JPS64572B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS64572B2 JPS64572B2 JP57103774A JP10377482A JPS64572B2 JP S64572 B2 JPS64572 B2 JP S64572B2 JP 57103774 A JP57103774 A JP 57103774A JP 10377482 A JP10377482 A JP 10377482A JP S64572 B2 JPS64572 B2 JP S64572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat member
- thermostat
- closing member
- closed position
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 11
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 8
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 4
- 229910052797 bismuth Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 claims description 3
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 3
- 239000000110 cooling liquid Substances 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
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Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、流動口を形成された座部材と、該座
部材から離間した開放位置と同座部材に係合して
前記流動口を閉止する閉止位置の間を移動可能な
閉止部材と、この閉止部材を閉止位置に附勢する
附勢手段と、上記閉止部材を上記附勢手段の力に
抗して開放位置に移動させる感温手段と、前記開
口内に設けられ所定温度で溶融する溶融手段とを
含む液体冷却装置に使用するサーモスタツトに関
する。
部材から離間した開放位置と同座部材に係合して
前記流動口を閉止する閉止位置の間を移動可能な
閉止部材と、この閉止部材を閉止位置に附勢する
附勢手段と、上記閉止部材を上記附勢手段の力に
抗して開放位置に移動させる感温手段と、前記開
口内に設けられ所定温度で溶融する溶融手段とを
含む液体冷却装置に使用するサーモスタツトに関
する。
かかる従来の技術で例えば自動車用エンジン等
に使用されているサーモスタツトは、全般的には
所期の目的を果しているものの、いくつかの欠点
がある。まず、それらは、エンジン温度を十分に
狭い範囲内で制御して効率的なエンジンの作動を
保証するものではない。また、サーモスタツト機
構が故障すると、サーモスタツトが閉じられて冷
却液の流動を阻止し、エンジンをオーバーヒート
させる。
に使用されているサーモスタツトは、全般的には
所期の目的を果しているものの、いくつかの欠点
がある。まず、それらは、エンジン温度を十分に
狭い範囲内で制御して効率的なエンジンの作動を
保証するものではない。また、サーモスタツト機
構が故障すると、サーモスタツトが閉じられて冷
却液の流動を阻止し、エンジンをオーバーヒート
させる。
そこで本発明の目的は、エンジン温度を精確に
制御して燃料を節約すると同時に、適量の冷却液
を流動せしめることにより、サーモスタツトの作
動機構の故障時にもエンジンのオーバーヒートを
防止するサーモスタツトを提供しようとするもの
である。
制御して燃料を節約すると同時に、適量の冷却液
を流動せしめることにより、サーモスタツトの作
動機構の故障時にもエンジンのオーバーヒートを
防止するサーモスタツトを提供しようとするもの
である。
上記目的を達成するため、閉止部材あるいは座
部材に設けた開口を複数設け、これらの開口に充
填してこの開口を閉鎖する溶融可能なプラグを所
定の異なる温度で溶融するものからなるように
し、エンジン温度を更に精確に制御できるように
したものである。
部材に設けた開口を複数設け、これらの開口に充
填してこの開口を閉鎖する溶融可能なプラグを所
定の異なる温度で溶融するものからなるように
し、エンジン温度を更に精確に制御できるように
したものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は、エンジン等の液体冷却装置のサーモ
スタツト１０を示す。１２はこのサーモスタツト
１０のフレームで、流動口（図示せず）を形成さ
れた環状の弁座部材１４を具えている。１６は上
記フレーム１２に取付けられたステムで、弁座部
材１４の上記流動口を貫通している。
スタツト１０を示す。１２はこのサーモスタツト
１０のフレームで、流動口（図示せず）を形成さ
れた環状の弁座部材１４を具えている。１６は上
記フレーム１２に取付けられたステムで、弁座部
材１４の上記流動口を貫通している。
１８は、膨縮可能な感温材料（図示せず）を収
納した容器で、前記ステム１６の一部が内部に位
置している。尚、ステム１６及び容器１８は、米
国特許第2806375号及び第2806376号に開示されて
いる種類のもの、或は他の適宜な周知のものでよ
い。感温材料が容器１８内で膨張すると、ステム
１６と容器１８が、相互から遠ざかる方向に相対
移動する。
納した容器で、前記ステム１６の一部が内部に位
置している。尚、ステム１６及び容器１８は、米
国特許第2806375号及び第2806376号に開示されて
いる種類のもの、或は他の適宜な周知のものでよ
い。感温材料が容器１８内で膨張すると、ステム
１６と容器１８が、相互から遠ざかる方向に相対
移動する。
２０は閉止部材で、前記容器１８に固定されて
一体的に移動する。２２は容器１８を包囲する螺
旋スプリングで、一端部が閉止部材２０に係合
し、他端部がフレーム１２に係合している。従つ
て閉止部材２０は、スプリング２２により弁座部
材１４と係合する閉止位置に附勢され、第１図に
示すように前記流動口を閉鎖する。
一体的に移動する。２２は容器１８を包囲する螺
旋スプリングで、一端部が閉止部材２０に係合
し、他端部がフレーム１２に係合している。従つ
て閉止部材２０は、スプリング２２により弁座部
材１４と係合する閉止位置に附勢され、第１図に
示すように前記流動口を閉鎖する。
しかし、容器１８或はその内部の感温材料が不
作動状態になると、閉止部材２０はスプリング２
２により、弁座部材１４に当接する閉止位置に維
持され、サーモスタツト１０を介しての液体の流
動を阻止することになる。その場合には、エンジ
ン等の冷却装置における冷却液の流動乃至循環が
ないため、サーモスタツトに接触している冷却液
の温度が過度に上昇することもある。
作動状態になると、閉止部材２０はスプリング２
２により、弁座部材１４に当接する閉止位置に維
持され、サーモスタツト１０を介しての液体の流
動を阻止することになる。その場合には、エンジ
ン等の冷却装置における冷却液の流動乃至循環が
ないため、サーモスタツトに接触している冷却液
の温度が過度に上昇することもある。
本発明の重要な特徴は、冷却液の温度を精確に
制御できるとともに、サーモスタツト機構の故障
に際しても、冷却液の流動を行なわせるサーモス
タツトを提供することにある。これは、第４図に
示すが、閉止部材２０に複数の開口F2を形成す
ることで達成される。該開口F2は、所定の異な
る温度で溶融する、溶融可能なプラグF1により
閉止されている（第３図）。従つて、サーモスタ
ツト機構が故障すると、それに接触している冷却
液の温度が上昇し、前記所定温度に達したところ
でプラグF1を溶融させ、開口F2を開放して冷却
液が開口F2、従つてサーモスタツトを経て流動
するようにし、これにより、このサーモスタツト
を利用したエンジン等の過熱を防止する。
制御できるとともに、サーモスタツト機構の故障
に際しても、冷却液の流動を行なわせるサーモス
タツトを提供することにある。これは、第４図に
示すが、閉止部材２０に複数の開口F2を形成す
ることで達成される。該開口F2は、所定の異な
る温度で溶融する、溶融可能なプラグF1により
閉止されている（第３図）。従つて、サーモスタ
ツト機構が故障すると、それに接触している冷却
液の温度が上昇し、前記所定温度に達したところ
でプラグF1を溶融させ、開口F2を開放して冷却
液が開口F2、従つてサーモスタツトを経て流動
するようにし、これにより、このサーモスタツト
を利用したエンジン等の過熱を防止する。
但し、第５図に示すように、閉止部材２０に代
えて弁座部材１４に、複数の開口FF2と異なる温
度で溶融可能なプラグFF1を設けてもよく、その
場合にも、前述した開口F2とプラグF1と同様の
機能を果す。
えて弁座部材１４に、複数の開口FF2と異なる温
度で溶融可能なプラグFF1を設けてもよく、その
場合にも、前述した開口F2とプラグF1と同様の
機能を果す。
本発明の範囲に従えば、閉止部材２０及び弁座
部材１４の両方に、各々溶融可能なプラグを具え
た複数の開口を設け、上記プラグの所定溶融温度
を異らせてもよい。プラグが異る所定温度で溶融
するようにすれば、冷却液及びエンジンの温度が
精確に制御され、燃料が節約されることになる。
部材１４の両方に、各々溶融可能なプラグを具え
た複数の開口を設け、上記プラグの所定溶融温度
を異らせてもよい。プラグが異る所定温度で溶融
するようにすれば、冷却液及びエンジンの温度が
精確に制御され、燃料が節約されることになる。
尚、独立のサービス機関が、3688cm3（225立方
インチ）で６気筒の自動車用エンジンを
2000rpm、2200rpmで駆動して行なつた実験結果
によれば、エンジンの作動温度がピーク効率温度
と異る場合、燃料効率を大幅に低下させ得ること
が判明した。例えば、ピーク効率温度からの2.8
℃（５〓）のずれに対し、燃費は６％以上低下さ
せ得る。
インチ）で６気筒の自動車用エンジンを
2000rpm、2200rpmで駆動して行なつた実験結果
によれば、エンジンの作動温度がピーク効率温度
と異る場合、燃料効率を大幅に低下させ得ること
が判明した。例えば、ピーク効率温度からの2.8
℃（５〓）のずれに対し、燃費は６％以上低下さ
せ得る。
また、プラグF1，FF1の材料は適宜のものでよ
く、例えばIn，Bi，Sn或はCd，Bi，Pbを使用で
きる。
く、例えばIn，Bi，Sn或はCd，Bi，Pbを使用で
きる。
第１図は本発明のサーモスタツトを示す側面
図、第２図は第１図のサーモスタツトの閉止部材
とスプリングを示す分解側面図、第３図は開口に
溶融可能なプラグを設けられた、第２図の閉止部
材の上面図、第４図は閉止部材の開口からプラグ
を除去して示す第３図と同様の図、第５図は、開
口とプラグを、閉止部材にではなく弁座部材に設
けた、第１図のサーモスタツトの要部拡大側面図
である。 １０……サーモスタツト、１４……弁座部材、
１６……ステム、１８……容器、２０……閉止部
材、２２……スプリング、F1，FF1……プラグ、
F2，FF2……開口。
図、第２図は第１図のサーモスタツトの閉止部材
とスプリングを示す分解側面図、第３図は開口に
溶融可能なプラグを設けられた、第２図の閉止部
材の上面図、第４図は閉止部材の開口からプラグ
を除去して示す第３図と同様の図、第５図は、開
口とプラグを、閉止部材にではなく弁座部材に設
けた、第１図のサーモスタツトの要部拡大側面図
である。 １０……サーモスタツト、１４……弁座部材、
１６……ステム、１８……容器、２０……閉止部
材、２２……スプリング、F1，FF1……プラグ、
F2，FF2……開口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 流動口を形成された座部材と、 該座部材から離間した開放位置と同座部材に係
合して前記流動口を閉止する閉止位置の間を移動
可能で、複数の開口を形成された閉止部材と、 この閉止部材を閉止位置に附勢する附勢手段
と、 上記閉止部材を、上記附勢手段の力に抗して開
放位置に移動させる感温手段と、 前記複数の開口内に設けられ所定の異なる温度
で溶融し冷却液の温度を精確に制御しかつ前記閉
止部材が閉止位置にあるとき冷却液が上記閉止部
材を経て流動するようにした溶融手段と、を含む
ことを特徴とする液体冷却装置に使用するサーモ
スタツト。 ２ 上記溶融手段が化学物質であることを特徴と
する前記特許請求の範囲第１項に記載のサーモス
タツト。 ３ 上記化学物質がIn，Bi又はSnあるいはこれ
らの組合せであることを特徴とする前記特許請求
の範囲第２項記載のサーモスタツト。 ４ 溶融手段を、閉止部材の開口内で圧縮された
化学物質としたことを特徴とする前記特許請求の
範囲第１項に記載のサーモスタツト。 ５ 流動口を形成された座部材と、 該座部材から離間した開放位置と、同座部材に
係合して前記流動口を閉止する閉止位置の間を移
動する閉止部材と、 この閉止部材を閉止位置に附勢する附勢手段
と、 上記閉止部材を、上記附勢手段の力に抗して開
放位置に移動させる感温手段とを具備し、 前記座部材に複数の開口を形成し、この開口内
に所定の異なる温度で溶融し、 前記閉止部材が閉止位置にあるとき冷却液が前
記座部材を経て流動するようにした溶融手段を設
けたことを特徴とする液体冷却装置に使用するサ
ーモスタツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10377482A JPS58220917A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 液体冷却装置に使用するサ−モスタツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10377482A JPS58220917A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 液体冷却装置に使用するサ−モスタツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58220917A JPS58220917A (ja) | 1983-12-22 |
| JPS64572B2 true JPS64572B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=14362787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10377482A Granted JPS58220917A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 液体冷却装置に使用するサ−モスタツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58220917A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6880264B2 (en) | 1990-08-29 | 2005-04-19 | Hitachi, Ltd. | Vacuum processing apparatus and operating method therefor |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10288037A (ja) * | 1997-04-11 | 1998-10-27 | Giichi Kuze | 自動車エンジンの高冷却効率のワックス型サーモスタット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4946137U (ja) * | 1972-08-02 | 1974-04-23 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP10377482A patent/JPS58220917A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6880264B2 (en) | 1990-08-29 | 2005-04-19 | Hitachi, Ltd. | Vacuum processing apparatus and operating method therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58220917A (ja) | 1983-12-22 |
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