JPWO2009131209A1 - 画像照合装置、画像照合方法および画像照合用プログラム - Google Patents

画像照合装置、画像照合方法および画像照合用プログラム Download PDF

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Abstract

本発明の画像照合装置300は、局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を各参照画像から抽出する特徴画像抽出部303,304と、部分対象画像の各々を着目画像とし、部分参照画像の集合から着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出部306と、部分対象画像の集合から第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出部307と、着目画像が第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を出力する判定処理部305とを有する。

Description

本発明は、画像照合技術に関する。
画像照合技術は、対象画像を1以上の参照画像と照合して、対象画像が参照画像と一致するか否かを判定する技術である。この種の画像照合技術は、例えば、撮像デバイスで撮像した顔画像や指紋画像を、予めデータベースに記録された登録画像と照合する際に利用される。この例では、顔画像や指紋画像が対象画像に相当し、登録画像が参照画像に相当する。従来の生体画像を照合する技術では、生体に固有の大域的な構造特徴(例えば、目、眉、口)の照合が行われている。大域的な構造特徴は、予め決まった数であり、また、およそ定まった位置にあるため、大域的な構造特徴に基づいた照合は比較的容易である。
しかしながら、この照合技術では、大域的な構造特徴が酷似した双子などの生体同士の画像を高い精度で照合することが難しい。そこで、大域的な構造特徴に加えて、後天的に生ずる局所的な構造特徴(例えば、肌文様のほくろ、そばかす、しわ、指紋)に基づいた照合技術が提案されている。
画像照合技術に関する先行技術文献としては、例えば、特開2006−107288号公報(以下では、特許文献1と称する)、特開平6−28461号公報(以下では、特許文献2と称する)および特表2005−521975号公報(以下では、特許文献3と称する)が挙げられる。
特許文献1には、ホクロ、シミ、ソバカスなどの皮膚テキスチャを検出し、その検出パターンを、データベースに登録された特徴パターンと照合する個人認証技術が開示されている。特許文献2には、指紋画像中の大域的な構造特徴を基準として窓画像を抽出し、この窓画像に現れる指紋の分岐点や端点などの特徴点(マニューシャ)に対して照合を実行する指紋照合技術が開示されている。そして、特許文献3には、参照画像を探索して対象画像(取得画像)内の画素群と最も良く適合する画素群を参照画像から選択し、当該選択された画素群と対象画像内の画素群との間の相対位置がランダムに出現する確率を決定する個人認証技術が開示されている。
しかしながら、局所的な構造特徴が常に安定しているとは限らない。外的要因により局所的な構造特徴(例えば、ホクロ、シミ、ソバカスなどの特徴点)の位置や形状がずれることがあり、これが照合精度を低下させる場合がある。例えば、撮像デバイスが被写体を撮像して対象画像を取得しようとするとき、被写体の表情が通常の表情から変化したり、撮影条件に起因して被写体の外観が通常の外観から変化したりすると、その対象画像に対する照合精度が低下してしまう。
この問題に対して、特許文献3に開示された技術では、照合精度の向上のため、対象画像中の画素群に適合する画素群を参照画像の中から選択することにより、参照画像を探索することができる。特許文献3の技術を使用すれば、前述の外的要因による照合精度の低下を防止することができる。しかしながら、その探索にかかる処理負荷は大きく、照合速度を低下させるという問題がある。
本発明の目的の一つは、局所的な構造特徴に基づく画像照合処理を小さな演算量で高精度に実行し得る画像照合装置、画像照合方法および画像照合用プログラムを提供することにある。
本発明の一側面の画像照合装置は、対象画像を1以上の参照画像と照合する画像照合装置であって、局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を各参照画像から抽出する特徴画像抽出部と、部分対象画像の各々を着目画像とし、部分参照画像の集合から着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出部と、部分対象画像の集合から第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出部と、着目画像が第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を出力する判定処理部と、有する。
また、本発明の一側面の画像照合方法は、対象画像を1以上の参照画像と照合する画像照合方法であって、局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を各参照画像から抽出する特徴画像抽出処理を行い、部分対象画像の各々を着目画像とし、部分参照画像の集合から着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出処理を行い、部分対象画像の集合から第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出処理を行い、着目画像が前記第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を出力する判定処理を行うものである。
さらに、本発明の一側面の画像照合用プログラムは、対象画像を1以上の参照画像と照合する画像照合処理をコンピュータに実行させる画像照合用プログラムであって、局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を各参照画像から抽出する特徴画像抽出処理と、部分対象画像の各々を着目画像とし、部分参照画像の集合から着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出処理と、部分対象画像の集合から第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出処理と、着目画像が第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を与える判定処理と、を有する。
図1は本発明に係る一実施形態の画像照合システムを概略的に示す機能ブロック図である。 図2は画像照合装置による処理手順を概略的に示すフローチャートである。 図3は判定処理の具体的な手順の一例を示すフローチャートである。 図4は画像照合処理を説明するための特徴量空間を示す図である。 図5は画像照合処理を説明するための特徴量空間を示す図である。 図6は実施形態の変形例に係る画像照合装置による処理手順を概略的に示すフローチャートである。
100 計測装置
101 撮像部
200 記憶装置
201 画像記憶部
202 画像対応テーブル
300 画像照合装置
301 被照合画像抽出部
301A 第1画像抽出部
301B 第2画像抽出部
302 正規化部
303 特徴量算出部
303A 第1特徴量算出部
303B 第2特徴量算出部
304 領域抽出部
304A 第1領域抽出部
304B 第2領域抽出部
305 判定処理部
306 第1画像検出部
307 第2画像検出部
308 画像照合部
以下、本発明の種々の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同一符号が付され、その詳細な説明は重複しないように適宜省略される。
図1は、本発明に係る一実施形態の画像照合システムを概略的に示す機能ブロック図である。この画像照合システムは、計測装置100、記憶装置200および画像照合装置300を有している。
計測装置100は、撮像部101を含む。撮像部101は、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子などの固体撮像素子と、この固体撮像素子に被写体からの入射光を集光させるフォーカスシステムと、固体撮像素子の出力に画像処理を施す信号処理部とを有する。撮像部101は、画像データを画像記憶部201または画像照合装置300に出力することができる。記憶装置200は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリなどの記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気記録媒体)と、この記録媒体に対してデータの書き込みと読み出しを行うための制御回路やプログラムとで構成される。この記憶装置200は、撮像部101から入力された画像データを記憶する画像記憶部201と、画像対応テーブル202とを含む。
画像照合装置300は、被照合画像抽出部301、特徴量算出部303、領域抽出部304、判定処理部305、第1画像検出部306、第2画像検出部307および画像照合部308を含む。これら機能ブロック301,303〜308の全部または一部は、半導体集積回路などのハードウェアで実現されてもよいし、あるいは、不揮発性メモリや光ディスクなどの記録媒体に記録されたプログラムまたはプログラムコードで実現されてもよい。このようなプログラムまたはプログラムコードは、機能ブロック301,303〜308の画像照合処理を、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを有するコンピュータに実行させるものである。
この画像照合装置300の構成および動作を図2および図3を参照しつつ以下に説明する。図2は、画像照合装置300による処理手順を概略的に示すフローチャートである。図3は、判定処理部305による判定処理(図2に示すステップS108)の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
被照合画像抽出部301は、第1画像抽出部301A、第2画像抽出部301Bおよび正規化部302を有する。第1画像抽出部301Aは、撮像部101で撮像され転送された入力画像から第1の対象領域画像を抽出し、この第1の対象領域画像を正規化部302に与える(ステップS101)。第2画像抽出部301Bは、画像記憶部201から読み出され転送された入力画像(この画像は予め画像記憶部201に登録された登録画像に相当する)から第2の対象領域画像を抽出し、この第2の対象領域画像を正規化部302に与える(ステップS102)。第1画像抽出部301Aと第2画像抽出部301Bのそれぞれは、入力画像の大域的な構造特徴、色領域あるいは輪郭形状を基準として、第1および第2の対象領域画像のそれぞれを抽出してもよい。
なお、画像照合装置300に転送される入力画像は、画素値が2次元配列された2次元画像である。画素値は、任意の色空間上の値であればよく、特に限定されるものではない。例えば、画素値は、RGB色空間上の値でもよいし、または、YCbCr色空間上の輝度値(Y)もしくは色差値(Cb,Cr)であってもよい。
正規化部302は、第1の対象領域画像の大域的な構造特徴(例えば、生体の目や鼻や耳などの特徴)に基づいて、当該第1の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行することにより第1の対象領域画像を正規化して対象画像SOを生成する(ステップS103)。同時に、正規化部302は、第2の対象領域画像の大域的な構造特徴(例えば、生体の目や鼻や耳などの特徴)に基づいて、当該第2の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行することにより第2の対象領域画像を正規化して参照画像SRを生成する(ステップS103)。検査対象が顔画像あるいは指紋画像の場合、大域的な構造特徴として、例えば、目、眉、鼻孔、口、輪郭、指紋の渦文様の中心を用いればよい。検査対象が人工物の場合には、大域的な構造特徴として、立方体や長方形といった形状やロゴマークの特徴を用いてもよい。
特徴量算出部303は、第1特徴量算出部303Aおよび第2特徴量算出部303Bを含む。領域抽出部304は、第1領域抽出部304Aおよび第2領域抽出部304Bを含む。第1特徴量算出部303Aは、対象画像SOに関する局所的な構造特徴量を算出し(ステップS104)、第2特徴量算出部303Bは、参照画像SRに関する局所的な構造特徴量を算出する(ステップS105)。これら構造特徴量の算出方法は後述する。
第1特徴量算出部303Aと第1領域抽出部304Aは、連携して、正規化部302により供給された対象画像SOから、局所的な構造特徴(例えば、顔の肌文様に現れたほくろ、しみ、そばかす、毛穴および肌の凹凸)を含む部分対象画像PO1〜PON(Nは2以上の整数)を抽出する(ステップS106)。ここで、部分対象画像PO1〜PONの各々は、局所的な構造特徴を示す一点を基準として対象画像SO内に設定された部分領域として抽出されればよい。例えば、局所的な構造特徴を示す一点を中心位置とする部分領域(例えば、円形領域や多角形領域)を各部分対象画像として抽出することができる。後述する局所座標位置は、部分対象画像PO1〜PONの各々において設定され得る。
一方、第2特徴量算出部303Bと第2領域抽出部304Bは、連携して、正規化部302により供給された参照画像SRから、局所的な構造特徴(例えば、顔の肌文様に現れたほくろ、しみ、そばかす、毛穴および肌の凹凸)を含む部分参照画像PR1〜PRM(Mは2以上の整数)を抽出する(ステップS107)。特徴量算出部303と領域抽出部304とで本発明に係る特徴画像抽出部を構成することができる。ここで、部分対象画像PO1〜PONの場合と同様に、部分参照画像PR1〜PRMの各々は、局所的な構造特徴を示す一点を基準として参照画像SR内に設定された部分領域として抽出されればよい。例えば、局所的な構造特徴を示す一点を中心位置とする部分領域(例えば、円形領域や多角形領域)を各部分参照画像として抽出することができる。後述する局所座標位置は、部分参照画像PR1〜PRMの各々において設定され得る。
なお、部分対象画像PO1〜PONの数は常に2以上であるとは限らず、ゼロまたは1であることもあり得る。部分参照画像PR1〜PRMの数についても、2以上であるとは限らず、ゼロまたは1であってもよい。また、対象画像SOから部分対象画像PO1〜PONを抽出する処理、および参照画像SRから部分参照画像PR1〜PRMを抽出する処理を、特徴画像抽出処理と総称する。
ステップS104からステップS107までの処理を、より具体的に説明する。第1特徴量算出部303Aは、対象画像SOの各画素を着目画素P1(p,q)とする。続いて、第1特徴量算出部303Aは、この着目画素P1(p,q)を含む局所領域ΔS1内の画素値f1(x,y)の集合を近似的に表す関数z1である第1の近似平面を決定する。ここで、x,yは、当該画素値の局所領域ΔS1内の座標位置を示す変数である。第1特徴量算出部303Aは更に、対象画像SOの画素値f1(p,q)とこれに対応する第1の近似平面の値z1(p,q)との間の差分Δ1(p,q)(=f1(p,q)−z1(p,q))に比例する値を、対象画像SOに関する構造特徴量g1(p,q)として算出する(ステップS104)。構造特徴量g1(p,q)は、対象画像SO内の全ての画素について算出される。
構造特徴量g1(p,q)の配列は、局所的な構造特徴が強調された画像情報を含む。第1領域抽出部304Aは、これら構造特徴量g1(p,q)の配列の中から、局所的な構造特徴を表す領域を部分対象画像PO1〜PONとして抽出することができる(ステップS106)。
ここで、外的要因による画素値のズレを補償するために、構造特徴量g1(p,q)は、差分Δ1(p,q)を当該差分の統計的誤差s1で除算した値(=Δ1/s1)であることが望ましい。統計的誤差は、例えば、標準偏差とすることができる。
一方、第2特徴量算出部303Bは、参照画像SRの各画素を着目画素P2(p,q)とし、この着目画素P2(p,q)を含む局所領域ΔS2内の画素値f2(x,y)の集合を近似的に表す関数z2である第2の近似平面を決定する。第2特徴量算出部303Bは更に、参照画像SRの画素値f2(p,q)とこれに対応する第2の近似平面の値z2(p,q)との間の差分Δ2(p,q)(=f2(p,q)−z2(p,q))に比例する値を、参照画像SRに関する構造特徴量g2(p,q)として算出する(ステップS105)。構造特徴量g2(p,q)は、参照画像SR内の全ての画素について算出される。
構造特徴量g2(p,q)の配列は、局所的な構造特徴が強調された画像情報を含む。第2領域抽出部304Bは、これら構造特徴量g2(p,q)の配列の中から、局所的な構造特徴を表す領域を部分参照画像PR1〜PRMとして抽出することができる(ステップS107)。
外的要因による画素値のズレを補償するために、構造特徴量g2(p,q)は、差分Δ2(p,q)を当該差分の統計的誤差s2で除算した値(=Δ2/s2)であることが望ましい。統計的誤差は、例えば、標準偏差とすることができる。
上記第1および第2の近似平面は、重回帰分析の手法を適用して求めることができる。今、画素値f(x,y)を、対象画像SOの画素値f1(x,y)または参照画像SRのf2(x,y)を表すものとする。このとき、第1または第2の近似平面を表す関数は、変数x,yの一次関数であるz(x,y)=ax+by+c、で表現される。関数のパラメータa,b,cは、関数値z(x,y)と画素値f(x,y)との差の2乗を算出し、局所領域ΔS1またはΔS2内の全てのx,yについての当該2乗の合計が最小になるように定めることができる。
構造特徴量g(p,q)は、次式(1)に従って算出することが可能である。
Figure 2009131209
ここで、構造特徴量g(p,q)は、上記g1(p,q)またはg2(p,q)を表している。sは、局所領域ΔS1内の差分Δ1(x,y)の標準偏差、または局所領域ΔS2内の差分Δ2(x,y)の標準偏差である。
局所的な構造特徴を示す点は、構造特徴量が局所的に低い点とすることができる。例えば、構造特徴量の配列からなる画像上の注目画素について、注目画素を中心とする一定半径の円周上の構造特徴量の最小値と注目画素の構造特徴量と間の差分を算出し、その差分値がしきい値以上となる条件を満たす注目画素を特徴点としてもよい。これにより、例えば、顔画像の照合では、肌文様上のほくろやそばかすや毛穴などを特徴点として抽出することができる。
判定処理部305は、第1画像検出部306および第2画像検出部307を用いた判定処理を行う(ステップS108)。すなわち、第1画像検出部306は、部分対象画像PO1〜PONの各々を着目画像とし、上記部分参照画像PR1〜PRMの集合Rgから着目画像と最も類似する第1部分画像Arを検出する(この処理を「第1画像検出処理」と称する)。次に、第2画像検出部307は、部分対象画像PO1〜PONの集合Ogから第1部分画像Arと最も類似する第2部分画像Aoを検出する(この処理を「第2画像検出処理」と称する)。そして、判定処理部305は、着目画像が第2部分画像Aoと一致するか否かを判定し、その判定結果を画像照合部308に出力する(この処理を「判定処理」と称する。)。着目画像が第2部分画像Aoと一致すると判定したとき、判定処理部305は、更に、第2部分画像Aoに最も類似する第1部分画像Arと着目画像との間の対応関係を画像対応テーブル202に記録する(この処理を「記録処理」と称する)。
以上の第1画像検出処理、第2画像検出処理、判定処理および記録処理は、部分対象画像PO1〜PONの全てについて実行される。
図3は、判定処理のより具体的な手順の一例を示すフローチャートである。最初に、判定処理部305は、ステップS201を飛び越して、部分対象画像PO1〜PONの集合Ogから未処理の部分画像の1つを着目画像として選択する(ステップS202)。次に、第1画像検出部306は、部分参照画像PR1〜PRMの集合Rgから、着目画像と座標位置が近い部分参照画像群(部分集合)Rpgを選択する(ステップS203)。更に、第1画像検出部306は、部分参照画像群Rpgの中から、着目画像と最も類似する第1部分画像Arを検出する(ステップS204)。
その後、第2画像検出部307は、部分対象画像PO1〜PONの集合Ogから、第1部分画像Arと座標位置が近い部分対象画像群Opgを選択する(ステップS205)。更に、第2画像検出部307は、部分対象画像群Opgの中から、第1部分画像Arと最も類似する第2部分画像Aoを検出する(ステップS206)。
そして、判定処理部305は、着目画像が第2部分画像Aoと一致するか否かを判定し、その判定結果を画像照合部308に出力する(ステップS207)。着目画像が第2部分画像Aoと一致しないと判定したとき(ステップS207のNO)、判定処理部305は、処理をステップS201に戻し、部分対象画像PO1〜PONの全てについての照合処理が終了したか否かを判定する(ステップS201)。全てについての照合処理が終了していないと判定したとき(ステップS201のNO)、判定処理部305は処理をステップS202に移行させ、全てについての照合処理が終了したと判定したとき(ステップS201のYES)、判定処理部305は、以上の処理を終了させる。
一方、着目画像が第2部分画像Aoと一致すると判定したとき(ステップS207のYES)、判定処理部305は、更に、第2部分画像Aoに最も類似する第1部分画像Arと着目画像との間の対応関係を画像対応テーブル202に記録する(ステップS208)。その後、判定処理部305は、処理をステップS201に戻す。
第1画像検出部306は、着目画像と部分参照画像PR1〜PRMとの間の類似尺度として、着目画像の画素値分布と部分参照画像PR1〜PRMの画素値分布との間の統計的相関を表す値を算出し、これらの値を利用することができる。第2画像検出部307も、第1部分画像Arと部分対象画像PO1〜PONとの間の類似尺度として、第1部分画像Arの画素値分布と部分対象画像PO1〜PONの画素値分布との間の統計的相関を表す値を利用することができる。「統計的相関を表す値」としては相関係数が挙げられる。
i番目の部分対象画像POiとj番目の部分参照画像PRjとの間の類似尺度をs(i,j)で表すものとする。上記ステップS204(図3参照)において、着目画像である部分対象画像POiと最も類似する部分参照画像PRJ(Jは1〜Mのいずれか)は、次式(2)に従って検出することが可能である。
Figure 2009131209
この式は、類似尺度s(i,j)の値を最大にする部分参照画像PRjの番号j(=J)を出力するものである。A1は、部分参照画像群Rpgに属する部分参照画像の番号jの集合である。
類似尺度s(i,j)が相関係数である場合、類似尺度s(i,j)を次式(3)で表すことができる。
Figure 2009131209
ここで、a,bは、部分対象画像または部分参照画像上に設定された局所座標位置である。gi(a,b)は、部分対象画像POi内の局所座標位置(a,b)の構造特徴量であり、gj(a,b)は、部分参照画像PRj内の局所座標位置(a,b)の構造特徴量である。<gi>は、部分対象画像POi内の構造特徴量gi(a,b)の平均値であり、<gj>は部分参照画像PRj内の構造特徴量gj(a,b)の平均値である。
あるいは、第1画像検出部306は、次のようにして類似尺度s(i,j)を算出してもよい。第1画像検出部306は、着目画像POiに含まれる局所的な構造特徴を示す点p1(m)と各部分参照画像PRjに含まれる局所的な構造特徴を示す点p2(n)との間のノルム(距離)||p1(m)−p2(n)||を算出する。そして、第1画像検出部306は、当該算出された距離が所定のしきい値(threshold)以下となる条件を満たす当該点の組み合わせ(p1(m),p2(n))の数を、着目画像POiと各部分参照画像PRjとの間の類似尺度s(i,j)として算出することができる。ここで、点p1(m)は、着目画像POi内の局所座標位置を表す位置ベクトル(ai,bi)、点p2(n)は、部分参照画像PRj内の局所座標位置を表す位置ベクトル(aj,bj)である。
このとき、類似尺度s(i,j)は次式(4)で与えられる。
Figure 2009131209
ここで、Biは、着目画像POiに含まれる局所的な構造特徴を示す点p1(m)の番号mの集合であり、Bjは、部分参照画像PRjに含まれる局所的な構造特徴を示す点p2(n)の番号nの集合である。
第1画像検出部306は、L(m,n)を、次式(5)に従って算出すればよい。
Figure 2009131209
この式は、点p1(m)と点p2(n)との間のノルム||p1(m)−p2(n)||がしきい値以下であれば、L(m,n)は「1」の値となり、それ以外のときはゼロの値となる。
第1画像検出部306と同様に、第2画像検出部307も、次のように処理すればよい。第2画像検出部307は、第1部分画像Arに含まれる局所的な構造特徴を示す点と各部分対象画像に含まれる局所的な構造特徴を示す点との間の距離を算出する。そして、第2画像検出部307は、当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該点の組み合わせの数を、第1部分画像Arと各部分対象画像との間の類似尺度として利用することができる。
類似尺度s(i,j)として、例えば、上式(3)と式(4)とでそれぞれ求めた類似度を乗算した値を採用してもよい。
上記ステップS206(図3参照)においては、第1部分画像Ar(=PRJ)と最も類似する第2部分画像Ao(=POK)は、次式(6)に従って検出することが可能である。
Figure 2009131209
ここで、A2は、部分対象画像群Opgに属する部分対象画像の番号kの集合である。
上記判定処理(図2のステップS108)が終了した後、画像照合部308は、画像対応テーブル202に記録された対応関係にある部分対象画像POiと部分参照画像PRjとの間の類似尺度s(i,j)を合計する。続いて、画像照合部308は、その合計値Sを照合度(照合スコア)として出力する(ステップS109)。合計値Sは、次式(7)に従って算出される。
Figure 2009131209
ここで、集合Cは、画像対応テーブル202に記録された対応関係にある部分対象画像POiと部分参照画像PRjとの組み合わせ(i,j)からなる。
図4および図5は、上記画像照合処理を説明するための特徴量空間を示す図である。それらの図に示される特徴量空間において、丸印は部分参照画像の集合Rgに属する画像の特徴量を示し、四角印は部分対象画像の集合Ogに属する画像の特徴量を示す。図4に示されるように、i番目の部分対象画像POiとj番目の部分参照画像PRjとが同一となる場合、部分対象画像POiと検出された第1部分画像PRjとの間の差分は小さい。結果として、ステップS207(図3参照)において着目画像POiと符合(i=k)する第2部分画像POkが検出される可能性が高い。
一方、図5に示されるように、部分対象画像と部分参照画像とが同一とならない場合、着目画像POiと符合する部分参照画像が存在しないため、部分対象画像POiと、検出された第1部分画像PRjとの間の差分は大きい。結果として、着目画像POiと符合しない第2部分画像POkが検出される可能性が高い。
上記の通り、本実施形態の画像照合装置300は、たとえ、外的要因により局所的な構造特徴の位置や形状や輝度がずれたとしても、対象画像と参照画像とを高精度に照合することが可能である。また、実質的に被照合対象を、局所的な構造特徴を含む部分対象画像PO1〜PONと、局所的な構造特徴を含む部分参照画像PR1〜PRMとに限定しているので、比較的小さな演算量で照合処理を行うことが可能である。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。図6は、変形例に係る画像照合装置300による処理手順を概略的に示すフローチャートである。図6のフローチャートは、ステップS108とステップS109との間にステップS110を有する点を除いて、図2のフローチャートと同じである。
ステップS110では、画像照合部308は、画像対応テーブル202に記録された対応関係にある部分対象画像と部分参照画像との間の類似尺度s(i,j)に対してそれぞれ対応する係数w(i,j)を重み付けする。そして、画像照合部308は、当該重み付けされた類似尺度w(i,j)・s(i,j)を合計し、その合計値Sを照合度(照合スコア)として出力する(ステップS109)。
係数w(i,j)は、各部分対象画像に含まれる局所的な構造特徴を示す点p1(m)と、各部分参照画像に含まれる局所的な構造特徴を示す点p2(n)の組み合わせのうち、次に述べる二つの条件を同時に満たす組み合わせの数である。一つめの条件は、当該点p1(m)とp2(n)の間の距離が所定のしきい値より小さいことである。二つ目の条件は、当該点の組み合わせが、画像対応テーブル202に記録された対応関係にあることである。この係数w(i,j)は、次式(8)で表すことが可能である。
Figure 2009131209
ここで、L(m,n)は、次式(9)に従って算出される。
Figure 2009131209
したがって、照合スコアSは、次式(10)に従って算出されることとなる。
Figure 2009131209
この変形例によれば、上式(8)の集合Diと集合Djに含まれる特徴点は、判定処理部305で安定して対応すると判定された部分画像の組み合わせに対応するため、抽出や対応が不安定な特徴点の影響を除外することができる。したがって、より高精度に照合することが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば、上記実施形態では、第1画像抽出部301Aと第2画像抽出部301Bとは分離しているが、これら機能ブロックの代わりに、第1の対象領域画像と第2の対象領域画像とを順に生成する単一の画像抽出部が使用されてもよい。このように、分離した構成を用いる代わりに組み合わせの構成を用いてもよいのは、第1特徴量算出部303Aと第2特徴量算出部303Bの組み合わせや、第1領域抽出部304Aと第2領域抽出部304Bの組み合わせについても同様である。
また、上記実施形態の画像照合装置は、生体情報を用いた本人認証装置といった用途だけでなく、画像群から特定の人物の画像を探し出す画像検索装置といった用途に適用できる。
本発明の効果の一例を説明する。本発明による画像照合装置、画像照合方法および画像照合用プログラムは、局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像が対象画像から抽出され、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像が各参照画像から抽出される。これら部分対象画像の各々を着目画像として、部分参照画像の集合から着目画像と最も類似する第1部分画像が検出され、更に、部分対象画像の集合から第1部分画像と最も類似する第2部分画像が検出される。画像照合装置、画像照合方法および画像照合用プログラムは、この着目画像が第2部分画像と一致するか否かを判定するので、その判定結果を用いて、部分対象画像と符合する部分参照画像を矛盾無く見つけ出すことができる。したがって、たとえ、外的要因により局所的な構造特徴の位置や形状や輝度がずれたとしても、対象画像と参照画像とを高精度に照合することが可能である。
また、実質的に被照合対象を、局所的な構造特徴を含む部分対象画像と、局所的な構造特徴を含む部分参照画像とに限定しているので、比較的小さな演算量で照合処理を行うことが可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2008年4月24日に出願された日本出願の特願2008−114395の内容が全て取り込まれており、この日本出願を基礎として優先権を主張するものである。

Claims (60)

  1. 対象画像を1以上の参照画像と照合する画像照合装置であって、
    局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を前記対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を前記各参照画像から抽出する特徴画像抽出部と、
    前記部分対象画像の各々を着目画像とし、前記部分参照画像の集合から前記着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出部と、
    前記部分対象画像の集合から前記第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出部と、
    前記着目画像が前記第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を出力する判定処理部と、
    を有する画像照合装置。
  2. 請求の範囲第1項記載の画像照合装置であって、
    前記対象画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴画像抽出部は、
    前記対象画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第1の近似平面を決定し、前記局所領域内の画素値とこれに対応する前記第1の近似平面の値との間の第1の差分に比例する値を前記対象画像に関する構造特徴量として算出する特徴量算出部と、
    前記対象画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分対象画像として抽出する領域抽出部と、
    を含む、画像照合装置。
  3. 請求の範囲第2項記載の画像照合装置であって、
    前記特徴量算出部は、前記対象画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第1の差分の統計的誤差を算出し、前記第1の差分を当該第1の差分の統計的誤差で除算することにより前記対象画像に関する構造特徴量を算出する、画像照合装置。
  4. 請求の範囲第3項記載の画像照合装置であって、前記第1の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合装置。
  5. 請求の範囲第2項から第4項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    前記参照画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴量算出部は、前記参照画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第2の近似平面を決定し、前記局所領域内の画素値とこれに対応する前記第2の近似平面の値との間の第2の差分に比例する値を前記参照画像に関する構造特徴量として算出するものであり、
    前記領域抽出部は、前記参照画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分参照画像として抽出する、画像照合装置。
  6. 請求の範囲第5項記載の画像照合装置であって、
    前記特徴量算出部は、前記参照画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第2の差分の統計的誤差を算出し、前記第2の差分を当該第2の差分の統計的誤差で除算することにより前記参照画像に関する構造特徴量を算出する、画像照合装置。
  7. 請求の範囲第6項記載の画像照合装置であって、前記第2の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合装置。
  8. 請求の範囲第1項から第7項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    前記第1画像検出部は、前記着目画像と前記部分参照画像との間の類似尺度として、前記着目画像の画素値分布と前記部分参照画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を算出する、画像照合装置。
  9. 請求の範囲第8項記載の画像照合装置であって、
    前記第2画像検出部は、前記第1部分画像と前記部分対象画像との間の類似尺度として、前記第1部分画像の画素値分布と前記部分対象画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を利用する、画像照合装置。
  10. 請求の範囲第8項または第9項記載の画像照合装置であって、前記統計的相関を表す値は相関係数である、画像照合装置。
  11. 請求の範囲第8項から第10項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定処理部により与えられた判定結果に基づいて、前記対象画像と前記各参照画像との間の照合度を算出する画像照合部をさらに有し、
    前記判定処理部は、前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定したとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記画像照合部は、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力する、画像照合装置。
  12. 請求の範囲第1項から第7項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    前記第1画像検出部は、前記着目画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離を算出し、当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第1および第2の点の組み合わせの数を、前記着目画像と前記各部分参照画像との間の類似尺度として算出する、画像照合装置。
  13. 請求の範囲第12項記載の画像照合装置であって、
    前記第2画像検出部は、前記第1部分画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第3の点と前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第4の点との間の距離を算出し、当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第3および第4の点の組み合わせの数を、前記第1部分画像と前記各部分対象画像との間の類似尺度として利用する、画像照合装置。
  14. 請求の範囲第12項または第13項記載の画像照合装置であって、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定処理部により与えられた判定結果に基づいて、前記対象画像と前記各参照画像との間の照合度を算出する画像照合部をさらに有し、
    前記判定処理部は、前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定したとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記画像照合部は、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力する、画像照合装置。
  15. 請求の範囲第8項から第10項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定処理部により与えられた判定結果に基づいて、前記対象画像と前記各参照画像との間の照合度を算出する画像照合部をさらに有し、
    前記判定処理部は、前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定したとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記画像照合部は、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度に対してそれぞれ対応する係数を重み付け、当該重み付けされた類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力するものであり、
    前記係数は、前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と、前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離が所定のしきい値以下となる条件を満たし、更に前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある当該第1および第2の点の組み合わせの数である、画像照合装置。
  16. 請求の範囲第1項から第15項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、前記局所的な構造特徴は、画素値が局所的に低い点である、画像照合装置。
  17. 請求の範囲第16項記載の画像照合装置であって、前記局所的な構造特徴は、顔の肌文様に現れた、ほくろ、しみ、そばかす、毛穴および肌の凹凸の中から選択された少なくとも1つである、画像照合装置。
  18. 請求の範囲第1項から第17項のうちのいずれか1項に記載の画像照合装置であって、
    入力画像から第1の対象領域画像を抽出し、前記第1の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第1の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記対象画像を生成する被照合画像抽出部をさらに有する画像照合装置。
  19. 請求の範囲第18項記載の画像照合装置であって、
    前記被照合画像抽出部は、登録画像から第2の対象領域画像を抽出し、前記第2の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第2の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記参照画像を生成する、画像照合装置。
  20. 請求の範囲第18項または第19項記載の画像照合装置であって、前記大域的な構造特徴が顔の肌文様に現れた特徴である、画像照合装置。
  21. 対象画像を1以上の参照画像と照合する画像照合方法であって、
    局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を前記対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を前記各参照画像から抽出する特徴画像抽出処理を行い、
    前記部分対象画像の各々を着目画像とし、前記部分参照画像の集合から前記着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出処理を行い、
    前記部分対象画像の集合から前記第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出処理を行い、
    前記着目画像が前記第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を出力する判定処理を行う、画像照合方法。
  22. 請求の範囲第21項記載の画像照合方法であって、
    前記対象画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴画像抽出処理は、
    前記対象画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第1の近似平面を決定し、前記局所領域内の画素値とこれに対応する前記第1の近似平面の値との間の第1の差分に比例する値を前記対象画像に関する構造特徴量として算出し、
    前記対象画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分対象画像として抽出する処理を含む、画像照合方法。
  23. 請求の範囲第22項記載の画像照合方法であって、
    前記対象画像に関する構造特徴量は、前記対象画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第1の差分の統計的誤差を算出し、前記第1の差分を当該第1の差分の統計的誤差で除算することにより算出される、画像照合方法。
  24. 請求の範囲第23項記載の画像照合方法であって、前記第1の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合方法。
  25. 請求の範囲第21項から第24項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    前記参照画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴画像抽出処理は、
    前記参照画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第2の近似平面を決定し、前記局所領域内の画素値とこれに対応する前記第2の近似平面の値との間の第2の差分に比例する値を前記参照画像に関する構造特徴量として算出し、
    前記参照画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分参照画像として抽出する処理を含む、画像照合方法。
  26. 請求の範囲第25項記載の画像照合方法であって、
    前記参照画像に関する構造特徴量は、前記参照画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第2の差分の統計的誤差を算出し、前記第2の差分を当該第2の差分の統計的誤差で除算することにより算出される、画像照合方法。
  27. 請求の範囲第26項記載の画像照合方法であって、前記第2の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合方法。
  28. 請求の範囲第21項から第27項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    前記第1画像検出処理は、前記着目画像と前記部分参照画像との間の類似尺度として、前記着目画像の画素値分布と前記部分参照画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を算出する処理を含む、画像照合方法。
  29. 請求の範囲第28項記載の画像照合方法であって、
    前記第2画像検出処理は、前記第1部分画像と前記部分対象画像との間の類似尺度として、前記第1部分画像の画素値分布と前記部分対象画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を利用する処理を含む、画像照合方法。
  30. 請求の範囲第28項または第29項記載の画像照合方法であって、前記統計的相関を表す値は相関係数である、画像照合方法。
  31. 請求の範囲第28項から第30項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    前記判定処理で前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、さらに、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、さらに、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記対象画像と前記各参照画像との間の照合度として出力する、画像照合方法。
  32. 請求の範囲第21から第27項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    前記第1画像検出処理は、
    前記着目画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離を算出し、
    当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第1および第2の点の組み合わせの数を、前記着目画像と前記各部分参照画像との間の類似尺度として算出する処理を含む、画像照合方法。
  33. 請求の範囲第32項記載の画像照合方法であって、
    前記第2画像検出処理は、
    前記第1部分画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第3の点と前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第4の点との間の距離を算出し、
    当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第3および第4の点の組み合わせの数を、前記第1部分画像と前記各部分対象画像との間の類似尺度として利用する処理を含む、画像照合方法。
  34. 請求の範囲第32項または第33項記載の画像照合方法であって、
    前記判定処理で前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、さらに、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、さらに、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力する、画像照合方法。
  35. 請求の範囲第28項から第30項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    前記判定処理で前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、さらに、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録し、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、さらに、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度に対してそれぞれ対応する係数を重み付け、当該重み付けされた類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力し、
    前記係数は、前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と、前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離が所定のしきい値以下となる条件を満たし、更に前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある当該第1および第2の点の組み合わせの数である、画像照合方法。
  36. 請求の範囲第21項から第35項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、前記局所的な構造特徴は、画素値が局所的に低い点である、画像照合方法。
  37. 請求の範囲第36項記載の画像照合方法であって、前記局所的な構造特徴は、顔の肌文様に現れた、ほくろ、しみ、そばかす、毛穴および肌の凹凸の中から選択された少なくとも1つである、画像照合方法。
  38. 請求の範囲第21項から第37項のうちのいずれか1項に記載の画像照合方法であって、
    さらに、入力画像から第1の対象領域画像を抽出し、前記第1の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第1の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記対象画像を生成する、画像照合方法。
  39. 請求の範囲第38項記載の画像照合方法であって、
    さらに、登録画像から第2の対象領域画像を抽出し、前記第2の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第2の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記参照画像を生成する、画像照合方法。
  40. 請求の範囲第38項または第39項記載の画像照合方法であって、前記大域的な構造特徴が顔の肌文様に現れた特徴である、画像照合方法。
  41. 対象画像を1以上の参照画像と照合する処理をコンピュータに実行させる画像照合用プログラムであって、
    局所的な構造特徴を含む1以上の部分対象画像を前記対象画像から抽出するとともに、局所的な構造特徴を含む1以上の部分参照画像を前記各参照画像から抽出する特徴画像抽出処理と、
    前記部分対象画像の各々を着目画像とし、前記部分参照画像の集合から前記着目画像と最も類似する第1部分画像を検出する第1画像検出処理と、
    前記部分対象画像の集合から前記第1部分画像と最も類似する第2部分画像を検出する第2画像検出処理と、
    前記着目画像が前記第2部分画像と一致するか否かを判定し、その判定結果を与える判定処理と、
    を有する画像照合用プログラム。
  42. 請求の範囲第41項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記対象画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴画像抽出処理は、
    前記対象画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第1の近似平面を決定し、前記局所領域内の画素値とこれに対応する前記第1の近似平面の値との間の第1の差分に比例する値を前記対象画像に関する構造特徴量として算出する第1特徴量算出処理と、
    前記対象画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分対象画像として抽出する第2領域抽出処理と、
    を含む、画像照合用プログラム。
  43. 請求の範囲第42項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記対象画像に関する構造特徴量は、前記対象画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第1の差分の統計的誤差を算出し、前記第1の差分を当該第1の差分の統計的誤差で除算することにより算出される、画像照合用プログラム。
  44. 請求の範囲第43項記載の画像照合用プログラムであって、前記第1の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合用プログラム。
  45. 請求の範囲第41項から第44項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    前記参照画像は画素値の2次元配列からなり、
    前記特徴画像抽出処理は、
    前記参照画像の各画素を着目画素とし、当該着目画素を含む局所領域内の画素値の集合を近似的に表す関数である第2の近似平面を決定し、前記参照画像の画素値とこれに対応する前記第2の近似平面の値との間の第2の差分に比例する値を前記参照画像に関する構造特徴量として算出する第2特徴量算出処理と、
    前記参照画像に関する構造特徴量の配列の中から前記局所的な構造特徴を表す領域を前記部分参照画像として抽出する第2領域抽出処理と、
    を含む、画像照合用プログラム。
  46. 請求の範囲第45項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記参照画像に関する構造特徴量は、前記参照画像の各画素について前記局所領域内の全ての画素値に関する前記第2の差分の統計的誤差を算出し、前記第2の差分を当該第2の差分の統計的誤差で除算することにより算出される、画像照合用プログラム。
  47. 請求の範囲第46項記載の画像照合用プログラムであって、前記第2の差分の統計的誤差は標準偏差である、画像照合用プログラム。
  48. 請求の範囲第41項から第47項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    前記第1画像検出処理は、前記着目画像と前記部分参照画像との間の類似尺度として、前記着目画像の画素値分布と前記部分参照画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を算出する処理を含む、画像照合用プログラム。
  49. 請求の範囲第48項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記第2画像検出処理は、前記第1部分画像と前記部分対象画像との間の類似尺度として、前記第1部分画像の画素値分布と前記部分対象画像の画素値分布との間の統計的相関を表す値を利用する処理を含む、画像照合用プログラム。
  50. 請求の範囲第48項または第49項記載の画像照合用プログラムであって、前記統計的相関を表す値は相関係数である、画像照合用プログラム。
  51. 請求の範囲第48から第50項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    前記判定処理により前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録する処理と、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記対象画像と前記各参照画像との間の照合度として出力する処理と、
    をさらに有する、画像照合用プログラム。
  52. 請求の範囲第41項から第47項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    前記第1画像検出処理は、前記着目画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離を算出し、当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第1および第2の点の組み合わせの数を、前記着目画像と前記各部分参照画像との間の類似尺度として算出する処理を含む、画像照合用プログラム。
  53. 請求の範囲第52項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記第2画像検出処理は、前記第1部分画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第3の点と前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第4の点との間の距離を算出し、当該算出された距離が所定のしきい値以下となる条件を満たす当該第3および第4の点の組み合わせの数を、前記第1部分画像と前記各部分対象画像との間の類似尺度として利用する処理を含む、画像照合用プログラム。
  54. 請求の範囲第52項または第53項記載の画像照合用プログラムであって、
    前記判定処理により前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録する処理と、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力する処理と、
    をさらに有する、画像照合用プログラム。
  55. 請求の範囲第48項から第50項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    前記判定処理により前記着目画像が前記第2部分画像と一致すると判定されたとき、前記着目画像と前記第2部分画像に最も類似する第1部分画像との間の対応関係を画像対応テーブルに記録する処理と、
    前記部分対象画像の全てについて前記判定結果が与えられたとき、前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある前記部分対象画像と前記部分参照画像との間の前記類似尺度に対してそれぞれ対応する係数を重み付け、当該重み付けされた類似尺度を合計し、その合計値を前記照合度として出力する処理と、
    をさらに有し、
    前記係数は、前記各部分対象画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第1の点と、前記各部分参照画像に含まれる前記局所的な構造特徴を示す第2の点との間の距離が所定のしきい値以下となる条件を満たし、更に前記画像対応テーブルに記録された対応関係にある当該第1および第2の点の組み合わせの数である、画像照合用プログラム。
  56. 請求の範囲第41項から第55項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、前記局所的な構造特徴は、画素値が局所的に低い点である、画像照合用プログラム。
  57. 請求の範囲第56項記載の画像照合用プログラムであって、前記局所的な構造特徴は、顔の肌文様に現れた、ほくろ、しみ、そばかす、毛穴および肌の凹凸の中から選択された少なくとも1つである、画像照合用プログラム。
  58. 請求の範囲第41項から第57項のうちのいずれか1項に記載の画像照合用プログラムであって、
    入力画像から第1の対象領域画像を抽出し、前記第1の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第1の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記対象画像を生成する第1画像抽出処理をさらに有する、画像照合用プログラム。
  59. 請求の範囲第58項記載の画像照合用プログラムであって、
    登録画像から第2の対象領域画像を抽出し、前記第2の対象領域画像の大域的な構造特徴に基づいて、当該第2の対象領域画像内の被写体画像の位置調整、回転、拡大および縮小のうち少なくとも1つを実行して前記参照画像を生成する第2画像抽出処理をさらに有する、画像照合用プログラム。
  60. 請求の範囲第58項または第59項記載の画像照合用プログラムであって、前記大域的な構造特徴が顔の肌文様に現れた特徴である、画像照合用プログラム。
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