JPS637885A - 分級機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は分級機に関するものである。

く従来の技術〉 従来から２本のスクリューを利用した分級機には各種の
ものが存在する。

その一つは、徐々にピッチが変化するスクリュー、すな
わち谷の直径が連続的に変化してゆくスクリューを２本
平行に位置させ、その谷の間隔が拡大してゆくにつれて
寸法の大きなものを落下させる構造である。

他の一つは、ピッチの変化しないスクリューを利用し、
２本をハの字状に位置させて間隔を拡大させて落下させ
る構造である。

く従来の技術の問題点〉 上記したようなスクリューを使用した従来の分級機は、
スクリューにおいて分級をおこなっているとは言えない
。

その点はたとえばスクリーンを利用した分級機と比較す
ればあきらかである。

スクリーンの場合にはたとえば４０ＭＭ，３０ＭＭ．２
０ＭＭ，ＩＯＭＭのスクリーンを順に使えば、各スクリ
ーンを通過した段階ですでに寸法の区分が完了している
ということができる。

これはスクリーンが段階的に区分して設けてあるからで
あり、その中間のサイズのものは必ず次のスクリーンで
区分されることになる。

すなわちその分級は不連続な、いわばデジタル方式であ
るということができる。

それに対してスクリューを使用した分級では、谷と谷と
で形成する空間は最初から最後まですべて連続して変化
している。

したがって２本のスクリューの間隔から落下する物はサ
イズの順に落下してゆ《ことはあっても、分級してある
と言うことはできない、いわばアナログ分級なのである
。

たとえば４０ｍｍの間隔が存在するのは正確には一点だ
けであって、次の位置はすぐに４０ｉｒａよりはわずか
に間隔が大きくなっている。

したがって材料は４ｈｍの次に５ｈｍの物が分級される
のではなく、両者の間は無限のサイズの変化が連続して
存在しているのであって、材料も理論的には無限の寸法
差で分級されることになる。

実際には、そのような状態で順次落下してくる材料を、
その下に設けたホッパーの方で分級しているのである。

く本発明の目的〉 本発明はこのような点を改善するためになされたもので
、スクリューを使用した分級であって、しかも不連続状
態でデジタル分級ができる分級機を提供することを目的
とする。

く本発明の構成〉 くイ〉 第１図において１はスクリューの山であり、その間に谷
２が存在する。

く口〉谷の形状 本発明の谷の形状は、平面的に見た場合に特に正確な円
の一部を形成する。

さらに谷２の存在する位置での直径は、スクリューの中
心軸に対して直交する方向に計った場合に、不連続状態
で変化させる。

不連続状態に変化させるという意味は、たとえば３つの
谷２の直径を同一の８０ａｎ＋に連続して構成しておく
。（従来のスクリュウーでは同一の直径が連続すること
はない）そしてその後の３つの谷の直径をいきなり７０
１ＩＩＩｌとして構成してしまう。

ただし、谷２の部分の内径が８ｈｉからいきなり７０１
ＩＩＩＩに落ちると、そこにはっきりと段差が形成され
てしまう。

そのために本発明の谷２にもわずかながら取り付けのた
めの可変化部Ｌを形成する（第３図）ただしこの可能変
化部Ｌは出来るだけ短い距離として形成する。　たとえ
短距離であっても、可変化部→Ｌが存在すれば連続変化
と同様であるとする考えは間違っている。

なぜならスクリューは常時製品を巻き上げる方向に回転
をしているから、一瞬の急激な直径の変化に、移動中の
製品は追随することができない。

したがって瞬間的に直径８０ＩＩＩＩｌの空間が出来て
も、８０ＩＩＩＩ１の製品は絵に書いたように瞬間的に
スボっと落下することは出来ないのである。

そのために、この可変化部Ｌの長さは、スクリューの回
転速度、製品の摩擦の状態、その形状といった多くの条
件によって影響されることになる。

したがって、実際の設計段階においてこの可変化部Ｌの
長さは、製品を実質的に不連続として取り扱える長さと
して設計することになる。

くハ〉山の形状 それに対して山の方は特に変化を設ける必要はない。

〈二〉スクリューの組み合わせ 上記した構成のスクリューを第２図に示すように２本平
行に並べる。

そうすると両者の谷２の間で正確な円形断面が構成され
る。

その場合に前記したように、スクリューの谷２の径はい
くつかの連続した直径を維持した後に急激に変化させて
あり、実質的に不連続であるから、２本のスクリューに
よって構成される谷２間の円形断面の寸法もまた不連続
に構成されることになる。

たとえば図面では、谷２の間隔は３５ｍｍ，４０ｍｍ，
と不連続に、段階的に変化している。

くホ〉分級作業 スクリューを反対方向に回転させて製品を押し上げる状
態で、その一方から製品を供給する。

製品としてはミカンや玉ねぎ、あるいは真珠のような天
然物、ゴルフボールのような工業生産品など広《利用で
きる。

そして谷２の間隔は３５ｍｍ，４０ａ＋ｍ，と不連続に
、段階的に変化しているから製品の落下も段階的に行わ
れる。

すなわち、３５Ｉｌｌｌｉ以上４ｈｍ未満の製品は、か
ならず４０ｍｍの谷２においてだけ落下し、その中間の
位置で落下することはない。

く本発明の効果〉 本発明は上記したように、スクリューの谷の径を不連続
に形成したものである。

従来のスクリュー使用の分級機は前記したように連続し
た状態で製品が落下し、実際の分級は下に設けたホッパ
ーで行っている。　　　　　　　　　　、一ところが本
発明の分級機はスクリューを使用しているにもかかわら
ず、そうしたことはなく、スクリューから落下した瞬間
すでに完全に分級を完了しているものである。

そのために極めて正確な分級が始めて可能となり、たと
えば野球ボールやゴルフボールといった工業製品のわず
かなサイズ違いを明確に分級することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図　本発明の分級機に使用するスクリューのー実施
例の説明図 第２図　本発明の分級機の説明図 第３図　その断面図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ２本のスクリューを平行に並べて、反対方向に回転を与
   えることによって、スクリューの谷の内部に位置させた
   物体を移動させ、谷の間隔から落下させて行う分級機に
   おいて、 ２本のスクリューの谷の間隔に形成される空間を円形に
   形成し、 かつ円形の直径を実質的に不連続に変化させて構成した
   、 分級機