JPWO2003101859A1

JPWO2003101859A1 - Packaging bag material for curable composition

Info

Publication number: JPWO2003101859A1
Application number: JP2004509562A
Authority: JP
Inventors: 柿沼　正久; 正久柿沼; 宇敷　滋; 滋宇敷; 小島　秀明; 秀明小島; 邦明府瀬川; 佐々木　昭; 昭佐々木; 村田　穂; 穂村田; 崇文染谷
Original assignee: Fujimori Kogyo Co Ltd; Taiyo Ink Mfg Co Ltd
Current assignee: Fujimori Kogyo Co Ltd; Taiyo Holdings Co Ltd
Priority date: 2002-06-04
Filing date: 2003-06-03
Publication date: 2005-09-29
Anticipated expiration: 2023-06-03
Also published as: KR20050007582A; JP4423190B2; AU2003241986A1; CN1659086A; TW200400110A; AU2003241986A8; WO2003101859A1; CN100355564C; TWI292739B

Abstract

内面がヒートシール可能な合成樹脂層からなるシーラント層１と、金属薄膜層７を含むバリア層３とを、押出しポリエチレン層２を介して積層してなる構造を有する包装袋材料であって、前記シーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方の、前記押出しポリエチレン層との界面には、該ポリエチレン層との関係で剥離可能な合成樹脂層６を設ける。好適には、前記金属薄膜層は、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着層である。このような構造の包装袋材料は、レジストインキや接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物の包装袋材料として特に適している。A packaging bag material having a structure in which a sealant layer 1 comprising an inner surface heat-sealable synthetic resin layer and a barrier layer 3 including a metal thin film layer 7 are laminated via an extruded polyethylene layer 2, A synthetic resin layer 6 that can be peeled in relation to the polyethylene layer is provided at the interface between the extruded polyethylene layer and at least one of the sealant layer and the barrier layer. Suitably, the said metal thin film layer is an aluminum foil or an aluminum vapor deposition layer. The packaging bag material having such a structure is particularly suitable as a packaging bag material for curable compositions such as resist inks, adhesives, paints, and printing inks.

Description

技術分野
本発明は、各種活性エネルギー線硬化型のレジストインキ、接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物の包装袋材料に関し、特に硬化性組成物の経時安定性を確保すると共に、輸送時の安全性と品質を確保し、環境に対しても配慮した包装袋材料に関する。
背景技術
従来、熱、赤外線、可視光線、紫外線や電子線硬化型などの各種活性エネルギー線硬化型のレジストインキ材料や接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物は、内容物の漏出防止のための密閉性、酸素や水蒸気、さらには、溶剤や各種揮発成分などの気体に対するガスバリア性、ならびに内容物の変質防止のための遮光性を有するスチール容器又はプラスチック容器に充填され用いられている。
このような容器によれば、確かに密閉性やガスバリア性、遮光性などに効果がある。しかしながら、前記スチール容器やプラスチック容器は、空き容器の重量と容量が嵩ばるため、環境に対する配慮から使用後の空き容器の重量と容量の減量化が求められている今日において、環境負荷が大きい。
これに対し、例えば食料品の包装分野においては、空き容器の重量と容量の大幅な減量化を図れる包装形態として、ガスバリア性と遮光性を合成樹脂種の選択や着色によって付与した合成樹脂シートからなる包装袋や、さらに必要に応じて、ガスバリア性と遮光性を有する金属薄膜層を設けた積層シートからなる包装袋に食料品を充填したものがある。
しかしながら、このような包装袋を硬化性組成物の包装袋として用いた場合、合成樹脂シートのみからなる包装袋では、充分なガスバリア性と遮光性を得ることができない。また、ガスバリア性と遮光性を向上させるために金属薄膜層を設けた積層シートからなる包装袋では、可とう性があるため、運搬時や作業時などにおいて、屈曲された部分の金属薄膜層に屈曲痕ひいてはクラックが生じ、そのクラックから金属薄膜層の破片などが内容物に混入し、特にレジストインキ材料などの電子部品に関わる硬化性組成物を充填した包装袋では導電性物質の僅かな混入によって品質を維持することができなくなる。
そこで、金属薄膜層を設けた積層シートからなる包装袋において、金属薄膜層が損傷ないし破損している場合であっても、内容物の使用前に内容物への導電性物質の混入があるか否かを確認する手段が求められている。
本発明は、従来の包装袋が抱えている上述した課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、レジストインキや接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物の包装袋材料として特に、ガスバリア性や遮光性に優れ、保管時の硬化性組成物の経時安定性を確保できると共に、金属薄膜層の破片などの混入を簡単な操作で確認できることで硬化性組成物の品質を確保し、使用後の包装容器の大幅な減量化ができ、環境に対しても配慮した包装袋材料を提供することにある。
発明の開示
前記目的を達成するために、本発明によれば、内面がヒートシール可能な合成樹脂層からなるシーラント層と、金属薄膜層を含むバリア層とを、押出しポリエチレン層を介して積層してなる構造を有する包装袋材料であって、前記シーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方の、前記押出しポリエチレン層との界面には、該ポリエチレン層との関係で剥離可能な合成樹脂層を設けたことを特徴とする硬化性組成物の包装袋材料が提供される。
好適な態様においては、前記バリア層における金属薄膜層は、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着層である。
本発明にかかる硬化性組成物の包装袋材料によれば、ガスバリア性や遮光性に優れ、保管時の硬化性組成物の経時安定性を確保できると共に、金属薄膜層の破片などの混入を簡単な操作で確認できることで硬化性組成物の品質を確保し、環境に対しても配慮した包装袋を提供することができる。
この包装袋の好適な態様としては、前記した包装袋材料を用いて作製した包装袋内に、ラジカル重合性組成物と空気が収容されている包装形態が好ましい。
発明を実施するための最良の形態
本発明の包装袋材料は、内面がヒートシール可能な合成樹脂層からなるシーラント層と、金属薄膜層を含むバリア層とを、押出しポリエチレン層を介して積層してなる構造を有する点に第一の特徴がある。
このような構成とすることにより、本発明の包装袋材料は、包装袋として遮光性やガスバリア性に優れ、経時安定性を確保できると共に、可撓性の袋状であるために取り扱いが容易で、さらに使用後の包装容器の大幅な減量化ができ、環境に対して配慮した包装袋材料として最適である。
また、本発明の包装袋材料は前記シーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方の、前記押出しポリエチレン層との界面に、該ポリエチレン層との関係で剥離可能な合成樹脂層を設けている点に第二の特徴がある。
このような構成とすることにより、本発明の包装袋材料は、前記界面で容易に剥離できるので、運搬時や作業時などにおいて、屈曲された部分の金属薄膜層に屈曲痕ひいてはクラックが生じた場合に、そのクラックから金属薄膜層の破片などが内容物に混入したか否かを、使用前にシーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方の、押出しポリエチレン層との界面を剥離することによって容易に確認することができる。
本発明の包装袋材料は、前記した特徴により各種活性エネルギー線硬化型のレジストインキ、接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物の包装袋材料として適しているが、特にレジストインキ等のラジカル重合性組成物を収容する場合、包装袋内にラジカル重合性組成物と共に空気が入っている包装形態（例えば、組成物充填時に包装袋内を真空引きせずに空気が入り込んだ状態で充填、シールするなど）とすれば、酸素阻害によってラジカル重合性組成物の重合が抑制され、これによってラジカル重合性組成物の保存安定性を確保できる。これは、熱、紫外線等により生起するラジカル反応を空気に含まれている酸素ラジカルで抑えることによって、組成物中の硬化性樹脂やモノマー成分の重合を妨げ、高分子化を防ぐためである。それによって、保管中にラジカル重合性組成物がゲル化を生じることもなく、レジストインキ等のラジカル重合性組成物の経時安定性を確保できる。
上記空気の量としては、充填するラジカル重合性組成物の容量に対して１％以上で効果が見られるが、５０％を越えると包装体自体の容積が増え、梱包に適さないので好ましくない。好ましい空気量は５％〜３０％の範囲である。
以下、本発明の包装袋材料を構成する各層について説明する。
まず、上記シーラント層としては、内面がヒートシール可能な合成樹脂層から構成されていればよく、単一合成樹脂層或いは異なる複数層の合成樹脂層から形成される積層体を用いることができる。
上記ヒートシール可能な合成樹脂としては、ヒートシール可能であればいかなる物も使用できる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテン等のポリオレフィン；ポリエチレンテレフタレート，ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル；ナイロン等のポリアミドなどの高分子量の熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの合成樹脂は、自由に組み合わせて使用することができる。また、これらの合成樹脂は、樹脂合成の時に低、中、高など、任意の密度又は結晶性を持たせた物が作られる。
一方、バリア層は、少なくとも１層の金属薄膜層を含む必要がある。このように金属薄膜層を含むバリア層を設けることにより、ガスバリア性及び遮光性を付与もしくは向上させ、紫外線等による硬化性組成物の重合や、溶剤の揮散及びそれに起因するゲル化や変質・変色を防止することができる。
使用する金属薄膜層としては、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、ニッケル、鉛などの箔や蒸着層が使用可能であるが、安価で遮光性能に優れる点からアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着層が好ましい。
なお、アルミニウム箔などの金属薄膜層は最外部に露出しないことが好ましいので、バリア層の外側層として保護層を設けることが好ましい。保護層としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドなどが使用できる。これらはフィルム又はシートに成形され、延伸されていると強度が向上し、好ましい。なかでも、ポリエステルの場合、運搬時のアルミニウム箔等の金属薄膜層の損傷を防止する効果に優れ、特にアルミニウム箔との接触面側にポリエステル層を配するとこの効果が大きい。
前記したように、本発明の包装袋材料は、前記シーラント層とバリア層とを、押出しポリエチレン層を介して積層してなる構造を有すること、及び前記シーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方の、前記押出しポリエチレン層との界面には、該ポリエチレン層との関係で剥離可能な合成樹脂層（以下、対ＰＥ易剥離性合成樹脂層という）を設けたことを特徴としている。
この対ＰＥ易剥離性合成樹脂層としては、ポリエチレン以外のポリオレフィン、ナイロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ならびにそれらのフィルムを好適に用いることができる。それらのフィルムは延伸されていると剥離容易な積層体とし易く好ましい。特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートは、剥離容易な積層体とし易く、また強度にも優れ、安価であるのでより好ましい。なお、この対ＰＥ易剥離性合成樹脂層は、前記押出しポリエチレン層との界面側にコロナ処理などの密着性向上処理を行わないことが望ましい。
前記シーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方に設けた対ＰＥ易剥離性合成樹脂層上に、ポリエチレンを押出積層することで、剥離可能に押出しポリエチレン層を接着することができると共に、強度向上も図ることができる。
ポリエチレンの押出積層は、予めドライラミネートや押出ラミネートなどを単独で又は適宜併用して、公知の方法で積層して製造されたシーラント層とバリア層のいずれか少なくとも一方に設けた対ＰＥ易剥離性合成樹脂層上に、従来公知の押出ラミネート法やドライラミネート法によって容易に行なうことができる。
本発明の包装袋材料の合計厚さは、厚ければ厚いほどガスバリア性、遮光性、耐摩耗性に優れるが、３００μｍより厚くした場合には、シートが硬くなるので取り扱いが困難になり、逆に３０μｍより薄くした場合には、耐摩耗性等が低下し、輸送時に穴があいたりしてレジストインキ等の硬化性組成物の包装に適さなくなる。従って、上記包装袋材料の合計厚さは３０〜３００μｍであることが好ましい。
各層の厚さについては、前記シーラント層の厚さ（シーラント層が複数層からなる場合にはその合計厚さ）は、５〜１００μｍの範囲内にあることが望ましく、好ましくは１５〜８０μｍである。シーラント層の厚さが５μｍよりも薄くなると接着力が弱くなり、一方、１００μｍよりも厚くなると前記合計厚さを確保でき難くなるので実用的でない。
また、バリア層の厚さ（複数層からなる場合にはその合計厚さ）は、１０〜２００μｍの範囲内にあることが望ましく、好ましくは１５〜８０μｍである。バリア層の厚さが１０μｍよりも薄くなると、金属薄膜層に亀裂が入り易くなり、一方、２００μｍよりも厚くなると前記合計厚さを確保でき難くなるので実用的でない。バリア層における金属薄膜層の厚さは、５〜１００μｍの範囲内にあることが望ましく、好ましくは５〜４０μｍである。金属薄膜層の厚さが厚いほどガスバリア性、遮光性、耐摩耗性に優れるが、１００μｍよりも厚くなると包装袋材料自体が硬くなるので好ましくない。また、上記包装袋材料の合計厚さから自ずからその上限は制限される。一方、金属薄膜層の厚さが５μｍより薄い場合には、輸送時に金属薄膜層自体に穴（ピンホール）があき易くなり、期待される効果が少なくなるので使用する意味が薄くなる。
押出しポリエチレン層の厚さは、１〜６０μｍの範囲内にあることが望ましく、好ましくは５〜４０μｍである。押出しポリエチレン層の厚さが１μｍよりも薄くなると接着力が弱くなり、一方、６０μｍよりも厚くなると前記合計厚さを確保でき難くなるので実用的でない。
さらに、対ＰＥ易剥離性合成樹脂層の厚さは、５〜１００μｍの範囲内にあることが望ましく、好ましくは１０〜４０μｍである。対ＰＥ易剥離性合成樹脂層の厚さが５μｍよりも薄くなると、剥離時の袋強度が低く、袋の破壊を生じ易くなり、一方、１００μｍよりも厚くなると前記合計厚さを確保でき難くなるので実用的でない。
なお、積層体各層の厚さは前記範囲内及び合計厚さの範囲内で適宜設定でき、また、積層体各層の組み合わせと厚みを適宜選択することによって運送の際の破袋強度を向上させることができる。
前記した本発明の包装袋材料から作製される包装袋の形状としては、平袋、スタンディング型、ガゼット型のいずれの形状とすることもできるが、絞り出し易い平袋の形状が好ましい。また、絞り出しを容易にするためにスパウト（突起状排出口部）等をヒートシールで接着した物とすることもできる。
また、硬化性組成物を充填した包装袋は、外容器としてスチール容器やプラスチック容器を用いて、この中に本包装袋単位で複数個をランダムに詰め込んでも、輸送においても充分な安全性と破袋強度が得られる。
次に、添付図面に示す実施例を説明しつつ、本発明の包装袋材料の好適な態様についてより具体的に説明する。
図１は、シーラント層１とバリア層３が、押出しポリエチレン層２を介して積層された包装袋材料の断面構造の一例を示している。
作製される包装袋の内側に配されるシーラント層１は、内側から外側に向かってヒートシール可能なポリエチレン層４、接着剤層５、対ＰＥ易剥離性合成樹脂層としてのポリエステル層６から構成され、一方、バリア層３は、同様に内側から外側に向かってアルミニウム箔７、接着剤層８、保護層としてのポリエステル層９から構成されている。
シーラント層１は、共押出によって得られたものでもよいが、図示のように接着剤層５によって積層したものが好ましい。使用できる接着剤としてはウレタン系接着剤など、通常、ドライラミネート用として用いられる接着剤でよい。なお、最内層（ポリエチレン層４）としては、樹脂中に含有される成分の硬化性組成物への移行汚染等を防止するためには、低溶出タイプのポリエチレンフィルムなどが好ましい。
一方、バリア層３は、アルミニウム箔７とポリエステル層９とを接着剤層８で接着・積層したものであり、使用する接着剤としては前述したものでよい。
このアルミニウム箔とポリエステルの積層シートに代えて、ポリエステルフィルムにアルミ蒸着したものを使用してもよい。
上記のような構造の包装袋材料を、ヒートシール可能なポリエチレン層４を内側にしてヒートシールし、製袋した包装袋は、対ＰＥ易剥離性合成樹脂層としてのポリエステル層６とその上に積層された押出しポリエチレン層２の界面では接着力が弱いため、この界面において押出しポリエチレン層２とバリア層３の積層部分を手で剥がすことができる。従って、万が一、運搬中に層間のアルミニウム箔８が破損した場合、上記積層部分を引き剥がし、穴が空いているか否か、また内容物にアルミニウム箔８の破片が混入していないかどうかを容易に確認することができる。
なお、対ＰＥ易剥離性合成樹脂層としてのポリエステル層６は、アルミニウム箔７表面に積層してもよく、あるいは押出しポリエチレン層２の両側に配されるようにすることもできる。前者の場合はアルミニウム箔側のポリエステル層と押出しポリエチレン層との間でバリア層を剥離でき、後者の場合にはバリア層と押出しポリエチレン層をそれぞれ剥離できるが、いずれの場合でも金属薄膜層（アルミニウム箔）を含む積層部分を引き剥がすことができる。
以下、本発明の効果について具体的に確認した試験例について説明する。
試験例１
太陽インキ製造（株）製レジストインキの主剤（ＰＳＲ−４０００Ｚ２６）と硬化剤（ＣＡ−４０Ｚ２６Ｋ）及び下記溶剤を、それぞれ、下記包装袋材料から作製した包装袋内に充填し、５０℃に放置し、所定日数経過後、重量変化（減量％）を測定した。その結果を表１〜表３に示す。
使用溶剤：
＜溶剤Ａ＞イプゾール＃１５０（出光石油化学社製）、
＜溶剤Ｂ＞ダワノールＤＰＭ（ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ダウケミカル社製）、
＜溶剤Ｃ＞メトキシプロパノール（プロピレングリコールモノメチルエーテル、ダイセル化学工業社製）、
＜溶剤Ｄ＞ジューキゾールＣＡ（ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、大阪有機化学社製）
包装袋材料の構成：
＜包装袋材料Ａ＞内側から、ポリエチレン（４０μｍ）／ウレタン系接着剤（１μｍ）／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）／押し出しポリエチレン（１０μｍ）／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）、合計厚さ７５μｍ
＜包装袋材料Ｂ＞内側から、ポリエチレン（２５μｍ）／ウレタン系接着剤（１μｍ）／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）／押し出しポリエチレン（１０μｍ）／金属箔（９μｍ）／ウレタン系接着剤（１μｍ）／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）、合計厚さ７０μｍ

上記表１〜３に示される結果から明らかなように、バリア層が金属薄膜（アルミニウム箔）を含まない包装袋材料Ａでは溶剤揮発によるものと考えられる減量が観察されたが、本発明のように金属薄膜層を含むバリア層を用いた包装袋材料Ｂでは、減量は殆ど生じなかった。
試験例２
下記構成の包装袋材料を作製し、「／／／」で表記した界面において手で引き剥がす試験を行なった。その剥離性の結果を表４に示す。
＜包装袋材料Ｃ＞内側から、ポリエチレン／／／ウレタン系接着剤／アルミニウム箔／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
＜包装袋材料Ｄ＞内側から、ポリエチレン／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート／／／押し出しポリエチレン／アルミニウム箔／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
＜包装袋材料Ｅ＞内側から、ポリエチレン／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリプロピレン／／／押し出しポリエチレン／アルミニウム箔／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
＜包装袋材料Ｆ＞内側から、ポリエチレン／ウレタン系接着剤／二軸延伸６−ナイロン／／／押し出しポリエチレン／アルミニウム箔／ウレタン系接着剤／二軸延伸ポリエチレンテレフタレート

表４に示される結果から明らかなように、対ＰＥ易剥離性樹脂層／押し出しポリエチレン界面で剥離性が得られることが分かる。
試験例３
ラジカル重合性レジストインキ（太陽インキ製造（株）製レジストインキの主剤、ＰＳＲ−４０００Ｚ２６）を前記包装袋材料Ｂから作製した複数の包装袋内に充填し、５０℃に放置し、所定日数経過後、袋内の空気を注射器で吸い出し、その容量を記録した。その後開封し、ＥＨＤ型粘度計にてレジストインキの粘度を測定して粘度増加率を求めた。その結果を表５に示す。

上記表５に示される結果から明らかなように、ラジカル重合性レジストインキを充填した包装袋内の空気量が１％未満のものは、１％以上の空気量の場合に比べて、同じ経過日数では粘度増加率が極めて高くなる。
産業上の利用可能性
以上説明したように、本発明にかかる硬化性組成物の包装袋材料によれば、ガスバリア性や遮光性に優れ、保管時の硬化性組成物の経時安定性を確保できると共に、金属薄膜層の破片などの混入を簡単な操作で確認できることで硬化性組成物の品質を確保し、環境に対しても配慮した包装袋を提供することができ、特にレジストインキや接着剤、塗料、印刷インキ等の硬化性組成物の包装袋材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
図１は、本発明の包装袋材料の好適な態様の断面構造を示す部分概略断面図である。TECHNICAL FIELD The present invention relates to packaging bag materials for curable compositions such as various active energy ray-curable resist inks, adhesives, paints, printing inks, and the like, and in particular, ensures aging stability of the curable compositions and transports them. It relates to packaging bag materials that ensure safety and quality at times, and are environmentally friendly.
Background Art Conventionally, various active energy ray-curable resist ink materials such as heat, infrared rays, visible rays, ultraviolet rays, and electron beam curing types, and curable compositions such as adhesives, paints, and printing inks prevent leakage of contents. It is used by filling steel containers or plastic containers with airtightness, oxygen and water vapor, gas barrier properties against gases such as solvents and various volatile components, and light-shielding properties to prevent deterioration of contents. .
According to such a container, it is surely effective in sealing property, gas barrier property, light shielding property and the like. However, the steel containers and plastic containers increase the weight and capacity of the empty containers, and thus the environmental load is large in today where reduction of the weight and capacity of the empty containers after use is required in consideration of the environment.
On the other hand, for example, in the packaging field of foodstuffs, as a packaging form that can greatly reduce the weight and capacity of an empty container, from a synthetic resin sheet provided with gas barrier properties and light shielding properties by selecting or coloring a synthetic resin species And a packaging bag made of a laminated sheet provided with a metal thin film layer having a gas barrier property and a light shielding property, if necessary, filled with food products.
However, when such a packaging bag is used as a packaging bag for the curable composition, a packaging bag made of only a synthetic resin sheet cannot provide sufficient gas barrier properties and light shielding properties. In addition, a packaging bag made of a laminated sheet provided with a metal thin film layer in order to improve gas barrier properties and light shielding properties is flexible. Bending marks and cracks are generated, and metal thin film layer fragments are mixed into the contents from the cracks. In particular, in a packaging bag filled with a curable composition related to electronic parts such as resist ink materials, a slight amount of conductive material is mixed. This makes it impossible to maintain quality.
Therefore, in a packaging bag made of a laminated sheet provided with a metal thin film layer, even if the metal thin film layer is damaged or broken, is there any conductive material mixed in the content before using the content? There is a need for a means to confirm whether or not.
The present invention has been made in order to solve the above-described problems of conventional packaging bags, and the main purpose of the present invention is packaging bags of curable compositions such as resist inks, adhesives, paints, and printing inks. Especially as a material, it has excellent gas barrier properties and light-shielding properties, can secure the aging stability of the curable composition during storage, and can check the contamination of metal thin film layer debris etc. with a simple operation, so the quality of the curable composition It is intended to provide packaging bag materials that are environmentally friendly and can significantly reduce the amount of packaging containers after use.
DISCLOSURE OF THE INVENTION To achieve the above object, according to the present invention, a sealant layer composed of a synthetic resin layer whose inner surface is heat-sealable and a barrier layer including a metal thin film layer are laminated via an extruded polyethylene layer. And a synthetic resin layer that can be peeled in relation to the polyethylene layer at the interface between the extruded polyethylene layer and at least one of the sealant layer and the barrier layer. The packaging bag material of the curable composition characterized by the above is provided.
In a preferred embodiment, the metal thin film layer in the barrier layer is an aluminum foil or an aluminum vapor deposition layer.
According to the packaging bag material of the curable composition according to the present invention, it has excellent gas barrier properties and light-shielding properties, can ensure the aging stability of the curable composition during storage, and can easily mix fragments such as metal thin film layers. By confirming with simple operation, the quality of the curable composition can be ensured and a packaging bag that is environmentally friendly can be provided.
As a preferred embodiment of this packaging bag, a packaging form in which a radically polymerizable composition and air are contained in a packaging bag produced using the packaging bag material described above is preferable.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The packaging bag material of the present invention comprises a sealant layer composed of a synthetic resin layer whose inner surface can be heat-sealed, and a barrier layer including a metal thin film layer, laminated through an extruded polyethylene layer. The first feature is that it has the structure as follows.
By adopting such a configuration, the packaging bag material of the present invention is excellent in light shielding properties and gas barrier properties as a packaging bag, can ensure stability over time, and is easy to handle because of its flexible bag shape. In addition, the packaging container after use can be greatly reduced, and it is optimal as an environmentally friendly packaging bag material.
Moreover, the packaging bag material of the present invention is provided with a synthetic resin layer that can be peeled in relation to the polyethylene layer at the interface between the extruded polyethylene layer and at least one of the sealant layer and the barrier layer. There is a second feature.
By adopting such a configuration, the packaging bag material of the present invention can be easily peeled off at the interface, so that a bent trace and a crack are generated in the bent metal thin film layer during transportation or operation. In this case, it is easy to determine whether or not metal thin film layer debris has entered the contents from the crack by peeling the interface between the extruded polyethylene layer and at least one of the sealant layer and the barrier layer before use. Can be confirmed.
The packaging bag material of the present invention is suitable as a packaging bag material for curable compositions such as various active energy ray-curable resist inks, adhesives, paints, printing inks, etc. When a radical polymerizable composition is contained, a packaging form in which air is contained in the packaging bag together with the radical polymerizable composition (for example, filling the packaging bag in a state where air has entered without evacuating the inside of the packaging bag) And the like), the polymerization of the radically polymerizable composition is suppressed by oxygen inhibition, thereby ensuring the storage stability of the radically polymerizable composition. This is because the radical reaction caused by heat, ultraviolet rays or the like is suppressed by oxygen radicals contained in the air, thereby preventing polymerization of the curable resin and the monomer component in the composition and preventing polymerization. Thereby, the radically polymerizable composition does not gel during storage, and the temporal stability of the radically polymerizable composition such as resist ink can be secured.
The amount of air is 1% or more with respect to the capacity of the radical polymerizable composition to be filled. However, if it exceeds 50%, the volume of the package itself increases, which is not preferable for packaging. A preferable amount of air is in the range of 5% to 30%.
Hereinafter, each layer which comprises the packaging bag material of this invention is demonstrated.
First, as the sealant layer, it is only necessary that the inner surface is composed of a heat-sealable synthetic resin layer, and a single synthetic resin layer or a laminate formed from a plurality of different synthetic resin layers can be used.
Any synthetic resin can be used as long as it can be heat sealed. Examples thereof include polyolefins such as polyethylene, polypropylene, polybutene, and polypentene; polyesters such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate; and high molecular weight thermoplastic resins such as polyamide such as nylon. These synthetic resins can be used in any combination. In addition, these synthetic resins are made to have an arbitrary density or crystallinity such as low, medium and high at the time of resin synthesis.
On the other hand, the barrier layer needs to include at least one metal thin film layer. By providing a barrier layer including a metal thin film layer in this manner, gas barrier properties and light shielding properties are imparted or improved, polymerization of a curable composition by ultraviolet rays, volatilization of a solvent, gelation, alteration or discoloration resulting therefrom. Can be prevented.
As the metal thin film layer to be used, a foil or a vapor deposition layer of aluminum, stainless steel, iron, copper, nickel, lead or the like can be used. However, an aluminum foil or an aluminum vapor deposition layer is preferable because it is inexpensive and excellent in light shielding performance.
In addition, since it is preferable that metal thin film layers, such as aluminum foil, are not exposed to the outermost part, it is preferable to provide a protective layer as an outer layer of a barrier layer. As the protective layer, polyolefin, polyester, polyamide or the like can be used. These are preferably formed into a film or sheet and stretched to improve the strength. Especially, in the case of polyester, it is excellent in the effect which prevents damage to metal thin film layers, such as aluminum foil at the time of conveyance, and this effect is large when a polyester layer is especially arranged on the contact surface side with aluminum foil.
As described above, the packaging bag material of the present invention has a structure in which the sealant layer and the barrier layer are laminated via an extruded polyethylene layer, and at least one of the sealant layer and the barrier layer. A synthetic resin layer that can be peeled in relation to the polyethylene layer (hereinafter referred to as a PE-peelable synthetic resin layer) is provided at the interface with the extruded polyethylene layer.
As this PE easy-peelable synthetic resin layer, polyolefins other than polyethylene, polyamides such as nylon, polyesters such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate, and films thereof can be suitably used. Those films are preferably stretched because they can be easily peeled off. In particular, biaxially stretched polyethylene terephthalate is more preferable because it is easy to form a laminate that can be easily peeled, is excellent in strength, and is inexpensive. In addition, it is desirable that this easy-peelable synthetic resin layer for PE is not subjected to adhesion improving treatment such as corona treatment on the interface side with the extruded polyethylene layer.
On the at least one of the sealant layer and the barrier layer, by extruding and laminating polyethylene on the PE easy-to-peel synthetic resin layer, the extruded polyethylene layer can be adhered in a peelable manner, and the strength is also improved. Can be planned.
Polyethylene extrusion lamination is easy to peel to PE provided on at least one of a sealant layer and a barrier layer prepared by laminating by a known method using dry laminate or extrusion laminate alone or in combination as appropriate. It can be easily performed on the synthetic resin layer by a conventionally known extrusion lamination method or dry lamination method.
The total thickness of the packaging bag material of the present invention is superior in gas barrier properties, light shielding properties, and abrasion resistance as it is thicker. However, if it is thicker than 300 μm, the sheet becomes hard and difficult to handle. If the thickness is less than 30 μm, the wear resistance and the like are lowered, and holes are formed during transportation, making it unsuitable for packaging curable compositions such as resist inks. Therefore, the total thickness of the packaging bag material is preferably 30 to 300 μm.
Regarding the thickness of each layer, the thickness of the sealant layer (when the sealant layer is composed of a plurality of layers) is desirably in the range of 5 to 100 μm, and preferably 15 to 80 μm. . If the thickness of the sealant layer is thinner than 5 μm, the adhesive strength is weakened. On the other hand, if the thickness of the sealant layer is thicker than 100 μm, it is difficult to secure the total thickness, which is not practical.
In addition, the thickness of the barrier layer (in the case of a plurality of layers, the total thickness) is desirably in the range of 10 to 200 μm, and preferably 15 to 80 μm. If the thickness of the barrier layer is less than 10 μm, the metal thin film layer is easily cracked. On the other hand, if the thickness is more than 200 μm, it is difficult to ensure the total thickness, which is not practical. The thickness of the metal thin film layer in the barrier layer is desirably in the range of 5 to 100 μm, preferably 5 to 40 μm. The thicker the metal thin film layer is, the better the gas barrier property, light shielding property and abrasion resistance are. However, when the thickness is more than 100 μm, the packaging bag material itself becomes hard, which is not preferable. Moreover, the upper limit is naturally restricted from the total thickness of the packaging bag material. On the other hand, when the thickness of the metal thin film layer is less than 5 μm, the metal thin film layer itself tends to have a hole (pinhole) at the time of transportation, and the expected effect is reduced.
The thickness of the extruded polyethylene layer is desirably in the range of 1 to 60 μm, and preferably 5 to 40 μm. If the thickness of the extruded polyethylene layer is thinner than 1 μm, the adhesive strength is weakened. On the other hand, if it is thicker than 60 μm, it is difficult to secure the total thickness, which is not practical.
Furthermore, the thickness of the PE-peelable synthetic resin layer is desirably in the range of 5 to 100 μm, and preferably 10 to 40 μm. When the thickness of the synthetic resin layer that is easily peelable from PE is less than 5 μm, the bag strength at the time of peeling is low and the bag is liable to break. On the other hand, when the thickness is more than 100 μm, it is difficult to ensure the total thickness. So it's not practical.
The thickness of each layer of the laminate can be appropriately set within the above range and the range of the total thickness, and the bag breaking strength at the time of transportation can be improved by appropriately selecting the combination and thickness of each layer of the laminate. Can do.
The shape of the packaging bag produced from the packaging bag material of the present invention described above can be any of a flat bag, a standing type, and a gusset type, but a flat bag shape that is easy to squeeze is preferable. Further, in order to facilitate squeezing, a spout (protruding outlet) or the like may be bonded by heat sealing.
In addition, packaging bags filled with the curable composition use steel containers or plastic containers as outer containers, and even if a plurality of packaging bags are randomly packed in this packaging bag unit, sufficient safety and breakage can be achieved in transportation. Bag strength is obtained.
Next, preferred embodiments of the packaging bag material of the present invention will be described in more detail while describing the embodiments shown in the accompanying drawings.
FIG. 1 shows an example of a cross-sectional structure of a packaging bag material in which a sealant layer 1 and a barrier layer 3 are laminated via an extruded polyethylene layer 2.
The sealant layer 1 disposed on the inner side of the produced packaging bag is composed of a polyethylene layer 4 that can be heat-sealed from the inner side to the outer side, an adhesive layer 5, and a polyester layer 6 as an easily peelable synthetic resin layer for PE. On the other hand, the barrier layer 3 is similarly composed of an aluminum foil 7, an adhesive layer 8, and a polyester layer 9 as a protective layer from the inside to the outside.
The sealant layer 1 may be obtained by coextrusion, but is preferably laminated by an adhesive layer 5 as shown. The adhesive that can be used may be an adhesive usually used for dry lamination, such as a urethane-based adhesive. In addition, as an innermost layer (polyethylene layer 4), in order to prevent the migration | transfer contamination to the curable composition of the component contained in resin, the low elution type polyethylene film etc. are preferable.
On the other hand, the barrier layer 3 is obtained by bonding and laminating the aluminum foil 7 and the polyester layer 9 with the adhesive layer 8, and the adhesive used may be as described above.
Instead of the laminated sheet of aluminum foil and polyester, a polyester film with aluminum deposited may be used.
The packaging bag material having the structure as described above is heat-sealed with the heat-sealable polyethylene layer 4 as the inside, and the package bag is made of the polyester layer 6 as the PE-peelable synthetic resin layer and on the polyester layer 6. Since the adhesive force is weak at the interface of the laminated extruded polyethylene layer 2, the laminated portion of the extruded polyethylene layer 2 and the barrier layer 3 can be peeled off by hand at this interface. Therefore, in the unlikely event that the aluminum foil 8 between the layers breaks during transportation, it is easy to peel off the above-mentioned laminated portion and check whether there is a hole and whether the contents of the aluminum foil 8 are mixed. Can be confirmed.
In addition, the polyester layer 6 as a PE easy-peelable synthetic resin layer may be laminated on the surface of the aluminum foil 7 or may be arranged on both sides of the extruded polyethylene layer 2. In the former case, the barrier layer can be peeled between the polyester layer on the aluminum foil side and the extruded polyethylene layer, and in the latter case, the barrier layer and the extruded polyethylene layer can be peeled off respectively. The laminated portion including the foil can be peeled off.
Hereinafter, test examples specifically confirmed for the effects of the present invention will be described.
Test example 1
Filled in a packaging bag made from the following packaging bag material with the main component of resist ink (PSR-4000Z26), curing agent (CA-40Z26K) and the following solvent manufactured by Taiyo Ink Manufacturing Co., Ltd., and left at 50 ° C. After a predetermined number of days, the change in weight (weight loss%) was measured. The results are shown in Tables 1 to 3.
Solvent used:
<Solvent A> Ipsol # 150 (made by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.)
<Solvent B> Dawanol DPM (dipropylene glycol monomethyl ether, manufactured by Dow Chemical Company),
<Solvent C> Methoxypropanol (propylene glycol monomethyl ether, manufactured by Daicel Chemical Industries),
<Solvent D> Djuxol CA (diethylene glycol monoethyl ether acetate, manufactured by Osaka Organic Chemical Co., Ltd.)
Composition of packaging bag material:
<Packaging bag material A> From the inside, polyethylene (40 μm) / urethane adhesive (1 μm) / biaxially stretched polyethylene terephthalate (12 μm) / extruded polyethylene (10 μm) / biaxially stretched polyethylene terephthalate (12 μm), total thickness 75 μm
<Packaging bag material B> From the inside, polyethylene (25 μm) / urethane adhesive (1 μm) / biaxially stretched polyethylene terephthalate (12 μm) / extruded polyethylene (10 μm) / metal foil (9 μm) / urethane adhesive (1 μm) / Biaxially stretched polyethylene terephthalate (12 μm), total thickness 70 μm

As is clear from the results shown in Tables 1 to 3 above, weight loss considered to be due to solvent volatilization was observed in the packaging bag material A in which the barrier layer did not contain a metal thin film (aluminum foil). In the packaging bag material B using a barrier layer including a metal thin film layer, almost no weight loss occurred.
Test example 2
A packaging bag material having the following constitution was prepared, and a test for peeling by hand at the interface indicated by “///” was performed. The peelability results are shown in Table 4.
<Packaging bag material C> From the inside, polyethylene /// urethane adhesive / aluminum foil / urethane adhesive / biaxially stretched polyethylene terephthalate <Packaging bag material D> From the inside, polyethylene / urethane adhesive / biaxial stretch Polyethylene terephthalate /// extruded polyethylene / aluminum foil / urethane adhesive / biaxially stretched polyethylene terephthalate <packaging bag material E> From the inside, polyethylene / urethane adhesive / biaxially stretched polypropylene /// extruded polyethylene / aluminum foil / Urethane adhesive / biaxially stretched polyethylene terephthalate <Packaging bag material F> From the inside, polyethylene / urethane adhesive / biaxially stretched 6-nylon // extruded polyethylene / aluminum foil / urethane adhesive / biaxially stretched polyethylene Terephthalate

As is apparent from the results shown in Table 4, it can be seen that peelability can be obtained at the PE-peelable resin layer / extruded polyethylene interface.
Test example 3
A radical-polymerizable resist ink (resist ink main component, PSR-4000Z26, manufactured by Taiyo Ink Mfg. Co., Ltd.) is filled into a plurality of packaging bags made from the packaging bag material B, left at 50 ° C., and after a predetermined number of days. The air in the bag was sucked out with a syringe and the volume was recorded. Thereafter, it was opened and the viscosity of the resist ink was measured with an EHD viscometer to determine the rate of increase in viscosity. The results are shown in Table 5.

As is apparent from the results shown in Table 5 above, the amount of air that is less than 1% in the packaging bag filled with the radical polymerizable resist ink is the same number of elapsed days as compared to the case where the amount of air is 1% or more. In this case, the viscosity increase rate becomes extremely high.
INDUSTRIAL APPLICABILITY As described above, according to the packaging bag material of the curable composition according to the present invention, it has excellent gas barrier properties and light shielding properties, and can ensure the stability over time of the curable composition during storage. In addition, it is possible to ensure the quality of the curable composition and to provide environmentally friendly packaging bags by being able to confirm the contamination of metal thin film layers by simple operations, especially resist inks and adhesives. It is useful as a packaging bag material for curable compositions such as paints and printing inks.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial schematic cross-sectional view showing a cross-sectional structure of a preferred embodiment of the packaging bag material of the present invention.

Claims

A packaging bag material having a structure formed by laminating a sealant layer comprising an inner surface heat-sealable synthetic resin layer and a barrier layer including a metal thin film layer through an extruded polyethylene layer, wherein the sealant layer and the barrier A packaging bag material for a curable composition, characterized in that at least one of the layers is provided with a synthetic resin layer peelable in relation to the polyethylene layer at the interface with the extruded polyethylene layer.

The packaging bag material according to claim 1, wherein the metal thin film layer in the barrier layer is an aluminum foil or an aluminum vapor deposition layer.

The packaging bag material according to claim 1 or 2, wherein the heat-sealable synthetic resin layer is at least one layer of a thermoplastic resin selected from the group consisting of polyolefin, polyester and polyamide.

The synthetic resin layer that can be peeled in relation to the polyethylene layer is made of at least one stretched film of a thermoplastic resin selected from the group consisting of polyolefins other than polyethylene, polyamides, and polyesters. Or the packaging bag material of 2.

The packaging bag material according to claim 1 or 2, wherein a synthetic resin protective layer is further formed outside the metal thin film layer.

2. A heat-sealable polyethylene layer / adhesive layer / polyester layer as an easily peelable synthetic resin layer / extruded polyethylene layer / metal thin film layer / adhesive layer / protective layer. 2. The packaging bag material according to 2.