JPWO2010021027A1 - レベル測定システム - Google Patents
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Abstract
容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器11と、レベル測定器11の出力をオンオフ信号に変換する信号処理部12と、信号処理部12からのオンオフ信号をアナログ信号に変換してレベル測定器11の測定出力0〜Hに電源ユニット13に接続される電源ライン14、14aのループ電流P〜Q(mA)を対応させて出力するループ電流制御部15とを有するレベル測定システム10において、レベル測定器11の電源は、蓄電器48と、ループ電流の回路に接続され蓄電器48を定電流制御を行って充電する定電流充電回路47と、蓄電器48の電圧を降圧する直流降圧器49と、蓄電器48の充電が完了した後にオンとなって直流降圧器49からレベル測定器11に電源供給可能なスイッチ手段50とを備える補助電源部51から供給されている。なお、0<P<Qの関係を有する。
Description
本発明は、例えば容器内に溜まった液体、固体(粉体を含む)のレベルを測定する、容器上部に取り付けたマイクロ波レベル計等に最適に適用可能なレベル測定システムに関する。
従来、例えば、大型の容器内に溜まった原料の量(レベル)を測定する場合、マイクロ波レベル計が使用されていた。このマイクロ波レベル計は、例えば、特許文献1、特許文献2に記載のように、水晶等を用いて高周波信号を発生し、これをアンテナから測定物に向けて照射し、その反射波の遅れ時間を計測して距離に換算し、出力するようになっている。
しかしながら、特許文献1、2記載の技術においては、測定した結果はデジタル信号、場合によってはアナログ信号に変えて、電源とは別ラインで制御装置やデータ保持装置に入力されていた。
ところが、このような方法では信号処理が面倒であるので、HART通信協会が提唱して、HART(Highway Addressable Remote Transducer)機器を用い、測定結果を4〜20mAの直流アナログ信号として送り、更に、この直流アナログ信号に高周波信号を重畳して、外部との通信を行うことも行われている(特許文献3参照)。
ところが、このような方法では信号処理が面倒であるので、HART通信協会が提唱して、HART(Highway Addressable Remote Transducer)機器を用い、測定結果を4〜20mAの直流アナログ信号として送り、更に、この直流アナログ信号に高周波信号を重畳して、外部との通信を行うことも行われている(特許文献3参照)。
従来のHART機器79を使用したマイクロ波距離測定システム80の概略を、図5(A)に示すが、レベル計81は電源ユニット82と電源ライン83で接続され電源供給を受け、同時に容器84内の測定物85とレベル計81の距離データを、電源ライン83にループ電流として出力する。電源ライン83に載せたループ電流は電源ライン83に接続された分散型制御システム(DCS)86で検知され距離データとして確認することが可能である(特許文献4参照)。
従来のマイクロ波距離測定システム80の制御部分を図5(B)に示すが、マイクロ波発振部87で高周波信号を発生させ、所定の信号処理を行って、アンテナ88から測定物85に向けて発射し、同じアンテナ88で受信して、信号処理部89で信号処理を行い、その反射波の遅れ時間からアンテナ88と対象物85間の距離を測定している。この場合、信号処理部89の電源は微小であるので、ループ電流から給電され、マイクロ波発振部87は電力が必要であるので、充電式の電源を構成するコンデンサ90に蓄えた所定電圧の電荷をスイッチ手段91を介して使用している。なお、93はコンデンサ90の電圧の最大値を決めるツェナーダイオードである。
このコンデンサ90への充電は、抵抗92を介する電圧源を元にしているので、一般的に所定の電圧に充電するのに時間がかかる。電源電圧が低い場合等の状況においては、コンデンサ90を所定の電圧に充電するのにかなりの時間がかかり、レベル計81の作動の周期が長くなって、時間と共に変動する測定物に対して距離測定の応答性が悪いという問題があった。なお、このような問題は、同じようなシステムを使用する超音波レベル計においても共通に発生する問題であった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、レベル測定器の計測周期が短く、距離測定に対する応答性のよい、内部に充電式電源を備えたレベル測定システムを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るレベル測定システムは、容器の上位置に取付けられ、該容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器と、該レベル測定器の出力をオンオフ信号に変換する信号処理部と、該信号処理部からのオンオフ信号をアナログ信号に変換して前記レベル測定器の測定出力0〜Hに電源ユニットに接続される電源ラインのループ電流P〜Q(mA)を対応させて出力するループ電流制御部とを有するレベル測定システムにおいて、
前記レベル測定器の電源は、蓄電器(キャパシター)と、前記ループ電流の回路に接続され前記蓄電器を定電流制御を行って充電する定電流充電回路と、前記蓄電器の電圧を降圧する直流降圧器と、前記蓄電器の充電が完了した後にオンとなって前記蓄電器から前記直流降圧器を介して前記レベル測定器に電源供給可能なスイッチ手段とを備える補助電源部から供給されている。なお、0<P<Qの関係を有する。
前記レベル測定器の電源は、蓄電器(キャパシター)と、前記ループ電流の回路に接続され前記蓄電器を定電流制御を行って充電する定電流充電回路と、前記蓄電器の電圧を降圧する直流降圧器と、前記蓄電器の充電が完了した後にオンとなって前記蓄電器から前記直流降圧器を介して前記レベル測定器に電源供給可能なスイッチ手段とを備える補助電源部から供給されている。なお、0<P<Qの関係を有する。
また、第2の発明に係るレベル測定システムは、第1の発明に係るレベル測定システムにおいて、前記信号処理部及び前記補助電源部の合計駆動電流の最小値がP(mA)である。
第3の発明に係るレベル測定システムは、第1、第2の発明に係るレベル測定システムにおいて、前記信号処理部から出力されるオンオフ信号は、PWM信号であって、前記ループ電流制御部のフィルターを介してアナログ信号に変換されている。
第4の発明に係るレベル測定システムは、第1〜第3の発明に係るレベル測定システムにおいて、前記信号処理部は、前記レベル測定器からのアナログ信号をデジタル信号に変換して記録保持し、前記レベル測定器の非作動時にも前記オンオフ信号を出力している。
第5の発明に係るレベル測定システムは、第1〜第4の発明に係るレベル測定システムにおいて、前記レベル測定器は、前記容器の上位置に取り付けて、マイクロ波を発射し、反射波の遅れ時間から該容器内の測定物のレベルを測定するマイクロ波レベル計である。
そして、第6の発明に係るレベル測定システムは、第1〜第5の発明に係るレベル測定システムにおいて、前記ループ電流の回路にはHART機器が接続され、前記ループ電流に高周波信号を重畳させて、前記信号処理部の制御を行っている。なお、信号処理部からHART機器を介して信号を得ることもできる。
本発明に係るレベル測定システムは、容器の上位置に取付けて容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器の電源に、主電源となる蓄電器を定電流充電回路を介して充電する回路を使用しているので、蓄電器の電圧が高くなっても一定電流で充電することが可能となり、蓄電器の充電時間を定電圧電源で充電するより短くすることができる。
そして、この蓄電器の電圧は高く、降圧する直流降圧器を介してレベル測定器に出力するようにしているので、十分な電圧でレベル測定器を稼働させることができる。
このように、蓄電器の充電時間を短くすることができるので、スイッチ手段がオンとなる周期を短くすることができ、これによってレベル測定器の測定回数を多くすることができて、容器内の測定物の動きをより短時間ピッチで測定可能となる。
そして、この蓄電器の電圧は高く、降圧する直流降圧器を介してレベル測定器に出力するようにしているので、十分な電圧でレベル測定器を稼働させることができる。
このように、蓄電器の充電時間を短くすることができるので、スイッチ手段がオンとなる周期を短くすることができ、これによってレベル測定器の測定回数を多くすることができて、容器内の測定物の動きをより短時間ピッチで測定可能となる。
10:レベル測定システム、11:マイクロ波レベル計、12:信号処理部、13:電源ユニット、14、14a:電源ライン、15:ループ電流制御部、16、17:水晶発信器、18、19:波形成形回路、20、21:周波数変換器、22、23:バンドパスフィルター、24:周波数調整回路、25:アンプ、26:方向性結合器、27:同軸導波変換器、28:アンテナ、29:アンプ、30:ミキサー、31:アンプ、32:バンドパスフィルター、33:オペアンプ、34:ログアンプ、35:CPU、38:フィルター、39:オペアンプ、40:定電流回路、、43:抵抗、44:オペアンプ、45:抵抗、46:DC/DCコンバータ、47:蓄電回路、48:コンデンサ、48a:オペアンプ、49:直流降圧器、50:リレー(スイッチ手段)、51:電源(補助電源部)、53:抵抗、54:DCS、56:HARTモデム
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施例に係るレベル測定システム10は、容器の上位置に取り付けられ、容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器の一例であるマイクロ波レベル計11と、マイクロ波レベル計11の出力をオンオフ信号に変換する信号処理部12と、信号処理部12からのオンオフ信号をアナログ信号に変換してマイクロ波レベル計11の測定出力0〜Hに電源ユニット13に接続される電源ライン14、14aのループ電流P〜Q(mA)を対応させて出力するループ電流制御部15とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
図1に示すように、本発明の一実施例に係るレベル測定システム10は、容器の上位置に取り付けられ、容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器の一例であるマイクロ波レベル計11と、マイクロ波レベル計11の出力をオンオフ信号に変換する信号処理部12と、信号処理部12からのオンオフ信号をアナログ信号に変換してマイクロ波レベル計11の測定出力0〜Hに電源ユニット13に接続される電源ライン14、14aのループ電流P〜Q(mA)を対応させて出力するループ電流制御部15とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
マイクロ波レベル計11は、図2に示すように、それぞれ3.6MHzを基本として12Hzだけ発振周波数の異なる2つの水晶発信器16、17を有し、波形成形回路18、19で1nsのパルスに変換した後、周波数変換器20、21及び後続するバンドパスフィルター22、23で26GHzを基本とする例えば1nsのパルスに変換する。24は周波数調整回路で水晶発信器16、17が正確に12Hzの周波数差を有するように制御する。
バンドパスフィルター22を通過した信号はアンプ25で増幅され、方向性結合器26、同軸導波変換器27を介してアンテナ28に送られる。アンテナ28から送信されたマイクロ波パルスは測定物で反射し、アンテナ28で受信され、方向性結合器26及びアンプ29を介してミキサー30で、バンドパスフィルター23を通過した高周波信号とミックスされる。これによって、測定した距離の信号を含む低周波信号に変換されて距離信号となるので、アンプ31で増幅されて信号処理部12に入力される。
信号処理部12では、この距離信号はバンドパスフィルター32で不要な高周波分は除去され、オペアンプ33、ログアンプ34を介して増幅された信号が、CPU35に入力される。このCPU35はそのトリガー信号(クロック)に水晶発振器16、17から得られるパルス信号を使用し、全体の同期を図っている。なお、CPU35に接続されるSRAMは一次記憶を、EEPROMにはこのCPU35を作動させるプログラムが記載されている。そして、この信号処理部12で、距離信号はオンオフ信号の一例であるPWM(Pulse Wide Modulation)信号に変換される。なお、PWM信号はデジタル信号であるので、マイクロ波レベル計11からの測定信号が信号処理部12に入力すると、その値を記憶し、マイクロ波レベル計11からの信号がなくなっても継続的に同一のPWM信号を発生し続ける。
なお、この実施例におけるレベル測定器は、マイクロ波パルスを発生しアンテナから測定物に向けて発射し、その反射波の遅れ時間から距離を測定するという周知構造のマイクロ波レベル計であったが、例えば、特許文献1、2(特開平2001−91640号公報、WO2006/122778号公報)等で知られている周知のマイクロ波レベル計に置き換えることもできる。そして、信号処理部12で周知の方法で、PWM信号に変換してもよい。
次に、図1を参照しながら、この信号処理部12から出力するPWM信号を、測定距離に対応したループ電流に変換し、更にこのループ電流からマイクロ波レベル計11を駆動させる補助電源部51について説明する。
信号処理部12からのPWM信号は、フィルター38を通じてアナログ信号に変換される。このアナログ信号はマイクロ波レベル計11で測定されたアンテナ28から測定物までの距離(0〜H)に対応する電圧となる。
信号処理部12からのPWM信号は、フィルター38を通じてアナログ信号に変換される。このアナログ信号はマイクロ波レベル計11で測定されたアンテナ28から測定物までの距離(0〜H)に対応する電圧となる。
このアナログ信号は、オペアンプ39を経由して定電流回路40に入力され、電源ライン14(+側)、14a(−側)に流れるループ電流をアナログ信号に対応して調整する。ライン14、14a間のループ電流は、抵抗43で検知され、オペアンプ44を介してオペアンプ39にフィードバックされる。ライン14からの電流A1(2mA)は、抵抗45を介してDC/DCコンバータ(直流降圧回路)46に接続され、信号処理部12に電源供給される。なお、電源ライン14、14a間の電圧は18〜36Vとするのが好ましい。
また、ループ電流Lから分岐する電流A2が、定電流充電回路から構成される蓄電回路47を介してコンデンサ48を充電する。なお、蓄電回路47は、抵抗45によって検知されるDC/DCコンバータ(直流降圧回路)46に供給される電流A1(正確には、電流A1に対する電圧)がオペアンプ48aを介して入力されている。また、抵抗43によって検知される定電流回路40の電流A3(正確には、電流A3に対する電圧)がオペアンプ44を介して蓄電回路47に入力されている。
コンデンサ48は、直流降圧器(DC/DCコンバータ)49が接続され、スイッチ手段の一例であるリレー50を介してマイクロ波レベル計11に電源を供給している。なお、蓄電回路(定電流充電回路)47、コンデンサ(蓄電器)48、及び直流降圧器49、リレー(開閉器)50を有して、マイクロ波レベル計11へ電力を供給する補助電源部51が構成されている。ここで、直流降圧器49は例えば18V(コンデンサ48の電圧)から3V(マイクロ波レベル計11の電源電圧)に電圧を落としている。
このレベル測定システム10に供給される電源は、全て電源ユニット13から供給され、このループ電流L(P〜Q)mAは、マイクロ波レベル計11の測定距離0〜Hに対応している。このループ電流Lは抵抗53の両端の電圧をDCS(分散型制御システム)54で測定して距離信号に変換される。
また、信号処理部12で生成された距離データ、波形データ及びマイクロ波レベル計11のパラメータ(例えば、測定スパン)は、HARTモデム(HART機器の一例)56を用いて定電流回路40で電源ライン14、14aに乗せてHART通信を行うことができる。そして、このHART通信によって、DCS54での距離データ、波形データ及びマイクロ波レベル計11のパラメータが表示変更可能となる。なお、HART通信、HARTモデム(HART機器)は、ループ電流Lに高周波信号を重畳して、信号処理部12の制御を行っているが、これらの回路については周知であるので、詳しい説明を省略する。
このレベル測定システム10の主たる動作は、信号処理部12のCPU35に接続されているメモリ(EEPROM)に格納されているプログラムによって行われるので、図3を参照しながら、その動作を説明する。
測定開始の信号(例えば、電源ユニット13のオンによって発生)がオンになると、リレー50をオフにする(ステップS1)。これによって、マイクロ波レベル計11に必要な電力を蓄電回路47内の定電流充電回路を介してコンデンサ48に蓄電する。
測定開始の信号(例えば、電源ユニット13のオンによって発生)がオンになると、リレー50をオフにする(ステップS1)。これによって、マイクロ波レベル計11に必要な電力を蓄電回路47内の定電流充電回路を介してコンデンサ48に蓄電する。
コンデンサ48の端子間電圧が規定以上になる(ステップS2)と、リレー50をオンにする(ステップS3)。リレー40がオンになると、マイクロ波レベル計11がオンになって、マイクロ波レベル計11からトリガー信号が信号処理部12に出力される(ステップS4)。この場合、マイクロ波レベル計11が比較的大電力を必要とすると、コンデンサ48に十分な容量を有する大型のコンデンサを使用し、必要な電圧は直流降圧器(DC/DCコンバータ)49で降圧する。
次に、マイクロ波レベル計11の測定が完了したことを確認して、リレー50をオフにする(ステップS5)。マイクロ波レベル計11のアナログ信号から距離を計算する処理を行い(ステップS6)、フィルター38に合成したPWM信号を送信する(ステップS7)。このレベル測定システム10においては、コンデンサ48の充電が定電流充電回路を用いて行うので、従来の定電圧充電回路を用いて充電を行う場合より早く、これによって、マイクロ波レベル計11を作動させる周期が短くなり、測定物の高さ変化に対してより高速の精度の高いレベル測定が行える。
また、定電流回路40に流れる電流をA3とすると、ループ電流Lは、A1+A2+A3となる。A1は通常2mAであり、A2も最低2mAに設定されているので、A3が0mAの場合にはループ電流Lの最低値Pは4mAとなる。従って、この実施例では、ループ電流Lが4mAの場合、マイクロ波レベル計11の距離測定値0に対応させている。そして、ループ電流Lが20mA(最大値Q)の場合、マイクロ波レベル計11の最大距離測定値H(例えば、50m)に対応させている。
一方、信号処理部12で使用する電流も、内部のCPU35の動作状況で多少変わり、蓄電回路47に充電する電流も、2mAより多い方が充電時間が短くなる。従って、ループ電流Lが4mAを超える場合(即ち、測定距離が0を超える場合)には、蓄電回路47を流れる電流を2mAより大きくなるようにしている。これは、抵抗43を流れる電流を検知して、蓄電回路47にフィードバックして蓄電回路47の充電電流を増加している。更に、抵抗45を流れる電流を検知して、蓄電回路47の電流を制御している。充電回路47の充電電流は一定値があるが、ループ電流Lが4mAを超え20mA以下の場合には、(L−A1−A3)=A2(mA)の一定の電流値でコンデンサ48を充電することになる。
コンデンサ48の充電電圧は18Vで、充電が完了すると、充電完了であることを信号処理部12で検知し、マイクロ波レベル計11に給電する。マイクロ波レベル計11に給電すると、コンデンサ48の電圧が下がって、再度充電を始め、コンデンサ48の電圧が規定以上になったことで、直流降圧器49を介してマイクロ波レベル計11に給電する。なお、コンデンサ48の両端に図示しないツェナーダイオードが設けられ、コンデンサ48の電圧が一定以上にならないようにしていると共に、蓄電回路47に常時一定の電流A2が流れるようにしている。
即ち、コンデンサ48が充電中であっても、充電が完了した後であっても、ループ電流L=A1+A2+A3を維持するように、定電流回路40を制御している。これらの制御はアナログで行っているが、AD変換してデジタルで制御することもできる。
以上の操作によって、コンデンサ48を定電流充電回路からなる蓄電回路47で充電しているので、より高速にコンデンサ48の充電が可能となる。
以上の操作によって、コンデンサ48を定電流充電回路からなる蓄電回路47で充電しているので、より高速にコンデンサ48の充電が可能となる。
次に、コンデンサ48を、本発明のように定電流充電回路で充電した場合の方が、従来例のように定電圧充電回路で充電した場合より優位であることについて説明する。
いま、コンデンサC(コンデンサ48と同じ)=470μFを使用し、Q=8mCを溜めるのに必要な時間を求める。
定電流充電回路の場合、図4(A)に示すように、コンデンサCを定電流I=2mAが流れるとした場合には、充電時間t1=Q/I=8mC/2mA=4秒となる。
いま、コンデンサC(コンデンサ48と同じ)=470μFを使用し、Q=8mCを溜めるのに必要な時間を求める。
定電流充電回路の場合、図4(A)に示すように、コンデンサCを定電流I=2mAが流れるとした場合には、充電時間t1=Q/I=8mC/2mA=4秒となる。
一方、定電圧充電回路の場合、図4(B)に示すように、コンデンサCに流れる最大電流Imaxを2mAとした場合、抵抗Rは9kΩとなるから、Vb=VR+Vcとなるので、この微分方程式を解くと、充電時間t2=−RCln(1−Q/(CVb))となって、t2=−9kΩ×470μF×ln(1−8mC/(470μF×18V))=12.3秒となる。
従って、定電流充電回路は、定電圧充電回路に比較して格段に速くコンデンサ48を充電できることになる。
従って、定電流充電回路は、定電圧充電回路に比較して格段に速くコンデンサ48を充電できることになる。
前記実施例において、マイクロ波レベル計に本発明を適用した例を示したが、例えば、測定器本体に電力を要する超音波レベル計であっても本発明は適用される。
また、この実施例においては、ループ電流を4〜20mAとした場合の例を説明したが、測定値0〜Hに対して、ループ電流をP〜Q(Q>P>0)mAとするレベル測定システムであれば、他の電流範囲に対応させることもできる。
また、この実施例においては、ループ電流を4〜20mAとした場合の例を説明したが、測定値0〜Hに対して、ループ電流をP〜Q(Q>P>0)mAとするレベル測定システムであれば、他の電流範囲に対応させることもできる。
マイクロ波レベル計や超音波レベル計において、本発明を適用すると、より高速に測定データを得られるので、測定高さや測定距離が短時間内に変化する物質の測定が可能となる。
Claims (6)
- 容器の上位置に取付けられ、該容器内の測定物までの距離を測定するレベル測定器と、該レベル測定器の出力をオンオフ信号に変換する信号処理部と、該信号処理部からのオンオフ信号をアナログ信号に変換して前記レベル測定器の測定出力0〜Hに電源ユニットに接続される電源ラインのループ電流P〜Q(mA)を対応させて出力するループ電流制御部とを有するレベル測定システムにおいて、
前記レベル測定器の電源は、蓄電器と、前記ループ電流の回路に接続され前記蓄電器を定電流制御を行って充電する定電流充電回路と、前記蓄電器の電圧を降圧する直流降圧器と、前記蓄電器の充電が完了した後にオンとなって前記蓄電器から前記直流降圧器を介して前記レベル測定器に電源供給可能なスイッチ手段とを備える補助電源部から供給されていることを特徴とするレベル測定システム。
なお、0<P<Qの関係を有する。 - 請求項1記載のレベル測定システムにおいて、前記信号処理部及び前記補助電源部の合計駆動電流の最小値がP(mA)であることを特徴とするレベル測定システム。
- 請求項1及び2のいずれか1記載のレベル測定システムにおいて、前記信号処理部から出力されるオンオフ信号は、PWM信号であって、前記ループ電流制御部のフィルターを介してアナログ信号に変換されていることを特徴とするレベル測定システム。
- 請求項1〜3のいずれか1記載のレベル測定システムにおいて、前記信号処理部は、前記レベル測定器からのアナログ信号をデジタル信号に変換して記録保持し、前記レベル測定器の非作動時にも前記オンオフ信号を出力していることを特徴とすることを特徴とするレベル測定システム。
- 請求項1〜4のいずれか1記載のレベル測定システムにおいて、前記レベル測定器は、前記容器の上位置に取り付けて、マイクロ波を発射し、反射波の遅れ時間から該容器内の測定物のレベルを測定するマイクロ波レベル計であることを特徴とするレベル測定システム。
- 請求項1〜5のいずれか1記載のレベル測定システムにおいて、前記ループ電流の回路にはHART機器が接続され、前記ループ電流に高周波信号を重畳させて、前記信号処理部の制御を行っていることを特徴とするレベル測定システム。
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