽装されたネットワークへのアクセスを防ぐとともに、偽装されたネットワークの存在を高セキュアネットワーク3における管理サーバ5に通知することができる。これは、信頼度情報DB内の情報を照合結果情報17として、管理サーバ5に通知するようにしたからである。これにより、管理サーバ5は、照合処理が不一致となったネットワーク、すなわち偽装されたネットワークを把握することができる。
なお、上述した実施例1では、高セキュアネットワーク3における管理サーバ5に照合結果情報17を通知するようにしたが、システム内の他の機器として、システム内の他の通信端末1、高セキュアネットワーク3から辿れるシステム内の被偽装サーバ(サーバ2)、偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末などへ、照合結果情報17を通知するようにしてもよい。
他の通信端末1に照合結果情報17を通知する場合、他の通信端末1は、事前に偽装されたネットワークを把握することができ、偽装ネットワークへのアクセスを未然に防ぐことができる。また、被偽装サーバに照合結果情報17を通知する場合、自分が偽装されていることを知ることができる。また、アクセスポイントの管理者の端末に照合結果情報17を通知する場合、アクセスポイントの管理者は、そのアクセスポイントが利用されていることを知ることができる。これにより、アクセスポイントの管理者がアクセスポイントの暗号強化などの施策を行うことなどが期待できる。
また、他の通信端末1に照合結果情報17を通知する場合、照合結果情報17の通知を受けた他の通信端末1において、通知された照合結果情報17から特定される偽装ネットワークの通信圏内に入った場合に、ディスプレイに偽装されていることを示すアイコンを表示するようにしてもよい。また、照合結果情報17の通知を受けた他の通信端末1において、通知された照合結果情報17から特定される偽装ネットワーク(偽装サーバ)への接続が試みられた場合に、「このネットワーク(サーバ)はセキュリティ上問題があり、不正を行われる可能性がありますがよろしいでしょうか?」というようなダイアログを表示するなどしてもよい。
また、アクセスポイントの管理者の端末に照合結果情報17を通知する場合、照合結果情報17の通知を受けたアクセスポイントの管理者の端末において、通信端末1からアクセス要求があった際、その通信端末1の通信先が通知された照合結果情報17から特定される偽装ネットワーク(偽装されているデータ識別子あるいは偽装サーバ)であるか否かを判断する。判断の結果、偽装ネットワークであった場合にその通信端末1からのアクセス要求を遮断することにより、その先の経路をふさいで接続させないようにするようにしてもよい。これにより、通信端末1が偽装ネットワークの情報を知らなくてもアクセスポイント側で防ぐことが可能となる。
また、管理サーバ5に照合結果情報17を通知する場合、図10に示すように、管理サーバ5に、通信端末1から通知された照合結果情報17のデータベースを偽装ネットワーク管理情報DB51として構築する偽装ネットワーク管理情報DB構築部52と、偽装ネットワーク管理情報DB51内の情報をシステム内の他の機器に通知する偽装ネットワーク管理情報通知部53とを設けるようにしてもよい。
この場合、偽装ネットワーク管理情報DB構築部52は、システム内の各通信端末1からの照合結果情報17の通知を受けて、ネットワーク管理情報DB51内に、システム全体の偽装されたネットワークのNW識別子と改ざんされた恐れのあるデータのデータ識別子との関係を示すテーブルTB4を作成する。図11にこの一例を示す。
管理サーバ5は、この偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容をシステム内の通信端末1、高セキュアネットワーク3から辿れるシステム内の被偽装サーバ(サーバ2)、偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末などへ通知する。
偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容を、管理サーバ5からシステム内の通信端末1に通知する際、偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容の通知を受けた通信端末1において、偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容から特定される偽装ネットワークの通信圏内に入った場合に、ディスプレイに偽装されていることを示すアイコンを表示するようにしてもよい。また、偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容の通知を受けた通信端末1において、通知された偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容から特定される偽装ネットワークへの接続が試みられた場合に、「このネットワークはセキュリティ上問題があり、不正を行われる可能性がありますがよろしいでしょうか?」というようなダイアログを表示するなどしてもよい。
管理サーバ5より偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容をアクセスポイントの管理者の端末に通知する場合、偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容の通知を受けたアクセスポイントの管理者の端末において、通信端末1からアクセス要求があった際、その通信端末1の通信先が通知された偽装ネットワーク管理情報DB51のテーブルTB4の内容から特定される偽装ネットワーク(偽装されているデータ識別子あるいは偽装サーバ)でああるか否かを判断し、偽装ネットワークであった場合にその通信端末1からのアクセス要求を遮断することによりその先の経路をふさぎ、接続させないようにするようにしてもよい。これにより、通信端末1が偽装ネットワークの情報を知らなくてもアクセスポイント側で防ぐことが可能となる。
なお、管理サーバ5から偽装ネットワーク管理情報DB51内の情報を通知するのではなく、他の通信端末1、被偽装サーバ(サーバ2)、アクセスポイントの管理者などから、偽装ネットワーク管理情報DB51内の情報を参照することができるようにしてもよい。これにより、偽装ネットワークの情報を共有することができる。
また、上述した実施例1では、照合処理において不一致となった場合に管理サーバ5へ照合結果情報17を通知するようにしたが、これに限らない。すなわち、一致した情報も照合結果情報17として通知することが考えられる。この場合、管理サーバ5は、偽装されていない正しいネットワークを把握することができる。
また、上述した実施例1では、管理サーバ5へ照合結果情報17として低セキュアネットワークの識別子とデータ識別子との対を送るようにしたが、低セキュアネットワークの識別子を照合結果情報として送るようにしてもよい。
なお、実施例1−1では、高セキュアネットワーク3を通じて照合情報22を取得し、実施例1−2では、低セキュアネットワーク4を通じて照合情報22を取得する構成についてせつめいした。しかしながら、高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4のそれぞれからデータ21を取得し、この高セキュアネットワーク3および低セキュアネットワーク4から取得した各データ21からハッシュ値を生成し、この生成したハッシュ値を比較(ハッシュ比較)するようにしてもよい。また、この場合、必ずしもハッシュ比較としなくてもよく、取得したデータ21のバイナリ値を比較するバイナリ比較としてもよい。このような場合を実施例1-3として、以下において説明する。
〔実施例2:実施例1−3を採用した例〕
図12はこの発明に係る情報通知システムの他の実施例(実施例2)の構成を示す図である。この実施例2では、後述する実施例3の情報通知システムで使用する通信端末と区別するために、通信端末1を1Aとする。
通信端末1Aは、通信制御部11、照合部12、信頼度情報DB13、信頼度情報DB構築部14、記憶部15、データアクセス部16を持つ。
この実施例2の情報通知システムにおいて、通信端末1Aの通信制御部11は、ネットワークに接続して通信を行う制御部であり、NW識別部111と通信部112を持つ。
NW識別部111は、接続されているネットワークを識別する。図12では、高セキュアネットワーク3に接続されているか低セキュアネットワーク4に接続されているかを判断する。例えば、3G無線であれば接続中のネットワーク名、無線LANであれば接続しているアクセスポイントのBSSIDおよびESSIDなどで接続されているネットワークを判断する。
通信部112は、高セキュアネットワーク3、低セキュアネットワーク4のいずれかを経由してサーバ2からアプリケーションやコンテンツなどのデータを取得する。例えば、3G無線、Ethernet(登録商標)、無線LAN(IEEE802.11)、Bluetooth(登録商標)などが挙げられる。
また、通信部112は、取得したデータをその識別子(データ識別子)とネットワークの識別子(NW識別子)と共に照合部12に渡す機能を有している。データ識別子は、例えばURLなどがあり、「http://foo.bar.com/sample.exe」などで表せる。さらに、通信部112は、通信端末1がネットワークにアクセスする際、信頼度情報DB13内の信頼度情報を参照することでアクセスの可否を判断する機能を有している。
また、通信部112は、照合部12での照合結果が「不一致」であった場合、信頼度情報DB13内の情報を照合結果情報17として、高セキュアネットワーク3上の管理サーバ5に通知する機能を有している。この通信部112が有する機能が本発明でいう照合結果情報通知部に対応する。
照合部12は、通信部112から渡されたデータ、データ識別子、NW識別子を基にデータを照合する。具体的には、すでにダウンロードされているデータと一致するか否かを照合し、その照合結果に応じて、信頼度情報DB構築部14を経由し、信頼度情報DB13内の情報を更新する。
記憶部15は、取得したデータを格納する。照合部12は、サーバ2からデータ21をダウンロードした際に通信端末1内にデータが存在しない場合は、初めてダウンロードしたデータとみなし、記憶部15にそのデータを格納する。
信頼度情報DB13は、信頼度情報として、データ識別子とNW識別子の対応づけ(テーブルTB1)、NW識別子と接続可否情報の対応づけ(テーブルTB2)、およびNW識別子とデータ識別子の対応付け(テーブルTB3)を格納するデータベースである。
信頼度情報DB構築部14は、照合部12から渡されたデータ識別子、NW識別子、照合結果情報を基に、信頼度情報DB13内のテーブルTB1、TB2、TB3の内容を更新していく。
データアクセス部16は、通信端末1のユーザやアプリケーションからのデータアクセス要求があった際、現在接続されているネットワークのNW識別子(NW識別部111から取得)と信頼度情報DB13内の情報を参照することで、記憶部15に格納されているデータへのアクセスの可否を判断する機能を有している。
〔データのダウンロード〕
次に、図13に示すフローチャートを参照して、ユーザが通信端末1Aを用いて、サーバ2からデータ21をダウンロードする場合の動作を説明する。
通信端末1Aは、通信部112を使用して、サーバ2からデータ21を取得する(ステップS101)。この際、通信部112は、NW識別部111からNW識別子を取得する。すなわち、データ21の取得に使用したネットワークのNW識別子を取得する。そして、通信部112は、取得したデータ、そのデータの識別子、そのデータの取得に使用したネットワークのNW識別子を照合部12に引き渡す。
照合部12は、記憶部15および信頼度情報DB13を検索し、同一のデータ識別子を持つデータが既に存在するかどうかを調べる(S102)。最初にデータ21を取得したときは、記憶部15および信頼度情報DB13にはそのデータ21のデータ識別子に対応する情報はまだ格納されていない。
この場合、ステップS103のNOに応じて、照合部12はデータ21を記憶部15に保存する(ステップS104)。また、信頼度情報DB構築部14を経由して、データ識別子とNW識別子との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB1に書き込む(ステップS105)。また、NW識別子が低セキュアネットワークの識別子であった場合、信頼度情報DB構築部14を経由して、そのNW識別子と接続可否の情報との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む(ステップS106)。
なお、この例では、最初に、高セキュアネットワーク3を使用して、データ21を取得するものとする。この場合、信頼度情報DB13内のテーブルTB1には、図14に示すように、データ21のデータ識別子#DAに対応づけて高セキュアネットワーク3のNW識別子HNWが書き込まれる。
最初にデータをダウンロードしたときに、これをネットワークと対応づけるということは、そのデータは「ダウンロードに使用した」ネットワークを使用して動作してよい、ということを表す。逆に言えば、ダウンロードに使用したネットワーク以外のネットワークに接続中にデータの動作を制限(通信拒否など)する、ということになる。
次に、同じデータ(同じデータ識別子を持つもの)を2回目以降ダウンロードしようとした場合を説明する。この例では、低セキュアネットワーク4を使用して、同じデータ(同じデータ識別子を持つもの)を取得するものとする。この場合も、通信部112はデータ、データの識別子、NW識別子を照合部12に引き渡す。
照合部12は、記憶部15および信頼度情報DB13を検索し、同一のデータ識別子を持つデータが既に存在するかどうかを調べる(ステップS102)。今回は2回目のダウンロードなので同一のデータ識別子を持つデータが見つかる。
照合部12は、ステップS103のYESに応じ、記憶部15に保存されている同一のデータ識別子を持つデータ(前回ダウンロードしたデータ)と今回取得したデータが同一であるか否かを照合する(ステップS107)。これには例えば、そのデータのハッシュ値を比較するハッシュ比較、そのデータのバイナリ値を比較するバイナリ比較など、各種の照合方法が考えられる。
これは、前回ダウンロードしたデータと今回取得したデータとを照合していることに他ならない。すなわち、高セキュアネットワーク3から取得したデータと低セキュアネットワーク4から取得したデータとを照合していることに他ならない。
この照合において、完全に一致した場合は(ステップS108のYES)、今回取得したデータは前回取得したデータと全く同一のものであることが保証できる。これはすなわち、前回取得したサーバと同一のサーバから同じデータを取得したといえる。
この場合、照合部12は、信頼度情報DB構築部14を経由して、今回取得したデータ21のデータ識別子#DAとそのデータ21の取得に使用したネットワークのNW識別子LNWとの対応づけを信頼度情報DBのテーブルTB1に追加する(ステップS105)。また、信頼度情報DB構築部14を経由して、低セキュアワーク4のNW識別子LNWと接続可を示す情報(「○」)との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む(ステップS106)。図15にテーブルの一例を示す。
なお、取得したデータが一致しなかった場合は(ステップS108のNO)、今回取得したデータ21’を破棄する(ステップS109)。また、信頼度情報DB構築部14を経由して、低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと接続不可を示す情報(「×」)との対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB2に書き込む(ステップS110)。図16にテーブルの一例を示す。
また、信頼度情報DB構築部14を経由して、接続不可とされた低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWと低セキュアネットワーク4を介して取得したデータ21’のデータ識別子#DAとの対応づけを信頼度情報DB13内のテーブルTB3に書き込む(ステップS111。そして、このテーブルTB3に新たに書き込んだ低セキュアネットワーク4のNW識別子LNWとデータ識別子#DAとの対を照合結果情報17として、高セキュアネットワーク3の管理サーバ5へ通知する(ステップS112)。図16にテーブルの一例を示す。
〔ダウンロードされたデータへのアクセス〕
次に、通信端末1の記憶部15内にダウンロードされたデータにアクセスする際の処理について説明する。今、通信端末1のユーザやアプリケーションから、記憶部15内のデータ21に対するアクセス要求があったとする。
この際、データアクセス部16は、要求先のデータ21のデータ識別子#DAとNW識別部111から取得したNW識別子とを使用して信頼度情報DB13を検索し、記憶部15に保存されているデータ21にアクセス可能か否かを判断する。
例えば、今、信頼度情報DB13内のテーブルTB1の内容が図15に示すような状態であったとする。この場合、データアクセス部16は、信頼度情報DB13内のテーブルTB1において、データ識別子#DAとNW識別子HNW/LNWとが対応づけられていることから、高セキュアネットワーク3との接続時および低セキュアネットワーク4との接続時に、記憶部15内のデータ21へのアクセスを許可する。
これに対し、信頼度情報DB13内のテーブルTB1の内容が例えば図16に示すような状態であった場合、データアクセス部16は、信頼度情報DB13内のテーブルTB1において、データ識別子#DAにはNW識別子HNWしか対応づけられていないことから、高セキュアネットワーク3との接続時にしか、記憶部15内のデータ21へのアクセスを許可しない。
〔ネットワークへのアクセス〕
次に、通信端末1がネットワークに接続する際の処理について説明する。ネットワークへ接続する際、通信部112は、NW識別部111からNW識別子を取得する。そして、その取得したNW識別子を使用して信頼度情報DB13を検索し、ネットワークへのアクセスの可否を判断する。
例えば、今、信頼度情報DB13内のテーブルTB2の内容が図15に示すような状態であったとする。この場合、通信部112は、信頼度情報DB13内のテーブルTB2において、NW識別子LNWと接続可を示す情報(「○」」とが対応づけられていることから、低セキュアネットワーク4へのアクセスを許可する。
これに対し、信頼度情報DB13内のテーブルTB2の内容が例えば図16に示すような状態であった場合、通信部112は、信頼度情報DB13内のテーブルTB2において、NW識別子LNWと接続不可を示す情報(「×」とが対応づけられていることから、低セキュアネットワーク4へのアクセスを許可しない。
〔実施例3:実施例1−1を採用した例〕
次に、実施例3について、図面を参照して詳細に説明する。実施例2では、データのダウンロード時に記憶部15および信頼度情報DB13を検索し、データ識別子が同じデータが存在する場合は図13のステップS108において同一のデータか否かを判定していた。これに対し、実施例3では、データの一部を異なるネットワークからダウンロードし、照合することで同一データであることを判定する。
図17は実施例3の情報通知システムの構成を示す図である。この実施例3では使用する通信端末1を1Bとする。この通信端末1Bには、通信制御部11に属性解析部113が追加され、照合部12に照合データ生成部121とデータ照合部122が追加されている。
通信部112は、高セキュアネットワーク3を経由してサーバ2からデータ21の属性ファイル23を取得する(図18のステップS201)。属性解析部113は、取得した属性ファイル23内に照合情報が含まれているか否かを判定する(ステップS202)。
この実施例3において、照合情報とは、データを特定するデータであり、ダウンロード元が発行する鍵であってもよいし、前述したようなデータのハッシュ値でもよい。また、ハッシュ値のように一方向関数によって導き出された不可逆な値でもよいが特に規定しない。ここではデータのハッシュ値とする。
ここで、照合情報が含まれていない場合(ステップS203のNO)、高セキュアネットワーク3からデータ21の本体を取得する(ステップS204)。照合情報が含まれている場合は(ステップS203のYES)、属性ファイル23内に記載されているURLよりデータ21の本体を異なるネットワーク経由で取得する(ステップS205)。この例では、属性ファイル23内に含まれている使用するネットワークの記載(後述)に応じ、低セキュアネットワーク4より取得する。
次に、データの照合処理へ遷移する。照合情報生成部121は、取得したデータ21から照合情報を生成する(ステップS206)。ここでは、先述したように、データ21のハッシュ値を計算する。
データ照合部122は、照合情報生成部121が生成したハッシュ値とステップS202で取得したハッシュ値とを比較する(ステップS207)。これは、高セキュアネットワーク3から取得したデータと低セキュアネットワーク4から取得したデータとを照合していることに他ならない。
ここで、ハッシュ値が一致しない場合は(ステップS208のNO)、意図しないサーバからデータを取得したとみなし、取得したデータを破棄する(ステップS209)。その後の処理は図13のステップS110からの処理と同じである。
ハッシュ値が一致する場合は(ステップS208のYES)、同じサーバ2から取得したデータ21であるとみなす。すなわち、低セキュアネットワーク4上の詐称されたサーバ2’から取得したデータ21’ではないと判断する。その後の処理は図13のステップS104からの処理と同じである。
次に、実施例3の動作について、さらに具体的に説明する。この例では、携帯端末(通信端末)におけるJavaアプリケーションのダウンロードを例として説明する。携帯端末は、高セキュアネットワークであるセルラネットワークと低セキュアネットワークである無線LANネットワークに接続されているものとする。ダウンロードしたJavaアプリケーションは、実行中にいずれかの前記ネットワークを使用して図17のサーバ2と通信することを想定している。
まず、Javaアプリケーションのダウンロード処理について説明する。通常、Javaアプリケーションのダウンロードは、ADFファイルまたはJADファイルと呼ばれる属性ファイルをダウンロードするところから始まる。携帯端末では、Javaアプリケーションのサイズや作成元などの属性の検証を行い、必要であれば携帯端末のユーザにダウンロードしてよいかの確認を行う。ダウンロードすることが決定すると、携帯端末にJavaアプリケーションの本体をダウンロードする。以下では、この流れに沿って説明する。
図17において、通信端末1Bのユーザは、図示しない入力装置などからダウンロードしたいJavaアプリケーションを選択する。この際、通信端末1Bの通信部112は、選択されたJavaアプリケーションの属性ファイル23をサーバ2より取得する。属性ファイル23はセルラネットワーク3経由で取得する。
取得した属性ファイル23は属性解析部113へと渡る。本実施例における属性ファイル23を図19に示す。属性ファイル23には、データ名のほか、データ本体のURL、および使用するネットワークの種類(この例では、セルラ/無線LAN)が記載されている。さらに、データ本体のハッシュ値が照合情報22として記載されている。ここでハッシュ値を生成するためのハッシュ関数は特に規定しないが、サーバ2と通信端末1Bにてあらかじめ決められているものでもよいし、セルラネットワーク3を管理する通信事業者が規定するものでもよい。また、属性ファイル23内に記載されていてもよい。
属性解析部113は、属性ファイル23の検証を行い、無線LANネットワーク4を使用するか否かを判定する。本実施例では、図19に示すように照合情報22としてハッシュ値が記載され、かつ使用するネットワークとして無線LANが記載されているので、無線LANネットワーク4を使用するJavaアプリケーションと判定する。取得した属性ファイル23は、通信部112によって記憶部15へと格納される。
次に、属性ファイル23内のデータURLに基づき無線LANネットワーク4経由でデータ21の本体(アプリA)を取得する。照合情報生成部121は、取得したアプリAのハッシュ値を計算し、データ照合部122は属性ファイル23内のハッシュ値と照合する。この様子を図20に示す。
データ照合部122は、属性ファイル23内のハッシュ値と算出されたハッシュ値とが一致した場合、取得したアプリAは改ざんされておらず、信頼ができるものと判断し、セルラネットワーク3および無線LANネットワーク4の両方のネットワークでの使用を許可する。
すなわち、信頼度情報DB13のテーブルTB1に、アプリAのデータ識別子#Aに対応づけて、セルラネットワーク3のNW識別子CELNおよび無線LANネットワーク4のNW識別子WLAN1を書き込む。また、信頼度情報DB13のテーブルTB2に、無線LANネットワーク4のNW識別子WLAN1と接続可を示す情報(「○」)との対応づけを書き込む。この様子を図21に示す。また、取得したアプリAを記憶部15に保存する。
次に、ダウンロードしたアプリAの実行時の処理について説明する。データアクセス部16は、アプリAに対するアクセス要求を受け、アプリAのデータ識別子#AとNW識別部111から取得したNW識別子とを使用して信頼度情報DB13を検索し、記憶部15内のアプリAにアクセス可能か否かを判断する。
この場合、データアクセス部16は、信頼度情報DB13内のテーブルTB1において、データ識別子#AとNW識別子CELN/WLAN1とが対応づけられていることから、セルラネットワーク3との接続時および無線LANネットワーク4との接続時に、記憶部15内のアプリAへのアクセスを許可する。
また、通信部112は、NW識別部111からNW識別子を取得し、この取得したNW識別子を使用して信頼度情報DB13を検索し、ネットワークへのアクセスの可否を判断する。この場合、信頼度情報DB13内のテーブルTB2において、NW識別子WLAN1と接続可を示す情報(「○」とが対応づけられていることから、無線LANネットワーク4へのアクセスを許可する。また、セルラネットワーク3については、そのネットワークへのアクセスを常に許可する。
これにより、通信端末1Bでは、セルラネットワーク3および無線LANネットワーク4を同時に、あるいは切り替えて、記憶部15内のアプリAを使用することが可能となる。
なお、この実施例3は、実施例1−1を採用した場合の例について説明したが、これと同様にして実施例1−2を採用することができる。この場合、通信部112は、低セキュアネットワーク4を経由してサーバ2から属性ファイル23を取得し、高セキュアネットワーク3を経由してサーバ2からデータ21を取得する。
また、上述した実施例1〜3では、ダウンロードしたデータ21はサーバ2と通信することとしているがこれに限らない。すなわち、サーバ2が信頼できると判定された場合、同じサブネット内やドメイン内のサーバであれば信頼できると判断し通信を許可してもよい。この場合、データ21は複数のサーバと通信ができる。
また、サーバ2とは別のサーバが信頼できると判定された場合、そのサーバとの通信を許可してもよい。この場合、データ21は、サーバ2以外の複数のサーバとも通信ができる。
また、上述した実施例1〜3では、照合処理が一致しなかった場合、そのNW識別子を持つ低セキュアネットワークへのアクセスを禁止していたが、これに限らない。すなわち、任意の時間経過後に再び照合処理を行い、一致した場合はアクセスを許可する、などの復帰処理を行ってもよい。
また、上述した実施例1〜3では、データへのアクセスの可否の判断とネットワークへのアクセスの可否の判断を組み合わせて行うようにしたが、データへのアクセスの可否の判断を単独で行うようにしたり、ネットワークへのアクセスの可否の判断を単独で行うようにしたりしてもよい。
ネットワークへのアクセスの可否の判断を単独で行う場合、偽装された低セキュアネットワーク4から取得したデータ21’は、高セキュアネットワークで使用されてしまうことが考えられるため、通信端末1内に保存せずに破棄する。
尚、上述した本発明は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。このような構成の場合、プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。尚、上述の構成部の一部の機能をコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
以上、実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
本出願は、2008年9月30日に出願された日本出願特願2008−252689号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1(1A,1B) 通信端末
11 通信制御部
111 NW識別部
112 通信部
113 属性解析部
12 照合部
121 照合データ生成部
122 データ照合部
13 信頼度情報DB
14 信頼度情報DB構築部
15 記憶部
16 データアクセス部
17 照合結果情報
2 ダウンロードサーバ
21 データ
22 照合情報
23 属性ファイル
3 高セキュアネットワーク(セルラネットワーク)
4 低セキュアネットワーク(無線LANネットワーク)
5 管理サーバ
51 偽装ネットワーク管理情報DB
52 偽装ネットワーク管理情報DB構築部
53 偽装ネットワーク管理情報通知部
TB1,TB2,TB3 テーブル

Claims (32)

  1. 第1のネットワークと、この第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークと、これら第1および第2のネットワークに接続可能な通信端末とを備えた情報通知システムであって、
    前記通信端末は、
    前記第1および第2のネットワークの何れか一方のネットワークから取得したデータの照合情報と他方のネットワークから取得したデータとを照合する照合手段と、
    この照合手段の照合結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する信頼度情報DB構築手段と、
    前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段と
    を備えることを特徴とする情報通知システム。
  2. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を前記第1のネットワーク上の管理サーバに通知することを特徴とする請求項1に記載の情報通知システム。
  3. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報をシステム内の他の通信端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報通知システム。
  4. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を前記第1のネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバに通知することを特徴とする請求項1に記載の情報通知システム。
  5. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報通知システム。
  6. 前記第1のネットワーク上の管理サーバは、
    前記通信端末から通知された照合結果情報のデータベースを偽装ネットワーク管理情報DBとして構築する偽装ネットワーク管理情報DB構築手段と、
    前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報をシステム内の他の機器に通知する偽装ネットワーク管理情報通知手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報通知システム。
  7. 前記偽装ネットワーク管理情報通知手段は、前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報をシステム内の通信端末に通知することを特徴とする請求項6に記載の情報通知システム。
  8. 前記偽装ネットワーク管理情報通知手段は、前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報を前記第1のネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバに通知することを特徴とする請求項6に記載の情報通知システム。
  9. 前記偽装ネットワーク管理情報通知手段は、前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報を偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末に通知することを特徴とする請求項6に記載の情報通知システム。
  10. 前記照合結果情報の通知を受けたシステム内の他の通信端末は、通知された前記照合結果情報から特定される偽装ネットワークの通信圏内に入った場合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報通知システム。
  11. 前記照合結果情報の通知を受けたシステム内の他の通信端末は、通知された前記照合結果情報から特定される偽装ネットワークへの接続が試みられた場
    合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報通知システム。
  12. 前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報の通知を受けたシステム内の通信端末は、通知された前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報から特定される偽装ネットワークの通信圏内に入った場合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の情報通知システム。
  13. 前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報の通知を受けたシステム内の通信端末は、通知された前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報から特定される偽装ネットワークへの接続が試みられた場合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の情報通知システム。
  14. 前記照合結果情報の通知を受けたアクセスポイントの管理者の端末は、前記通信端末からアクセス要求があった際、その通信端末の通信先が通知された前記照合結果情報から特定される偽装ネットワークか否かを判断し、偽装ネットワークであった場合に前記通信端末からのアクセス要求を遮断する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報通知システム。
  15. 前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報の通知を受けたアクセスポイントの管理者の端末は、前記通信端末からアクセス要求があった際、その通信端末の通信先が通知された前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報から特定される偽装ネットワークか否かを判断し、偽装ネットワークであった場合に前記通信端末からのアクセス要求を遮断する手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の情報通知システム。
  16. 前記照合結果情報の通知を受けたシステム内の他の通信端末は、通知された前記照合結果情報から特定される偽装サーバへの接続が試みられた場合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報通知システム。
  17. 前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報の通知を受けたシステム内の通信端末は、通知された前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報から特定される偽装サーバへの接続が試みられた場合にその旨を知らせる手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の情報通知システム。
  18. 第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得するステップと、
    前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得するステップと、
    前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合するステップと、
    前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築するステップと、
    前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報として通信端末からシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知ステップと
    を備えることを特徴とする情報通知方法。
  19. 前記照合結果情報通知ステップは、前記照合結果情報を前記第1のネットワーク上の管理サーバに通知することを特徴とする請求項18に記載の情報通知方法。
  20. 前記照合結果情報通知ステップは、前記照合結果情報をシステム内の他の通信端末に通知することを特徴とする請求項18に記載の情報通知方法。
  21. 前記照合結果情報通知ステップは、前記照合結果情報を前記第1のネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバに通知することを特徴とする請求項18に記載の情報通知方法。
  22. 前記照合結果情報通知ステップは、前記照合結果情報を偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末に通知することを特徴とする請求項18に記載の情報通知方法。
  23. 前記第1のネットワーク上の管理サーバにおいて、
    前記通信端末から通知された照合結果情報のデータベースを偽装ネットワーク管理情報DBとして構築する偽装ネットワーク管理情報DB構築ステップと、
    前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報をシステム内の他の機器に通知する偽装ネットワーク管理情報通知ステップと
    を備えることを特徴とする請求項19に記載の情報通知方法。
  24. 前記偽装ネットワーク管理情報通知ステップは、
    前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報をシステム内の通信端末に通知することを特徴とする請求項23に記載の情報通知方法。
  25. 前記偽装ネットワーク管理情報通知ステップは、前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報を前記第1のネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバに通知することを特徴とする請求項23に記載の情報通知方法。
  26. 前記偽装ネットワーク管理情報通知ステップは、前記偽装ネットワーク管理情報DB内の情報を偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末に通知することを特徴とする請求項23に記載の情報通知方法。
  27. 第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得する手段と、
    前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得する手段と、
    前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合する手段と、
    前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する手段と、
    前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  28. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を前記第1のネットワーク上の管理サーバに通知することを特徴とする請求項27に記載の通信端末。
  29. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報をシステム内の他の通信端末に通知することを特徴とする請求項27に記載の通信端末。
  30. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を前記第1のネットワークから辿れるシステム内の被偽装サーバに通知することを特徴とする請求項27に記載の通信端末。
  31. 前記照合結果情報通知手段は、前記照合結果情報を偽装されたネットワーク上のアクセスポイントの管理者の端末に通知することを特徴とする請求項27に記載の通信端末。
  32. 端末のプログラムであって、前記プログラムは前記端末を、
    第1のネットワークおよびこの第1のネットワークよりもセキュリティ性の低い第2のネットワークの何れか一方のネットワークからデータの照合情報を取得する手段と、
    前記第1および第2のネットワークの他方のネットワークからデータを取得する手段と、
    前記一方のネットワークから取得したデータの照合情報と前記他方のネットワークから取得したデータとを照合する手段と、
    前記照合の結果からリソースへのアクセスの信頼度を示す情報のデータベースとして信頼度情報DBを構築する手段と、
    前記信頼度情報DB内の情報を照合結果情報としてシステム内の他の機器へ通知する照合結果情報通知手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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