JPS644707B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS644707B2
JPS644707B2 JP56166542A JP16654281A JPS644707B2 JP S644707 B2 JPS644707 B2 JP S644707B2 JP 56166542 A JP56166542 A JP 56166542A JP 16654281 A JP16654281 A JP 16654281A JP S644707 B2 JPS644707 B2 JP S644707B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
local oscillator
single sideband
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56166542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57125559A (en
Inventor
Keuin Matsukuoorifu Jerarudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPS57125559A publication Critical patent/JPS57125559A/ja
Publication of JPS644707B2 publication Critical patent/JPS644707B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/02Amplitude-modulated carrier systems, e.g. using on-off keying; Single sideband or vestigial sideband modulation
    • H04L27/06Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/066Carrier recovery circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術的分野 本発明は一般に単側波帯伝送における受信と復
調に係り、特に急速に変化する位相ジツタを受け
やすい抑圧搬送波単側波帯データを復調する受信
機に係る。
単側波帯通信方式はこの技術分野で非常によく
知られている。基本的には、単側波帯信号は搬送
波とその側波帯の一方が抑圧される振幅変調ベー
スバンド信号である。よく知られているように、
単側波帯信号の変調は、ベースバンド信号によつ
て変調された搬送波と同一の周波数と位相と持つ
同期基準を必要とする。これは、たいてい局部発
振器の形式をとる。局部発振器と変調された搬送
波の位相差の大きさに応じて復調が不正確とな
る。したがつて高速データ伝送システムは、デー
タ信号を正しく復調するため局部発振器の同期が
極めて精密であることが特に必要とされる。先行
技述による単側波帯データ伝送システムは局部発
振器の同期を維持するため種々の技術を用いた。
あるシステムでは搬送波または監視用トーン信号
を単側波帯信号といつしよに伝送した。ほかのシ
ステムでは抑圧側波帯の残留分を単側波帯信号と
いつしよに伝送した。その結果、これら2つの先
行技術によるシステムは搬送波信号または残留側
波帯を伝送するため余分のバンド幅を必要とし
た。高速データ伝送にとつて、単にこの余分のバ
ンド幅を取得できないだけでなく、搬送波信号ま
たは残留側波帯の伝送は電力の浪費であり、復調
の質をさらに低下させる相互変調や他のひずみを
生じる。上記の問題の結果、単側波帯方式は単側
波帯伝送固有の利点にもかかわらず、高速データ
伝送にはほとんど使用されていない。
背景技術 局部発振器の同期をとるための搬送波または残
留側波帯の伝送を必要としない単側波帯伝送方式
は米国特許第3675131号に記述されている。この
特許は、局部発振器の位相を単側波帯信号の位相
ジツタに応じて補正するための位相誤差信号を発
生するフイードバツク方式を採用している。位相
誤差信号は、搬送波トーン信号または残留側波帯
から出ているというよりもむしろ単側波帯信号自
体から出ているといえる。
上記の特許において、受信単側波帯信号は復調
され、同期成分と直交成分が得られる。検波器回
路は復調波の同相成分からベースベンド波形を検
波する。位相誤差信号のもう1つの成分はベース
バンド・データ波形のヒルベルト変換(Hilbert
transform)に比例する。この成分は、復調波の
同相成分が検波器を通過し、それによつてベース
バンド・データ波形が検波され、そして検波さ
れ、ベース・バンド・データ波形がヒルベルト変
換発生器を通過することによつて得られる。復調
波波同相成分および直角成分とベース・バンド・
データ波形のヒルベルト変換から取り出される位
相誤差信号は局部発振器にフイードバツクする。
そして、局部発振器の位相は受信単側波帯入力信
号の位相ジツタに同期するように調整される。
上記の特許の方式は急速に変化する位相ジツタ
に追従することが不可能である。これは上記の特
許の方式に関する記述を考慮することによつて明
白になる。すなわち、既に記述したように、局部
発振器にフイードバツクする位相誤差信号の一部
はベースバンド・データ波形のヒルベルト変換で
ある。当業者によく知られているように、ヒルベ
ルト変換は全周波数成分の90度の移相に等しい。
90度の移相は無限の遅延によつてのみ得ることが
できる。実際的近似は、その信号のスペクトル成
分が直流成分にまで広がつていないという条件
で、一定の遅延の後に得ることができる。ヒルベ
ルト変換は遅延を伴うので、前記の特許では復調
波の同相成分と直交成分に等量の遅延を加えて位
相誤差信号を形成する。
これらの遅延が位相誤差信号を生成するときに
存在することによつて、上記の特許の方式が急速
に変化する位相ジツタに追従することを妨げる。
さて、受信単側波帯入力波が急速に変化する位相
ジツタを受けていると仮定すれば、上記の特許の
方式は入力単側波帯信号の位相ジツタと同期をと
るため、局部発振器の位相を調整する位相誤差信
号を生成する。位相誤差信号の一部は検波された
ベースバンド・データ波形のヒルベルト変換によ
つて生成されるから、位相誤差信号が生成される
前に相当な遅延が生じる。急速に変化する位相ジ
ツタの場合、入力信号のジツタの値は位相誤差信
号が発生する前に異なつたものとなる。補正しよ
うとした位相ジツタは位相誤差信号が発生する前
に既に過ぎ去つてしまつている。上記の特許の方
式では、フイードバツク・ループの固有の遅延に
より急速に変化する位相ジツタの補正に間に合う
位相誤差信号を発生することは不可能である。
電話線路によつてデータを伝送するときに出会
う代表的なものは、180ヘルツ以下の周波数を持
つ数度の位相ジツタである。上記の特許の方式の
フイードバツク・ループの固有の遅延のために、
上記の方式は入力信号が上記のような急速な位相
ジツタを受けるときには、局部発振器の同期を維
持するのに不適当である。その結果、単側波帯方
式は貧弱な電話線路による高速データ伝送に使用
することができない。
本発明の開示 本発明の第1の目的は抑圧搬送波単側波帯デー
タを復調する機能を単側波帯信号機に与えること
である。
本発明の第2の目的は急速な位相ジツタを受け
やすい抑圧搬送波単側波帯データを復調する機能
を単側波帯受信機に与えることである。
本発明は、この目的を達成するため、(a)単側波
帯信号を受取つて該単側波帯信号をヒルベルト変
換した信号である第1の信号及び該ヒルベルト変
換に要する時間だけ遅延された上記単側波帯信号
である第2信号の信号を生成する手段11と、(b)
局部発振器16を用いて上記第1の信号及び第2
の信号に基づき上記受信された単側波帯信号の復
調された同相成分及び直角成分を生成すると共に
そのベースバンド信号を生成する手段と12,1
3,14,15,16,17,18及び19と、
(c)上記復調された同相成分及び直角成分ならびに
ベースバンド信号を代数的に処理することにより
位相ジツタ補正のための位相誤差信号を生成しこ
れを上記局部発振器にフイードバツクする手段2
0、又は21及び22と、を有することを特徴と
している。
位相誤差信号を発生する誤差補正フイードバツ
ク・ループ内にヒルベルト変換を必要としない単
側波帯受信機によつて本発明の上記およびその他
の目的は達成される。3つだけの波形すなわち復
調波の同相成分および直交成分ならびに検波され
たベースバンド波形−すべて単側波帯入力信号と
局部発振器から出てきたもの−を適切に処理する
ことによつて、位相誤差信号を発生することがで
きる。位相誤差信号の発生はヒルベルト変換を必
要としないから、この位相誤差信号は実算的に局
部発振器に対して時間遅延がなく、瞬時に局部発
振器の位相を調整し急速な位相ジツタを補償する
ことができる。
本発明について2つの実施態様が示される。こ
の2つの実施態様において単側波帯入力信号は最
初ヒルベルト・スピリツタを通過する。ヒルベル
ト・スプリツタは発生する信号の間に遅延を生じ
ることなく単側波帯入力信号のヒルベルト変換お
よび単側波帯入力信号のレプリカ(写し)を発生
する。ヒルベルト・スプリツタの2つの出力は局
部発振器に結合されて復調波の同相成分と直交成
分を発生する。これらの成分の発生は局部発振器
に対して遅延を生ずることなく行われる。復調波
の同相成分はベースバンド・データ波形を得るた
め検波器を通過する。
本発明の第1の実施例において、復調波の同相
成分および直交成分とベースバンド・データ波形
は結合され、位相ジツタを正確に補償する位相誤
差信号が得られる。この結合は純粋に代表的であ
り、ヒルベルト変換等の遅延の発生を伴うもので
はない。位相誤差信号は局部発振器にフイードバ
ツクされ、急速な位相ジツタに対する補償を正確
に行うため局部発振器の位相を調整する。
本発明の第2の実施絡において、復調波の同相
および直交成分とベースバンド・データ波形の結
合によつて位相誤差信号が得られる。この位相誤
差信号は実際の入力信号の位相ジツタの近似に過
ぎない。しかしながら、電話線路によるデータ伝
送で生じる特有な、値の小さい位相ジツタに対し
て、この近似は非常に効果がある。位相ジツタに
近似の位相誤差信号の発生に必要な回路は、第1
の実施例における正確な位相誤差信号の発生に要
する回路に較べると大幅に簡略化される。
2つの実施例において、単側波帯入力信号のヒ
ルベルト変換の発生に際し、単側波帯受信機入力
に遅延があることが注目される。しかしながら、
この遅延は単側波帯入力波が局部発振器によつて
復調される以前に生じる。局部発振器が復調のた
めの動作を開始する点から、局部発振器の位相が
調整される点に至るまで、各種の波形は純粋に代
数的な処理を受け、遅延をこうむることはない。
局部発振器は瞬時に補正されるので急速な位相ジ
ツタに追従する。繰り返していえば、フイードバ
ツク・ループを形成する位相誤差信号に遅延はな
い。唯一の遅延は局部発振器による復調以前に受
信機の入力端に生じるものである。
本発明を実施するための最良の方式 ア 単側波帯の変調 単側波帯信号を発生するためにベースバンド
波形を変調する各種の技術が当業者に知られて
いる。1つの方法は一般にフイルタ方式といわ
れ、フイルタを通る搬送波の周波数ωを持つベ
ースバンド波形f(t)と、その側波帯の1つ
の乗算を伴う。第2の方法は一般に位相方式と
いわれ、ベースバンド波形f(t)の同相成分
および直交成分と、周波数ωの搬送波の同相成
分および直列成分の乗算を伴う。上記のどちら
の方法においても、また他のいかなる単側波帯
方式においても、単側波帯信号は次のように表
わすことができる。
s(t)=f(t)cosωt−f^(t)sinωt ただし、s(t):単側波帯信号、f(t):ベ
ースバンド・データ波形、ω:搬送周波数、f^
(t):f(t)のヒルベルト変換通信方式につ
いて当業者によく知られているように、f(t)
のヒルベルト変換は次のように定義される。
f^(t)=−1/π∫+∞ -∞f(λ)dλ/t−λ(
2) そしてf(t)のヒルベルト変換は直観的に
入力波形の90度移相の変形とみなすことができ
る。
また、ここに記述した単側波帯信号s(t)
は下側波帯であることも、当業者に注目される
であろう。上側波帯に対しては、負の符号の代
りに正の符号が方程式(1)で使用される。側波帯
の選択は任意であるから、下記の分析では下側
波帯によるものとする。
イ 単側波帯の復調 変調の技術と同様、単側波帯入力信号を復調
する各種の技術がある。1つの方法は、受信し
た単側波帯入力信号と周波数ωの局部発振周波
数の乗算、ならびにベースバンド・データ波形
を得るための低域通過フイルタ作用を伴う。よ
く知られているように、いかなるフイルタも持
前の性質として遅延を生じる。上記の技術で
は、遅延は局部発振器による乗算の後に起こ
る。この技術の使用は位相誤差信号の瞬時発生
を妨げる。よつて上記の復調技術は本発明では
使用しない。
フイルタを使用せずに単側波帯入力信号を復
調するために、入力の単側波帯信号s(t)の
ヒルベルト変換s^(t)が最初に発生される。本
発明では、この目的のためにヒルベルト・スピ
リツタが、下記のように受信機の入力端で使用
される。単側波帯入力信号のヒルベルト変換
は、方程式(1)のヒルベルト変換を用いて数学的
に表現するこができる。ここに用いるヒルベル
ト変換の関数でよく知られているのは、たとえ
ば“IEEE Transaction on Communications
Vol.Com−20、No.6、December1972、
pp.1194−1198”のヒルベルト変換の表にリス
トされている下記の方程式である。
s^(t)=−f(t)sinωt−f^(t)cosωt (3) ヒルベルト・スプリツタはまた、発生したヒ
ルベルト変換s^(t)と同期する単側波帯信号s
(t)のレプリカ(写し)を発生する。
単側波帯信号s(t)とそのヒルベルト変換s^
(t)を同期させると、復調は下記の方程式の
ように、s(t)に局部発振器の同相成分
cosωtを乗じ、s^(t)に局部発振器の直交成分
sinωtを乗ずることによつて行われる。
x(t)=s(t)cosωt−s^(t)sinωt (4) x(t)すなわち合成された復調波の同相成
分がベースバンド・データ波形に等しいこと
は、式(1)、(3)を式(4)に代入して下記の結果を得
ることから知ることができる。
x(t)=f(t)cos2ωt−f^(t)sinωt cosωt +f(t)sin2ωt+f^(t)cosωt sinωt =f(t)(cos2ωt+sin2ωt)=f(t) (5) よつて、局部発振器後のフイルタ作用を伴わ
ない単側波帯の復調は、単側波帯入力信号をヒ
ルベルト変換し、単側波帯入力信号に局部発振
器の同相成分を乗じ、ヒルベルト変換に局部発
振器の直交成分を乗じ、そして上記の2つの積
の差をとることによつて達成することができ
る。
s(t)の直交成分y(t)を局部発振器後の
フイルタ作用を伴うことなく、下記のような類
似の方法で再生できることは注目される。
y(t)=−s(t)sinωt−s^(t)cosωt (6) 式(6)に式(1)、(3)を代入することによつて、式
(6)のy(t)はf^(t)すなわちベースバンド・
データ波形のヒルベルト変換に等しいことを示
す。
ウ 位相誤差を伴う単側波帯の復調 上記の分析は単側波帯信号に位相誤差がない
という仮定によるものであつた。しかしなが
ら、電話線路による単側波帯伝送は大きさは小
さい(±数度)が周波数の高い(たとえば180
ヘルツ)位相ジツタを生じる。上記の復調技術
における位相誤差の影響についてこれから分析
する。
位相(および周波数)のオフセツト(片寄
り)がある場合は、式(4)のωtはωt+φに置き
換えられ、式(4a)が得られる。
x(t)=s(t)cos(ωt+φ) −s¨(t)sin(ωt+φ) (4a) 式(4a)の右辺の項s(t)、s^(t)に式(1)、
(3)を代入して式(5)で行なつたように展開するこ
とによつて、復調した単側波帯の波形の同相成
分に対する下記の方程式を得る。
x(t)=f(t)cosφ+f^(t)sinφ (5a) 復調波の同相成分x(t)は位相誤差により、
もはやベースバンド波形f(t)に等しくない
ことがわかる。単側波帯信号の復調波の直交成
分についても、上記と同様な方法によつて下記
の方程式が得られる。
y(t)−f(t)sinφ+f^(t)cosφ (6a) エ 遅延を伴わない位相誤差 復調に際して復調波の同相成分x(t)と復
調波の直交成分y(t)の値は分かつている。
ベースバンド・データ波形f(t)の値は、x
(t)を検波器を通過させることによつて復調
波の同相成分x(t)から得ることができる。
当業者によく知られている検波器について、
さらに深く述べる。復調と検波の結果、x
(t)、y(t)およびf(t)の値は局部発振器
に遅延を生じることなく得られる。式(5a)、
(6a)を調べると、位相誤差φの値を得るため
には、f^(t)の値が必要なのであることが分か
る。前に述べたように、f^(t)すなわちベース
バンド・データ波形f(t)のヒルベルト変換
は遅延を必要する。φを得るのにこのような遅
延を生じることは、φが急速な位相ジツタに追
従することを妨げる。これが上記の米国特許第
3675131号において出会う問題である。f^(t)
の値はφを決定するため必要であるが、遅延な
しにf^(t)の値を得ることはできない。φが決
定され局部発振器にフイードバツクされた時点
では、局部発振器の位相誤差を補正するのに間
に合わない。
急速な位相ジツタに追従するためには、φの
値は遅延を発生することなく得られなければな
らない。これはf^(t)の発生を不可能にする。
しかしながら、φは次の方法によつてf^(t)の
値を知ることなく得ることができる。式
(5a)、(6a)の項の配列を下記のように変更す
る。
f^(t)sinφ=x(t)−f(t)cosφ (5b) f^(t)cosφ=y(t)+f(t)sinφ (6b) 式(5b)を式(6b)で割ると次のようにな
る。
sinφ/cosφ=x(t)−f(t)cosφ/y(t)
+f(t)sinφ(7) 式(7)の分母を取り払い、三角関数の公式
sin2φ+cos2φ=1を適用すると次の式が得られ
る。
y(t)sinφ+f(t)=x(t)cosφ (8) 式(8)からはf^(t)が取り除かれているから、
望ましくなり遅延を伴うヒルベルト変換を取り
出す必要は除去されたのである。繰り返して言
うと、f^(t)はφの計算から完全に取り除かれ
たのである。
式(8)をφについて解くことができる。式(8)の
両辺を2乗し、cos2φを1−sin2φに置き換えて
項の配列を変更することにより、下記のsinφの
2次方程式が得られる。
〔{x(t)}2+{y(t)}2〕sin2φ +2y(t)f(t)sinφ+{f(t)}2−{x
(t)}2=0 (9) 式(9)をsinφ(さらにsinφをφ)について解け
ば次の結果が得られる。
φの解は2つの値、すなわち式(10)の平方根の
項が正負の符号を持つことによつて2つの値を
有することが注目される。どちらの値も位相誤
差信号として使用可能である。しかしながら、
位相ジツタにより正確に追尾するためには、2
つの値のうち小さい方がよいと思う。たとえ
ば、x(t)、y(t)およびf(t)の特定の値
に対する解として、φの2つの値を発生させて
両者の大きさを比較することによつて、小さい
方の値を得ることができる。代りに、式(10)の平
方根の項の符号を、x(t)、y(t)およびf
(t)を互いに乗ずるときに得られる符号に対
応するように選び、常にφの値の小さい方を得
ることができる。
オ 位相誤差信号の近似値の決定 式(10)によつて与えられる位相誤差信号φの値
は、もつぱら既知のx(t)、y(t)およびf
(t)の値の代数的処理によつて遅延を生じる
ことなく発生することができる。しかしなが
ら、式(10)の関数を発生させるための回路はかな
り複雑であることが認められる。低価格の単側
波帯受信機の設計においては、式(10)の関数を発
生せずにx(t)、y(t)およびf(t)から位
相誤差φを発生させることが望ましい。
代表的な位相ジツタの特性を考慮することに
よつてφの表現を簡単にすることができる。既
に述べたように、電話線路の代表的な位相ジツ
タは、急速(たとえば、180ヘルツ程度)では
あるが、小さい(たとえば、±数度)。代表的な
φの値がわずか数度であるという事実を利用し
て、簡単になつたφの表現を得ることができ
る。式(8)は次のように配例を変更することがで
きる。
sinφ=x(t)cosφ−f(t)/y(t) (11) 当業者によく知られているように、角φが小
さいとき sinφφ;cosφ1 (12) これらの関係を式(11)に置き換えると次式を得
る。
φx(t)−f(t)/y(t)(13) この関数は減算と除算の回路によつて実行す
ることができる。
式(8)は既述の他の式と組合せ、その結果に式
(12)の均似値を置き換えて、φを簡単な別の表現
で表わすことができる。φがf(t)、y(t)
およびx(t)の関数として表現される限り、
φは遅延なしに得ることができる、急速な位相
ジツタは追従可能である。
本発明の第1の実施例を用いる単側波帯受信機 第1図は本発明の第1の実施例を用いる単側波
帯受信機を図解する。単側波帯受信機はヒルベル
ト・スプリツタ11、倍率器12−14、局部発
振器16、総和器17,18、検波器19および
関数発生器20から成る。
単側波帯入力信号s(t)はヒルベルト・スプ
リツタ11の入力端で受信される。ヒルベルト・
スプリツタ11は単側波帯入力波s(t)のヒル
ベルト変換s^(t)と入力波s(t)自体を出力す
る。s(t)とs^(t)は同期している。すなわち
ヒルベルト・スプリツタ11の出力端においてs
(t)とs^(t)の間に遅延はない。
当業者によく知られているように、ヒルベルト
変換の発生は必ず遅延を必要とする。s(t)とs^
(t)の間に時間遅延を与えないため、s(t)は
s^(t)の発生に必要な時間に等しい時間だけヒル
ベルト・スプリツタ11の内部で遅延される。
第1図の実施例において、ヒルベルト・スプリ
ツタ11は受信機の入力端に置かれており、局部
発振器後のフイードバツク・ループ内ではない。
ヒルベルト・スプリツタによつて生じた遅延は局
部発振器後の位相誤差を調整するフイードバツ
ク・ループの動作に影響しない。当業者によく知
られているように、ヒルベルト・スプリツタ11
は90度移相器とそれに並列な遅延線から成る。本
発明の目的に対し、どんな形式のヒルベルト・ス
プリツタでも使用可能である。
局部発振器16は水晶発振器、正弦波発振器、
ROM(読取り専用メモリ)テーブル索引等から
成る。局部発振器16は、第1図でcos(ωt+φ)
で表わされる搬送周波数ωの同相成分と、sin(ωt
+φ)で表わされる搬送周波数ωの直交成分の2
つの出力を持つている。遅延した単側波帯入力信
号s(t)とヒルベルト変換s^(t)から、入力単
側波帯信号の復調波の同相成分x(t)と直交成
分y(t)を得るため、いろいろな入力波に対す
る適切な乗算と総和が乗算器12,13,14,
15と総和器17,18によつてそれぞれ実行さ
れる。その詳細については次に記述する。
入力単側波帯信号の復調波の同相成分x(t)
の発生は下記のとおりである。局部発振器16の
出力の同相成分と単側波帯入力信号は倍率器13
で乗算され、乗算器13の出力にs(t)cos(ωt
+φ)を生じる。局部発振器の出力の直交成分と
単側波帯入力信号のヒルベルト変換は乗算器14
で乗算され、乗算器14の出力にs^(t)sin(ωt+
φ)を生じる。乗算器14の出力はその後総和器
18によつて乗算器13の出力から引かれ、総和
器18の出力に復調波の同相成分x(t)を生じ
る。x(t)の値は式(4a)によつて与えられ
る。
x(t)は単に乗算と減算の動作によつて発生
されるから、ヒルベルト・スプリツタ11におい
て局部発振器前の遅延はあるけれども、局部発振
器後の遅延は存在しない。よつて、入力単側波帯
信号の復調波の同相成分x(t)は局部発振器1
6から見て遅延なしで発生される。
入力単側波帯信号の復調波の直交成分y(t)
の発生も上記の類似の方法で行われる。単側波帯
入力信号と局部発振器出力の直交成分は乗算器1
5で乗算され、乗算器15の出力にs(t)sin
(ωt+φ)を生じる。単側波帯入力信号のヒルベ
ルト変換と局部発振器16の出力の同相成分は乗
算器12で乗算され、乗算器12の出力にs^(t)
cos(ωt+φ)を生じる。乗算器12,15の出
力はその後総和器17によつて合計され反転され
て、総和器17の出力に復調波の直交成分y(t)
を生じる。y(t)の値は式(6)によつて与えられ
る。入力単側波帯信号の復調波の直交成分の発生
は、単に乗算と加算によつて行われるから、復調
波の直交成分y(t)と局部発振器16の間に遅
延は生じないことが注目される。
復調波の同相成分x(t)からベースバンド・
データ波形f(t)の発生は、検波器19によつ
て達成される。2進データの信号に対して検波器
19は、雑音で変形した同相成分x(t)から正
しい値f(t)を決定するため、x(t)の値を理
想的な2進信号の限界値と比較する決定回路とな
る。別な表現をすれば、検波器はx(t)の実際
の値を限界値と比較してx(t)が持つていたは
ずの値を決定する。それがf(t)の値である。
たとえば、単側波帯データ伝送システムにおい
て、2進の1は+1ボルト、2進のゼロ(0)は
−1ボルトとすると、f(t)の値は+/−1ボ
ルトである。仮にx(t)の現在の値が+1.1ボル
トとすると、x(t)を限界値(0ボルト)と比
較し、ベースバンド・データの値として+1ボル
トが検出される。反対に、x(t)の値が−0.9ボ
ルトであると仮定すると、x(t)を限界値(0
ボルト)と比較し、ベースバンド・データの値と
して−1ボルトが検出される。ベースバンド・デ
ータ波形f(t)を復調波の同相成分から検出す
るとき遅延は生じないことが注目される。
検波器19が正しく動作するためには入力単側
波帯信号の振幅はその間ずつと安定していなけれ
ばならないことが当業者に理解されている。もし
単側波帯入力波の振幅が変れば、x(t)の振幅
も変り、検波器19は時間によつて変化しない限
界値を用いるx(t)の値について正しい決定を
することができない。x(t)の振幅は検波器1
9が動作する限界値から見て安定でなければなら
ない。
しかしながら、電話線路によつて伝送されるデ
ータの利得の大きさは元来安定していることが注
目される。よつて検波器19は常に正しく動作す
るであろう。入力単側波帯信号が振幅不安定とな
る場合には、安定した振幅を維持するため受信機
のヒルベルト・スプリツタ11よりも前に利得制
御回路を挿入することが可能である。
これまでの説明で復調波の同相成分x(t)、直
交成分y(x)および検波されたベースバンド・
データ波形f(t)はそれぞれ、総和器18、総
和器17および検波器19の出力端に発生してい
る。x(t)、y(t)およびf(t)はいずれも局
部発振器16に対して位相遅延なしに発生したの
である。x(t)、y(t)およびf(t)は代数的
に結合され位相誤差信号を発生することができ
る。上記の米国特許第3675131号では、位相誤差
信号を得るためにf(t)のヒルベルト変換を必
要としたことが思い出される。f(t)のヒルベ
ルト変換の発生には遅延を伴つたので、位相誤差
信号は局部発振器に対して位相遅延であり急速な
位相ジツタに追従することが不可能であつた。
これに対し、関数発生器20は位相誤差信号φ
を発生するためにヒルベルト変換f^(t)を発生す
る必要がない。関数発生器20は式(10)によつて与
えられるφの小さい値に対する式を発生する。こ
の関数は加減乗除および2乗根の計算式によつて
純粋に代数的に発生される。こうして位相誤差信
号φはx(t)、y(t)およびf(t)に対し遅延
なしに発生することができる。関数発生器20の
機能は総和器、乗算器、除算器、2乗器、2乗根
器の回路を集積して遂行させるか、またはROM
に記憶させたテーブル索引によりデイジタル的に
遂行させる。代数関数を発生するためのアナログ
およびデイジタル回路については当業者によく知
られているので、ここでは記述しない。
関数発生器20の位相誤差信号出力はフイード
バツク回路によつて局部発振器16に印加され
る。局部発振器16の発振は位相誤差信号の大き
さによつて調整され、局部発振器16を急速な位
相ジツタを持つ単側波帯入力信号s(t)に同期
させる。局部発振器の位相を位相誤差信号によつ
て調整する技術は、当業者によく知られている。
第1図の回路は、位相誤差信号を発生しそれを
局部発振器にフイードバツクするのに遅延を伴わ
ないから、急速な位相ジツタに追従することが注
目される。局部発振器後のフイードバツク・ルー
プ全体すなわち、乗算器12−15、総和器1
7,18、検波器19、および関数発生器20に
おいて、処理はすべて純粋に代数的であり、遅延
を伴わない。第1図における唯一の遅延はヒルベ
ルト・スプリツタ11によるものであり、局部発
振器16による復調以前に起きる。
本発明の第2の実施例を用いる単側波帯受信機 第1図の回路は急速な位相ジツタに正確に追従
できるが、関数発生器は必然的に複雑で高価なも
のになることが知られている。既に分析したよう
に、位相ジツタの幅は小さいすなわち±数度であ
るという事実を利用して、位相誤差信号の発生を
簡単にすることができる。この仮定により位相誤
差信号の近似式は式(13)によつて与えられる。
この近似式は電話線路によるデイジタル・データ
伝送で一般に生じる小さな位相誤差に対して極め
て正確である。
第2図の回路は位相誤差信号として式(13)を
発生する。ヒルベルト・スプリツタ11、乗算器
12−15、局部発振器16、総和器17,18
および検波器19を経由する復調波の同相成分x
(t)、直交成分y(t)およびベースバンド・デ
ータ波形f(t)は第1図の場合と全く同じであ
る。したがつて、第2図の回路の分析は、x
(t)、y(t)およびf(t)の信号それぞれにつ
いて総和器17,18および検波器19の出力端
から行う。総和器22において、検波器19の出
力すなわちベースバンド・データ波形f(t)を、
総和器18の出力すなわち復調波の同相成分x
(t)から引き、出力として関数x(t)−f(t)
を得る。除算器21において、総和器22の出力
すなわち関数x(t)−f(t)を、総和器17の
出力すなわち復調波の直交成分y(t)で割り、
関数{x(t)−f(t)}/y(t)を得る。除算
器21の出力は位相誤差信号であり、第1図につ
いて述べたように局部発振器16にフイードバツ
クされる。
結 論 第1,2図は急速な位相ジツタを受けやすい単
側波帯信号を復調するための2つの受信機につい
て開示した。第1図の受信機はより複雑で急速な
位相ジツタを正確に補償する。第2図の受信機は
より簡単で急速な位相ジツタに対し近似的にのみ
補償することができる。しかしながら、位相ジツ
タの値が小さいという特徴がある場合には、簡単
になつた第2図の回路によつて与えられる近似的
な補償によつてすぐれた結果がもたらされる。
両方の受信機は、局部発振器16の後のフイー
ドバツク・ループすなわち、局部発振器16の出
力が単側波帯入力信号に印加される点から、単側
波帯入力信号の位相ジツタが計算され、位相ジツ
タに対する補正値が局部発振器16に印加される
点までにおいて遅延が生じないから、急速な位相
ジツタに追従する。受信機における唯一の遅延は
ヒルベルト・スプリツタ11における遅延であ
る。この遅延は局部発振器の前の段階で生ずるか
ら、局部発振器以後のフイードバツク・ループの
動作に影響しない。
局部発振器以後のフイードバツク・ループの構
成要素はすべて代表的な機能たとえば乗算、加算
等の機能を実行するから、このフイードバツク・
ループに遅延はない。もちろん、どんな物理的回
路素子も、それが代数関係によつて数学的に表わ
されるといつても、微小な遅延を生じる一因にな
る。第1,2図において、そのような遅延の総和
は局部発振器の単一の振動に比較すれば非常に小
さい。したがつて、ジツタに対する位相誤差信号
の発生は急速に行われ、その単側波帯入力信号が
通過する前に局部発振器を調整することができ
る。回路素子によつて生じる遅延が局部発振器の
発振周波数の周期に匹敵する大きさであれば、位
相誤差信号が得られる時までには局部発振器は次
の発振周期に入り、前の発振における位相ジツタ
はもはや補正不可能である。たとえば、ヒルベル
ト変換が局部発振器後のフイードバツク・ループ
内で発生しなければならなかつたならば、その結
果生じる遅延は局部発振周波数の周期の何倍にも
なるであろう。したがつて位相誤差信号が発生す
るまでに、局部発振器は何サイクルも発振してお
り、最初の位相誤差の補正は不可能となる。
本発明に関する別の実施態様が当業者に思いつ
かれるであろう。φに関するどのような代数関数
にも、それが式(8)から出るものであつてもなくて
も、またその値が正確であつても近似値であつて
も、急速な位相ジツタを追従するための位相誤差
信号の発生に利用することができる。遅延は、そ
れが局部発振器以後のフイードバツク・ループ外
で生じるという条件を満たすなら、受信機内で生
じてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかわる単側波帯受信機の第
1の実施例のブロツク・ダイヤグラムである。第
2図は本発明にかかわる単側波帯受信機の第2の
実施例のブロツク・ダイヤグラムである。 11……ヒルベルト・スプリツタ、12……乗
算器、13……乗算器、14……乗算器、15…
…乗算器、16……局部発振器、17……総和
器、18……総和器、19……検波器、20……
関数発生器、21……除算器、22……総和器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 単側波帯信号を受取つて該単側波帯信号
    をヒルベルト変換した信号である第1の信号及
    び該ヒルベルト変換に要する時間だけ遅延され
    た上記単側波帯信号である第2の信号を生成す
    る手段と、 (b) 局部発振器を用いて上記第1の信号及び第2
    の信号に基づき上記受信された単側波帯信号の
    復調された同相成分及び直角成分を生成すると
    共にそのベースバンド信号を生成する手段と、 (c) 上記復調された同相成分及び直角成分ならび
    にそのベースバンド信号を代数的に処理するこ
    とにより位相ジツタ補正のための位相誤差信号
    を生成しこれを上記局部発振器にフイードバツ
    クする手段と を有することを特徴とする単側波帯信号受信装
    置。
JP56166542A 1980-12-29 1981-10-20 Single side band input wave receiver Granted JPS57125559A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/221,151 US4397039A (en) 1980-12-29 1980-12-29 Instantaneous phase tracking in single sideband systems

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57125559A JPS57125559A (en) 1982-08-04
JPS644707B2 true JPS644707B2 (ja) 1989-01-26

Family

ID=22826565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56166542A Granted JPS57125559A (en) 1980-12-29 1981-10-20 Single side band input wave receiver

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4397039A (ja)
EP (1) EP0055373B1 (ja)
JP (1) JPS57125559A (ja)
DE (1) DE3168531D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573107U (ja) * 1992-03-04 1993-10-05 株式会社日本アルミ 伸縮継手

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4462114A (en) * 1980-07-02 1984-07-24 Motorola, Inc. Signum signal generator
US4509135A (en) * 1980-07-02 1985-04-02 Motorola, Inc. Cosine signal correction circuit
US4531224A (en) * 1983-06-23 1985-07-23 Motorola, Inc. Low signal-to-noise ratio symbol synchronizer
GB2174576B (en) * 1985-04-29 1989-06-28 Plessey Co Plc Improvements in or relating to receivers
EP0213222B1 (de) * 1985-08-27 1989-03-29 Deutsche ITT Industries GmbH Fernsehtonempfangsschaltung für mindestens einen in einem HF-signal enthaltenen Tonkanal
DE3815055A1 (de) * 1988-05-04 1989-11-16 Standard Elektrik Lorenz Ag Quadratur-empfaenger
JPH0716206B2 (ja) * 1988-08-05 1995-02-22 日本電気株式会社 信号検出器
US4871974A (en) * 1988-12-23 1989-10-03 International Business Machines, Corp. Coherent phase shift keyed demodulator
US4943982A (en) * 1989-05-01 1990-07-24 Motorola, Inc. Baseband carrier phase corrector
GB2256485B (en) * 1991-06-01 1995-01-11 Secr Defence Signal classification by broadband spectral measurement
US5910950A (en) * 1996-08-16 1999-06-08 Lucent Technologies Inc. Demodulator phase correction for code division multiple access receiver
TW559668B (en) 1999-02-08 2003-11-01 Advantest Corp Apparatus for and method of measuring a jitter
US7532682B1 (en) 2002-11-27 2009-05-12 Schell Stephan V Quadrature modulation without carrier
CN101442365B (zh) * 2007-11-20 2012-07-25 富士通株式会社 相位偏差估计器、相干接收机和相位偏差估计方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2943193A (en) * 1958-05-27 1960-06-28 John K Webb Synchronous detection system
FR1356380A (fr) * 1963-02-13 1964-03-27 Csf Dispositif de commande automatique de fréquence
US3286183A (en) * 1963-05-06 1966-11-15 Collins Radio Co Single sideband carrier receiver system which produces an accurately phased carrier injection signal
US3518680A (en) * 1967-10-02 1970-06-30 North American Rockwell Carrier phase lock apparatus using correlation between received quadrature phase components
US3701948A (en) * 1970-09-17 1972-10-31 North American Rockwell System for phase locking on a virtual carrier
US3675131A (en) * 1971-01-15 1972-07-04 Ibm Coherent single sideband phase locking technique
US4028626A (en) * 1973-01-18 1977-06-07 Hycom Incorporated Digital data receiver with automatic timing recovery and control
US3971996A (en) * 1973-01-18 1976-07-27 Hycom Incorporated Phase tracking network
US3878468A (en) * 1974-01-30 1975-04-15 Bell Telephone Labor Inc Joint equalization and carrier recovery adaptation in data transmission systems
JPS5394814A (en) * 1977-01-31 1978-08-19 Toshiba Corp Phase variation compensating system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573107U (ja) * 1992-03-04 1993-10-05 株式会社日本アルミ 伸縮継手

Also Published As

Publication number Publication date
EP0055373A1 (en) 1982-07-07
DE3168531D1 (en) 1985-03-07
EP0055373B1 (en) 1985-01-23
US4397039A (en) 1983-08-02
JPS57125559A (en) 1982-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3581448B2 (ja) スペクトラム拡散通信装置
US4464770A (en) Synchronous radio or television receiver with analog high frequency section followed by digital low frequency section
US4922506A (en) Compensating for distortion in a communication channel
EP2120347A1 (en) Phase noise correction device and its method
US5134630A (en) Method and apparatus for transparent tone-in-band transmitter, receiver and system processing
JPS644707B2 (ja)
EP0533208A2 (en) PSK demodulator with feedback circuit for correcting phase and freqency errors
US4054838A (en) QAM phase jitter and frequency offset correction system
US3675131A (en) Coherent single sideband phase locking technique
US3175155A (en) Submodulation systems for carrier re-creation and doppler correction in single-sideband zero-carrier communications
US5200977A (en) Terminal unit apparatus for time division multiplexing access communications system
US5090027A (en) Coherent PSK demodulator with adaptive line enhancer
US4614910A (en) Quarternary differential PSK demodulator
RU2192101C2 (ru) Способ квадратурного приема частотно-манипулированных сигналов с минимальным сдвигом
JP3388079B2 (ja) 受信装置
JP3537738B2 (ja) クロック再生回路
JP2765601B2 (ja) 復調回路
EP0772932B1 (en) Method and device for phase-modulated signals
US6285721B1 (en) Method for assisting simple synchronization to the carrier of a dispersed-energy QPSK signal
JPH11112591A (ja) 自動周波数制御方式
JP4458548B2 (ja) Am受信装置及びam受信方法
EP0392792B1 (en) Methods and apparatus for transparent tone-in-band transmitter, receiver and system processing
EP2797225B1 (en) Method of and apparatus for demodulating an amplitude modulated signal
KR860000232B1 (ko) 양립식 am스테레오 방송 시스템
JPH06105898B2 (ja) 干渉補償回路