JPS6373033A - 熱風循環式調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、加熱室内に熱風を循環させて加熱調理する
ようにした熱風循環式調理器に関する。

（従来の技術） 熱風循環式オーブンレンジ（調理器）には、第５図に示
されるように加熱室１の後壁１ａの背面にケーシング２
を設け、このケーシング２内に遠心ファンよりなる熱風
循環ファン３（多数枚の羽根３ａ・・・を円盤部３ｂの
側面に放射状に設けてなる）、ヒータ４を設けたものが
ある。

こうしたオーブンレンジには、従来より、第６図でも示
されるように加熱室１の後壁１ａの中央に吸込口５（多
数のパンチング孔よりなる）を設けると共に、その吸込
口５を挟む上下の均等な位置に吹出口６（多数のパンチ
ング孔よりなる）をそれぞれ帯状に形成した構造が用い
られる。具１本的には、ケーシング２と後ｕｌａとの間
の隔至で、吸込口５と各吹出口６．６とを連通させるフ
ァン宵を形成し、このファン空白に吸込口５と対向させ
て熱風循環ファン３を設け、さらにファン外周部と吹出
口６，６の間に熱風循環ファン３を囲むようにして略環
状のヒータ４を配した構造が用いられる〈第７図に示す
如く）。但し、熱Ｉｌ！循環ファン３はケーシング２の
外部に設けたファンモータ３Ｃで回転されるようになっ
ている。

ところで、こうしたオーブンレンジにおいては、通常、
第６図でも示されるように加熱室１の左右壁に複数段の
棚支え部７・・・が設けられていることは知られ、これ
ら棚支え部７・・・にそれぞれｎ８を軟せて使用するこ
とにより、一度に多品の食品（図示しない）を調理でき
るようにしている。

具体的には、第５図および第６図に示されるように２枚
の棚８，８がそれぞれ吸込口５と吹出口６との間に配置
されるよう棚支え部７・・・を加熱室１に形成すること
が行なわれる。そして、多数の食品を載せた棚８を上段
および下段の棚支え部７゜７の間にセットして、熱風循
１１ファン３．ヒータ４を作動させることにより、循環
する熱風で棚８゜８上の食品を一度に加熱するようにな
っている。

すなわち、熱風の循環は、熱風循環ファン３の作動で吸
込口５から加熱室１内の空気を吸込む、吸い込んだ空気
をヒータ４で加熱して熱風にする。

該熱風が吹出口６．６から上段の棚８の上方ならび下段
の棚８の下方へ吹き出されていく、吹き出された熱風が
棚８，８間の空間から再び吸込口５に戻るといった経路
で行なわれていき（第５図の矢印で示す如り）、熱風で
食品全体を加熱する；３造となる。

なお、９はオーブンレンジの本体（キャビネット）、１
０は加熱室１の開口部を開閉するための扉を示す。

ところが、こうしたオーブンレンジはヒータ４の熱を受
けて加熱室１の後壁１ａが発熱しやすい難点をもつ。

（発明が解決しようとする問題点） このため、後壁１ａと近接する９８．８の外周部が不用
意に加熱されて（熱伝導による）、外周部の近くに載せ
た食品の外周部寄りの部分が他の部分より焼は過ぎてし
まう傾向があった（本来の熱風による加熱の他に熱伝導
による熱が加わることによる）。

この発明はこのような問題点に着目してなされたもので
、その目的とするところは、加熱室の壁部が発熱するこ
とによる食品の焼きむらを防止することができる熱ｌｉ
ｔ遁環式環式調理器供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段と作用）この発明は、ケ
ーシング２が設けられる一壁部１ａ上、棚８の外周部と
対向する背面部分に断熱層１５を形成して、断熱層１５
でａ８の外周部に対する熱伝導を減少させる。

〈実施例） 以下、この発明を第１図ないし第４図に示す一実施例に
もとづいて説明する。但し、「従来の技術」の項で述べ
た部品と同じものには同一符号を附してその説明を省略
し、この項では異なる部分について述べることにする。

すなわち、一実施例は加熱室１の後壁１ａに断熱層１５
を設けた点、および加熱室１の開口部の上部に整流板１
６を設けた点で異なっている。

詳しくは断熱層１５は、第１図および第２図に示される
ように加熱室１内にセットしたｔａ８の外周部と対向す
る後壁１ａの背面の部位に、町８の外周方向に沿って、
断面が凹形の帯状部材１７を取着した２重構造となって
いる。そして、帯状部材１７の先端は正面に有る熱風循
環ファン３の羽根３ａに対しできるだけ近接していて（
突出）、内部に形成された断熱のための空気層１８の容
積を大きくしていると同時に、熱ｆｆｌ遁環ファン３（
遠心ファン）の吸込側３ｄと吹出側３ｅとの間でショー
トサーキット（羽根３ａと後壁１ａの間を熱風が短絡す
ること）が起きないようにしている。また帯状部材１７
の吸込側３ｄ、吹出側３ｅに臨む上下の端壁には、ケー
シング２側に向かう勾配の傾斜面２０が形成されていて
、傾斜面２０をガイドとして、吸い込む熱風、吹き出さ
れる熱風をスムーズに流ずことができるようにしている
。

一方、整流板１６は、加熱室１の開口上部から垂下して
いる加熱室１ａの前板２１の先端部に渡り、加熱室１の
後壁１ａ側へ傾斜した傾斜部２２を一体に設けた構造と
なっている。そして、傾斜部２２の傾斜面をガイドとし
て、上部の吹出口６から吹き出されてくる熱風を棚８，
８間に導くことができるようにしている。つまり、循環
効率の低下となる乱流を発生させずに熱風を流すことが
できる構造となっている。またこの整流構造は、傾斜部
２２と前板２１とに囲まれる空間の空気が断熱として働
くので、先の乱流の発生の解消によって熱気が前板２１
付近に止まらないことと併せて、ｒｎ９の上部側の温度
上昇を防ぐことができるようにもなっている。

しかして、ａ８，８を使って食品（図示しない）を調理
するときは、まず、食品を載せた２枚の棚８．８をそれ
ぞれ上段と下りの棚支え部７，７に掛ける。その後、扉
９を閉めて操作部（図示しない）を操作すれば、ファン
モータ３ｃ、ヒータ４が作動していく。これにより、熱
風が吸込口５、ヒータ４、上下の吹出口６，６、棚８，
８の上下方、棚８．８間を順次流れて庫内を循環し、各
（り８．８上の食品を加熱していくことになる。

ここで、加熱室１の後壁１ａからの発熱により、棚８の
後壁１ａ寄りの食品が焼き過ぎを起こしてしまうことが
懸念される。

しかし、後壁１ａに設けた断熱層１５で、棚８の外周部
と対向する後壁部分には熱が入射しないよう断熱してい
る。これにより、棚８に対する熱伝導が減少することに
なり、局部的な焼は過ぎを防ぐことができる。

これ故、棚８上の全ての食品をほぼ熱風のみで加熱する
ことができ、焼きむらなく食品を調理することができる
こととなる。

しかも、断熱層１５の上下端に傾斜部２２を設けたこと
により、断熱層１５が熱風循環ファン３の吸込側３ｄと
吹出側３ｅとの間に張り出すことに加え、傾斜面２０が
熱風をガイドするから、第５図の二点鎖線で示すような
乱流、ショートサーキットを起こすことなく熱風をスム
ーズに流すことができるようになり、熱風の循環効率の
向上を図ることができる。実験によれば、今まで約２０
分裂した実調理時間が１〜２分程、短縮できるものであ
った。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、断熱層により、
発熱する加熱室の壁部から棚の外周部への熱伝導を減少
させることができるようになる。

この結果、加熱室の壁部が発熱することによる食品の焼
きむらを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の一実施例を示し、第１
図はこの発明の要部を示す側断面図、第２図はそれをｊ
音用した熱風＠環式ｒ＃理の側断面図、第３図は同じく
正断面図、第４図はそのケーシング廻りを示す正面図、
第５図は従来の熱風循環式調理器を示す側断面図、第６
図はその正断面図、第７図はそのケーシング廻りを示す
正面図である。 １・・・加熱室、１ａ・・・後壁、２・・・ケーシング
、３・・・熱風循環ファン（遠心ファン）、４・・・ヒ
ータ、５・・・吸込口、６・・・吹出口、８・・・棚、
１５・・・断熱層、１７・・・帯状部材、１８・・・空
気層、２０・・・傾斜面。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に棚が複数段セット自在な加熱室を設け、こ
   の加熱室の一壁部の中央に吸込口を設け、その吸込口を
   挟む上下部にそれぞれ吹出口を設け、かつ前記一壁部の
   背部に吸込口と吹出口とを連通するケーシングを設ける
   とともに、ケーシング内に遠心ファンを吸込口と対向さ
   せてヒータと共に設けた熱風循環式調理器において、前
   記一壁部上、前記棚の外周部と対向する背面部分に断熱
   層を形成したことを特徴とする熱風循環式調理器。
2. （２）断熱層は、一壁部の背面に断面が凹形の帯状部材
   を棚の外周方向沿いに突設して、一壁部と遠心ファンの
   羽根に近接する帯状部材との間に空気層を形成してなる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の熱風循
   環式調理器。
3. （３）帯状部材は、遠心ファンの吸込側、吹出側に臨む
   上下の端部に傾斜面が形成されていることを特徴する特
   許請求の範囲第２項に記載の熱風循環式理器。