JPWO2008096878A1 - 再送制御方法及び受信側装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る再送制御方法は、送信側装置10が、物理データチャネルに関連付けられている物理制御チャネルを介して、新規パケットの送信時に更新される新規データ指示子、及び、初送であるか或いは再送であるかについて示す再送シーケンス番号を送信する物理制御チャネル送信工程と、受信側装置10が、物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子及び再送シーケンス番号に基づいて、物理データチャネルを介して受信したパケットに対する送達確認情報を送信する送達確認情報送信工程とを有する。

Description

本発明は、物理データチャネルを介して送信側装置から受信側装置に送信されるパケットについて、当該パケットに対する送達確認情報に基づいて再送制御を行う再送制御方法及び受信側装置に関する。
従来、再送制御を行う移動通信システムとして、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)移動通信システムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図1乃至図7を参照して、従来のHSDPA移動通信システムにおける再送制御について説明する。
図1に示す構成を具備するHSDPA移動通信システムにおける再送制御は、MAC-hsレイヤにおける「HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)再送制御」及びRLCレイヤにおける「ARQ再送制御」によって実現されている。
かかるHSDPA移動通信システムでは、RLCレイヤにおけるARQ再送制御が、MAC-hsレイヤにおいて補償し切れなかったパケットの受信失敗又は復号誤りに対して最終的に補償するように構成されている。 また、かかるHSDPA移動通信システムでは、RLCレイヤにおけるARQ再送制御が、HARQ再送制御における送達確認情報(ACK/NACK)の誤検出(例えば、移動局において、NACKをACKと誤検出する場合や、DTX状態である場合にACKを受信したと誤検出する場合)等により生じたパケットの欠落(ロス)に対して最終的に補償するように構成されている。
図2A乃至図2Fを参照して、かかるHSDPA移動通信システムにおける再送制御について具体的に説明する。以下、HARQプロセスが1つであるものとして説明する。また、各パケットに割り当てられる「TSN(送信シーケンス番号:Transmission Sequence Number)」は、0から15の間の値を巡回して取るものとする。
図2Aでは、受信側装置(移動局)30のMAC-hsレイヤが、「TSN=15」のパケットの受信及び復号に成功したため、「TSN=15」のパケットを順序制御バッファ35に保存すると共に、順序制御バッファ35から「TSN=10」のパケットを抽出してRLCレイヤに渡している。そして、受信側装置30において、次に受信を期待するパケットの「TSN」が「0」となる。
一方、図2Bでは、受信側装置30のMAC-hsレイヤにおいて、上述のような原因(受信失敗、復号誤り、誤検出等)によって「TSN=0」のパケットが欠落している。したがって、受信側装置30において、次に受信を期待するパケットの「TSN」が「0」のままであるにも関わらず、送信側装置(基地局)10が、「TSN=0」のパケットに対するNACKを受信していないため、受信側装置30に対して、「TSN=1」のパケットを送信している。
その後、受信側装置30のMAC-hsレイヤが、「TSN=1」のパケットの受信及び復号に成功したため、「TSN=1」のパケットを順序制御バッファ35に保存すると共に、順序制御バッファ35から「TSN=12」のパケットを抽出してRLCレイヤに渡している。
そして、図2C乃至図2Eにおいて、同様の動作が繰り返される。この間、受信側装置30において、次に受信を期待するパケットの「TSN」は「0」のままである。
その後、図2Fにおいて、受信側装置30のMAC-hsレイヤが、「TSN=5」のパケットの受信及び復号に成功したため、「TSN=5」のパケットを順序制御バッファ35に保存する。
この際、受信側装置30のMAC-hsレイヤは、順序制御バッファ35から「TSN=0」のパケットを抽出してRLCレイヤに渡すことを試みるが、「TSN=0」のパケットが順序制御バッファ35に保存されていないため、失敗に終わる。
その結果、RLCレイヤのARQエンティティ36が、「TSN=0」のパケットの欠落(ロス)を検出し、ARQ再送制御によって、送信側装置10に対して「TSN=0」のパケットの再送を要求するように構成されている。
また、図1に示すように、かかるHSDPA移動通信システムでは、基地局が、移動局に対して、図3に示すL1/L2制御情報を送信するための共有物理制御チャネルとして「HS-SCCH(High Speed Shared Control Channel)」を介して、L1/L2制御情報を送信し、共有物理データチャネルとして「HS-PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)」を介してパケットを送信するように構成されている。
ここで、図3に示すように、HS-SCCHとHS-PDSCHとは関連付けられている。移動局は、受信したHS-SCCHに含まれているL1/L2制御情報に基づいて、当該HS-SCCHに関連付けられているHS-PDSCHに含まれているパケットを受信するように構成されている。
また、かかるHSDPA移動通信システムでは、HS-PDSCH上に、トランスポートチャネルとして「HS-DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)」が多重されるように構成されている。
また、かかるHSDPA移動通信システムでは、HS-DSCH上の各TTI(Transmission Time Interval)において、1つのプロトコルデータユニット(「MAC-hs PDU」)(以下、パケット)が送信されるように構成されている。なお、かかるパケットのヘッダ部分には、当該パケットの「TSN」が挿入されている。
また、かかるHSDPA移動通信システムでは、移動局が、HS-SCCHを介して受信したL1/L2制御情報(図4参照)内の「UE identiy(16ビット)」に基づいて、HS-DSCH上の各TTIが自局に割り当てられているか否かについて判断する。
そして、移動局は、HS-DSCH上のTTIが自局に割り当てられている場合には、L1/L2制御情報(図4参照)内の「NDI(新規データ指示子(New Data Indicator(1ビット)))」に基づいて、当該TTIにおいて送信されるパケットが、新規パケットであるか、又は、再送パケットであるかについて判断する。移動局は、当該判断結果に基づいて、MAC-hsレイヤにおけるHARQ再送制御を行う。
ここで、従来のHSDPA移動通信システムで用いられている「NDI」は、1ビットで構成されており、新規パケットの送信時に更新されるように構成されている。具体的には、「NDI」は、「0」→「1」というように、2つの値を巡回して取るように構成されている。
3GPP TS25.308
図5及び図6を参照して、従来のHSDPA移動通信システムにおいて、HS-SCCHによって通知される「NDI=1」と、受信側装置30において次に受信を期待している「Expecting NDI=0」との間に不一致が生じるケースについて説明する。
かかる不一致の原因として、以下の3つのケースが想定される。
・ 送信側装置10が、「TSN=N」のパケットに対するNACKをACKと誤検出したため、受信側装置30に対して、新規パケット(TSN=N+1)を送信するケース(A)。
・ DTX状態であるにも関わらず、送信側装置10が、「TSN=N」のパケットに対するACKを受信したと誤検出したため、受信側装置30に対して、新規パケット(TSN=N+1)を送信するケース(B)。
・ 送信側装置10が、「TSN=N」のパケットに対するACKをNACKと誤検出したため、受信側装置30に対して、「TSN=N」のパケットを再送するケース(C)。
第1に、図5を参照して、ケース(A)について説明する。
図5に示すように、受信側装置30は、「TSN=N」のパケットの受信処理(復号処理)に失敗すると、「TSN=N」のパケットに対するNACKといった送達確認情報(「TSN=N」のパケットの復号結果)を、個別物理制御チャネル(HS-DPCCH:High Speed Dedicated Physical Control Channel)(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信する。
ここで、無線伝搬路の状態が悪く、受信側装置30が、NACKを送信したにも関わらず、送信側装置10が、HARQフィードバック物理チャネルを介して、「TSN=N」のパケットに対するACKを受信したと誤判定する場合、送信側装置10は、受信側装置30に対して、新規パケットとして「TSN=N+1」のパケットを送信してしまう。このため、受信側装置30において「TSN=N」のパケットが欠落する。
また、受信側装置30は、送信側装置10から、HS-SCCHを介して送信された「NDI」に基づいて、当該HS-SCCHに関連付けられているHS-PDSCHを介して送信されるパケットが、新規パケットであるか又は再送パケットであるかについて判定している。
しかしながら、上述のような場合、送信側装置10からHS-SCCHを介して通知される「NDI=1」と、受信側装置30において次に受信を期待している「Expecting NDI=0」との間に不一致が生じてしまう。
第2に、図6を参照して、ケース(B)について説明する。
図6に示すように、受信側装置30は、「TSN=N」のパケットを送信するためのHS-PDSCHに関連付けられている、HS-SCCHを介して送信されるL1/L2制御情報の受信処理(復号処理)に失敗すると、自局宛てに当該パケットが送信されたか否かについて判断できない。
このため、受信側装置30は、当該HS−SCCHに後続するHS-PDSCHを介して送信される当該「TSN=N」のパケットを復号することができない。
このため、受信側装置30は、「TSN=N」のパケットに対するACK/NACKといった送達確認情報(「TSN=N」のパケットの復号結果)を、HS-DPCCH(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信できないため、「DTX:Discontinuous Transmission」と呼ばれる無送信動作となる。
ここで、無線伝搬路の状態が悪く、受信側装置30が、DTX(無送信)状態であるにも関わらず、送信側装置10が、HARQフィードバック物理チャネルを介して、「TSN=N」のパケットに対するACKを受信したと誤判定する場合、送信側装置10は、受信側装置30に対して、新規パケットとして「TSN=N+1」のパケットを送信してしまう。このため、受信側装置30において「TSN=N」のパケットが欠落する。
また、かかる場合、送信側装置10からHS-SCCHを介して通知される「NDI=1」と、受信側装置30において次に受信を期待している「Expecting NDI=0」との間に不一致が生じてしまう。
第3に、図7を参照して、ケース(C)について説明する。
図7に示すように、受信側装置30は、「TSN=N」のパケットの受信処理(復号処理)に成功すると、「TSN=N」のパケットに対するACKといった送達確認情報(「TSN=N」のパケットの復号結果)を、HS−DPCCH(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信する。
ここで、無線伝搬路の状態が悪く、受信側装置30が、ACKを送信したにも関わらず、送信側装置10が、HARQフィードバック物理チャネルを介して、「TSN=N」のパケットに対するNACKを受信したと誤判定する場合、送信側装置10は、受信側装置30に対して、再送パケットとして「TSN=N」のパケットを送信してしまう。このため、受信側装置30において「TSN=N」のパケットを重複して受信してしまう。
また、かかる場合、送信側装置10からHS-SCCHを介して通知される「NDI=1」と、受信側装置30において次に受信を期待している「Expecting NDI=0」との間に不一致が生じてしまう。
さらに、従来のHSDPA移動通信システムにおいて、受信側装置30は、HARQフィードバック物理チャネルを介して、送達確認信号としてACK又はNACKのいずれかしか送信できない。
したがって、上述のケース(A)及び(B)において、受信側装置30が、HS-PDSCHを介して送信される「TSN=N+1」のパケットを復号し、当該復号結果に基づいて、送信側装置10に対してACK又はNACKのいずれかを通知したとしても、HARQ再送制御において、送信側装置10は、「TSN=N」のパケットを再送することができない。このため、受信側装置30において「TSN=N」のパケットが欠落する。
このようにして受信側装置30において欠落した「TSN=N」のパケットは、RLCレイヤにおけるARQ再送制御によって補償される。
しかしながら、RLCレイヤは、上述のように、HARQフィードバック物理チャネルを介して送信される送達確認情報の誤検出によるパケットの欠落を検出し、当該パケットについての再送制御を行う場合、定期的に送信されるRLCレイヤの受信状態報告(STATUS REPORT)や当該パケットに対して設定した送達確認情報を待つタイマの満了をトリガーとしている。
このため、RLCレイヤが、当該パケットの欠落を検出するには、通常数十ミリ秒単位での時間を要し、伝送遅延が増加するという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、送信側装置においてHARQフィードバック物理チャネルを介して送信された送達確認情報を誤検出した場合のパケットの欠落を迅速に検出して再送制御を行う再送制御方法及び受信側装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、物理データチャネルによって送信側装置から受信側装置に送信されるパケットについて、該パケットに対する送達確認情報に基づいて再送制御を行う再送制御方法であって、前記送信側装置が、前記物理データチャネルに関連付けられている物理制御チャネルを介して、新規パケットの送信時に更新される新規データ指示子、及び、初送であるか或いは再送であるかについて示す再送シーケンス番号を送信する物理制御チャネル送信工程と、前記受信側装置が、前記物理制御チャネルを介して受信した前記新規データ指示子及び前記再送シーケンス番号に基づいて、前記物理データチャネルを介して受信したパケットに対する送達確認情報を送信する送達確認情報送信工程とを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記受信側装置は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、再送であることを示す場合、前記受信側装置は、前記パケットの受信成功を示す前記送達確認情報を送信してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と等しく、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記受信側装置は、前記パケットの受信結果を示す前記送達確認情報を送信してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なる場合、前記受信側装置は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記前回の送信機会と前記今回の送信機会とは、同一のHARQプロセスに対して割り当てられていてもよい。
本発明の第2の特徴は、新規パケットの送信時に更新される新規データ指示子及び初送であるか或いは再送であるかについて示す再送シーケンス番号を含む物理制御チャネルを受信するように構成されている物理制御チャネル受信部と、前記物理制御チャネルに関連付けられている物理データチャネルを受信するように構成されている物理データチャネル受信部と、前記物理制御チャネルを介して受信した前記新規データ指示子及び前記再送シーケンス番号に基づいて、前記物理データチャネルを介して受信したパケットに対する送達確認情報を送信するように構成されている送達確認情報送信部とを具備することを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、再送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、前記パケットの受信成功を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と等しく、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、前記パケットの受信結果を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なる場合、前記送達確認情報送信部は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記前回の送信機会と前記今回の送信機会とは、同一のHARQプロセスに対して割り当てられていてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、送信側装置においてHARQフィードバック物理チャネルを介して送信された送達確認情報を誤検出した場合のパケットの欠落を迅速に検出して再送制御を行う再送制御方法及び受信側装置を提供することができる。
図1は、従来技術に係る送信側装置及び受信側装置の機能ブロック図である。 図2は、従来技術に係る移動通信システムにおける再送制御の様子を説明するための図である。 図3は、従来技術に係る移動通信システムで用いられるチャネル構成を示す図である。 図4は、従来技術に係る移動通信システムで用いられる共有物理制御チャネルのフォーマットを示す図である。 図5は、従来技術に係る移動通信システムにおける再送制御の問題点を説明するための図である。 図6は、従来技術に係る移動通信システムにおける再送制御の問題点を説明するための図である。 図7は、従来技術に係る移動通信システムにおける再送制御の問題点を説明するための図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る送信側装置及び受信側装置の機能ブロック図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムで用いられる共有物理制御チャネルのフォーマットを示す図である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る受信側装置の動作を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける再送制御の様子を説明するための図である。 図12は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける再送制御の様子を説明するための図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける再送制御の様子を説明するための図である。 図14は、本発明の第2の実施形態に係る送信側装置及び受信側装置の機能ブロック図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図8及び図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
本実施形態に係る移動通信システムは、物理データチャネルを介して送信側装置10から受信側装置30に送信されるパケットについて、当該パケットに対する送達確認情報(ACK/NACK/DTX状態)に基づいて再送制御を行うように構成されている。
ここで、物理データチャネル(共有物理データチャネル)の一例として「HS-PDSCH」が想定され、物理制御チャネル(共有物理制御チャネル)の一例として「HS-SCCH」が想定され、HS-PDSCH上に多重されるトランスポートチャネルの一例として「HS-DSCH」が想定され、HS-DSCH上で送信されるプロトコルデータユニット(パケット)の一例として「MAC-hs PDU」が想定される。しかしながら、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
また、本発明に係る送信側装置10及び受信側装置30は、下り方向の通信(送信側装置10が基地局であり、受信側装置30が移動局である場合)にも、上り方向の通信(送信側装置10が移動局であり、受信側装置30が基地局である場合)にも、適用可能であるものとする。
図8に示すように、送信側装置10は、レイヤ2の機能として、RLCエンティティ11と、送信バッファ12と、TSN付与部13と、HARQエンティティ14と、複数のHARQプロセス15と、再送・スケジューラ機能18とを具備している。また、送信側装置10は、レイヤ1の機能として、共有物理制御チャネル送信部16Aと、共有物理データチャネル送信部16Bと、個別物理制御チャネル受信部17Aと、個別物理データチャネル受信部17Bとを具備している。
RLCエンティティ11は、上述したARQ再送制御を行うように構成されている。なお、RLCエンティティ11は、各パケット単位で、ARQ再送制御を行うように構成されていてもよいし、複数のパケット単位で、ARQ再送制御を行うように構成されていてもよい。
送信バッファ12は、RLCエンティティ11から送信されたユーザデータを一時的に格納した後、TSN付与部13に送信するように構成されている。
TSN付与部13は、送信バッファ12から送信されたユーザデータに対して、TSNを含むヘッダ及び誤り訂正符号(CRC等)等を付与することによって、共有物理データチャネルに多重されるトランスポートチャネル上で送信されるプロトコルデータユニット(パケット)を生成するように構成されている。
HARQエンティティ14は、再送・スケジューラ機能18からのHARQ再送制御やスケジューリング制御に関する指示に応じて、各パケットを送信するHARQプロセスを割り当てるように構成されている。
具体的には、HARQエンティティ14は、再送・スケジューラ機能18からの指示に応じて、送信バッファ12に蓄積されているユーザデータを廃棄したり、各送信機会(上述のトランスポートチャネルにおける各TTI)においてどのパケット(新規パケット及び再送パケット)を送信するべきかについて決定したりするように構成されている。
また、HARQエンティティ14は、各送信機会において、パケットの送信を行うHARQプロセスを特定する「HARQ process#」を、共有物理制御チャネル送信部16Aに通知するように構成されている。
各HARQプロセス15は、HARQエンティティ14によってパケット(新規パケット及び再送パケット)の送信を行うように指示された場合、当該パケットを送信するように共有物理データチャネル送信部16Bに対して指示するように構成されている。
また、各HARQプロセス15は、各送信機会において、新規パケットを送信する際に、NDI(新規データ指示子)を更新して、共有物理制御チャネル送信部16Aに通知するように構成されている。なお、各HARQプロセス15は、各送信機会において、再送パケットを送信する際に、NDIを更新しないように構成されている。
また、各HARQプロセス15は、各送信機会において、送信するパケットが「初送」であるか「再送」であるかについて示す「RSN(Retransmission Sequence Number)」を、共有物理制御チャネル送信部16Aに通知するように構成されている。
各HARQプロセス15は、NDIが更新された場合(「初送」の場合)には、RSNに「0」を設定し、受信したNACKに応じて再送する場合には、RSNを「1」増加させ、DTX状態に応じて再送する場合には、RSNを増加させないように構成されている。
なお、各HARQプロセス15は、RSNが最大値になった後に(例えば、RSNが2ビットで構成されている場合にはRSNが「11」となった後に)、再送を行う場合には、RSNを増加させないように構成されている。
また、各HARQプロセス15は、個別物理制御チャネル受信部17Aによって、個別物理制御チャネルを介して受信された送達確認情報(ACK/NACK)を、再送・スケジューラ機能18に通知するように構成されている。
また、各HARQプロセス15は、個別物理データチャネル受信部17Bによって、個別物理データチャネルを介して受信された送達確認情報(FAI(False ACK Indicator))を、再送・スケジューラ機能18に通知するように構成されている。
再送・スケジューラ機能18は、各HARQプロセス15から通知された送達確認情報(ACK/NACK/FAI)に基づいて、各パケットに対するHARQ再送制御やスケジューリング制御を行うように構成されている。
共有物理制御チャネル送信部16Aは、HARQエンティティ14から通知されたNDIやHARQ process#を含むL1/L2制御情報を、共有物理制御チャネル(物理制御チャネル)を介して送信するように構成されている。図9に、共有物理制御チャネルを介して送信されるL1/L2制御情報の一例を示す。
ここで、NDI(新規データ指示子:New Data Indicator)は、1ビットで構成されており、新規パケットの送信時に更新されるように構成されている。例えば、NDIは、「0」→「1」→「0」というように、2つの値「0」、「1」を巡回して更新されるように構成されている。NDIの初期値は、「0」であってもよいし、「1」であってもよい。
また、RSNは、図9に示すように、1ビットで構成されていてもよいし、複数ビット(例えば、送信側装置10における最大再送回数に対応するビット)によって構成されていてもよい。
共有物理データチャネル送信部16Bは、共有物理データチャネル(物理データチャネル)における各TTIにおいて、各HARQプロセスから送信されたパケットを送信するように構成されている。なお、共有物理データチャネルは、共有物理制御チャネルに関連付けられている。
個別物理制御チャネル受信部17Aは、個別物理制御チャネル(HARQフィードバック物理チャネル)を介して、ACK/NACKといった送達確認情報を受信して、該当するHARQプロセス15に通知するように構成されている。
なお、個別物理制御チャネル受信部17Aは、所定期間内に、各パケットに対する送達確認情報を受信しない場合、DTX状態であると判断するように構成されている。
個別物理データチャネル受信部17Bは、個別物理データチャネルを介して、FAIといった送達確認情報を含むMAC-PDUを受信して、該当するHARQプロセス15に通知するように構成されている。
ここで、FAIは、欠落したパケットを再送するように要求するものである。したがって、上述の再送・スケジューラ機能18は、FAIを受信した場合、所定のパケット(例えば、1回前のTTIにおいて送信したパケット)を再送するように制御する。
なお、本実施形態では、FAIは、個別物理データチャネルを介して送信されるように構成されているが、個別物理制御チャネルや共有物理データチャネルや共有物理制御チャネル等を介して送信されるように構成されていてもよい。
また、図8に示すように、受信側装置30は、共有物理制御チャネル受信部31Aと、共有物理データチャネル受信部31Bと、HARQエンティティ32Aと、複数のHARQプロセス32Bと、個別物理制御チャネル送信部33Aと、個別物理データチャネル送信部33Bと、TSN抽出部34と、順序制御バッファ35と、RLCエンティティ36とを具備している。
共有物理制御チャネル受信部31Aは、送信側装置10から、共有物理制御チャネル(物理制御チャネル)を介して、L1/L2制御情報を受信するように構成されている。
共有物理制御チャネル受信部31Aは、共有物理制御チャネルを介して送信されたL1/L2制御情報を復号し、復号したL1/L2制御情報を、HARQエンティティ32Aに通知するように構成されている。
共有物理データチャネル受信部31Bは、共有物理制御チャネルを介して送信されたL1/L2制御情報に基づいて、各TTIにおいて、共有物理データチャネルを介して送信されるパケットを、HARQエンティティ32Aに送信するように構成されている。
HARQエンティティ32Aは、共有物理制御チャネル受信部31Aから受信したL1/L2制御情報、及び、共有物理データチャネル受信部31Bから受信したパケットを、該当のHARQプロセス32Bに送信するように構成されている。
各HARQプロセス32Bは、HARQエンティティ32Aから送信されたL1/L2制御情報に基づいて、HARQエンティティ32Aから送信されたパケットを復号し、復号したパケットをTSN抽出部34に送信するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、送達確認情報(ACK/NACK)を生成して個別物理制御チャネル送信部33Aに通知し、送達確認情報(FAI)を生成して個別物理データチャネル送信部33Bに通知するように構成されている。
具体的には、各HARQプロセス32Bは、HARQエンティティ32Aから送信されたL1/L2制御情報に含まれるNDI(受信したNDI)及びRSNに基づいて、送達確認情報(ACK/NACK/FAI)を生成するように構成されている。
例えば、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信成功を示す送達確認情報(ACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が「次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)」と異なり、かつ、通知された「RSN」が「初送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(FAI)を生成するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信成功を示す送達確認情報(ACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が「次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)」と異なり、かつ、通知された「RSN」が「再送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(ACK)を生成するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報(NACK)を送信している、ここで、通知された「NDI」が、「次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)」と等しく、かつ、通知された「RSN」が「初送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する受信結果を示す送達確認情報(ACK/NACK)を送信するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報(NACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が、「次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)」と異なる場合、各HARQプロセス32Bは、欠落パケットの再送要求を示す送達確認情報(FAI)を送信するように構成されている。
ここで、上述の前回のTTI(送信機会)と今回のTTI(送信機会)とは、同一のHARQプロセス32Bに対して割り当てられているものとする。
なお、本実施形態において、上述の前回のTTI(送信機会)及び今回のTTI(送信機会)は、各HARQプロセス32Bから見たものである。図12に示すケース(B)では、パケット「TSN=N+1」が送信される送信機会が、今回のTTIであるとすると、パケット「TSN=N−1」が送信される送信機会が、前回のTTIとなる。これは、HARQプロセス#nは、パケット「TSN=N」が送信される送信機会では、共有物理制御チャネルを介して送信されるL1/L2制御情報の受信に失敗しているため、かかる送信機会が当該HARQプロセス#nに割り当てられていることを認識できないことをその理由とする。
ここで、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(ACK)を生成するごとに、Expected NDIを更新するように構成されている。
なお、各HARQプロセス32Bは、HARQ RTT(Round Trip Time)が経過するよりも早く、当該HARQプロセス32B宛てのパケットを受信した場合、当該パケットを廃棄するように構成されていてもよい。
また、各HARQプロセス32Bは、今回のTTIにおいてNDIが更新されていない場合で、かつ、今回のTTIにおいて受信したパケットのサイズ(TBS:Transport Block Size)が前回のTTIにおいて受信したパケットのサイズと異なる場合、当該パケットを廃棄するように構成されていてもよい。
個別物理制御チャネル送信部33Aは、各HARQプロセス32Bから通知された送達確認情報(ACK/NACK)を、個別物理制御チャネル(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信するように構成されている。
なお、HARQフィードバック物理チャネルは、少なくとも2種類の送達確認情報を通知する必要があるため、HARQフィードバック物理チャネルにおいて、送達確認情報を通知するためのビットを少なくとも1ビット準備する必要がある。
また、個別物理データチャネル送信部33Bは、各HARQプロセス32Bから通知された送達確認情報(FAI)を、MAC-PDUとして個別物理データチャネルを介して送信するように構成されている。
TSN抽出部34は、各HARQプロセス32Bから送信されたパケットのTSNを抽出するように構成されている。また、TSN抽出部34は、RLCエンティティ36に対して各パケットをTSNの順に送信するために、抽出したTSNに基づいて各パケットを順序制御バッファ35に格納するように構成されている。
RLCエンティティ36は、順序制御バッファ35から送信されたパケットのTSNを参照して、当該パケットについてのARQ再送制御を行うように構成されている。なお、RLCエンティティ36は、各パケット単位で、ARQ再送制御を行うように構成されていてもよいし、複数のパケット単位で、ARQ再送制御を行うように構成されていてもよい。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
以下、図10乃至図13を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。具体的には、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、基地局(送信側装置10のプロセス#n)から移動局(受信側装置30のプロセス#n)に対して送信されるパケットについての再送制御について説明する。
図10に示すように、ステップS1001において、移動局は、プロセス#nに割り当てられた今回のTTIにおいて、基地局から共有物理制御チャネル(例えば、HS-SCCH)を介して送信されたL1/L2制御情報を受信する。
ステップS1002において、共有物理制御チャネルを介して送信されたL1/L2制御情報の受信及び復号に成功したか否かについて判定される。
共有物理制御チャネルを介して送信されたL1/L2制御情報の受信又は復号に失敗した場合、ステップS1003において、移動局は、HARQフィードバック物理チャネル(例えば、DPCCH)を介して送達確認情報を送信しないDTX状態となる。
一方、共有物理制御チャネルを介して送信されたL1/L2制御情報の受信及び復号に成功した場合、ステップS1004Aにおいて、移動局は、HARQプロセス#nに割り当てられていた前回のTTIにおいて、ACKを送信していたか否かについて判定する。ACKを送信していたと判定された場合、本動作は、ステップS1004Bに進み、NACKを送信していたと判定された場合、本動作は、ステップS1013に進む。
ステップS1004Bにおいて、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したNDI(受信したNDI)が、次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)と一致するか否かについて判定する。すなわち、移動局は、「受信したNDI」が増加している(更新されている)か否かについて判定する。
「受信したNDI」が「Expected NDI」と等しいと判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加している(更新されている)と判定された場合、ステップS1005において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルを介して受信したパケットを復号する。
ステップS1006において、移動局は、当該パケットの復号結果(受信結果)に基づいて、送達確認情報(ACK/NACK)を、HARQフィードバック物理チャネルを介して送信する。
一方、「受信したNDI」が「Expected NDI」と異なると判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)と判定された場合、ステップS1007において、共有物理制御チャネルを介して受信した「RSN」が「初送」を示すか否かについて、すなわち、「RSN」が「0」であるか否かについて判定される。
「RSN」が「初送」を示すと判定された場合(すなわち、「RSN」が「0」である場合)、移動局は、ステップS1008において、DTX状態であるにもかかわらずACKを受信したと誤検出したことによって、パケットの欠落が発生したと判断する(図12におけるケース(B))。そして、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルを介して受信したパケットを復号する。
移動局は、ステップS1009において、個別物理制御チャネルを介して、当該パケットの復号結果を送信する。また、移動局は、ステップS1010において、個別物理データチャネルを介して、欠落パケット(図12の例では「TSN=N」のパケット)を再送するように要求するための送達確認情報(FAI)を送信する。
一方、「RSN」が「再送」を示すと判定された場合(すなわち、「RSN」が「0」以外である場合)、移動局は、ステップS1011において、ACKをNACKと誤検出したことによる冗長な再送であると判断(図13におけるケース(C))する。そして、移動局は、ステップS1012において、HARQプロセス#nにおけるパケットの復号結果によらず、送達確認情報(ACK)を、個別物理制御チャネル(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信する。
ステップS1013において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したNDI(受信したNDI)が、次に受信を期待しているNDI(Expected NDI)と一致するか否かについて判定する。すなわち、移動局は、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)か否かについて判定する。
「受信したNDI」が「Expected NDI」と等しいと判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)と判定された場合、本動作は、ステップS1004に進み、「受信したNDI」が「Expected NDI」と異なると判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加している(更新されている)と判定された場合、本動作は、ステップS1019に進む。
ステップS1014において、共有物理制御チャネルを介して受信した「RSN」が「初送」を示すか否かについて、すなわち、「RSN」が「0」であるか否かについて判定される。
「RSN」が「初送」を示すと判定された場合(すなわち、「RSN」が「0」である場合)、ステップS1015において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルに含まれるパケットを復号する。
ステップS1016において、移動局は、当該パケットの復号結果(受信結果)に基づいて、送達確認情報(ACK/NACK)を、HARQフィードバック物理チャネルを介して送信する。
一方、「RSN」が「再送」を示すと判定された場合(すなわち、「RSN」が「0」以外である場合)、移動局は、ステップS1017において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルに含まれるパケットを復号する。
ステップS1018において、移動局は、上述のパケットの復号結果(受信結果)に基づいて、送達確認情報(ACK/NACK)を、HARQフィードバック物理チャネルを介して送信する。
ステップS1019において、移動局は、NACKをACKと誤検出したことによって、パケットの欠落が発生したと判断し(図11におけるケース(A))、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルを介して受信したパケットを復号する。
移動局は、ステップS1020において、個別物理制御チャネルを介して、当該パケットの復号結果を送信し、ステップS1021において、個別物理制御チャネルを介して、欠落パケット(図12の例では「TSN=N」のパケット)を再送するように要求するための送達確認情報(FAI)を送信する。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、RLCレイヤによる再送制御を待つことなく、NDI及びRSNに基づいてパケットの欠落を検出することができ、各HARQプロセスにおけるパケットの復号結果によらず、送達確認情報(FAI)を送信するように構成されているため、伝送遅延を抑制することができる。
(本発明の第2の実施形態に係る移動通信システム)
図14を参照して、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。以下、本実施形態に係る移動通信システムについて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点について主として説明する。
本実施形態に係る移動通信システムの構成は、LTE(Long Term Evolution)によって規格されている構成に準拠するものとする。
ここで、下り方向の共有物理データチャネルとして「PDSCH:Physical Downlink Shared Channel」が用いられ、下り方向の共有物理制御チャネルとして「PDCCH:Physical Downlink Control Channel」が用いられる。
また、上り方向の共有物理制御チャネルとして「PUCCH:Physical Uplink Control Channel」が用いられ、上り方向の共有物理データチャネルとして「PUSCH:Physical Uplink Shared Channel」が用いられる。
PDSCH上に多重されるトランスポートチャネルとして「DL-SCH:Downlink Shared Channel」が用いられ、PUSCH上に多重されるトランスポートチャネルとして「UL-SCH:Uplink Shared Channel」が用いられている。
図14に示すように、送信側装置10は、論理チャネルに1対1に対応する複数のRLCエンティティ11を具備しており、受信側装置30も、同様に、論理チャネルに1対1に対応する複数のRLCエンティティ36を具備している。各RLCエンティティ11、36の機能は、上述の第1の実施形態におけるRLCエンティティ11、36の機能と同様である。
また、送信側装置10は、送信バッファ12の代わりに、MAC多重部12Aを具備し、TSN付与部13の代わりに、MACヘッダ付与部13Aを具備し、個別物理制御チャネル受信部17Aの代わりに、共有物理制御チャネル受信部17A1を具備し、個別物理データチャネル受信部17Bの代わりに、共有物理データチャネル受信部17B1を具備している。
一方、受信側装置30は、TSN抽出部34の代わりに、ヘッダ解析部34Aを具備し、順序制御バッファ35の代わりに、多重分離部35Aを具備し、個別物理制御チャネル送信部33Aの代わりに、共有物理制御チャネル送信部33A1を具備し、個別物理データチャネル送信部33Bの代わりに、共有物理データチャネル送信部33B1を具備している。
MAC多重部12Aは、複数のRLCエンティティ11から送信されたユーザデータを多重して一時的に格納した後、MACヘッダ付与部13Aに送信するように構成されている。
MACヘッダ付与部13Aは、MAC多重部12Aから送信されたユーザデータに対して、MACヘッダ及び誤り訂正符号(CRC等)等を付与することによって、共有物理データチャネルに多重されるトランスポートチャネル上で送信されるプロトコルデータユニット(パケット)を生成するように構成されている。
共有物理制御チャネル受信部17A1は、ACK/NACKといった送達確認情報を共有物理制御チャネル(HARQフィードバック物理チャネル)を介して受信して、該当するHARQプロセス15に通知するように構成されている。
なお、共有物理制御チャネル受信部17A1は、所定期間内に、各パケットに対する送達確認情報を受信しない場合、DTX状態であると判断するように構成されている。
共有物理制御チャネル送信部33A1は、各HARQプロセス32Bから通知された送達確認情報(ACK/NACK)を、共有物理制御チャネル(HARQフィードバック物理チャネル)を介して送信するように構成されている。
ヘッダ解析部34Aは、各HARQプロセス32Bから送信されたパケットのヘッダを解析し、複数のRLCエンティティ36のそれぞれに対して各パケットを送信するために、各パケットを多重分離部35Aに格納するように構成されている。
多重分離部35Aは、複数のRLCエンティティ宛てのパケットを分離して、該当するRLCエンティティ36に対して送信するように構成されている。
なお、本実施形態では、FAIは、共有物理データチャネルを介して送信されるように構成されているが、個別物理制御チャネルや個別物理データチャネルや共有物理制御チャネル等を介して送信されるように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、ACK/NACKは、下り方向の共有物理制御チャネルに関連付けられている上り方向の共有物理制御チャネルを介して送信されるように構成されているが、個別物理制御チャネルを介して送信されるように構成されていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
なお、日本国特許出願第2007−031384号(2007年2月9日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る再送制御方法及び受信側装置は、送信側装置においてHARQフィードバック物理チャネルを介して送信された送達確認情報を誤検出した場合のパケットの欠落を迅速に検出して再送制御を行うため、伝送遅延を抑制することができる。
また、かかるHSDPA移動通信システムでは、移動局が、HS-SCCHを介して受信したL1/L2制御情報(図4参照)内の「UE identity(16ビット)」に基づいて、HS-DSCH上の各TTIが自局に割り当てられているか否かについて判断する。
また、かかる場合、送信側装置10からHS-SCCHを介して通知される「NDI=」と、受信側装置30において次に受信を期待している「Expecting NDI=」との間に不一致が生じてしまう。
例えば、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信成功を示す送達確認情報(ACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が「次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)」と異なり、かつ、通知された「RSN」が「初送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(FAI)を生成するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信成功を示す送達確認情報(ACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が「次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)」と異なり、かつ、通知された「RSN」が「再送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(ACK)を生成するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報(NACK)を送信している、ここで、通知された「NDI」が、「次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)」と等しく、かつ、通知された「RSN」が「初送」を示す場合、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する受信結果を示す送達確認情報(ACK/NACK)を送信するように構成されている。
また、各HARQプロセス32Bは、当該HARQプロセス32Bに割り当てられていた前回のTTI(送信機会)においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報(NACK)を送信している。ここで、通知された「NDI」が、「次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)」と異なる場合、各HARQプロセス32Bは、欠落パケットの再送要求を示す送達確認情報(FAI)を送信するように構成されている。
ここで、各HARQプロセス32Bは、当該パケットに対する送達確認情報(ACK)を生成するごとに、Expecting NDIを更新するように構成されている。
ステップS1004Bにおいて、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したNDI(受信したNDI)が、次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)と一致するか否かについて判定する。すなわち、移動局は、「受信したNDI」が増加している(更新されている)か否かについて判定する。
「受信したNDI」が「Expecting NDI」と等しいと判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加している(更新されている)と判定された場合、ステップS1005において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したL1/L2制御情報に基づいて、共有物理データチャネルを介して受信したパケットを復号する。
一方、「受信したNDI」が「Expecting NDI」と異なると判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)と判定された場合、ステップS1007において、共有物理制御チャネルを介して受信した「RSN」が「初送」を示すか否かについて、すなわち、「RSN」が「0」であるか否かについて判定される。
ステップS1013において、移動局は、共有物理制御チャネルを介して受信したNDI(受信したNDI)が、次に受信を期待しているNDI(Expecting NDI)と一致するか否かについて判定する。すなわち、移動局は、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)か否かについて判定する。
「受信したNDI」が「Expecting NDI」と等しいと判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加していない(更新されていない)と判定された場合、本動作は、ステップS104に進み、「受信したNDI」が「Expecting NDI」と異なると判定された場合、すなわち、「受信したNDI」が増加している(更新されている)と判定された場合、本動作は、ステップS1019に進む。

Claims (12)

  1. 物理データチャネルによって送信側装置から受信側装置に送信されるパケットについて、該パケットに対する送達確認情報に基づいて再送制御を行う再送制御方法であって、
    前記送信側装置が、前記物理データチャネルに関連付けられている物理制御チャネルを介して、新規パケットの送信時に更新される新規データ指示子、及び、初送であるか或いは再送であるかについて示す再送シーケンス番号を送信する物理制御チャネル送信工程と、
    前記受信側装置が、前記物理制御チャネルを介して受信した前記新規データ指示子及び前記再送シーケンス番号に基づいて、前記物理データチャネルを介して受信したパケットに対する送達確認情報を送信する送達確認情報送信工程とを有することを特徴とする再送制御方法。
  2. 前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記受信側装置は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  3. 前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、再送であることを示す場合、前記受信側装置は、前記パケットの受信成功を示す前記送達確認情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  4. 前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と等しく、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記受信側装置は、前記パケットの受信結果を示す前記送達確認情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  5. 前記送達確認情報送信工程において、前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記物理制御チャネルを介して受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なる場合、前記受信側装置は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  6. 前記前回の送信機会と前記今回の送信機会とは、同一のHARQプロセスに対して割り当てられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の再送制御方法。
  7. 新規パケットの送信時に更新される新規データ指示子及び初送であるか或いは再送であるかについて示す再送シーケンス番号を含む物理制御チャネルを受信するように構成されている物理制御チャネル受信部と、
    前記物理制御チャネルに関連付けられている物理データチャネルを受信するように構成されている物理データチャネル受信部と、
    前記物理制御チャネルを介して受信した前記新規データ指示子及び前記再送シーケンス番号に基づいて、前記物理データチャネルを介して受信したパケットに対する送達確認情報を送信するように構成されている送達確認情報送信部とを具備することを特徴とする受信側装置。
  8. 前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の受信側装置。
  9. 前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信成功を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なり、かつ、前記再送シーケンス番号が、再送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、前記パケットの受信成功を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の受信側装置。
  10. 前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と等しく、かつ、前記再送シーケンス番号が、初送であることを示す場合、前記送達確認情報送信部は、前記パケットの受信結果を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の受信側装置。
  11. 前記受信側装置が、前回の送信機会においてパケットの受信失敗を示す送達確認情報を送信しており、今回の送信機会において、前記受信した新規データ指示子が、前記次に受信を期待している新規データ指示子と異なる場合、前記送達確認情報送信部は、欠落パケットの再送要求を示す前記送達確認情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の受信側装置。
  12. 前記前回の送信機会と前記今回の送信機会とは、同一のHARQプロセスに対して割り当てられていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の受信側装置。
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