JPS64803Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はパーマネント用薬液滴下防止具に関
する。

（従来の技術） 従来、パーマネントの薬液は衣服等に付着する
と色落ちしたり、染みになり厄介なものであつ
た。そのため多量のタオルを顔と頭髪との境に巻
き薬液の滴下を防止していたが暑く極めて不便で
あつた。

しかもこの考案は特殊なパーマネント装置、即
ち、表面に嵌脱可能な凹溝と凸起を交互に連続し
て形成した板体Ａを設け、該板体の凹溝に嵌着体
を頭髪を介して嵌め込み、パーマネントをかける
ものであり、この装置の薬液はロツトの場合と比
べとくに滴下防止をはかることは困難である。

（考案が解決しようとする問題点） そこでこの考案は上記の欠点を除去し、薬液の
滴下を防止すると共に、パーマネントのかかりも
よいパーマネント用薬液滴下防止具を提供するも
のである。

（問題点を解決するための手段） 以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、適宜な幅を有する合成樹脂シート１の両
端部に、適宜な幅を有するアルミ箔のシート２，
２をそれぞれ設けたものより構成される。

（作用） 次にこの考案の作用を説明すると、頭髪を嵌着
体で嵌着した板体Ａの裏面に合成樹脂シート１の
部分をあてがい、下端部１ａを板体の表面に折り
返し、上部は頭髪及びペーパーと共に押さえ具４
でゴム等により下突起辺５ａに係止し、下部は止
め具３で板体の凸起Ｂに係止し、合成樹脂シート
１の両側にそれぞれ位置するアルミ箔のシート
２，２をそれぞれ板体に向けて折り畳み、ピン等
で板体Ａに止め、内部に板体と共に頭髪を包み込
み、頭髪より流れおちる薬液をこれらのシートに
よつて滴下防止しようとするものである。

（考案の効果） この考案によると、シートにより各板体の頭髪
毎に滴下防止が図れ、頭髪をシートで覆うが表面
にはアルミ箔のシート２，２が位置するため適度
に硬さを有し、再三にわたつて折り返しても破損
し難く、中にたまつた薬液を容易に抜き去る事が
出来、又空気と遮断する事によりパーマがよくか
かる等極めて有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
２図はこの考案の使用状態を示す斜視図である。 １……合成樹脂シート、２……アルミ箔のシー
ト、３……止め具、４……押さえ具、５ａ……下
突起辺、Ａ……板体、Ｂ……凸起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 適宜な幅を有する合成樹脂シート１の両端部
   に、適宜な幅を有するアルミ箔のシート２，２を
   それぞれ設けたことを特徴とするパーマネント用
   薬液滴下防止具。