JPWO2007069737A1 - ネットワーク機器検証装置 - Google Patents

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Abstract

受信検証モードでは、データ送信部(106S)は、送信インターフェイス(101S)を介して所定データを送信し、コントローラ(102)は、送信インターフェイスを介して所定情報を交換するとともに検証対象機器(21)の動作状況を検証する。送信検証モードでは、データ受信部(106R)は、受信インターフェイス(101R)を介して所定データを受信し、コントローラは、受信インターフェイスを介して所定情報を交換するとともに検証対象機器の動作状況を検証する。送受信検証モードでは、データ送信部は、送信インターフェイスを介して所定データを送信し、コントローラは、送信インターフェイスを介して所定情報を交換するとともに検証対象機器の受信動作を検証する。また、データ受信部は、受信インターフェイスを介して所定データを受信し、コントローラは、受信インターフェイスを介して所定情報を交換するとともに検証対象機器の送信動作を検証する。

Description

この発明は、受信機器,送信機器等のネットワーク機器の検証を実施する装置に関し、さらに詳しくは、所定の規格に準拠する所定データの伝送とともにその所定データの処理の際に使用される所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器の検証装置に関する。
データ通信を行う上で、受信機器、送信機器等のネットワーク機器が正常動作することを検証する必要がある。従来、検証者が、検証対象機器とその検証対象機器に対応する検証装置とを同一ケーブルで接続し、検証を実施している。送信機器を検証する場合、送信機器の送信端子と送信機器用の検証装置の受信端子とを一対一で接続して検証を実施する。受信機器を検証する場合、受信機器の受信端子と受信機器用の検証装置の送信端子を一対一で接続して検証を実施する。また、送信および受信の両方の機能を備えた送受信機器に対しては、送信機器用および受信機器用の両方の検証装置を同時に接続して検証を実施することはできない。そこで、検証者が、送信機器用の検証装置で検証を実施した後、受信機器用の検証装置で検証を実施するなど、送信機能および受信機能を別々の検証装置を用いて検証を実施することにより、送信機能および受信機能の両方の検証を実施している。
特開平5−102891号公報(特許文献1)には、データ通信のテストを自己試験方式にて実施する試験方式が開示されており、その検証装置は、テストデータの送出を行うテストデータ送信部と、テストデータの受信を行うテストデータ受信部と、信号の折り返しを行う第1の信号切り替え部と、テストデータの供給と読み出しを行う第2の信号切り替え部と、送信テストデータの値を受信テストデータの値を比較する比較部と、各部の制御を行い自己故障診断機能を有する装置状態コントロール部とを備える。上記検証装置は、装置状態コントロール部によって試験状態に設定されると、第1の信号切り替え部が折り返しに切り替わる。次に、テストデータ送信部からの試験信号が、第2の信号切り替え部を通過して被試験回路に伝送される。被試験回路から出力された信号は、第1の信号切り替え部で折り返して再度被試験回路に伝送され、第2の信号切り替え部を通過した後にテストデータ受信部へ伝送される。テストデータ比較部は、テストデータ送信部のテストデータとテストデータ受信部のテストデータとを比較し、正常/異常を判断する。
また、近年、次世代マルチメディアインターフェイスの普及に伴い、当該インターフェイスを実装して情報伝達するAV機器が次々と開発されてきている。当該インターフェイスを用いた通信では、所定の規格に準拠する所定データ(例えば、暗号化された映像信号や音声信号等)とともにその所定データを処理する際に使用される所定情報(例えば、暗号鍵等)が伝送される。そのようなインターフェイスの一例としてHDMI(High Definition Multimedia Interface)が挙げられる。HDMIは、高速インターフェイス(TMDS:Transition Minimized Differential Signaling)と、低速インターフェイス(DDC:Display Data Channel)とから構成されており、高速インターフェイスでは、ベースバンドの映像および音声データが伝送され、低速インターフェイスでは、機器間の認証を行うための認証情報の送受や、データの暗号化・復号化を行うために必要な暗号鍵の交換や、接続先の機器に自己の機器状態を通知するための機器情報の送受が行われる。
特開平5−102891号公報 米国特許第6,940,263号明細書 米国特許第6,385,236号明細書 米国特許第5,953,372号明細書
しかしながら、上記のような所定の規格に準拠する所定データおよび所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器に対応可能な検証装置は、開示されていない。現状では、送信機器と受信機器とを実際に接続し、各々の動作を確認していた。すなわち、検証を実施した送信機器と受信機器との間で正常動作が確認されたとしても、他の送信機器または受信機器との間で正常に動作が行われるのかは保証されない。そのため、使用可能性のあるすべての送信機器,受信機器について検証を行う必要があり、検証実施時間が膨大であった。
そこで、本発明は、所定の規格に準拠する所定データおよび所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器を検証可能な検証装置を提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、ネットワーク機器検証装置は、受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードと、送受信機器を検証対象とする送受信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、上記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを自己の受信端子を介して受信するとともに、該受信端子を介して上記所定データの処理のために使用される上記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、上記送信機器は、上記所定データを自己の送信端子を介して送信するとともに、該送信端子を介して上記所定情報をやりとりするものであり、上記送受信機器は、自己の受信端子を介して上記所定データを受信するとともに上記所定情報をやりとりする一方、自己の送信端子を介して上記所定データを送信するとともに上記所定情報をやりとりするものであり、上記ネットワーク機器検証装置は、送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、上記受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記コントローラは、該送信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送信検証モードでは、上記受信インターフェイスは、検証対象機器の送信端子に接続され、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、上記受信インターフェイスは、該検証対象機器の送信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該データ送信部によるデータ送信時には該送信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する一方、該データ受信部によるデータ受信時には該受信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する。
上記ネットワーク機器検証装置では、規定のデータ伝送・情報伝送を実行して検証対象機器を駆動させる一方で、その検証対象機器の動作状況についての情報を取得する。このように構成することにより、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
好ましくは、上記ネットワーク機器検証装置は、上記データ送信部によって送信される所定データを一時的に蓄積する一方、上記データ受信部によって受信された所定データを一時的に蓄積するメモリをさらに備える。
上記ネットワーク機器検証装置では、データ送信部のためのメモリとデータ受信部のためのメモリとが共有化されているので、回路規模を低減することができる。
この発明のもう1つの局面に従うと、ネットワーク機器検証装置は、受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードと、送受信機器を検証対象とする送受信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、上記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを第1の受信端子を介して受信するとともに、第2の受信端子を介して上記所定データの処理のために使用される上記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、上記送信機器は、上記所定データを第1の送信端子を介して送信するとともに、第2の送信端子を介して上記所定情報をやりとりするものであり、上記ネットワーク機器検証装置は、送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、送受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、上記受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の第1の受信端子に接続され、上記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の受信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送信検証モードでは、上記受信インターフェイスは、検証対象機器の第1の送信端子に接続され、上記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の送信端子に接続され、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する。
上記ネットワーク機器検証装置では、送信インターフェイスまたは受信インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、送受信インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、送受信インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報を取得する。このように構成することにより、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
以上のように、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した検証装置による送信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図3は、図1に示した検証装置による受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図4は、図1に示した検証装置による送受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図5は、図1に示した検証装置による送受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図6は、この発明の第2の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。 図7は、この発明の第3の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
(11,12,13) ネットワーク機器検証装置
(101S) 送信インターフェイス
(101R) 受信インターフェイス
(201S) 送信側高速インターフェイス
(202S) 送信側低速インターフェイス
(201R) 受信側高速インターフェイス
(202R) 受信側低速インターフェイス
(301) 送受信低速インターフェイス
(102) コントローラ(コンピュータ)
(103) 送受信機能切替部
(104) 状態通知部
(105S) 送信専用部
(106S) データ送信部
(107S) 送信制御部
(105R) 受信専用部
(106R) データ受信部
(107R) 受信制御部
(108) メモリ
(21,22) 検証対象機器
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置11は、検証対象機器による動作を検証するものであり、受信機器による動作を検証する受信検証モードと、送信機器による動作を検証する送信検証モードと、送受信機器による動作を検証する送受信検証モードとを有する。なお、図1に示された検証対象機器は、送受信機器である。
<検証対象機器>
本実施形態によるネットワーク機器検証装置11の検証対象となるネットワーク機器(送信機器,受信機器,送受信機器)は、所定の規格(例えば、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection))に準拠した動作を実行するものである。これらのネットワーク機器は、暗号化データ(映像信号や音声信号を暗号化したもの)等の所定の規格に準拠した所定データを送信または受信する。また、これらのネットワーク機器は、暗号鍵(所定データの暗号化・復号化の際に使用される暗号鍵)や機器情報(自己が「送信機器」,「受信機器」,「送受信機器」のいずれであるのかを示す情報)等の所定の規格に準拠した所定情報を自己に有しており、通信先の機器との間で互いの暗号鍵や機器情報をやりとりして認証処理を行った後に、所定データの送信または受信を行う。さらに、これらのネットワーク機器は、所定データを送信または受信した後も、所定の規格で定められたタイミング毎に、認証処理を継続して実行する。
受信機器は、自己の受信端子を介して、通信先の機器(例えば、送信機器)からの暗号化データを受信するとともに、通信先の機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりする。また、受信機器は、自己の暗号鍵,通信先の暗号鍵,通信先の機器情報を用いて、暗号化データを復号化するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に通信先の機器との認証処理を継続的に実行する。
送信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりし、自己の暗号鍵,通信先の暗号鍵,通信先の機器情報を用いて、暗号化データを生成する。また、送信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器(例えば、受信機器)へ暗号化データを送信するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に通信先の機器との認証処理を継続的に実行する。
送受信機器は、例えば、送信機器に自己の受信端子が接続され、受信機器に自己の送信端子が接続される。自己の受信端子を介して、通信先の機器(例えば、送信機器)からの暗号化データを受信するとともに、送信機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりする。また、送受信機器は、自己の暗号鍵,送信機器の暗号鍵,送信機器の機器情報を用いて、暗号化データを復号化して所定データを生成するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に送信機器との認証処理を継続的に実行する。さらに、送受信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器(例えば、受信機器)との間で暗号鍵および機器情報をやりとりし、自己の暗号鍵,受信機器の暗号鍵,受信機器の機器情報を用いて、所定データを再度暗号化して暗号化データを生成する。また、送受信機器は、自己の送信端子を介して、受信機器へ暗号化データを送信するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に受信機器との認証処理を継続的に実行する。
<ネットワーク機器検証装置の構成>
本実施形態によるネットワーク機器検証装置11は、送信インターフェイス101Sと、受信インターフェイス101Rと、コントローラ102と、送受信機能切替部103と、状態通知部104と、送信専用部105Sと、受信専用部105Rと、メモリ108とを備える。
コントローラ102は、検証モードの制御,テストデータ(ここでは、暗号化データ)の生成および入出力,所定情報(ここでは、暗号鍵,機器情報)の交換,検証対象機器の動作状況についての情報(動作状況情報)の送受,検証対象機器による動作の検証等を実行する。送受信機能切替部103は、コントローラ102による検証モードの制御に応答して、送信専用部105Sおよび受信専用部105Rの駆動状態を制御する。状態通知部104は、コントローラ102によって現在指定されている検証モードが「受信検証モード」,「送信検証モード」,「送受信検証モード」のいずれであるのかを外部に通知する。メモリ108は、テストデータを一時的に蓄積する。
送信専用部105Sは、データ送信部106Sと、送信制御部107Sとを含む。データ送信部106Sは、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを送信する。送信制御部107Sは、データ送信部106Sによるテストデータの送信処理を制御する。
受信専用部105Rは、データ受信部106Rと、受信制御部107Rとを含む。データ受信部106Rは、受信インターフェイス101Rを介して、テストデータを外部から受信し、受信したテストデータをメモリ108へ出力する。受信制御部107Rは、データ受信部106Rによるテストデータの受信処理を制御する。
<受信機器の検証処理>
次に、図2を参照しつつ、受信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置11による動作について説明する。受信検証モード時では、送信インターフェイス101Sは、受信機器である検証対象機器21の受信端子に接続され、受信インターフェイス101Rは、非接続状態である。送受信機能切替部103は、コントローラ102の指示に応答して、送信専用部105Sを駆動させる一方、受信専用部105Rを停止させる。
〔ステップST101〕
まず、検証対象機器21は、送信インターフェイス101Sを介して、自己が受信可能であることをコントローラ102へ通知する。コントローラ102は、検証対象機器21からの通知に応答し、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の暗号鍵および検証対象機器21の機器情報を取得する。次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定データの暗号化に使用される暗号化情報を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(暗号化情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「暗号化情報」となる。次に、コントローラ102は、暗号化情報を用いて所定データを暗号化することにより、テストデータを生成する。生成されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。
〔ステップST102〕
次に、データ送信部106Sは、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを検証対象機器21へ送信する。また、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21との間で互いの暗号鍵および互いの機器情報をやりとりする。
〔ステップST103〕
次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定の規格に準拠した初期値を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(初期値を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「初期値」となる。一方、検証対象機器21も、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラの機器情報に基づいて、初期値を生成する。
〔ステップST104〕
次に、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21によって生成された初期値を取得し、取得した初期値と自己の初期値とが一致するかを判定する。検証対象機器21の初期値とコントローラ102の初期値とが一致する場合には、ステップST105へ進む。一方、互いの初期値が一致しない場合には、ステップST108へ進む。
〔ステップST105〕
次に、データ送信部106Sは、コントローラ102からの指示に応答して、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを検証対象機器21へ送信する。検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報を用いて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成する。検証対象機器21は、復号化情報を用いて、受信したテストデータを復号化する。
〔ステップST106〕
また、コントローラ102は、送信インターフェイスを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。また、動作状況についての情報は、所定のタイミング毎に更新されるものであり、コントローラ102は、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、検証対象機器21の動作状況についての判定を繰り返し実行する。詳しくは、次の処理が実行される。
まず、検証対象機器21は、テストデータの復号化と並行して、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、コントローラ102と検証対象機器21との間において認証処理を行うために使用される認証情報を所定タイミング毎に繰り返し生成する(所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する)。例えば、検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(認証情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「認証情報」となる。
一方、コントローラ102も、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
また、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の認証情報を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、互いの認証情報が一致するかを判定するとともに、検証対象機器21による認証情報の更新が継続的に成されているかを判定する。
このようにして、検証対象機器21の動作状況についての判定が繰り返し実行される。検証対象機器21による動作が規定の条件に合致している場合(検証対象機器21の認証情報が継続的に更新されており且つ互いの認証情報が毎回一致している場合)には、ステップST107へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST108へ進む。
〔ステップST107〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST108〕
一方、ステップST104においてコントローラ102の初期値と検証対象機器21の初期値とが一致しない場合、または、ステップST106において検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの作成・送信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、送信インターフェイスを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作を検証することができる。
<送信機器の検証処理>
次に、図3を参照しつつ、送信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置11による動作について説明する。送信検証モード時では、受信インターフェイス101Rは、送信機器である検証対象機器21の送信端子に接続され、送信インターフェイス101Sは、非接続状態である。送受信機能切替部103は、送信専用部105Sを停止させる一方、受信専用部105Rを駆動させる。
〔ステップST201〕
まず、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、ネットワーク機器検証装置11が受信可能であることを検証対象機器21へ通知する。検証対象機器21は、コントローラ102からの通知に応答して、受信インターフェイス101Rを介して、コントローラ102との間で互いの暗号鍵および互いの機器情報をやりとりする。
〔ステップST202〕
次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定の規格に準拠した初期値を生成する。一方、検証対象機器21も、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、初期値を生成する。
〔ステップST203〕
次に、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、コントローラ102によって生成された初期値を取得し、取得した初期値と自己の初期値とが一致するかを確認する。また、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21による初期値の確認結果を取得し、検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されたかを判定する。検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認された場合には、ステップST204へ進む。一方、検証対象機器21において互いの初期値が一致していることが確認されない場合には、ステップST207へ進む。
〔ステップST204〕
また、検証対象機器21は、互いの初期値が一致していることを確認すると、受信インターフェイス101Rを介して、テストデータをデータ受信部106Rへ送信する。データ受信部106Rによって受信されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(復号化情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「復号化情報」となる。次に、コントローラ102は、復号化情報を用いて、メモリ108に蓄積されたテストデータを復号化する。
〔ステップST205〕
また、コントローラ102は、受信インターフェイスを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。また、動作状況についての情報は、所定のタイミング毎に更新されるものであり、コントローラ102は、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、検証対象機器21の動作検証を繰り返し実行する。詳しくは、次の処理が実行される。
まず、コントローラ102は、テストデータの復号化と並行して、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
一方、検証対象機器21も、テストデータを送信している間、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
また、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21の認証情報を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、互いの認証情報が一致するかを毎回確認する。
さらに、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21による認証情報の確認結果を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、検証対象機器21において互いの認証情報が一致していることが確認されているかを確認するとともに、検証対象機器21による認証情報の確認が継続的に成されているかを判定する。
このようにして、検証対象機器21の動作状況についての判定が繰り返し実行される。検証対象機器21による動作が規定の条件と合致している場合(検証対象機器21による認証情報の確認が継続的に成されており且つ認証情報が一致していることが確認されている場合)には、ステップST206へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST207へ進む。
〔ステップST206〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST207〕
一方、ステップST203において互いの初期値が一致していることが確認されない場合、または、ステップST205において検証対象機器21による動作が規定の条件と合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの受信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、受信インターフェイスを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作を検証することができる。
<送受信機器の検証処理>
次に、図4,図5を参照しつつ、送受信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置による動作について説明する。送受信検証モード時では、送信インターフェイス101Sは、検証対象機器21の受信端子に接続され、受信インターフェイス101Rは、検証対象機器21の送信端子に接続される。
〔ステップST301〕
まず、送受信機能切替部103は、コントローラ102からの指示を受け、送信専用部105Sを駆動させ、受信専用部105Rを停止させる。
〔ステップST302〜ST305〕
次に、ステップST101〜ST104と同様に、送信インターフェイスを介した暗号鍵の交換および機器情報の交換(ST302),コントローラ102によるテストデータの生成が実行され(ST303)、コントローラ102および検証対象機器21の各々において所定の規格に準拠した初期値が生成され(ST303)、コントローラ102において互いの初期値が一致しているかが判定される(ST304)。検証対象機器21の初期値とコントローラ102の初期値とが一致する場合には、ステップST306へ進む。一方、互いの初期値が一致しない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST306〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21の機器情報の内容を確認する。検証対象機器21の機器情報が「送受信機器」であることを示している場合には、ステップST307へ進む。一方、検証対象機器21の機器情報が「受信機器」であることを示している場合には、ステップST105〜ST108における処理を実行する。
〔ステップST307〜ST309〕
次に、ステップST201〜ステップST203と同様に、受信インターフェイスを介した暗号鍵の交換および機器情報の交換が実行され(ST307),コントローラ102および検証対象機器21の各々において所定の規格に準拠した初期値が生成され(ST308)、コントローラ102によって検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されたかが判定される(ST309)。検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されている場合には、ステップST310へ進む。一方、検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されなかった場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST310,ST311〕
次に、ステップST105,ST106と同様に、データ送信部106Sによるテストデータの送信および検証対象機器21によるテストデータの復号化(ST105)に並行して、コントローラ102は、送信インターフェイスを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する(ST311)。検証対象機器21による動作が規定の条件に合致している場合には、ステップST312へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST312〕
次に、送受信機能切替部103は、コントローラ102からの指示を受け、送信専用部105Sを停止させ、受信専用部105Rを駆動させる。
〔ステップST313〕
検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、暗号化情報を生成し、暗号化情報を用いて、ステップST310において復号化したテストデータを再度暗号化する。また、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、再度暗号化したテストデータをデータ受信部106Rへ送信する。データ受信部106Rによって受信されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成し、復号化情報を用いて、メモリ108に蓄積されたテストデータを復号化する。
〔ステップST314〕
また、ステップST205と同様に、コントローラ102は、受信インターフェイスを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。検証対象機器21による動作が規定の条件と合致している場合には、ステップST315へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST315〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST316〕
一方、ステップST305において互いの初期値が一致していない場合、ステップST309において互いの初期値が一致していることが確認されない場合、または、ステップST311,ST314において検証対象機器21による動作が規定の条件と合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの作成・送信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、送信インターフェイスを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作(受信機器としての動作)を検証することができる。
また、テストデータの受信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、受信インターフェイスを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作(送信機器としての動作)を検証することができる。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、所定の規定に準拠してデータ伝送・情報伝送を実行し検証対象機器を駆動させる一方で、その検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、ネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
また、検証対象機器であるネットワーク機器に既存の受信端子または送信端子を利用して動作状況についての情報を双方向でやりとりするため、動作検証のための通信経路を別途形成したりネットワーク機器を改造したりすることなく、ネットワーク機器の検証を実施することができる。
さらに、コンピュータであるコントローラに一括して検証を実施させることにより、検証実施時間をさらに短縮することができる。
なお、送受信機器の検証では、送信機器専用の検証装置,受信機器専用の検証装置を別々に用意する必要がなく、送受信機器の受信インターフェイス,送信インターフェイスに対して受信インターフェイス,送信インターフェイスをそれぞれ接続することで検証が実施できるので、非常に有用である。また、送信専用部105S,受信専用部105Rはテストデータを蓄積するメモリ108を共有しているので、送信機器専用の検証装置,受信機器専用の検証装置を別々に用意する場合よりも、回路規模を低減することができる。
(第2の実施形態)
HDMI(High Definition Multimedia Interface)に準拠したネットワーク機器には、データが一方向で伝送される高速インターフェイスと、データを双方向でやりとりするための低速インターフェイスの2種類のインターフェイスが設けられている。高速インターフェイスにおけるデータの伝送速度は、低速インターフェイスにおけるデータの伝送速度よりも高速である。
<検証対象機器>
HDMIに準拠した受信機器の受信端子は、高速用受信端子と、低速用受信端子とから構成され、送信機器の送信端子は、高速用送信端子と、低速用送信端子とから構成される。また、送受信機器の受信端子は、高速用受信端子,低速用受信端子から構成され、送受信機器の送信端子は、高速用送信端子,低速用送信端子から構成される。
また、一般的に、HDMIに準拠したネットワーク機器は、HDCPに準拠した動作を実行する。暗号化データ等の所定データは、高速用の端子(高速用受信端子,高速用送信端子)を介して伝送され、暗号鍵等の所定情報は、低速用の端子(低速用受信端子.低速用送信端子)を介して双方向でやりとりされる。
<構成>
図6は、この発明の第2の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置12は、HDMIに準拠したネットワーク機器(検証対象機器22)による動作を検証する。ネットワーク機器検証装置12は、図1に示した送信インターフェイス101S,受信インターフェイス101Rに代えて、送信側高速インターフェイス201S,送信側低速インターフェイス202S,受信側高速インターフェイス201R,受信側低速インターフェイス202Rを備える。
送信側高速インターフェイス201Sにおけるデータの伝送速度は、送信側低速インターフェイス202Sにおけるデータの伝送速度よりも高速である。受信側高速インターフェイス201Rにおけるデータの伝送速度は、受信側低速インターフェイス202Rデータの伝送速度よりも高速である。
テストデータの送信・受信は、高速インターフェイス201S,201Rを介して実施される。暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報(初期値,初期値についての確認結果,認証情報,認証情報についての確認結果)等のやりとりは、低速インターフェイス202S,202Rを介して実施される。その他の構成は、図1と同様である。
<動作>
図6に示したネットワーク機器検証装置12による受信機器の検証処理,送信機器の検証処理,および送受信機器の検証処理は、図2,図3,図4,図5に示した処理と同様であるが、各インターフェイスの接続関係,テストデータの伝送経路,テスト情報の伝送経路は、図1に示したネットワーク機器検証装置11とは異なる。
〔受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の高速用受信端子
送信側低速インターフェイス202S:検証対象機器22の高速用受信端子
受信側高速インターフェイス201R:非接続状態
受信側低速インターフェイス202R:非接続状態
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送信側低速インターフェイス202Sを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:非接続状態
送信側低速インターフェイス202S:非接続状態
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の高速用送信端子
受信側低速インターフェイス202R:検証対象機器22の低速用送信端子
データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。コントローラ102は、受信側低速インターフェイス202Rを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の高速用受信端子
送信側低速インターフェイス202S:検証対象機器22の低速用受信端子
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の高速用送信端子
受信側低速インターフェイス202R:検証対象機器22の低速用送信端子
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送信側低速インターフェイス202Sを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。また、コントローラ102は、受信側低速インターフェイス202Rを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、高速インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、低速インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、低速インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、HDMIに準拠したネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
(第3の実施形態)
<構成>
図7は、この発明の第3の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置13は、図6に示した送信側低速インターフェイス202S,受信側低速インターフェイス202Rに代えて、送受信低速インターフェイス301を備える。その他の構成は、図6と同様である。
<動作>
図7に示したネットワーク機器検証装置13は、受信機器の検証処理と、送信機器の検証処理とを実行する。また、この検証装置13による受信機器の検証処理,送信機器の検証処理は、図2,図3に示した処理と同様であるが、各インターフェイスの接続関係,テストデータの伝送経路,双方向でやりとりされる情報(暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報)の伝送経路は、図1に示したネットワーク機器検証装置11とは異なる。
〔受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の受信側高速インターフェイス
送受信低速インターフェイス301:検証対象機器22の受信側低速インターフェイス
受信側高速インターフェイス201R:非接続状態
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送受信低速インターフェイス301を介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:非接続状態
送受信低速インターフェイス301:検証対象機器22の送信側低速インターフェイス
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の送信側高速インターフェイス
データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。コントローラ102は、送受信低速インターフェイス301を介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、高速インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、低速インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、低速インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、HDMIに準拠したネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
以上説明したように、この発明は、所定データとともにその所定データを処理する際に使用される所定情報とが伝送されるネットワーク機器(特に、HDMIに準拠したネットワーク機器)の検証装置等として有用である。
この発明は、受信機器,送信機器等のネットワーク機器の検証を実施する装置に関し、さらに詳しくは、所定の規格に準拠する所定データの伝送とともにその所定データの処理の際に使用される所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器の検証装置に関する。
データ通信を行う上で、受信機器、送信機器等のネットワーク機器が正常動作することを検証する必要がある。従来、検証者が、検証対象機器とその検証対象機器に対応する検証装置とを同一ケーブルで接続し、検証を実施している。送信機器を検証する場合、送信機器の送信端子と送信機器用の検証装置の受信端子とを一対一で接続して検証を実施する。受信機器を検証する場合、受信機器の受信端子と受信機器用の検証装置の送信端子を一対一で接続して検証を実施する。また、送信および受信の両方の機能を備えた送受信機器に対しては、送信機器用および受信機器用の両方の検証装置を同時に接続して検証を実施することはできない。そこで、検証者が、送信機器用の検証装置で検証を実施した後、受信機器用の検証装置で検証を実施するなど、送信機能および受信機能を別々の検証装置を用いて検証を実施することにより、送信機能および受信機能の両方の検証を実施している。
特開平5−102891号公報(特許文献1)には、データ通信のテストを自己試験方式にて実施する試験方式が開示されており、その検証装置は、テストデータの送出を行うテストデータ送信部と、テストデータの受信を行うテストデータ受信部と、信号の折り返しを行う第1の信号切り替え部と、テストデータの供給と読み出しを行う第2の信号切り替え部と、送信テストデータの値を受信テストデータの値を比較する比較部と、各部の制御を行い自己故障診断機能を有する装置状態コントロール部とを備える。上記検証装置は、装置状態コントロール部によって試験状態に設定されると、第1の信号切り替え部が折り返しに切り替わる。次に、テストデータ送信部からの試験信号が、第2の信号切り替え部を通過して被試験回路に伝送される。被試験回路から出力された信号は、第1の信号切り替え部で折り返して再度被試験回路に伝送され、第2の信号切り替え部を通過した後にテストデータ受信部へ伝送される。テストデータ比較部は、テストデータ送信部のテストデータとテストデータ受信部のテストデータとを比較し、正常/異常を判断する。
また、近年、次世代マルチメディアインターフェイスの普及に伴い、当該インターフェイスを実装して情報伝達するAV機器が次々と開発されてきている。当該インターフェイスを用いた通信では、所定の規格に準拠する所定データ(例えば、暗号化された映像信号や音声信号等)とともにその所定データを処理する際に使用される所定情報(例えば、暗号鍵等)が伝送される。そのようなインターフェイスの一例としてHDMI(High Definition Multimedia Interface)が挙げられる。HDMIは、高速インターフェイス(TMDS:Transition Minimized Differential Signaling)と、低速インターフェイス(DDC:Display Data Channel)とから構成されており、高速インターフェイスでは、ベースバンドの映像および音声データが伝送され、低速インターフェイスでは、機器間の認証を行うための認証情報の送受や、データの暗号化・復号化を行うために必要な暗号鍵の交換や、接続先の機器に自己の機器状態を通知するための機器情報の送受が行われる。
特開平5−102891号公報 米国特許第6,940,263号明細書 米国特許第6,385,236号明細書 米国特許第5,953,372号明細書
しかしながら、上記のような所定の規格に準拠する所定データおよび所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器に対応可能な検証装置は、開示されていない。現状では、送信機器と受信機器とを実際に接続し、各々の動作を確認していた。すなわち、検証を実施した送信機器と受信機器との間で正常動作が確認されたとしても、他の送信機器または受信機器との間で正常に動作が行われるのかは保証されない。そのため、使用可能性のあるすべての送信機器,受信機器について検証を行う必要があり、検証実施時間が膨大であった。
そこで、本発明は、所定の規格に準拠する所定データおよび所定情報の伝送が実行されるネットワーク機器を検証可能な検証装置を提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、ネットワーク機器検証装置は、受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードと、送受信機器を検証対象とする送受信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、上記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを自己の受信端子を介して受信するとともに、該受信端子を介して上記所定データの処理のために使用される上記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、上記送信機器は、上記所定データを自己の送信端子を介して送信するとともに、該送信端子を介して上記所定情報をやりとりするものであり、上記送受信機器は、自己の受信端子を介して上記所定データを受信するとともに上記所定情報をやりとりする一方、自己の送信端子を介して上記所定データを送信するとともに上記所定情報をやりとりするものであり、上記ネットワーク機器検証装置は、送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、上記受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記コントローラは、該送信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送信検証モードでは、上記受信インターフェイスは、検証対象機器の送信端子に接続され、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、上記受信インターフェイスは、該検証対象機器の送信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該データ送信部によるデータ送信時には該送信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する一方、該データ受信部によるデータ受信時には該受信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する。
上記ネットワーク機器検証装置では、規定のデータ伝送・情報伝送を実行して検証対象機器を駆動させる一方で、その検証対象機器の動作状況についての情報を取得する。このように構成することにより、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
好ましくは、上記ネットワーク機器検証装置は、上記データ送信部によって送信される所定データを一時的に蓄積する一方、上記データ受信部によって受信された所定データを一時的に蓄積するメモリをさらに備える。
上記ネットワーク機器検証装置では、データ送信部のためのメモリとデータ受信部のためのメモリとが共有化されているので、回路規模を低減することができる。
この発明のもう1つの局面に従うと、ネットワーク機器検証装置は、受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、上記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを第1の受信端子を介して受信するとともに、第2の受信端子を介して上記所定データの処理のために使用される上記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、上記送信機器は、上記所定データを第1の送信端子を介して送信するとともに、第2の送信端子を介して上記所定情報をやりとりするものであり、上記ネットワーク機器検証装置は、送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、送受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、上記受信検証モードでは、上記送信インターフェイスは、検証対象機器の第1の受信端子に接続され、上記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の受信端子に接続され、上記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して上記所定データを送信し、上記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、上記送信検証モードでは、上記受信インターフェイスは、検証対象機器の第1の送信端子に接続され、上記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の送信端子に接続され、上記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して上記所定データを受信し、上記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で上記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する。
上記ネットワーク機器検証装置では、送信インターフェイスまたは受信インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、送受信インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、送受信インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報を取得する。このように構成することにより、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
以上のように、検証対象機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置11は、検証対象機器による動作を検証するものであり、受信機器による動作を検証する受信検証モードと、送信機器による動作を検証する送信検証モードと、送受信機器による動作を検証する送受信検証モードとを有する。なお、図1に示された検証対象機器は、送受信機器である。
<検証対象機器>
本実施形態によるネットワーク機器検証装置11の検証対象となるネットワーク機器(送信機器,受信機器,送受信機器)は、所定の規格(例えば、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection))に準拠した動作を実行するものである。これらのネットワーク機器は、暗号化データ(映像信号や音声信号を暗号化したもの)等の所定の規格に準拠した所定データを送信または受信する。また、これらのネットワーク機器は、暗号鍵(所定データの暗号化・復号化の際に使用される暗号鍵)や機器情報(自己が「送信機器」,「受信機器」,「送受信機器」のいずれであるのかを示す情報)等の所定の規格に準拠した所定情報を自己に有しており、通信先の機器との間で互いの暗号鍵や機器情報をやりとりして認証処理を行った後に、所定データの送信または受信を行う。さらに、これらのネットワーク機器は、所定データを送信または受信した後も、所定の規格で定められたタイミング毎に、認証処理を継続して実行する。
受信機器は、自己の受信端子を介して、通信先の機器(例えば、送信機器)からの暗号化データを受信するとともに、通信先の機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりする。また、受信機器は、自己の暗号鍵,通信先の暗号鍵,通信先の機器情報を用いて、暗号化データを復号化するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に通信先の機器との認証処理を継続的に実行する。
送信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりし、自己の暗号鍵,通信先の暗号鍵,通信先の機器情報を用いて、暗号化データを生成する。また、送信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器(例えば、受信機器)へ暗号化データを送信するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に通信先の機器との認証処理を継続的に実行する。
送受信機器は、例えば、送信機器に自己の受信端子が接続され、受信機器に自己の送信端子が接続される。自己の受信端子を介して、通信先の機器(例えば、送信機器)からの暗号化データを受信するとともに、送信機器との間で暗号鍵および機器情報をやりとりする。また、送受信機器は、自己の暗号鍵,送信機器の暗号鍵,送信機器の機器情報を用いて、暗号化データを復号化して所定データを生成するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に送信機器との認証処理を継続的に実行する。さらに、送受信機器は、自己の送信端子を介して、通信先の機器(例えば、受信機器)との間で暗号鍵および機器情報をやりとりし、自己の暗号鍵,受信機器の暗号鍵,受信機器の機器情報を用いて、所定データを再度暗号化して暗号化データを生成する。また、送受信機器は、自己の送信端子を介して、受信機器へ暗号化データを送信するとともに、所定の規格で定められた所定タイミング毎に受信機器との認証処理を継続的に実行する。
<ネットワーク機器検証装置の構成>
本実施形態によるネットワーク機器検証装置11は、送信インターフェイス101Sと、受信インターフェイス101Rと、コントローラ102と、送受信機能切替部103と、状態通知部104と、送信専用部105Sと、受信専用部105Rと、メモリ108とを備える。
コントローラ102は、検証モードの制御,テストデータ(ここでは、暗号化データ)の生成および入出力,所定情報(ここでは、暗号鍵,機器情報)の交換,検証対象機器の動作状況についての情報(動作状況情報)の送受,検証対象機器による動作の検証等を実行する。送受信機能切替部103は、コントローラ102による検証モードの制御に応答して、送信専用部105Sおよび受信専用部105Rの駆動状態を制御する。状態通知部104は、コントローラ102によって現在指定されている検証モードが「受信検証モード」,「送信検証モード」,「送受信検証モード」のいずれであるのかを外部に通知する。メモリ108は、テストデータを一時的に蓄積する。
送信専用部105Sは、データ送信部106Sと、送信制御部107Sとを含む。データ送信部106Sは、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを送信する。送信制御部107Sは、データ送信部106Sによるテストデータの送信処理を制御する。
受信専用部105Rは、データ受信部106Rと、受信制御部107Rとを含む。データ受信部106Rは、受信インターフェイス101Rを介して、テストデータを外部から受信し、受信したテストデータをメモリ108へ出力する。受信制御部107Rは、データ受信部106Rによるテストデータの受信処理を制御する。
<受信機器の検証処理>
次に、図2を参照しつつ、受信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置11による動作について説明する。受信検証モード時では、送信インターフェイス101Sは、受信機器である検証対象機器21の受信端子に接続され、受信インターフェイス101Rは、非接続状態である。送受信機能切替部103は、コントローラ102の指示に応答して、送信専用部105Sを駆動させる一方、受信専用部105Rを停止させる。
〔ステップST101〕
まず、検証対象機器21は、送信インターフェイス101Sを介して、自己が受信可能であることをコントローラ102へ通知する。コントローラ102は、検証対象機器21からの通知に応答し、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の暗号鍵および検証対象機器21の機器情報を取得する。次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定データの暗号化に使用される暗号化情報を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(暗号化情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「暗号化情報」となる。次に、コントローラ102は、暗号化情報を用いて所定データを暗号化することにより、テストデータを生成する。生成されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。
〔ステップST102〕
次に、データ送信部106Sは、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを検証対象機器21へ送信する。また、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21との間で互いの暗号鍵および互いの機器情報をやりとりする。
〔ステップST103〕
次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定の規格に準拠した初期値を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(初期値を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「初期値」となる。一方、検証対象機器21も、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、初期値を生成する。
〔ステップST104〕
次に、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21によって生成された初期値を取得し、取得した初期値と自己の初期値とが一致するかを判定する。検証対象機器21の初期値とコントローラ102の初期値とが一致する場合には、ステップST105へ進む。一方、互いの初期値が一致しない場合には、ステップST108へ進む。
〔ステップST105〕
次に、データ送信部106Sは、コントローラ102からの指示に応答して、送信インターフェイス101Sを介して、メモリ108に蓄積されたテストデータを検証対象機器21へ送信する。検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報を用いて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成する。検証対象機器21は、復号化情報を用いて、受信したテストデータを復号化する。
〔ステップST106〕
また、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。また、動作状況についての情報は、所定のタイミング毎に更新されるものであり、コントローラ102は、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、検証対象機器21の動作状況についての判定を繰り返し実行する。詳しくは、次の処理が実行される。
まず、検証対象機器21は、テストデータの復号化と並行して、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、コントローラ102と検証対象機器21との間において認証処理を行うために使用される認証情報を所定タイミング毎に繰り返し生成する(所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する)。例えば、検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(認証情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「認証情報」となる。
一方、コントローラ102も、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
また、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の認証情報を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、互いの認証情報が一致するかを判定するとともに、検証対象機器21による認証情報の更新が継続的に成されているかを判定する。
このようにして、検証対象機器21の動作状況についての判定が繰り返し実行される。検証対象機器21による動作が規定の条件に合致している場合(検証対象機器21の認証情報が継続的に更新されており且つ互いの認証情報が毎回一致している場合)には、ステップST107へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST108へ進む。
〔ステップST107〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST108〕
一方、ステップST104においてコントローラ102の初期値と検証対象機器21の初期値とが一致しない場合、または、ステップST106において検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの作成・送信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作を検証することができる。
<送信機器の検証処理>
次に、図3を参照しつつ、送信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置11による動作について説明する。送信検証モード時では、受信インターフェイス101Rは、送信機器である検証対象機器21の送信端子に接続され、送信インターフェイス101Sは、非接続状態である。送受信機能切替部103は、送信専用部105Sを停止させる一方、受信専用部105Rを駆動させる。
〔ステップST201〕
まず、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、ネットワーク機器検証装置11が受信可能であることを検証対象機器21へ通知する。検証対象機器21は、コントローラ102からの通知に応答して、受信インターフェイス101Rを介して、コントローラ102との間で互いの暗号鍵および互いの機器情報をやりとりする。
〔ステップST202〕
次に、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定の規格に準拠した初期値を生成する。一方、検証対象機器21も、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、初期値を生成する。
〔ステップST203〕
次に、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、コントローラ102によって生成された初期値を取得し、取得した初期値と自己の初期値とが一致するかを確認する。また、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21による初期値の確認結果を取得し、検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されたかを判定する。検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認された場合には、ステップST204へ進む。一方、検証対象機器21において互いの初期値が一致していることが確認されない場合には、ステップST207へ進む。
〔ステップST204〕
また、検証対象機器21は、互いの初期値が一致していることを確認すると、受信インターフェイス101Rを介して、テストデータをデータ受信部106Rへ送信する。データ受信部106Rによって受信されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成する。例えば、コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報を用いて、所定の規格に準拠した演算(復号化情報を生成するための演算)を実行する。その結果、算出された値が「復号化情報」となる。次に、コントローラ102は、復号化情報を用いて、メモリ108に蓄積されたテストデータを復号化する。
〔ステップST205〕
また、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。また、動作状況についての情報は、所定のタイミング毎に更新されるものであり、コントローラ102は、データ送信部106Sによってテストデータが送信されている間、検証対象機器21の動作検証を繰り返し実行する。詳しくは、次の処理が実行される。
まず、コントローラ102は、テストデータの復号化と並行して、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
一方、検証対象機器21も、テストデータを送信している間、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、所定タイミング毎に自己の認証情報を更新する。
また、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、コントローラ102の認証情報を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、互いの認証情報が一致するかを毎回確認する。
さらに、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21による認証情報の確認結果を所定のタイミングに従って繰り返し取得し、検証対象機器21において互いの認証情報が一致していることが確認されているかを確認するとともに、検証対象機器21による認証情報の確認が継続的に成されているかを判定する。
このようにして、検証対象機器21の動作状況についての判定が繰り返し実行される。検証対象機器21による動作が規定の条件と合致している場合(検証対象機器21による認証情報の確認が継続的に成されており且つ認証情報が一致していることが確認されている場合)には、ステップST206へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST207へ進む。
〔ステップST206〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST207〕
一方、ステップST203において互いの初期値が一致していることが確認されない場合、または、ステップST205において検証対象機器21による動作が規定の条件と合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの受信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作を検証することができる。
<送受信機器の検証処理>
次に、図4,図5を参照しつつ、送受信検証モード時における図1に示したネットワーク機器検証装置による動作について説明する。送受信検証モード時では、送信インターフェイス101Sは、検証対象機器21の受信端子に接続され、受信インターフェイス101Rは、検証対象機器21の送信端子に接続される。
〔ステップST301〕
まず、送受信機能切替部103は、コントローラ102からの指示を受け、送信専用部105Sを駆動させ、受信専用部105Rを停止させる。
〔ステップST302〜ST305〕
次に、ステップST101〜ST104と同様に、送信インターフェイス101Sを介した暗号鍵の交換および機器情報の交換(ST302),コントローラ102によるテストデータの生成が実行され(ST303)、コントローラ102および検証対象機器21の各々において所定の規格に準拠した初期値が生成され(ST303)、コントローラ102において互いの初期値が一致しているかが判定される(ST304)。検証対象機器21の初期値とコントローラ102の初期値とが一致する場合には、ステップST306へ進む。一方、互いの初期値が一致しない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST306〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21の機器情報の内容を確認する。検証対象機器21の機器情報が「送受信機器」であることを示している場合には、ステップST307へ進む。一方、検証対象機器21の機器情報が「受信機器」であることを示している場合には、ステップST105〜ST108における処理を実行する。
〔ステップST307〜ST309〕
次に、ステップST201〜ステップST203と同様に、受信インターフェイス101Rを介した暗号鍵の交換および機器情報の交換が実行され(ST307),コントローラ102および検証対象機器21の各々において所定の規格に準拠した初期値が生成され(ST308)、コントローラ102によって検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されたかが判定される(ST309)。検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されている場合には、ステップST310へ進む。一方、検証対象機器21において互いの初期値が一致することが確認されなかった場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST310,ST311〕
次に、ステップST105,ST106と同様に、データ送信部106Sによるテストデータの送信および検証対象機器21によるテストデータの復号化(ST310)に並行して、コントローラ102は、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する(ST311)。検証対象機器21による動作が規定の条件に合致している場合には、ステップST312へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST312〕
次に、送受信機能切替部103は、コントローラ102からの指示を受け、送信専用部105Sを停止させ、受信専用部105Rを駆動させる。
〔ステップST313〕
検証対象機器21は、自己の暗号鍵,コントローラ102の暗号鍵,コントローラ102の機器情報に基づいて、暗号化情報を生成し、暗号化情報を用いて、ステップST310において復号化したテストデータを再度暗号化する。また、検証対象機器21は、受信インターフェイス101Rを介して、再度暗号化したテストデータをデータ受信部106Rへ送信する。データ受信部106Rによって受信されたテストデータは、メモリ108に蓄積される。コントローラ102は、自己の暗号鍵,検証対象機器21の暗号鍵,検証対象機器21の機器情報に基づいて、テストデータの復号化に使用される復号化情報を生成し、復号化情報を用いて、メモリ108に蓄積されたテストデータを復号化する。
〔ステップST314〕
また、ステップST205と同様に、コントローラ102は、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21の動作状況についての情報を取得し、検証対象機器21による動作が規定の条件に合致しているかを判定する。検証対象機器21による動作が規定の条件と合致している場合には、ステップST315へ進む。一方、そうでない場合には、ステップST316へ進む。
〔ステップST315〕
次に、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「正常である」と判定する。
〔ステップST316〕
一方、ステップST305において互いの初期値が一致していない場合、ステップST309において互いの初期値が一致していることが確認されない場合、または、ステップST311,ST314において検証対象機器21による動作が規定の条件と合致しない場合、コントローラ102は、検証対象機器21による動作を「異常である」と判定する。
このように、テストデータの作成・送信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、送信インターフェイス101Sを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作(受信機器としての動作)を検証することができる。
また、テストデータの受信,暗号鍵や機器情報の交換等の所定の規格に準拠した伝送処理が実行される一方で、コントローラ102が、受信インターフェイス101Rを介して、検証対象機器21との間で、動作状況についての情報を双方向でやりとりする。これにより、検証対象機器21による動作(送信機器としての動作)を検証することができる。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、所定の規定に準拠してデータ伝送・情報伝送を実行し検証対象機器を駆動させる一方で、その検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、ネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
また、検証対象機器であるネットワーク機器に既存の受信端子または送信端子を利用して動作状況についての情報を双方向でやりとりするため、動作検証のための通信経路を別途形成したりネットワーク機器を改造したりすることなく、ネットワーク機器の検証を実施することができる。
さらに、コンピュータであるコントローラに一括して検証を実施させることにより、検証実施時間をさらに短縮することができる。
なお、送受信機器の検証では、送信機器専用の検証装置,受信機器専用の検証装置を別々に用意する必要がなく、送受信機器の送信端子,受信端子に対して受信インターフェイス,送信インターフェイスをそれぞれ接続することで検証が実施できるので、非常に有用である。また、送信専用部105S,受信専用部105Rはテストデータを蓄積するメモリ108を共有しているので、送信機器専用の検証装置,受信機器専用の検証装置を別々に用意する場合よりも、回路規模を低減することができる。
(第2の実施形態)
HDMI(High Definition Multimedia Interface)に準拠したネットワーク機器には、データが一方向で伝送される高速インターフェイスと、データを双方向でやりとりするための低速インターフェイスの2種類のインターフェイスが設けられている。高速インターフェイスにおけるデータの伝送速度は、低速インターフェイスにおけるデータの伝送速度よりも高速である。
<検証対象機器>
HDMIに準拠した受信機器の受信端子は、高速用受信端子と、低速用受信端子とから構成され、送信機器の送信端子は、高速用送信端子と、低速用送信端子とから構成される。また、送受信機器の受信端子は、高速用受信端子,低速用受信端子から構成され、送受信機器の送信端子は、高速用送信端子,低速用送信端子から構成される。
また、一般的に、HDMIに準拠したネットワーク機器は、HDCPに準拠した動作を実行する。暗号化データ等の所定データは、高速用の端子(高速用受信端子,高速用送信端子)を介して伝送され、暗号鍵等の所定情報は、低速用の端子(低速用受信端子.低速用送信端子)を介して双方向でやりとりされる。
<構成>
図6は、この発明の第2の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置12は、HDMIに準拠したネットワーク機器(検証対象機器22)による動作を検証する。ネットワーク機器検証装置12は、図1に示した送信インターフェイス101S,受信インターフェイス101Rに代えて、送信側高速インターフェイス201S,送信側低速インターフェイス202S,受信側高速インターフェイス201R,受信側低速インターフェイス202Rを備える。
送信側高速インターフェイス201Sにおけるデータの伝送速度は、送信側低速インターフェイス202Sにおけるデータの伝送速度よりも高速である。受信側高速インターフェイス201Rにおけるデータの伝送速度は、受信側低速インターフェイス202Rデータの伝送速度よりも高速である。
テストデータの送信・受信は、高速インターフェイス201S,201Rを介して実施される。暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報(初期値,初期値についての確認結果,認証情報,認証情報についての確認結果)等のやりとりは、低速インターフェイス202S,202Rを介して実施される。その他の構成は、図1と同様である。
<動作>
図6に示したネットワーク機器検証装置12による受信機器の検証処理,送信機器の検証処理,および送受信機器の検証処理は、図2,図3,図4,図5に示した処理と同様であるが、各インターフェイスの接続関係,テストデータの伝送経路,テスト情報の伝送経路は、図1に示したネットワーク機器検証装置11とは異なる。
〔受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の高速用受信端子
送信側低速インターフェイス202S:検証対象機器22の低速用受信端子
受信側高速インターフェイス201R:非接続状態
受信側低速インターフェイス202R:非接続状態
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送信側低速インターフェイス202Sを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:非接続状態
送信側低速インターフェイス202S:非接続状態
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の高速用送信端子
受信側低速インターフェイス202R:検証対象機器22の低速用送信端子
データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。コントローラ102は、受信側低速インターフェイス202Rを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の高速用受信端子
送信側低速インターフェイス202S:検証対象機器22の低速用受信端子
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の高速用送信端子
受信側低速インターフェイス202R:検証対象機器22の低速用送信端子
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送信側低速インターフェイス202Sを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。また、コントローラ102は、受信側低速インターフェイス202Rを介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、高速インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、低速インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、低速インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、HDMIに準拠したネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
(第3の実施形態)
<構成>
図7は、この発明の第3の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示す。この検証装置13は、図6に示した送信側低速インターフェイス202S,受信側低速インターフェイス202Rに代えて、送受信低速インターフェイス301を備える。その他の構成は、図6と同様である。
<動作>
図7に示したネットワーク機器検証装置13は、受信機器の検証処理と、送信機器の検証処理とを実行する。また、この検証装置13による受信機器の検証処理,送信機器の検証処理は、図2,図3に示した処理と同様であるが、各インターフェイスの接続関係,テストデータの伝送経路,双方向でやりとりされる情報(暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報)の伝送経路は、図1に示したネットワーク機器検証装置11とは異なる。
〔受信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:検証対象機器22の受信側高速インターフェイス
送受信低速インターフェイス301:検証対象機器22の受信側低速インターフェイス
受信側高速インターフェイス201R:非接続状態
データ送信部106Sは、送信側高速インターフェイス201Sを介して、テストデータを送信する。コントローラ102は、送受信低速インターフェイス301を介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
〔送信機器の検証処理〕
各インターフェイスの接続関係は、次の通りである。
送信側高速インターフェイス201S:非接続状態
送受信低速インターフェイス301:検証対象機器22の送信側低速インターフェイス
受信側高速インターフェイス201R:検証対象機器22の送信側高速インターフェイス
データ受信部106Rは、受信側高速インターフェイス201Rを介して、テストデータを受信する。コントローラ102は、送受信低速インターフェイス301を介して、検証対象機器22との間で暗号鍵,機器情報,動作状況についての情報をやりとりする。
<効果>
以上のように、本実施形態によるネットワーク機器検証装置は、高速インターフェイスを介して規定のデータ伝送を実行し、低速インターフェイスを介して規定の情報伝送を実行することにより、検証対象機器を駆動させる。さらに、その一方で、低速インターフェイスを介してその検証対象機器の動作状況についての情報をやりとりする。このように構成することにより、HDMIに準拠したネットワーク機器による動作を検証することができ、検証実施時間を短縮することができる。
以上説明したように、この発明は、所定データとともにその所定データを処理する際に使用される所定情報とが伝送されるネットワーク機器(特に、HDMIに準拠したネットワーク機器)の検証装置等として有用である。
図1は、この発明の第1の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した検証装置による送信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図3は、図1に示した検証装置による受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図4は、図1に示した検証装置による送受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図5は、図1に示した検証装置による送受信機器の検証処理について説明するためのフローチャートである。 図6は、この発明の第2の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。 図7は、この発明の第3の実施形態によるネットワーク機器検証装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
(11,12,13) ネットワーク機器検証装置
(101S) 送信インターフェイス
(101R) 受信インターフェイス
(201S) 送信側高速インターフェイス
(202S) 送信側低速インターフェイス
(201R) 受信側高速インターフェイス
(202R) 受信側低速インターフェイス
(301) 送受信低速インターフェイス
(102) コントローラ(コンピュータ)
(103) 送受信機能切替部
(104) 状態通知部
(105S) 送信専用部
(106S) データ送信部
(107S) 送信制御部
(105R) 受信専用部
(106R) データ受信部
(107R) 受信制御部
(108) メモリ
(21,22) 検証対象機器

Claims (9)

  1. 受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードと、送受信機器を検証対象とする送受信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、
    前記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを自己の受信端子を介して受信するとともに、該受信端子を介して前記所定データの処理のために使用される前記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、
    前記送信機器は、前記所定データを自己の送信端子を介して送信するとともに、該送信端子を介して前記所定情報をやりとりするものであり、
    前記送受信機器は、自己の受信端子を介して前記所定データを受信するとともに前記所定情報をやりとりする一方、自己の送信端子を介して前記所定データを送信するとともに前記所定情報をやりとりするものであり、
    前記ネットワーク機器検証装置は、
    送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、
    前記受信検証モードでは、前記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、前記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して前記所定データを送信し、前記コントローラは、該送信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、
    前記送信検証モードでは、前記受信インターフェイスは、検証対象機器の送信端子に接続され、前記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して前記所定データを受信し、前記コントローラは、該受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、
    前記送受信検証モードでは、前記送信インターフェイスは、検証対象機器の受信端子に接続され、前記受信インターフェイスは、該検証対象機器の送信端子に接続され、前記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して前記所定データを送信し、前記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して前記所定データを受信し、前記コントローラは、該データ送信部によるデータ送信時には該送信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する一方、該データ受信部によるデータ受信時には該受信インターフェイスを介して該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する
    ネットワーク機器検証装置。
  2. 請求項1において、
    前記送信機器および送受信機器の各々の送信端子は、前記所定データを送信するための第1の送信端子と、前記所定情報をやりとりするための第2の送信端子とからなり、
    前記受信機器および送受信機器の各々の受信端子は、前記所定データを受信するための第1の受信端子と、前記所定情報をやりとりするための第2の受信端子とからなり、
    前記送信インターフェイスは、前記第1の受信端子に対応する第1の送信インターフェイスと、前記第2の受信端子に対応する第2の送信インターフェイスとから構成され、
    前記受信インターフェイスは、前記第1の送信端子に対応する第1の受信インターフェイスと、前記第2の送信端子に対応する第2の受信インターフェイスとから構成され、
    前記データ送信部は、前記第1の送信インターフェイスを介して前記所定データを送信し、
    前記データ受信部は、前記第1の受信インターフェイスを介して前記所定データを受信し、
    前記コントローラは、前記第2の送信インターフェイスまたは前記第2の受信インターフェイスを介して、前記所定情報のやりとりおよび前記検証対象機器の動作検証を実行する
    ネットワーク機器検証装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1の送信インターフェイスにおける通信速度は、前記第2の送信インターフェイスにおける通信速度よりも高速であり、
    前記第1の受信インターフェイスにおける通信速度は、前記第2の受信インターフェイスにおける通信速度よりも高速である
    ネットワーク機器検証装置。
  4. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記受信機器,送信機器,および送受信機器の各々は、前記所定規格に従って、通信先の機器から得られた前記所定情報と自己の所定情報とを用いて前記所定データを処理する一方、該所定情報を用いて認証処理に使用される認証情報を更新するとともに自己の認証情報と該通信先の機器の認証情報とが一致しているかを確認するものであり、
    前記コントローラは、さらに、
    前記受信検証モードでは、前記所定規格に従って、前記検証対象機器から得られた所定情報と自己の所定情報とを用いて自己の認証情報を更新するとともに、前記送信インターフェイスを介して前記検証対象機器の認証情報を取得し、互いの認証情報が一致しているかを継続的に判定することによって、該検証対象機器の動作状況を検証し、
    前記送信検証モードでは、前記所定規格に従って、前記検証対象機器から得られた所定情報と自己の所定情報とを用いて自己の認証情報を更新するとともに、前記受信インターフェイスを介して該検証対象機器による認証情報の確認結果を取得し、該検証対象機器によって互いの認証情報が一致していることが確認されているかを継続的に判定することによって、該検証対象機器の動作状況を検証し、
    前記送受信モードでは、前記所定規格に従って、前記検証対象機器から得られた所定情報と自己の所定情報とを用いて自己の認証情報を更新するとともに、前記送信インターフェイスを介して前記検証対象機器の認証情報を取得し、互いの認証情報が一致しているかを継続的に判定することによって、該検証対象機器の受信動作を検証する一方、前記受信インターフェイスを介して該検証対象機器による認証情報の確認結果を取得し、該検証対象機器によって互いの認証情報が一致していることが確認されているかを継続的に判定することによって、該検証対象機器の送信動作を検証する
    ネットワーク機器検証装置。
  5. 請求項4において、
    前記所定データは、暗号化データを含み、
    前記所定情報は、前記所定データの暗号化または復号化するために使用される暗号鍵と、送信機能,受信機能,送受信機能のうちいずれを有している機器であるのかを示す機器情報とを含む
    ネットワーク機器検証装置。
  6. 請求項5において、
    前記所定規格は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)である
    ネットワーク機器検証装置。
  7. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記データ送信部によって送信される所定データを一時的に蓄積する一方、前記データ受信部によって受信された所定データを一時的に蓄積するメモリをさらに備える
    ネットワーク機器検証装置。
  8. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    受信検証モード,送信検証モード,および送受信検証モードのいずれが現在の検証モードであるのかを通知する状態通知部をさらに備える
    ネットワーク機器検証装置。
  9. 受信機器を検証対象とする受信検証モードと、送信機器を検証対象とする送信検証モードと、送受信機器を検証対象とする送受信検証モードとを有するネットワーク機器検証装置であって、
    前記受信機器は、所定規格に準拠した所定データを第1の受信端子を介して受信するとともに、第2の受信端子を介して前記所定データの処理のために使用される前記所定規格に準拠した所定情報をやりとりするものであり、
    前記送信機器は、前記所定データを第1の送信端子を介して送信するとともに、第2の送信端子を介して前記所定情報をやりとりするものであり、
    前記ネットワーク機器検証装置は、
    送信インターフェイスと、受信インターフェイスと、送受信インターフェイスと、データ送信部と、データ受信部と、コントローラとを備え、
    前記受信検証モードでは、前記送信インターフェイスは、検証対象機器の第1の受信端子に接続され、前記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の受信端子に接続され、前記データ送信部は、該送信インターフェイスを介して前記所定データを送信し、前記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証し、
    前記送信検証モードでは、前記受信インターフェイスは、検証対象機器の第1の送信端子に接続され、前記送受信インターフェイスは、該検証対象機器の第2の送信端子に接続され、前記データ受信部は、該受信インターフェイスを介して前記所定データを受信し、前記コントローラは、該送受信インターフェイスを介して、該検証対象機器との間で前記所定情報をやりとりするとともに、該検証対象機器の動作状況を継続的に検証する
    ネットワーク機器検証装置。
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