JPWO2002072460A1

JPWO2002072460A1 - Elevator renewal method

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Publication number: JPWO2002072460A1
Application number: JP2002571389A
Authority: JP
Inventors: 博長瀬; 長瀬　　博; 秀明関; 慶司井手; 荒堀　昇; 荒堀　　昇; 吉田　薫; 薫吉田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2001-03-14
Filing date: 2001-03-14
Publication date: 2004-07-02
Also published as: WO2002072460A1

Abstract

機械室（２）に設置された駆動装置によってのりかごを昇降する既設のエレベータを、昇降路（１）に設置される駆動装置（２６１）によってのりかご（２１１）を昇降するエレベータに改修する。これによって、機械室（２）を、ビル設備の設置やビル施設への改修というようなエレベータ駆動に関する目的以外の他の目的に有効利用することを可能にする。An existing elevator that raises and lowers a car by a drive device installed in the machine room (2) is modified to an elevator that moves up and down a car (211) by a drive device (261) installed in a hoistway (1). This makes it possible to effectively use the machine room (2) for purposes other than those related to elevator driving, such as installation of building facilities and renovation to building facilities.

Description

技術分野
本発明はエレベータのリニューアル方法に関する。
背景技術
従来、エレベータには巻上機のような駆動装置やその制御盤が設置された機械室が設けられている。このようなエレベータをリニューアルする場合は、リニューアル後においても、機械室はエレベータ駆動のための駆動装置や制御盤を設置するために利用されていた。例えば、特開平１０−１６７６３４号公報に記載のリニューアル方法がある。この例においては、機械室の側壁を一部取り壊して機器の搬入出口を設け、機械室内の巻上機を交換している。
前記の従来技術では、機械室内機器の設置に苦労し、機械室の側壁などに工事を施してリニューアルを行うので、改修の手間が余計にかかる。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、機械室を有効利用できるエレベータのリニューアル方法を提供する。
発明の開示
本発明に係るエレベータのリニューアル方法は、次のようなステップを有する。本ステップは、機械室に設置された駆動装置によってのりかごを昇降する既設のエレベータを、機械室レスエレベータのような、昇降路に設置される駆動装置によってのりかごを昇降するエレベータに改修することによって、機械室をエレベータ駆動に関する目的以外の他の目的に利用可能にすることである。
上記ステップを第１のステップとして、さらに、他の目的に利用可能となった機械室に電源装置や空調装置のようなビル設備を設置する第２のステップ、あるいは、同機械室を倉庫室や休憩室のようなビル施設に改修する第２のステップを設けても良い。これにより、機械室が有効利用できる。
ビル設備およびビル施設の管理または運用は、ビル設備およびビル施設の利用状況を、ネットワークを介して監視することにより効率的に行うことができる。さらに、このような管理および運用を、リニューアル業者またはエレベータの監視・保守業者が行えば、ビルの所有者の管理および運用に要する時間や費用を削減できる。また、ビルの所有者またはビル設備およびビル施設の利用者に対し、利用状況に応じた課金により、ビル設備およびビル施設を賃貸すれば、リニューアル業者またはエレベータの監視・保守業者にとって収益性が向上する。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を、図を用いて説明する。
第１図は本発明の実施例を示す構成図である。第１図は、リニューアル後の構成を示す。図において、昇降路１では、のりかご２１１と釣り合い錘２２１が昇降する。昇降路１の下部には、モータ，ブレーキ，シーブを備える駆動装置２３１が設置される。のりかご２１１，釣り合い錘２２１，駆動装置２３１は、ロープ２１４により、昇降路１の頂上部の反転プーリ２５１ａおよび２５１ｂ，釣り合い錘に取り付けられたプーリ２５１ｃ，のりかご下部のプーリ２５１ｄおよび２５１ｅを介して、図示のように互いに結ばれている。ロープ２１４の両端部は昇降路１の頂上部に取り付けられる。駆動装置２３１などを制御する制御盤２６１も昇降路内に設置される。図のように、駆動装置を含むエレベータ機器が昇降路内に設置され、機械室レスエレベータを構成する。リニューアル前に駆動装置などが設置されていた機械室２には、ビル設備として発電装置１００が設置されている。このため、エレベータ駆動のためには不要となった機械室が、有効利用されている。
第２図は、リニューアル前のエレベータ機器の構成を示す。昇降路１では、のりかご２１と釣り合い錘２２が昇降する。モータ，ブレーキ，シーブを備える駆動装置２３は機械室２内に設置される。のりかご２１，釣り合い錘２２はロープ２４により、駆動装置２３を介して接続される。ロープ２４の両端部は、それぞれ、のりかご２１，釣り合い錘２２に固定される。また、駆動装置２３などを制御する制御盤２６も機械室２内に設置される。リニューアル前には、機械室２内に設置される駆動装置２３や制御盤２６によって、エレベータは運転される。
第３図は、第２図の既設エレベータから第１図の機械室レスエレベータへのリニューアル方法のフローを示す。本フローに従って、リニューアル業者が既設エレベータのリニューアルを行う。まず、ステップＡにおいて、機械室から、既設の駆動装置およびその制御盤を搬出して、スペースを確保する。次に、ステップＢにおいて、スペースの確保された機械室内に発電装置を搬入し設置すると共に、既設エレベータを機械室レスエレベータに改修する。次のステップＣでは、設置された発電装置を、その運転制御，利用状況や運転状態の監視，保守，点検，整備など、管理および運用する。後述するように、ネットワークを介し、情報通信装置を用いて、発電装置を管理および運用することができる。また、リニューアル業者は、発電装置を管理および運用をすると共に発電装置を賃貸し、ビルの所有者または発電装置の利用者がレンタル方式やリース方式などの賃貸形式で発電装置を利用する。これにより、ビルの所有者または発電装置の利用者は、発電装置の管理および運用に要する時間および費用を低減できる。さらに、エレベータのリニューアルと共に発電装置を賃貸するので、リニューアル業者にとっては収益性が向上する。なお、エレベータの改修と、発電装置の設置・管理・運用とは、それぞれ別の業者が行っても良いが、この場合もビルの所有者および発電装置の利用者にとっては同様のメリットが有る。
第３図のステップＡにおいて、機械室内に発電装置を設置するためのスペースが確保できるならば、既設の駆動装置や制御盤を、どちらか一方だけ搬出したり、あるいは機械室外へ移動すなわち搬出することなく機械室内で移動したりしても良い。また、機械室内のスペースに余裕がある場合や、機械室を増築する場合には、既設の駆動装置や制御盤は、移動せずに、非稼働状態にすれば良い。
第１図，第２図および第３図から判るように、第２図の既設エレベータは、リニューアル後は第１図の機械室レスエレベータとなる。機械室２は、エレベータ運転のためには不要になる。このため、第２図のような既設エレベータを機械室レスエレベータとしてリニューアルすると、機械室２をエレベータ運転以外の目的で有効利用ができる。
第１図のリニューアル後のエレベータにおいては、発電装置１００を設置して、機械室２を発電装置室として有効利用している。近年、発電装置は小型化が進んでおり、エレベータの機械室に設置できる容量のものがある。ビル内の電力利用のピークになる時間帯に発電装置を運転し、ここからの電力をこのエレベータが設置されているビルに供給すると、この発電装置の運転費用を含めても、ビル全体の電力料金を節約することができる。発電装置としては、ディーゼル発電機，小型ガスタービン発電機，燃料電池などが用いられる。発電装置への燃料供給配管や、発電装置からビルの受電設備まで配線を通すスペースとしては、エレベータ昇降路１を利用する。配管や配線に関して、エレベータ運転の目的以外のものを昇降路１内に設置することが困難な場合、昇降路１内に別区画を作って昇降路１と区分された空間を設け、その空間内に配管や配線を通してもよいし、昇降路１以外の別スペースがあるときは、そこを利用してもよい。また、発電装置１００から排熱や温排水がある場合、これらを温水として利用することや冷暖房源として利用することができる。
第３図のステップＣにおける発電装置の管理や運用は、エレベータを遠隔監視する監視センターで行うことができる。監視センターは、エレベータの改修と共に、エレベータの監視や保守、および発電装置の設置・管理・運用も行うエレベータリニューアル業者によって運営される。第４図はそのような実施例を示す。第４図において、第１図と同じ符号のものは同一物を示す。監視センター３００の監視装置３２０では、有線または無線のネットワーク３１０によって、制御盤２６１からのエレベータ状態信号だけでなく、発電装置１００からの運転状態信号を受け取ったり、発電装置１００への運転指令信号を発信したりする。発電装置１００の通常の運転は発電装置１００自体の制御装置で行うが、監視センターでは電力利用状況を監視して、自動的にまたはマニュアルで運転モードなどの指令や選択ができる。このようにすると、発電装置１００を設置したビルの管理者は、発電装置自体の管理や監視が不要になる。なお、第３図では、エレベータ自体を監視するため制御盤２６１と監視装置３２０と結んでいるネットワークと、発電装置１００を監視するため発電装置１００と監視装置３２０を結んでいるネットワークとは兼ねることができる。
第４図の実施例では、さらに、発電装置１００の設置を監視センターの運営者または監視センターの運営者から委託された者が行い、レンタル形式のように賃貸とする。発電装置１００の運転状態や発生した電力量などはネットワーク３１０を通して、監視センター３００の監視装置３２０で管理する。発電装置の所有者または管理者は、発電装置１００の発電電力量または運転時間に応じて、予め定めた方法で料金を計算し、発電装置１００からの電力を利用する人やビル管理者に通知して課金する。
第５図は、第４図の実施例における、課金までのデータ処理のフローを示す。発電装置１００内の処理フロー１０１では、発生電力量を計測し、定期的に発生電力量の累計値を監視センター３００内の監視装置３２０にネットワーク３１０を通じて報知する。監視装置３２０の処理フロー３２１では、報知があると各発電装置毎に定められた計算方法により使用料金を計算し、各顧客すなわち発電装置１００からの電力を利用する人やビル所有者に運転状況や使用料金を通知し、課金する。この例では、発生電力量は、発電装置１００側で計測したが、監視センター３００側の監視装置３２０で行うこともできる。さらに、使用料金は発生電力量に比例するとしたが、運転時間に応じて計算することもできる。なお、第５図のフローは料金管理に関するものだけを記したが、発電装置１００を管理および運用するために必要な、機器の稼働状況，安全監視，故障予知などの信号も発電装置１００と監視装置３２０の間でやりとりされる。
課金の方法は、発生電力量に応じて行うだけでなく、ビル全体の利用電力量相当の電力料金と、外部からの電力を使用して実際に支払った電力料金との差のある割合を課金してもよい。以上のようにすれば、ビルの所有者または発電装置の利用者は、機械室に設置する機器の設置費用や管理および運用費用を考慮せずに、機械室自体の有効利用だけに着目をすることができる。
上記の実施例においては、エレベータの監視センターは、エレベータのリニューアル業者によって運営されている。すなわち、リニューアル後の機械室レスエレベータの監視・保守などは、リニューアル業者が行う。しかしながら、監視センターは、リニューアル業者とは別のエレベータ監視・保守業者によって運営され、そのエレベータ監視・保守業者が発電装置を設置，監視・運用、および賃貸しても良い。いずれにしても、エレベータの監視センターを運営する業者にとっては、リニューアル後の機械室エレベータの監視・保守料金に加え、発電装置の賃貸料により、収益性が向上する。ビルの所有者および発電装置の利用者にとっては、機械室に発電装置を設置することにより、しかも発電装置の管理・運用に時間を割かれること無く、リニューアル後の機械室の有効利用が図れる。
さらに別の機械室の利用形態として、機械室に電力蓄積装置を設置することもできる。電力蓄積装置は二次電池や蓄熱装置などがある。電力利用の少ない時間帯にこのビルの受電設備から電力を蓄積し、このビルの電力利用のピーク時にビル受電設備に放電を行う。前記の発電装置と同様に、ビル全体の電力料金を節約することができる。
電力蓄積装置には、太陽光や風力を利用して発生した電力を蓄積することもできる。第６図は太陽光を利用した実施例を示す。第６図において、第１図と同じ符号を付したものは、同一物を示す。太陽光発電装置１１０ａ，１１０ｂ，１１０ｃをビル屋根に設置し、そこからの電力を電力配線１２１を通して、電力蓄積装置１２０に一時蓄積する。太陽光発電装置１１０ａ，１１０ｂ，１１０ｃは、機械室２の上部だけに設けてもよい。このような電力蓄積装置を用いると、ビルへの太陽光や風などの自然エネルギーを有効利用でき、電力料金の低減ひいては地球環境への貢献をすることができる。
前記２つの実施例において、電力蓄積装置と受電設備との間の配線方法や、電力蓄積装置の管理・運用方法は、先の発電装置と同様である。
リニューアル後の機械室に設置するビル設備は、上述したような電源設備に限らず、空調装置のような他のビル設備でも良い。
第７図は本発明のさらに別の実施例を示す。本実施例においては、機械室を、ビル施設である倉庫に改修している。第７図において、第１図と同じ符号を付したものは、同一物を示す。本実施例は、特に、機械室に余裕がある場合に有効である。図示の例は、のりかご２１１を機械室２まで運行できるようにし、そこに設置した倉庫１３０に荷物を出し入れできるようにする。倉庫１３０への荷物はビル管理者が利用したり、ビル住人やテナントが利用するようにしたりすることができる。倉庫の利用は、ビル管理者が管理してもよいし、第４図の実施例と同様に監視センターが管理してもよい。すなわち、第４図の実施例で説明したのと同様な管理・運用が行える。機械室２の高さが十分でなく、のりかご２１１が機械室まで運行できない場合は、従来から設置されている階段を利用して、荷物を運搬してもよい。あるいは、極小型の荷物専用のエレベータを設置して、倉庫へのアクセスを自動化してもよい。
機械室を他のビル施設に改修して利用する形態としては、ＩＴ（情報技術）化のための機器室が有る。建築後時間を経たビルでは、現時点では、ＩＴ対応が十分出来ていない場合が有る。ＩＴ化に必要な機器を機械室に設置し、ビルをＩＴ化して付加価値を高めることができる。ＩＴ化の機器としては、インターネットを利用するためなどに必要なサーバや、停電時もサーバの運転を継続させるためのＵＰＳ（無停電電源装置）などが設置される。あるいは、ＰＨＳ機器のための機器室や携帯電波基地局として、ビル付近の広域サービスに対応することもできる。これら情報機器は、ビル管理者が管理してもよく、第４図ものと同様に監視センターが管理してもよい。すなわち、第４図の例で説明したのと同様な管理・運用が行える。
機械室のさらに別のビル施設に改修して利用する形態として、機械室を温室として草花の栽培に利用する。この場合、太陽光を取り入れるよう、機械室に窓を設けるように改造してもよい。さらにまた、機械室を、ビルを利用する人の休憩室として有効利用することもできる。ビルが商業用ビルの場合には特に有効である。この場合、機械室は休憩室とするための改造を行うのは言うまでもない。また、機械室を、貯水タンク設置室として利用することができる。すなわち、ビルにおける非常時の水源確保や渇水対策用の貯水タンクを設置し、有効利用を図る。もちろん、貯水タンクの水は、災害時における飲料水や生活用水として、ビル利用者のみならず一般の人々に供給するために用いることができる。
第８図は、リニューアル時に、第１図のように機械室２に発電装置１００を設置する場合において、ビルの最上階床と屋上床までの高さが十分でない場合の実施例を示す。第８図おいて、第１図と同じ符号を付したものは、同一物を示す。このような高さが十分でないために、のりかご２１１の頂部空間７１１が取れないため、機械室２の床の昇降路上の部分が他の部分よりも高くなっている。本実施例においても、機械室２には発電装置１００が設置され、機械室を有効利用できる。
以上の実施例では、機械室は屋上にあるように記したが、油圧エレベータをロープ式または、油圧式の機械室レスエレベータにリニューアルすることがある。この場合、機械室は屋上以外、例えば、地下や階下に位置する。この場合も前記のような利用形態で、機械室を有効利用できる。
以上説明したように本発明によれば、リニューアル後にエレベータ機械室が有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の実施例を示す構成図である。
第２図は、リニューアル前のエレベータ機器の構成を示す。
第３図は、既設エレベータから機械室レスエレベータへのリニューアル方法のフローを示す。
第４図は、発電装置をエレベータ監視センターで管理・運用する実施例を示す。
第５図は、第４図の実施例における、課金までのデータ処理のフローを示す。
第６図は、太陽光を利用した電力蓄積装置を備える実施例を示す。
第７図は、本発明のさらに別の実施例を示す。
第８図は、リニューアル時に、機械室に発電装置を設置する場合において、ビルの最上階床と屋上床までの高さが十分でない場合の実施例を示す。TECHNICAL FIELD The present invention relates to an elevator renewal method.
BACKGROUND ART Conventionally, an elevator is provided with a machine room in which a driving device such as a hoist and a control panel thereof are installed. When such an elevator is renewed, even after the renewal, the machine room has been used for installing a drive device and a control panel for driving the elevator. For example, there is a renewal method described in JP-A-10-167634. In this example, a part of the side wall of the machine room is demolished to provide a loading / unloading port for the equipment, and the hoist in the machine room is replaced.
In the above-described conventional technology, it is difficult to install the equipment in the machine room, and the work is performed on the side wall of the machine room and the renewal is performed.
The present invention has been made in consideration of the above problems, and provides an elevator renewal method capable of effectively utilizing a machine room.
DISCLOSURE OF THE INVENTION An elevator renewal method according to the present invention includes the following steps. This step involves renovating an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in the machine room to an elevator that raises and lowers the car by a drive installed in a hoistway, such as a machine room-less elevator Thereby making the machine room available for purposes other than those related to elevator drive.
The above step is a first step, and a second step of installing building equipment such as a power supply device and an air conditioner in a machine room that has become available for another purpose, or A second step of renovating to a building facility such as a break room may be provided. Thereby, the machine room can be used effectively.
The management or operation of the building equipment and the building facility can be efficiently performed by monitoring the use status of the building equipment and the building facility via a network. Further, if such a management and operation is performed by a renewal company or an elevator monitoring and maintenance company, the time and cost required for managing and operating the building owner can be reduced. In addition, by renting building facilities and building facilities to building owners or users of building facilities and building facilities for a fee based on usage, profitability is improved for renewal contractors or elevator monitoring and maintenance companies. I do.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of the present invention. FIG. 1 shows the configuration after renewal. In the figure, in the hoistway 1, the car 211 and the counterweight 221 move up and down. A drive unit 231 having a motor, a brake, and a sheave is installed below the hoistway 1. The cage 211, the counterweight 221 and the driving device 231 are connected to the pulleys 251a and 251b at the top of the hoistway 1, the pulley 251c attached to the counterweight, and the pulleys 251d and 251e at the lower part of the cage by the rope 214. , As shown. Both ends of the rope 214 are attached to the top of the hoistway 1. A control panel 261 for controlling the driving device 231 and the like is also installed in the hoistway. As shown in the figure, elevator equipment including a drive device is installed in a hoistway to constitute a machine room-less elevator. In the machine room 2 in which a drive device and the like were installed before the renewal, a power generation device 100 is installed as building equipment. For this reason, the machine room that has become unnecessary for driving the elevator is effectively used.
FIG. 2 shows a configuration of an elevator device before renewal. In the hoistway 1, the car 21 and the counterweight 22 move up and down. A driving device 23 having a motor, a brake, and a sheave is installed in the machine room 2. The car 21 and the counterweight 22 are connected by a rope 24 via a driving device 23. Both ends of the rope 24 are fixed to the cage 21 and the counterweight 22, respectively. A control panel 26 for controlling the driving device 23 and the like is also installed in the machine room 2. Before the renewal, the elevator is operated by the driving device 23 and the control panel 26 installed in the machine room 2.
FIG. 3 shows a flow of a renewal method from the existing elevator of FIG. 2 to the machine room-less elevator of FIG. According to this flow, a renewal company renews an existing elevator. First, in step A, the existing driving device and its control panel are carried out of the machine room to secure a space. Next, in Step B, the power generator is carried in and installed in the machine room where the space is secured, and the existing elevator is modified into a machine room-less elevator. In the next step C, the installed power generation device is managed and operated, such as its operation control, monitoring of usage and operating conditions, maintenance, inspection, and maintenance. As described later, the power generation device can be managed and operated via the network using the information communication device. In addition, a renewal company manages and operates the power generation device and leases the power generation device, and the owner of the building or the user of the power generation device uses the power generation device in a rental form such as a rental method or a lease method. Thereby, the owner of the building or the user of the power generation device can reduce the time and cost required for managing and operating the power generation device. Furthermore, since the power generator is rented together with the renewal of the elevator, profitability is improved for the renewal contractor. Note that the repair of the elevator and the installation, management, and operation of the power generation device may be performed by different companies, respectively, but in this case, there are similar advantages for the owner of the building and the user of the power generation device.
In step A of FIG. 3, if a space for installing the power generating device can be secured in the machine room, either one of the existing drive devices and the control panel is carried out, or the existing drive device or control panel is moved out of the machine room. It may move in the machine room without doing so. In addition, when there is room in the machine room or when the machine room is expanded, the existing driving device and control panel need not be moved and may be in a non-operation state.
As can be seen from FIGS. 1, 2, and 3, the existing elevator in FIG. 2 becomes the machine room-less elevator in FIG. 1 after renewal. The machine room 2 becomes unnecessary for elevator operation. Therefore, if the existing elevator as shown in FIG. 2 is renewed as a machine room-less elevator, the machine room 2 can be effectively used for purposes other than the elevator operation.
In the elevator after the renewal of FIG. 1, a power generator 100 is installed, and the machine room 2 is effectively used as a power generator room. In recent years, power generation devices have been reduced in size, and some have a capacity that can be installed in a machine room of an elevator. When the power generator is operated during the peak hours of power usage in the building and power is supplied to the building where the elevator is installed, the power of the entire building is included, including the operating cost of the power generator. You can save money. As the power generation device, a diesel generator, a small gas turbine generator, a fuel cell, or the like is used. The elevator hoistway 1 is used as a fuel supply pipe to the power generator and a space for passing wiring from the power generator to the power receiving facility of the building. If it is difficult to install anything other than the purpose of elevator operation in the hoistway 1 with respect to piping and wiring, a separate section is made in the hoistway 1 to provide a space separated from the hoistway 1, May be passed through a pipe or wiring, or if there is another space other than the hoistway 1, that space may be used. Further, when there is exhaust heat or hot wastewater from the power generation device 100, these can be used as hot water or used as a cooling / heating source.
The management and operation of the power generator in step C in FIG. 3 can be performed by a monitoring center that remotely monitors the elevator. The surveillance center is operated by an elevator renewal company that monitors and maintains elevators, as well as installs, manages, and operates generators, as well as renovating elevators. FIG. 4 shows such an embodiment. In FIG. 4, components having the same reference numerals as those in FIG. 1 indicate the same components. The monitoring device 320 of the monitoring center 300 receives not only the elevator status signal from the control panel 261 but also the operation status signal from the power generation device 100 and the operation command signal to the power generation device 100 via the wired or wireless network 310. Or make a call. The normal operation of the power generation device 100 is performed by the control device of the power generation device 100 itself, but the monitoring center monitors the power usage status and can automatically or manually instruct or select an operation mode or the like. This eliminates the need for the manager of the building in which the power generation device 100 is installed to manage and monitor the power generation device itself. In FIG. 3, the network connecting the control panel 261 and the monitoring device 320 for monitoring the elevator itself and the network connecting the power generation device 100 and the monitoring device 320 for monitoring the power generation device 100 are also used. Can be.
In the embodiment of FIG. 4, the installation of the power generation device 100 is further performed by the operator of the monitoring center or a person entrusted by the operator of the monitoring center, and leased as in a rental format. The operating state of the power generation device 100 and the amount of generated power are managed by the monitoring device 320 of the monitoring center 300 via the network 310. The owner or manager of the power generation device calculates a fee by a predetermined method according to the amount of power generated or the operation time of the power generation device 100, and notifies a person who uses the power from the power generation device 100 or a building manager. And charge.
FIG. 5 shows a flow of data processing up to billing in the embodiment of FIG. In the processing flow 101 in the power generation device 100, the generated power amount is measured, and the cumulative value of the generated power amount is periodically notified to the monitoring device 320 in the monitoring center 300 via the network 310. In the processing flow 321 of the monitoring device 320, when the notification is made, the usage fee is calculated by a calculation method determined for each power generation device, and the operating status is given to each customer, that is, a person who uses power from the power generation device 100 or a building owner. And charge for use. In this example, the amount of generated power is measured on the power generation device 100 side, but can also be measured by the monitoring device 320 on the monitoring center 300 side. Further, the usage fee is assumed to be proportional to the amount of generated power, but may be calculated according to the operation time. Although the flow of FIG. 5 only relates to fee management, signals such as equipment operation status, safety monitoring, and failure prediction necessary for managing and operating the power generation device 100 are also monitored with the power generation device 100. It is exchanged between devices 320.
The billing method is based not only on the amount of generated power, but also on the percentage of the difference between the power fee equivalent to the power consumption of the entire building and the power fee actually paid using external power. May be. In this way, the owner of the building or the user of the power generation device focuses only on the effective use of the machine room itself without considering the installation costs, management and operation costs of the equipment installed in the machine room. be able to.
In the above embodiment, the elevator monitoring center is operated by an elevator renewal company. That is, monitoring and maintenance of the machine room-less elevator after the renewal are performed by a renewal company. However, the monitoring center is operated by an elevator monitoring and maintenance company different from the renewal company, and the elevator monitoring and maintenance company may install, monitor, operate, and rent the power generator. In any case, for a company that operates an elevator monitoring center, the profitability is improved by the rental and rent of the power generator in addition to the monitoring and maintenance fee for the machine room elevator after the renewal. For the owner of the building and the user of the power generation device, by installing the power generation device in the machine room, it is possible to effectively use the machine room after the renewal without spending time for management and operation of the power generation device.
As another usage mode of the machine room, a power storage device can be installed in the machine room. Examples of the power storage device include a secondary battery and a heat storage device. The power is stored from the power receiving equipment of this building during a time period when the power usage is low, and the building is discharged to the power receiving equipment at the peak of the power usage of this building. As in the case of the above-mentioned power generation device, it is possible to save the electricity bill of the whole building.
The power storage device can also store power generated using sunlight or wind power. FIG. 6 shows an embodiment using sunlight. In FIG. 6, the components denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1 indicate the same components. The photovoltaic power generators 110a, 110b, and 110c are installed on the roof of a building, and the power from the photovoltaic power generators is temporarily stored in the power storage device 120 through the power wiring 121. The solar power generation devices 110a, 110b, and 110c may be provided only in the upper part of the machine room 2. By using such a power storage device, it is possible to effectively use natural energy such as sunlight and wind to a building, to reduce a power rate, and to contribute to the global environment.
In the above two embodiments, the wiring method between the power storage device and the power receiving equipment and the management and operation method of the power storage device are the same as those of the power generation device.
The building equipment installed in the machine room after the renewal is not limited to the power supply equipment described above, but may be another building equipment such as an air conditioner.
FIG. 7 shows still another embodiment of the present invention. In the present embodiment, the machine room is modified into a warehouse, which is a building facility. In FIG. 7, components denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1 indicate the same components. This embodiment is particularly effective when there is room in the machine room. In the illustrated example, the car basket 211 can be operated to the machine room 2 and luggage can be put in and out of the warehouse 130 installed there. The luggage to the warehouse 130 can be used by a building manager or used by a building resident or tenant. The use of the warehouse may be managed by a building manager or by a monitoring center as in the embodiment of FIG. That is, the same management and operation as described in the embodiment of FIG. 4 can be performed. If the height of the machine room 2 is not sufficient and the car 211 cannot travel to the machine room, the luggage may be carried using the stairs that are conventionally installed. Alternatively, a very small luggage-only elevator may be installed to automate access to the warehouse.
As a form in which a machine room is renovated and used for another building facility, there is an equipment room for IT (information technology). In some buildings that have passed some time since construction, IT support may not be sufficient at the moment. Equipment required for IT can be installed in the machine room, and the building can be converted to IT to increase added value. As the IT equipment, a server necessary for using the Internet, a UPS (uninterruptible power supply) for continuing the operation of the server even during a power failure, and the like are installed. Alternatively, as a device room for a PHS device or a portable radio base station, it is possible to support a wide area service near a building. These information devices may be managed by a building manager, or may be managed by a monitoring center as in FIG. That is, the same management and operation as described in the example of FIG. 4 can be performed.
The machine room is used as a greenhouse for cultivating flowers as a form to be renovated and used as another building facility of the machine room. In this case, the machine room may be modified to have a window so as to take in sunlight. Furthermore, the machine room can be effectively used as a rest room for people who use the building. This is particularly effective when the building is a commercial building. In this case, it goes without saying that the machine room is remodeled to be a break room. Further, the machine room can be used as a water storage tank installation room. In other words, water tanks for securing emergency water sources and measures against droughts in buildings will be installed for effective use. Of course, the water in the water storage tank can be used to supply not only building users but also ordinary people as drinking water and living water in the event of a disaster.
FIG. 8 shows an embodiment in which, when the power generator 100 is installed in the machine room 2 as shown in FIG. In FIG. 8, the components denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1 indicate the same components. Since such a height is not sufficient, the top space 711 of the car basket 211 cannot be obtained, so that a portion of the floor of the machine room 2 on the hoistway is higher than other portions. Also in the present embodiment, the power generator 100 is installed in the machine room 2, and the machine room can be used effectively.
In the above embodiments, the machine room is described as being on the roof. However, the hydraulic elevator may be renewed to a rope type or a hydraulic type machine room-less elevator. In this case, the machine room is located besides the roof, for example, underground or downstairs. Also in this case, the machine room can be effectively used in the above-described usage form.
As described above, according to the present invention, the elevator machine room can be effectively used after renewal.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows a configuration of an elevator device before renewal.
FIG. 3 shows a flow of a renewal method from an existing elevator to a machine room-less elevator.
FIG. 4 shows an embodiment in which the power generator is managed and operated by an elevator monitoring center.
FIG. 5 shows a flow of data processing up to billing in the embodiment of FIG.
FIG. 6 shows an embodiment including a power storage device using sunlight.
FIG. 7 shows still another embodiment of the present invention.
FIG. 8 shows an embodiment in which the height between the top floor and the rooftop of the building is not sufficient when the power generator is installed in the machine room at the time of renewal.

Claims

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive device installed in a machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive device installed in a hoistway, the machine room is used for purposes other than elevator drive. An elevator renewal method that can be used for other purposes.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, the machine room is used for purposes other than elevator drive. A first step of making it available for other purposes;
A second step of installing building equipment in the machine room that has become available for the other purpose;
An elevator renewal method having the following.

The elevator renewal method according to claim 2, wherein the first step includes moving the driving device and / or a control panel of the driving device installed in the machine room.

The elevator renewal method according to claim 2 or 3, further comprising a third step of managing or operating the building equipment by monitoring a use state of the building equipment via a network.

5. The system according to claim 4, wherein, in the management or operation, the building equipment is leased to a user of the building equipment by charging a bill to a building owner or a user of the building equipment according to the use situation. Elevator renewal method.

The elevator renewal method according to claim 2, further comprising a third step of renting the building equipment to a building owner or a user of the building equipment.

7. The elevator renewal method according to claim 6, wherein the rental is charged according to the use status of building facilities.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in the machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, for purposes other than elevator drive A first step of installing building equipment in said available machine room;
A second step of managing or operating the building equipment by monitoring the use status of the building equipment via a network;
An elevator renewal method having the following.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in the machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, for purposes other than elevator drive A first step of installing building equipment in said available machine room;
A second step of renting the building equipment to a building owner or a user of the building equipment;
An elevator renewal method having the following.

The elevator renewal method according to claim 9, wherein the rental is charged in accordance with the use status of building facilities.

The elevator renewal method according to any one of claims 1 to 10, wherein the building equipment is one of a power supply device, a power storage device, an information device, a water storage tank, and an air conditioner.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, the machine room is used for purposes other than elevator drive. A first step of making it available for other purposes;
A second step of converting the machine room that has become available for the other purpose into a building facility;
An elevator renewal method having the following.

The elevator renewal method according to claim 12, wherein the first step includes moving the driving device and / or a control panel of the driving device installed in the machine room.

The elevator renewal method according to claim 12 or 13, further comprising a third step of managing or operating the building facility by monitoring a use state of the building facility via a network.

The elevator renewal method according to claim 14, wherein in the management or operation, a bill is charged to a building owner or a user of the building facility according to the use situation.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in the machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, for purposes other than elevator drive A first step of converting the available machine room into a building facility;
A second step of managing or operating the building facility by monitoring the usage status of the building facility via a network;
An elevator renewal method having the following.

By modifying an existing elevator that raises and lowers a car by a drive installed in the machine room to an elevator that raises and lowers a car by a drive installed in a hoistway, for purposes other than elevator drive A first step of converting the available machine room into a building facility;
An elevator renewal method for charging a building owner or a user of the building facility according to the use status of the building facility.

The method of renewing an elevator according to any one of claims 12 to 17, wherein the building facility is any one of a warehouse room, a greenhouse, and a rest room.

The elevator renewal method according to any one of claims 4, 5, 8, 14, 15, and 16, wherein an elevator monitoring center monitors the use status.

The elevator renewal method according to any one of claims 1 to 19, wherein a power wiring or a pipe necessary for using the machine room for the other purpose is provided in a hoistway.