JPS64570Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チヤート送り機構に関するものであ
る。

更に詳述すれば、チヤートの収納されたチヤー
トストツクを本体に着脱自在に装填してチヤート
送りの行われるチヤート送り機構に関するもので
ある。

第１図は、従来より一般に使用されている従来
例の構成説明図である。

図において、１は本体、２は本体１に装填され
たチヤートストツク、３はチヤートストツク２に
収納されたチヤートである。チヤート３の取り出
し端３１は、チヤートストツク２に設けられたチ
ヤートのガイドプレート２１上に引き出されてい
る。４は繰り出しローラー４１と受けローラー４
２とよりなるチヤート送り手段である。

以上の構成において、チヤートストツク２は矢
印Ｘの方向から本体１に装填される。この場合、
チヤート３の取り出し端３１は、ガイドプレート
２１と繰り出しローラー４１との間にはさまれ
る。

しかしながら、チヤート３の取り出し端３１が
ガイドプレート２１と繰り出しローラー４１との
間にうまくはさまれない場合には、取り出し端３
１は矢印Ｘと反対方向に押され、場合によつて
は、取り出し端３１は、チヤートストツク２内に
押し戻されてしまう。

本考案は、この問題点を解決するものである。

本考案の目的は、チヤートの取り出し端の戻り
を防ぎ、チヤート送り手段へのチヤートのくいつ
きを確実にすることができるチヤート送り機構を
提供するにある。

この目的を達成するために、本体に着脱自在に
装着されチヤートが収納されているチヤートスト
ツクと、前記本体に設けられ該チヤートストツク
からチヤートを繰り出す繰り出しローラーと、前
記本体に設けられ前記繰り出されたチヤートを前
記チヤートストツクに送り出す受けローラーとを
具備するチヤート送り機構において、一端が前記
チヤートストツクのチヤート取出し口に回動自由
に設けられ他端が前記繰り出しローラーに接する
チヤートのガイドプレートと、前記チヤートスト
ツクのチヤート取出し側に設けられた押し上げ手
段と、前記本体に途中が回動自由に支持され一端
が該押し上げ手段により押圧され他端が前記ガイ
ドプレートの他端側を押圧する板ばねとを具備し
たことを特徴とするチヤート送り機構を構成した
ものである。

以下、実施例について説明する。

第２図は本考案の一実施例の構成説明図で、第
３図〜第５図は第２図の動作説明図である。

図において、第１図と同一記号は同一機能を示
す。

以下、第１図と相違部分のみ説明する。

５は一端５１がチヤートストツク２のチヤート
取出し口２２に回動自由に設けられ他端５２が繰
り出しローラー４１に、チヤート３を介して接す
るチヤートのガイドプレートである。６はチヤー
トストツク２のチヤート取出し口２２側に設けら
れ図示の如く右上がりの傾斜面６１を有する押し
上げブロツクである。７は本体１に途中７１が回
動自由に支持され、一端７２が押し上げブロツク
６に押圧され他端７３がガイドプレート５の他端
側５２を押圧する板ばねである。

以上の構成において、その動作を説明する。

チヤートストツク２は、第３図に示す如く、本
体１に矢印Ｘの方向から装填が開始される。この
場合、チヤートストツク２は板ばね７に未だ接し
ていない。

次に、第４図に示す如くチヤートストツク２
が、更にＸ方向に押し込まれると、板ばね７の一
端７２は、押し上げブロツク６の傾斜面６１によ
り反時計方向に押圧される。

更に、第５図に示す如く、チヤートストツク２
が、本体１の所定位置まで押し込まれると、板ば
ね７の他端７３が、ガイドプレート５の他端５２
を反時計方向に押圧することになる。この場合、
ガイドプレート５の他端５２は、チヤート３を介
して繰り出しローラー４１を押圧することにな
る。

この結果、チヤートの取り出し端３１は、チヤ
ートストツク２に押し戻されることはなく、繰り
出しローラー４１に確実にくいつかせることがで
きる。

したがつて、特に、チヤートを自動的に装填す
る自動装填形のチヤート送り機構に用いて好適な
ものが得られる。

なお、前述の実施例においては、押し上げ手段
として、右上がりの傾斜面６１を有する押し上げ
ブロツク６について説明したが、これに限ること
はなく、たとえば、第６図に示す如く、右下がり
の傾斜面６２を有する押し上げブロツク６′でも
よく。また、ブロツクでなく、たとえば、板金を
打出して形成してもよく、要するに、チヤートス
トツク２をＸ方向に押し込むにつれて、板ばね７
を反時計方向に押圧するものであればよい。

以上説明したように、本考案は、チヤートスト
ツクを本体に装填することにより本体に設けられ
た板ばねに反時計方向の回転を与えて、チヤート
のガイドプレートの他端を押し上げ、チヤートの
取り出し端を、繰り出しローラーに押圧するよう
にした。

この結果、本考案によれば、チヤートの取り出
し端の戻りを防ぎ、チヤート送り手段へのチヤー
トのくいつきを確実にすることができるチヤート
送り機構を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来より一般に使用されている従来例
の構成説明図、第２図は本考案の一実施例の構成
説明図、第３図〜第５図は第２図の動作説明図、
第６図は本考案の他の実施例の要部構成説明図で
ある。 １……本体、２……チヤートストツク、２２…
…チヤート取出し口、３……チヤート、３１……
チヤート取り出し端、４……チヤート送り手段、
４１……繰り出しローラー、４２……送りローラ
ー、５……チヤートのガイドプレート、５１……
一端、５２……他端、６，６′……押し上げブロ
ツク、６１，６２……傾斜面、７……板ばね、７
１……途中、７２……一端、７３……他端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体に着脱自在に装着されチヤートが収納され
   ているチヤートストツクと、前記本体に設けられ
   該チヤートストツクからチヤートを繰り出す繰り
   出しローラーと、前記本体に設けられ前記繰り出
   されたチヤートを前記チヤートストツクに送り出
   す受けローラーとを具備するチヤート送り機構に
   おいて、一端が前記チヤートストツクのチヤート
   取出し口に回動自由に設けられ他端が前記繰り出
   しローラーに接するチヤートのガイドプレート
   と、前記チヤートストツクのチヤート取出し側に
   設けられた押し上げ手段と、前記本体に途中が回
   動自由に支持され一端が該押し上げ手段により押
   圧され他端が前記ガイドプレートの他端側を押圧
   する板ばねとを具備したことを特徴とするチヤー
   ト送り機構。