JPS643661Y2 - - Google Patents

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JPS643661Y2
JPS643661Y2 JP6636982U JP6636982U JPS643661Y2 JP S643661 Y2 JPS643661 Y2 JP S643661Y2 JP 6636982 U JP6636982 U JP 6636982U JP 6636982 U JP6636982 U JP 6636982U JP S643661 Y2 JPS643661 Y2 JP S643661Y2
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JP
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workpiece
coordinate system
camera
robot hand
robot
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JP6636982U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、工業用ロボツトに関し、特にロボ
ツトハンドに把持されたワークをつねに正規の位
置姿勢に保持する工業用ロボツトに関する。
従来の工業用ロボツトでは、ロボツトハンドに
より把持したワークの位置姿勢を一定に保持する
ために、例えばロボツトハンドのグリツパーがワ
ークを保持する形状に加工されたものが実用に供
されている。しかし、このようなロボツトハンド
では特定のワークに使用されるので、ロボツトハ
ンドの汎用性に劣る欠点があつた。また、ワーク
の所定の箇所に嵌合孔を設け、その嵌合孔にガイ
イドピンを挿入して位置決めを行うようにした工
業用ロボツトもあるが、ワークに嵌合孔を穿設す
ることを要し、またそのような嵌合孔を設けると
ロボツトハンドの汎用化の妨げになる。
この考案は、上述の点に鑑み、一つのロボツト
ハンドであらゆるワークを正規の位置姿勢に保持
でき、ロボツトハンドの汎用性を高める工業用ロ
ボツトを提供することを目的とする。
この考案は、要約すれば、 ロボツトハンドに基準座標系を与えておき、カ
メラで撮像されたワークの座標系とその基準座標
系とのズレを制御装置によつて検出し、そのズレ
に基づいてワークの座標系を基準座標系に一致さ
せることによつて、ワークを正規の位置姿勢に保
持するようにしたことを特徴とする。
そして、この考案によれば、 単にワークを保持するだけのロボツトハンドに
よつて広範な種類のワークに対しその位置姿勢を
制御できるから、ロボツトハンドの汎用性を高め
るとともに、工業用ロボツトの適用範囲を拡大す
る利点を有する。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの考案の実施例に係る工業用ロボツ
トの制御装置を示すブロツク図、第2図は同工業
用ロボツトにおけるロボツトハンド2とカメラ3
との位置関係を示す配置図である。この実施例の
工業用ロボツトは、可動腕6にロボツトハンド2
が取り付けられた本体1と、所定位置に固定して
設置され、ロボツトハンド2より把持されたワー
ク4を撮像するカメラ3と、カメラ3からの画像
信号を基にワークの位置姿勢制御を行う制御装置
とを有する。本体1には、ロボツトハンド2を駆
動する駆動機構が内蔵されている。また、ロボツ
トハンド2は可動腕6に回転自在に連結され、そ
してワーク4を把持する一対の可動フインガー7
を備える。
前記制御装置は、ロボツトハンド2にあらかじ
め基準座標系XH,YH,ZH(原点OH)を与え、そ
の基準座標系からみたワークの座標系XW,YW
ZWの位置姿勢を測定し、それらの座標系のズレ
を解消しワークの座標系を基準座標系に一致する
ように制御するためのものである。そして、この
制御装置は、画像データの処理を行いワーク姿勢
制御信号を出力する画像処理プロセツサ12、ワ
ーク姿勢制御信号に基づき可動腕6の変位量を制
御するロボツト制御システム13、画像処理プロ
セツサ12にバスラインを介して接続された画像
メモリ11および線画化回路10、カメラ3にビ
デオアンプ8を介して接続され線画化回路10に
2値化データを出力する比較器9を有する。比較
器9はカメラ3による画像信号をビデオアンプ8
を介して導入し、画像データを2値化するための
ものである。線画化回路10は比較器9からの2
値化データに対し、水平および垂直方向に関する
論理演算を実行し、ワークと背景との線画化を行
う、周知の回路である。線画化回路10によつて
得られた線画化データはバスラインを介してダイ
レクトメモリアクセスによつて画像メモリ11に
転送される。ここで、比較器9および線画化回路
10は、処理時間短縮のためにハードウエアによ
つて構成されている。
画像処理プロセツサ12には、ワークの座標系
を基準座標系に変換する位置姿勢制御プログラム
が内蔵され、また、その位置姿勢制御プログラム
には、ワークの座標系を視覚認識によつて求める
アルゴリズムが含まれている。このアルゴリズム
は、例えば第4図Aに示すように直方体のワーク
4であれば、画像データの線画化によつてワーク
4の側辺AB,ADのそれぞれに対応したワーク
座標系のZW軸、XW軸を抽出し、その交点Aを座
標系の原点OWとする内容である。但し、第4図
において、紙面をX−Z平面とし、また紙面に垂
直な方向をY軸としている。
画像メモリ11に含まれる領域を第3図に示
す。領域MAは前記線画化データを記憶する領域
である。領域MH,MF,MG,MEは、それぞ
れ、第5図に示すように、カメラ3の撮像範囲1
4に設定した二次元のカメラ座標系(原点OC
のh−v平面内におけるワーク4の左上部の位置
姿勢を表す座標H(Hh,Hv),F(Fh,Fv),G
(Gh,Gv),E(Eh,Ev)の座標データを記憶する
領域である。領域M1,M2は、前記アルゴリズム
によつて求められるワーク4の側辺の式に関する
データを記憶する領域である。また、領域MP1,
MP2は、第4図Bに示すように、基準座標系の
原点OHを基準とするワークの座標系の原点OW
での位置ベクトルP→の各成分を記憶する領域であ
る。同様に、第4図Bに示すように領域Mθは、
基準座標系のXH−ZH平面に対するワーク座標系
のXW−ZW平面の回転角θを記憶する領域であ
る。
次に、この工業用ロボツトにおけるワークの位
置姿勢制御動作を説明する。
以下、前記の直方体のワーク4を一例として説
明する。第2図に示したように、ロボツトハンド
2によつて把持されたワーク4はカメラ3の前方
に移動される。このとき、ロボツトハンド2は、
ワーク4の左上部がカメラ3に撮像される撮像範
囲14内に入る位置に停止される。ここで、この
停止位置にて、ワーク4は、第2図で示したよう
に、正規の位置姿勢4aと異なる位置姿勢にある
とする。そして、第4図Bに示した位置ベクトル
P→と回転角θを第6図のアルゴリズムにしたがい
求める。まず、ステツプn1(以下、ステツプniを
niという。)にて、カメラ3によつて撮像された
入力画像データの2値化が比較器9により行われ
更に、n2にて線画化回路10による線画化が行
われる。前述したように、この2値化と線画化
は、ハードウエアにて行われる。これは処理速度
を上げリアルタイム処理を実行するためである。
また、ワーク4は、カメラ3の撮像範囲14内に
第5図に示したように撮像されているとする。第
5図において、カメラ座標系(原点OC)の縦軸
vとワーク4の側辺ADとの交点Hの座標(Hh
Hv)を読み込み領域MHに格納する。また、カ
メラ座標系の境界と側辺ADの交点Fの座標
(Fh,Fv)を読み込み領域MFに格納する。これ
らのデータから下式で示す直線HFの式を求め
る。
(Hh−Fh)(v−Hv) =(Hv−Fv)(h−Hh) 更に、上式をhとvの一次結合に変換する。こ
の変換した式を下式で表す。
A1h+B1v=C1 …(1) 但し、A1=Hv−Fv,B1=Hh−Fh, C1=HhFv−HvFh
この(1)式の係数A1,B1、および定数項C1を領
域M1に格納し、直線HF、すなわち直線ADの視
覚認識を完了する(n3)。同様に、側辺ABとh
軸との交点Gの座標(Gh,Gv)および側辺ABと
撮像範囲の境界との交点Eの座標(Eh,Ev)を
領域MG,MEに格納し、それらのデータから直
線GEの一次結合の式を求める。そして、その一
次結合の係数A2,B2および定数項C2を領域M2に
格納し、直線ABの視覚認識を完了する(n4)。
n5にて、領域M1,M2から係数A1,B2,A2
B2、定数項C1,C2を読み込み、直線AFとAE、
すなわ直線ADとABとの交点Aを計算する。こ
の計算は2直線の交点を求める公式を用いて行わ
れ、求めた座標を(ah,av)とする。次に、この
A点の座標、すなわち、ワークの座標系の原点
OWと、基準座標系の原点OHとを結ぶ位置ベクト
ルP→の成分を求める。第4図Bに示したように、
原点OHを基準とする位置ベクトルP→(PX,O,
PZ)の成分PX,PZは下式で求められる。
但し、Mはカメラ3の撮像系における撮像倍率
であり、座標(POX,POZ)は基準座標系の原点
OHからみたカメラ座標系の原点OCの位置を示す。
また、ワークの座標系のXW−ZW平面の基準座
標系に対する回転角は直線ADの式(1)の係数A1
B1から下式でもつて求められる(n6)。
θ=tan-1A1/B1 …(3) 上記(2),(3)式で示した、ズレ量を表すPX,PZ
θの値はそれぞれMP1,MP2,Mθに格納され
る。そして、平行移動量PX,PZおよび回転角θ
に関するワーク位置姿勢制御信号がロボツト制御
システム13に伝送される(n7)。ロボツト制御
システム13はこれらの制御信号を受け、本体1
に、X−Z平面の平行移動とY軸まわりの回転運
動を指令し、ワークの座標系が基準座標系に一致
するよう前記ズレ量が解消されて、ワークは正規
の位置姿勢に保持される。
なお、ワーク4を直方体としたが、曲線を有す
るワークであつても、ワークの座標系を特定でき
る部分を撮像することによつて位置姿勢制御を行
える。
上述のように、広範な種類のワークに対し、一
つの通常のロボツトハンドを用いて精度よく位置
姿勢制御が行え、ロボツトハンドの汎用性が高め
られるとともに、それだけロボツトの適用範囲が
拡大される。更に、カメラの撮像範囲は、ワーク
の正規の位置姿勢とのズレをカバーできる程度で
よいから、カメラとワークとの距離を短くしてそ
の撮像範囲を狭くすることが可能となり、したが
つて画素数を増すことなく測定精度が上げられ
る。またロボツトバンドの位置姿勢を固定するこ
とによりカメラ1台でワークの把持状態を認識で
き、構成が簡素化される。
この考案において、ロボツトハンドを適当に回
転させ、複数角度から撮像した画像を入力するこ
とにより、三次元立体視をカメラ1台で行え、か
つより高精度な位置姿勢制御を行える。また、軽
量なカメラまたは光フアバーをロボツトハンドに
一体に固定することにより、ロボツトハンドを所
定位置に移動させず、ワークの位置ズレをロボツ
トハンドがワークを把持した時点で測定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である工業用ロボツ
トの制御装置を示すブロツク図、第2図は同工業
用ロボツトのロボツトハンドとカメラとの位置関
係を示す配置図、第3図は同制御装置の画像メモ
リ11の領域を示す図、第4図AおよびBは同工
業用ロボツトにおいて与えられた基準座標系とワ
ークの座標系との関係を示す図、第5図は同工業
用ロボツトのカメラの撮像範囲を示す図、第6図
は同制御装置のアルゴリズムを示すフローチヤー
トである。 1……本体、2……ロボツトハンド、3……カ
メラ、8……ビデオアンプ、9……比較器、10
……線画化回路、11……画像メモリ、12……
画像処理プロセツサ、13……ロボツト制御シス
テム、14……(カメラ3の)撮像範囲。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークを把持するロボツトハンドと、前記ロボ
    ツトハンドによつて把持されたワークの位置姿勢
    を撮像するカメラと、前記ロボツトハンドにあら
    かじめ与えた基準座標系に対する、前記カメラで
    撮像されたワークの座標系のズレを検出し、その
    ズレに基づいて前記ワークの座標系を前記基準座
    標系に一致するように制御する制御装置とを有す
    る工業用ロボツト。
JP6636982U 1982-05-06 1982-05-06 工業用ロボツト Granted JPS58169987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6636982U JPS58169987U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 工業用ロボツト

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JP6636982U JPS58169987U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 工業用ロボツト

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Publication Number Publication Date
JPS58169987U JPS58169987U (ja) 1983-11-12
JPS643661Y2 true JPS643661Y2 (ja) 1989-01-31

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ID=30076247

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2596913B2 (ja) * 1985-06-21 1997-04-02 シャープ株式会社 半導体ペレットの位置決め装置
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JPS58169987U (ja) 1983-11-12

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