JPS645435Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁気回路の振動に基因する再生音の
劣化を防止したスピーカーシステムに関する。

従来、スピーカーの磁気回路は、マグネツト、
ヨーク、ポールなどの磁性金属から成るが、一般
に重量が不足しているので、振動板の振動が、反
作用として磁気回路の振動を誘起し、フレームを
通じてバツフル板に伝わりバツフル板を加振する
ため、スピーカーボツクス全体の振動にまで発展
して、スピーカーシステムに悪い影響を及ぼして
いた。

この考案は、このような欠点を解消したスピー
カーシステムであつて、第１図について説明する
と、磁気回路１の後方に、鉄、あるいはコンクリ
ートブロツク製の重量付加用のウエイター２をと
りつけて、スピーカー全体の重量を大きくして、
振動板の反作用により生じる磁気回路の振動を少
なくし、ひいてはスピーカーボツクスの振動をな
くする。しかして、フレームや、スピーカーユニ
ツト取付部の強度を補うために、裏板４に穿つた
孔５にウエイター２をパツキン６を介して支え
る。しかるときは、フレームに重量負担をかけず
に、振動を防止できるスピーカーシステムとな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の構造を示す断面図である。 １は磁気回路、２はウエイター、３はボツク
ス、４は裏板である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁気回路１の振動抑止用のウエイター２を磁気
   回路１にとりつけるとともに、パツキン６を介し
   てボツクス３の裏板４によつて支えたスピーカシ
   ステム。