JPS642176Y2 - - Google Patents

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JPS642176Y2
JPS642176Y2 JP14984279U JP14984279U JPS642176Y2 JP S642176 Y2 JPS642176 Y2 JP S642176Y2 JP 14984279 U JP14984279 U JP 14984279U JP 14984279 U JP14984279 U JP 14984279U JP S642176 Y2 JPS642176 Y2 JP S642176Y2
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JP
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input
pen
tip
detection plate
magnetic
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JP14984279U
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JPS5667540U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力装置に関するものである。更に詳
細に言えば、検出板に入力ペン内部に収納した磁
界発生部の磁界の作用を与えることにより入力を
行う入力装置に関するものである。
近時、漢字プリンタの登場とともに、多種類の
漢字を高速に入力する必要性が生じた。これに答
えるための一手法として、ペンタツチ方式による
情報入力装置が考案された。ペンタツチ方式によ
る一例として、情報板に発光ダイオード素子をマ
トリツクス状に配置し、発光ダイオード素子を順
次走査発光せしめてこれを入力ペン内部に設けら
れた受光素子にて光結合により検出し、入力情報
を識別する装置がある。しかし、この装置におい
ては情報板あるいは入力ペンの汚れによつても光
結合の度合いが影響を受けるので、正常な情報入
力動作に支障をきたす場合がある。
また、マトリツクス状に配置した電線に順次電
圧を印加し、印加電圧を入力ペン先端に設けた電
極にて静電結合により検出し、入力情報を識別す
る入力装置があるが、湿度の変化によつて静電結
合力に変化を生じ、誤動作を招く事がある。
以上に説明した光結合、静電結合方法による入
力装置はともに、情報の検出部が入力ペンに存在
しているため入力ペン内部で発生する情報検出信
号を装置本体に帰還するための電線、及び入力ペ
ン内部に存在する情報検出部に電源を供給するた
めの電線が入力ペンと装置本体間に必要である。
入力ペンに附随する前記電線は操作上の邪魔にな
るばかりでなく、入力ペンの移動による電線の屈
伸が前記電線を疲労させ、終局的には電線の断線
事故を発生する。
また微弱な光や電圧変化を検出するために入力
ペン内部に複雑な検出機構部を設けねばならず、
しかも入力ペンの操作性から手に持ち易いペンシ
ル型の容器内に前記検出機構部を納めねばならな
い制約がある。従つて一般に入力ペンは高価であ
り、しかも故障しやすい欠点を有している。
また、従来の他の入力装置としては特開昭53−
19719号に開示されるものがある。この入力装置
は、ループ状の駆動線とセンス線を互いに直行す
るように配列し、かつその交点位置上に文字、記
号等を記した入力セグメントを配置した情報板の
上記セグメントに磁性体を配した入力ペンを接触
することにより、駆動線とセンス線との間に磁性
体による電磁結合を生じさせ入力ペンを接触させ
たセグメントの位置を検出する構成である。しか
しながら、このような入力装置では入力ペンの接
触位置及び状態によつて大きく電磁結合度が変化
するので、常に入力ペンを正しく位置させる必要
があり入力動作の信頼性及び操作性の点で問題が
あつた。
本考案は以上述べたような従来の入力装置が有
する問題転に鑑みてなされたものであり、その目
的は確実な入力動作が行えかつ極めて操作性の良
好な入力装置を提案することにある。
また、本考案の他の目的は入力ペンの構造が簡
単であり操作入力の識別が容易な入力装置を提案
することにある。
以下、本考案を好適な一実施例を示す図面を用
いて詳細に説明する。
本考案の一実施例に係る入力装置は第1図に示
す入力ペン1と第2図に示す検出板10から成
る。
まず、入力ペン1の構成を説明する。入力ペン
1の芯部材3はケース2に被覆され、ケース2の
上端から下端近傍に至り、下端近傍に空間4を残
して終る。図示の如く上方にN、下方にSの磁極
を生じている永久磁石5は空間4にS極を望ませ
た状態で芯部材3に保持されている。ケース2の
下端は径を徐々に収束した円錐形状を呈し、この
内部形状に適して空間4内を上下に摺動できるペ
ン先6を収納している。ペン先6と磁石5間に常
時ペン先6を外方に押出すようにスプリング7を
装着する。ペン先6の材質は例えばフエライトの
如く残留磁気の少ない強磁性体が望ましく、スプ
リング7の材質は非磁性体がよい。
さて、オペレータが入力ペン1を操作して、磁
界に応答する後述する検出板10の特定のキーを
選択してペン先でタツチし、次に入力ペン1を押
すとペン先6はスプリング7を圧縮して永久磁石
5と接触する。この結果、ペン先6の先端に誘導
による磁極を生じ、外部に磁石5が発生している
磁界の作用を及ぼす。次に入力ペン1から押す力
を排除するとスプリング7が磁石5を上方向に押
し離し、磁石5とペン先6間に空間を介在させ
る。磁石5からの磁路は空間4により断たれる結
果、ペン先6は磁性を失う。
ペン先6を残留磁気の少ない強磁性体で構成す
れば、入力ペン1の押下と共にペン先6には強い
磁気分極が生じる。
実施例では磁石5に近い方がN極になり、ペン
先がS極になつて磁石5とペン先6の間に吸引力
が働く。従つて指先の操作感覚について言えば初
めはスプリング7による強めの抵抗感があり、さ
らに押す力を加えると、ほとんど無抵抗に近い感
覚で磁石5がペン先6に衝着する。つまり入力ペ
ン1を押す力と、磁石5とペン先6の引き合う力
とで操作の後半には急激な接触が得られるのであ
り、このとき吸引力の変化に伴う抵抗感の減少に
よつて指先にクリツク感を与える。また、この動
作によりペン先6の先端には分極磁界の急峻な立
ち上りを生ずるから外部に明確な操作信号を与え
ることになる。入力ペン1から押す力を抜いた場
合も同様である。
このような機能をもつ入力ペン1は漢字入力装
置に使用できる他、種々の符号化入力装置、例え
ば位置符号化入力装置などに使用できるものであ
る。
次に検出板10の構成と入力動作について説明
する。なお、本実施例は本考案の入力装置を漢字
入力装置に適用した場合を示す。
第2図においてaからpは検出板10上の漢字
に対応して配置された中空のフエライト記憶磁心
で、アドレス線であるX1,X2,X3,X4、
Y1,Y2,Y3,Y4の2群の導線にて直行貫
通されたマトリクスを形成する。同時に各フエラ
イト記憶磁心a〜pはくまなく情報線Sによつて
も貫通されている。このような構成の検出板10
において、アドレス線X,Yに交互にパルス電流
I,−Iを流すことにより、情報線Sがフエライ
ト記憶磁心の磁化反転による誘導電圧を検出する
ことは一般に知られている。ここで、特定のフエ
ライト記憶磁心に外部から前述した入力ペン1で
磁界をあてて磁気飽和させておけば磁化反転をし
ないためその特定のフエライト記憶磁心を検出で
き、その位置情報を外部にコード化して出力でき
ることは当業者には容易に理解できよう。
上述のように、本実施例に係る入力装置は入力
ペン1のペン先6を検出板10のフエライト記憶
磁心a〜pの位置にあてて押下することにより、
ペン先6から発生する永久磁石5による急峻な磁
界をフエライト記憶磁心に作用させてフエライト
記憶磁心を磁気飽和の状態として磁気反転を阻止
し、かつその磁気反転の阻止からフエライト記憶
磁心の位置を検出し、入力を行うものである。こ
こでペン先6からの急峻な磁界の作用によりフエ
ライト記憶磁心は確実かつ容易に磁気飽和の状態
となるため極めて確実な入力動作が得られる。ま
た、入力ペン1の押下に際しては前述したように
明確なクリツク感が発生するので入力操作の識別
が確実になされると共に、入力ペン1の押下を解
いた状態では永久磁石5とペン先6が離れてペン
先6は磁性を失うので入力ペン1の接触によつて
誤つて動作することもない。
以上述べた如く本考案によれば、入力ペンの押
下によりペン先から発生する急峻な磁界によつて
検出板の記憶磁心を確実かつ容易に磁気飽和の状
態とすることができるので、確実な入力が行え
る。また、入力ペンの押下を解けば磁界が消える
ので誤つて動作することもない。従つて誤動作の
ない極めて信頼性の高い入力装置が得られる。入
力ペンの押下に際し、永久磁石とペン先との間に
働く吸引力の変化によつて指先に明確なクリツク
感が得られるので、入力操作の識別が確実になさ
れる。また、入力ペンの構造が極めて簡単である
と共に、入力ペンが検出板から完全に独立してい
るので操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る入力装置の入
力ペンの一部断面図、第2図は入力装置の検出板
内部の概略構成図である。 ここで、1……入力ペン、2……ケース、4…
…空間、5……永久磁石、6……ペン先、7……
スプリング、10……検出板、a〜p……フエラ
イト記憶磁心である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体から成る支持体と、該支持体内に収納
    された永久磁石と、該支持体内の先端近傍に形成
    された摺動空間にスプリングを介在して該永久磁
    石に対し接離自在に配置されかつ一部が前記支持
    体の先端から常時突出して位置する強磁性体のペ
    ン先から成る入力ペンと、中空の記憶磁心の磁化
    反転に伴う誘導電圧の有無を検出する検出板とを
    備え、前記ピン先を前記検出板に押し付けると前
    記ペン先が吸引され前記永久磁石と急接触してク
    リツクを生ずると共に前記ペン先から急峻な磁界
    を発生させ前記記憶磁心を磁気飽和の状態として
    磁化反転を阻止し、前記検出板により磁化反転阻
    止を検出し入力を行うようにしたことを特徴とす
    る入力装置。
JP14984279U 1979-10-29 1979-10-29 Expired JPS642176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14984279U JPS642176Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14984279U JPS642176Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5667540U JPS5667540U (ja) 1981-06-05
JPS642176Y2 true JPS642176Y2 (ja) 1989-01-19

Family

ID=29380912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14984279U Expired JPS642176Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29

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JPS5667540U (ja) 1981-06-05

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