JPS6383216A

JPS6383216A - 転炉排熱回収蒸気の有効利用方法

Info

Publication number: JPS6383216A
Application number: JP22615086A
Authority: JP
Inventors: Shiro Fujii; 史朗藤井
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1986-09-26
Filing date: 1986-09-26
Publication date: 1988-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は転炉排熱回収蒸気の有効利用方法に関するも
のである。

［従来の技術］従来から転炉排ガスの輻射熱を排熱ボイラで回収して蒸
気を発生することが行われている。即ち３０数に！Ｊ　
／　ｃｄの蒸気が溶鋼トン当り８０〜１００Ｋｆ１回収
される。

しかし、実際の工場ラインの蒸気圧力は１１〜１２Ｋｇ
／ｃｄで運用されているため、減圧弁で減圧しており、
蒸気の持つエネルギーは有効に利用されていない。

［発明の解決しようとする問題点］そこで減圧弁の代わりに減圧タービンを設置してエネル
ギーを回収することが行われている。この場合タービン
出口圧力を工場蒸気圧力に極力近付け、できるだけ多く
のエネルギーを回収することが必要である。しかし、工
場の蒸気バランスによっては、蒸気が送れなくなること
があるため、出口圧力の設定を工場ラインよりかなり高
くせざるをえ得ない。また工場蒸気バランスによっては
、回収した蒸気を放散しなくてはならないことがある等
の問題点がある。

この発明は上記のような問題点を解消できるようにした
回収蒸気の利用方法を提供することを目的とするもので
ある。

［問題点を解決するための手段、作用］転炉排熱回収蒸
気のアキュムレータと、工場うインとの間に設けられた
減圧タービンと、工場ラインに設けられた余剰蒸気発電
プラントとを備えた設備において、吹錬スケジュールと
、アキュムレータ余力と、工場ラインでの予測蒸気バラ
ンスとを考慮して、余剰蒸気発電プラントを運転する。

こうして、減圧タービン出口圧力をできるだけ低く設定
してエネルギーの有効回収を図ると共に、余剰蒸気発電
プラントをバッファーとして運転することにより蒸気の
放散を減少する。

［実施例コ本発明方法を実施するための設備の１例を第１図により
説明する。転炉１に排熱ボイラー２が設けられている。

回収された蒸気はアキュムレータ３に蓄えられる。回収
蒸気は減圧タービン５で減圧されて工場本管６に送られ
る。なお減圧タービン５のバイパス管に減圧弁４が設け
られている。

この本管６から一般工場及び脱ガス設備に蒸気が送られ
る。またこの本管には余剰蒸気発電プラント７が接続さ
れている。

そして、転炉１の吹錬スケジュー及びアキュムレータ３
の余力が演算部８に入力され、また一般工場及び脱ガス
設備の稼働状況が演算部８に入力されて、演算部８で余
剰蒸気量を演算して、余剰発電プラント７の前圧を設定
する。

演算部８での具体的な演算手順を以下に説明する。

排熱ボイラー稼働状況、吹錬スケジュール（送出量Ａ）一般工場稼働状況（使用量Ｂ）脱ガス設備稼働状況（使用量３ｒｈ）本管圧力・・・Ｐ、本管最少維持圧力・・・Ｐｍ１減圧
タ一ビン出口圧力・・・ｐｔ　　とする。

■、余剰蒸気量の算出　５＝Ａ−Ｂ ■、本管供給余力　Ｓｐ＝　（Ｐ−Ｐｍ）ｘＫＫ；定数 ■、転炉吹錬スケジュールとアキュムレータ余力チェッ
クから ☆アキュムレータ余力なし・・・転炉吹錬スケジュール
にあわせて、放散ゼロとなるような放出量ＳａＣを計算
する。このとき常にＳａｃ＋　Ｓ　ｐ　＞−Ｓ　ｒｈで
ある。

脱ガス有りの場合ｓ＋ｓｐ＋５ａｃ−８ｒｈ　　により余剰蒸気Ｉを決定
し、本管圧力ＰがＰｔを越えないように、又ｐｍを下ま
わらないように、余剰蒸気発電プラントの前圧を設定す
る。

脱ガス無しの場合Ｓ＋Ｓｌ）＋Ｓａｃ　　が余剰蒸気量となり、Ｐｍ≦ｐ
＜ｐｔとなるように、余剰蒸気発電プラントの前圧を設
定する。

☆アキュムレータに余力あり脱ガス有りの場合Ｓ＋５ｐ−８ｒｈ≧ＯのときＳ　＋Ｓ　ｐ−Ｓ　ｒｈ＋　Ｓ　ａｃｏ　　が余剰蒸気
量トナリ、ｐｍ≦Ｐ＜Ｐｔとなるように、発電プラント
の前圧を設定する。

ここで、３　ａｃＯはアキュムレータの計画放出値であ
る。

ｓ＋５ｐ−ｓｒｈ＜ｏ　　のとき発電プラントのミニマムフローを確保し、かつｐｍ≦ｐ
＜ｐｔとなるように３　ａｃｏを決定する。

脱ガス無し場合Ｓ＋Ｓｐ＋５ａｃｏ　　が余剰蒸気量となり、ｐｍ≦ｐ
＜ｐｔとなるように、発電プラントの前圧を設定する。

こうして、減圧タービン出口圧力を低下させることによ
り、電力回収量を増加させると共に、蒸気放散量を低減
させることができる。

［発明の効果］この発明は上記のようなもので、減圧タービン出口圧力
を従来にくらべ２　Ｋｆｌ　／　ｃｌｌ！低下させるこ
とができ、これにより蒸気放散量を３７／Ｈ低減するこ
とができ、同時に回収電力量を１００ＫＷＨ／Ｈ増加さ
せることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための設備の１実施例を示す
説明図である。１・・・転炉　２・・・排熱回収ボイラー　３・・・ア
キュムレータ　５・・・減圧タービン　６・・・蒸気本
管　７・・・余剰蒸気発電プラント。６一

Claims

【特許請求の範囲】

転炉排熱回収蒸気のアキュムレータと、工場ラインとの
間に設けられた減圧タービンと、工場ラインに設けられ
た余剰蒸気発電プラントとを備えた設備において、吹錬
スケジュールと、アキュムレータ余力と、工場ラインで
の予測蒸気バランスを考慮して余剰蒸気発電プラントを
運転することを特徴とする転炉排熱回収蒸気の有効利用
方法。