JPWO2004068831A1 - xDSLの回線品質制御装置、xDSLの伝送方式選択装置、xDSLの回線品質監視装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、国際標準であるITU−T「G.992.1(G.dmit:Appnedix2)」は、xDSLが一定の伝送品質を保つことができない状態に対応するため、次のように勧告している。すなわち、相互通信中に対応策を取ることにより、時々刻々と変動する環境下で最良の伝送品質を保つ「Dynamic Rate Adaptation」と称する回線品質変動の手法を勧告している。
しかし、前記Appnedix2に記載の手法は、オプショナル的機能であり、装置として組み立てる場合に複雑になり、高価になる。したがって、いまだに実現されていないのが実情である。
そこで、第1の従来技術として、従来から信号雑音比(SNR)マージンを監視することにより、回線品質を監視することが行われている。なお、信号雑音比マージン(単位:db)とは、雑音の変動に対して信号を正確に伝送するために必要な余裕を意味する。信号雑音比マージンは、その値が大きいほど回線品質が上り、伝送速度は低下する。逆に、信号雑音比マージンは、その値が小さいほど伝送速度が上り、回線品質は低下する。
さらに、前記Appnedix2は、伝送方式として、FBM(Fext Bitmap)とDMB(Dual Bitmap)を規定している。
FBMは、電話回線がISDNの影響を強く受けるNEXT(Near End Cross Talk)タイミングでは信号の送受信を行わず、電話回線がISDNの影響をあまり受けないFEXT(Far End Cross Talk)タイミングに限って信号の送受信を行うものである。具体的には、FEXTタイミング毎に、下り信号と上り信号の伝送を交互に繰り返す。ここで、上り信号とは、ユーザ側からセンタ側に送る信号であり、下り信号とはセンタ側からユーザ側に送る信号である。そのため、FBMでは、伝送量の割り当てを定めるビットマップは1つでよい。また、NEXTタイミングとは、TCM方式(Time Compression Multiplexing Transmission System)によるISDNにおいて、センタからユーザに対して信号を送信するタイミングである。FEXTタイミングとは、ユーザからセンタに対して信号を送信するタイミングである。
DMBでは、FEXTビットマップとNEXTビットマップの2つビットマップが設けられている。DMBは、FBMでは使用されていなかったNEXTタイミングにおいても、ビットマップをFEXTビットマップからNEXTビットマップに切り替えることにより、信号を送受信することが可能になり、伝送速度の向上に寄与する。すなわちFEXTタイミングとNEXTタイミングの双方において、上り信号と下り信号が伝送される。
さらに、前記Appnedix2には規定されていないが、近年開発された伝送方式として、DBMOL、FBMsOL、XOL等がある。
DBMOL(Dual Bitmap Overlap)は、DBMにおいて上り信号(ユーザ側からセンタ側に送る信号)だけを伝送するために用意された周波数帯域を下り信号(センタ側からユーザ側に送る信号)にも割り付けるものである。前記下り信号の割り付けは、FEXTビットマップ及びNEXTビットマップの両方で行われる。したがって、FEXTタイミングにおける伝送とNEXTタイミングにおける伝送の双方において、下り信号の伝送速度が向上する。
また、FBMsOL(Fext Bitmap shaping Overlap)は、FBMにおけるFEXTタイミングにおいて、上り信号(ユーザ側からセンタ側に送る信号)だけを伝送するために用いられた周波数帯域を下り信号にも割り付けることにより、伝送速度を向上させるものである。したがって、下り信号は、通話に使用する低周波数帯域を除いて、全ての周波数帯域を用いて伝送される。上り信号を伝送するために用いられる周波数帯域は、前記FBMと同様である。したがって、下り信号の伝送速度が速くなる。FBMsOLでは、使用する電力が大きくなるので、電力のシェーピングを行って節電している。
また、XOL(X Overlap)は、FEXTタイミングでは、上り信号と下り信号の周波数帯域を重ねることなく、送受信を行う。NEXTタイミングでは、上り信号を伝送するために用意された周波数帯域を下り信号にも割り付けることにより、伝送速度を向上させるものである。前記DBMOL、FBMsOL、XOLの伝送方式は、下り信号において最大伝送速度12Mbpsを実現することも可能である。
図6に、前記各伝送方式の距離と伝送速度の違いを示す。
図6に示すように、DBMOLは、センタとユーザの距離が近い場合、伝送速度が早い方式である。ただし、DBMOLは、遠距離の伝送はできない。したがって、DBMOLは、近距離ユーザ向けである。
逆に、FBMsOLは、センタとユーザの距離が遠くても、伝送可能な方式である。ただし、FBMsOLは、伝送速度は遅い。したがって、FBMsOLは、遠距離ユーザ向けである。
また、他の伝送方式であるXOL、DBM、FBMは、図6に示すように、各々距離と伝送速度において特徴を有している。
なお、このような伝送技術は、近年、各種の方式が提案されている。
前記したように、時々刻々と変動する環境下で最良の伝送品質を保つため、第2の従来技術として、信号の減衰率を監視し、減衰率に応じて、前記複数の伝送方式から適切な伝送方式を選択する技術が提案されている。
しかし、前記した従来技術には次のような問題点がある。
第1に、信号雑音比(SNR)マージンだけを監視して回線品質を監視するとき、回線には、周期的に発生するノイズ及び突発的に発生するノイズが存在する。したがって、信号雑音比(SNR)マージンだけを監視して、回線品質の良否を判定することには問題がある。
第2に、信号の減衰率(ATT)だけを監視して、前記複数種類のxDSL伝送方式の中から適切な伝送方式を選択することは可能である。しかし、信号の減衰率だけを監視して伝送方式を選択することは、適切な伝送速度で通信を行うという点で問題がある。
すなわち、前記回線信号雑音比(SNR)マージンと、信号の減衰率(ATT)の他に、次の要素も監視する。
(a)インタリーブディレイ(エラー訂正の深さ)とインタリーブコレクション時間(エラー訂正時間)を監視する。
ここで、インタリーブディレイとインタリーブコレクション時間は、次のような関係にある。例えば、インタリーブディレイを大きくするため、信号を格納するメモリ容量を大きくする。これによって、エラー訂正の精度は大幅に増し、信号の伝送が正しく行われる。しかし、インタリーブコレクション時間(エラー訂正時間)は、処理する信号が増加するため長くなり、伝送速度は遅くなる。
(b)パフォーマンス情報による定期的なCRCエラー、及ロス オブ シグナル(LOS)、ロス オブ フレーム(LOF)を監視する。
前記CRCエラー、ロス オブ シグナル(LOS)、ロス オブ フレーム(LOF)を、一定時間毎に監視することにより、回線品質を監視し、警報を発生することができる。
(c)伝送速度を監視する。
前記信号雑音比(SNR)マージンと、信号の減衰率(ATT)と、前記(a)〜(c)を監視して、回線品質と伝送速度を向上させる。
なお、これらの監視は、センタでは全て行うことができる。ユーザ側では、信号雑音比(SNR)マージンと、信号の減衰率(ATT)と、伝送速度の監視を行うことができる。
具体的には、次のようにして、前記目的を達成する。
第1に、2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを回線接続し、相互通信を行うxDSLの回線品質制御装置において、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度を取得する。
回線品質設定部は、前記取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度を用いて、前記ユーザ側とセンタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を新たに設定して、回線品質を一定の品質にする。
この動作を繰り返すことにより、回線品質を一定の品質に維持することができる。
第2に、回線品質監視部は、一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得し、回線品質設定部は、回線品質監視部が取得した信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度、パフォーマンス情報に基づいて、回線品質を一定の品質にする。パフォーマンス情報を利用することにより、回線品質がさらに向上する。
ここで、パフォーマンス情報は、例えば15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントされる情報である。
第3に、前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度を定期的に取得して、あらかじめ定められた一定期間の統計情報とする。また、前記回線品質設定部は、統計情報として取得された雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を用いて、ユーザ側とセンタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定する。
これにより、瞬時値ではなく、統計情報に基づく回線品質設定が行われるので、回線品質がさらに向上する。
第4に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。また、回線品質設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記回線警報を用いて、ユーザ側とセンタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定する。
これにより、回線警報を考慮した回線品質設定が行われるので、回線品質がさらに向上する。
第5に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。また、回線品質設定部は、統計情報として取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び回線警報を用いて、前記ユーザ側と前記センタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定する。
これにより、パフォーマンス情報と回線警報とを考慮した回線品質設定が行われるので、回線品質がさらに向上する。
第6に、2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを接続し、相互通信を行うxDSLの伝送方式選択装置において、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度を取得する。また、伝送方式選択部は、取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する。
これにより、適切な伝送方式を選択することができる。
第7に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度の他に、一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得する。また、伝送方式選択部は、信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度、パフォーマンス情報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する。パフォーマンス情報を利用することにより、回線品質がさらに向上する。
ここで、パフォーマンス情報は、例えば15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントされる情報である。
第8に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度とをあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。また、伝送方式設定部は、統計情報として取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する。
これにより、瞬時値ではなく、統計情報に基づく回線品質設定が行われるので、適切な伝送方式の選択が行われる。
第9に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。また、伝送方式設定部は、統計情報として取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記回線警報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する。
これにより、回線警報を考慮した回線品質設定が行われるので、適切な伝送方式の選択が行われる。
第10に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。また、伝送方式設定部は、統計情報として取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び回線警報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する。
これにより、パフォーマンス情報と回線警報とを考慮した回線品質設定が行われるので、適切な伝送方式の選択が行われる。
第11に、2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを回線接続し、相互通信を行うxDSLの回線品質監視装置において、回線品質監視部が、回線接続中に、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度と一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得する。
これにより、回線品質監視装置が、パフォーマンス情報を考慮した回線監視を行うことができる。ここで、パフォーマンス情報は、例えば15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブフレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントされる情報である。
第12に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度とをあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。
これにより、統計情報に基づく回線監視が行われる。
第13に、回線品質監視部は、信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。
これにより、回線警報を考慮した回線品質監視が行われる。
第14に、回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得する。
これにより、パフォーマンス情報と回線警報とを考慮した回線品質監視が行われる。
図2は、センタ側のDSL通信装置の概略を示すブロック図である。
図3は、回線品質設定回路が適切な伝送品質を得るために実行するフローチャートの一例である。
図4は、センタ側のDSL通信装置の概略を示すブロック図である。
図5は、図4に示すDSL通信装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図6は、各伝送方式の距離と伝送速度の違いを示す説明図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明で用いる2線式の通信回線(電話回線)PLを通して、ユーザ側のDSL通信装置1−1〜1−nとセンタ側のDSL通信装置20とを接続し、相互に通信を行うxDSLに基づく通信技術の基本構成を示す図である。
図1において、ユーザ側のDSL通信装置1−1〜1−nの各々とセンタ側DSL通信装置とを接続する複数の通信回線PLは、センタ側DSL通信装置において収線される。また、センタ側通信装置20は、ネットワークNに接続されている。
ユーザ側のDSL通信装置1−1〜1−nは、それぞれ図示しないパーソナルコンピュータ等の端末機器に接続されている。
図1において、ユーザ側のDSL通信装置1−1〜1−nとセンタ側のDSL通信装置20間を接続している通信回線PLは、xDSLによる通信を行う。
図2は、図1に示すDSL通信装置(1−1〜1−n、20)の一例を示すブロック図である。DSL通信装置1−1〜1−nとDSL通信装置20は同一構成であるが、図2ではDSL通信装置20として説明する。
図2に示すように、DSL通信装置20は、DSL通信回路21と回線品質監視回路22とCPU(又は運用者)23と回線品質設定回路24とから構成されている。
DSL通信回路21は、通信回線(電話回線)PLに接続されている。回線品質監視回路22は、DSL通信回路21から、信号雑音比(SNR)とインタリーブディレイと減衰率(ATT)とパフォーマンス情報と伝送速度を取得する。DSL通信回路21は、前記信号雑音比(SNR)等の瞬時時を取得するとともに、一定時間毎の平均値を統計情報として取得する。
例えば、パフォーマンス情報が15分毎又は24時間毎に発生するものとする。DSL通信装置21は、1秒間に1回でもCRCエラーが発生すると、CRCエラー回数をカウントアップする。ロス オブ シグナル(LOS)、ロス オブ フレーム(LOF)につても同様である。回線品質監視回路22は、統計情報を取得すると、前記15分毎又は24時間毎のCRCエラー発生回数、及びロス オブ シグナル(LOS)発生回数、及びロス オブ フレーム(LOF)発生回数(パフォーマンス情報)を統計情報の一部とする。
CPU23(又は運用者)は、前記リアルタイム情報又は統計情報を受けて、回線品質設定回路24に対して、前記リアルタイム情報又は統計情報と共に、適切な伝送環境を設定するように指示を出す。
回線品質設定回路24は、前記指示にしたって、DSL通信回路21の回線品質(SNRマージン/ATT/インタリーブディレイ/コレクション時間)を設定する。
前記適切な回線品質の設定は、リアルタイム情報によって実行してもよいし、統計情報によって実行してもよい。
図3は、回線品質設定回路24が適切な回線品質を得るために実行するフローチャートの一例である。
ステップS1において、減衰率(ATT)があらかじめ定められた値よりも低いか高いかが判定される。高いと判定された場合には、ステップS2に進む。
ステップS2において、回線警報が出力されているか否かが判定される。回線警報は、次のような場合に出力される。例えば、DSL通信回路21において、ロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が生じることによって発生する。これは、xDSLを用いた伝送中に信号が消失したり、複数の信号を組み込んでいるフレームが消失したりすると、信号の伝送が不可能になる。このようなとき、回線警報が出力される。
ステップS2において、回線警報が発生している判定された場合、ステップS3に進み、インタリーブコレクション時間を長くする設定を行う。これによって、エラー訂正時間が長くなり、信号の消失等がなくなり、回線品質が向上する。ステップS3における処理により、回線警報が停止した場合には、再びステップS2に戻り、再度回線警報の有無を確認のために判定する。
ステップS3の処理を行っても回線警報が停止しない場合、ステップS6に進む。ステップS6において、目標SNRマージン時間が大きく設定される。これによって、伝送速度は遅くなるが、信号の消失等の事態を避けることが可能になる。
なお、このフローチャートでは、ステップS3に付随して行われる回線警報の有無の判断を説明の簡単化のため省略している。
ステップS2において、回線警報が出力されていないと判定された場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、パフォーマンス情報を監視する。前記したように、パフォーマンス情報は、例えば15分に1回又は24時間に1回の割合で出力される。これによって、定期的にCRCエラー、及びロス オブ シグナル(LOS)、ロス オブ フレーム(LOF)を監視する。
ステップS4における監視の結果、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が発生している場合、ステップS5に進む。
ステップS5において、インタリーブディレイを大に設定する。具体的には、信号を格納するメモリ容量を大きくする。これによって、信号の消失等がなくなり、回線品質が向上する。ステップS5における処理により、エラーの発生がなくなった場合には、回線品質速度が向上する。その後、再びステップS4に戻り、再度パフォーマンス情報の監視を確認のために行う。
ステップS5の処理を行っても、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が発生する場合、ステップS6に進む。
ステップS6においては、前記したように目標SNRマージンが大きく設定される。これによって、伝送速度は遅くなるが、信号の消失等の事態を避けることが可能になる。
なお、このフローチャートでは、ステップS5に付随して行われるパフォーマンス情報におけるエラー発生の判断を説明の簡単化のため省略している。
ステップS4における監視の結果、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が発生していない場合、ステップS7に進む。また、ステップS1において、減衰率(ATT)があらかじめ定められた値よりも低いと判定された場合にも、ステップS7に進む。
ステップS7において、信号雑音比(SNR)と目標信号雑音比(SNR)を比較する。比較の結果、両者の差(信号雑音比(SNR)<目標信号雑音比(SNR))が大きい場合にはステップS8に進み、目標信号雑音比(SNR)を小さく設定する。この結果、伝送速度が向上する。また、比較の結果、両者の差がほとんどない場合には、ステップS9に進む。
ステップS9においては、現状維持の処理と品質監視が継続される。
以上の説明から明らかなように、実施の形態1によれば、図2に示す回線品質監視回路22が取得した情報に基づいて、xDSLの回線品質を一定の範囲内に設定することができる。
なお、実施の形態1では、回線品質設定回路24を用いて適切な信号雑音比(SNR)マージン、適切な減衰率(ATT)、適切なインタリーブディレイ、適切なコレクション時間を求めた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、CPU23がこれらの値を求めてもよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
実施の形態2においても、図1に記載のxDSLに基づく通信技術の基本構成は同様であるので、その説明を省略する。
図4は、図1に示すDSL通信装置(1−1〜1−n、20)の一例を示すブロック図である。DSL通信装置1−1〜1−nとDSL通信装置20は同一構成であるが、図4ではDSL通信装置20として説明する。
また、図2に示すDSL通信装置20と図4に示すDSL通信装置20において、同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。具体的には、図3に示す回路品質設定回路24と図5に示す伝送方式選択回路25だけが相違している。
すなわち、図4において、CPU23(又は運用者)は、リアルタイム情報又は統計情報を受けて、伝送方式選択回路25に対して、リアルタイム情報又は統計情報に基づいた伝送方式の選択を指示する。伝送方式選択回路25は、受信したリアルタイム情報又は統計情報を基に、伝送方式を選択してDSL通信回路21に設定を指示する。
図5は、伝送方式選択回路25が適切な伝送方式を選択するために実行するフローチャートの一例である。
ステップS10において、回線警報が出力されているか否かが判定される。回線警報は、次のような場合に出力される。すなわち、DSL通信回路21において、ロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が生じることによって発生する。これは、xDSLを用いた伝送中に信号が消失したり、複数の信号を組み込んでいるフレームが消失したりすると、信号の伝送が不可能になるためである。
ステップS10において、回線警報が出力されていると判定された場合、ステップS11に進む。
ステップS11において、伝送方式を変更する。例えば、現在の伝送方式がDBMOLの場合、XOLに変更したり、現在の伝送方式がDBMの場合、FBMsOLに変更したりする。次に、ステップS11からステップS13に進む。
ステップS13において、新たに設定された回線の回線品質監視が行われる。
ステップS10において、回線警報が出力されていないと判定された場合、ステップS12に進む。
ステップS12において、減衰率(ATT)が確認される。確認された減衰率(ATT)の大きさ(db)によって、ステップS14又はステップS15又はステップS16に進む。
すなわち、減衰率(ATT)が15db未満の場合、ステップS14における確認する。その後、ステップS17において伝送速度が前の伝送方式の伝送速度よりも遅い場合、例えばDBMOLに変更される。
また、減衰率(ATT)が15〜45dbの範囲にある場合、ステップS15において確認する。その後、ステップS18において伝送速度が前の伝送方式の伝送速度よりも遅い場合、例えばXOL又はDBMに変更される。
また、減衰率(ATT)が45dbを超える場合、ステップS16において確認する。その後、ステップS19において伝送速度が前の伝送方式の伝送速度よりも遅い場合、例えばFMBsOLに変更される。
さらに、ステップS17〜S19において、前方式より伝送速度が遅いと判定された場合、ステップS13において接続した回線品質監視が行われる。
なお、ステップS17〜S19において、前方式より伝送速度が早いと判定された場合、ステップS13において、伝送方式は現状維持される。
以上の説明から明らかなように、実施の形態2によれば、図4に示す回線品質監視回路22が取得した情報に基づいて、伝送方式選択回路25が適切な伝送方式を選択して、DSL通信回路21に設定することができる。
なお、実施の形態2では、伝送方式選択回路25を用いて適切な伝送方式を選択した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、CPU23が選択してもよい。
なお、本発明はハードウェアの変更を伴うことなく、ソフトウェア(ファームウェア)の変更だけで実現することができる。したがって、例えばユーザ側の装置だけを単独で本発明により運用することが可能であり、ユーザ側の装置とセンタ側の装置との相互接続性の問題を解決でき、さらに安価に構成できるのでコストの問題を克服することができる。
Claims (17)
- 2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを回線接続し、相互通信を行うxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線接続中に、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度を取得する回線品質監視部と、
前記取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を用いて、前記ユーザ側とセンタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定して、回線品質を設定する回線品質設定部とから構成されることを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲1に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、前記信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度の他に、一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得し、
前記回線品質設定部は、前記信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記パフォーマンス情報に基づいて、前記回線品質を一定の品質にすることを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲2に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記パフォーマンス情報は、15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントすることを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲1に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度とをあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記回線品質設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度を用いて、前記ユーザ側と前記センタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定することを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲1に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記回線品質設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記回線警報を用いて、前記ユーザ側と前記センタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定することを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲1に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記回線品質設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び前記回線警報を用いて、前記ユーザ側と前記センタ側とを結ぶ回線の信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を設定することを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを回線接続し、相互通信を行うxDSLの伝送方式選択装置において、
前記回線接続中に、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度を取得する回線品質監視部と、
前記取得された信号雑音比マージン値、減衰率、インタリーブディレイ、インタリーブコレクション時間、接続速度を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択する伝送方式選択部と
から構成されることを特徴とするxDSLの伝送方式選択装置。 - 請求の範囲7に記載のxDSLの伝送方式選択装置において、
前記回線品質監視部は、前記信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度の他に、一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得し、
前記伝送方式選択部は、前記信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記パフォーマンス情報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択することを特徴とするxDSLの回線品質制御装置。 - 請求の範囲8に記載のxDSLの伝送方式選択装置において、
前記パフォーマンス情報は、15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントすることを特徴とするxDSLの伝送方式選択装置。 - 請求の範囲7に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度とをあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記伝送方式設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択することを特徴とするxDSLの伝送方式選択装置。 - 請求の範囲7に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記伝送方式設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、前記回線警報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択することを特徴とするxDSLの伝送方式選択装置。 - 請求の範囲7に記載のxDSLの回線品質制御装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得し、
前記伝送方式設定部は、前記統計情報として取得された信号雑音比マージン値、前記減衰率、前記インタリーブディレイ、前記インタリーブコレクション時間、前記接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び前記回線警報を用いて、複数の伝送方式の中から1つ伝送方式を選択することを特徴とするxDSLの伝送方式選択装置。 - 2線式の電話回路とxDSL通信技術によって、ユーザ側とセンタ側とを回線接続し、相互通信を行うxDSLの回線品質監視装置において、
前記回線接続中に、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度と一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報を取得する回線品質監視部を備えたことを特徴とする回線品質監視装置。 - 請求の範囲13に記載のxDSLの回線品質監視装置において、
前記パフォーマンス情報は、15分毎又は24時間毎に、CRCエラー、又はロス オブ シグナル(LOS)、又はロス オブ フレーム(LOF)が少なくとも1秒間に1回発生したとき、各々カウントされた情報であることを特徴とするxDSLの回線品質監視装置。 - 請求の範囲13に記載のxDSLの回線品質監視装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度とをあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得することを特徴とするxDSLの回線品質監視装置。 - 請求の範囲13に記載のxDSLの回線品質監視装置において、
前記回線品質監視部は、前記信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得することを特徴とするxDSLの回線品質監視装置。 - 請求の範囲13に記載のxDSLの回線品質監視装置において、
前記回線品質監視部は、信号雑音比マージン値と減衰率とインタリーブディレイとインタリーブコレクション時間と接続速度、及び一定時間毎に出力されるパフォーマンス情報、及び信号の伝送が不可能になるとき発生される回線警報をあらかじめ定められた一定期間の統計情報として取得することを特徴とするxDSLの回線品質監視装置。
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