JPWO2009122776A1 - 制御装置、通信システム、リソース割り当て方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

上りリンクにおいて、隣接通信エリアの干渉による影響が大きい端末にリソースを割り当てる場合、リソースを割り当てる端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接通信エリアのスループットを向上させる。複数の通信エリアで同じリソースを用いる通信システムに配置される制御装置1であって、自己が制御する少なくとも一つの通信エリアに存在する複数の端末と通信する機能を備える通信機能部10と、一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられる場合、一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てるリソース割り当て部20と、を備える。

Description

本発明は、隣接通信エリアで同じリソースを使用する通信システムのリソース割り当てに関し、特に隣接通信エリア間の干渉を考慮したリソース割り当て技術に関する。
無線通信システムでは、基地局を複数配置する。各基地局は、通信エリア内の無線通信端末(以下、単に端末とする)と通信を行なう。この通信エリアはセルと呼ばれている。更に、同時通信が可能な端末数を増やすために、アンテナに指向性を持たせ、セルを複数に分割することができる。この分割された領域はセクタと呼ばれる。周波数など、同一の無線リソースを複数の通信エリアで用いる場合、隣接セルからの干渉や、隣接セクタからの干渉によって、通信路品質が劣化する可能性がある。これについて、隣接セクタ干渉は、アンテナの指向性によって、充分小さくなると考えられている。
しかし、セクタ境界では、アンテナ利得が同等となるため、隣接セクタ干渉によって、通信路品質が大きく劣化してしまう。また、建造物などの影響により伝搬損失が変動するシャドウイングにより、セクタ境界以外の端末でも、隣接セクタ干渉によって、通信路品質が大きく劣化することがある。
これを解決するセル間の干渉低減・回避技術として、隣接セルでの周波数グループの割り当て状況に応じて、自セルでの割り当てを回避する方法や、送信電力を下げる方法などが知られている。例えば、特許文献1では、OFDMA(Orthgonal Frequency Division Multipe Access)下りリンクにおける干渉低減のための時間・周波数グループ割り当て方法が開示されている。特許文献1では、複数の基地局に接続した中央エンティティを設け、中央エンティティが各基地局のスケジューリングを管理する。端末は、各基地局からのパイロット信号の受信電力を測定する。中央エンティティは、干渉を考慮して、端末が報告する受信電力に応じてスケジューリングを行う。また、実施形態として、各基地局の周波数グループをエリア内の端末に割り当て、サービス重複地域にある端末に割り当てた周波数グループでは、隣接基地局が送信電力を下げる、という技術が開示されている。これによれば、例えば、サービス重複地域であるセクタ境界の端末に周波数グループを割り当てる場合、隣接セクタでは、一律に送信電力を下げて同一周波数グループを割り当てるか、或いは同一周波数グループの割り当てを回避することになる。
特開2006−033826号公報
上りリンクに、特許文献1のスケジューリング方法を適用すると、セクタ境界等の隣接セクタ干渉による影響が大きい端末のスループットを改善することができる。一方、その隣接セクタの端末のスループットが大きく下がることが問題であった。
図17に関連する技術によってリソースを割り当てる端末の関係図を示す。各セクタ内の点線は、アンテナビームの強さである。各端末から基地局へ向かっている矢印は上りリンクの送信を示す。図17に示すように、セクタ1において、端末1aは、セクタ境界に位置するため、隣接セクタ2からの干渉による影響が大きい。この端末1aに周波数グループを割り当てる場合、隣接セクタ2では、端末2a、2b、2cの何れか選択される。
送信電力Pは、目標品質SINRtarget(Signal to Interference and Noise Ratio)で制御する場合、例えば、以下のように設定される。この送信電力は端末1aに適用される。
Figure 2009122776
minとPmaxは最小送信電力と最大送信電力を、PはSINRtargetで表される電力オフセットを、PL(Propagating Loss)は伝搬ロス(伝搬損失)を、Nは熱雑音を、IoT(Interference over Thermal)は干渉対熱雑音を各々表す。MEDIUM(a,b,c)はa,b,cの中央値を選ぶ関数である。
また、セクタ境界の端末と同一周波数グループを割り当てられる隣接セクタの端末は、送信電力を下げるため、例えば、(3)式のように送信電力を設定する。この送信電力は端末2a、2b、2cに適用される。従って、送信電力は端末2a、2b、2cの送信電力を下げると、セクタ2のスループットが大きく低下していた。
Figure 2009122776
Δboundは、セクタ境界の端末への干渉電力を下げるためのオフセットである。また、送信電力を下げない場合、セクタ2において端末1aが使用するリソースへの割り当てを回避していた。
このように、同じリソースを使用する通信エリア(例えば、同じ周波数ブロックを使用する、セクタまたはセル)において、隣接する通信エリアでは、選択された端末の送信電力を大きく下げるか、或いは端末の割り当てを回避することになる。従って、隣接する通信エリアのスループットは大幅に低下するという問題があった。
本発明は、上りリンクにおいて、隣接通信エリアの干渉による影響が大きい端末にリソースを割り当てる場合、リソースを割り当てる端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接通信エリアのスループットを向上させることを目的とする。
本発明に係る制御装置の一態様は、複数の通信エリアで同じリソースを用いる通信システムに配置される制御装置であって、自己が制御する少なくとも一つの通信エリアに存在する複数の端末と通信する機能を備える通信機能手段と、一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられる場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てるリソース割り当て手段と、を備える。
また、本発明に係る通信システムの一態様は、上記記載の制御装置と、前記制御装置によって上りリンクのリソースを割り当てられる端末と、を備える。
さらに、本発明に係るリソース割り当て方法の一態様は、複数の通信エリアで同じリソースを使用する通信システムのリソース割り当て方法であって、一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースの割り当て状況を調査し、前記上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられている場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てる。
本発明に係るプログラムの一態様は、一つの通信エリアと隣接する通信エリアで同じリソースを使用する通信システムのリソースを割り当てるプログラムであって、前記隣接する通信エリアの上りリンクのリソースの割り当て状況を調査する手順と、前記上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられている場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てる手順と、をコンピュータに実行させる。プログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納される。
本発明によれば、上りリンクにおいて、隣接通信エリアの干渉による影響が大きい端末にリソースを割り当てる場合、リソースを割り当てる端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接通信エリアのスループットを向上させることが可能となる。
本発明に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線通信システムの一例を示すブロック図である。 全セクタで繰り返し使用できる周波数ブロックのイメージを示す図である。 第1の実施形態の通信システムの基本構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のPL情報の作成手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のリソースを割り当てるユーザを選択する動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のリソースを割り当てるユーザを選択する動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のリストの一例を示す図である。 第1の実施形態の予想品質が高いユーザの送信電力を増やす動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態を適用してリソースを割り当てた端末の関係図である。 第1の実施形態を適用して周波数ブロックを割り当てたイメージ図である。 第2の実施形態の通信システムの基本構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の負荷情報の計算手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の負荷情報に応じた端末の送信電力の計算式の更新手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態の負荷情報の計算手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態の負荷情報に応じた端末の送信電力の計算式の更新手順を示すフローチャートである。 関連する技術によってリソースを割り当てる端末の関係図である。
符号の説明
BS1〜BS3 基地局
C1〜C3 セル
S11〜S13、S21〜S23、S31〜S33 セクタ
UE111〜112、UE121〜123、UE131〜133 端末
1 制御装置
10 通信機能部
11 通信機能部
12 端末情報管理部
20 リソース割り当て部
21 リスト作成部
22 割り当て部
101 端末動作部
102 信号測定部
111 基地局動作部
112 端末情報管理部
113、123 リソース割り当て部
124 輻輳情報計算部
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
まず、リソースの割り当てを行う制御装置について、概略を説明する。図1は、本発明に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。制御装置1は、通信機能部10とリソース割り当て部20とを備える。制御装置1は、隣接する複数の通信エリアが同じリソースを使用する領域に配置される。リソースは、例えば、複数の周波数ブロックに分割されている。制御装置1は、周波数ブロック毎に端末を割り当てることを前提とする。隣接する通信エリアとは、一つの通信エリアに注目したとき、境界が隣接している通信エリアをいう。
通信機能部10は、自己が制御する少なくとも一つの通信エリアに存在する複数の端末と通信する機能を備える。ここでは、通信機能部10は通信機能部11と端末情報管理部12とを有する。通信機能部11は、ネットワークを介して端末とデータを送受信する機能を有する。また、通信機能部11は、通信エリア毎に下り共通信号を送信し、下り共通信号の測定結果を前記複数の端末から受信する。端末情報管理部12は、複数の端末から通知される端末情報を保持する記憶領域を有し、端末情報を管理する。また、端末情報管理部12は、受信した測定結果を管理し、測定結果に基づいて、通信品質と干渉電力とを計算する。
リソース割り当て部20は、複数の端末にリソースを割り当てる。このとき、リソース割り当て部20は、一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが端末へ割り当てられている場合、一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、所定の品質レベル(品質閾値、最低所要品質)以上の通信品質(予想品質)と所定の干渉レベル(干渉閾値)以下の干渉電力とを維持する端末へ割り当てる。隣接する通信エリアの上りリンクのリソースに端末が割り当てられていない場合、一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースに、所定の品質レベル(品質閾値)以上の通信品質を維持する端末を割り当てる。
例えば、リソース割り当て部20は、既に通信エリアXのリソースが端末Aへ割り当てられている場合、通信エリアYの同じリソースを、通信エリアXへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる端末Bへ割り当てる。
また、リソース割り当て部20は、端末Bの送信電力を調整することによって、割り当てる端末を選択する。
リソース割り当て部20の実現形態として、図1では、リスト作成部21と割り当て部22とに機能を分けた例を示している。
リスト作成部21は、複数の周波数ブロックそれぞれを、複数の端末へ割り当てたときの選択指標を算出する。算出した選択指標の高い順番に並べたリストを作成する。選択指標は、端末が当該周波数ブロックに割り当てられたときの品質を示す指標であり、割り当てる優先順位を決める一つの値である。選択指標の具体例は後述する。
割り当て部22は、作成したリストの順番に、まず、端末に割り当てる周波数ブロック候補を選択する。次に、割り当て部22は、隣接する通信エリアにおいて、同じ周波数ブロックが端末へ割り当てられている場合、干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上である端末へ周波数ブロック候補を割り当て可能とする。また、端末へ割り当てられていない場合、通信品質が品質閾値以上である端末へ周波数ブロック候補を割り当て可能とする。割り当て部22は、この手順をリストの順番に繰り返して、端末に周波数ブロックを割り当てる。また、条件に合わない端末について、割り当て部22は、通信品質を維持する範囲で送信電力を下げて、周波数ブロックを割り当てる。
以上が、本発明に係る制御装置及び制御装置のリソース割り当て方法の概略である。なお、通信機能部10とリソース割り当て部20の構成は一例を示したものであり、図1の構成例に限られるものではない。図1では、リソース割り当て部20の機能を明確に説明するため、リスト作成部21と割り当て部22とに分けて説明したが、リソース割り当て部20が二つの機能を実現してもよい。以降の説明では、リソース割り当て部20が二つの機能を備える場合を用いて説明する。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1に示した制御装置1を次のような通信システムに適用する場合を具体例として説明する。例えば、複数の通信エリアは、セルを分割した複数のセクタであり、制御装置1は、セルに配置された基地局であり、リソース割り当て部20は、複数のセクタに存在する複数の端末にリソースを割り当てる場合。別の例として、複数の通信エリアは、基地局がそれぞれ配置される複数の異なるセルであり、制御装置1は、一つのセルに配置された基地局であり、通信機能部10は、隣接するセルから端末割り当て情報を取得し、リソース割り当て部20は、端末割り当て情報に基づいて、隣接するセルに端末が割り当てられているか否かを判断して、セル内の複数の端末にリソースを割り当てる場合。また、以下の各実施形態では、制御装置1の一例として基地局を用いて説明する。
(第1の実施形態)
次に本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図2は、本発明が適用される無線通信システムの一例を示す図である。以下に説明する各実施形態では、通信システムとして、3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(Long Term Evolution)の上りリンクを例にとって説明する。LTEの上りリンクでは、無線アクセス方式として、FDMAの1つであるSC−FDMA(Single Carrier-FDMA)が採用される。
基地局BS1はセルC1で無線通信サービスを提供し、アンテナに指向性を持たせ、セルを3つのセクタS11〜S13に分割した3セクタセルの構成をとっている。LTEでは、無線帯域を分割し、分割された周波数ブロック(RB)単位でユーザに割り当てる。本実施形態では、図3に示すように、全RBを全セクタで繰り返し使用することができる。図3は、無線帯域を10個のRBに分割した例である。セクタS11には端末UE111〜112が存在している。基地局BS1の傘下の他のセクタS12〜13も同様である。図を簡単にするため、セルC2、C3に存在する端末は省略している。また、説明を簡単にするために、基地局の数を3つにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。また、セクタ構成は3セクタセルにしたが、それ以外の多セクタセル構成でもよい。また、図示していないが、各基地局はネットワークを介して接続しており、基地局間で、データを送受信することができる。
また、以降の説明では、「隣接セクタ」とは、基地局が同一でセクタ境界が接しているセクタを指し、「隣接基地局セル」とは、基地局が異なりセル境界が接しているセクタを指すものとする。図2では、セクタS11の隣接セクタはセクタ境界が接しているS12、S13である。基地局BS1の隣接基地局セルは、セルC1とセル境界が接しているS22、S32、S33となる。
図4は図2の無線通信システムの基本構成例を示すブロック図である。簡単のため、端末UE111と基地局BS1のみ示す。
図4を参照すると、端末UE111は、端末動作部101と、信号測定部102とを含んでいる。また、基地局BS1は、基地局動作部111と、端末情報管理部112と、リソース割り当て部113とを含んでいる。端末動作部101は、信号測定部102が出力する伝搬ロス情報を基地局に送信する機能や、基地局BS1に割り当てられたリソースでトラヒックを送信する機能を有する。また、端末動作部101が有するその他の機能は、LTEシステムにおいて一般的に用いられる端末と同等の機能であり、その構成および動作は周知であるので、説明を省略する。LTEでは、同期チャネル(SCH: Synchronization Channel)を用いて、セルサーチを実施する。
基地局動作部111は、端末にリソース割り当て情報などの制御情報を送信する機能、端末からデータや伝搬ロス情報(以下、「伝搬ロス情報」を、「PL情報」とする)などの制御情報を受信する機能、基地局間でデータや制御情報を送受信する機能、及び、受信電力に関する測定機能を有する。また、基地局動作部111が有するその他の機能は、LTEシステムにおいて一般的に用いられる基地局と同等の機能であり、その構成および動作は周知であるので、説明を省略する。受信電力に関する測定とは、IoT(Interference over Thermal:干渉対熱雑音)やRoT(Rise over Thermal: 全受信電力対熱雑音)などを測定することを指す。
端末情報管理部112は、端末から送信されるPL情報を管理する機能を有する。
また、基地局動作部111と端末情報管理部112とは、図1の通信機能部10の構成の一態様である。
リソース割り当て部113は、PL情報を用いて、リソース割り当てを決定する機能を有する。リソース割り当て部113は、図1のリソース割り当て部20の一態様である。
次に本実施形態の動作について図面を参照して説明する。図5は、端末が、PL情報の作成手順を示すフローチャートであり、セクタ毎に送信される下りリンクのパイロット信号の受信強度からPLを計算して、PL情報を作成し、基地局に報告する動作手順を示す。信号測定部102は、パイロット信号(下り共通信号)の受信結果から、自セクタと周辺セクタのPLを計算する(S101)。ユーザjのセクタpのPL計算は以下の式で行なう。
PLj,p[dB]=P_tx[dBm]−P_rxj,p[dBm]・・・(4)
ここで、P_txとP_rxj,pは、それぞれ測定セクタのパイロット信号の平均送信電力とユーザjでの平均受信電力を表す。LTEでは、制御信号として、基地局が端末にパイロット信号の送信電力値を通知する。基本的には、パイロット信号の送信電力は常に一定と考えられている。次に、各セクタのセクタ番号などのセクタ識別情報(ID)とPLを一組にしたPL情報を作成し(S102)、基地局に報告する(S103)。
本フローチャートは、予め基地局から通知された所定の周期で実行してもよいし、基地局からの指示に基づいて、実施してもよい。PL計算には測定精度が必要なので、ある程度の時間間隔を空けて実施することが望ましい。
図6、7は、基地局が、PL情報を用いてリソースを割り当てる端末(ユーザ)を決定する動作手順を示すフローチャートである。LTEでは、基地局が各端末の受信状態に応じて、ユーザにRBを割り当てていくスケジューリング方法が考えられている。基地局は、傘下の3つの全セクタのRBを一括して割り当てる。また、スケジューリングは、Proportional Fairness(PF)を想定する。PFスケジューリングとは、総スループットとユーザ間のスループットの公平性を考慮したスケジューリング方法である。PFスケジューリングでは、各RBの平均スループットと、現時点の通信品質に基づく送信可能なレートとを比較し、過去に通信を行なえていないユーザに対して、受信状態がよい時にリソースを割り当てる仕組みになっている。
本実施形態では、PFスケジューリングの選択指標Mj,k(n)は、全RBにおけるユーザjの平均スループットT(n)と、RB k(k番目のRB)における端末ユーザjの送信可能なレートRj,k(n)を用いて、以下のように定義する。nは時刻を表す。
Figure 2009122776
平均スループットT(n)は以下のように定義される。bは平滑化係数を表す。
Figure 2009122776
続いて図6、7のフローチャートを説明する。リソース割り当て部113は、RBを割り当てる前に、(5)式で定義されるスケジューリング選択指標を計算し、大きい順に並べ替え、3セクタ一括の選択指標のリストを作成する(S211)。例えば、セルに15人のユーザがいる場合、図3では、15人×10RB=150となり、選択指標Mj,k(n)の総数は150個となる。図8にリストの一例を示す。リストは、ユーザID、セクタNo、RB No及び選択指標を含む。セクタNoは、ユーザIDのユーザが存在するセクタNoが格納される。RB Noは選択使用を算出したRB Noが格納される。
次に、リソース割り当て部113は、リストの順番にリソースの割り当てを開始する。リソース割り当て部113は、リストから、最上位ユーザとして選択されておらず、かつ割り当て済みのユーザを除いた中で、最大となるMj,k(n)のユーザjを割り当て候補として選択し、選択ルールに従って割り当て予定のRBを決定する(S212)。ユーザjのセクタをpとする。選択ルールは、例えば、未割り当てRB毎にMl,k(n)が最大となるユーザlを抽出し、j=lとなるRBをユーザjへの割り当てRBの候補とする方法が考えられるが、その他の方法でもよい。LTEの上りリンクでは、同一ユーザに複数のRBを割り当てる場合、隣り合ったRBである必要があるため、図3のRB Index=1,2,3を同一ユーザに割り当てることができるが、RB index=1,3,5を同一ユーザに割り当てることができない。従って、本実施形態では、送信レートが最大となる1つ以上の連続するRBを選択するようにする。
次に、リソース割り当て部113は、選択ユーザjに割り当てるRBが既に隣接セクタqで割り当て済みでない場合(S213,No)、(7)式から(9)式を用いて、送信電力Pを通常の送信電力Pncに設定して、予想品質SINRestを計算する。予想品質SINRestが最低所要品質Thr_SINRtarget(品質閾値)を満足する場合(S214,Yes)、送信電力Pncでユーザjへのリソース割り当てを決定する(S215)。
Figure 2009122776
SINRtargetは目標品質である。MEDIUM(a,b,c)はa,b,cの中央値を選ぶ関数である。PminとPmaxは最小送信電力と最大送信電力を表す。Nは熱雑音を表す。
一方、リソース割り当て部113は、割り当てるRBが既に隣接セクタで割り当て済みである場合(S213,Yes)、送信電力Pを通常の送信電力Pncに設定した場合の隣接セクタへの干渉電力Iを計算する。(10)式を満足できる場合(S216,Yes)、S214の判定を実施する。Pは隣接セクタで同一RBを割り当てられたユーザlの送信電力を、ThrIl,q[dB]は許容干渉電力を決めるための閾値を表す。(10)式を満足させることで、希望信号に対する、隣接セクタからの干渉電力を一定以下に抑制できる。
I[dBm]=P+PLj,q<=P+PLl,q+ThrIl,q・・・(10)
割り当てを決定した後、全RBを割り当て済みであれば(S217,Yes)、処理を終了する。また、全RBを割り当て済みでなければ(S217,No)、リストから、最上位のユーザとして選択する位置を更新する(S218)。次の位置は、割り当て済みのユーザでないよう更新する。次に、全リストの検索が終了していない場合(S219,No)、S212の処理に戻る。
全リストの検索が終了した場合(S219,Yes)、全RBを割り当て済みでないので、再び、リストの選択から、最上位のユーザとして選択されておらず、かつ割り当て済みのユーザは除いた中で、最大となるMj,k(n)のユーザjを割り当て候補として選択し、選択ルールに従って割り当てる予定のRBを決定する(S220)。
次に、送信電力を通常のPncに設定する場合と同様に、リストから、Mj,k(n)が最大のユーザjを最上位のユーザとして選択して割り当て候補とし、選択ルールに従って割り当てる予定のRBを決定する(S221)。
次に、リソース割り当て部113は、干渉低減のため、送信電力Pを(11)式の送信電力Pに削減する。また、(11)式の送信電力Pに設定した場合の隣接セクタへの干渉電力Iを計算する。リソース割り当て部113は、干渉電力Iが(10)式を満足でき(S223,Yes)、かつ予想品質SINRestが所要品質Thr_SINRtargetを満足する場合(S224,Yes)、送信電力Pでユーザjへのリソース割り当てを決定する(S225)。(11)式のΔisは送信電力を下げるためのパラメータで、ある程度のスループットを達成できる値が望ましい。
Figure 2009122776
次に、リソース割り当て部113は、リソース割り当てを決定した後、全RBを割り当て済みであれば(S226,Yes)、処理を終了する。また、全RBを割り当て済みでなければ(S226,No)、最上位のユーザとして選択する位置を更新する(S227)。次に、全リストの検索が終了していない場合(S228,No)、S221の処理に戻る。
図9は、基地局が、全セクタのRBの割り当てを決定した後、予想品質SINRestが高いユーザjの送信電力を増やす動作手順を示すフローチャートである。予想品質SINRestは、(9)式で算出した値を保持して用いる。
リソース割り当て部113は、選択ユーザjの予想品質SINRestが高品質閾値Thr_SINRhigh(最低所要品質より高い品質閾値)以上の場合(S231,Yes)、割り当てRBが隣接セクタで割り当て済みか判定する(S232)。
Figure 2009122776
割り当て済みの場合(S232,Yes)、許容干渉電力以下となるよう、(13)式で増加後の送信電力を計算する(S233)。Δupは送信電力を増やす上限を設定するパラメータである。
Figure 2009122776
同様に、割り当て済みでない場合(S232,No)、隣接セクタへの干渉をせずに、(14)式で増加後の送信電力を計算する(S234)。
Figure 2009122776
高品質の端末は、基地局近傍のビーム方向に位置するので、隣接基地局への干渉が小さいと考えられる。従って、図9の処理により、隣接基地局セルの端末のスループットにほとんど影響を与えずに、スループットを改善できる。また、本実施形態では高品質の端末をSINRで判定したが、PLなどで判定してもよい。
本実施形態では、基地局が傘下の3つの全セクタのリソースを一括して割り当てることを想定したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、セクタ毎に個別に割り当てを行なった後、セクタ間でリソース割り当てを再調整してもよい。
次に、図17に示したケースに本実施形態を適用してリソースを割り当てた端末の関係図と周波数ブロックを割り当てたイメージ図とを、図10、11に示す。セクタ1において、端末1aは、隣接セクタ2からの干渉を大きく受けやすい。このような端末1aに周波数グループを割り当てる場合、隣接セクタ2では、端末1aと同一周波数グループを、隣接セクタ1への干渉電力の影響が小さく、かつ、所要のスループットを確保するための送信電力が設定可能な端末に割り当てる。具体的には、次のような状況になる。端末2aは隣接セクタ1への干渉電力が干渉閾値より高いため、同じ周波数グループへの割り当てを中止する。また、端末2cは、隣接セクタ1への干渉電力が低いが、削減した送信電力Pcでは、所要の品質が得られないので(品質閾値より低いため)、同じ周波数グループへの割り当てを中止する。端末2bは、セクタ1への干渉電力が干渉閾値より低く、かつスループットが期待できる(送信電力が品質閾値より高い)。従って、図10では、端末2bに端末1aと同じ周波数グループを割り当てている。これにより、端末1aに対する他セル干渉電力の影響を抑制でき、かつ隣接セクタ2でのスループットを最大化することができる。
以上説明したように、セルをセクタに分割し、セクタ間は同一無線リソースを使用する通信システムにおいて、セルに配置された基地局は、上りリンクのリソースを次の手順によって端末へ割り当てる。セル内の第1のセクタと第2のセクタとは隣接しているとする。第1のセクタの端末にリソースが割り当てられている場合に第2のセクタの上りリソースを割り当てるときに、基地局(リソース割り当て部113)は、第1のセクタへの干渉電力が干渉閾値以下となり、かつ第2のセクタの通信品質が品質閾値以上となる端末に、当該同じリソースを割り当てる。具体的には、基地局は、通信品質が所定の品質(最低品質閾値より高いレベルであってもよい)となる送信電力で送信した場合、干渉電力が干渉閾値となる端末にリソースを割り当てる。また、干渉電力が干渉閾値となる送信電力で送信した場合、通信品質が品質閾値以上となる端末にリソースを割り当てる。さらに、通信品質が品質閾値となる送信電力で送信した場合、干渉電力が干渉閾値以下となる端末にリソースを割り当てる。
また、基地局は、通信品質が高品質閾値(最低品質閾値より高いレベルで所定の値)以上の場合、干渉電力が干渉閾値以下となるように、送信電力を増やすことができる。
このように、本実施形態によれば、隣接セクタ干渉の影響が大きい端末に無線リソースが割り当てられている場合、リソースを割り当てる端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接セクタのスループットを向上させる(例えば、最大値にする)ことができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図12は第2の実施形態における無線通信システムの基本構成を示すブロック図である。第2の実施形態は、基地局BS1に輻輳情報計算部124が追加された点、及び、リソース割り当て部123が、輻輳情報を用いる点が、図4の第1の実施形態と異なる。輻輳情報計算部124は、輻輳情報を計算し、基地局動作部111は輻輳情報を隣接基地局へ通知する機能を有する。通知された基地局では、基地局動作部111が輻輳情報を受信し、リソース割り当て部123へ通知する。リソース割り当て部123は、輻輳情報に応じて、端末の送信電力を調整する。
次に本実施形態の動作について図面を参照して説明する。PL情報の計算、及び、リソースを割り当てるユーザを決定する動作手順については、第1の実施形態の図5〜図7、図9と同様とする。第2の実施形態では、図13、図14に示す動作が更に追加される。
図13は、輻輳情報計算部124が輻輳情報を計算し、基地局動作部111が隣接基地局に通知する動作手順を示すフローチャートである。輻輳情報計算部124は、輻輳情報として干渉電力IoTを測定して、許容干渉電力IoT_limitと比較し、IoTの方が大きい場合(S241,Yes)、基地局動作部111は隣接基地局へ輻輳が大きいことを示すOver Load Indicator(OLI)を通知する(S242)。IoT_limitは、(15)式で計算する。
IoT_limit[dB]=(RoT−IoT)−Thr_iot_limit
・・・(15)
Thr_iot_limt[dB]は、希望信号(=RoT−IoT)に対する許容干渉電力の割合を表す。(16)式の条件式を全て満足する場合、輻輳が大きいと判定する。
Diff_li[dB]=IoT−IoT_limit>0・・・(16)
Diff_liは、IoTとIoT_limitの差分を表す。(16)式より、IoTがIoT_limitよりも大きいか判定する。IoT_limitは希望信号(RoT−IoT)によって変動する値としたが、固定値でもよい。
図14は、隣接基地局より、輻輳情報を通知された基地局のリソース割り当て部123が、端末に割り当てる送信電力の計算式を更新する動作手順を示すフローチャートである。本実施形態における送信電力は、第1の実施形態の(7)、(11)式に替えて、以下の(17)、(18)式を用いて算出する。即ち、隣接セルへの干渉を考慮したΔicを追加する。Δicの初期値はΔic,initとする。他セルへ与える干渉を考慮する必要がなければ、送信電力を高くするため、Δic,init=0dBとする。
Figure 2009122776
自セクタpで測定したDiff_liをOLIとし、隣接基地局から受信したOLIをOLIとする。リソース割り当て部123は、他セルからOLI(=OLI)を受信した場合(S251,Yes)、OLIxが大きいか、(19)式の条件式で判定する(S252)。Thr_oli_lは閾値である。
OLI>Thr_oli_l・・・(19)
リソース割り当て部123は、(19)式を満足する場合(S252,Yes)、隣接セクタへの干渉電力を下げるためのパラメータΔicを(20)式に従って更新する(S253)。Δic_Lstepは増加ステップ、Δic_maxはΔicの最大値を表す。
Δic=MIN(Δic+Δic_Lstep,Δic_max)・・・(20)
また、リソース割り当て部123は、S252を満足しない場合(S252,No)、OLIと自セクタpで測定したOLI(=Diff_li)を比較し、(21)式の条件式で比較する(S254)。Thr_oli_sは閾値である。
OLI− OLI>Thr_oli_s・・・(21)
リソース割り当て部123は、(21)式を満足する場合(S254,Yes)、パラメータΔicを以下に従って更新する(S255)。
Δic=MIN(Δic+Δic_Sstep,Δic_max)・・・(22)
(19)式により、他セルにおける干渉電力が非常に大きい場合、隣接セルは一斉に送信電力を下げることができる。従って、Δic_Lstepは、Δic_Sstepよりも大きな値にするのが望ましい。勿論、同じ値でもよい。また、(21)式により、他セルと自セルにおける各干渉電力のバランスを見て送信電力を決定できるので、セル間の輻輳状態をバランスさせることができる。S254を満足しない場合(S254,No)、Δicを更新せず、処理を終了する。
一方、他セルからOLIを受信しておらず(S251,No)、前回のOLIの受信から所定時間経過した場合(S256,Yes)、リソース割り当て部123は、他セルの輻輳は抑制されたと判断し、Δicを初期値Δic,initに戻す(S257)。
本実施形態では、Δicを段階的に増加させたが、予め設定した値に更新する制御でもよい。その場合、(20)式は、例えば、(23)式のようになる。
Δic=Δic_max_L・・・(23)
また、本実施形態では、前回のOLIの受信から所定時間経過した場合Δic、初期値Δic,initに戻したが、段階的に小さくしてもよい。さらに、本実施形態では、輻輳情報としてIoTを使用したが、RB使用率や自セルの端末だけの受信電力などを使うことも考えられる。例えば、自セルと隣接基地局のRB使用率を比較することで、自セルと隣接基地局のどちらの輻輳が大きいか判定することが考えられる。自セルの端末だけの受信電力も同様である。RB使用率は以下の式で表される。
RB使用率=(割り当てたRBの述べ数)/(割り当て可能なRBの述べ数)・・・(24)
また、例えば、IoTと、RB使用率を併用する場合、(16)式に加えて、以下の(26)式も満足する場合に、輻輳が大きいと判定してもよい。これにより、自セルの負荷が非常に小さい場合、他セクタの干渉が大きくても、OLIを送信しなので、隣接基地局で送信電力を不要に下げずに済む。
RB使用率>Thr_Rbutil_oli・・・(25)
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図12に示された第2の実施形態と同様とする。
次に本実施形態の動作について図面を参照して説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態と比較して、図13に替えて図15に示す動作を実施し、図14に替えて図16に示す動作を実施する点が異なる。
図15を参照すると、図13へS261とS262の処理が追加されている。即ち、輻輳情報計算部124は、輻輳が小さいと判断できる場合(S261,Yes)、隣接基地局へ輻輳が小さくなったことを示すULI(Under Load Indicator)を通知する(S262)。以下の条件式の何れか1つを満足する場合、輻輳が小さくなったと判定する。
IoT−IoT_limit<Thr_iot_low[dB]・・・(26)
(13)式より、IoTが許容値よりも充分小さいか判定する。
次に、図16を参照すると、図14のS256をS271に置き換えている。即ち、リソース割り当て部123は、他セルからOLIを受信した後、ULIを受信した場合(S271,Yes)、他セルの輻輳は抑制されたと判断し、Δicを初期値Δic,initに戻す(S257)。
本実施形態のように、ULIを用いることで、削減した送信電力を迅速に戻すことが可能となる。
(第4の実施形態)
リソース割り当てを集中制御するスケジューリング装置が、光ネットワークなどの高速ネットワークで複数の基地局と接続している場合、第1の実施形態で説明した隣接セクタ間の干渉を考慮したリソース割り当てと同様に、そのスケジューリング装置によって、隣接基地局セル間の干渉を考慮したリソース割り当てを実現することができる。
例えば、セルを通信エリアとし、各セルに基地局が配置され、セル間では同一無線リソースを使用することができ通信システムにおいて、基地局は、本発明の実施形態を適用することによって、次のように端末に上りリンクのリソースを割り当てることができる。
第1のセルに第1の基地局が配置され、第2のセルに第2の基地局が配置され、第1のセルと第2のセルとは隣接している場合を想定する。第1のセルの端末にリソースが割り当てられている場合、第2の基地局(リソース割り当て部)は、第1のセルへの干渉電力が干渉閾値以下となり、かつ第2のセルの品質が品質閾値以上となる端末に、第1のセルの端末に割り当てられたリソースと同じリソースを割り当てる。具体的には、第2の基地局は、品質が所定の品質(最低品質閾値より高いレベルであってもよい)となる送信電力で送信した場合、干渉電力が干渉閾値となる端末にリソースを割り当てる。また、干渉電力が干渉閾値となる送信電力で送信した場合、通信品質が品質閾値以上となる端末にリソースを割り当てる。さらに、通信品質が品質閾値(最低品質閾値)となる送信電力で送信した場合、干渉電力が干渉閾値以下となる端末にリソースを割り当てる。
また、第2基地局は、品質が高品質閾値(最低品質閾値より高いレベルで所定の値)以上の場合、干渉電力が干渉閾値以下となるように、送信電力を増やすことができる。
このように、基地局がそれぞれ配置される異なるセルから構成され、異なるセル間で上りリンクの同じリソースを使用する通信システムにおいて、隣接セル干渉の影響が大きい端末に無線リソースが割り当てられている場合、その端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接セルのスループットを向上させる(例えば、最大値にする)ことができる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、LTEを例に説明したが、FDM(Frequency Division Multiplex)を用いた上りリンク無線通信システムであれば、本発明を適用することができる。
本発明による一つの効果は、隣接通信エリア(例えば、隣接セクタ)干渉の影響が大きい端末に無線リソースを割り当てる場合、その端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接通信エリアのスループットを向上させることである。この効果が生じる第1の理由は、干渉の影響が大きい隣接通信エリアでは、与える干渉電力が小さい端末に、同一リソースを割り当てるからである。第2の理由は、品質が高い端末は、与える干渉電力が閾値以下となる範囲で送信電力を増やすことができるからである。第3の理由は、干渉の影響が大きい隣接通信エリアでは、所定の品質となる送信電力が設定可能な端末に、同一リソースを割り当てるからである。
また、本発明による別の効果は、制御装置が異なる通信エリア(例えば、異なる基地局が配置される他セル)に与える干渉も考慮できることである。その理由は、隣接通信エリアからの負荷情報に基づいて、送信電力を制御するからである。
また、本発明によるさらに別の効果は、隣接する通信エリアからの干渉の影響(例えば、異なる基地局が配置される隣接セル干渉の影響)が大きい端末に無線リソースを割り当てる場合、その端末のスループットの劣化を抑制しながら、同一リソースを使用する隣接する通信エリアのスループットを最大化できることである。その理由は、隣接する通信エリアでは、隣接する通信エリアからの干渉の影響が大きい端末への干渉電力を抑制でき、かつ所定のスループットを満足するための送信電力が設定可能な端末に、同一リソースを割り当てるからである。
この出願は、2008年4月2日に出願された日本出願特願2008―095784を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

Claims (19)

  1. 複数の通信エリアで同じリソースを用いる通信システムに配置される制御装置であって、
    自己が制御する少なくとも一つの通信エリアに存在する複数の端末と通信する機能を備える通信機能手段と、
    一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられる場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てるリソース割り当て手段と、を備える制御装置。
  2. 前記リソース割り当て手段は、所定の送信電力での送信で、前記干渉電力が前記干渉閾値以下になる端末を前記第二端末として割り当てる端末を選択することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記リソース割り当て手段は、端末の送信電力を、前記通信品質が前記品質閾値以上になる値に調整した場合、前記干渉電力が前記干渉閾値以下となる端末を前記第二端末として選択することを特徴とする請求項1または2記載の制御装置。
  4. 前記リソース割り当て手段は、端末の送信電力を、前記干渉電力が前記干渉閾値以下になる値に調整した場合、前記端末の送信電力が前記品質閾値以上となる端末を前記第二端末として選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記リソース割り当て手段は、前記品質閾値として、第一品質閾値と前記第一品質閾値より高い第二品質閾値とを設定し、前記第一品質閾値と前記第二品質閾値とのいずれかを用いて前記第二端末を選択することを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  6. 前記リソース割り当て手段は、前記複数の端末について、前記通信品質が所定レベルよりも大きい端末を抽出し、抽出した端末の送信電力を増加させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記リソース割り当て手段は、前記抽出した端末の通信エリアと隣接する通信エリアにおいて同じリソースが他の端末へ割り当てられている場合、前記抽出した端末の干渉電力が前記干渉閾値以下になるように、前記送信電力を増加させることを特徴とする請求項6記載の制御装置。
  8. 輻輳情報を算出する輻輳情報計算手段を、さらに備え、
    前記通信機能手段は、自己の輻輳情報を送信し、隣接する他の制御装置から輻輳情報を受信し、
    前記リソース割り当て手段は、前記他の制御装置の輻輳情報に基づいて、前記端末の送信電力を調整することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記輻輳情報計算手段は、受信電力、リソース使用率との少なくとも一方を輻輳情報として計算することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
  10. 前記リソース割り当て手段は、前記他の制御装置の輻輳情報が輻輳閾値より大きい場合、前記端末の送信電力を減少させることを特徴とする請求項8または9記載の制御装置。
  11. 前記リソース割り当て手段は、前記他の制御装置の輻輳情報と前記自己の輻輳情報との差分が輻輳差分閾値より大きい場合、前記端末の送信電力を減少させることを特徴とする請求項8または9記載の制御装置。
  12. 前記複数の通信エリアは、セルを分割した複数のセクタであり、
    前記制御装置は、前記セルに配置された基地局であり、
    前記リソース割り当て手段は、前記複数のセクタに存在する複数の端末にリソースを割り当てることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置。
  13. 前記複数の通信エリアは、基地局がそれぞれ配置される複数のセルであり、
    前記制御装置は、一つのセルに配置される基地局であり、
    前記通信機能手段は、隣接するセルから端末割り当て情報を取得し、
    前記リソース割り当て手段は、前記端末割り当て情報に基づいて、前記隣接するセルが端末へ割り当てられているか否かを判断して、セル内の複数の端末にリソースを割り当てることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置。
  14. 前記通信機能手段は、前記通信エリア毎に下り共通信号を送信し、前記下り共通信号の測定結果を前記複数の端末から受信し、前記測定結果に基づいて、前記通信品質と前記干渉電力とを計算することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の制御装置。
  15. 前記リソースは、複数の周波数ブロックから構成され、
    前記リソース割り当て手段は、
    前記複数の周波数ブロックそれぞれを、前記複数の端末へ割り当てたときの選択指標を算出し、算出した選択指標の高い順番に並べたリストを作成するリスト作成手段と、
    前記リストの順番に、端末に割り当てる周波数ブロック候補を選択し、前記隣接する通信エリアにおいて、前記周波数ブロック候補に端末が割り当てられている場合、前記干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、前記通信品質が品質閾値以上である端末を割り当て、前記周波数ブロック候補に端末が割り当てられていない場合、前記通信品質が前記品質閾値以上である端末を割り当てることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の制御装置。
  16. 前記リソース割り当て手段は、前記リストの順番に周波数ブロックを前記複数の端末へ割り当てた後、再度リストの順番にリソースが割り当てられていない端末について、前記通信品質が品質閾値以上となる範囲で送信電力を下げることによって、割り当てる周波数ブロックを選択することを特徴とする請求項8記載の制御装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の制御装置と、
    前記制御装置によって上りリンクのリソースを割り当てられる端末と、を備える通信システム。
  18. 複数の通信エリアで同じリソースを使用する通信システムのリソース割り当て方法であって、
    一つの通信エリアと隣接する通信エリアの上りリンクのリソースの割り当て状況を調査し、
    前記隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられている場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てるリソース割り当て方法。
  19. 一つの通信エリアと隣接する通信エリアで同じリソースを使用する通信システムのリソースを割り当てるプログラムを格納する記録媒体であって、
    前記隣接する通信エリアの上りリンクのリソースの割り当て状況を調査する手順と、
    前記隣接する通信エリアの上りリンクのリソースが第一端末へ割り当てられている場合、前記一つの通信エリアの同じ上りリンクのリソースを、前記隣接する通信エリアへの干渉電力が干渉閾値以下であり、かつ、通信品質が品質閾値以上となる第二端末へ割り当てる手順と、をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記録媒体。
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