JPS6380053A

JPS6380053A - 気化器

Info

Publication number: JPS6380053A
Application number: JP22498786A
Authority: JP
Inventors: Shogo Hashimoto; 省吾橋本; Hitoshi Watanabe; 仁渡辺
Original assignee: Mikuni Corp
Current assignee: Mikuni Corp
Priority date: 1986-09-25
Filing date: 1986-09-25
Publication date: 1988-04-11
Also published as: JPH0427381B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、スタータ燃料用エマルジョン構造やフロート
脚柱等を一体に形成した気化器の始動系ユニット構造に
関する。

〔従来技術の説明〕

番棄から、気化器本体にフロートを揺動自在に取付ける
構造としては、特開昭５７−１１９１５０号等に示され
るように、気化器本体にフロートピンを保持するための
穴を設けた一対のフロート脚柱を形成し、そのフロート
脚柱の穴にフロートピンを圧入または挿入し、そのフロ
ートピンにフロートを取付けていた。

また、気化器本体には前記フロート脚柱とは別の位置に
フロート室の油面下に至るスタータ用ウェルと、そのウ
ェルの途中と連通ずるスタータ用空気導入穴が形成され
、そのスタータ用ウェル内にエマルジョンチューブを圧
入するものであった。気化器本体には更に、前記フロー
ト脚柱やスタータ燃料用ウェルとは別の位置に、フロー
ト室の油面下に至るメインウェルが形成され、その中に
メインノズルがねじ込みによって取付けられていた。

［発明が解決しようとする問題点］従来は、フロートを気化器本体に取付けるためには、フ
ロート脚柱へのフロートピン取付は穴の加工作業と、そ
の穴へのフロートピンの圧入作業とが必要であった。ま
た、スタータ機構においては、スタータ用ウェル内への
エマルジョンチューブの圧入作業と、スタータ用ウェル
に連通ずるスタータ用空気導入穴の加工作業とが必要で
あった。更に、メインウェルにはメインノズルを取付け
るためのねじ切りをする必要があった。

このように、従来から気化器本体にはフロートやスター
タ機構やメインノズル等が個々に取付けられるので、加
工作業や組付は作業が多くなって製造コストが増加する
という不具合があった。

［発明の目的］本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、気化器本体
とは別に、脚柱やスタータ燃料機構を一体物にし、その
一体物を気化器本体に嵌め込んでばねで押さえるように
したもので、従来から気化器本体に施していた加工作業
や組付は作業を無くし、しかも部品点数を少なくして製
造コストを大幅に低減できるようにした気化器の始動系
ユニット構造を提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、気化器本体に加工作業や組付は作
業を施すことなく、メインノズルをも始動系ユニットに
よって気化器本体に取付けることができるようにするこ
とにある。

［問題点を解決するための手段］本発明は上記目的を達成するために、気化器本体にスタ
ータプランジャに至るスタータ用燃料通路と形成し、フ
ロート室内にフロートを備えた気化器において、フロー
ト保持用穴を形成した一対の間隔を開けたフロート脚柱
と、前記スタータ燃料通路と連通する第一管体と、一端
にエアーブリード孔を有し前記第一管体と連通ずる第二
管体と、前記脚柱と前記第一管体や第二管体との間に介
在するブ°レートとを一体に形成した始動系ユニットを
有し、前記フロートに前記フロート脚柱の穴に挿通する
フロートピンを一体に形成し、前記始動系ユニットにフ
ロート室内の油面下に開口し前記第一管体と第二管体と
に連通ずるスタータジェットを備え、前記気化器本体に
前記第一管体の先端と嵌合する嵌合部を形成し、その第
一管体も一ドル小閏人加はゴ人ＪＣＩ↓先七」フふよ１
デ渋引紘乱系ユニツトを押圧する手段をフロート室内に
備えるようにしたものである。

［作用］ユニットの脚柱部を本体の溝に嵌合させ、第一管体を本
体の第一四部と嵌合させ、第二管体を本体の第二凹部と
嵌合させる。このユニットをばねによって上方に押圧す
ることによって、ユニットは本体から外れることが無く
なる。この際、ユニットとは別に構成されたメインノズ
ルを気化器本体のメインウェに内に挿入させユニットで
その下端を支持し、メインノズルを気化器本体に取付け
る。

［実施例］次に本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係わる気化器の始動系ユニット構造の
一実施例を示す斜視図、第２図は第１図の始動系ユニッ
トを気化器本体に取付けた状態を示す断面図である。

本発明に係わる始動系ユニッ）１０は、気化器本体１２
に取付けられてフロート室１４内に配置されるもので、
主として中央の円盤状のプレート１６と、そのプレート
１６に対して垂直に伸びる間隔を開けた一対の板状のフ
ロート脚柱１８と、プレート１６を挟んでフロート脚柱
１８の反対側にプレート１６に対して垂直に伸びる第一
管体２０及び第二管体２２とを一体に構成して成るもの
である。

前記一対のフロート脚柱１８の先端付近にはそれぞれフ
ロートビン嵌合部の穴２４が形成されている。前記第一
管体２０と第二管体２２とは根元で連通しており、これ
ら第一管体２０と第二管体２２との連通部の端にはスタ
ータジェット２６が取付けられ、このスタータジェット
２６から燃料が前記連通部に導入される。第一管体２０
の上端付近には、０リング２７が嵌合されている。第二
管体２２の上端付近にはエアブリード用の孔２８が形成
されており、第二管体２２にはその孔２８から空気が導
入される。前記第一管体２０へは第二管体２２からの空
気と前記スタータジェット２６からの燃料とが導入され
て、空気と燃料が混合される。

前記円盤状のプレー）１６の下面とフロートチャンバー
ボディー３０との間にほぼね３２が備えられ、そのばね
３２によってユニッ）１０が上方に付勢される。このプ
レート１６には、後述するメインジェットと連通ずるた
めの穴３４が形成されている。

気化器本体１２にはフロート室１４に開口する燃料供給
通路３６が形成され、その燃料供給通路３６の出口にニ
ードルバルブ３８が備えらる。気化器本体１２にはまた
、スタータプランジャ３９を経由して吸気通路に至るス
タータ燃料通路４゜が形成されている。

気化器本体１２のフロート室１４に対向する面には、前
記ニードルバルブ３８の位置付近に、前記一対のフロー
ト脚柱１８の先端を受は入れる溝４２が形成されている
。気化器本体１２のフロート室１４に対向する面にはま
た、前記第一管体２０の先端と嵌合するための第一凹部
４４と、前記第二管体２２の先端と嵌合するための第二
凹部４６とが形成されている。この第一凹部４４は、前
記スタータ燃料通路４０の先端位置に形成されている。

フロート室１４内に備えられるフロート４８には、フロ
ートアーム５０の先端に前記フロート脚柱１８の穴２４
に挿入されるフロートピン５２が一体に固定されている
。

以上のように構成されているので、始動系ユニットｌＯ
を気化器本体に取付ける場合には、先ず、一対のフロー
ト脚柱１８の先端を開いてフロートピン５２をフロート
脚柱１８の穴２４に嵌合させる。これによって、フロー
ト４８はフロート脚柱１８に対し揺動自在に取付けられ
る０次に、始動系二二ツ）１０のプレート１６の下にば
ね３２を置き、前記第一管体２０の先端を第一凹部４４
に嵌合させ、前記第二管体２２の先端を第一凹部４４に
嵌合させ、前記フロート脚柱１８を溝４２に嵌合させる
。前記ばね３２によって始動系ユニット１０は上方に付
勢されるので、第一管体２０や第二管体２２やフロート
脚柱１８は気化器本体１２の第一凹部４４や第二凹部４
６や溝４２にとの嵌合部にしっかりと嵌合されて外れる
ことはない、即ち、始動系ユニット１ｏが気化器本体１
２に固定され、その結果フロート４８が気化器本体１２
に傾動自在に取付けられたものとみなすことができる。

この際、気化器本体１２に第二凹部４６や溝４２が形成
されていなくても、第一管体２０の頭部と第一凹部４４
の形状を矩形にしておけば、始動系ユニットｌｏを気化
器本体１２に固定的に取付けることが可能になる。

また、この始動系ユニット１ｏを気化器本体１２に取付
ける際に、第３図に示すように、予めメインノズル５４
とメインジェット５６とを気化器本体１２のメインウェ
ル５８に挿入し、そのメインジェット５６の下端を始動
系ユニッ）１０で支持する。この際、前記プレート１６
の穴３４はメインジェット５６と合致させる。これによ
って、予めメインノズル５４やメインジェット５６は始
動系ユニット１０によって気化器本体１２に外れること
なく取付けられる。前記メインウェル５８内には、メイ
ンノズル５４とメインジェット５６とが挿入できればよ
く、メインウェル５８にねじ切り等の加工の必要はない
。

また、前記プレート１６の下側には、前記穴３４位置を
囲む位置に、スカート状のメインジェットリング部６０
を一体に形成する。一方、フロートチャンバーボディ３
０の底面には上方に伸びる環状のリング部６２を形成す
る。これらメインジェットリング部６０とリング部６２
とが嵌合し、この嵌合部内に燃料溜室６４を形成する。

この嵌合部における各リング部間の隙間を小さくし、燃
料溜室６４内の燃料が容易に外に出ないようにする。こ
の燃料溜室６４の存在によって、車両の上下運動等によ
る油面の変動が大きい時でもメインジェット５６に常に
燃料が供給でき、思付の発生を無くすことができる。

更に、Ｌ字形のガイド６６を始動系ユニット１０のプレ
ート１６上に取付けることもできる。

このガイド６６とプレート１６とを合わせることによっ
て、前記ニードルバルブ３８からの燃料を前記スタータ
ジェット２６に導く筒状部を形成する。この筒状部を通
って、フロート室１４に新しく供給された燃料は、スタ
ータジェット２６に導入されることにより、放置蒸散後
の再始動を有利になる。

［発明の効果］以上のように本発明に係わる気化器の始動系ユニット構
造によれば、フロート脚柱とスタータ用燃料導入機構と
を一体とし、その一体物の一部を気化器本体に嵌め込ん
で、ばねによってその一体物を気化器本体に固定的に取
付けたものである。

この結果、従来必要としたフロート脚柱にフロートビン
の取付は穴の加工作業や、スタータ用空気導入穴の加工
作業や、フロートビンを圧入する組付は作業や、スター
タ用ウェル内にエマルジョンチューブを圧入する組付は
作業を無くすることができる。即ち、従来の気化器本体
に施していた加工作業や組付は作業を無くして、製造コ
ストを大幅に低減することができる。

また、始動系ユニットによってメインジェットの下端を
支持するので、メインノズルとメインジェットを単にメ
インウェルに挿入するだけでよく、気化器本体に加工作
業や組付は作業を施すことなく、メインノズル等を気化
器本体に取付けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる気化器の始動系ユニット構造の
一実施例を示す斜視図、第２図は第１図の始動系ユニッ
トを気化器本体に取付けた状態を示す断面図、第３図は
メインノズルとメインジェットと始動系ユニットで支持
して気化器本体に取付けた状態を示す断面図である。１０・・・・・・始動系ユニット、１２・・・・・・気化器本体、１４・・・・・・フロー
ト室、１６・・・・・・プレート、　　１８・・・・・
・フロート脚柱、２０・・・・・・第一管体、　２２・
・・・・・第二管体、２４・・・・・・穴、　　　２６
　・−・−スタータジェット、２８・・・・・・エアー
ブリード孔、３２・・・・・・ばね、３９・・・・・・
スタータプランジャ、４２・・・・・・溝、　　　　４
４・・・・・・第一凹部、４６・・・・・・第二凹部、
　　４８・・・・・・フロート、５２・・・・・・フロ
ートビン、５４・・・・・・メインノズル、５６・・・・・・メインジェット。５８・・・・・・メインウェル。第１図第２ｔＸｌ第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）気化器本体にスタータプランジャに至るスタータ
用燃料通路と形成し、フロート室内にフロートを備えた
気化器において、フロート保持用穴を形成した一対の間
隔を開けたフロート脚柱と、前記スタータ燃料通路と連
通する第一管体と、一端にエアーブリード孔を有し前記
第一管体と連通する第二管体と、前記脚柱と前記第一管
体や第二管体との間に介在するプレートとを一体に形成
した始動系ユニットを有し、前記フロートに前記フロー
ト脚柱の穴に挿通するフロートピンを一体に形成し、前
記始動系ユニットにフロート室内の油面下に開口し前記
第一管体と第二管体とに連通するスタータジェットを備
え、前記気化器本体に前記第一管体の先端と嵌合する嵌
合部を形成し、その第一管体を本体の嵌合部に嵌合保持
させるために前記始動系ユニットを押圧する手段をフロ
ート室内に備えたことを特徴とする気化器の始動系ユニ
ット構造。
（２）気化器本体に形成されたメインウェル内にメイン
ノズルとメインジェットとを装着し、そのメインジェッ
トの下面を前記始動系ユニットで支持することを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の気化器の始動系ユニッ
ト構造。
（３）気化器本体に前記第二管体の先端と嵌合する嵌合
部と、前記一対のフロート脚柱と嵌合する嵌合部とを設
けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の気化
器の始動系ユニット構造。