JPS6382653A - リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材 - Google Patents

リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材

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JPS6382653A
JPS6382653A JP61229309A JP22930986A JPS6382653A JP S6382653 A JPS6382653 A JP S6382653A JP 61229309 A JP61229309 A JP 61229309A JP 22930986 A JP22930986 A JP 22930986A JP S6382653 A JPS6382653 A JP S6382653A
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JP
Japan
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investment material
weight
casting
glass
mold
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JP61229309A
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森田 治利
浩一 山口
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科において鋳造用鋳型作製材料として用いら
れる鋳造用埋没材、特にリン酸カルシウム系ガラスの鋳
造に適した埋没材に関するものである。
〔背景技術及び先行技術〕
現在、歯科における鋳造用埋没材としてはクリストバラ
イト、石英、リン酸塩系等の各種埋没材が提供されてい
る。一方、近時この埋没材を鋳型として鋳造される被鋳
造物、例えば歯冠として従来のニッケルークロム系合金
から生体適合性に優れたリン酸カルシウム系ガラスが利
用されるようになり、このようなガラスの鋳造に好適な
鋳造用埋没材が要求されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
現在、鋳造可能となりリン酸カルシウム系ガラスの鋳造
は鋳造炉内において一定温度(例えば600℃)に加熱
された埋没材の鋳型内に約1500℃で溶融されたりリ
ン酸カルシウム系ガラス溶融液を流し込み、数秒で該ガ
ラスを硬化させた後、更に熱処理(約700℃)してか
ら自然冷却させて鋳造炉内より取り出し、その後結晶化
のための炉内において結晶化ガラス体とする。
このような結晶化前の鋳造及び熱処理工程において鋳造
用埋没材に要求される特性について説明する。
先ず、鋳造工程時埋没材は前述の如く一定温度(600
℃)に加熱されていて鋳型内は常温時よりも一定量膨張
している。一方、このように膨張した鋳型内に約150
0℃で溶融したリン酸カルシウム系ガラス溶融液を流し
込み、その後該ガラス溶融液が常温まで硬化すると、該
ガラスも一定量(約2′g程度)収縮する。
したがって、その際該ガラスの収縮量に合わせて埋没材
自体の膨張量を前記600℃において略同量(約2χ程
度)となるように組成を調整することにより、硬化時の
ガラスの寸法を常温時(当初)の鋳型(埋没材)の寸法
と同一とすることができ、鋳造後得られるガラス体の寸
法精度が得られるようにしている。
次に、熱処理工程時、一定温度(約600℃)に加熱さ
れている鋳型(埋没材)内で硬化しているガラス体は更
に同じ鋳造炉内及び鋳型内において若干高温(約700
℃程度)で熱処理され、その後自然冷却がなされる。こ
の冷却時鋳型(埋没材)は収縮を生じるが、この材質に
よっては熱膨張曲線が直線的でないため、即ち冷却時の
ある温度領域において急激に収縮が大きくなることがあ
るため、ガラス体に収縮時の応力が作用してこのガラス
体自体に歪みが生じたり、最悪の場合、亀裂が生じたり
する。そのため鋳型(埋没材)の収縮率を一定とする必
要があり、埋没材の熱膨張曲線が直線的であることが望
まれる。
さらに、上記鋳造工程及び熱処理時において埋没材はこ
れら工程中の加熱温度に充分耐えるだけの耐火性を有し
ておらなければならず、鋳型内が高温により腐蝕した場
合は鋳型内のガラス体表面に鋳肌荒れを生じ、商品とし
て実用に供し得ないものとなる。
本発明者等は上記問題点に鑑み鋭意研究の結果、クリス
ターリッド、クリストバライト、リン酸二水素アンモニ
ウム及びマグネシアの4成分が一定の組成範囲を有する
埋没材の主成分に対し、一定量のアルミナ(A120:
l)を配合させることにより上記問題点を克服できるこ
とを知見した。
本発明においては、鋳造時リン酸カルシウム系ガラスの
収縮率と略同様の膨張率を有し、熱処理後の冷却時に熱
膨張曲線が略直線的に得られ、さらにこれら鋳造時及び
熱処理時の高温に対する耐火性に優れた鋳造用埋没材を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、クリスターリッドが50〜67重量%
と、クリストバライトが16〜28重量%と、リン酸二
水素アンモニウム(NHJzPOt)が7〜17重量%
と、?IgQが2〜10重量%とから実質的になる主成
分100重量部に対し、アルミナ(AhOz)を5〜2
8重量部配合することを特徴とするリン酸カルシウム系
ガラス鋳造用埋没材が提供される。
即ち、クリスターリッドは本埋没材の骨材の働きをして
おり、クリストバライトは前記クリスターリッドより熱
膨張率が大きく本埋没材の熱膨張量を調整する。リン酸
二水素アンモニウム(N!(41(2P04)は耐火性
を向上させる働きをし、MgOは本埋没材の強度を向上
させる。前記クリスターリッドは他の成分であるクリス
トバライト、リン酸二水素アンモニウム(NH4HzP
O4)及びMgOの配合量からして50〜67重量%が
適当である。この範囲外であると前記他の成分の効果を
阻害する。クリストバライトが16重量%未満であると
埋没材の熱膨張量が足りず、28重量%を越えると熱膨
張量が大きすぎ、何れもリン酸カルシウム系ガラスを鋳
造するに適した熱膨張量を得ることができない。リン酸
二水素アンモニウムが7重量%未満であると反応速度(
埋没材の硬化速度)が速くなり過ぎ耐火度が劣化し、1
7重量%を越えると耐火度は向上するが反応速度が遅く
なり過ぎ作業性が遅くなる。
MgOが2重量%未満であると反応速度が遅くなり過ぎ
埋没材の強度が劣化し、10重量%を越えると反応速度
が速くなり過ぎ、気泡が生じ易くなる。
また、上記主成分中には埋没材に流動性を与えるために
0.04〜0.3重量%程度のコロイダルシリカを添加
したり、着色剤を1重量%以下添加することができる。
さらに、アルミナ(AhO3)は鋳造後のガラス体を熱
処理し、その後自然冷却する場合に鋳型(埋没材)の収
縮率を各温度領域において一定にするため、部ち埋没材
の熱膨張曲線を直線的に得るために添加する。したがっ
て、アルミナが前記主成分100重量部に対し5重量%
未満及び28重量%を越えて添加すると上記熱膨張曲線
が直線的に得られず、熱処理後のガラス体に歪みが生じ
たり亀裂が生じたりする。またアルミナを添加する他の
利点としてアルミナ(八1□03)は高温において安定
であるので埋没材の耐火性を向上させガラス体の鋳造時
における鋳肌荒れを防止することができる。
〔実施例1 〕 ワックスアップされた歯冠形状横形を埋没材注入チュー
ブ内にセットし、これに第1表の組成を有する各試料の
埋没材を注入し、硬化後加熱して前記ワックスを焼却除
去して前記歯冠形状横形と同一の鋳型を作成した。その
後、鋳造炉内にて第2表の組成からなるリン酸カルシウ
ム系ガラスカレットを1530℃で溶融し、この溶融液
を前記鋳型内に鋳込んだ。前記鋳造炉内での鋳型(埋没
材)自体の温度は約600℃程度であり、この温度の鋳
型内で前記ガラスカレットの溶融液は注入後数秒で前記
鋳型の温度近傍まで冷却されて硬化した。
次に、硬化したガラス体は更に同し鋳造炉及び鋳型内で
約700℃にて熱処理し、その後自然冷却させた。
第2表 リン酸カルシウム系ガラスの組成 カルシア(Cab)    48.8重量%シリカ(S
iO□)32重量% リン酸(PzOs)     14重量%マグネシア(
MgO)    5重量%セリア(CeOz)    
 0.2重量%上記鋳造工程及び熱処理工程における鋳
型(埋没材)の特性及び得られたガラス体の特性につい
て評価した。鋳型(埋没材)の特性としては埋没材の注
入時の硬化速度が影響する埋没材の硬化状態及び、熱処
理後の自然冷却した際の埋没材の状態について第3表の
埋没材特性欄を示した。ガラス体の特性としては熱処理
後鋳型から取り外して評価し、ガラス体表面の鋳肌荒れ
の存否及びガラス体自体に歪み又は亀裂が発生している
かどうかのガラス体熱処理後の状態について夫々第3表
の力ゝラス体特性欄に示した。
第3表から理解されるように、クリストバライトが16
重量%以下の試料1のものは埋没材の熱膨張量が足らな
いので収縮したガラス体の寸法がワックスアップ時の横
形寸法より小さくなり寸法精度が悪い。
リン酸二水素アンモニウム(NIIJzPOt)が7重
量%未満及びMgOが10重量%を越える試料6及び1
3のものは埋没材の硬化速度(反応速度)が速くなり過
ぎチューブ内へ注入した後早期に硬化してしまうので、
硬化後の埋没材中に気泡が残り易くなり、そのため熱処
理後の鋳型(埋没材)にクランクが生じている。また気
泡の存在のため熱処理後のガラス体表面に鋳肌荒れが残
る。
リン酸二水素アンモニウムが17重量%を越え、且つM
gOが2重量%未満である試料9及び10は埋没材の硬
化速度(反応速度)が遅くなり過ぎ作業能率が悪い。
上記本発明の範囲外の試料に対し、試料2,3,4゜7
.8.11及び12は本発明範囲内のものであり、埋没
材特性及びガラス体特性共に良好であり、各試料の組成
を有する埋没材はリン酸カルシウム系ガラスの収縮率と
略同様であるため寸法精度及び歪みや亀裂が発生してお
らない。また鋳造時及び熱処理時の高温に対し耐火性が
良好であるため、埋没材として熱処理後の強度状態にお
いてクラックが発生せず得られたガラス体として該ガラ
ス体表面に鋳肌荒れが生じておらず、各試料とも優れた
埋没材であることが理解される。
〔実施例2〕 第4表の組成、即ち前記埋没材の主成分100重量部に
対しアルミナ(AI□03)を0.3,5,10,20
.30重量部配合した組成の鋳造用埋没材を内径5mm
のチューブに注入して硬化させた後、20mmの長さに
切断した。
これら各試料につき熱膨張計で10℃/minで850
℃まで昇温して各温度における熱膨張量を調べ第1図乃
至第6図に示す熱膨張量i5A、B、C,D、E、Fを
得た。
同様に前記第2表に示すリン酸カルシウム系ガラスの熱
膨張曲線Xを比較のため示した。尚、熱膨張曲線Xに平
行な点線はガラスに対する埋没材のひずみを生じる限界
領域のボーダーラインYを示している。
第1図乃至第6図から明らかな如く、埋没材の主成分に
対して八1□03の添加量が増えるに従って熱膨張曲線
がガラスの熱膨張曲線近傍で直線的になる。A1□03
の添加i5.10.20重量%の第3図乃至第5図にお
いては埋没材の熱膨張曲線がひずみを生じる限界領域の
ボーダー5477以内で変化しており、これらの埋没材
においてはガラス体にひずみやクランクが生じないこと
が理解される。
これに対し第1図及び第2図のAIZO3無添加及び3
重量%添加のものは約200〜250℃近傍で熱膨張曲
線がボーダーラインYを大きく越えてしまっており、こ
の埋没材を使用するとガラス体にひずみやクランクが生
じる虞れがあることが分かる。
また、第6図の41203が30重量%添加したもので
は埋没材の熱膨張曲線がガラスの熱膨張曲線と600℃
の位置で一致していない。即ち、この600℃の位置は
埋没材が炉内において加熱される温度域であり、この6
00℃の位置で埋没材とガラス体の熱膨張率が一致して
いなければならない。その理由は前述の通り、埋没材が
鋳造初期に600℃に加熱され、この600℃の鋳型内
に1500℃で溶融したガラスを硬化させた後、さらに
700℃で熱処理を行い、その後自然冷却させるといっ
た一連の加熱、熱処理工程が600℃を基準としている
からである。
この600℃において埋没材及びガラス体は夫々常温よ
り約2χ膨張していることとなる。図中約1゜3χの位
置となっているが埋没材もガラス体も既に硬化時膨張(
埋没材ガラスが硬化する時に既に膨張している)が0.
7〜0.8χあるから、合計約2χの膨張していること
となる。従って、この600°Cの位置で埋没材の熱膨
張率がガラスの熱膨張率と一致していないと鋳型の60
0℃での膨張寸法が不均一となるので鋳込まれるガラス
体の寸法精度が得られなくなる。
以上の点からAlz03の添加量は約5〜28重量%が
適量であることが判明した。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明はクリスターリッド、クリス
トバライト、リン酸二水素アンモニウム及びマグネシア
の4成分が一定の組成範囲を有する埋没材の主成分に対
し、一定量のアルミナ(AI□03)を配合させること
により、リン酸カルシウム系ガラスの収縮率と略同様の
膨張率を有し、熱処理後の冷却時に熱膨張曲線が略直線
的に得られ、さらに鋳造時及び熱処理時の高温に対する
耐火性に優れた鋳造用埋没材を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は埋没材の主成分にアルミナを0.3
,5.10,20.30重量%夫々添加した場合の埋じ
材の熱膨張曲線とリン酸カルシウム系ガラス体の熱膨張
曲線との相関を示すグラフ図である。 特許出願人(663)京セラ株式会社 /4クコI”3aD4alr謔θ(Qa7oo9mタシ
ラレ  傭 (′c〕 四b 沫 (6す /amxaa?na/#j#g、−りaaδ?aaバi
    k   ’Xζ) 造 十(Oり ベロー  A: (′こ〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クリスターリッドが50〜67重量%と、クリストバラ
    イトが16〜28重量%と、リン酸二水素アンモニウム
    (NH_4H_2PO_4)が7〜17重量%と、Mg
    Oが2〜10重量%とから実質的になる主成分100重
    量部に対し、アルミナ(Al_2O_3)を5〜28重
    量部配合することを特徴とするリン酸カルシウム系ガラ
    ス鋳造用埋没材。
JP61229309A 1986-09-26 1986-09-26 リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材 Pending JPS6382653A (ja)

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JP61229309A JPS6382653A (ja) 1986-09-26 1986-09-26 リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材

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JP61229309A JPS6382653A (ja) 1986-09-26 1986-09-26 リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材

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JPS6382653A true JPS6382653A (ja) 1988-04-13

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ID=16890118

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JP61229309A Pending JPS6382653A (ja) 1986-09-26 1986-09-26 リン酸カルシウム系ガラス鋳造用埋没材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0631995A1 (en) * 1993-06-24 1995-01-04 Dentsply GmbH Dental prosthesis

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0631995A1 (en) * 1993-06-24 1995-01-04 Dentsply GmbH Dental prosthesis

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