JPWO2008126210A1 - 通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置 - Google Patents
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Abstract
ルート解析部(25)が、通信経路を介してルート探索用制御メッセージをやり取りすることによって、通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測し、計測した伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定し、サービスアクセス部(26)が、通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度およびルート解析部(25)により決定された優先順位に基づいて、複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する。
Description
本発明は、複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置に関し、特に、メッセージの優先度に応じて、最適な通信経路を選択することができる通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置に関するものである。
近年、企業の統合や再編の増加にともなって、企業間や企業内のシステムを連携させるための技術として、SOA(Service Oriented Architecture)が注目を集めている。SOAは、ソフトウェアの機能を業務処理やプロセスの単位でまとめた「サービス」をネットワーク経由で相互に連携させることによって、システムを構築する技術である。
このSOAでは、各サービスを接続するための技術として、ESB(Enterprise Service Bus)が用いられる。ESBは、サービス間でやり取りされるメッセージのルーティングを行う機能や、送信先のシステムに合わせてメッセージのプロトコルやデータ形式を変換する機能などを有したバスであり、Webサービスの仕様を導入することによって、サービス間のインタフェースの互換性を実現している。
Webサービスでは、Webの仕組みを使ってサービスを読み出せるようにした技術であり、通信プロトコルとしてSOAP(Simple Object Access Protocol)が、記述言語としてWSDL(Web Services Description Language)が、それぞれ用いられる。SOAPは、XML(eXtensible Markup Language)ベースのメッセージをやり取りすることによって通信を行う規格であり、WSDLは、Webサービスにアクセスするために必要な情報の記述方法を定義したXMLベースの言語である。
そして、かかるESBは、1つのESBに複数のサービスを接続することも可能であるが、さらに、複数のESBをネットワーク経由で接続することによって、異なるバスにつながれたサービス同士を連携させることも可能である。複数のESBを用いた場合、サービス間でやり取りされるメッセージは、複数のESBを経由して送信元のサービスから送信先のサービスまで転送される。そのため、送信先のサービスが同じであっても、そのサービスに到達するまでにメッセージが経由するESBの組み合わせは複数考えられる。すなわち、送信先のサービスが同じであっても、メッセージを伝送する通信経路は複数存在することになる。
しかし、ESB間を接続するネットワークの帯域幅がそれぞれ異なっていた場合には、帯域幅が狭いネットワークに接続されたESBにメッセージが滞留する可能性がある。図22は、従来のメッセージ転送を説明するための図である。たとえば、同図に示すように、サービスSaが接続されたESB中継ノード(ESBの機能を備えた通信装置)Eaと、サービスSbが接続されたESB中継ノードEbと、サービスScが接続されたESB中継ノードEcと、サービスSdが接続されたESB中継ノードEdとが、ネットワークを介して接続されていたとする。
ここで、ESB中継ノードEa−Eb間、ESB中継ノードEb−Ec間、ならびに、ESB中継ノードEa−Ed間のネットワークには、それぞれ同じ帯域幅が設定されており、ESB中継ノードEc−Ed間のネットワークには、他のESB中継ノード間の半分の帯域幅が設定されていたとする。
このようなネットワークにおいて、たとえば、サービスSaからサービスScに対してメッセージが送信されると、通常、ESB中継ノードEaは、QoS(Quality of Service)の情報などに基づいて、ESB中継ノードEbおよびEdに対してそれぞれ均等にメッセージを振り分ける。
しかし、中継ノードEcおよびEdの間に設定されている帯域幅は中継ノードEbおよびEcの間に設定されている帯域幅の半分であるため、結果として、ESB中継ノードEdにメッセージが滞留してしまう。
このような帯域幅の違いによるボトルネックを解消するため、たとえば、メッセージの伝送に用いられる複数の通信経路で制御メッセージをやり取りすることによって、通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測し、計測した伝送時間に基づいて、メッセージの伝送に用いる経路を選択する方法が提案されている(たとえば、特許文献1または2参照。)。
ところで、サービス間でやり取りされるメッセージに設定される項目は、当然ながらサービスごとに異なるが、サービスの種類によっては、業務処理における優先度がメッセージに設定される場合がある。
しかしながら、上述した従来の技術では、通信経路ごとに計測した伝送時間に基づいて通信経路を選択するのみであるので、優先度にかかわらず、すべてのメッセージが同じ通信経路で伝送されることになる。そのため、従来の技術では、優先度に基づいた業務処理を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メッセージの優先度に応じて、最適な通信経路を選択することができる通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択プログラムであって、前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測手順と、前記伝送時間計測手順により計測された伝送時間に基づいて、前記通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定手順と、前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定手順により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記伝送時間計測手順により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶手順と、前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶手順により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答手順と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記伝送時間計測手順は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする。
また、本発明は、複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択方法であって、前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測工程と、前記伝送時間計測工程により計測された伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定工程と、前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定工程により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記伝送時間計測工程により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶工程と、前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶工程により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答工程と、をさらに含んだことを特徴とする。
また、本発明は、前記伝送時間計測工程は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする。
また、本発明は、複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択装置であって、前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測手段と、前記伝送時間計測手段により計測された伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定手段と、前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定手段により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記伝送時間計測手段により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶手段と、前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶手段により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記伝送時間計測手段は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする。
本発明によれば、通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測し、計測した伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定し、通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および決定した優先順位に基づいて、複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択するよう構成したので、メッセージの優先度に応じて、最適な通信経路を選択することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、計測した伝送時間を含む経路情報を通信経路ごとに記憶手段に記憶させ、伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が記憶手段に記憶されている経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを、送信元の通信装置に対して返送するよう構成したので、伝送時間計測用メッセージの伝播範囲を縮小することが可能になり、ネットワークの負荷を軽減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、通信経路を介してやり取りすることによって、通信経路、および、メッセージの優先度ごとに伝送時間を計測するよう構成したので、メッセージの優先度に応じて、より最適な通信経路を選択することができるようになるという効果を奏する。
101〜104 APサーバ
201〜204 ESB中継ノード
21 設定情報記憶部
22 サービスレジストリデータベース
22a サービス情報テーブル
22b 優先度制御ポリシーテーブル
22c ルート制御テーブル
22d 帯域制御テーブル
23 ESB(Enterprise Service Bus)機能部
24 サービス管理部
25 ルート解析部
26 サービスアクセス部
30 ネットワーク
40 UDDIサーバ
50 WSDL(Web Services Description Language)情報
100 コンピュータ
110 RAM(Random Access Memory)
111 通信経路選択プログラム
120 CPU(Central Processing Unit)
121 通信経路選択プロセス
130 HDD(Hard Disk Drive)
140 LAN(Local Area Network)インタフェース
150 入出力インタフェース
160 DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ
201〜204 ESB中継ノード
21 設定情報記憶部
22 サービスレジストリデータベース
22a サービス情報テーブル
22b 優先度制御ポリシーテーブル
22c ルート制御テーブル
22d 帯域制御テーブル
23 ESB(Enterprise Service Bus)機能部
24 サービス管理部
25 ルート解析部
26 サービスアクセス部
30 ネットワーク
40 UDDIサーバ
50 WSDL(Web Services Description Language)情報
100 コンピュータ
110 RAM(Random Access Memory)
111 通信経路選択プログラム
120 CPU(Central Processing Unit)
121 通信経路選択プロセス
130 HDD(Hard Disk Drive)
140 LAN(Local Area Network)インタフェース
150 入出力インタフェース
160 DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ
以下に、本発明に係る通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例では、SOAにより整理された分散システムに本発明を適用した場合について説明する。なお、この実施例により、本発明が限定されるわけではない。
まず、本実施例に係る分散システムの構成について説明する。図1は、本実施例に係る分散システムの構成を示す図である。同図に示すように、この分散システムは、サービスSaを提供するシステムAと、サービスSbを提供するシステムBと、サービスScを提供するシステムCと、サービスSdを提供するシステムDとから構成されている。
システムAは、所定のアプリケーションによって実現されたサービスSaと、サービス間でやりとりされるメッセージを転送するESB中継ノードEaと、サービスディレクトリ情報Daとをネットワーク経由で接続して構成されている。
ここで、サービスディレクトリ情報Daとは、ネットワーク経由で接続可能な他のサービス(ここでは、サービスSb、ScおよびSd)にアクセスするために必要なサービス名やURI(Uniform Resource Identifier)などをサービスごとに設定した情報である。サービスディレクトリ情報Daに含まれる各サービス情報は、たとえば、WSDLで記述された情報であり、サービスSaが他のサービスを呼び出す際に用いられる。
同様に、システムBは、サービスSbと、ESB中継ノードEbと、サービスディレクトリ情報Dbとを接続して構成され、システムCは、サービスScと、ESB中継ノードEcと、サービスディレクトリ情報Dcとを接続して構成され、システムDは、サービスSdと、ESB中継ノードEdと、サービスディレクトリ情報Ddとを接続して構成されている。
そして、各システムは、それぞれのESB中継ノードを中継点として、ネットワーク経由で接続されている。具体的には、ESB中継ノードEaとEbとが、ESB中継ノードEbとEcとが、ESB中継ノードEcとEdとが、ESB中継ノードEaとEdとが、それぞれネットワーク経由で接続されている。
これにより、たとえば、サービスSaがサービスScにメッセージを送信する場合には、まず、サービスSaが、ESB中継ノードEaにメッセージを送信し、ESB中継ノードEaが、このメッセージをESB中継ノードEbまたはEdに転送する。そして、メッセージを転送されたESB中継ノードEbまたはEdが、当該メッセージをESB中継ノードEcに転送し、ESB中継ノードEcが、当該メッセージをサービスScに転送する。
すなわち、サービスSaからサービスScにメッセージが送信される場合には、ESB中継ノードEa、EbおよびEcを順に経由する通信経路と、ESB中継ノードEa、EdおよびEcを順に経由する通信経路のいずれかを用いることになる。
次に、本実施例に係る通信経路選択方法の概念について説明する。図2および図3は、本実施例に係る通信経路選択方法の概念を説明するための図(1)および(2)である。これらの図は、図1に示した分散システムについて、説明の便宜上、システムA〜Dと、サービスディレクトリ情報Da〜Ddとを省略したものである。
まず、本実施例に係る通信経路選択方法では、各ESB中継ノードが、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス以外のすべてのサービスについて、それぞれのサービスに到達可能な通信経路ごとに、メッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する。この処理を、以下では「ルート探索処理」と呼ぶ。
具体的には、各ESB中継ノードは、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス以外の各サービスを宛先として、それぞれのサービスに到達可能なすべての通信経路に対して、定期的に制御メッセージを送信する。この制御メッセージを送信することによって、各ESB中継ノードは、通信経路ごとにメッセージの伝送時間を算出するためのルート情報を収集する。ここで用いる制御メッセージを、以下では「ルート探索用制御メッセージ」と呼ぶ。なお、このルート探索用制御メッセージは、請求の範囲に記載している「伝送時間計測用メッセージ」に対応する。
そして、ESB中継ノードは、収集したルート情報に基づいて、通信経路ごとにメッセージの伝送時間を算出し、伝送時間が短い順に、各通信経路の優先順位を決定する。ここで設定される通信経路ごとの優先順位を、以下では「ルート優先度」と呼ぶ。
以下、上述したルート探索処理について、図2を用いてさらに具体的に説明する。ここでは、ESB中継ノードEaがサービスScを宛先としてルート探索用制御メッセージを送信する場合を考える。この場合、メッセージを伝送する通信経路としては、ESB中継ノードEa、EbおよびEcを順に経由する通信経路(同図に示すR1)と、ESB中継ノードEa、EdおよびEcを順に経由する通信経路(同図に示すR2)の、2つの通信経路がある。
まず、ESB中継ノードEaは、サービスScのURI宛にルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。この時、ESB中継ノードEaは、自ノードに接続されているすべてのESB中継ノードに対して、ルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。具体的には、ESB中継ノードEaは、ESB中継ノードEbおよびEdに対して、それぞれ、ルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。
ESB中継ノードEbは、サービスScのURI宛のルート探索用制御メッセージ(要求)を受信すると、宛先のサービスが、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスではないので、受信したメッセージにESB中継ノードEbを示す情報とタイムスタンプとを挿入し、そのメッセージを、当該メッセージを受信したインタフェース以外のインタフェースを介して転送する。具体的には、ESB中継ノードEbは、ESB中継ノードEc宛てにルート探索用制御メッセージ(要求)を転送する。
一方、ESB中継ノードEdも、サービスScのURI宛のルート探索用制御メッセージ(要求)を受信すると、ESB中継ノードEbと同様の処理を行う。具体的には、ESB中継ノードEdは、ESB中継ノードEc宛てにルート探索用制御メッセージ(要求)を転送する。
ESB中継ノードEcは、ESB中継ノードEbから転送されたルート探索用制御メッセージ(要求)を受信すると、宛先のサービスが、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスであるので、受信したメッセージにESB中継ノードEcを示す情報とタイムスタンプとを挿入し、さらに、メッセージの宛先をESB中継ノードEaに、メッセージの種類をルート探索用制御メッセージ(応答)にそれぞれ変更し、そのメッセージを、当該メッセージを受信したインタフェースを介して返送する。具体的には、ESB中継ノードEcは、ESB中継ノードEb宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を返送する。
さらに、ESB中継ノードEcは、ESB中継ノードEdから転送されたルート探索用制御メッセージ(要求)を受信すると、ESB中継ノードEbから転送されたルート探索用制御メッセージ(要求)を受信した場合と同様の処理を行う。具体的には、ESB中継ノードEcは、ESB中継ノードEd宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を返送する。
ESB中継ノードEbは、ESB中継ノードEcから転送されたESB中継ノードEa宛てのルート探索用制御メッセージ(応答)を受信すると、受信したメッセージの宛先が自ノードではないので、当該メッセージにESB中継ノードEbを示す情報とタイムスタンプとを挿入し、そのメッセージを、ルート探索用制御メッセージ(要求)を受信した際のインタフェースを介して転送する。具体的には、ESB中継ノードEbは、ESB中継ノードEa宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を転送する。
一方、ESB中継ノードEdも、ESB中継ノードEcから転送されたESB中継ノードEa宛てのルート探索用制御メッセージ(応答)を受信すると、ESB中継ノードEbと同様の処理を行う。具体的には、ESB中継ノードEdは、ESB中継ノードEa宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を転送する。
ESB中継ノードEaは、ESB中継ノードEbおよびEdから、ESB中継ノードEa宛てのルート探索用制御メッセージ(応答)をそれぞれ受信すると、受信したメッセージに含まれる情報に基づいて、それぞれのメッセージが転送された通信経路におけるメッセージの伝送時間を算出する。そして、ESB中継ノードEaは、算出した伝送時間に基づいて、それぞれの通信経路にルート優先度を設定する。
各ESB中継ノードは、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス以外のすべてのサービスに到達するすべての通信経路について、伝送時間およびルート優先度を保持しておき、上述したルート探索処理を定期的に行い、そのつど、ルート探索用制御メッセージ(応答)に含まれる情報に基づいて、通信経路ごとの伝送時間およびルート優先度を更新する。これにより、通信経路ごとの伝送時間やルート優先度は、ネットワークやESB中継ノードの状態に合わせて動的に変更されることになる。
そして、各ESB中継ノードは、サービス間でやり取りされるメッセージを受信した場合には、そのメッセージの優先度を確認し、優先度が高い場合には、ルート探索処理によって設定されたルート優先度が高い通信経路で当該メッセージを転送し、優先度が低い場合には、ルート優先度が低い通信経路で当該メッセージを転送するように、当該メッセージの伝送に用いる通信経路を選択する。
このように、本実施例に係る通信経路選択方法では、メッセージの優先度に応じて、最適な通信経路を選択することができるようにしている。
なお、ここでは、各ESB中継ノードが通信経路ごとに1つのルート探索用制御メッセージを送信する場合について説明したが、たとえば、ルート探索用制御メッセージに優先度を設定し、1つの通信経路に対して優先度が異なる複数のルート探索用制御メッセージを送信することによって、メッセージの優先度に応じた伝送時間を計測するようにしてもよい。これにより、メッセージの優先度に応じて、より最適な通信経路を選択することができるようになる。
ところで、上述したルート探索処理においては、各ESB中継ノードから定期的に多数のルート探索用制御メッセージが送信されるため、ESB中継ノード間を接続するネットワークの負荷が上昇すると考えられる。
そこで、本実施例に係る通信経路選択方法では、ESB中継ノードが、ルート探索処理によって計測された伝送時間を含むルート情報を通信経路ごとに記憶しておき、ルート探索用制御メッセージ(要求)を受信した場合に、そのメッセージの宛先に設定されているサービスまでの通信経路に係るルート情報が、記憶しているかルート情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、そのルート情報を含んだルート探索用制御メッセージ(応答)を代理で返送することによって、宛先として設定されていたサービスへのルート探索用制御メッセージ(要求)の転送を省略し、ネットワークの負荷を軽減することができるようにしている。
以下、かかる代理応答について、図3を用いて具体的に説明する。なお、ここでは、図2に示した例と同様に、ESB中継ノードEaがサービスScを宛先としてルート探索用制御メッセージを送信する場合を想定し、さらに、ESB中継ノードEbおよびEdが、それぞれ、サービスScまでのルート情報をすでに保持していた場合を考える。
まず、ESB中継ノードEaは、サービスScのURI(Uniform Resource Identifier)宛にルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。この時、ESB中継ノードEaは、自ノードに接続されているすべてのESB中継ノードに対して、ルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。具体的には、ESB中継ノードEaは、ESB中継ノードEbおよびEdに対して、それぞれ、ルート探索用制御メッセージ(要求)を送信する。
ESB中継ノードEbは、サービスScのURI宛のルート探索用制御メッセージ(要求)を受信すると、宛先のサービスが、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスではなく、かつ、サービスScまでの通信経路のルート情報を保持しているので、受信したメッセージにESB中継ノードEbを示す情報およびタイムスタンプに加えて、サービスScまでの通信経路のルート情報を挿入し、さらに、メッセージの宛先をESB中継ノードEaに、メッセージの種類をルート探索用制御メッセージ(応答)にそれぞれ変更し、そのメッセージを、当該メッセージを受信したインタフェースを介して返送する。具体的には、ESB中継ノードEbは、ESB中継ノードEa宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を返送する(同図の(1)参照)。
一方、ESB中継ノードEdも、ESB中継ノードEbと同様の処理を行う。具体的には、ESB中継ノードEdは、ESB中継ノードEa宛てにルート探索用制御メッセージ(応答)を返送する(同図の(2)参照)。
ESB中継ノードEaは、ESB中継ノードEbおよびEdから、ESB中継ノードEa宛てのルート探索用制御メッセージ(応答)をそれぞれ受信すると、代理応答がなかった場合と同様に、受信したメッセージに含まれる情報に基づいて、それぞれのメッセージが伝送された通信経路におけるメッセージの伝送時間を算出する。そして、ESB中継ノードEaは、算出した伝送時間に基づいて、それぞれの通信経路にルート優先度を設定する。
このように、本実施例に係る通信経路選択方法では、ルート探索用制御メッセージの伝播範囲を縮小し、ネットワークの負荷を軽減することができるようにしている。
次に、本実施例に係るESB中継ノードの構成について説明する。図4は、本実施例に係るESB中継ノードの構成を示す機能ブロック図である。同図は、図1に示したシステムA〜Dの構成を示しており、各システムはネットワーク30を介して接続され、ESB中継ノード201〜204は、図1に示したESB中継ノードEa〜Edにそれぞれ対応している。
また、図4においては、サービスSa〜Sdをそれぞれ実現するアプリケーションを実行するAPサーバ101〜104と、インターネット上や所定のネットワーク上に公開されているWebサービスの検索・照会を可能にするUDDI(Universal Description, Discovery, and Integration)サービスを提供するUDDIサーバ40と、その他のWebサービスを示すWSDL情報50も示している。
以下、ESB中継ノード201〜204の構成について説明するが、各ESB中継ノードはいずれも同様の構成を有するので、ここではESB中継ノード201を例にとって説明する。
ESB中継ノード201は、ESB機能を備えた通信装置であり、同図に示すように、設定情報記憶部21と、サービスレジストリデータベース22と、ESB機能部23と、サービス管理部24と、ルート解析部25と、サービスアクセス部26とを有する。
設定情報記憶部21は、ルート探索処理を行うための各種設定値を含んだ設定情報を記憶する記憶部である。図5は、設定情報記憶部21により記憶される設定情報の一例を示す図である。同図に示すように、設定情報記憶部21により記憶される設定情報には、サービスディレクトリ情報定義(プライベートUDDI)と、サービスディレクトリ情報定義(WSDL)と、サービスディレクトリ情報定義(ユーザ指定)と、システム内サービス情報定義(ユーザ指定)と、優先度制御情報定義とが含まれる。これらの設定情報は、すべて、ユーザによってあらかじめ指定される。以下、各設定情報についてひとつずつ説明する。
サービスディレクトリ情報定義(プライベートUDDI)は、UDDIサーバ40の宛先(UddiLocation)を定義した情報であり、サービスディレクトリ情報定義(WSDL)は、各種WebサービスにアクセスするためのWSDL情報50の格納場所(WsdlLocation)を定義した情報である。
サービスディレクトリ情報定義(ユーザ指定)は、ユーザにより指定されたサービスのサービス名(SarviceName)と、アドレス(ServideAddres)と、XMLスキーマの格納場所(SchemaLocation)とをそれぞれ定義した情報であり、システム内サービス情報(ユーザ指定)は、ESB中継ノード201と同じシステム内に収容されているサービスのサービス名(ServiceName)、具体的には、サービスSaのサービス名を定義した情報である。
これらサービスディレクトリ情報定義(プライベートUDDI)、サービスディレクトリ情報定義(WSDL)、サービスディレクトリ情報定義(ユーザ指定)およびシステム内サービス情報(ユーザ指定)に基づいて、各種サービスにアクセスすることにより、ESB中継ノード201からアクセス可能なサービスのサービス情報(サービス名やサービスアドレス(サービスの場所を示すURL)など)を収集することができる。
優先度制御情報定義は、各種サービスごとに、サービス名(ServiceName)と、優先度パラメタ(PriorityParam)と、優先度制御タイプ(ScheduleType)とをそれぞれ定義した情報である。
ここで、優先度パラメタは、サービス間でやり取りされるメッセージの中から、メッセージの優先度を判定することが可能な項目を抽出するためのキーワードとなる情報であり、優先度制御タイプは、優先度パラメタに基づいてメッセージから抽出された項目のパラメタ値に応じてメッセージの優先度を決定するための情報である。
これら優先度パラメタおよび優先度制御タイプについて、図5を用いて、具体的に説明すると、たとえば、同図の(1)は、サービスSe(図1には図示せず)の優先度制御情報定義を示しており、サービス名には「ServiceE」が、優先度パラメタには「none」が、優先度制御タイプには「BestEffort」が、それぞれ設定されている。
この例のように優先度パラメタが「none」である場合は、メッセージは優先度を考慮せずに転送される。また、優先度制御タイプが「BestEffort」である場合は、メッセージは優先度にかかわらず最も伝送時間が短い通信経路で転送される。
また、たとえば、同図の(2)は、サービスSbの優先度制御情報定義を示しており、サービス名には「ServiceB」が、優先度パラメタには「priority」が、それぞれ設定されている。
さらに、優先度制御タイプには「High」、「Normal」および「Low」の3つの優先度が設定されており、各優先度には、優先度パラメタに基づいてメッセージから抽出されるパラメタ値の範囲が対応付けられている。
具体的には、「High」には、パラメタ値の範囲として「1」が対応付けられており、「Normal」には、「2−100(2から100までの間を示す)」が対応付けられており、「Low」には、「101−1000(101から1000までの間を示す)」が対応付けられている。
ここで、同図の(2)に示した優先度制御情報定義に基づいて、メッセージの優先度を決定する手順を、Google社が提供しているサービスの1つである「Google Sitemap」のメッセージを例にあげて、具体的に説明する。
図6は、Google Sitemapのメッセージの一例を示す図である。同図の(1)に示すように、Google Sitemapのメッセージには、メッセージに記載されたURLの優先度を設定するための「priority」タグが記述される。
たとえば、同図に示すメッセージについては、優先度パラメタの「priority」に基づいて、メッセージに含まれる「priority」タグの情報(同図の(1)参照)が抽出され、さらに、抽出された情報に含まれるパラメタ値が「1.000」であるので、結果として、優先度は「High」となる。
また、図7は、OASIS PPS パート1「コア要素」仕様のメッセージの一例を示す図である。このメッセージは、XML関連の標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)の技術委員会であるOASIS PPS(OASIS Production Planning and Scheduling(PPS)Technical Committee)によって定義されているXMLスキーマを用いたメッセージである。
同図の(1)に示すように、OASIS PPSによって定義されたXMLスキーマのメッセージについても、メッセージの優先度を示す項目として、「Priority」が記述され、そのパラメタ値が設定される(同図に示す「minOccurs=”0”」および「maxOccures=”unbounded(無制限)」)。そのため、このメッセージについても、このパラメタ値に基づいて、優先度制御情報定義の優先度制御タイプを設定することによって、同様に優先度を決定することが可能である。
図4にもどって、サービスレジストリデータベース22は、ルート探索処理や通信経路の選択を行うための情報を記憶した各種テーブルを格納するデータベースであり、サービス情報テーブル22aと、優先度制御ポリシーテーブル22bと、ルート制御テーブル22cと、帯域制御テーブル22dとを格納する。以下、これらのテーブルについてひとつずつ説明する。
サービス情報テーブル22aは、ESB中継ノード201からアクセス可能なサービスを示すサービス情報をサービスごとに記憶するテーブルである。図8は、サービス情報テーブル22aにより記憶されるサービス情報の一例を示す図である。同図に示すように、サービス情報には、「サービス名」、「サービスアドレス」および「優先度制御ポリシー」などが含まれる。
このサービス情報は、後述するサービス管理部24により、設定情報記憶部21に記憶されている設定情報に基づいて作成される。具体的には、サービス名およびサービスアドレスには、設定情報に含まれるサービスディレクトリ情報定義(プライベートUDDI)、サービスディレクトリ情報定義(WSDL)、サービスディレクトリ情報定義(ユーザ指定)およびシステム内サービス情報定義(ユーザ指定)に基づいて収集されたサービス情報に含まれるサービス名およびサービスアドレスが設定される。
また、優先度制御ポリシーには、各サービス情報を、後述する優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶される優先度制御ポリシー情報と対応付けるためのポインタ情報が設定される。
優先度制御ポリシーテーブル22bは、優先度パラメタや優先度制御タイプなどを含む優先度制御ポリシー情報を優先度制御タイプの組み合わせごとに記憶する記憶部である。図9は、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶される優先度制御ポリシー情報の一例を示す図である。同図に示すように、優先度制御ポリシー情報には、「優先度パラメタ」、「優先度制御タイプ」、「優先度」および「優先度パラメタ値」が含まれる。
この優先度制御ポリシー情報は、後述するサービス管理部24により、設定情報記憶部21に記憶されている設定情報に基づいて作成される。具体的には、優先度パラメタ、優先度制御タイプおよび優先度パラメタ値には、設定情報に含まれるサービスごとの優先度制御情報定義に基づいて、優先度制御タイプの組み合わせ(「High」と「Normal」と「Low」や、「High」と「Normal」など)ごとに作成される。
そして、生成された優先度制御ポリシー情報は、前述したサービス情報テーブル22aに記憶されるサービス情報の優先度制御ポリシーによって、サービス情報テーブル22aに記憶されたサービス情報に対応付けられる。
ルート制御テーブル22cは、メッセージを転送する通信経路やその優先度に関する情報を含んだルート制御情報を通信経路ごとに記憶するテーブルである。このルート制御テーブル22cに記憶されるルート制御情報は、後述するルート解析部25により、定期的にルート探索処理が行われるたびに、ルート探索用制御メッセージ、および、サービス情報テーブル22aに記憶されているサービス情報に基づいて、随時、更新される。
ここで、ルート制御情報について具体的に説明する前に、ルート探索処理において用いられるルート探索用制御メッセージについて説明しておく。図10は、ルート探索処理において用いられるルート探索用制御メッセージの一例を示す図であり、図11および12は、転送途中で代理応答が行われた場合のルート探索用制御メッセージの一例を示す図(1)および(2)である。
図10に示すように、ルート探索用制御メッセージには、ルート探索制御プリミティブタイプと、宛先サービスURIと、送信元中継ノードURIと、制御データ送信時間と、中継ノード数と、中継ノード番号と、中継ノード名と、中継ノードのURIと、制御データ受信時間とが含まれる。また、図11および12に示すように、転送途中で代理応答が行われた場合のルート探索用制御メッセージには、さらに、代理中継ノード名と、代理中継ノードのURIと、制御データ伝送時間とが含まれる。以下、ルート探索用制御メッセージに含まれる各項目についてひとつずつ説明する。
ルート探索制御プリミティブタイプは、ルート探索用制御メッセージが要求メッセージであるか応答メッセージであるかを示す情報が設定される項目であり、宛先サービスURIは、宛先サービスのアドレスが設定される項目である。
送信元中継ノードURIは、ルート探索用制御メッセージを送信したESB中継ノードのアドレスが設定される項目であり、制御データ送信時間は、ESB中継ノードがルート探索用制御メッセージを送信した時間が設定される項目であり、中継ノード数は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノード数が設定される項目である。
中継ノード番号は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードの通番が設定される項目であり、中継ノード名は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードの名前が設定される項目である。
中継ノードのURIは、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードのアドレスが設定される項目であり、制御データ受信時間は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードがルート探索用制御メッセージを受信した時間が設定される項目である。
上記の中継ノード番号、中継ノード名、中継ノードURIおよび制御データ受信時間は、ルート探索用制御メッセージを転送したESB中継ノードの数だけ、連続して設定される(図10の(1)および図11の(1)参照)。
代理中継ノード名は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードが代理応答した場合に、そのESB中継ノードの名前が設定される項目であり、代理中継ノードのURIは、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードが代理応答した場合に、そのESB中継ノードのアドレスが設定される項目である。
制御データ転送時間は、宛先サービスへの通信経路上に存在するESB中継ノードが代理応答した場合に、そのESB中継ノードが宛先サービスへルート探索用制御メッセージを送信してから応答を受信するまでに要した時間が設定される項目である。
上記の代理中継ノード名、代理中継ノードURIおよび制御データ転送時間は、ルート探索用制御メッセージが代理応答された場合のみ設定され(図12の(2)参照)、制御データ転送時間には、後述するルート制御情報に含まれる該当サービスの平均伝送時間が設定される(図12の(3)参照)。
なお、図12では図示を省略しているが、同図の(4)の箇所には、代理応答を行ったESB中継ノードによって、そのESB中継ノードから、ルート探索用制御メッセージの宛先サービスに接続されたESB中継ノードまでの間で経由するESB中継ノードの数だけ、同図の(1)と同様の情報が連続して設定される。
また、1つの通信経路に対して優先度が異なる複数のルート探索用制御メッセージを送信することによって、メッセージの優先度に応じた伝送時間を計測する場合には、ルート探索用制御メッセージには、上記の項目に加えて、宛先のサービスに応じて優先度パラメタおよび優先度制御タイプが挿入される。
以上、ルート探索用制御メッセージに含まれる項目について説明した。ルート探索用制御メッセージは、ルート探索処理によって定期的にESB中継ノード間で転送され、このルート探索用制御メッセージの各項目に基づいて、ルート制御テーブル22cに記憶されたルート制御情報が随時更新される。
ここで、ルート制御情報の説明にもどって、図13は、ルート制御テーブル22cにより記憶されるルート制御情報の一例を示す図である。同図に示すように、ルート制御情報には、「宛先サービス」、「優先度」、「ルート優先度」、「次中継ノード」、「平均伝送時間」、「最小伝送時間」、「最大伝送時間」および「不達情報」が含まれる。
宛先サービスには、サービス情報テーブル22aに記憶されているサービス情報のサービス名が設定される。優先度には、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶されている優先度制御ポリシーテーブルの優先度が宛先サービスごとに設定される。次中継ノードには、ルート探索用制御メッセージ(応答)に含まれる最初の中継ノードのURIが設定される。
平均伝送時間・最小伝送時間・最大伝送時間には、ルート探索用制御メッセージ(応答)に含まれる制御データ送信時間と、当該メッセージを最後に受信したESB中継ノードの制御データ受信時間とから算出される伝送時間の平均値・最小値・最大値がそれぞれ設定される。なお、ルート探索用制御メッセージの代理応答が行われていた場合には、代理応答を行ったESB中継ノードの制御データ転送時間も加味したうえで、各伝送時間が算出される。
不達情報には、通信経路が使用可能であるか否かを判定するために、ルート探索用制御メッセージ(応答)が返送された通信経路については、「off」が設定され、送信後、所定の時間が経過してもルート探索用制御データ(応答)が受信できなかった通信経路については、「on」が設定される。
ルート優先度には、宛先サービスの優先度ごとに、伝送時間に基づいて決定されたルート優先度が設定される。このルート優先度には通信経路ごとに、伝送時間が小さい順に番号が割り振られる。
帯域制御テーブル22dは、メッセージの伝送に用いる通信経路を示す帯域制御情報を、サービスとその優先度ごとに記憶する記憶部である。図14は、帯域制御テーブル22dにより記憶される帯域制御情報の一例を示す図である。同図に示すように、帯域制御情報には、「宛先サービス」、「優先度」および「選択ルート」が含まれる。
この帯域制御テーブル22dに記憶される帯域制御情報は、前述したルート制御情報と同様に、ルート解析部25によって定期的にルート探索処理が行われるたびに、サービス情報テーブル22aに記憶されているサービス情報、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶されている優先度制御ポリシー情報、および、ルート制御テーブル22cに記憶されているルート制御情報に基づいて、随時、更新される。
具体的には、宛先サービスには、サービス情報テーブル22aに記憶されているサービス情報のサービス名が設定される。
優先度には、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶されている優先度制御ポリシー情報の優先度制御タイプが宛先サービスごとに設定される。なお、この優先度には、優先度制御ポリシー情報の優先度制御タイプに一致しないメッセージ(優先度パラメタなしのメッセージなど)を受信した場合に備え、宛先サービスごとに、「other」も設定しておく。
選択ルートには、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶されている優先度制御ポリシー情報、および、ルート制御テーブル22cに記憶されているルート制御情報のルート優先度に基づいて、宛先サービスおよび優先度ごとに、メッセージを伝送する上で最適な通信経路を示すルート優先度が設定される。
ここで、この選択ルートの設定について図14を用いて具体的に説明する。同図に示す帯域制御情報は、図9に示した優先度制御ポリシー情報、および、図13に示したルート制御情報を用いて作成したものである。
たとえば、サービスSbについては、優先度制御ポリシー情報には「1(High)」、「2(Normal)」および「3(Low)」の3つの優先度が設定されており(図9を参照)、また、ルート制御情報には「1」および「2」の2つのルート優先度が設定されている(図13を参照)。
そこで、図14に示すように、サービスSbの帯域制御情報については、優先度「High」に、伝送時間が最短であるルート優先度「1」を選択ルートとして設定し、その他の優先度「Normal」および「Low」に、伝送時間が最短でないルート優先度「2」を選択ルートとして設定し、さらに、「other」にも、ルート優先度「2」を選択ルートとして設定している。
すなわち、この選択ルートの設定は、優先度制御ポリシー情報の優先度の数と、ルート制御情報のルート優先度の数から決定される。たとえば、優先度の数が3つで、ルート優先度の数が2つの場合には、最も高い優先度にルート優先度「1」を割り当て、その他の優先度(2番目および3番目の優先度)に、ルート優先度「2」を割り当てる。また、たとえば、優先度の数が4つで、ルート優先度の数が2つの場合には、最も高い優先度および2番目に高い優先度にルート優先度「1」を割り当て、その他の優先度(3番目および4番目の優先度)にルート優先度「2」を割り当てる。
図4にもどって、ESB機能部23は、他のシステムとの間でやり取りされるメッセージの送受信を制御するとともに、他のシステムのサービス宛てに送信されるメッセージのプロトコルやデータ形式を、Webサービスで処理可能なプロトコルやデータ形式に変換する処理部である。このESB機能部23は、SOAにおいて一般的に用いられるESBの機能を有する。
サービス管理部24は、設定情報記憶部21に記憶された設定情報に基づいて、サービス情報テーブル22aに記憶されるサービス情報、および、優先度制御ポリシーテーブル22bに記憶される優先度制御ポリシー情報を作成する処理部である。このサービス管理部24によって行われる優先度制御ポリシー情報の作成に関する処理を、以下では「サービス情報作成処理」と呼ぶ。なお、この制御情報更新処理の具体的な処理手順については、フローチャートを用いて、後に詳細に説明する。
ルート解析部25は、ルート探索用制御メッセージを用いて定期的にルート探索処理を行い、その結果に基づいて、ルート制御テーブル22cに記憶されたルート制御情報、および、帯域制御テーブル22dに記憶された帯域制御情報を、随時、更新する処理部である。このルート解析部25によって行われる帯域制御情報の更新に関する処理を、以下では「帯域制御情報更新処理」と呼ぶ。なお、前述したルート探索処理、および、帯域制御情報更新処理の具体的な処理手順については、フローチャートを用いて、後に詳細に説明する。
サービスアクセス部26は、メッセージを受信した場合に、当該メッセージの優先度を判定するとともに、サービスレジストリデータベース22に格納された各種テーブルの情報に基づいて、当該メッセージを伝送する通信経路を選択する処理部である。このサービスアクセス部26によって行われる通信経路の選択に関する処理を、以下では「メッセージ転送経路選択処理」と呼ぶ。なお、このメッセージ転送経路選択処理の具体的な処理手順については、フローチャートを用いて、後に詳細に説明する。
次に、本実施例に係るESB中継ノード201が有する各処理部によって行われる処理について説明する。ここでは、サービス管理部24、ルート解析部25およびサービスアクセス部26によって行われる処理の処理手順について、図15〜図20を用いて順に説明する。
最初に、サービス管理部24により行われるサービス情報作成処理について説明する。図15は、サービス管理部24によるサービス情報作成処理の処理手順を示すフローチャートである。サービス管理部24は、ユーザから指定された所定のタイミングや、所定の周期で、以下に示すサービス情報更新処理を行う。
具体的には、同図に示すように、サービス管理部24は、まず、設定情報記憶部21に記憶された設定情報に基づいてUDDIサーバ40を参照し、UDDIサーバ40にサービス情報がある場合には(ステップS101,Yes)、UDDIサーバ40からサービス情報を収集し(ステップS102)、収集したサービス情報からサービスのURI、メッセージインタフェース、アクセスプロトコルなどを抽出する(ステップS103)。
一方、UDDIサーバ40にサービス情報がなかった場合には(ステップS101,No)、サービス管理部24は、UDDIサーバ40からサービス情報を収集せずに、後続の処理を続ける。
続いて、サービス管理部24は、設定情報記憶部21に記憶された設定情報に基づいてWSDL情報50を参照し、WSDL情報50にユーザから指定されたサービス情報がある場合には(ステップS104,Yes)、指定されたWSDL情報(サービス情報)およびディレクトリ情報からサービス情報を取得し(ステップS105)、取得したサービス情報からサービスのURI、メッセージインタフェース、アクセスプロトコルなどを抽出する(ステップS106)。
一方、WSDL情報50にユーザから指定されたサービス情報がなかった場合には(ステップS104,No)、サービス管理部24は、UDDIサーバ40からサービス情報を収集せずに、後続の処理を続ける。
そして、サービス管理部24は、上記で抽出した情報をサービス情報としてサービス情報テーブル22aに登録し(ステップS107)、サービス情報作成処理を終了する。
続いて、ルート解析部25により行われるルート探索処理および帯域制御情報更新処理について説明する。図16は、ルート解析部25によるルート探索処理の処理手順を示すフローチャートであり、図17は、ルート解析部25により行われる帯域制御情報更新処理の処理手順を示すフローチャートである。
ルート解析部25は、あらかじめ決められた所定の周期で、定期的に、以下に示すルート探索処理を行う。具体的には、図16に示すように、ルート解析部25は、まず、サービス情報テーブル22aからサービス情報を抽出する(ステップS201)。
そして、サービス情報が1件でもあった場合には(ステップS202,Yes)、ルート解析部25は、抽出したすべてのサービス情報のサービスについて、サービスごとに、設定情報記憶部21に記憶された設定情報の優先度制御タイプ別にルート探索用制御メッセージをそれぞれ生成し、生成した優先度制御タイプごとのルート探索用制御メッセージを、当該サービスに到達可能なすべての通信経路に対してそれぞれ送信する(ステップS203)。
一方、サービス情報テーブル22aにサービス情報が1件もなかった場合には(ステップS202,No)、ルート解析部25は、ルート探索用制御メッセージを送信せずに、ルート探索処理を終了する。
そして、ESB機能部23を介して、送信したルート探索用制御メッセージに対する応答を受信した場合には(ステップS204)、ルート解析部25は、受信したルート探索用制御メッセージ、および、サービス情報テーブル22aに記憶されているサービス情報に基づいて、ルート制御テーブル22cに記憶されているルート制御情報を更新し(ステップS205)、ルート探索処理を終了する。
一方、所定の時間が経過してもルート探索用制御メッセージに対する応答を受信しなかった場合には(ステップS206)、ルート制御テーブル22cに記憶されているルート制御情報のうち、応答を受信していない通信経路のルート制御情報の不達情報に「On」を設定し(ステップS207)、ルート探索処理を終了する。
また、ルート解析部25は、あらかじめ決められた所定の周期で、定期的に、以下に示す帯域制御情報更新処理を行う。具体的には、図17に示すように、ルート解析部25は、まず、ルート制御テーブル22cからルート制御情報を1件抽出する(ステップS301)。
そして、ルート制御情報があった場合には(ステップS302,Yes)、ルート解析部25は、抽出したルート制御情報から、宛先サービスごとに優先度およびルート優先度を取得する(ステップS303)。
ルート解析部25は、ルート制御テーブル22cに記憶されているすべてのルート制御情報を抽出したか否かを確認し、まだすべてのルート制御情報を抽出していなかった場合には(ステップS304,No)、次のルート制御情報をルート制御テーブルから抽出すし、上記と同様の処理を行う。
そして、すべてのルート制御情報を抽出した場合には(ステップS304,Yes)、抽出した優先度およびルート優先度に基づいて、帯域制御テーブル22dに格納されている帯域制御情報を更新する(ステップS305)。
なお、前述したステップS302において、ルート制御テーブル22cにルート制御情報が1件もなかった場合には(ステップS302,No)、ルート解析部25は、優先度およびルート優先度を取得せずに、帯域制御情報更新処理を終了する。
続いて、サービスアクセス部26により行われるメッセージ転送経路選択処理について説明する。図18、19および20は、サービスアクセス部26によるメッセージ転送経路選択処理の処理手順を示すフローチャート(1)、(2)および(3)である。
図18に示すように、サービスアクセス部26は、ESB機能部23を介してメッセージを受信すると(ステップS401,Yes)、受信したメッセージがルート探索用制御メッセージであるか否かを確認し、ルート探索用制御メッセージでなかった場合には(ステップS402,No)、受信したメッセージから宛先サービスの情報を抽出する(ステップS403)。
続いて、サービスアクセス部26は、抽出した宛先サービスの情報に対応するサービス情報をサービス情報テーブル22aから検索し(ステップS404)、該当するサービス情報がなかった場合には(ステップS405,No)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
一方、該当するサービス情報があった場合には(ステップS405,Yes)、サービスアクセス部26は、そのサービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス(すなわち、サービスSa)のサービス情報であるか否かを確認する。
ここで、サービスアクセス部26は、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報であった場合には(ステップS406,Yes)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
一方、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報でなかった場合には(ステップS406,No)、サービスアクセス部26は、サービス情報テーブル22aから検索したサービス情報に対応する優先度制御ポリシー情報を優先度制御ポリシーテーブル22bから抽出する(ステップS407)。
ここで、該当する優先度制御ポリシー情報が優先度制御ポリシーテーブル22bにあった場合には(ステップS408,Yes)、サービスアクセス部26は、抽出した優先度制御ポリシー情報の優先度パラメタに基づいて、受信メッセージから優先度パラメタ値を抽出する(ステップS409)。
一方、該当する優先度制御ポリシー情報が優先度制御ポリシーテーブル22bになかった場合には(ステップS408,No)、サービスアクセス部26は、受信メッセージから優先度パラメタ値を抽出せずに、後続の処理を続ける。
続いて、サービスアクセス部26は、抽出した優先度パラメタ値に基づいて、優先度制御タイプを特定する(ステップS410)。なお、該当する優先度制御ポリシー情報が優先度制御ポリシーテーブル22bになかった場合や、抽出した優先度パラメタに対応する優先度制御タイプがなかった場合には、サービスアクセス部26は、優先度タイプを「other」とする。
優先度タイプを特定したのち、サービスアクセス部26は、帯域制御テーブル22dに記憶された帯域制御情報を参照し、特定した優先度制御タイプおよび受信メッセージから抽出した宛先サービスに対応する選択ルートを取得する(ステップS411)。
そして、サービスアクセス部26は、取得した選択ルートに基づいて、受信したメッセージを転送し(ステップS412)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
なお、前述したステップS402において、受信したメッセージがルート探索用制御メッセージであった場合には(ステップS402,Yes)、サービスアクセス部26は、図19に示すように、受信したルート探索用制御メッセージが要求であるか否かを確認し、要求であった場合には(ステップS413,Yes)、受信したルート探索用制御メッセージから宛先サービスの情報を抽出する(ステップS414)。
続いて、サービスアクセス部26は、抽出した宛先サービスの情報に対応するサービス情報をサービス情報テーブル22aから検索し(ステップS415)、該当するサービス情報がなかった場合には(ステップS416,No)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
一方、該当するサービス情報があった場合には(ステップS416,Yes)、サービスアクセス部26は、そのサービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス(すなわち、サービスSa)のサービス情報であるか否かを確認する。
ここで、サービスアクセス部26は、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報でなかった場合には(ステップS417,No)、宛先サービスまでのルート制御情報がルート制御テーブル22cにあるか否かを確認する。
そして、該当するルート情報がなかった場合には(ステップS418,No)、サービスアクセス部26は、受信したルート探索用制御メッセージに中継ノード情報(図10に示した(1)や図11に示した(1)の情報)を追加し(ステップS419)、当該ルート探索用制御メッセージを受信したインタフェース以外のすべてのインタフェースに対して、中継ノード情報を追加したルート探索用制御メッセージを転送し(ステップS420)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
なお、前述したステップS417において、サービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報であった場合には(ステップS417,Yes)、サービスアクセス部26は、受信したルート探索用制御メッセージに中継ノード情報を追加し(ステップS421)、さらに、ルート探索用制御メッセージのプリミティブタイプ(ルート探索制御プリミティブタイプ)を「要求」から「応答」に変更し(ステップS422)、その後、変更したルート探索用制御メッセージを、当該ルート探索用制御メッセージを送信した直前の中継ノードに対して返送して(ステップS423)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
また、前述したステップS418において、宛先サービスまでのルート制御情報がルート制御テーブル22cにあった場合には(ステップS418,Yes)、サービスアクセス部26は、受信したルート探索用制御メッセージに、宛先サービスまでの代理応答情報(図12に示した(2)の情報)を追加し(ステップS424)、さらに、ルート探索用制御メッセージのプリミティブタイプ(ルート探索制御プリミティブタイプ)を「要求」から「応答」に変更し(ステップS425)、その後、変更したルート探索用制御メッセージを、当該ルート探索用制御メッセージを送信した直前の中継ノードに対して返送して(ステップS426)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
また、前述したステップS413において、受信したルート探索用制御メッセージが要求でなかった場合、すなわち、応答であった場合には(ステップS413,No)、サービスアクセス部26は、図20に示すように、受信したルート探索用制御メッセージに含まれている中継ノード情報に基づいて、応答すべきESB中継ノード、すなわち、要求時のルート探索用制御メッセージを受信したESB中継ノードを特定する(ステップS427)。
続いて、サービスアクセス部26は、受信したルート探索用制御メッセージから宛先宛先サービスの情報を抽出し(ステップS428)、抽出した宛先サービスの情報に対応するサービス情報をサービス情報テーブル22aから検索する(ステップS429)。
そして、サービスアクセス部26は、該当するサービス情報がなかった場合には(ステップS430,No)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
一方、該当するサービス情報があった場合には(ステップS430,Yes)、サービスアクセス部26は、そのサービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービス(すなわち、サービスSa)のサービス情報であるか否かを確認する。
ここで、サービスアクセス部26は、サービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報であった場合には(ステップS431,Yes)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
一方、サービス情報が、自ノードと同じシステム内に収容されているサービスのサービス情報でなかった場合には(ステップS431,No)、受信したルート探索用制御メッセージに中継ノード情報を追加し(ステップS432)、変更したルート探索用制御メッセージを、応答すべきESB中継ノードに対して返送して(ステップS433)、メッセージ転送経路選択処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、ルート解析部25が、通信経路を介してルート探索用制御メッセージをやり取りすることによって、通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測し、計測した伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定し、サービスアクセス部26が、通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度およびルート解析部25により決定された優先順位に基づいて、複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択するので、メッセージの優先度に応じて、最適な通信経路を選択することができる。
また、本実施例では、ルート解析部25が、計測した伝送時間を含むルート制御情報を通信経路ごとにルート制御テーブル22cに記憶させ、サービスアクセス部26が、ルート探索用制御メッセージを他のESB中継ノードから受信した場合に、当該ルート探索用制御メッセージの宛先に設定されているサービスまでの通信経路に係るルート制御情報がルート制御テーブル22cに記憶されているルート制御情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該ルート制御情報の伝送時間を含んだルート探索用制御メッセージを、送信元のESB中継ノードに対して返送するので、伝送時間計測用メッセージの伝播範囲を縮小して、ネットワークの負荷を軽減することができる。
また、本実施例では、ルート解析部25が、優先度が設定されたルート探索用制御メッセージを、通信経路を介してやり取りすることによって、通信経路、および、メッセージの優先度ごとに伝送時間を計測するので、メッセージの優先度に応じて、より最適な通信経路を選択することができるようになる。
なお、本実施例では、4つのシステムがリング構成で接続された分散システムに本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、システムは4つ未満または5つ以上であった場合でも、また、各システムがメッシュ構成など他のネットワークトポロジーで接続されていた場合でも同様に適用することができる。
なお、本実施例では、ESB中継ノードについて説明したが、ESB中継ノードが有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する通信経路選択プログラムを得ることができる。そこで、この通信経路選択プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図21は、本実施例に係る通信経路選択プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ100は、RAM110と、CPU120と、HDD130と、LANインタフェース140と、入出力インタフェース150と、DVDドライブ160とを有する。
RAM110は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU120は、RAM110からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD130は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース140は、コンピュータ100をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース150は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ160は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ100において実行される通信経路選択プログラム111は、DVDに記憶され、DVDドライブ160によってDVDから読み出されてコンピュータ100にインストールされる。
あるいは、この通信経路選択プログラム111は、LANインタフェース140を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ100にインストールされる。
そして、インストールされた通信経路選択プログラム111は、HDD130に記憶され、RAM110に読み出されてCPU120によって通信経路選択プロセス121として実行される。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
たとえば、本実施例で説明したESB中継ノードの機能が、APサーバに実装されていてもよい。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る通信経路選択プログラム、通信経路選択方法および通信経路選択装置は、SOAにより構築されたシステムに有用であり、特に、サービス間でやり取りされるメッセージに優先度が設定される場合に適している。
Claims (9)
- 複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択プログラムであって、
前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測手順と、
前記伝送時間計測手順により計測された伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定手順と、
前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定手順により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする通信経路選択プログラム。 - 前記伝送時間計測手順により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶手順と、
前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶手順により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答手順と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の通信経路選択プログラム。 - 前記伝送時間計測手順は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする請求項1または2に記載の通信経路選択プログラム。
- 複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択方法であって、
前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測工程と、
前記伝送時間計測工程により計測された伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定工程と、
前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定工程により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択工程と、
を含んだことを特徴とする通信経路選択方法。 - 前記伝送時間計測工程により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶工程と、
前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶工程により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答工程と、
をさらに含んだことを特徴とする請求項4に記載の通信経路選択方法。 - 前記伝送時間計測工程は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする請求項4または5に記載の通信経路選択方法。
- 複数の通信経路で接続された通信装置の間でメッセージがやり取りされる際に当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択装置であって、
前記通信経路を介して伝送時間計測用メッセージをやり取りすることによって、前記通信経路ごとにメッセージの伝送にかかる伝送時間を計測する伝送時間計測手段と、
前記伝送時間計測手段により計測された伝送時間に基づいて、各通信経路の優先順位を決定する通信経路優先順位決定手段と、
前記通信装置の間でやり取りされるメッセージに優先度が設定されていた場合に、当該メッセージの優先度および前記通信経路優先順位決定手段により決定された優先順位に基づいて、前記複数の通信経路の中から当該メッセージの伝送に用いられる通信経路を選択する通信経路選択手段と、
を備えたことを特徴とする通信経路選択装置。 - 前記伝送時間計測手段により計測された伝送時間を含む経路情報を前記通信経路ごとに記憶手段に記憶させる経路情報記憶手段と、
前記伝送時間計測用メッセージを他の通信装置から受信した場合に、当該伝送時間計測用メッセージの宛先に設定されている通信装置までの通信経路に係る経路情報が前記経路情報記憶手段により記憶された経路情報に含まれているか否かを判定し、含まれていた場合には、当該経路情報を含んだ伝送時間計測用メッセージを前記他の通信装置に対して返送する代理応答手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の通信経路選択装置。 - 前記伝送時間計測手段は、優先度が設定された伝送時間計測用メッセージを、前記通信経路を介してやり取りすることによって、前記通信経路、および、前記メッセージの優先度ごとに前記伝送時間を計測することを特徴とする請求項7または8に記載の通信経路選択装置。
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