JPS64886Y2 - - Google Patents

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JPS64886Y2
JPS64886Y2 JP1662784U JP1662784U JPS64886Y2 JP S64886 Y2 JPS64886 Y2 JP S64886Y2 JP 1662784 U JP1662784 U JP 1662784U JP 1662784 U JP1662784 U JP 1662784U JP S64886 Y2 JPS64886 Y2 JP S64886Y2
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JP
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piston
locking member
suction
pushed
endoscope
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JP1662784U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は内視鏡による吸引動作を制御する内視
鏡の吸引制御装置に関する。
〔考案の背景技術とその問題点〕
近年、内視鏡を用いてレーザプローブを体腔内
に導入し、その体腔内の患部をレーザ光で治療す
ることが行なわれるようになつた。しかしなが
ら、このレーザ治療を行なう場合、レーザプロー
ブのレーザ光出射端部には内視鏡のチヤンネルを
通じてそのレーザプローブを導入するときそのチ
ヤンネルに付着していた粘液などやレーザ光出射
時において体腔内壁から飛散する血液などが付着
することがある。これを防ぐため通常は上記レー
ザプローブの先端からガスジエツトを噴出させる
ものとなつているが、このときかなり多量のガス
ジエツトを噴出させる必要がある。そこで、体腔
内膨満の危険を回避するため、内視鏡を通じて噴
出する気体の吸引を続行する排気を行なわなけれ
ばならない。
しかし、この吸引動作を制御する吸引切換え装
置として従来のものは特開昭58−10031号公報で
示されるようにピストンを押しながらさらに回転
操作を与えて始めてシリンダに対してそのピスト
ンをロツクし、この状態で吸引による排気を続行
するものであつた。つまり、操作が面倒で片手で
はとても操作できない。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは片手でも簡単に操作でき
る内視鏡の吸引制御装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案は操作釦を押し込むワンタツチ操作によ
り吸引状態にピストンを持続させ得るとともに、
ワンタツチ操作でその解除を行なうことができる
内視鏡の吸引制御装置である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の第1の実施例を第1図ないし第
3図にもとづいて説明する。
第1図中1は内視鏡であり、この内視鏡1は操
作部2、挿入部3およびライトガイドコード4と
からなり、上記挿入部3の先端には先端構成部5
が設けられている。また、操作部2には接眼部6
やその他の部材の他、吸引切換え装置7が設けら
れている。この吸引切換え装置7は内視鏡1の挿
入部3、操作部2およびライトガイドコード4に
わたつて内挿された吸引管路8の途中に介挿され
ていて、これを境として上記吸引管路8を上流側
部分8aと下流側部分8bとに区分けしている。
上記吸引切換え装置7は操作部2の本体9に取
付け固定された有底筒状のシリンダ11とこのシ
リンダ11の内部に移動自在に嵌挿されるピスト
ン12とからなり、上記シリンダ11はその開口
端側を操作部2の本体9から外部に臨むように取
り付けられている。さらに、シリンダ11の開口
端面部には上記本体9に取り付けられた蓋体13
が位置している。そして、この蓋体13にはシリ
ンダ11の開口に臨む通孔14が形成されてお
り、この通孔14にはピストン12に突設された
操作軸体15が挿通されている。また、操作軸体
15の外周にはピストン12を待機位置に復帰さ
せるための第1の付勢手段としての第1のコイル
ばね16が巻装されている。この第1のコイルば
ね16は操作軸体15に取付け固定したばね受筒
17と蓋体13に設けたストツパ端縁18との開
に介在し、上記ピストン12を外方向へ向けて付
勢するようになつている。そして、通常は第3図
で示すようにピストン12がストツパ端縁18に
当る位置で待機している。
上記ばね受筒17は蓋体13の通孔14の内面
と気密的に密着して摺動するようになつている。
また、第1図で示すように押込み時においてばね
受筒17は蓋体13に設けた斜孔19を閉塞する
が、第3図で示すように待機時においてはその斜
孔19を開放する。
さらに、ピストン12の操作軸体15における
突出外端には操作釦21が取付け固定されてい
る。この操作釦21には操作軸体15に直角な方
向に沿つて移動自在に係止部材22が取り付けら
れている。この係止部材22は一枚のプレートか
らなり、このプレートの一端部分は蓋体13側に
向けてコ字形状に折り曲げられており、その折り
曲げた先端片により係止部23を形成している。
また、上記プレートの他端部分は解除手段として
外方側へL字状に立ち上る立上り片24を形成し
てなり、この立上り片24と上記蓋体13との間
にはその係止部材22を係止方向に付勢する第2
の付勢手段としての第2のコイルばね25が介挿
されている。また、上記係止部材22には第2図
で示すように操作軸体15を貫通させる長孔26
が形成されている。そして、上記係合部材22を
移動させるとき、その操作軸体15と長孔26と
が摺接してその移動方向を規制するようになつて
いる。さらに、上記長孔26の係止部23側端に
はその長孔26のより狭い幅の第1の開口部27
が連設され、また、この第1の開口部27に連設
してその第1の開口部27より狭い幅の第2の開
口部28が形成されている。
この第1および第2の開口部27,28に対応
して上記蓋体13には下方、つまり蓋体13側へ
突出および退避自在に突当て子31が設けられて
いる。この突当て子31はその基端部が操作釦2
1に形成した孔部32に嵌め込まれるとともに、
その孔部32内に装填したコイルばね33により
突出方向へ付勢されている。また、突当て子31
には基端側に位置して上記第1の開口部27に嵌
合摺動可能で第2の開口部28の幅より径の大き
な第1の軸部34と、これより先端側に位置して
上記第2の開口部28に嵌合摺動可能な径の第2
の軸部35とが同軸的に連設されている。さら
に、突当て子31の基端部と先端部は共に上記長
孔26の幅より大きく形成され、これにより突当
て子31が係止部材22から外れないようになつ
ている。
上記蓋体13の外周には上記係止部材22の係
止部23を係止させるための被係止部としての周
回溝30が形成されている。第1図はその係止さ
せた状態でピストン12は押込み位置に保持され
るようになつている。
一方、上記ピストン12はその軸方向に沿つて
操作軸体15の外端部まで達する吸気孔36が形
成されている。つまり、この吸気孔36はシリン
ダ11内に臨んで開口するが、上記操作軸体15
側は閉塞されている。さらに、ピストン12の側
壁には上記吸気孔36に連通して外壁面に開口す
る第1の横孔37が形成され、また、ピストン1
2における操作軸体15の側壁には同じく吸気孔
36に連通してその外壁面に開口する第2の横孔
38が形成されている。そして、この第2の横孔
38は蓋体13の通孔14内に連通する。
さらに、シリンダ11の側壁には吸引管路8の
上流側部分8aを接続する流入口39と、吸引管
路8の下流側部分8bを接続する流出口40とが
設けられている。また、流入口39は第1図で示
すようにピストン12を押込み位置にしたとき、
その第1の横孔37に対向一致し互いに連通する
ようになつている。また、ピストン12が第3図
で示すように待機位置にあるとき、その第1の横
孔37はシリンダ11の内面によつて閉塞される
とともに、流入口39はピストン12の外周面に
よつて閉塞される。つまり、吸引管路8はピスト
ン12によつて遮断されている。しかして、上記
第1の横孔37と吸気孔36はピストン12の押
込み位置において上記流入口39と流出口40を
連通させる連通用孔41を形成している。
また、吸引管路8の下流側部分8bは第1図で
示すように内視鏡1の外部に設置された収液タン
ク42に気密的に連通されている。さらに、この
収液タンク42には接続管43を介して吸引ポン
プ44が接続されるようになつている。
次に、上記吸引制御装置の動作を説明する。
まず、吸引切換え装置7を操作しない通常の状
態では第3図で示すようにそのピストン12は外
方へ突き出し、ストツパ端縁18に当つて待機し
ている。また、吸引管路8の上流側部分8aと下
流側部分8bとはピストン12によつて遮断され
ている。しかし、ばね受筒17が斜孔19から退
避しているので、その斜孔19は開放し、さら
に、第2の横孔38および吸気孔36からなる連
通する通路が形成されている。したがつて、吸引
管路8の下流側部分8bはその通路を通じて外部
に連通するため、第3図中点線で示すように外気
を吸引している。このため、吸引ポンプ44に異
常な負荷を与えない。
一方、レーザ光等による治療のため、多量の気
体を体腔内に送り込むときのように吸引を連続し
て行なわなければならない場合には操作釦21を
指で押し込む。すると、ピストン12が第1のコ
イルばね16の付勢力に抗して押し下げられると
同時に突当て子31の先端が蓋体13の上面に突
き当り、さらにピストン12が押し込まれると、
その突当て子31はコイルばね33の復元力に抗
して押し込まれ、それまで第1の軸部34が係合
していた第1の開口部27からその第1の軸部3
4が外れ、代わりに第2の軸部35が対応位置す
る。しかし、この第2の軸部35は第2の開口部
28に嵌合摺動できる細さに形成してあるため、
第2のコイルばね25の付勢力によりその第2の
軸部35が第2の開口部28に嵌り込む向きに係
止部材22を移動させる。しかも、このとき係止
部23は周回溝30に対向する位置に達している
から直ちにその周回溝30に嵌り込んで係止す
る。つまり、第1図で示す状態になる。そして、
このまま保持される。また、この押込み位置にお
いて第1の横孔37が流入口39に対向一致する
ため、いわゆる連通用孔41が流出口40に通じ
る。さらに、上記斜孔19がばね受筒17によつ
て閉塞されるため、上記吸引管路8のみが全長に
わたり開通する。したがつて、吸引ポンプ44の
吸引力が体腔内に作用し、その吸引管路8を通じ
て吸引を持続することができる。
また、この持続する吸引状態を停止(解除)さ
せる場合には係止部材22の立上り片24を第1
図中A矢印で示す向きに押す。すると、第3図で
示すように係止部材22はその矢印A方向へ移動
し、周回溝30に対する係止部23の係合を解除
するため、ピストン12は第1のコイルばね16
の付勢力によつて上昇し復帰する。また、突当て
子31の押込みも解放されるので、係止部材22
が矢印A方向へ移動している間にコイルばね33
の復元力で突出し、第1の軸部34が第1の開口
部27に嵌合係止する。そして、係合部材22は
そのまま保持される。このようにして第3図で示
す元の待機位置に復帰し、再び吸引管路8を遮断
する。
第4図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。
この実施例は前記実施例の第1および第2の開
口部27,28と突当て子31との代りに次のよ
うに構成したものである。すなわち、係止部材2
2の係止部23に対向するように蓋体13の上端
周縁部には傾斜面部50を形成する。この傾斜面
部50は上記蓋体13の上端周縁部をテーパ状に
形成することにより形作られている。そして、待
機位置から第2のコイルばね25の付勢力に抗し
ながらピストン12を押し下げた場合、同じく待
機位置にあつた係止部材22の係止部23がその
傾斜面部50を摺動して移動し、上記第2のコイ
ルばね25の付勢力によつて周回溝30に落ち込
んで自動的に係止するようになつている。また、
この押込み位置に保持されたピストン12を解除
し復帰させる場合には前記実施例と同じように立
上り片24を押し、その係止部材22の係止部2
3を周回溝30から外せば、前記実施例の場合と
同様に第1および第2のコイルばね16,25の
付勢力によつてピストン12、係止部材22など
が自動的に元の待機位置に自動的に復帰する。な
お、係止部材22の上面に設けられた51はその
係止部材22を待機位置に停止させるストツパ突
起である。また、斜孔19の代りに水平な透孔5
3としてある。その他の点は前記実施例と同様で
あり、同一個所には同一番号を付してその説明を
省略する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ワンタツ
チの操作により吸引持続状態に切り換えることが
できるとともに、その解除もワンタツチの操作で
可能である。したがつて、術者は片手でも容易に
それらの操作を行なうことができる。さらに具体
的には連続して吸引を行なうことができるので、
たとえば患者の体腔内に過送気による危険がなく
安全性を向上できる。また、手による押し込み操
作を続行することなく、吸引状態に保持できるた
め、術者の疲労が大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す側断面
図、第2図は第1図中−線に沿う断面図、第
3図は同じくその実施例における他の操作状態の
側断面図、第4図は本考案の第2の実施例を示す
側断面図である。 1……内視鏡、7……吸引切換え装置、8……
吸引管路、8a……上流側部分、8b……下流側
部分、11……シリンダ、12……ピストン、1
3……蓋体、16……第1のコイルばね、21…
…操作釦、25……第2のコイルばね、27……
第1の開口部、28……第2の開口部、30……
周回溝、31……突当て子、34……第1の軸
部、35……第2の軸部、36……吸気孔、37
……第1の横孔、38……第2の横孔、39……
流入口、40……流出口、41……連通用孔、4
4……吸引ポンプ、50……傾斜面部、51……
ストツパ突起、52……透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内視鏡の先端から吸引する吸引管路の途中に
    設けられ上記吸引管路の上流側部分を接続する
    流入口と上記吸引管路の下流側部分を接続する
    流出口とを有したシリンダと、このシリンダに
    押込み自在でかつ待機位置に復帰自在に嵌挿さ
    れかつ上記待機位置において上記流入口と流出
    口を遮断するピストンと、このピストンに設け
    られこのピストンの押込み位置において上記流
    入口と流出口を連通させる連通用孔と、上記ピ
    ストンを待機位置に復帰させる第1の付勢手段
    と、上記シリンダ側に設けられ被係止部を有し
    た蓋体と、上記ピストンの頭部に設けられその
    ピストンを押し込むとき使用する操作釦と、こ
    の操作釦側に設けられ上記ピストンを押し込ん
    だとき上記被係止部に自動的に係止し上記ピス
    トンの復帰を阻止する係止部材と、この係止部
    材を上記被係止部に係止させる向きに付勢する
    第2の付勢手段と、この第2の付勢手段に抗し
    て上記被係止部に対する係止部材の係合が外れ
    る向きにその係止部材を押すことにより上記係
    合を解除し上記第1の付勢手段により上記ピス
    トンを待機位置に自動的に復帰させる解除手段
    とを具備したことを特徴とする内視鏡の吸引制
    御装置。 (2) 上記係止部材は突当て子により操作釦部に係
    止されて待機し上記ピストンが押込み位置に達
    したときその突当て子は上記蓋体側に当つて移
    動することにより係止部材に対する係合が外
    れ、第2の付勢手段の付勢力で上記被係止部に
    対して係合することを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の内視鏡の吸引制御装
    置。 (3) 上記蓋体側に、上記ピストンを押し込むとき
    上記係止部材が当りその係止部材を第2の付勢
    手段による付勢方向とは逆向きに移動させる傾
    斜面部を設け、上記ピストンの押込み終端にお
    いて上記係止部材が上記傾斜面部を乗り越えて
    被係合部に係止させることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の内視鏡の吸引
    制御装置。
JP1662784U 1984-02-08 1984-02-08 内視鏡の吸引制御装置 Granted JPS60129901U (ja)

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JP1662784U JPS60129901U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 内視鏡の吸引制御装置

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JP1662784U JPS60129901U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 内視鏡の吸引制御装置

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JPS60129901U JPS60129901U (ja) 1985-08-31
JPS64886Y2 true JPS64886Y2 (ja) 1989-01-10

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ID=30503575

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