JPS637249Y2 - - Google Patents

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JPS637249Y2
JPS637249Y2 JP10634084U JP10634084U JPS637249Y2 JP S637249 Y2 JPS637249 Y2 JP S637249Y2 JP 10634084 U JP10634084 U JP 10634084U JP 10634084 U JP10634084 U JP 10634084U JP S637249 Y2 JPS637249 Y2 JP S637249Y2
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JP
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heating element
water
air
heating
water vapor
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JP10634084U
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JPS6121542U (ja
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水で加湿された加温空気流を鼻孔ある
いは口孔より送入せしめることにより鼻口腔内の
細菌、ヴイールス等を死滅もしくは活動低下せし
めることによつて花粉症のアレルギー性鼻炎もし
くは風邪等を治療する装置に関するものである。
(従来の技術) 近年鼻孔より加湿加熱された空気を、鼻孔深さ
2.5cm点で測定された温度が43±0.5℃に制御せし
めて鼻孔中に30分間送入する操作を2時間の間隙
をおいて3回実施することによりアレルギー性鼻
炎患者の75%が一週間、68%が一ケ月間症状が改
善されるということが、Proc.Natl.Acad,Sci.
USA,Vol.79,pp4766−4769(1982)やC.R.
Acad.Sc.Paris,t.291(1980)等に報告されてい
る。また上記治療に適した装置として特開昭57−
166154号には、出口部材に加熱手段および加湿手
段を設け、かつ該出口部材が重量の大きい本体と
可撓性の管部材で隔てることによつて本治療原理
中最も勘要な温度制御の信頼性を大にするととも
に出口部材を操作上不自由なく患者の鼻孔近くに
位置せしめ得る装置が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 特開昭57−166154号で開示された装置は加湿手
段が加熱空気流中に向けられたノズルからの水の
噴射による加湿方法を採用している。しかしなが
らこの方法は必然的に非常に細い管より水を噴出
せしめなければならないために、該細管が詰りや
すく頻繁に細管を清掃する必要を生ぜしめる。細
管が完全に詰ることがなくとも部分的に詰つても
直ちに水の噴出状況に不調を来し本件治療が実施
し得なくなる。かかる重大な欠陥を免がれるため
に該細管内に細線を挿入設置し、時に該細線を前
後に動かし細管内を比較的容易に清掃せしめ得る
ようにすることも可能ではあるが、これをもつて
しても細管の詰りによるトラブルを本質的に除去
するものではない。
(問題点を解決するための手段) 本考案における基本的な考え方は、水を空気流
中に噴出霧化させるために必要な細管を廃するこ
とである。このための加湿方式としては水を加熱
して発生した水蒸気を空気流中に導くことにより
空気流を加湿することが考えられる。しかしなが
ら、この方式においても水蒸気発生部が加湿加熱
空気流の出口部材より隔てられた本体にある場合
には水蒸気が可撓性管の内壁で凝縮し、この凝縮
した水が水蒸気の流れを妨げるなどの問題と、本
件治療原理の勘要点である空気流の温度制御の困
難性とを除去し得ない。本考案者は上記方式を本
件治療に適用すべく鋭意検討した結果本考案に到
達したものである。すなわち本考案は加湿加熱さ
れた空気流を鼻口粘膜に送出する鼻口粘膜加湿加
熱装置において、送気ポンプと送水ポンプを収容
した本体と、空気流加温用発熱体と水蒸気発生用
発熱体を有し、該空気加温用発熱体の一端部に設
けた加温空気導出部に隣接して空気加速部と他端
部に空気導入部を設けるとともに、水蒸気発生用
発熱体の一端部に該発熱体への導水部と他端部に
該発熱体により生成された水蒸気を上記空気加速
部に導く水蒸気導出部を設けた出口部材が可撓性
の管部材で連結されていることを特徴とする鼻口
粘膜加湿加熱装置である。
(作用) 本考案装置においては出口部材に空気流の加温
のための発熱体と加湿用の水蒸気を発生せしめる
ための発熱体とを含むため、発生した水蒸気は直
ちに空気流に導かれ、かくして加湿された空気流
が直ちに鼻あるいは口孔へ送出されるので水蒸気
凝縮による先述の不都合は完全に解決される。か
かる出口部材内における水蒸気の発生は、単純に
出口部材に貯水部を設け該貯水部を加熱すること
でも実施し得るように思われるが、実際に試作し
て試みると、貯水部内の水量によつて発生蒸気量
が異なり治療に必要な30分間の一定蒸気量供給は
困難であつた。さらに該貯水部に治療1回分に必
要な水量約100mlを入れると出口部材のかさ高さ
及び重量が増大し、かかる出口部材を鼻あるいは
口孔に近接せしめることは顔面近くに保持する部
材として不快感が著しく患者に不評であつた。し
たがつて、出口部材内における蒸気発生は電気的
発熱体に一定少量の水(3〜4ml/分)を供給し
該水が本質的に液として出口部材内に溜ることな
く速やかに水蒸気化せしめることが望ましい。こ
のために発熱体が水に接触し得る面積ができる限
り大であることが好ましく、水に接触する発熱体
面は凹凸状、複数管状、粒子集合体状、繊維集合
体状(ウエブ状、綿状)などであることが好まし
い。かかる場合、水の貯水部は出口部材より離さ
れた本体に設置あるいは付設せられるので、該貯
水部より該発熱体に水を送るための送液手段を本
体に設置あるいは付設することが好ましい。
(実施例) 次に本考案装置の一実施例を図面にて説明す
る。
第1図は本考案の実施態様の1例の基本構成お
よび動作原理を説明するものである。本装置は加
湿加熱空気流を鼻あるいは口の粘膜に送出部35
を通じて効果的に送出すことを目的として構成さ
れる。空気流は本体10に設置された加圧送気ポ
ンプ11によつて供給せられ、可撓管部材20に
設けられた送気管21を通じて出口部材30に導
かれ、加温用発熱体34を経て、空気流路をせば
めることによつて空気流を加速せしめる空気加速
部36を経て、水蒸気導出部33より導かれた水
蒸気と混合加湿され、空気流温度を監視するため
の温度検出部37を経て、最後に送出部35を通
じて送出される。加湿用の水蒸気は、貯水部12
に貯えられた水を送水用加圧ポンプ13により送
水管22を経て出口部材30に至らしめ、水を水
蒸気化せしめるための蒸気化発熱体31に導水部
32を通じて供給し、該発熱体31で発生した水
蒸気は水蒸気導出部33を経て空気流に導かれ
る。先述したように本装置においては加湿空気流
の温度が治療原理の勘要点であるが、温度制御を
行うために温度検出部37、空気流加温用発熱体
34、水蒸気化用発熱体31より導電線23が可
撓性管部材20を経て本体10内の電気制御部1
4に接続される。該電気制御部14は加圧送気ポ
ンプ11、送水用加圧ポンプ13および貯水部1
2中の水を加熱するための貯水部発熱体15にも
導電線で接続され、これら各部を制御し得る。特
に貯水部発熱体15は本装置による治療前あるい
は後に貯水部12、送水管22、導水部32の滅
菌用に高温水あるいは蒸気を発生せしめるために
設置せられているが、水蒸気化用発熱体31にお
いて外気温に影響されずに安定に水蒸気を発生せ
しめるために予め貯水部12の水を加温するため
にも用い得る。
第2図は出口部材30の構造の一実施態様を示
す断面図である。送出部35は出口部材ハウジン
グ39に着脱可能であり、患者毎に取り換えられ
(デイスポーザブル)。さらに装置運転を行わない
時には細菌等が内部に入ららぬように栓と交換し
得る。該栓は空気透過性であつてかつ菌無透過性
であるもの、たとえば多孔質シリコーンラバー製
の培養器用栓など、で作られている方が好まし
い。空気流加速部36は細孔を設けた板状体であ
つて空気流は該細孔を通過せしめられることによ
り加速される。空気流加熱のための電気的発熱体
34は公知の発熱体が用いられるが最も好ましく
は金属あるいはセラミツクに電気抵抗体を埋め込
みかつ内部に空気流路を設けたブロツク発熱体で
ある。該空気流加温用の発熱体34は水蒸気化用
の発熱体の熱源を兼ね熱は水蒸気化用発熱体31
に移動せしめられる。該水蒸気化用発熱体31は
下端に設けられた導水部32より導入された水を毛
管現象により上部へ上昇せしめ得るような多孔あ
るいは多溝構造体であつて、金属などの熱伝導性
材質よりなることが好ましいが、通常の金属ある
いは非金属繊維集合体により毛管現象を生起せし
めることもできる。空気流路は加圧送気ポンプ1
1(第1図)から空気流加速部36の間は実質的
に気密にする必要があるので、空気流加温用発熱
体34とハウジング39との間にパツキングある
いはシーリング材38を設ける。送気管21と送
水管22とは図に描かれていないが発熱体34に
接続する導電線や温度検出部37に接続する導電
線とともに外被管21に囲まれて可撓性管部材2
0(第1図)を構成する。該外被管21は塩化ビ
ニール、ポリエチレン等のプラスチツク管あるい
は金属らせん型可撓管である。
(考案の効果) 以上のように本装置における加湿手段において
は詰りの原因となる細管状水路がないために水路
の詰りによるトラブルは発生することがなく、ま
た水蒸気化のための発熱体31に一定の水供給を
行い得るために蒸気発生量を一定にすることがで
き、送出空気の湿度が低下したり送出空気に水滴
が混入して吹き出すといつたトラブルを無くする
ことができ治療効果を快適に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置のフロー図であり、第2図
は出口部材の断面図である。 10……本体、20……可撓管部材、30……
出口部材、31……発熱体、33……水蒸気導出
部、34……空気流加温用発熱体、35……送出
部、36……空気流加速部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加湿加熱された空気流を鼻口粘膜に送出する鼻
    口粘膜加湿加熱装置において送気ポンプと送水ポ
    ンプを収容した本体と、空気流加温用発熱体と水
    蒸気発生用発熱体を有し、該空気加温用発熱体の
    一端部に設けた加温空気導出部に隣接して空気加
    速部と他端部に空気導入部を設けるとともに水蒸
    気発生用発熱体の一端部に該発熱体への導水部と
    他端部に該発熱体により生成された水蒸気を上記
    空気加速部に導く水蒸気導出部を設けた出口部材
    が可撓性の管部材で連結されていることを特徴と
    する鼻口粘膜加湿加熱装置。
JP10634084U 1984-07-12 1984-07-12 鼻口粘膜加湿加熱装置 Granted JPS6121542U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10634084U JPS6121542U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 鼻口粘膜加湿加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10634084U JPS6121542U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 鼻口粘膜加湿加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS6121542U JPS6121542U (ja) 1986-02-07
JPS637249Y2 true JPS637249Y2 (ja) 1988-03-01

Family

ID=30665635

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JP10634084U Granted JPS6121542U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 鼻口粘膜加湿加熱装置

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JP2017099817A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 徳晃有限公司 複数の機能を有する遠赤外線熱風型治療装置

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JPS6121542U (ja) 1986-02-07

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