JPS637329Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS637329Y2 JPS637329Y2 JP7508482U JP7508482U JPS637329Y2 JP S637329 Y2 JPS637329 Y2 JP S637329Y2 JP 7508482 U JP7508482 U JP 7508482U JP 7508482 U JP7508482 U JP 7508482U JP S637329 Y2 JPS637329 Y2 JP S637329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- fine particles
- transparent substrate
- aluminum
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は室内の壁面などに敷設して好適な高
級化粧板に係り、基本的には一定の色調を帯びた
反射鏡になつているが、その表面は光が乱反射し
ない凸面鏡又は凹面鏡になつていて映像が歪んで
見え、見る角度によつては光の干渉作用で玉虫色
に色変化するようにしたものである。
級化粧板に係り、基本的には一定の色調を帯びた
反射鏡になつているが、その表面は光が乱反射し
ない凸面鏡又は凹面鏡になつていて映像が歪んで
見え、見る角度によつては光の干渉作用で玉虫色
に色変化するようにしたものである。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
図ではプラスチツク製の透明基板１の表面に、
全面にわたつて部分球面状の凸部２を密に突出形
成し、その裏面にメタリツク塗料の塗膜３を反射
層として塗布形成した基本構造となつている。
全面にわたつて部分球面状の凸部２を密に突出形
成し、その裏面にメタリツク塗料の塗膜３を反射
層として塗布形成した基本構造となつている。
透明基板１の表面の凸部２は各々が凸面鏡の機
能を有する、好ましくは不規則形状とし、各凸部
２の突出高さが３mm〜10mmの比較的大きいもので
あつて、ある凸部２ａは突出頂部に凹曲部２ｂを
有する。
能を有する、好ましくは不規則形状とし、各凸部
２の突出高さが３mm〜10mmの比較的大きいもので
あつて、ある凸部２ａは突出頂部に凹曲部２ｂを
有する。
メタリツク塗膜３は金属微粒子４、具体的には
第２図および第３図に示す如き特殊なアルミ微粒
子が混入されている。このアルミ微粒子４は矩形
の扁平体をなしており、その外周縁に90゜以下の
鋭角部を有さず、一角部に丸い切欠き５を有する
基本形状になつていて、その厚みは6μ〜60μ、一
辺の長さは6μ〜３mm程度である。そして、その
外周側面６は地金面のままとし、鏡面仕上げされ
た上下の両扁平面７・７に透明度の高い、つまり
反射輝度の良好な熱硬化性合成樹脂系の塗料（例
えばアクリル樹脂）が焼付け塗装されたものとな
つている。符号８がその着色塗膜を示しており、
これの膜厚は約0.1〜3μである。具体的には、こ
のアルミ微粒子４は延展したアルミシートの鏡面
仕上げした両面に前記塗料を焼付塗装したのち、
型抜き形成して得られる。
第２図および第３図に示す如き特殊なアルミ微粒
子が混入されている。このアルミ微粒子４は矩形
の扁平体をなしており、その外周縁に90゜以下の
鋭角部を有さず、一角部に丸い切欠き５を有する
基本形状になつていて、その厚みは6μ〜60μ、一
辺の長さは6μ〜３mm程度である。そして、その
外周側面６は地金面のままとし、鏡面仕上げされ
た上下の両扁平面７・７に透明度の高い、つまり
反射輝度の良好な熱硬化性合成樹脂系の塗料（例
えばアクリル樹脂）が焼付け塗装されたものとな
つている。符号８がその着色塗膜を示しており、
これの膜厚は約0.1〜3μである。具体的には、こ
のアルミ微粒子４は延展したアルミシートの鏡面
仕上げした両面に前記塗料を焼付塗装したのち、
型抜き形成して得られる。
かかるアルミ微粒子４を含むメタリツク塗料を
透明基板１の裏面に吹付けて前記塗膜３を形成す
ることになる。そのさい、アルミ微粒子４は不規
則形状に破砕されたものと異なり、全てが同一形
状で外周縁に90゜以下の鋭角部を有しないので、
塗料中の溶剤の蒸発にともなつてアルミ微粒子４
が透明基板１の扁平下面側に突き立つことなく同
じ度合で沈降する。しかもアルミ微粒子４は矩形
の扁平体であるから、他の形状のものと異なり、
互いに絡み合うことがないうえに、切欠き５の存
在で沈降して行くときにバランスが崩れて平らに
倒れやすく、かつ均一に分散されるので、透明基
板１の表面から近接して直視すると、アルミ微粒
子４が透視できて夜空に明るくきらめく星を見る
如き感を呈する。
透明基板１の裏面に吹付けて前記塗膜３を形成す
ることになる。そのさい、アルミ微粒子４は不規
則形状に破砕されたものと異なり、全てが同一形
状で外周縁に90゜以下の鋭角部を有しないので、
塗料中の溶剤の蒸発にともなつてアルミ微粒子４
が透明基板１の扁平下面側に突き立つことなく同
じ度合で沈降する。しかもアルミ微粒子４は矩形
の扁平体であるから、他の形状のものと異なり、
互いに絡み合うことがないうえに、切欠き５の存
在で沈降して行くときにバランスが崩れて平らに
倒れやすく、かつ均一に分散されるので、透明基
板１の表面から近接して直視すると、アルミ微粒
子４が透視できて夜空に明るくきらめく星を見る
如き感を呈する。
いま、本案化粧板を室内の壁面に敷設して、照
明を当ててこれを見ると、前記アルミ微粒子４の
着色塗膜８の色が基本的な色調をなし、そのうえ
で透明基板１の表面に密に連続形成した凸部２で
映像が歪み、全体として映像は有えないが様々の
変化をもつたものとなり、その変化が見る角度に
よつて更に変つたものになる。そして、光の干渉
作用、すなわち、光の波が互いに山が合つて強め
合つたり、合わずに弱め合つたりする現象で、多
くの場合微妙な縞模様の虹色が部分的に表れる。
以上のようにしたものである。
明を当ててこれを見ると、前記アルミ微粒子４の
着色塗膜８の色が基本的な色調をなし、そのうえ
で透明基板１の表面に密に連続形成した凸部２で
映像が歪み、全体として映像は有えないが様々の
変化をもつたものとなり、その変化が見る角度に
よつて更に変つたものになる。そして、光の干渉
作用、すなわち、光の波が互いに山が合つて強め
合つたり、合わずに弱め合つたりする現象で、多
くの場合微妙な縞模様の虹色が部分的に表れる。
以上のようにしたものである。
なお、着色塗膜８が赤や青といつた色違いのア
ルミ微粒子４を混入して使用すると、見る角度に
よつて玉虫色に変化することを更に強調できるこ
とになろう。
ルミ微粒子４を混入して使用すると、見る角度に
よつて玉虫色に変化することを更に強調できるこ
とになろう。
アルミ微粒子は金属微粒子の最も好ましい一例
であつてその金属のものであつてもよく、その形
状も不規則に破砕されていてもよい。
であつてその金属のものであつてもよく、その形
状も不規則に破砕されていてもよい。
また、透明基板はガラス板であつてもよく、そ
の場合はガラス板の裏面を粗面に形成してメタリ
ツク塗膜３を塗布形成することになる。
の場合はガラス板の裏面を粗面に形成してメタリ
ツク塗膜３を塗布形成することになる。
また、本考案では透明基板１が広幅の長尺物で
ある場合に最も効果的ではあるが、浴槽の壁面に
敷設されるタイルのごとき、小物に適用してもよ
く、とくにそうした場合には透明基板１の表面に
形成される凸部２は単一であつてもよい。勿論、
透明基板１の表面を凹凸曲面に連続形成してもよ
いし、凹曲部を密に連続形成したものであつても
よいこと云うまでもない。
ある場合に最も効果的ではあるが、浴槽の壁面に
敷設されるタイルのごとき、小物に適用してもよ
く、とくにそうした場合には透明基板１の表面に
形成される凸部２は単一であつてもよい。勿論、
透明基板１の表面を凹凸曲面に連続形成してもよ
いし、凹曲部を密に連続形成したものであつても
よいこと云うまでもない。
以上のようにした本考案に係る化粧板によれ
ば、これを室内の壁面などに敷設すれば変化に富
んだ趣の装飾効果を期待でき、高級感を安価にし
て出せる利点を有する。
ば、これを室内の壁面などに敷設すれば変化に富
んだ趣の装飾効果を期待でき、高級感を安価にし
て出せる利点を有する。
第１図は本考案にかかる化粧板の一部縦断斜視
図、第２図は金属微粒子の斜視図、第３図は金属
微粒子の縦断面図である。 １……透明基板、２……凸部、３……メタリツ
ク塗膜、４……金属微粒子、７……金属微粒子の
扁平面、８……金属微粒子の扁平面に形成された
着色塗膜。
図、第２図は金属微粒子の斜視図、第３図は金属
微粒子の縦断面図である。 １……透明基板、２……凸部、３……メタリツ
ク塗膜、４……金属微粒子、７……金属微粒子の
扁平面、８……金属微粒子の扁平面に形成された
着色塗膜。
Claims (1)
- 合成樹脂又はガラス製の透明基板１の表面が凸
面鏡又は凹面鏡に形成され、透明基板１の裏面
に、着色塗膜８が形成された金属微粒子４を含む
メタリツク塗料の塗膜３が形成されている化粧
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7508482U JPS58180039U (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7508482U JPS58180039U (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | 化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58180039U JPS58180039U (ja) | 1983-12-01 |
| JPS637329Y2 true JPS637329Y2 (ja) | 1988-03-02 |
Family
ID=30084462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7508482U Granted JPS58180039U (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | 化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58180039U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06306313A (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-01 | Hajime Okazaki | 塗装用ないし印刷用の微粒子と化粧板 |
-
1982
- 1982-05-21 JP JP7508482U patent/JPS58180039U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06306313A (ja) * | 1993-04-21 | 1994-11-01 | Hajime Okazaki | 塗装用ないし印刷用の微粒子と化粧板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58180039U (ja) | 1983-12-01 |
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