JPWO2008146546A1 - 鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置 - Google Patents

鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置 Download PDF

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Abstract

同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、マスター鍵、属性値番号、ユーザ番号及び乱数が入力され、属性値番号によって示される属性値とマスター鍵の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成し、ユーザ番号及び乱数を用いてユーザ固有の乱数を生成し、該ユーザ固有の乱数と公開鍵とからユーザ固有の秘密を生成し、ユーザ固有の秘密に、属性値秘密をべき乗してユーザ固有の属性値秘密鍵を生成する。

Description

本発明は、複数の属性値が存在し、その一部の各属性に対応する秘密鍵を与えられた受信者が存在し、属性の集合を指定して生成された暗号文が与えられたとき、この暗号文を生成するときに指定した属性のうちの一定の個数以上の属性値それぞれ対応する秘密鍵を所持している受信者がこの暗号文を復号できる暗号化技術に関し、特に、暗号文生成において、追加的に受信者の集合を指定し、この暗号文を復号できるものが秘密鍵を持ち、かつこの受信者集合に属するものに限られる暗号化技術に関する。
従来の匿名性のあるファジーな識別子に基づく暗号方式として、”Amit Sahai, Brent Waters: Fuzzy Identity-Based Encryption. Advances in CryptoloGy - EUROCRYPT 2005, 24th Annual International Conference on the Theory and Applications of CryptoGraphic Techniques, Aarhus, Denmark, May 22-26, 2005, ProceedinGs. Lecture Notes in Computer Science 3494, pp.457-473, SprinGer 2005, ISBN 3-540-25910-4”に開示された方式がある。
以下に、上記文献に開示された方式について説明する。本方式では、鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置を用いる。
まず、記法を示す。pを素数、GとGTを位数qの巡回群、eをG掛けるGからGTへの非縮退な双線形写像であるとする。ここで双線形であるとは、すべてのα,β∈Z/qZ及びg∈Gに対して、
e(gα,gβ)=e(g,g)αβ
が成り立つことである。また、非縮退であるとは、gがGの生成元であるとき、e(g,g)が、GTの生成元となるということである。また、a^bとabは同じ意味とする。
また、Nを集合{1,・・・,n+1}とする。S⊂Nとする。
Δ(i,S,x)をΠsub>j∈S,j≠i<.sub>(x−j)/(x−i)とする。
T(x)=g^(x^n)Πi=1 n+1t[i]Δ(I,N,x)とする。
図1は、鍵生成装置の一例を示す図である。
本例における鍵生成装置は図1に示すように、入力部410と計算部420と出力部430とから構成され、計算部420は、多項式生成部421とユーザ毎属性秘密鍵生成部522とを有している。
上記のように構成された鍵生成装置400においては、公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])と、マスター鍵402(y)とが入力部410を介して入力される。なお、yはZ/qZの要素であり、また、g[1]=gyで、g[2]及びi=1,・・・,mに関するg[i]はGから無作為に選ばれた要素であるとする。
鍵生成装置400にはさらに、乱数401とユーザ識別子集合401(ω)が入力部410を介して入力される。
多項式生成部521において、入力部410を介して入力されたマスター鍵402、公開鍵403及び乱数404を用いて、無作為にf(0)=yなるd−1次多項式q(x)をランダムに選ぶ。そして、ユーザ毎属性秘密鍵生成部522において、i∈ωに関して無作為にr[i]∈Z/qZを選び、
D[i]=g[2]f(i)T(i)r[i],d[i]=gr[i]
を生成する。
そして、i∈ωに関するD[i],d[i]を属性値秘密鍵407として、出力部430を介して出力する。
図2は、暗号化装置の一例を示す図である。
本例における暗号化装置は図2に示すように、入力部510と計算部520と出力部530とから構成され、計算部520は、主暗号文生成部521と分散暗号文生成部522とを有している。
上記のように構成された暗号化装置500においては、図1に示した鍵生成装置400に入力された公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])と、メッセージ501(M)、乱数202及び属性値集合503(ω’)とが入力部510を介して入力される。
計算部520においては、乱数502を用いてZ/qZの要素であるsを生成し、暗号文504(ciph(ω’,M))を以下のように生成し、出力する。
主暗号文生成部521においては、入力部510を介して入力された公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])と、メッセージ501(M)と、乱数202とから主暗号文505(E’=Me(g[1],g[2])s,E''=gsを生成する。また、分散暗号文生成部522においては、入力部510を介して入力された公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])と、乱数202と、属性値集合503(ω’)とから分散暗号文506{E[i]=T(i)s}i∈ω'。ciph(ω’,M)=(ω',E',E'',{E[i]}i∈ω')を生成する。
そして、主暗号文生成部521にて生成された主暗号文505(E’=Me(g[1],g[2])s,E''=gsと、分散暗号文生成部522にて生成された分散暗号文506{E[i]=T(i)s}i∈ω'。ciph(ω’,M)=(ω',E',E'',{E[i]}i∈ω')とが出力部530を介して出力される。この際、入力部510を介して入力された属性値集合503(ω’)も出力部530を介して出力される。
図3は、復号装置の一例を示す図である。
本例における復号装置は図3に示すように、入力部610と計算部620と出力部630とから構成され、計算部620は、暗号文分散復号部621と分散誤差修正データ生成部622と統合部625とを有している。
上記のように構成された復号装置600においては、図1に示した鍵生成装置400に入力された公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])と、図1に示した鍵生成装置400にて生成された属性値秘密鍵407(D[i],d[i])j ∈ ωと、図2に示した暗号化装置500にて生成された暗号文504ciph(ω',M)とが入力部610を介して入力される。なお、S=ω'∩ωとする。但し、|S|≧dとする。
そして、図2に示した暗号化装置500に入力されたメッセージ501(M)を次のように復元して出力する。
まず、暗号文分散復号部621において、入力部610を介して入力された暗号文504ciph(ω',M)のうちの主暗号分505と、属性値秘密鍵407(D[i],d[i])j ∈ ωとを用いて分散誤差付復号文集合623{e(D[i],E'')}i ∈Sを生成する。
また、分散誤差修正データ生成部622において、入力部610を介して入力された暗号文504ciph(ω',M)のうちの分散暗号分506及び属性値集合507と、属性値秘密鍵407(D[i],d[i])j ∈ ωと、公開鍵403(n,d,q,G,GT,e,g[1],g[2],t[1],・・・,t[n+1])とを用いて、分散誤差修正データ624{e(d[i],E[i])}i ∈Sを生成する。
その後、統合部625において、暗号文分散復号部621にて生成された分散誤差付復号文集合623{e(D[i],E'')}i ∈Sと、分散誤差修正データ生成部622にて生成された分散誤差修正データ624{e(d[i],E[i])}i ∈Sとからメッセージ501を復元し、出力部630を介してM=E'Πi∈S(e(d[i],E[i])/e(D[i],E''))Δ(i、S、0)として出力する。
しかしながら、上述した従来の技術においては、暗号文が属性値の集合の大きさ(n)に比例するため、本方式を生体認証に用いた場合、生体情報を表す特徴点の個数に比例することとなり、非常に長いデータとなってしまうという問題点がある。
本発明は、属性値の集合の大きさに比例せず、許容する属性値集合の誤差の大きさに比例する、鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、マスター鍵、属性値番号、ユーザ番号及び乱数が入力され、属性値秘密鍵を生成して出力する鍵生成装置であって、
前記属性値番号によって示される属性値と前記マスター鍵の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成する属性値秘密部と、
前記ユーザ番号及び乱数を用いてユーザ固有の乱数を生成し、該ユーザ固有の乱数と前記公開鍵とからユーザ固有の秘密を生成するユーザ秘密部と、
前記ユーザ秘密部にて生成されたユーザ固有の秘密に、前記属性値秘密部にて生成された属性値秘密をべき乗してユーザ固有の属性値秘密鍵を生成するユーザ毎属性秘密鍵生成部とを有する。
また、同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する二つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、属性値集合、閾値及び乱数が入力され、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、共有鍵とを出力する暗号化装置であって、
前記乱数からランダム要素を生成するランダム要素生成部と、
前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵とから前記共有鍵を生成する共有鍵生成部と、
前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記属性値集合とから前記主暗号文を生成する主暗号文生成部と、
前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記閾値と前記誤差修正データを生成する誤差修正データ生成部とを有する。
また、同じ位数の群G、GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、公開鍵と、属性値秘密鍵集合とが入力され、共有鍵を出力する復号装置であって、
前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致するものを選択し、選択した属性値集合の要素から部分復号鍵を生成する部分復号鍵生成部と、
前記部分復号鍵生成部にて生成された部分復号鍵と前記主暗号文とから誤差付共通鍵を生成する暗号文部分復号部と、
前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記属性値秘密鍵集合が前記属性値集合全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである誤差修正鍵を生成する誤差修正鍵生成部と、
前記暗号文部分復号部にて生成された誤差付共有鍵と前記誤差修正鍵生成部にて生成された誤差修正鍵とから前記共有鍵を生成する誤差修正部とを有する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、属性値の集合を指定して生成された暗号文を復号できるものは、指定された記集合の中の属性値と一致する、閾値以上の個数の属性値に対して秘密鍵を受け取ったユーザのみとなり、その数は、属性値の集合の大きさに比例せず、許容する属性値集合の誤差の大きさに比例したものとなる。
鍵生成装置の一例を示す図である。 暗号化装置の一例を示す図である。 復号装置の一例を示す図である。 本発明の鍵生成装置の実施の一形態を示す図である。 本発明の暗号化装置の実施の一形態を示す図である。 本発明の復号装置の実施の一形態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態にて使用される記法]
pを素数、GとGTを位数qの巡回群、eをG掛けるGからGTへの非縮退な双線形写像であるとする。ここで双線形であるとは、すべてのα,β∈Z/qZ及びg∈Gに対して、
e(gα,gβ)=e(g,g)αβ
が成り立つことである。また、非縮退であるとは、gがGの生成元となるということである。また、a^bとabは同じ意味とする。
[鍵生成装置]
図4は、本発明の鍵生成装置の実施の一形態を示す図である。
本形態における鍵生成装置は図4に示すように、入力部110と計算部120と出力部130とから構成され、計算部120は、属性値秘密部121とユーザ秘密部122とユーザ毎属性秘密鍵生成部123とを有している。
入力部110は、属性値番号101、マスター鍵102、ユーザ番号103、公開鍵104及び乱数105が入力される。
計算部120は、同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段であって、入力部110を介して入力された属性値番号101、マスター鍵102、ユーザ番号103、公開鍵104及び乱数105を用いて属性値秘密鍵106を生成する。
出力部130は、計算部120にて生成された属性値秘密鍵106を出力する。
属性値秘密部121は、入力部110を介して入力された属性値番号101とマスター鍵102の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成する。
ユーザ秘密部122は、入力部110を介して入力されたユーザ番号103及び乱数105を用いてユーザ固有の乱数を生成し、このユーザ固有の乱数と入力部110を介して入力された公開鍵104からユーザ固有の秘密を生成する。
ユーザ毎属性秘密鍵生成部123は、ユーザ秘密部122にて生成されたユーザ固有の秘密に、属性値秘密部121にて生成された属性値秘密をべき乗してユーザ固有の、属性値秘密鍵106を生成する。
以下に、上記のように構成された鍵生成装置100の動作について説明する。
鍵生成装置100には、公開鍵104(m,q,G,GT,e,g,y,g[1],・・・,g[m])と、マスター鍵102(ω,χ,δ)とが入力部110を介して入力される。ここで、mは属性値集合の最大要素数とする。また、ω,χ,δはZ/qZの元とし、gはGの生成元とする。また、i=1,・・・,mに関してg[i]=gχ^iとする。また、y=gω,G=e(g,gδ)とする。
鍵生成装置100にはさらに、乱数105とユーザ番号103(i)と属性値番号101(j)とが入力部110を介して入力される。なお、属性値番号101(j)から、θ[j]∈Z/qZが一意的に決定されるとする。この対応関係は、ハッシュ関数で与えても良いし、あらかじめ決めておいても良い。
鍵生成装置100は、入力部110を介して入力された乱数105よりZ/qZの要素である乱数要素φ[i]を生成し、ユーザiの識別子jに対応する属性値秘密鍵106(skey(i,j))を以下のように生成し、出力する。
ユーザ秘密部122において、入力部110を介して入力されたユーザ番号103及び乱数105を用いてユーザ固有の乱数を生成し、このユーザ固有の乱数と入力部110を介して入力された公開鍵104からユーザ固有の秘密(gφ[i],g(ωφ[i]-δ))を生成する。このように、公開鍵104の1つの要素に、生成したユーザ固有の乱数をべき乗した要素と、公開鍵104の他の要素に、生成したユーザ固有の乱数の一次関数の出力をべき乗した要素とからなるユーザ固有の秘密を生成する。
また、属性値秘密部121において、入力部110を介して入力された属性値番号101とマスター鍵102の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密1/(χ+θ[j])を生成する。
その後、ユーザ毎属性秘密鍵生成部123において、ユーザ秘密部122にて生成されたユーザ固有の秘密(gφ[i],g(ωφ[i]-δ))に、属性値秘密部121にて生成された属性値秘密1/(χ+θ[j])をべき乗し、
skey(i,j)g=(di,di、j
=(gφ[i],g(ωφ[i]-δ)/(χ+θ[j])
を生成し、ユーザ固有の、属性値秘密鍵106として出力部130を介して出力する。
[暗号化装置]
図5は、本発明の暗号化装置の実施の一形態を示す図である。
本形態における暗号化装置は図5に示すように、入力部210と計算部220と出力部230とから構成され、計算部220は、ランダム要素生成部221と共有鍵生成部222と主暗号文生成部223と誤差修正データ生成部224とを有している。
入力部210は、公開鍵104、乱数201、属性値集合203及び閾値204が入力される。
計算部220は、同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段であって、入力部210を介して入力された公開鍵104、乱数201、属性値集合203及び閾値204を用いて、共有鍵205、並びに主暗号文207、誤差修正データ208及び属性値集合209からなる共有鍵の暗号文206を生成する。
出力部230は、計算部220にて生成された共有鍵205及び共有鍵の暗号文206を出力する。
ランダム要素生成部221は、入力部210を介して入力された乱数201からランダム要素225を生成する。
共有鍵生成部222は、入力部210を介して入力された公開鍵104と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115とから共有鍵205を生成する。
主暗号文生成部223は、入力部210を介して入力された公開鍵104及び属性値集合203と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115とから、共有かぎの暗号文206を構成する主暗号文206を生成する。
誤差修正データ生成部224は、入力部210を介して入力された公開鍵104及び閾値204と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115とから、共有かぎの暗号文206を構成する誤差修正データ208を生成する。
以下に、上記のように構成された暗号化装置200の動作について説明する。
暗号化装置200には、図4に示した鍵生成装置100に入力された公開鍵104(m,q,G,GT,e,g,y,g[1],・・・,g[m])、並びに乱数201、属性値集合203(S(⊂自然数の集合))及び閾値204(t)が入力部210を介して入力される。ここで、Sの大きさをmとし、閾値tはmと等しいかmよりも小さいものとする。
暗号化装置200は、入力部210を介して入力された乱数201よりZ/qZの要素であるランダム要素225(ρ)を生成し、共通鍵205(key)及び共通鍵の暗号文206(ciph(S))を以下のように生成し、出力する。
ランダム要素生成部221において、入力部210を介して入力された乱数201からZ/qZの要素であるランダム要素225(ρ)を生成する。
次に、共有鍵生成部222において、入力部210を介して入力された公開鍵104と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115とから共有鍵205(key=Gρ)を生成する。
また、主暗号文生成部223において、入力部210を介して入力された公開鍵104及び属性値集合203と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115とから、共有かぎの暗号文206を構成する主暗号文206(c=g^(ρΠj∈S(χ+θ[j]))を生成する。このように、属性値集合203の要素から積と和を用いて生成できるデータの集合の各要素を、それぞれ異なる公開鍵104の要素の1つにべき乗し、これらの積を取ることで、マスター鍵の1つの要素と属性値集合203の1つの要素との和を、それぞれの属性値集合203の各要素に対して生成し、これら全てとランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素115の積をとったものを、公開鍵104のある要素に乗じた値として生成する。
また、誤差修正データ生成部224において、入力部210を介して入力された公開鍵104及び閾値204と、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素215とから、共有かぎの暗号文206を構成する誤差修正データ208((c[i])i=0,・・・,m-t=(y^(ρχii=0,・・・,m-t,(d[i])i=1,・・・,m-t=(g^(ρχii=0,・・・,m-t)を生成する。このように、誤差修正データ生成部224は、属性値集合203の要素の数から閾値を引いたものの、すなわち誤差に比例する数の要素を誤差修正データ208として生成するもので、この誤差修正データ208の各要素は、公開鍵104のある要素に、ランダム要素生成部221にて生成されたランダム要素215をべき乗したものである。
なお、g^(ρΠj∈S(χ+θ[j])は以下のようにして計算する。
j=0,・・・,mに関して、a[j]をa[j]=(1/j!)(∂j/∂χj)(Πj∈S(χ+θ[j]))|χ=0とする。
すると、
g^(ρΠj∈S(χ+θ[j])=Πj=0 mg[j]ρa[j]
と計算できる。
その後、共通鍵の暗号文206(ciph(S)=(S,t,c,(c[i])i=0,・・・,m-t,(d[i])i=1,・・・,m-t)を出力部230を介して出力する。
[復号装置]
図6は、本発明の復号装置の実施の一形態を示す図である。
本形態における復号装置は図6に示すように、入力部310と計算部320と出力部330とから構成され、計算部320は、部分復号鍵生成部321と暗号文部分復号部323と誤差修正鍵生成部325と誤差修正部327とを有している。
入力部310は、属性値秘密鍵集合106、共有鍵の暗号文206及び公開鍵104が入力される。
計算部320は、同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段であって、入力部310を介して入力された属性値秘密鍵集合106、共有鍵の暗号文206及び公開鍵104を用いて共有鍵205を生成する。
出力部330は、計算部320にて生成された共有鍵205を出力する。
部分復号鍵生成部321は、入力部310を介して入力された属性値秘密鍵集合の要素の中から、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる属性値集合209の要素の1つに一致するものを選び、これらから部分復号鍵322を生成する。
暗号文部分復号部323は、部分復号鍵生成部321にて生成された部分復号鍵322と、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる主暗号文207とから誤差付共有鍵324を生成する。
誤差修正鍵生成部325は、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる誤差修正データ208及び属性値集合209と、入力部310を介して入力された公開鍵104とを用いて、属性値秘密鍵集合106が属性値集合509の全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである、誤差修正鍵326を生成する。
誤差修正部327は、暗号文部分復号部323にて生成された誤差付共有鍵324と、誤差修正鍵生成部325にて生成された誤差修正鍵326とから共有鍵205を生成する。
以下に、上記のように構成された復号装置300の動作について説明する。
復号装置300には、図4に示した鍵生成装置100及び図5に示した暗号化装置200に入力された公開鍵104(m,q,G,GT,e,g,y,g[1],・・・,g[m])と、図5に示した暗号化装置200にて生成された共有鍵の暗号文206(ciph(S))と、図4に示した鍵生成装置100にて生成された属性値秘密鍵集合106{skey(i,j)}j ∈ S[i]が入力される。ただし、属性値集合209(S[i])はSの部分集合で、j∈S[i]なるskey(i,j)をユーザiは所持しているものとする。また、S[i]の要素の数を閾値tとする(t以上であれば良いが、ここではtを選ぶ)。
復号装置300は、共有鍵205(key)を以下のように復元して出力する。
部分復号鍵生成部321において、入力部310を介して入力された属性値秘密鍵集合の要素の中から、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる属性値集合209の要素の1つに一致するものを選び、これらから部分復号鍵322(d[S[i]]=g^((ωφ[i]−δ)/Πj∈S[i](χ+θ[j])))を生成する。このように、属性値秘密鍵集合の要素の中から、共有鍵の暗号文206に含まれる属性値集合209の要素の1つに一致する属性値秘密鍵を閾値以上の個数だけ選び、これらの要素に属性値から決まる定数をべき乗した上で、これらの積をとることで部分復号鍵322を生成する。
次に、暗号文部分復号部323において、部分復号鍵生成部321にて生成された部分復号鍵322と、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる主暗号文207とから誤差付共有鍵324(key'=e(di,y[S[i]])/e(c,d[S[i]]))を生成する。
また、誤差修正鍵生成部325において、入力部310を介して入力された共有鍵の暗号文206に含まれる誤差修正データ208及び属性値集合209と、入力部310を介して入力された公開鍵104とを用いて、属性値秘密鍵集合106が属性値集合509の全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである、誤差修正鍵326(y[S[i]],G[S[i]])=(y^(ρΠj∈S\S[i](χ+θ[j])、G^((ρΠj∈S\S[i](χ+θ[j])−ρΠj∈S[i]θ[j]))を生成する。このように、誤差修正データ208と属性値集合209とから、共有鍵の暗号文206に含まれる属性値集合209の要素で、対応する属性値秘密鍵がないものを全て選び、これらの要素に属性値から決まる定数をそれぞれ誤差修正データのべき乗した上で、これらの積をとることで誤差修正鍵326を生成する。
その後、誤差修正部327において、暗号文部分復号部323にて生成された誤差付共有鍵324と、誤差修正鍵生成部325にて生成された誤差修正鍵326とから共有鍵205(key)=(key'/G[S[i]])^(1/Πj ∈ S\S[i])を生成することによって復号し、出力部330から出力する。
なお、本発明においては、鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置に読み込ませ、実行するものであっても良い。鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、制御ブロックにて読み込まれ、制御ブロックの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
産業上の利用分野
本発明における鍵生成装置、暗号化装置及び復号装置は、生体認証に応用することができる。特定の生体データを持つ利用者が、自分の生体データに合わせた秘密鍵を受け取っておく。これは、生体を使って自己を証明するので、本人認証が確実である。また、本人は自身の公開鍵を簡単に持ち運び、他人に示すことができる。暗号文の送信者はこの様にして手にいれた公開鍵に対して暗号文を生成して送ることができる。ここで、問題になるのは、この公開鍵と、本人が認証されて受け取った秘密鍵とでは、元となった生体データが必ずしも完全に一致しないことである。これらが完全に一致することが暗号文を復号するための条件であれば、この生体データを使った公開鍵暗号はほとんど旨く働かない。しかし、本発明を用いれば、これらがおよそ一致することしか求めないため、公開鍵暗号方式として動作しうる。
以上、実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2007年5月25日に出願された日本出願特願2007−138939を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (18)

  1. 同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、マスター鍵、属性値番号、ユーザ番号及び乱数が入力され、属性値秘密鍵を生成して出力する鍵生成装置であって、
    前記属性値番号によって示される属性値と前記マスター鍵の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成する属性値秘密部と、
    前記ユーザ番号及び乱数を用いてユーザ固有の乱数を生成し、該ユーザ固有の乱数と前記公開鍵とからユーザ固有の秘密を生成するユーザ秘密部と、
    前記ユーザ秘密部にて生成されたユーザ固有の秘密に、前記属性値秘密部にて生成された属性値秘密をべき乗してユーザ固有の属性値秘密鍵を生成するユーザ毎属性秘密鍵生成部とを有する鍵生成装置。
  2. 請求項1に記載の鍵生成装置において、
    前記ユーザ秘密部は、前記公開鍵の1つの要素に前記ユーザ固有の乱数をべき乗した要素と、前記公開鍵の他の要素に前記ユーザ固有の乱数の一次関数の出力をべき乗した要素とからなるユーザ固有の秘密を生成することを特徴とする鍵生成装置。
  3. 同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する二つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、属性値集合、閾値及び乱数が入力され、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、共有鍵とを出力する暗号化装置であって、
    前記乱数からランダム要素を生成するランダム要素生成部と、
    前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵とから前記共有鍵を生成する共有鍵生成部と、
    前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記属性値集合とから前記主暗号文を生成する主暗号文生成部と、
    前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記閾値と前記誤差修正データを生成する誤差修正データ生成部とを有する暗号化装置。
  4. 請求項3に記載の暗号化装置において、
    前記主暗号文生成部は、前記属性値集合の要素から積と和を用いて生成できるデータの集合の各要素を、それぞれ異なる公開鍵の要素の1つにべき乗し、これらの積を取ることで、マスター鍵の1つの要素と前記属性値集合の1つの要素との和を、それぞれの属性値集合の各要素に対して生成し、これら全てと前記ランダム要素生成部にて生成されたランダム要素の積をとったものを、前記公開鍵の所定の要素に乗じた値として生成し、
    前記誤差修正データ生成部は、前記属性値集合の要素の数から閾値を引いた数の要素を前記誤差修正データとして生成し、前記誤差修正データの各要素は、前記公開鍵の所定の要素に前記ランダム要素をべき乗したものであることを特徴とする暗号化装置。
  5. 同じ位数の群G、GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、公開鍵と、属性値秘密鍵集合とが入力され、共有鍵を出力する復号装置であって、
    前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致するものを選択し、選択した属性値集合の要素から部分復号鍵を生成する部分復号鍵生成部と、
    前記部分復号鍵生成部にて生成された部分復号鍵と前記主暗号文とから誤差付共通鍵を生成する暗号文部分復号部と、
    前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記属性値秘密鍵集合が前記属性値集合全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである誤差修正鍵を生成する誤差修正鍵生成部と、
    前記暗号文部分復号部にて生成された誤差付共有鍵と前記誤差修正鍵生成部にて生成された誤差修正鍵とから前記共有鍵を生成する誤差修正部とを有する復号装置。
  6. 請求項5に記載の復号装置において、
    前記部分復号鍵生成部は、前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致する属性値秘密鍵を閾値以上の個数選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記部分復号鍵を生成し、
    前記誤差修正鍵生成部は、前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素で、対応する属性値秘密鍵がないものを全て選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をそれぞれ誤差修正データのべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記誤差修正鍵を生成することを特徴とする復号装置。
  7. 同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTを計算し、公開鍵、マスター鍵、属性値番号、ユーザ番号及び乱数が与えられ、属性値秘密鍵を生成して出力する鍵生成方法であって、
    前記属性値番号によって示される属性値と前記マスター鍵の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成する処理と、
    前記ユーザ番号及び乱数を用いてユーザ固有の乱数を生成し、該ユーザ固有の乱数と前記公開鍵とからユーザ固有の秘密を生成する処理と、
    前記ユーザ固有の秘密に、前記属性値秘密をべき乗してユーザ固有の属性値秘密鍵を生成する処理とを有する鍵生成方法。
  8. 請求項7に記載の鍵生成方法において、
    前記公開鍵の1つの要素に前記ユーザ固有の乱数をべき乗した要素と、前記公開鍵の他の要素に前記ユーザ固有の乱数の一次関数の出力をべき乗した要素とからなるユーザ固有の秘密を生成することを特徴とする鍵生成方法。
  9. 同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する二つの群G,GTを計算し、公開鍵、属性値集合、閾値及び乱数が与えられ、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、共有鍵とを出力する暗号化方法であって、
    前記乱数からランダム要素を生成する処理と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵とから前記共有鍵を生成する処理と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記属性値集合とから前記主暗号文を生成する処理と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記閾値と前記誤差修正データを生成する処理とを有する暗号化方法。
  10. 請求項9に記載の暗号化方法において、
    前記属性値集合の要素から積と和を用いて生成できるデータの集合の各要素を、それぞれ異なる公開鍵の要素の1つにべき乗し、これらの積を取ることで、マスター鍵の1つの要素と前記属性値集合の1つの要素との和を、それぞれの属性値集合の各要素に対して生成し、これら全てと前記生成されたランダム要素の積をとったものを、前記公開鍵の所定の要素に乗じた値として生成し、
    前記属性値集合の要素の数から閾値を引いた数の要素を前記誤差修正データとして生成し、前記誤差修正データの各要素は、前記公開鍵の所定の要素に前記ランダム要素をべき乗したものであることを特徴とする暗号化方法。
  11. 同じ位数の群G、GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTを計算し、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、公開鍵と、属性値秘密鍵集合とが与えられ、共有鍵を出力する復号方法であって、
    前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致するものを選択し、選択した属性値集合の要素から部分復号鍵を生成する処理と、
    前記生成された部分復号鍵と前記主暗号文とから誤差付共通鍵を生成する処理と、
    前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記属性値秘密鍵集合が前記属性値集合全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである誤差修正鍵を生成する処理と、
    前記生成された誤差付共有鍵と前記生成された誤差修正鍵とから前記共有鍵を生成する処理とを有する復号方法。
  12. 請求項11に記載の復号方法において、
    前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致する属性値秘密鍵を閾値以上の個数選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記部分復号鍵を生成し、
    前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素で、対応する属性値秘密鍵がないものを全て選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をそれぞれ誤差修正データのべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記誤差修正鍵を生成することを特徴とする復号方法。
  13. 同じ位数の群G,GTで、群Gに属する2つの要素から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、マスター鍵、属性値番号、ユーザ番号及び乱数が入力され、属性値秘密鍵を生成して出力する鍵生成装置に、
    前記属性値番号によって示される属性値と前記マスター鍵の1つの要素との和をとり、その逆数である属性値秘密を生成する手順と、
    前記ユーザ番号及び乱数を用いてユーザ固有の乱数を生成し、該ユーザ固有の乱数と前記公開鍵とからユーザ固有の秘密を生成する手順と、
    前記ユーザ固有の秘密に、前記属性値秘密をべき乗してユーザ固有の属性値秘密鍵を生成する手順とを有する実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムにおいて、
    前記公開鍵の1つの要素に前記ユーザ固有の乱数をべき乗した要素と、前記公開鍵の他の要素に前記ユーザ固有の乱数の一次関数の出力をべき乗した要素とからなるユーザ固有の秘密を生成する手順を実行させるためのプログラム。
  15. 同じ位数の群G,GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する二つの群G,GTの計算手段を有し、公開鍵、属性値集合、閾値及び乱数が入力され、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、共有鍵とを出力する暗号化装置に、
    前記乱数からランダム要素を生成する手順と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵とから前記共有鍵を生成する手順と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記属性値集合とから前記主暗号文を生成する手順と、
    前記生成されたランダム要素と前記公開鍵と前記閾値と前記誤差修正データを生成する手順とを実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムにおいて、
    前記属性値集合の要素から積と和を用いて生成できるデータの集合の各要素を、それぞれ異なる公開鍵の要素の1つにべき乗し、これらの積を取ることで、マスター鍵の1つの要素と前記属性値集合の1つの要素との和を、それぞれの属性値集合の各要素に対して生成し、これら全てと前記生成されたランダム要素の積をとったものを、前記公開鍵の所定の要素に乗じた値として生成する手順を実行させ、
    前記属性値集合の要素の数から閾値を引いた数の要素を前記誤差修正データとして生成し、前記誤差修正データの各要素は、前記公開鍵の所定の要素に前記ランダム要素をべき乗したものとすることを特徴とするプログラム。
  17. 同じ位数の群G、GTで、群Gと群Gの積から群GTへの双線形写像が存在する2つの群G,GTの計算手段を有し、主暗号文、誤差修正データ及び属性値集合からなる共有鍵の暗号文と、公開鍵と、属性値秘密鍵集合とが入力され、共有鍵を出力する復号装置に、
    前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致するものを選択し、選択した属性値集合の要素から部分復号鍵を生成する手順と、
    前記生成された部分復号鍵と前記主暗号文とから誤差付共通鍵を生成する手順と、
    前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記属性値秘密鍵集合が前記属性値集合全ての要素に対する秘密鍵に対して不足していた秘密鍵に対応するデータである誤差修正鍵を生成する手順と、
    前記生成された誤差付共有鍵と前記生成された誤差修正鍵とから前記共有鍵を生成する手順とを実行させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記属性値秘密鍵集合の要素の中から、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素の1つに一致する属性値秘密鍵を閾値以上の個数選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記部分復号鍵を生成する手順と、
    前記誤差修正データと前記属性値集合とから、前記共有鍵の暗号文に含まれる属性値集合の要素で、対応する属性値秘密鍵がないものを全て選択し、選択した要素に属性値から決まる定数をそれぞれ誤差修正データのべき乗した上で、べき乗した要素の積をとることで前記誤差修正鍵を生成する手順とを実行させるためのプログラム。
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