JPWO2009022368A1 - 無線通信システムにおける制御情報送信及び受信方法と,これを用いる無線基地局及び無線端末 - Google Patents

無線通信システムにおける制御情報送信及び受信方法と,これを用いる無線基地局及び無線端末 Download PDF

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Abstract

本発明は、無線基地局において、混在する旧規格の無線端末と新規規格の無線端末とに無線リソースの割当てを可能としたものである。無線基地局は、全ての無線端末に共通な第一の制御情報とそれぞれの無線端末に固有の第二の制御情報をそれぞれ生成し、前記第一の制御情報と旧規格のグループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報とを同一の変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信し、新規規格のグループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報を前記無線基地局と前記無線端末間の無線チャネル状態に応じた変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信する。

Description

本発明は,無線通信システムにおける制御情報送信及び受信方法と,これを用いる無線基地局及び無線端末に関する。
IEEE(Institute of
Electrical and Electronics Engineers)802.16 Working Group(以下,単に802.16 WGと表記する)によって,無線通信システムにおける無線基地局に複数の端末が接続可能な1対多点(P-MP:Point-to-Multipoint)型通信方式が規定されている。
そして,802.16 WGでは,主に固定通信用途向けの802.16d仕様(802.16-2004)
(非特許文献1)と移動通信用途向けの802.16e仕様(802.16e-2005)(非特許文献2)の2種類を規定している。
802.16 WGにおいて複数の物理層が規定されているが,直交周波数分割多元(OFDM:Orthogonal
Frequency Division Multiplexing)や直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency
Division Multiplexing access)などの技術が主に使用される。
図1に,802.16d/eの無線通信システムのサービスイメージを示す。同図に示すように,1台の無線基地局(BS)1(以降,単に無線基地局BSと表記する。)に複数の無線端末(MS)2−1,2−2,2−3(以降,特定する場合を除き,単に無線端末MSと表記する。)が接続されるP-MP型接続を基本とする。
802.16d/eでは,無線基地局BSが,無線フレームにおける無線リソース (OFDM シンボル:Symbol,サブチャネル:Subchannel)の割当情報,及び使用する変調方式及び符号化方式とそのレートの組み合わせを含む情報であるバーストプロファイル(Burst
Profile)をDL(Downlink)-MAPメッセージと呼ばれるブロードキャスト情報を報知することで,配下の無線端末MSに通知する。また,無線端末MSから無線基地局BSへは,UP(Uplink)-MAPメッセージにより情報が送られる。
図2に,無線フレームの一例を示す。無線フレームは,無線基地局BSから無線端末MSに送信されるダウンリンク(Downlink:DL)サブフレームと無線端末MSから無線基地局BSに送信されるアップリンク(Uplink:UL)サブフレームから構成される。
なお,同図は,ダウンリンクDLとアップリンクULを時間多重する方式を表しているが,ダウンリンクDLとアップリンクULにそれぞれで異なる周波数帯を割り当てて用いる周波数多重も取り得る。
同図2に示すように,プレアンブル(Preamble)100と呼ばれる固定パターンの同期信号が無線フレームの先頭で無線基地局BSから送信される。無線端末MSは,プレアンブル100を利用して,無線基地局BSとの同期を確立する。
プレアンブル100に続くフレーム制御ヘッダ(FCH:Frame
Control Header)101は,後続するDL-MAPメッセージ102の送信に用いられる符号化方式やDL-MAPメッセージ102のサイズを表し,無線端末MSがDL-MAPメッセージ102を受信できるようにする。
DL-MAPメッセージ102およびUL-MAPメッセージ103は,それぞれ,ダウンリンクDLの無線リソース(シンボル:Symbol,サブチャネル:Subchannel,これらをバースト:Burstという)の割当と,使用するバーストプロファイル(Burst
Profile)を指定する。
図2に示す例では,DL-MAPメッセージ102はバースト#1(DL
Burst #1)からバースト#5(DL Burst #5)までの無線リソース割り当てをいずれの無線端末MSとの通信に用いるかを指定する。
一方,UL-MAPメッセージ103は,バースト#1(UL
Burst #1)からバースト#5(UL Burst#5)までの無線リソース割当をどの無線端末MSとの通信に用いるかに加え,全ての無線端末MSが共通に使用することのできるレンジング・サブチャネル(Ranging
Subchannel)104を指定する。
なお,DL-MAPメッセージ102は,DL-MAPメッセージ102が送信される無線フレーム内のバースト割当を指定するのに対し,UL-MAPメッセージ103はUL-MAPメッセージ103が送信される無線フレームの次(あるいは,より後)の無線フレームにおけるULサブフレームのバースト割当を指定する。
図3に示すテーブルは,DL-MAPメッセージ102に含まれるフィールドを示す。テーブルの最下欄のDL-MAP_IEにさまざまな情報が含まれ,例えば,ダウンリンクのバースト割当情報が含まれる。
図4に示すテーブルは,図3の最下欄のバーストプロファイルDL-MAP_IEの例を示す。同表中,ダウンリンク周期使用コード(DIUC :Downlink Interval Usage Code)200は,バーストプロファイルDL-MAP_IEで指定されるバーストの変調方式及び符号化方式(符号化レート含む)を表すコードである。
また,コネクションID(CID:Connection
ID)201は,バーストプロファイルDL-MAP_IEで指定されるバーストに含まれるパケットのコネクションの識別子であり,無線端末MSは,このパケットのコネクションの識別子であるコネクションID201を認識して,デコードするバーストを選択することができる。
さらに,図5に前記のバーストプロファイルDL-MAP_IEによりダウンリンクバーストを指定する概念を示す。
図4に示すシンボルオフセット(Symbol Offset)202と,サブチャネルオフセット(Subchannel
Offset)203でダウンリンクバーストの開始位置が指定される。さらに,サブチャネル数(Number of Subchannels)204でダウンリンクバーストの大きさが指定される。なお,図5はダウンリンクバースト#2(DL
burst #2)についての指定を示している。
図6は,UL-MAPメッセージ103に含まれるフィールドを示すテーブルである。同図中の最下欄のバーストプロファイルUL-MAP_IEにさまざまな情報が含まれ,例えば,無線基地局BSに向かうアップリンクのバースト割当情報が含まれる。
図7に示すテーブルに,バーストプロファイルUL-MAP
IEの例を示す。同図中,アップリンク周期使用コード(UIUC:Uplink Interval Usage Code)301は,バーストプロファイルUL-MAP
IEで指定されるバーストの変調方式及び符号化方式(符号化レート含む)を表すコードである。
また,コネクションID(CID)300は,バーストプロファイルUL-MAP
IEで指定固定されるバーストを割り当てた無線端末MSの識別のための識別子である。
無線端末MSの基礎コネクションID(basic
connection ID)が使われる。期間(Duration)302は,割り当てる無線リソース量を表す。割り当てる無線リソース(サブチャネル:Subchannel
及びシンボル:Symbol時間)は,UL-MAPメッセージ中のこのバーストプロファイルUL-MAP_IEの記載順序により相対的に指定される。
図8に,アップリンクバースト(Uplink Burst)の割り当ての例を示す。同図右側に示すように,スロット(Slot)は時間軸(Symbol方向)に順次割り当てられ,アップリンクゾーン(Uplink
Zone)の切れ目で次のサブチャネル(Subchannel)に移りながら,期間(Duration)302で指定されるスロット(Slot)数分のスロットがアップリンクバーストに割り当てられる。
次のアップリンクバーストは引き続き,次のスロット(Slot)から割り当てを受けることになる。したがって,アップリンクバーストの割り当ては,サブチャネル(Subchannel)数とシンボル(Symbol)数で四角形として表されるダウンリンクバーストとは異なり,
「欠け」のある形となり得る。
なお,図8では,サブチャネル(Subchannel)は,ローテーション(Rotation)前の論理的な番号を表す。また,同図では,パーミュテーション(Permutation)としてPUSCを想定し,1スロット(Slot)を1サブチャネル(Subchannel)×3シンボル(Symbols)として図示してある(図8,A参照)。
アップリンクゾーン(Uplink Zone)内でどのバースト(Burst)からスロット(Slot)を割り当てていくかは,UL-MAP
メッセージ103に含まれるバーストプロファイルUL-MAP-IEの順番で決まる。
図9は,図8に示すアップリンクゾーン(Uplink
Zone)内のアップリンクバースト割り当てをするUL-MAP メッセージ103の例を示したものである。
最上行のA(UL link Zone Switch
IE)は,当該アップリンクゾーンの始まりシンボルを指定する。最下行のB(UL link Zone Switch IE)は次のアップリンクゾーン(UL Zone)の始まりシンボルを指定する。これにより,前のゾーン(Zone)の終わりがわかる。
さらに,図9において,Cの領域では,リストアップされたバーストプロファイル(Burst Profile IE)の順番で,期間(Duration)で指定されたスロット数だけ,ゾーン内のスロットをアップリンクバーストに割り当てていく。領域Dは,サブチャネル(Subchannel)数×スロット数で指定されるCDMA帯域要求プロファイルである。該当のUL-MAPメッセージ103を参照する。
上述したように,無線基地局BSは,無線端末MSと通信するための無線リソースの割当情報等を含むDL-MAPメッセージ102を無線端末MSに送信する。このとき,前記MAPメッセージの情報は,無線基地局BSのサービスエリア内の全無線端末MSが受信できるように,パスロスや雑音にもっとも強いバーストプロファイル(Burst
Profile)を使って送信する。
しかしながら,パスロスや雑音にもっとも強いバーストプロファイルは無線リソースの使用効率が悪い。従って,本来,より効率の高いバーストプロファイルで通信可能な無線端末MSに対する情報も効率の悪いバーストプロファイルで送信されるため,無線リソースの使用効率が悪いという問題がある。
特許文献1では,かかる問題を解決するために,全無線端末に共通な情報は,効率の悪いバーストプロファイルで確実に送信する。そして,共通な情報の送信に用いるバーストプロファイルより効率の良いバーストプロファイルで通信できる無線端末宛の情報は,該当の無線端末MSが受信できるバーストプロファイルを用いて,情報を送れるようにしている。
かかる特許文献1では,具体的には,以下の技術的特徴を開示している。
第一に共通情報には,個別情報が送信されるバーストの情報(位置及びバーストプロファイル)が含まれる。
第二に個別情報は,無線端末MSとのユーザデータの通信に使われるバーストプロファイルより頑丈な(ローバスト:Robust)なバーストプロファイルとしても良い。
第3に共通情報は,システムがサポートするバーストプロファイルのうち,最もローバストなバーストプロファイル,或いは,接続する無線端末MSと通信するのに十分にローバストなバーストプロファイルを利用する。
第4に無線端末MSは,チャネル状態に応じてグループ化され,グループ毎の共通割当情報を利用することもできる。
図10に,特許文献1による割当情報の送信例を示す。同図では,共通情報を含むDL-MAP#1と,無線端末MSのチャネル状態(CINR等)に応じたバーストプロファイルで送信される。
このとき,個別情報の受信をより確実にするために,ユーザデータの通信に用いるバーストプロファイルよりも頑強(Robust)なバーストプロファイルを用いて,個別情報を送信することができる。
例えば,QPSK 1/2で送信されるDL-MAP#2(図10,B)には,QPSK
1/2,QPSK 3/4,16QAM 1/2でユーザデータの通信を行う無線端末MS宛の個別情報が含まれる。16QAM 1/2で送信されるDL-MAP#3(図10,C)には,16QAM
2/3, 16QAM 3/4, 64QAM 1/2でユーザデータの通信を行う無線端末MS宛の個別情報が含まれる。
また,共通情報を含むDL-MAP#1には,DL-MAP#2からDL-MAP#4までのBurst情報(位置及びBurst
Profile)の情報を含む(図10,A)。
IEEE Std 802.16TM-2004 IEEE Std 802.16eTM-2005 特表2007-511975号公報
上記の特許文献1に示されるような無線通信システムにおいては,IEEE802.16e準拠の無線端末,即ち効率の悪いバーストプロファイル(QPSK 1/2)を用いてMAP情報を受信することを想定している無線端末が共存することができないという問題がある。
すなわち,802.16eの次期バージョンとして検討が開始される802.16m準拠の無線端末MSとの共存ができないという問題が生じることになる。
また,上記特許文献1に開示されている方法では,「チャネル状態」のみで,無線端末MSに対する割当情報を送信するバーストプロファイルを決定している。しかし,チャネル状態だけをパラメータとして,バーストプロファイル毎に制御情報を分割して送ることは,複数の制御情報を送ることで,不使用スロット(Slot)の発生,ヘッダ+CRC(誤り訂正巡回符号)によるオーバーヘッドのために,実際に使用する無線リソース量がかえって,増加するという可能性がある。
なお,無線リソースはスロット“Slot”と呼ばれる単位で使用される。例えば,スロットは,28サブキャリア(Subcarrier)のうち,4サブキャリア(Subcarrier)
x 2OFDMAシンボル(Symbols)で定義され,QPSK 1/2の場合,24ビットの情報に対応する。
さらに,共通情報に全個別情報の位置およびバーストプロファイル情報が含まれるが,これは効率を悪化させる。
すなわち,無線端末MSは,自分宛の割当の有無を確認するために,個別情報を全て見る必要があるので,全ての個別情報の位置及びバーストプロファイルの情報を通知するのに,共通情報を用いる必然性はない。
したがって,本発明の目的は,従来規格の無線端末と新規規格の無線端末を混在させてサービスが提供できるようになるとともに,無線リソースの更なる有効利用を可能とする無線システムにおける制御情報送信及び受信方法と,これを用いる無線基地局及び無線端末を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明では,以下の基本的手順を採用する。
無線端末MSの登録情報(例えば,既存規格16e 又は新規規格16mの登録)から,共通情報と異なる符号化方式及び変調方式で,個別の制御情報の受信が可能か否かを判断する。
制御情報を送信するために所要無線リソース量を計算する。
所要無線リソース量が最小になる符号化方式及び変調方式を決定する。
さらに,個別情報を,当該個別情報を送信する無線リソースを要する符号化方式及び変調方式より低い効率の符号化方式及び変調方式で送信する個別情報に含める。
本発明の上記特徴により,従来規格の無線端末と新規規格の無線端末を混在させてサービスが提供できるようになるとともに,無線リソースの更なる有効利用が可能となる。
802.16d/eの無線通信システムのサービスイメージを示す図である。 無線フレームの一例を示す図である。 DL-MAPメッセージに含まれるフィールドを示す図である。。 図3の最下欄のバーストプロファイルDL-MAP_IEのバーストプロファイル(BurstProfile)の例を示す図である。 バーストプロファイルDL-MAP_IEによりダウンリンクバーストを指定する概念を示す図である。 UL-MAPメッセージに含まれるフィールドを示すテーブルを示す図である。 バーストプロファイルUL-MAPIEの例を示す図である。 アップリンクバースト(Uplink Burst)の割り当ての例を示す図である。 図8に示すUplink Zone内UL バースト割り当てをするUL-MAPメッセージの例を示す図である。 特許文献1による割当情報の送信例を示す図である。 本発明に従う無線基地局BSにおける割当メッセージの生成・送信フローチャートを示す図である。 無線チャネル状態情報であるチャネル間干渉雑音比CINRをサポートするバーストプロファイルの対応テーブルの例を示す図である。 割当メッセージ生成テーブルの例を示す図である。 割当メッセージの送信例を示す図である。 本発明に従う処理を実行する無線基地局BSのブロック構成例を示す図である。 無線端末管理テーブルの一例である。 本発明に従う従来規格の無線端末MSと新規規格の無線端末MSにおけるMAPメッセージの受信処理フローチャートを示す図である。 受信処理を行う無線端末MSの構成例ブロック図である。 無線リソースに割当てられるスロット(Slot)を説明する図である。 スロット当たりのデータ転送量を示す図である。 効率が向上する例を示す割当てメッセージの作成例である。 無線基地局BSにおける割当メッセージの生成・送信フローチャートを示す図である。 割当情報の送信時に用いることが可能な最高効率バーストプロファイルを示す図である。
以下に本発明に従う実施例を説明する。
[第一の実施の形態]16e無線端末と16m無線端末の共存(Downlink
Map):
無線基地局BSは,スケジューラに従って無線フレーム(例えば,5ms)毎に,どの無線端末MSにどれだけの無線リソースを割当てるかを決定し,その情報をDL-MAPメッセージ102/UL- MAPメッセージ103等に格納して送信する。
本実施の形態では,無線基地局BSから無線端末MS方向のダウンリンクについて説明するが,逆方向のアップリンクも同様の形態で実施が可能である。
図11に,本発明に従う無線基地局BSにおける割当メッセージの生成・送信フローチャートを示す。
無線基地局BSは,スケジューラに基づき無線リソースの割当タイミングになると,無線リソースの割当対象となる無線端末MSを選択する(ステップS1,Y)。このとき,例えば,無線端末の登録情報に基づき高優先度のトラフィックを有する無線端末MSが優先して選択される。
上記の無線端末の登録情報は,例えば,前記無線端末MSが無線基地局BSに接続するときに,該当の無線端末から無線基地局BSに通知して登録される。
そして,要求されるトラフィック量を基に選択された無線端末MSに対する所要バイト量を決定する(ステップS2)。
次に,選択された無線端末MSを,従来規格グループ(便宜上,第一の無線端末グループという)と新規規格グループ(便宜上,第二の無線端末グループという)に分類する(ステップS3)。
従来規格グループ即ち,第一の無線端末グループは,割当制御情報を一種類のバーストプロファイルでしか受信できない無線端末のグループを指す。すなわち,従来規格グループの無線端末MSは,共通情報の割当情報と個別の割当情報を異なるバーストプロファイルで受信することができない無線端末である。
一方,新規規格グループ即ち,第二の無線端末グループは,共通情報の割当情報と個別の割当情報を異なるバーストプロファイルで受信することができる無線端末MSを意味する。
無線端末MSを従来規格グループと新規規格グループにそれぞれ分類した後,更に,通信に用いるバーストプロファイル毎に更に細分化する(ステップS4)。
このとき,使用するバーストプロファイルは,無線基地局BSと無線端末MS間の無線チャネル状態に依存する。例えば,無線端末MSが測定し,無線基地局BSにフィードバックされた無線チャネル状態情報(例えば,キャリア間干渉雑音比CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)か,無線基地局BS自身が測定した無線チャネル状態情報を基に,無線基地局BSが各無線端末MSのバーストプロファイルを決定する。
図12に,無線チャネル状態情報であるキャリア間干渉雑音比CINRをサポートするバーストプロファイルの対応テーブルの例を示す。例えば,キャリア間干渉雑音比CINRがX3〜X4の範囲にある場合は,16QAM
1/2で通信可能ということになる。
図11に戻り,端末種別とバーストプロファイルの組み合わせで表される各サブグループに必要な所要バイト量を,サブグループに含まれる無線端末MSの所要バイト量の総和として求め,割当情報MAP-IEメッセージを生成する(ステップS5)。
割当情報には,無線リソースの情報(使用するシンボル:Symbol,
サブチャネル:Subchannel)と無線端末MSの識別子が含まれる。
無線リソース割当量は,所要バイト量と使用するバーストプロファイルによって決まる。例えば,100バイトのデータをQPSK 1/2と16QAM 1/2で送信することを考えた場合,16QAM 1/2はQPSK 1/2に比べ,2倍の効率であるので,使用する無線リソースは半分で済む。
つぎに,割当メッセージ生成テーブルに従って,無線リソースが割り当てられる無線端末MSの割当情報を含む割当メッセージ,即ち,DL-MAPメッセージ102をそれぞれ生成する(ステップS6)。
図13に,割当メッセージ生成テーブルの例を示す。同図のテーブルにおいて,DL-MAPメッセージ102(図13,A)は従来規格の無線端末MS及び新規規格の無線端末MSが受信可能なメッセージである。
そして,DL-MAPメッセージ102は,a.共通情報,b.従来規格の無線端末MSとの通信に用いられる無線リソースの割当て情報,c.本メッセージと同一のバーストプロファイルで通信する新規規格の無線端末MSとの通信に用いられる無線リソースの割当情報を含む。なお,後述する新規規格の無線端末MSに対する割当情報メッセージ(DL-MAPv2メッセージ)のうち,一部の割当情報メッセージ(DL-MAPv2メッセージ)の送信に用いられる無線リソースの割当情報を含むことができる。
また,d.新規規格の無線端末MSに対する割当情報メッセージ(DL-MAPv2メッセージ)も同様に,自身の送信に用いられるバーストプロファイルよりも効率の良いバーストプロファイルで送信される,別のDL-MAPv2メッセージの送信に用いられる無線リソースの割当情報を含むことができる。すなわち,図13のテーブルの例では,QPSK
1/2で送信されるDL-MAPメッセージ(A)が,16QAM 1/2で送信されるDL-MAPv2メッセージ#1(B)の無線リソース情報を含み,DL-MAPv2メッセージ#1(B)が64QAM
1/2で送信されるDL-MAPv2メッセージ#2(C)の無線リソース情報を含む例を示している。
このように,割当情報メッセージの送信無線リソース情報を,より効率の良いバーストプロファイルで送信することにより,無線リソースの有効利用を更に促進することができる(ステップS7:図11)。
さらに,図13において,DL-MAPv2メッセージ#1(B)およびDL-MAPv2メッセージ#2(C)は,それぞれ,新規規格の無線端末宛の無線リソースの割当情報を含むメッセージである。
例えば,DL-MAPv2メッセージ#1(B)は,通信に16QAM(様々な符号化方式及び符号化レートの組み合わせを含む)を利用する無線端末MSの無線リソースの割当情報を含むメッセージである。同様に,DL-MAPv2メッセージ#2(C)は,通信に64QAM(様々な符号化方式及び符号化レートの組み合わせを含む)を利用する無線端末の無線リソースの割当情報を含むメッセージである。
なお,図13のテーブルの例では,新規規格の無線端末MSに対する無線リソースの割当情報について,同じ変調方式を使う割当情報を1つのメッセージに格納して送信するとしている。しかし,異なる変調方式を使う割当情報を含めることもできる。
また,メッセージの送信に用いるバーストプロファイルは,同メッセージが含む割当情報のバーストプロファイルよりも頑丈(Robust)なバーストプロファイルとして,同メッセージが正常に受信される確率を向上させても良い。
例えば,16QAMとして指定される割当情報を含むメッセージをQPSK
3/4のバーストプロファイルで送信しても良い。
図14に,ダウンリンクサブフレームにおける割当メッセージの送信例を示す。同図中,フレーム制御ヘッダ(FCH:Frame Control Header)は,固定サイズでフレーム先頭に位置し,変調方式及び符号化方式も固定で決められている。
そのため,無線端末MSはプレアンブル同期することで,フレーム先頭を検知し,フレーム制御ヘッダ(FCH)を復調・復号して情報を取得することができる。フレーム制御ヘッダ(FCH)には,DL-MAPメッセージ102を送信するための無線リソースの情報(無線リソースとバーストプロファイル)が含まれる。
つぎに,上記した本発明に従う処理を実行する無線基地局BSのブロック構成例を図15により説明する。
図15において,無線基地局BSは,無線端末MSとの間で無線信号を送受信するためのアンテナ200を有する。デュプレクサ201は,アンテナ200を送受信系統で共用するためのものである。
受信系統として,デュプレクサ201の受信出力が入力される受信部210,受信信号を復調する復調部211,復調した受信信号を復号する復号化部212,復号データから制御データを抽出し,バーストプロファイル決定部203に与えるとともに,ユーザデータ等の他のデータをパケット再生部214に転送する制御データ抽出部213,制御データ抽出部から転送されたデータをパケット化してネットワーク(NW)インタフェース部204に引き渡すパケット再生部214を有する。
NWインタフェース部204は図示しないルーティング装置(複数の無線基地局と接続されており,パケットデータ等のデータの方路制御を行う装置)との間のインタフェース(ここではパケット通信を行うこととする)を形成するインタフェース部である。
一方,送信系統として,NWインタフェース部204から受信したパケットデータは,パケット識別部220に導かれる。
パケット識別部220は,NWインタフェース部204から受信したパケットデータをパケットバッファ部221に格納する。同時に,パケットデータに含まれるIPアドレスを識別し,IPアドレスデータに基づき宛先無線端末MSを特定(例えば,IPアドレスデータと無線端末MSのIDの対応を記憶しておき,対応する無線端末MSのIDを取得)する。
ついで,無線端末MSのIDに対応するQoS(Quality
of Service:同様にIDに対応させて記憶しておく)情報を取得し,MAP情報生成部222にID,QoS情報,データサイズを与えて帯域割り当て要求を行う。
MAP情報生成部222は,パケット識別部220から帯域割り当て要求を受けると,QOSに応じて,帯域を割当てる無線端末MSを選択し,送信可能なデータバイト数を決定する(ステップS2:図11)。
そして,選択された無線端末MSを従来規格または新規規格でグルーピングする(ステップS3:図11)。さらに,新規規格の無線端末MSについては,MAP情報生成部222内に保持する無線端末管理テーブルの情報を基に通信に用いるバーストプロファイルでサブグループ化する(ステップS4:図11)。
図16は,無線端末管理テーブルの一例である。新規規格の無線端末MS対応にバーストプロファイルが,対応づけられて保持される。
次に,端末種別及びバーストプロファイル毎に,データバイト数の総和から必要な無線リソースを算出し,送信領域及びバーストプロファイルを指定する割当情報(MAP-IE)を生成する(ステップS5:図11)。
そして,図14に示したように,割当メッセージ生成テーブルに従って,割当情報を含むMAPデータを生成するとともに,それに従った無線フレームを構成するように,PDU生成部223に指示する(ステップS6:図11)。
PDU生成部223は,同期信号(プリアンブル)を基準として形成される無線フレームの各領域にMAPデータ,送信データが格納されるようにPDUデータを生成し,符号化部224に送出する。
符号化部224,変調部225及び送信部226はそれぞれ,順にPDUデータを誤り訂正符号化等の符号化処理を施してから変調し,送信部226からアンテナ200を介して無線信号として送信する。
無線基地局BSは,制御部203を更に有し,制御部203にはバーストプロファイル決定部203Aが含まれる。また,制御部203は,記憶部203と接続されている。
記憶部202には,無線基地局BSが記憶すべき各種データが記憶される。例えば,無線端末毎に決定した能力情報などを記憶する。また,無線基地局BSのリソースの使用状況を管理記憶するために,この記憶部202を利用する。
制御部203は,無線端末MSからフィードバックされたキャリア対干渉雑音比(CINR)測定値から,バーストプロファイルテーブル(図12)を参照して,無線端末MSとの通信に用いるバーストプロファイルを決定し,MS管理テーブルで管理する。
図16にかかるMS管理テーブルの例を示す。無線端末MS対応に,バーストプロファイルが設定されている。
図17に,本発明に従う従来規格の無線端末MSと新規規格の無線端末MSにおけるMAPメッセージの受信処理フローをそれぞれ示す図である。
図17,(A)において,第一のグループの無線端末MSとして例えば,従来規格の無線端末MSにおけるMAPメッセージの受信処理フローを示す。従来規格の無線端末MSは,DL-MAPメッセージ102を受信すると(ステップS10,Y),同メッセージを解析する(ステップS11)。
このDL-MAPメッセージ102の解析により共通情報を受信し(ステップS12),更に,第一の無線端末グループは,自分宛の個別割当情報が含まれる場合(ステップS13,Y),同割当情報が指示するバーストプロファイル,無線リソースの無線信号を復調・復号して,自分宛のユーザデータを取得する(ステップS14)。
これに対し,図17,(B)において,第二のグループの無線端末MSとして例えば,新規規格の無線端末MSにおけるMAPメッセージの受信処理フローを示す。
第二の無線端末グループの無線端末MSは,図17,(A)の処理と同様に,DL-MAPメッセージ102を受信すると(ステップS10,Y),同メッセージを解析する(ステップS11)。このDL-MAPメッセージ102の解析により共通情報を受信し(ステップS12),更に,第二の無線端末グループは,自分宛の個別割当情報が含まれる場合(ステップS13,Y),同割当情報が指示するバーストプロファイル,無線リソースの無線信号を復調・復号して,自分宛のユーザデータを取得する(ステップS14)。
一方,ステップS13において,自分宛の個別割当情報が含まれていない場合(ステップS13,N),DL-MAPメッセージ102に新規規格の無線端末に対応するDL-MAPv2メッセージが含まれる無線リソースの割当情報の有無を確認する(ステップS15)。
DL-MAPv2メッセージが含まれる無線リソースの割当情報が含まれている場合,同割当情報が指示するバーストプロファイル,無線リソースの無線信号を復調・復号して,DL-MAPv2メッセージを取得する。
そして,DL-MAPv2メッセージを解析し(ステップS16),自分宛の個別割当情報が含まれる場合,同割当情報が指示するバーストプロファイル,無線リソースの無線信号を復調・復号して,自分宛のユーザデータを取得する。
DL-MAPメッセージ102に自分宛の個別割当情報が含まれない場合,同メッセージにDL-MAPv2メッセージが含まれる無線リソースの割当情報の有無を確認することを,自分宛の割当情報を取得するか,未解析のDL-MAPv2メッセージがなくなるまで繰り返す。
図18は,上記受信処理を行う無線端末MSの構成例ブロック図である。
無線端末MSは,無線基地局BSとの間で無線信号を送受信するためのアンテナ300,アンテナ300を送受信系で共用するためのデュプレクサ301を有する。
さらに,受信系として,受信部310,受信信号を復調する復調部311,復調した受信信号を復号する復号化部312,復号データから制御データを抽出する制御メッセージ抽出部313を有する。
制御メッセージ抽出部313は,抽出したMAPデータをMAP情報解析部304に与え,他の制御データは,制御部303へ引き渡すとともに,ユーザデータ等の他のデータをデータ処理部302に転送する(ステップS10,図17)。
MAP情報解析部304は,無線基地局BSから受信したMAPデータを解析し,解析結果を制御部303に与える(ステップS11,図17)。
すなわち,各種データの送受信タイミング,サブチャネル(Subchannel),バーストプロファイルを制御部303に通知する。このとき,新規規格の無線端末MSは,自分宛の無線リソース割当情報を見つけるか(ステップS13,Y,ステップS14,図17),又は,全てのMAPデータの解析を終了するまで,異なるバーストプロファイルで受信するMAPデータの復調・復号・解析を繰り返す(ステップS15,図17)。
データ処理部302は,受信データに含まれる各種データの表示処理,音声出力処理等を行う。また,データ処理部302は,通信先の装置に対して送信を希望するユーザデータをパケットバッファ部320に与える。
パケットバッファ部320は,データ処理部302からの送信データをMAPデータにより指定された送信タイミング,サブチャネル,バーストプロファイルで送信可能とすべく,格納したデータを符号化部321に出力する。
符号化部321及び変調部322は,パケットバッファ部320からの送信データをMAP情報で指定された送信タイミング,サブチャネル,バーストプロファイルで送信するように制御部303の制御の下,送信データについて符号化及び変調処理を実行し,アンテナ300を介して無線信号を送信する。
[第二の実施の形態]スロット数の考慮:
IEEE 802.16のOFDMAでは,無線リソースはスロット(Slot)と呼ばれる単位で割当てられる。
図19にスロットの例を示す。同図の例では,スロットは周波数方向fに24本のデータサブキャリア(更に4本のパイロットサブキャリア)と2つのOFDMAシンボル(OFDMA Symbol)で定義される。
したがって,1スロット当たりのデータ転送量は図20に示すようになる。
前述のように,無線リソースはスロット(Slot)単位に割当てられる。例えば,QPSK
1/2で送信されるDL-MAPメッセージ102が31バイト(Bytes)分である場合,図20に示すようにPSK 1/2の1スロット当たりのデータ量は6バイトであるから,無線リソースは6スロット分消費することになる。
しかし,6スロット目は1バイト分しか使用されず,5バイト分が使用されないことになる。
そこで,第二の実施例では,実際に使用されるスロット数に応じて,個別の無線端末に対する無線リソースの割当情報をどの割当メッセージに格納して転送するかを判断するステップを更に具備して,効率を高めることができる。
図21は,効率が向上する例を示す割当てメッセージの作成例である。同図のテーブルに示すように,無線端末種別及び新規規格の無線端末MSのバーストプロファイル毎に割当メッセージを生成した場合(図21,A),合計9スロットの無線リソースを消費することになる。
しかし,ここでは新規規格のバーストプロファイル=16QAM
1/2の割当情報をQPSK 1/2で送信する割当情報に含め,BP=64QAM 1/2及び3/4の割当情報をバーストプロファイル=16QAM 1/2の割当メッセージに含めることで,合計8スロットの無線リソースの消費量に削減することができるようになる(図21,B:最適化欄参照)。
なお,同図において,2つめの割当メッセージは,バーストプロファイルBP=16QAM 1/2を用いて送信することになっているが,含まれる割当情報の対象無線端末が16QAM 3/4なので,バーストプロファイル=16QAM
3/4を用いてメッセージを送信することもできる。
図22に第二の実施例に従う無線基地局BSにおける割当メッセージの生成・送信フローチャートを示す。
無線基地局BSは,スケジューラに従い無線リソースの割当タイミングになると(ステップS1,Y),無線リソースの割当対象となる無線端末MSを選択する。このとき,たとえば,高優先度のトラフィックを有する無線端末が優先して選択される。そして,要求されるトラフィック量を元に選択された無線端末に対する所要バイト量を決定する(ステップS2)。
次に,選択された無線端末を,従来規格グループと新規規格グループに分類する(ステップS3)。従来規格グループとは,先に説明したように,割当制御情報を一種類のバーストプロファイルでしか受信できない無線端末を指す。すなわち,共通情報の割当情報と個別の割当情報を異なるバーストプロファイルで受信することができない無線端末である。一方,新規規格グループとは,共通情報の割当情報と個別の割当情報を異なるバーストプロファイルで受信するができる無線端末を表す。
無線端末MSを従来/新規規格グループにそれぞれ分類した後,更に,通信に用いるバーストプロファイル毎に更に細分化する(ステップS4)。このとき,使用するバーストプロファイルは,無線基地局BSと無線端末MS間の無線チャネル状態に依存する。
たとえば,無線端末MSが測定し,無線基地局BSにフィードバックされた無線チャネル状態情報(例えば,キャリア対干渉雑音比CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)か,無線基地局BS自身が測定した無線チャネル状態情報を基に無線基地局BSが各無線端末MSのバーストプロファイルを決定する。
端末種別とバーストプロファイルの組み合わせで表される各サブグループの必要な所要バイト量を,サブグループに含まれる無線端末MSの所要バイト量の総和を求め,割当情報(MAP-IE)を生成する(ステップS5)。
割当情報には,無線リソースの情報(使用するシンボル:Symbol,サブチャネル:Subchannel)と無線端末MSの識別子が含まれる。
無線リソース割当量は,所要バイト量と使用するバーストプロファイルによって決まる。例えば,100バイトのデータをQPSK 1/2と16QAM 1/2で送信することを考えた場合,16QAM 1/2はQPSK 1/2に比べ,2倍の効率なので,使用する無線リソースは半分で済む。
次に,割当情報を割当メッセージ(DL-MAPメッセージ)に格納する。このとき,割当情報を送信する時に用いるバーストプロファイルの効率が低い割当情報からメッセージ化していく。
すなわち,割当て情報があれば(ステップS60,N),送信時の効率が低いQPSK 1/2で送信する割当情報を第一に割当メッセージに格納する。そして,この割当メッセージのサイズ(バイト数)をQPSK 1/2で送信するときに要するスロット数を算出する(ステップS61)。
最後のスロットに空き容量が存在すれば(ステップS62,Y),メッセージ化されていない割当情報のうち,送信時の最高効率バーストプロファイルの効率が最も小さい割当情報を空き領域に格納可能かを判断する(ステップS63)。
格納可能であれば(ステップS63,Y),メッセージに挿入し(ステップS64),空き容量がなくなるまで(ステップS62,N),同様の処理を繰り返す。
図23に,割当情報の送信時に用いることが可能な最高効率バーストプロファイルを示す。第一の無線端末グループの既存規格の無線端末宛の割当情報は,QPSK 1/2で送信しなければならない。
一方,第二の無線端末グループの新規規格の無線端末でバーストプロファイル(=16QAM 3/4)の割当情報は,QPSK 1/2,16QAM 1/2,16QAM 3/4のいずれかで送信することが可能である。もちろん,効率の低いバーストプロファイルを用いて送信するほど,無線チャネル状態の劣化に強く,メッセージが正常に受信される確率が高まる。
図22に戻り,すべての割当情報を割当メッセージに格納すると,それぞれの割当メッセージを所定のバーストプロファイルで送信する(ステップS7)。
なお,新規規格の無線端末に対する個別の割当情報を送信する無線リソースは,図19に示されるスロットの定義(データ(Data), パイロット サブキャリア(Pilot Subcarrier)数,シンボル数)とは異なるスロットを割当単位としてもよい。
上記したように,本発明により,従来規格に対応する第一のグループの無線端末と,新規規格である第二のグループの無線端末を混在して無線リソースの割当てが可能であり,且つ無線リソースの有効な利用を可能とする。よって,本発明の産業上寄与するところ大である。

Claims (11)

  1. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を前記無線基地局から前記無線端末に送信する方法であって,
    前記複数の無線端末の登録情報に基づいて,前記複数の無線端末を第一の無線端末グループと第二の無線端末グループに分類するステップと,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報とそれぞれの無線端末に固有の第二の制御情報をそれぞれ生成するステップと,
    前記第一の制御情報と,前記第一の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報を同一の変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信するステップと,
    前記第二の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報を前記無線基地局と前記無線端末間の無線チャネル状態に応じた変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信するステップと
    を有することを特徴とする制御情報の送信方法。
  2. 請求項1において,
    前記無線端末の登録情報は,前記無線端末が前記無線基地局に接続するときに,該当無線端末から通知することを特徴とする制御情報の送信方法。
  3. 請求項1において,
    前記第一の制御情報と前記第一の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報は,前記無線基地局が送信可能な最も効率の悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信することを特徴とする制御情報の送信方法。
  4. 請求項1において,
    前記第一の制御情報と前記第一の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報は,前記無線端末固有の第二の制御情報を受信すべき無線端末のすべてが受信可能な変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信することを特徴とする制御情報の送信方法。
  5. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を前記無線基地局から前記無線端末に送信する方法であって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報と各無線端末固有の第二の制御情報をそれぞれ生成するステップと,
    前記第一の制御情報及び前記第二の制御情報を受信すべき無線端末が受信可能な変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信するときの所要無線リソース量を算出するステップと,
    前記所要無線リソース量に応じて,前記第二の制御情報を送信するときに用いる変調方式及び符号化方式の組み合わせを決定するステップと,
    前記第一の制御情報と前記第二の制御情報を決定された変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信するステップと,
    を有することを特徴とする制御情報の送信方法。
  6. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を前記無線基地局から前記無線端末に送信する方法であって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報と各無線端末固有の第二の制御情報をそれぞれ生成するステップと,
    前記第一の制御情報及び前記第二の制御情報を受信すべき無線端末が受信可能な変調方式及び符号化方式の組み合わせを決定するステップと,
    前記第一の制御情報と前記第二の制御情報を決定された変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信するステップと,
    前記第二の制御情報が送信される無線リソースまたは変調方式及び符号化方式の組み合わせの指定情報を,前記指定情報に含まれる変調方式及び符号化方式の組み合わせより効率が悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信される,別の前記第二の制御情報のうち,もっとも効率の悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせ以外の変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信するステップと,
    を有することを特徴とする制御情報の送信方法。
  7. 無線基地局と複数の無線端末トを備えたからなる無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を前記無線基地局から前記無線端末が受信する方法であって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報または各無線端末固有の第二の制御情報を受信するステップと,
    前記第二の制御情報が送信されている無線リソースまたは変調方式及び符号化方式の組み合わせの指定情報を,前記指定情報に含まれる変調方式及び符号化方式の組み合わせより効率が悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信される,別の前記第二の制御情報のうち,もっとも効率の悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせ以外の変調方式及び符号化方式の組み合わせで受信するステップと,
    を有することを特徴とする制御情報の受信方法。
  8. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を無線基地局から無線端末に送信する無線システムであって,
    前記複数の無線端末の登録情報に基づいて,前記無線端末を第一の無線端末グループと第二の無線端末グループに分類する分類部と,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報と各無線端末固有の第二の制御情報をそれぞれ生成する制御情報生成部と,
    前記第一の制御情報と前記第一の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報を同一の変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信し,前記第二の無線端末グループに属する無線端末宛の前記第二の制御情報を前記無線基地局と前記無線端末間の無線チャネル状態に応じた変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信する送信部と
    を有することを特徴とする無線基地局。
  9. 無線基地局と複数の無線端末トを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を無線基地局から無線端末に送信する無線システムであって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報と各無線端末固有の第二の制御情報をそれぞれ生成する制御情報生成部と,
    前記第一の制御情報および前記第二の制御情報を受信すべき無線端末が受信可能な変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信するときの所要無線リソース量を算出するリソース量算出部と,
    前記所要無線リソース量に応じて,前記第二の制御情報を送信するときに用いる変調方式及び符号化方式の組み合わせを決定する決定部と,
    前記第一の制御情報と前記第二の制御情報を決定された変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信する送信部と,
    を有することを特徴とする無線基地局。
  10. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を無線基地局から無線端末に送信する無線システムであって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報と各無線端末固有の第二の制御情報をそれぞれ生成する制御情報生成部と,
    前記第一の制御情報および前記第二の制御情報を受信すべき無線端末が受信可能な変調方式及び符号化方式の組み合わせを決定する決定部と,
    前記第一の制御情報と前記第二の制御情報を決定された変調方式及び符号化方式の組み合わせを用いて送信し,
    前記第二の制御情報が送信される無線リソースまたは変調方式及び符号化方式の組み合わせの指定情報を,指定情報に含まれる変調方式及び符号化方式の組み合わせより効率が悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信される,別の前記第二の制御情報のうち,もっとも効率の悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせ以外の変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信する送信部と,
    を有することを特徴とする無線基地局。
  11. 無線基地局と複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおいて,前記無線基地局と前記無線端末が通信するときに用いる無線リソースと,変調方式及び符号化方式の組み合わせを含む制御情報を前記無線基地局から前記無線端末が受信する無線システムであって,
    前記複数の無線端末に共通な第一の制御情報または各無線端末固有の第二の制御情報を受信し,
    前記第二の制御情報が送信されている無線リソースまたは変調方式及び符号化方式の組み合わせの指定情報を,指定情報に含まれる変調方式及び符号化方式の組み合わせより効率が悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせで送信される,別の前記第二の制御情報のうち,もっとも効率の悪い変調方式及び符号化方式の組み合わせ以外の変調方式及び符号化方式の組み合わせで受信する受信部と,
    を有することを特徴とする無線端末。
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