JPS638428Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は脱ぷ機の脱ぷ装置に関し、その目的
は脱ぷホイールを２個並着することにより、その
時間単位の脱ぷ量を増大する一方、長期において
は磨損の激しい側の脱ぷホイールのみを早や目に
交換しうる脱ぷ装置を案出することである。

従来品では単一の脱ぷホイールの幅を拡大しう
るも、その成型用の金型の製作費を著しく高める
欠点を有するもので、本考案では、ほとんど同形
状の脱ぷホイールを２個使用するのみでよく、し
かも、２個のうち、１個のみ修理用に取替えるこ
とができるから好都合である。

そして、本考案の要旨とするところは高速回転
用の脱ぷホイールを主体としてなる脱ぷ機の脱ぷ
ケースの幅を拡幅して、同ケース内に前記脱ぷホ
イールを２個並列して回転軸に固着したことを特
徴とする脱ぷ機の脱ぷ装置である。

以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中DKは脱ぷ機Caは脱ぷケースおよ
びHaはモミ入れ用のホツパーである。

次に本考案要部に関する高速回転用の脱ぷホイ
ールの実施例について説明すると、図中、１ａ，
１ｂは図示左右側の脱ぷホイールであつて、回転
軸KJに並着されている。このため、前記脱ぷケ
ースCaのホイール室Ｗの内幅Ｂが拡幅して、同
ケース内に前記脱ぷホイールを２個並列して回転
軸に固着したことを特徴とする脱ぷ機の脱ぷ装置
である。

つづいて、上記のように構成された実施例につ
いて、その作用と効果を具体的に説明する。

さて、２個の脱ぷホイール１ａ，１ｂを並着し
た回転軸KJを高速回転してモミの脱ぷを開始す
ると、脱ぷケースCaの内幅Ｂの有効幅が広いの
で、時間単位の脱ぷ粒の処置量を大きくすること
ができる。

さて、脱ぷホイール１ａ，１ｂを並着すると処
理量の多い図示左側の脱ぷホイール１ａの磨損量
が大きくなつても、この左側の脱ぷホイール１ａ
のみを取替えることができるから、単独拡幅の脱
ぷホイールとした場合と比較して見ると、経済面
から保守コストを著減しうる利益が得られ、これ
がまた、本考案特有の構成による特有の効果でも
ある。

すなわち、本考案は高速回転用の脱ぷホイール
を主体としてなる脱ぷ機の脱ぷケースの幅を拡幅
して同ケース内に前記脱ぷホイールを２個並列し
て回転軸に固着したことにより、上記した作用効
果を示し、もつて、本考案所期の目的を達成する
ため、本考案は脱ぷ機の脱ぷ装置として、極めて
実用性の高い考案といつてよい。

なお、上述ののように磨損しやすい図示左側の
脱ぷホイール１ａの幅を図示右側の脱ぷホイール
より狭くすると取替え時のコストを低減しうる利
益が得られる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は脱ぷ機
の略体側面図、第２図は脱ぷケースの縦断面図で
ある。 １ａ，１ｂは脱ぷケースＣ内の図示左右側の脱
ぷホイール、およびKJは回転軸である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 高速回転用の脱ぷホイールを主体としてなる脱
   ぷ機の脱ぷケースの内幅を拡幅して、同ケース内
   に前記脱ぷホイールを２個並列して回転軸に固着
   したことを特徴とする脱ぷ機の脱ぷ装置。