JPS6371573A - 内燃機関の点火装置及び該点火装置を作動させる方法 - Google Patents

内燃機関の点火装置及び該点火装置を作動させる方法

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JPS6371573A
JPS6371573A JP22677887A JP22677887A JPS6371573A JP S6371573 A JPS6371573 A JP S6371573A JP 22677887 A JP22677887 A JP 22677887A JP 22677887 A JP22677887 A JP 22677887A JP S6371573 A JPS6371573 A JP S6371573A
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JP
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time
current
signal
ignition
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JP22677887A
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マイケル エー.ヌーハルフェン
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Motors Liquidation Co
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Motors Liquidation Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関のための電子式点火装置、一層詳しく
は、ディストリビュータレス点火装置の点火タイミング
、−次電流ドエル時期の両方を制御できる電子式点火装
置に関する。
電子式点火装置では、半導体スイッチを点火コイルの一
次巻き線と直列に接続しである。この半導体スイッチが
導通状態になると、一次巻き線が付勢され、半導体スイ
ッチが非導通状態にバイアスされると、点火火花が点火
コイルの二次巻き線に発生する。一次巻き線の付勢時期
は時にはドエル時期の開始(S OD)と呼ばれ、一次
巻き線コイルがカットオフされた時期は時にドエル時期
の終了(EOD)と呼ばれることがある。EODとSO
Dの間の時間は半導体スイッチの「オフ」時間であり、
時に非ドエル時期と呼ばれることがある。EOD点は所
望の点火タイミング点で発生して点火を開始させなけれ
ばならず、一方、SOD点は充分なエネルギが点火コイ
ルで発生して点火プラグを点火させるようにEOD点に
合わせて選定しなければならない。SOD、EOD間の
時間はドエル時間と呼ばれ、一次巻き線を付勢する時間
に一致する。装置は、このドエル時間が点火コイルから
充分なエネルギを得て点火プラグを信頼性をもって点火
させるに充分なものとなるように構成してなければなら
ない。一方、一次巻き線電流を制御する半導体スイッチ
では、これを電流制限モードにバイアスして一次巻き線
電流を安全な値に制限しなければならない。
従来、一次巻き線電流を測定し、次いで非ドエル時間を
変える信号を発生させて一次巻き線のために成る電流レ
ベルを維持することによってドエル時間を制御できるこ
とは知られている。このようなタイプの装置の1つが米
国特許第3.605.713号に開示されている。この
米国特許では、小型の抵抗器が一次巻き線電流を検知し
、電流が限界値に達したときに出力トランジスタを電流
制限モードに置く。さらに、装置は非ドエル時間を制御
し、閉ループ作用を通して電流限界値にほぼ等しい最終
的な一次巻き線値を与えるように作用する。測定した一
次巻き線電流の関数としてドエル時間を制御する他の配
置としては米国特許第4..367.722号および同
第4,198,936号に開示されているものである。
米国特許第4,367.722号では、一次巻き線電流
の傾斜時間を検出し、それを利用して非ドエル時間を制
御している。米国特許第4,198,936号では、一
次巻き線電流の傾斜時間中にカウンタにパルスを与え、
計数したパルスを利用して非ドエル時間を制御している
ドエル時間を制御するディストリビュータレス点火装置
も公知である。この−例が米国特許第4.378,77
9号に示されている。この米国特許では、複数の点火コ
イル一次巻き線を利用しており、ただ1つの電流測定用
抵抗器がそれぞれの一次巻き線に供給された電流を測定
する。ドエル時間を制御するディストリビュータレス点
火装置に関する別の特許としては米国特許第、i、26
5,211号がある。
本発明は複数の点火コイルの各々における一次巻き線電
流を測定して非ドエル時間を制御する。
しかしながら、米国特許第4,378,779号に示さ
れている装置と違って、本発明の装置は所与の点火コイ
ルの一次巻き線電流を測定してから、ごの同じ点火コイ
ルの非ドエル時間を制御し、この所与の点火コイルの成
る付勢時期と別の付勢時Hの間で別の点火コイルを付勢
する構成となっている。
米国特許第4,378.779号では、電流を成る点火
コイルで測定し、その電流を利用して次に付勢されるべ
き点火コイルの非ドエル時間を制御している。
したがって、この公知の構成ではこれらの点火コイルの
抵抗とインダクタンスが適合しているがどうかを考慮し
ていない。本発明の構成では、所与の点火コイルについ
てのデータを集めるが、この同じ点火コイルの非ドエル
時間を制御する時刻までこの集めたデータを利用しない
したがって、本発明の目的は一次巻き線電流データを所
与の点火コイルについて収集し、次いでそれを利用して
同じ点火コイルの非ドエル時間を制御する非ディストリ
ビュータ式点火装置用ドエル時間制御器を提供すること
にある。
この目的を達成すべく、本発明の点火装置を作動する方
法および点火装置は特許請求の範囲第1項および第2項
のそれぞれの特徴記載部分に記載されている特徴によっ
て特徴付けられる。
本発明は一次巻き線電流の傾斜時間を測定し、複数の電
流制限時間の1つをこの傾斜時間の関数として選定する
ドエル時間制御装置を提供する。
こうして選定した電流制限時間を利用して非ドエル時間
を制御する。そして、選定した電流制限時間が一次巻き
線電流を成る電流限界値に到達させるに充分長いドエル
時間を生じさせる値となるような構成となっている。
好ましくは、本発明は成る作動条件の下に成る計算した
EOD点からEOD点を延期させるように作動するドエ
ル時間制御装置を持つ点火装置を提供する。EODが延
期したかどうかを決定する作動条件は次の通りである。
A、、EOD信号が発生したときに一次巻き線電流がそ
の電流限界値に達しているかどうかの決定。
B、一次巻き線電流の傾斜時間が成る時間値を越えたか
どうかの決定。
C0一次巻き線電流を制御する半導体スイッチの最小バ
ーン時間すなわち「オフ」時間中にSOD信号が発生し
たかどうかの決定。
計算したEOD点からEOD点を延期させることによっ
て、ドエル時間が延びて充分なコイルエネルギを確保し
、点火プラグを点火させる。このEOD点延期は、たと
えば、点火タイミングを急速に変化させるか、あるいは
、エンジンを急激に加速させることによって生じさせる
ことができる。
好ましくは、本発明は計算EODからEODを延長させ
るように作動したときに次に発生するドエル時間を延ば
すように作動するドエル時間制御装置を提供する。
以下、添付図面を参照しながら本発明を一層詳しく説明
する。
添付図面、特に第1図を参照して、参照符号10は4サ
イクル内燃式エンジンを示している。
本発明の説明では、このエンジン10は点火順序が1−
3−4−2である4シリンダのエンジンとする。参照符
号12.14はそれぞれエンジン10のシリンダ1.4
に組み込んだ点火プラグを示している。参照符号16.
18はそれぞれエンジン10のシリンダ2.3に組み込
んだ点火プラグを示している。
本発明の点火装置はいわゆるディストリビュータレス点
火装置であり、エンジン10の点火プラグ12−18に
点火エネルギを順次に分配するだめの普通のロータ・デ
ィストリビュータキャップ接点は利用しない。この目的
のために、点火プラグ12.14は点火コイルC1の二
次巻き線20に接続してあり、点火プラグ16.18は
点火コイルC2の二次巻き線24に接続しである。点火
コイルC1は一次巻き線28を有し、点火コイルC2は
一次巻き線30を有する。一次巻き線28.300片側
は導線32.44に接続してあり、これらの導線は直流
電圧源34のプラス側に接続しである。この直流電圧源
は図ではバッテリである。
直流電圧源34のマイナス側は接地しである。直流電圧
源34は自動車に搭載し、バッテリ充電用発電機(図示
せず)に接続した畜電池であってもよい。この発電機は
当業者にとって周知の要領で点火装置を包含する自動車
に電気負荷も与える。
本点火装置は2つの半導体スイッチを包含し、これら半
導体スイッチはダーリントン・l・ランジスタ36.3
8の形を採っている。ダーリントン・トランジスタ36
はN P N l−ランジスタ36A、36Bからなり
、ダーリントン・トランジスタ38はNPN)ランジス
タ38A、38Bからなる。ダーリントン・トランジス
タ36.38は、それぞれ、一次巻き線28.30と直
列に、そして、電流検知用抵抗器40 (抵抗値は低く
、たとえば、0.04.7オームである)と直列に接続
しである。接続点45を有する抵抗器41.43からな
る電流検知用抵抗器40を横切って抵抗型分圧器が接続
しである。抵抗器41.43は約19オームから35オ
ームの範囲にあり得る抵抗値を有する。抵抗器41.4
3は後に説明する目的のために所定の抵抗値にレーザー
仕上げしである。導線42がNPN l−ランジスタ3
6BのエミッタをNPN )ランジスタ38Bのエミッ
タおよび電流検知用抵抗器40に接続している。ダーリ
ントン・トランジスタ36が導通状態にバイアスされた
とき、導線32から一次巻き線28を通り、ダーリント
ン・トランジスタ36を通り、導線42を通り、接続点
86を通り、そして、電流検知用抵抗器40を通ってア
ースまでの電流路が形成され得る。ダーリントン・l・
ランジスタ38が導通状態にバイアスされると、導線4
4から一次巻き線30を通り、導通状態のダーリントン
・l・ランジスタ38を通り、接続点86を通り、そし
て、電流検知用抵抗器40を通ってアースまでの電流路
が形成され得る。ここで、ダーリントン・l・ランジス
タ36が非導通状態にバイアスされたとき、二次巻き綿
20に高電圧が誘導され、これが点火プラグ12.14
を直列に点火させるごとになることは明らかである。同
様にして、ダーリントン・トランジスタ38が非導通状
態にバイアスされると、二次巻き線24に高電圧が誘導
されて点火プラグ16.18を直列に点火させるごとに
なる。
前述のことから明らかなように、エンジン10の2つの
シリンダに対応する2つの点火プラグはそれぞれのダー
リントン・トランジスタ36.38が非導通状態にバイ
アスされる毎に直列で点火される。装置の配置は、圧縮
行程にあるう/リンダと組み合った点火プラグ12−1
8か点火させられたとき、排気行程にあるシリンダと組
み合った別の点火プラグ12−18も同時に点火させら
れるようになっている。したがって、点火プラグ12と
組み合ったシリンダのピストンが圧縮行程にある場合、
点火プラグ14と組み合ったシリンダのピストンは排気
行程にあり、また、その逆もあることになる。これは点
火プラグ16.18によって点火されるシリンダについ
ても当てはまる。
ピストン位置の関数としてシリンダ1.4、そしてシリ
ンダ2.3の同時点火プラグ点火作用を正しく同期させ
るために、本発明の点火装置はエンジンのクランク軸位
置に関係した電圧を発生する。そのために、クランク軸
46は一対のディスク48.50に機械的に連結してあ
り、これらのディスクはそれぞれスロワl−4,8A、
、 50Aを有する。ディスク48.50は公知要領で
ピックアップ・コイル52.54と協働して、スロット
4、8 A、50Aが対応するピックアップ・コイルを
通過する毎にそこに電圧を誘導する。ビンクアツブ・コ
イル52.54はそれぞれスクエアリング回路56.5
8に接続してあり、これらのスクエアリング回路は電圧
パルスをライン60.62に送らせる。スロット50A
、、48Aは互いに180度隔軸重ており、したがって
、ライン60.62で発生した電圧パルスは180度位
相がずれている。
ライン60.62の電圧パルスはフリップフロップ64
に送られ、このフリップフロップの出力端子はそれぞれ
アンド・ゲート66.68に接続しである。アンド・ゲ
ート66.68の出力はインバータIN1、TN2およ
び導線72.74を経て制御回路70に送くられる。こ
の制御回路70は第3図に詳しく示しである。制?ff
11回路70は導線71.76.78.80.82にも
接続してあり、これらの導線も第3図に図示しである。
ライン60.62で発生した電圧、フリップフロップ6
4およびアンド・ゲート66.68は同期化装置を提供
し、これはクランク軸46の所与の180度回軸回転中
−リントン・トランジスタ636をして点火プラグ12
、14の点火作用を制御させ、クランク軸46の次の1
80度回軸回転中ーリントン・l・ランジスタ38をし
て点火プラグ16、18の点火作用を制御させる。今説
明したばかりのことは、シリンダ1、4のバンクあるい
はシリンダ2、3のバンクのいずれかを選んでクランク
軸位置と同期させて点火プラグに点火作用を行なわせる
ので、バンク・セレクタと呼ぶことができる。このバン
ク・セレクタ配置は説明してきた配置以外の公知形態を
採ることができ、バンク選定の特別の要領が本発明の一
部となることはない。
ダーリントン・トランジスタ36、38は、最初に導通
状態にバイアスされたとき、完全飽和状態にバイアスさ
れる。この場合、一次巻き線を通る電流は所与の一次巻
き線の抵抗および電流検知用抵抗器40の非常に小さい
抵抗によって制限される。第2C図は経過時間の関数と
しての一次巻き線コイル電流を示している。ダーリント
ン・l・ランジスタ36または38が導通状態にバイア
スされたとき、電流は第2C図に参照符号84で示す傾
斜関数84に沿ってゼロから高まる。電流か傾斜関数8
4に沿ってゼロから高まるにつれて、電流検知用抵抗器
40を横切って接続点86のところに発生した電圧、更
に続く、接続点45のところの電圧は傾斜関数84をた
どることになる。
接続点45のところの電圧は導線80を経て制御回路7
0に印加され、電流レベルが第2C図に参照符号88で
示す値に達すると、ダーリントン・トランジスタ36ま
たは38は飽和状態から解除され、電流制限モードにバ
イアスされることになる。電流制限モードにおいて、電
流は第2C図に参照符号88で示すレベルに留まる。電
流が第2C図の電流レベル88に到達すると、制御回路
70は導線82に信号を出力し、この信号は後により完
全に説明する要領で点火装置を制御するのに利用する。
ダーリントン・トランジスタ36または38が非導通状
態にバイアスされると、一次巻き線28.30が消勢さ
れ、その電流はゼロまで低下する。
これは89で示す電流曲線の部分によって表わしである
。−次電流がカットオフされると、一対の点火プラグ1
. ’2−18が点火作用を行なう。第2C図において
、コイル電流が電流限界値まで立上るのに要する時間は
RTで示しである。この時間については後に言及するが
、一次巻き線電流の立上り時間あるいは傾斜時間と呼ぶ
ことができる。
第2C図はダーリンi・ン・トランジスタ36または3
8が電流制限モードで作動している時間も示している。
この時間はCLTEで示してあり、−次電流が時間の経
過と共に変化することのないコイル電流曲線の平坦部分
91に一致する。
第3図に詳しく示す制御回路70を次に説明する。この
制御回路70はそれぞれ全体的に90.92で示す2つ
の同形の部分あるいはセクションを有し、これらの部分
はそれぞれダーリントン・トランジスタ36.38の切
換えを制御する。セクション90.92に共通の導線9
4が抵抗器96および導線71によって直流電圧源34
のプラス側に接続しである。一対のPNP )ランジス
りPI3、PI3のエミッタが導線71に接続しである
。これらPNPI−ランジスタのベースは導線98を経
て定電流源(図示せず)に接続しである。PNP )ラ
ンジスタP13のコレクタは接続点100に接続してあ
り、PNP )ランジスタP14のコレクタは接続点1
02に接続しである。
PNP トランジスタP13、P 1.4の目的は定電
流源配置を提供することにある。
セクション90は導線94と、導線76を経てダーリン
トン・トランジスタ36のベースに接続した接続点10
4との間に接続したPNPI−ランジスタP17を有す
る。NPN トランジスタN27は接続点104に接続
したコレクタと接地したエミッタとを有する。PNP 
l−ランジスタP17が導通状態のとき、それはダーリ
ントン・l・ランジスタ36に充分なベース電流を与え
、このダーリントン・トランジスタを飽和状態すなわち
完全導通状態にする。NPN )ランジスタN27が導
通状態にバイアスされると、それはベース駆動電流をダ
ーリントン・トランジスタ36に分路し、ダ2〇 一リントン・トランジスタ36に行くベース電流をこの
ダーリントン・トランジスタが飽和状態から外れ、電流
制限モードにバイアスされるようなレベルまで減らず。
したがって、一次巻き線電流は第2C図に示す一定値す
なわち一定レベル88に制限される。PNP )ランジ
スタP17が完全な非導通状態へバイアスされたときに
はいつでも、ダーリントン・トランジスタ36へのベー
ス駆動電流がカットオフされ、その結果、l・ランジス
タ36が完全非導通状態にバイアスされて一次巻き線回
路を遮断すると共に二次巻き線20に電圧を誘遵し、点
火プラグ12.14に直列で点火作用を行なわせる。
セクション90はPNP トランジスタP15、PI3
と、N P N +−ランジスタN23、N24、N2
5、N26と、複数の抵抗器とを有し、これらはすべて
第3図に示すように接続しである。
NPN )ランジスタN23のベースは抵抗器R34、
ダイオードD4によって接続点100に接続しである。
接続点100の電圧、それ故、NPN)うンジスタN2
3のベースの電圧が低レベルにあるときには、NPNI
−ランジスタN23は非導通状態にバイアスされている
。NPN )ランジスタN23が非導通状態にバイアス
されたときには、それはPNPトランジスタP17を導
通状態にバイアスさせ、その結果、ダーリントン・トラ
ンジスタ36が導通状態にバイアスされる。接続点10
0の電圧が高レベルに移行すると、NPN )ランジス
タN23は導通状態にバイアスされ、PNP トランジ
スタP17およびダーリントン・トランジスタ36を非
導通状態にバイアスさせる。要約すると、ダーリントン
・トランジスタ36は接続点100の電圧が低レベルに
ある時間に相当する時間にわたって導通状態にバイアス
される。この時間は、その間に一次巻き線28が付勢さ
れるので、いわゆるドエル時間である。ダーリントン・
トランジスタ36が非導通状態にバイアスされている時
間は接続点100の電圧が高レベルにある時間に一致す
る。
セクション90はN P N l−ランジスタN22を
有する。このNPN l−ランジスタN22のコレクタ
ば抵抗器R32を経て導線71に接続しである。
NPN トランジスタN22のエミッタはN P N 
l−ランジスタN27のベースと接続点106とに接続
しである。抵抗器R35が接続点106とアースの間に
接続しである。NPN )ランジスタN22のベースは
抵抗器R31を経て導線108に接続しである。NPN
 )ランジスタN22が導通状態にバイアスされると、
それはN P N +−ランジスタN27を導通状態に
バイアスする。NPN)ランジスタN27の状態はダー
リントン・トランジスタ36を飽和状態から引きずり出
し、ダーリントン・トランジスタ36を電流制限モード
にバイアスし、ここで、電流が第2C図に示す電流レベ
ル88にダーリントン・トランジスタ36によって制限
される。
NPN トランジスタN22の切換状態は制御回路70
の一部すなわち1セクシヨン(全体的に110で示す)
によって制御される。この回路は第1図に示す分圧器の
接続点45のところの電圧に応答する。セクション11
0はPNPI−ランジスタP1、NPN )ランジスタ
N1〜N6、複数の抵抗器、コンデンサCおよびダイオ
ードD1を包含する。セクション110は接続点112
のところに基準電圧を発生させ、これが抵抗器R8を介
してN P N l−ランジスタN5のベースに印加さ
れる。N P N l−ランジスタN5のエミッタは導
線80を経て接続点45 (第1図)に接続している。
NPN)ランジスタN5のエミッタに接続点45から印
加された電圧が所定の値まで増大したとき、NPN )
ランジスタN5によって導かれる電流の量が減少する。
これは第2C図に示す一次巻き線電流88 (電流限界
値)のレベルに対応する。
NPN l−ランジスタN5の導通度が低下すると、N
PN トランジスタN6によって導かれる電流量が高ま
り、したがって、導線108の電圧が高レベルになる。
NPN )ランジスタN6の導通度が高まると、NPN
)ランジスタN22、N27が導通状態になり、ダーリ
ントン・トランジスタ36が飽和状態から抜けるように
バイアスされ、電流制限モードになる。導線108の電
圧は導線82に印加され、この電圧がダーリントン・ト
ランジスタ36またば38が電流制限モードにバイアス
されてしまっているかどうかを示す。導線108.82
上の電圧はダーリンI・ン・トランジスタ36がその電
流制限モードで作動している時間に相当する時間にわた
って高レベルにあり、電流が限界値に達するとこの電圧
の低レベルから高レベルへの移行点が生じる。
セクション92はダーリントン・トランジスタ38の切
換状態を制御する。これはセクション90と同一なので
、以下に詳しくは説明せず、たいていの構成要素にも参
照符号は付さなかった。
セクション92はPNP l−ランジスタP12、NP
N )ランジスタN21を有し、これらのトランジスタ
はセクション90のそれぞれPNP。
NPN )ランジスタP17、N27と同じ機能を果た
す。N P N I−ランジスタN16は抵抗器R24
を介して導線108に接続したベースを有し、このNP
N )ランジスタはNPN l−ランジスタN22と同
じ機能を果たす。セクション92の接続点114.11
6はセクション90の接続点100.104に相当する
。PNP )ランジスタP8、P9はPNP )ランジ
スタP13、PI3と同じ機能を果たす。
本発明の点火装置の構成要素の製造中、抵抗器41.4
3(第1図)はレーザー仕」二げを施し、一次巻き線電
流が所定の値になったときに点火装置が正しく応答して
ダーリントン・トランジスタ36または38を電流制限
モードにバイアスし、電流制限信号電圧を導線108.
82に発生させるになるような値に定める。−例として
(これに限るつもりはない)、一次巻き線電流が9アン
ペアに達したときにダーリントン・トランジスタ36ま
たは38が電流制限モードにバイアスされるようになっ
ていると仮定すると、抵抗器41.43の抵抗値は、9
アンペアの電流が電流検知用抵抗器40と並列接続の抵
抗器41.43を通って流れるときに接続部45に発生
した電圧がNPNトランジスタN6 (第3図)を導通
状態にバイアスさせてダーリントン・トランジスタ36
または38をその電流制限モードにバイアスすると共に
導線108.82に信号電圧を発生させるような値とな
るようにこれらの抵抗器41.43を仕上げすることに
よって調節する。9アンペアと仮定した電流限界値では
、第2C図に示す電流レベル88は一次巻き線が9アン
ペアであることを示すことになる。こうして、電流検知
用抵抗器40、抵抗器41.43およびセクション11
0は付勢時に一次巻き線を通って流れる電流を検知する
検知手段を構成し、ダーリントン・トランジスタ36.
38およびセクション90.92.110は電流を一定
の電流レベル88に制御する制限手段を構成する。
ここで第1図に戻って、ここにはエンジンのクランク軸
46の駆動するホイールまたはディスク120が示しで
ある。このホイールまたはディスク120は60度の間
隔で隔たった6つのスロットを有する。ディスク120
が回転するにつれて、電圧パルスがピックアップ・コイ
ル122に誘導され、これら電圧パルスがスクエアリン
グ回路124に印加される。スクエアリング回路124
の出力はライン126に送られる。これらのパルスは第
2A図に示しである。パルスはクランク軸角度で60度
間隔を置いており、第2A図に示すパルス列のパルス縁
のいくつかは一対のピストンの上死点位置で生じる。こ
れら上死点位置はTDCで示してあり、エンジンのクラ
ンク軸46が180度回転する毎に生じる。第2A図に
示す60度パルスは信号コンバータ回路128によって
第2B図に示す波形に変換される。この信号コンバータ
回路128の出力は導線130に送られる。これは第2
B図に示しである。この信号は反復して発生する電圧遷
移点13’OA、130B、130Cを持つ。これら電
圧遷移点130Aおよび130Cは一対のピストンの上
死点位置で生じ、電圧遷移点130Bは上死点前60度
のクランク軸角度で生じる。電圧遷移点130Cと13
OAはエンジンのクランク軸の180度回軸回転け隔た
っている。
第1図の装置は電子制御モジュール132(以下、EC
Mと呼ぶ)を有し、これは点火タイミング発生手段とな
っている。ECM132はプログラムを組んだマイクロ
プロセッサの形を採っており、点火タイミング進み度を
制御する点火タイミング情報を与えることができる。E
CMは当業者にとって周知であり、米国特許第4,23
LO91号に開示したタイプのものであってもよい。E
CM132はそれ自身のクロックパルス源を持っており
、当業者には周知の要領で時間を計算する。
ECM1、32は第2B図に示す下向きの電圧遷移点1
30Bに応答する。これら電圧遷移点130BはECM
I 32のための基準パルスとなり、ECMはこれら基
準パルスに相対的な点火進み値を計算する。ECM1、
32はさらにライン134.136を経てエンジン速度
情報を受ける。これらのライン134.136は第2A
図に示す60度パルスをECM132に与える。さらに
、ECM132はライン]38を経てエンジン10から
他の情報も受は取る。この情報は、たとえば、エンジン
温度やエンジン・マニホルド圧力その他当業者に周知の
ファクタを含む。
ECM132は、点火進み度を制御しているとき(ES
T作動モード)、点火事象を生じさせる信号をライン1
40に発生させる。すなわち、ダーリントン・トランジ
スタ36または38を非導通状態にバイアスさせる。
ライン134のエンジン速度パルスはエンジン速度スイ
ッチ142に送られる。このエンジン速度スイッチ14
2はライン144に制御信号を発生させ、この信号がゲ
ー1−144. Aを制御する。
ゲートl 44. Aが閉じると、休止および点火タイ
ミングの両方が第2B図に示す波形によって単独に制御
される。ゲート144Aが閉じると、第2B図のパルス
はライン146、インバータIN3、閉じたゲート14
4A、ライン147、接続点149およびライン151
.153を経てアンド・ゲート66.68に送られる。
したがって、ゲ−) 144. Aが閉じると、電圧遷
移点130Bの発生時に点火コイルC1、C2が付勢さ
れ、電圧遷移点130Aの発生時に消勢される。これに
よる正味の結果は、点火コイルがエンジン・クランク軸
回転60度で付勢され、点火火花が上死点で発生すると
いうことである。この状態は、エンジン10が始動前に
クランキングされているときに生じることになる。
ゲート144. Aが開くと、点火時期はバイパスアド
バンス回路143からかあるいはライン140上のES
T出力信号によってかのいずれかで制御されることにな
る。EST出力信号が制御を行なっているとき、装置は
いわゆるESTモードにあり、バイパスアドバンス回路
143の出力が制御を行なっているときには、装置はい
わゆるバイパス・モードで作動している。装置は次のよ
うに配置しである。すなわち、ECMが正しく作動して
いるときにはライン140のEST出力信号がドエル・
アドバンス制?fll器150に送られるように配置し
である。しかしながら、ECMが故障した場合あるいは
他の成る種の故障の場合には、バイパス制御信号がライ
ン152で発生し、これがゲ−1−Glおよびゲー)1
44Aを制御する。バイパス制御信号は、エンジン10
がクランキングされているときにも発生する。ゲートG
lが閉じると、ライン140上のEST出力信号はうイ
ン145を経てドエル・アドバンス制御器150に送ら
れる。エンジン10のクランキング中、ライン152上
のバイパス制御信号はゲー1−Glを開き、ゲート14
4Aを閉ざず。このとき、ライン152のバイパス制御
信号およびライン144上の速度信号はゲート14−4
. Aに送られ、このゲートを閉ざす。装置がバイパス
・モードで作動しており、エンジン速度が400rpm
以上であるときには、ゲー)G1、144Aが開く。バ
イパスアドバンス回路143の出力はこうして点火タイ
ミングを制御し、ライン155を経てドエル・アドバン
ス制御器150に送られる。
へ゛イバスアドパ゛ンス回路143はプログラムした一
定の時間を表わす二進制御出力信号を発生ずる。そして
、装置は、バイパスアドバンス回路143の発生した点
火進角信号がクランク軸角度による点火進角をエンジン
速度の」二昇と共に高めるように配置しである。バイパ
スアドバンスタイミングを利用したとき、点火タイミン
グはエンジン速度の関数として単独で制御される。
種々の作動モード、すなわち、バイパス・モード、ES
TモーI・およびクランキング・モードを制御するゲー
ト回路は、以下の条件を満たしているかぎり、先に述べ
た形態以外の種々の形態を採り得る。
(1,1バイパス・モード中で、エンジン速度が400
rpm未満の場合、点火タイミングおよびドエル時間は
第2B図に示すパルスによってもっばら制御される。こ
れはエンジン10がクランキング中に生じることになる
(2)バイパス・モード中で、エンジン速度が40゜r
pm以上の場合には、点火タイミングはバイパスアドバ
ンス回路143の出力によって制御される。
(31ESTモードの場合、点火タイミングはライン1
45のEST出力信号によって制御される。
ドエル・アドバンス制御器150が第4図に示してあり
、これからそれを説明する。第4図を参照してわかるよ
うに、装置はディジタル比較器156に接続した非ドエ
ルリプル・カウンタ154を有する。ディジタル比較器
156はドエル比較器のいわゆる出発であり、ライン1
58に信号(以下、SOD信号と呼ぶ)を発生ずる。S
OD信号がライン158に発生すると、それば対応する
SOD信号をライン16()(第1図、第4図に示す)
を発生させることになる。SOD信号が現れると、ダー
リントン・トランジスタの一方36または38が導通状
態にバイアスされ、点火コイルC1、C2の一次巻き線
28.3oの付勢を開始する。
第4図の装置はいわゆる進角比較器である別のディジタ
ル比較器170を有する。この進角比較器は所望の点火
タイミング角で発生するドエル信号EOD 1の終端を
ライン172に発生させる。
このドエル信号は、成る種の作動モードの下では、ダー
リントン・トランジスタの一方36または38を直ちに
非導通状態にバイアスさせる。ライン172」二〇ドエ
ル信号のこの終端はゲート174を含むEOD発生制御
回路に送られる。ゲート174はライン152」二のバ
イパス制御信号、ライン14.4. J:の速度信号お
よび導線130上の信号(第2B図に示しである)に応
答する。装置がバイパス・モードで作動しており、エン
ジン速度が4.0Orpm以上であるときにはいつでも
ゲート174は閉ざされる。さらに、第2B図に示す信
号が低レベルにある時間中にのみ、すなわち、上死点前
60度の期間でのみゲート174は閉ざされる。ゲート
174の出力部はライン177を経てゲート175に接
続しである。信号EOD3がライン177に発生し、ゲ
ート175の出力はライン176にEOD2信号を発生
させる。後にもっと充分に説明するが、EOD2信号は
、EOD3信号がライン177に現れると同時にライン
176に発生するか、あるいは、ライン177での信号
の発生から送れた時点でライン176に発生するかする
ことになる。
第4図の装置はライン182に定周波クロックパルスを
発生するクロック180を有する。クロック周波数は約
31.25Khzであってもよい。ライン182のクロ
ックパルスはタコ・カウンタ(TACHC0UNTER
)186に送られる。
タコ・カウンタ186は導線134Aによって送られて
くる第2A図の60度パルスによって制御される。導線
134Aは第1図に示すようにライン134によってラ
イン126に接続しである。
タコ・カウンタ186はクランク軸の60度回転周期毎
にライン182上の定周波パルスを計数し、カウント数
を60度周期の終りにタコ・ラッチ(TACHLATC
H)すなわちレジスタ192にロードし、そして、次の
60度周期で再び計数を行なう。60度周期毎に、こう
して計数されたパルスが60度周期毎に、こうして計数
されたパルスが60度タコ・ラッチすなわちレジスタ1
92にロードされる。したがって、レジスタ192はク
ロック180のクロック周波数の関数であるパルス・カ
ウントとクランク軸46の60度回転中に経過した時間
とを収容し、記憶する。タコ・カウンタ186の発生し
たパルス・カウントはライン194、それ故、アドバン
ス比較器170にも送られる。
先に述べたように、本発明の点火装置はバイパス・モー
ドでもESTモードでも作動することができる。いずれ
のモードでも、ドエル時間は制御を受ける。各モードに
対するドエル制御構成は類似してはいるが、同一ではな
い。装置かバイパス・モードで作動しているときのドエ
ル・アドバンス制御を次に説明する。
バイパス・モードで作動しているとき、バイパスアドバ
ンス回路143で発生したプログラム・バイパスアドバ
ンス時間ATを表わす二進数がライン155によって全
加算器196に送られる。
レジスタ192の出力部も全加算器196に接続してあ
り、全加算器196の出力部はライン197によってア
ドバンス比較器170に接続しである。
ライン155に送られたディジタル数はプログラム可能
なアドバンス時間の2の補数を表わしており、60度時
間からアドバンス時間を引いた値となる。タコ・カウン
タ186の内容はアドバンス比較器170によって全加
算器196の合計出力と比較される。タコ・カウンタ1
86は初期タイミング前に60度にリセットされ、増分
作用を開始する。タコ・カウンタ186のカウント数が
全加算器196の合計出力に等しくなると、休止点の終
りに達し、したがって、ライン172の信号EOD l
が発生する。信号EOD 1が発生すると、それは直ち
に点火プラグに火花を飛ばさせるか、あるいは、成る作
動条件の下では後に説明するような要領で信号EOD 
1の発生後の成る時期に点火プラグで火花を生じさせる
ことができる。明らかなように、アドバンス時間ATが
一定値であるから、クランク軸角度による点火進角度は
エンジン速度の上昇と共に高まることになる。
装置がバイパス・モードで作動しているときのドエル時
間制御装置を以下に説明する。ドエル時間制御装置はオ
ア・ゲート281およびラインL1を経てゲート202
に接続したランプ・カウンタ200を包含する。ゲー1
−202が閉じたとき、ランプ・カウンタ200は3割
り分周器201およびオア・ゲート281によってクロ
ック180に接続してあり、その結果、ランプ・カウン
タ200はラインL1を経てクロック180の周波数の
1/3で計時することになる。ゲート202は時間RT
にわたって、すなわち、一次巻き線電流が流れ始めてか
らこの電流が電流限界値に達するまでに経過した時間に
相当する時間にわたって閉じていることができる。これ
を達成すべく、フリップフロップ203が設けてあり、
これはライン158上のSOD信号とラインL3上の信
号に応答する。フリップフロ・ノブ203のQ端子はゲ
ート202に接続してあり、QB端子はアンド・ゲート
282の1つの入力部と接続しである。ゲ−l−202
とフリップフロップ203のQ端子に信号が発生ずるま
で閉じている。ラインL 3はオア・ゲートQRIの出
力部に接続しである。オア・ゲー1− ORlに通じる
入力部の1つはライン81Aであり、そこに電流限界信
号が送られる。
オア・ゲートORIへの他の入力部はライン176であ
り、そごにEOD2信号が送られる。ライン81Aは第
1図に示すフリップフロップ81の出力部である。フリ
ップフロップ81の出力波形は81Bで示してあり、こ
れは立上り区間810と立下り区間81Dを有する。立
上り区間81Cは電流が限界に達したときに生じ、立下
り区間81Dはドエル時間の終了で生じる。フリップフ
ロップ81のR端子はノア・ゲートNGiに接続してあ
り、このノア・ゲートの入力部はアンド・ゲート66.
68の出力部に接続しである。フリップフロップ81の
S端子は導線82に接続してあり、後に説明するように
、このラインの電圧は電流が限界値に達したときにフリ
ップフロップ81をトリガするに充分な値まで増大する
。ドエル信号EOD2の終端がライン176に発生する
前にライン81Aに電流限界信号CLが発生したならば
、時間RTにわたってクロックパルスがランプ・カンウ
タ200によって計数されることになる。したがって、
ランプ・カウンタ200によって計数されたパルス数は
、この作動条件の下では時間RTに相当する。
ランプ・カウンタ200はプログラマブル論理アレイ 
(PLA)204に接続してあり、ごれはランプ・カウ
ンタ200の得た2逓信号の大きさに相当する二進信号
を発生ずるように作用する。
プログラマブル論理アレイは当業者にとっては周知のも
のであり、一般的には、複数の入力ラインと複数の出力
ラインに接続した論理ゲートのアレイを包含している。
入力ラインに送られた2逓信号は出力ラインにプログラ
ム2進信号を発生させることになる。プログラマブル論
理アレイの1例が米国特許第3,949,370号に開
示されている。
P L、 A、 204は時間RTに相当する、ランプ
・カウンタ200で得られた二進カウントに応答し、時
間RTの大きさに基づ(二進電流制限時間信号CL T
を発生ずる。PLA204は3種類の電流制限時間信号
CL T 1、CL T” 2、CL’「3(これらの
信号の大きざばランプ時間R′Fに依存する)のうちの
1つを発生ずる。したがって、PLA2Q4はランプ時
間の大きさの関数としてCL T信号を発生ずるディジ
タル関数発生器として作動する。PLA204で発生し
たCLT信号はラインL2によって電流限界値格納レジ
スタ205に゛送られ、そこにおいて、後述する要領で
使用するために記憶される。前述のように、PLA20
4の二進出力信号は3種類の時間CL T l 、 C
LT2、CLT3のうちの1つを表わしている。この構
成によれば、ランプ時間が大きくなるにつれて、PLA
204で発生した電流制限時間が大きくなる。たとえば
、と言ってこれに限定するつもりはないが、次の表に種
々のランプ時間範囲にわたる3つの電流制限時間を示す
ランプ時間     電流制限時間(CLT)0〜3.
8ms         780us3、8ms〜4.
5ms       970us4、5ms〜23ms
      164.2usPLA204のディジタル
ニ進出力信号(CL T )はランプ・カウンタ200
がランプ時間RTを計数した直後に電流限界値格納レジ
スタ205に周期的にロードされる。電流限界値格納レ
ジスタ205に格納された二進数は所与の点火コイルの
ランプ時間RTに関係した時間を表わしている。
後により充分に説明するように、所与の点火コイルに対
して電流限界値格納レジスタ205にロードされた二進
数はこの同じ点火コイルのドエル時間の開始を制御する
のに後に利用する。したがって、電流限界値格納レジス
タ205内のデータが点火コイルCIのランプ時間に相
当すると仮定したならば、電流限界値格納レジスタ20
5に格納されたディジタル数は点火コイルCIのドエル
時間の開始を制御するのに利用されることになる。
これは本発明の重要な特徴である。というのは、所与の
点火コイルのために収集されたデータを利用してその同
じ点火コイルを付勢する時刻を制御するからである。点
火コイルC1,C2の抵抗値およびインダクタンスが合
っていないこともあるから、本発明の装置は所与の点火
コイルに関するデータを集め、後にそれを利用してこの
同じ点火コイルのドエル時間開始を制御することによっ
て上記のような問題に対処している。
第4図に示す装置の動作をさらに説明するために、この
装置が最小バーン・カウンタ260を有することを指摘
したい。この最小バーン・カウンタ260にはライン1
82を経てクロックパルスが送られる。最小バーン・カ
ウンタ260はライン】76上のドエル信号EOD2の
終端も受は取る。最小バーン・カウンタ260は2つの
出力部、すなわち、ライン261とラインL 4とを有
する。
ラインL4はワンショット・マルチバイブレークO32
に接続してあり、ライン261はアンド・ゲート262
に接続しである。EOD2信号が最小バーン・カウンタ
260に送られると、それはクロックパルスの計数を開
始する。約500マイクロ秒の時間が経過した後、最小
バーン・カウンタ260がラインL4に信号BCを発生
し、これがワンショット・マルチバイブレークO32を
トリガする。したがって、ワンショット・マルチバイブ
レークO32はEOD2の発生後500マイクロ秒でト
リガされる。EOD2の発生から約700マイクロ秒の
時間経過後に、最小バーン・カウンタ260がライン2
61に信号を発生する。
この最小バーン・カウンタ260およびそれに組み合わ
せた回路は後に一層詳しく説明する。
第4図の装置はラッチ回路LA、1、L A 2を有す
る。ラッチ回路LA2は電流限界値格納レジスタ205
に接続してあり、このラッチ回路のロード制御端子はワ
ンショット・マルチバイブレークO33の出力部に接続
しである。ランチ回路LA2はランチ回路LAIに接続
しである。ランチ回路L A、 1はプリローダ回路2
08に接続してあり、プログラマブル論理アレイ204
にも接続しである。ラッチ回路1.、 A Iのロード
制御端子はラインLIOによってワンショット・マルチ
バイブレークO32の出力部に接続しである。ワンショ
ット・マルチバイブレークO33の出力部はワンショッ
ト・マルチバイブレークO85に接続してあり、これは
電流限界値格納レジスタ205のリセット端子に接続し
である。プログラマブル論理アレイ204はゲー)G5
の出力部にも接続しである。
ゲートG5はワンショット・マルチバイブレータO32
、ライン155上のプログラム・バイパスアドバンス信
号ATおよびライン152上のバイパス制御信号に接続
しである。装置がバイパス・モードであるとき、ゲー)
G5は、出力信号がワンショット・マルチバイブレータ
O32によって発生した時点でAT倍信号PLA204
に与えることになる。したがって、ゲートG5はライン
152上のバイパス制御信号およびワンショット・マル
チバイブレークO32の出力に応答する。
装置がESTモードにあるときには、ゲートG5は信号
ATをPLA204に与えることのない状態(開放状態
)にある。ESTモードでは、ラッチ回路LAIのとこ
ろの信号は、ワンショット・マルチバイブレータO32
が出力信号を発生したときにPLA204に送られる。
前述のことに留意しながら、ドエル信号EOD2の終端
がライン170に発生したと仮定する。この信号はダー
リントン・トランジスタの1つ36または38の非導通
状態にバイアスして火花を発生させようとしているとき
に発生させられる。また、点火コイルC1の一次巻き線
28が消勢させられて点火プラグ12.14に火花を発
生させたと仮定する。信号EOD3はワンショット・マ
ルチバイブレーク○S1をトリガし、ライン上4上の信
号BCはワンショット・マルチバイブレータOS2をト
リガする。ワンショット・マルチバイブレークO32は
ワンショット・マルチバイブレークO33をトリガする
。ワンショット・マルチバイブレークO33がトリガす
なわち作動させられると、それはブリローダ回路208
をしてライン210を経てランプ・カウンタ200をロ
ードさせる。ワンショット・マルチバイブレークO33
が作動させられると、ブリローダ回路208はランプ・
カウンタ200に、電流限界値格納レジスタ205に記
憶されているCLT値の1つを表わす二進信号と、バイ
パスアドバンス回路143の発生したプログラムアドバ
ンス時間を表わすライン155上の信号ATとをロード
する。ブリローダ回路20Bはライン152上のバイパ
スアドバンス信号によって制御される。装置がバイパス
・モードのときは、先に説明したように、信号ATはラ
ンプ・カウンタ200にロードされる。装置がESTモ
ードにあるときには、信号ATはランプ・カウンタ20
0にロードされない。装置がバイパス・モードで作動し
ているときには、信号へTは所望の点火進角時間を表わ
すディジタル二進数である。したがって、点火コイルC
1の仮定した火花発生点では、ランプ・カウンタ200
は電流制限時間値CLTと点火タイミング値ATを事前
ロードされ、その結果、ランプ・カウンタの内容は今や
時間CLT+ATを表わすことになる。
ドエル信号SODの次のスタートが始まると(これは点
火コイルC2を付勢することになる)、ゲート202が
作動してライン182」二のクロックパルスを3割り分
周器201を介してランプ・カウンタ200に送らせる
。ランプ・カウンタ200は、今や、一次巻き線電流が
電流限界値に達するまで値CLT十ATからカウントア
ツプしている。したがって、ランプ・カウンタ200は
RTに等しい時間にわたって一定周波数りロックパルス
(3で割っである)でもってカウントアツプされること
になる。時間RTの終りで、ランプ・カウンタ200は
カウント数CLT+AT十RTを含むことになる。
先に述べたように、電流限界値格納レジスタ205内の
CLT信号はランプ・カウンタ200に周期的にロード
される。ラッチ回路LA1、L A 2の作用によって
これを行なう特別の方法を以下に説明する。ワンショッ
ト・マルチバイブレークO82が出力信号を発生したと
き、ランプ・カウンタ200で得られたランプカウント
数がラッチ220にロードされる。これについては後に
もっと詳しく説明する。ワンショット・マルチバイブレ
ータ032が出力信号を発生すると、ラッチ回路LA2
のディジタル信号またはその内容がラッチ回路■、A1
にロードされる。今、成る信号がワンショソi・・マル
チバイブレークO33の出力部に生じると、ラッチ回路
LAIの内容がランプ・カウンタ200にロードされて
ランプ・カウンタ事前ロードを形成する。さらに、ワン
ショソト・マルチバイブレータO33が出力信号を発生
すると、電流限界値格納レジスタ205の内容がラッチ
回路L A、 2にロードされる。ワンショット・マル
チバイブレークO33がトリガされた後にワンショット
・マルチバイブレークO35がトリガされ、ワンショッ
ト・マルチバイブレーク055出力信号を発生したとき
に電流限界値格納レジスタ205がリセットされ、PL
A204からディジタル信号を受は取る準備が整う。明
らかなよ・うに、所与の点火コイルについて発生したC
LT値はラッチ回路L A 1、I−A 2を設けたこ
とによりこの同じ点火コイルのためのランプ・カウンタ
200に事前ロードされるCLTとして用いられる。別
のやり方であれば、所与の点火コイルについて発生した
CLTデータは記憶されてから、この同じ点火コイルが
再び付勢されたときにランプ・カウンタ200の事前ロ
ードとして後に使用される。
先に述べたように、ラッチ回路LAIはP I−A20
4に接続しである。ワンショット・マルチバイブレータ
O32が出力信号を発生したとき、ラッチ回路L A、
 2の内容(CLT)はランチ回路LA、1にロードさ
れ、その結果、ラッチ回路LAIの内容がP L A 
204に与えられる。これは、ワンショット・マルチハ
イブレークO33の出力でラッチ回路LAIの内容をラ
ンプ・カウンタ200にロードする時点に先立って生じ
る。したがって、P L A、 204にば、ランプ・
カウンタ200がラッチ回路L A、 1の内容でロー
ドされる時点に先立ってランチ回路LAIの内容が送ら
れる。こうして、PLA204はこの事前ロードが行な
われる前にランプ・カウンタ200に事前ロードされた
ものを知る。ワンショット・マルチバイブレークO82
の出力発生時点で′ラッチ回路LAIからP L A 
204に送られたラッチ回路1− A Iの内容がラン
プ・カウンタ200に事前ロードされたラッチ回路LA
Iをオフセントし、その結果、P1、八204が事前ロ
ードの関数であるCLT信号をランプ・カウンタ200
に与えることがないようにP L A 204は作動す
る。こうして、ランプ・カウンタ200にランチ回路L
AIの内容を事前ロードする前にランチ回路L A 1
の内容をPLA204に与えることによって事前ロード
の効果はキャンセルされてしまう。したがって、ランプ
・カウンタ200がカウントアツプし始めたときに開始
し、ランプ・カウンタ200がカウントアツプ動作を停
止したときに終了する時間の関数であるだけのCLT信
号をP L A 204は与える。
装置がバイパス・モードにあるとき、A、T信号は、ラ
ンプ・カウンタ200に事前ロードされる前にゲートG
5を経てPLA、204に与えられる。
したがって、ランプ・カウンタ200にA、Tを事前ロ
ードする前にこのA、TをPLA204に与えることに
よってAT事前ロードの効果はキャンセルされる。
本発明をさらに説明するに先立って点火コイルC1、C
2の周期的な交互の付勢に関するランプ・カウンタ20
0の動作を全般的に説明しておくと理解の助けになると
考える。そこで第5図を参照して、ここには、点火コイ
ルC1、C2の休止時間すなわち「オン」時間(SOD
からEODまで)が装置がバイパス・モードで作動して
いるときの経過時間の関数としてランプ・カウンタ20
0の内容と共に示しである。SODで示すタイミング点
は点火コイルC1またはC2のそれぞれの一次巻き線2
8.30が付勢される時点を示しており、EODは点火
コイルが消勢された時点を示す。
先に説明したように、所与の点火コイルが付勢されると
、ランプ・カウンタ200はアドバンス時間A、Tと選
定電流制限時間CL Tを事前ロードされる。これは第
5図に示してあり、事前ロードはC1、T、ATで示し
である。ランプ・カウンタがCL TプラスATでロー
ドしであると仮定すると、電流が限界値に達し、計数動
作が停止するまでこのランプ・カウンタはラインRTに
沿って増分する。これはラインCL T Eで示しであ
る。時間CL T E中、ランプ・カウンタ200のカ
ウント数ば増分せず、値A、 T −1−CL T +
 RTに一定に留まる。時間CL T Eはダーリント
ン・l・ランジスタの1つ36または38が電流限界値
で作動している時間に相当する。EODが生じたとき、
ランプ・カウンタ200はAT+CLT+RTに等しい
二進力つント数を含む。こうして得たランプ・カウント
数はこれから説明する要領でランチ回路にロードされる
第5図は、点火コイルCIの1オン」時間中にデータが
点火コイルC1について集められ、引続いて点火コイル
C2のデータが利用されて点火コイルC2のドエル時間
のスタートを決定するという事実も示している。こうし
て、ランプ・カウンタ200は所与の点火コイル、たと
えば、点火コイルC1に関するデータを集めるが、この
データは引続く点火コイルC2のドエル時間のスタート
を決定するのには利用されない。このデータを利用する
のは、次に作動する点火コイルC1の1オン」時間を制
御するときである。
ここで第4図に戻って、ここでは、装置が参照符号22
0で示すラッチ回路またはラッチ・レジスタを有するこ
とがわかる。ラッチ220は、ゲーl−226が導通状
態にバイアスされたときにライン224.225を経て
ランプ・カウンタ200の内容を周期的にロードされる
。ゲート226はワンショット・マルチバイブレークO
32に接続してあり、このゲートはワンショット・マル
チバイブレークO32が出力信号を発生したときに導通
状態にバイアスされる。非ドエルリプル・カウンタ15
4はライン232およびゲート234を経てランチ22
0の内容を周期的にロードされる。
ゲート234はワンショット・マルチバイブレークO3
Iに接続してあり、その結果、EOD3の発生後すぐに
、ゲー1−234が作動してランチ220の内容を非ド
エルリブル・カウンタ154にロードさせる。
今、点火コイルCIの点火事象が生じたばかりと仮定す
ると、次の通りの事象シーケンスが生じることになる。
(1)C1点火事象(EOD)で、非ドエルリブル・カ
ウンタ154にラッチ220からのデータがロードされ
る。
(2)ランチ220にランプ・カウンタ200の内容が
ロードされる。この時点でのランプ・カウンタ200の
内容は点火コイルC1についてのコイルデータに相当す
る。
(3)ランプ・カウンタ200の内容を用いて次のC1
点火事象についてのCLT事前ロード時間を決定する。
この事前ロードは電流限界値格納レジスタ205に格納
される。
(4)ランプ・カウンタ200はアドバンス時間ATと
先のC2点火事象から決定されたC L T時間とを事
前ロードされる。
(5)点火制御信号の発生(後にもっと詳しく説明する
)で、非ドエルリプル・カウンタ154の計時動作が開
始する。
(6)非ドエルリプル・カウンタ154のカウント数が
レジスタ1920カウント数より大きい場合には、SO
D信号がライン158に発生ずる。
(’?)SOD(−i号が発生すると、ランプ・カウン
タ200が計数を開始し、点火コイルC2が付勢される
(8)点火コイルC2の一次巻き線30を流れる電流が
電流限界値に達すると、ランプ・カウンタ200の計数
動作が中断される。
(9)EOD信号が発生ずると、点火事象が生じ、次の
点火コイルC1についてこのサイクルが繰り返される。
」二記の事象シーケンスは適当なタイミング・論理装置
によって行なわれるが、説明を簡単にするため、これは
第4図にゲートとして示しである。
したがって、ランプ・カウンタ200は、一次巻き線2
8.30が付勢される毎に作動して、その一次巻き線の
付勢開始で始まり、その一次巻き線を流れる電流が一定
の電流レベル88に到達したときに終る時間に相当する
第1の時間(ランプ時間RT)を表わす第1の電気信号
を発生ずる第1の発生手段を構成する。プログラマブル
論理アレイ204は、一次巻き線28.30が付勢され
る毎に作動して、第1時間RTに依存した大きさを持つ
第2の時間を表わす第2の電気信号CLTを発生する第
2の発生手段を構成する。電流限界値格納レジスタ20
5は、一次巻き線28.30が付勢される毎に作動して
、第1、第2の発生手段で発生した第1、第2の電気信
号CL Tを記憶する記憶手段を構成する。ランチ回路
LA1、LA2は一次巻き線28.30の一方の再付勢
前で他方の一次巻き線の付勢後にその一方巻き線につい
ての記憶した第1、第2の電気信号を回収する回収手段
を構成する。非ドエルリブル・カウンタ154は一方の
一次巻き線28.30についての第1、第2の電気信号
の合計の関数としてその一次巻き線の再付勢時期を制御
する制御手段を構成している。
上記のことに留意しながら、成る程度の重複を恐れずに
説明すると、ランプ時間RTデータ、その結果、所与の
点火コイルについて選定したCLTデータは一旦記憶さ
れてから後にこの同じ点火コイルについてのドエル時間
を決定するのに用いられる。これは時間の経過と共に移
行する点火コイルCIデータを点検することによってさ
らに説明できる。第5図を再び参照して、タイミング点
すなわち周期T + ”” T aは点火コイルC1、
C2が付勢(SOD) 、消勢(EOD)される連続し
て生じる時間を示す。時間T1で、点火コイルCIが付
勢され、ランプ時間RTおよびその結果体じる選定電流
制限時間CLTが点火コイルCIについて発生する。選
定電流制限時間CL Tは電流限界値格納レジスタ20
5に記憶される。時間T2(’r+後180度)で、S
ODラッチ2’ 20にあるC1データが非ドエルリプ
ル・カウンタ154にロードされる。ここで、これを使
って時間T3中の点火コイルC1のドエル時間を制御す
ることができる。したがって、点火コイルC1のデータ
が時間T、中に集められるが、時間T3まで点火コイル
C1のドエル時間を制御するのには用いられないことが
わかる。これは、たとえ点火コイルC2が付勢(時間’
rz)され、時間T1、T3間に消勢されても、点火コ
イルC1について集められたデータが点火コイルC1に
ついてのドエル時間を制御するのに利用されることを意
味する。同じ分析は点火コイルC2についても行なわれ
得る。
点火コイルC2(時間T2)について集められたこのデ
ータは時間T4における点火コイルC2のドエル時間を
制御するのに用いられる。時間T2とT4の間で、点火
コイルC1(時間T3)は付勢され、消勢される。
装置がバイパス・モードで作動しているときの非ドエル
リブル・カウンタ154の動作について以下にさらに説
明する。先に述べたように、この非ドエルリブル・カウ
ンタ154は、被呼出し点火事象が生じたとき(EOD
3の発生時)にはいつでもラッチ220の内容をロード
される。この非ドエルリプル・カウンタ154は、次い
で、第2B図に示すTDCパルスの正移行点で増分を開
始する。これは第2B図に示す電圧移行点130Aまた
は130Cに対応する。第4図において、この電圧移行
点は、それが一対のピストンの上死点で生じるので、T
DCで示しである。TDC信号が発生すると、ゲート2
40が導通状態に作動させられて非ドエルリプル・カウ
ンタ154をライン241上のクロックパルスで増分さ
せる。ライン241に送られるクロックパルスは3割り
分周器201によって送られてくる。その結果、非ドエ
ルリプル・カウンタ154はタコ・カウンタ186の入
力周波数の3分の1で増分する。ゲート240に関して
言えば、それはライン146A上のTDC信号に応答す
る。ライン146AJ二のこの信号はライン146.1
46A間に接続したワンショット・マルチバイブレーク
034(第1図)によって発生させられる。ライン14
6A上の信号はTDCで発生する第2B図の信号の正移
行点すなわち立上り移行点に応答して発生ずる。ゲート
240にはライン152を経てバイパス制御信号が送ら
れる。装置がバイパス・モードにあるとき、ライン14
6A上のTDC信号が非ドエルリブル・カウンタ154
を増分させる。装置がBSTモードにあるとき、ライン
145上のEST信号が非ドエルリブル・カウンタ15
4を増分させる。
非ドエルリプル・カウンタ154をSODラッチ220
の内容で事前ロードし、増分を開始した後、SODディ
ジタル比較器156が非ドエルリブル・カウンタ154
のカウント数をレジスタ192の出力と比較する。非ド
エルリブル・カウンタ154のカウント数がレジスタ1
54の内容に到達するかあるいはそれを越えると、ディ
ジタル比較器156がライン158にSOD信号を発生
する。非ドエルリプル・カウンタ154ばクロック周波
数の3分の1の周波数で作動しているので、SODディ
ジタル比較器156のクロスオーバ点は、非ドエルリプ
ル・カウンタ154が増分を開始した先のシリンダ初期
タイミング点の後に、(180度時軸重ラスRAMP時
間マイナス電流制限時間マイナスアドバンス時間)の等
価値、換言すれば、180度時間マイナス(RT −1
−CL T」〜AT)を生じさせることになる。クロッ
ク180の3分の1の率で非ドエルリブル・カウンタ1
54の計時を行なわせる効果は、 タフ ・ランチ格納
時間を180度時間のように見せるごとにある。
ESTモードで作動しているときの点火装置の動作を次
に説明する。ESTモードでは、ライン145に生じた
信号は点火事象を生じさせるごとになる。ライン145
上の信号が生じたときか、あるいは、後に説明するよう
にライン145上に信号が発生してから成る遅延時点の
ところで生じる。ライン145上のEST信号は、第4
図に示すように、ゲート240およびライン177に送
られる。
装置がESTモードで作動しているとき、ランプ・カウ
ンタ200は進み時間ATをロードされず、ごの進み時
間ATは装置がバイパス・モードで作動しているときに
使用される。E S Tモードでは、ランプ・カウンタ
200はCL T時間を事前ロードされ、成る時間にわ
たってカウントアツプを行なう。したがって、ESTモ
ードでは、ランプ・カウンタ200はランプ時間RTプ
ラス選定電流制限時間、ずなわち、CL T +RTに
等しいカウント数を得ることになる。これは第6図に示
してあり、ここには、装置がESTモードで作動してい
るときのランプ・カウンタ200の内容を示している。
第6図でわかるように、ランプ・カウンタ200はカウ
ントCLT十RTを得ている。ESTモードでは、バイ
パス・モードのときと同様に装置は作動する。ただし、
ESTモードでは、アドバンス時間A、Tはランプ・カ
ウンタ200にロードされることはない。
ESTモードでは、非ドエルリブル・カウンタ154に
ランプ時間RTプラス選定電流制限時間CLTがロード
される。EST信号がライン145に生じると、ゲート
240が作動して非ドエルリプル・カウンタ154をラ
イン241」二のクロック・パルスで増分させる。クロ
ックパルスは3割り分周器201によってライン241
に送られるので、非ドエルリブル・カウンタ154. 
+2タフ・カウンタ186の入力周波数の3分の1で増
分する。非ドエルリブル・カウンタ154のカウント数
がレジスタ192の内容に達するかあるいはそれを越え
ると、ディジタル比較器156がライン158にSOD
信号を発する。非ドエルリブル・カウンタ154がクロ
・ツク周波数の3分の1で作動しているので、SODデ
ィジタル比較器156のクロスオーバ点は、非ドエルリ
プル・カウンタ154が増分を開始した先のシリンダE
ST点火点の後に(180度時間マイナスRAMP時間
マイナス電流制限時間)、換言すれば、180度時間マ
イナス(RT+CLT)の等価値を発生するごとになる
。クロック180の3分の1の率で非トエルリブル・カ
ウンタ154に計時させるという効果はタコ・ランチ記
憶時間を180度時間のように見せることにある。ごの
装置の作動時、装置の制御が依存するバイパスアドバン
ス回路143あるいはECM132からEOD信号が発
生させることができる。正規の動作では、SOD信号は
所望のEOD信号の充分前に発生させられ、したがって
、EOD信号が発生ずる前にコイル電流が電流限界値に
到達してしまうことになる。本装置の作動時には、EO
D点はコイル電流が電流限界値に達する前に生じるよう
にすることが可能である。たとえば、これは高いエンジ
ン加速中に、あるいはECM132で発生したアドバン
ス信号の急激な変化のときに発生するかも知れない。本
発明の装置の構成によれば、成る作動条件下ではEOD
信号が直接点火事象を生じさせることがないようになっ
ている。したがって、計算したROD信号が発生したと
き、装置は、EOD信号が点火事象を実際に発生させる
ことが可能となる前に合致する3つの条件のうちの1つ
を求める。これら3つの条件というのは次の通りである
。すなわち、■、−次電流電流流限界値に達しているこ
と。
■、ランプ時間が3.5マイクロ秒(最小ランプカウン
ト数)より大きいこと。
■、先の最小バーン時間中にSOD信号が発生してしま
っていること。
これら3つの条件を検出するために、第4図の装置はオ
ア・ゲート250を有する。このオア・ゲート250は
入力ライン252.81 A、 254の信号に応答す
る。一次巻き線電流が電流限界値に達したときにはいつ
でもライン81Aに電流信号CLが発生する。ライン2
52の信号はランプ時間が3.5マイクロ秒の時間を越
えたときにはいつでもPLA204によって発生させら
れる。ライン254の信号は前の最短バーン時間中にS
OD信号が生じた場合に発生する。
ライン254に信号を与えるために、第4図の装置はラ
イン182のクロックパルスを計数する最小バーン・カ
ウンタ260を有する。先にも説明したように、最小バ
ーン・カウンタ260はライン176上のEOD2信号
によって制御される。
BOD2信号が生じると、最小バーン・カウンタ260
がカウントアツプし始め、約700マイクロ秒の経過時
間に相当するカウント数を得た後にライン261に出力
信号を発生する。ライン261上の最小バーン・カウン
タ260の出力はアンド・ゲート26201つの入力部
とインバータ264に送られる。アンド・ゲート262
の他の入力部はライン158のSOD信号を受ける。ア
ンド・ゲー1−262の出力はフリップフロップ266
に送られ、このフリップフロップはライン254に接続
している。
第4図の装置は別のアンド・ゲート268を有し、この
アンド・ゲートの1つの入力部はインバータ264に接
続しである。アンド・ゲート268の他の入力部はライ
ン158に接続しており、SOD信号を受は取る。アン
ド・ゲート268の出力部はフリップフロップ270に
接続してあり、このフリップフロップはライン160に
出力信号160Aを発生する。ライン160は第1図に
も示しである。フリップフロップ270はライン176
に接続した入力部を有し、このライン176にEOD2
信号が与えられる。
オア・ゲート250の出力部はライン272.273に
よってゲート175に接続しである。ライン272はノ
ア・ゲー1−274の入力部に接続している。ノア・ゲ
ート274の他の入力部は導線275とインバータ27
8によってライン177に接続している。ノア・ゲート
274の出力部はフリップフロップ280に接続してお
り、このフリップフロップの出力部はライン284によ
ってアンド・ゲート282に接続している。アンド・ゲ
ート282の出力部はラインL1とライン288に接続
している。ライン288はカウンタ290に接続してい
る。カウンタ290はフリップフロツブ280の入力部
に接続している。
ゲート175およびそれに組み合わせた回路の目的(よ
、EOD信号が生じたときにライン176に出力EOD
2信号を発生させるか、あるいは、入力信号の発生から
遅れてライン176に出力EOD2信号を与えるかする
ことにある。装置がバイパス・モードで作動しているか
、ESTモードで作動しているかに応じて、入力EOD
信号(EOD3)はゲート174の出力信号かあるいは
ライン145上の信号のいずれかとなる。上述した3つ
の条件の1つが計算したEOD信号(EOD3)が発生
する前に(ライン145またはゲート174の出力)生
じた場合には、ゲート175は遅延出力を持たず、した
がって、ライン176上のEOD2信号が入力信号EO
D3に追従することになる。したがって、入力EOD3
信号が発生し、ゲート175に送られる前に電流限界値
に達した場合には、ライン81A上の電流制限信号CL
がオア・ゲート250をしてライン272に出力を発生
させ、この出力が次にゲート175をして入力信号EO
D3をライン176に通させることになる。
典型的な例では、通常のバッテリ電圧とエンジン速度の
場合、点火コイルの一次電流は、入力EOD3が発生し
、ゲート175に送られる前に電流限界値に達すること
になり、EOD信号が遅れることはない。バッテリ電圧
が低い場合には、最短ランプ時間あるいはランプカウン
ト数が電流限界値に達する前に生じることがある。3.
5マイクロ秒のランプ時間に相当する最小ランプカウン
ト数はコイル電流立上り時間を計算し、たとえば、12
ボルトよりも大きいバッテリ電圧で8.5アンペアの一
次電流を許す値を選ぶことによって選ぶことができる。
ランプ・カウンタ200が3.5マイクロ秒(最小ラン
プカウント数)より大きいランプ時間に相当するランプ
カウント数を得た場合には、PLA204が信号を発生
し、この信号がライン252に送られ、オア・ゲート2
50に出力信号を発生させる。この出力信号はゲート1
75に送られ、そのEOD入力からそのEOD出力を遅
らせない。こうして、計算したEOD3信号がライン1
77に発生する前にランプ時間が3.5マイクロ秒を越
えたときはいつでも、EOD信号が遅れることはない。
」二連の条件のうち第3の条件は、前の最小バーン時間
中にSOD信号(ライン158)が発生した場合である
。最小バーン時間は、ダーリントン・)−ランジスタ3
6または38が非導通状態にバイアスされた後最小バー
ン時間にわたって非導通状態に保たれる時間である。こ
の最小バーン時間は約700マイクロ秒であり得る。E
OD2信号がライン176に発生したとき、フリップフ
ロップ270を経て成る信号をライン160に発生させ
、これが導通状態にあるダーリントン・I・ランジスタ
36または38を非導通状態にバイアスする。このEO
D2信号は最小バーン・カウンタ260にも送られ、そ
のカウントアンプを開始させる。最小バーン・カウンタ
260が約260マイクロ秒に相当する時間を数えたと
き、ライン261に信号が発生し、これがインバータ2
64を経てアンド・ゲート268に送られる。この論理
構成によれば、ダーリントン・トランジスタ36または
38は約700マイクス秒の最小時間にわたって非導通
状態に保たれる。
ライン158」二のSOD信号が先行の最小バーン時間
中に生じたならば、アンド・ゲート262およびフリッ
プフロップ266はライン254に信号を発生させ、こ
の信号がオア・ゲー1−250をしてライン272に出
力信号を発生させる。ライン272上の信号はゲート1
75を作動させ、その出力EOD信号(EOD2)をそ
の人力EOD信号(EOD3)から遅延させることがな
い。この回路条件は必要なドエル時間が物理的に利用で
きる全ドエル時間(180度時間マイナス最小バーン時
間)に接近する高いERPMに合致する。
SOD信号が最小バーン範囲内で生じた場合、点火コイ
ルのドエル時間は打ち切られ始める。許容できる最小ド
エル時間が発生しつつある間は、したがって、回路がE
OD2をEOD3から遅延させてはならない。
前述のごとから明らかなように、EOD3信号がライン
177に派生ずる前に上記3つの条件のうちの1つが発
生したかどうかを装置が決定し、3つの条件のうちの任
意の1つの条件が発生したならば、EOD3信号が遅ら
されることはない。
一方、ライン177にEOD3信号が発生する前に3つ
の条件がいずれも発生しない場合には、とれか1つの条
件が生じるまでライン176にEOD2信号が発生する
ことはない。たとえば、装置がESTモードで作動して
おり、EOD信号がライン145に発生したと仮定する
。さらに、]二記3つの条件のうち1つもEOD信号が
ライン145に現われる前に生じなかったものとする。
ごさらの仮定によると、EOD信号がライン145に現
われたときにライン176には信号はまったく発生しな
い。代りに、1つの条件が満たされたときにライン14
5上の信号発生点から遅れた時点でライン176に信号
が発生する。遅延量はライン145」−の信号発生時点
と1つの条件が発生した時点の間の時間に等しい。
点火事象が所望の、すなわち、計算したEOD点から遅
延している場合、回路は続< SOD点にわたって付勢
される点火コイルについての付加的なドエル時間を加え
ることになる。この加えられたドエル時間は、たとえば
、約1.5マイクロ秒である。この付加的なドエル時間
を与える要領を次に説明する。EOD入力信号がゲー1
−175に与えられ、ライン176上の出力信号が3つ
の条件のうち1つの条件を満たすまで入力信号から遅ら
されると仮定する。この場合、ノア・ゲート274およ
びフリップフロップ280を含む論理装置はライン28
4を経て高レベル「1」をアンド・ゲ−l−282の入
力部に与える。アンド・ゲート282の別の入力部はラ
イン182であり、ここに主要なりロックパルスが与え
られる。先にも説明したように、フリップフロップ20
3のQB出力部はアンド・ゲート282への別の入力部
となる。アンド・ゲート282の出力部はオア・ゲート
281への人力部として接続しである。上記3つの条件
のうち1つの条件が満たされたとき、信号EOD2が発
生し、フリップフロップ203をリセットする。その結
果、ランプ・カウンタ200は主クロツク周波数の3分
の1の周波数ではなくてクロック180の周波数でライ
ンL1を経て計時することになる。したがって、ライン
1B2上の主クロツクパルスはランプ・カウンタ200
に送られる。ランプ・カウンタ200はこうして迅速に
計時を行ない、これは同じ点火コイルについての続く点
火事象のための付加的なドエル時間を加えるという効果
を奏する。これはEOD変動がまだ生じている場合にそ
れを過剰に補正することになり、したがって、遅延した
点火事象が1つのエンジン回転数(点火コイル毎に1つ
の点火事象)についてのみ生じることになる。
アンド・ゲート282が作動すると、それはライン18
2からカウンタ290ヘライン288を経てクロックパ
ルスを送る。このカウンタ290が約500マイクロ秒
に相当する値までカウントアツプすると、カウンタはフ
リップフロップ280に信号を送り、アンド・ゲート2
82が開いてうンブ・カウンタ200へのクロックパル
スの送給を終了させるような状態へフリップフロップ2
80をトリガする。ランプ・カウンタ200が今や約1
.5マイクロ秒の付加的なドエル時間を与えることにな
るカウント数をロードされている構成に装置はなってい
る。最小バーン時間の前にランプ・カウンタ200がア
ンド・ゲート282の閉鎖によってロードされたことは
明らかであり、このローディングはワンショット・マル
チバイブレークO32がランプ・カウンタ200の内容
をランチ220にロードさせる前に生じるのも明らかで
あろう。ここで、EOD2の発生と最小バーン・カウン
タ260による出力信号(ラインL4とワンショット・
マルチバイブレークO32に送られる)の発生との間の
時間がカウンタ290からの出力を与えるに必要な時間
、すなわち、500マイクロ秒と同じであることに注目
されたい。したがって、アンド・ゲート282が閉じる
ときにランプ・カウンタ200に送られたカウント数が
ランプ・カウンタ200に既にあるカウント数に加えら
れる。
ランプ・カウンタ200がSOD信号の発生時にカウン
トアツプし始め、電流限界に達したときに計数動作を終
了するという事実は先に説明した。
したがって、SOD信号がライン158に発生したとき
、フリップフロップ203はゲート202を閉ざし、そ
の結果、ランプ・カウンタ200はオア・ゲート281
およびラインL 1を経て3分の1のクロック周波数で
クロックパルスの供給を受ける。電流限界値になると、
ライン81A上の信号がゲート202を開き、ランプ・
カウンタ200へのパルスの給送を停止する。これはオ
ア・ゲー1− OR1とフリップフロップ203の協働
による。電流が限界値に達しない場合でも、ゲート20
2は開き、EOD2信号がライン176を経てオア・ゲ
ー1− OR1に送られたときにランプ・カウンタへの
クロックパルスの給送を停止する。
さらに、電流が限界値に達しない場合、すなわち、EO
D2信号がランプ・カウンタ200へのクロックパルス
の給送を停止したとき、PLA204が電流限界値格納
レジスタ205のためのCL T信号を発生ずることに
なり、このCLT信号はEOD2信号が発生した時点で
ランプ・カウンタ200の得たカウント数に相当する。
ここで、プログラマブル論理アレイ204に関して指摘
しなければならないのは、それが発生し、電流限界値格
納レジスタ205に送られるCLT値がランプ・カウン
タがその最終的なカウント値を得るまでSODからラン
プ・カウンタ200が得るカウント数に関係した値であ
るということである。PLA204は、ゲート202が
ランプ・カウンタ200へクロックパルスを送っている
ときにカウントアツプすることによって生じたランプ・
カウンタ200内のランプカウント数と、アンド・ケー
ト282の閉鎖によって得た任意の付加的なカウント数
(急速計時)とに応答することになる。したがって、ア
ンド・ゲー1−282が作動して閉じた場合、PLA2
04はアンド・ゲート282の閉鎖によりランプ・カウ
ンタ200へロードされた任意カウント数に加算された
ランプカウント数に関係したCLTの大きさを発生ずる
ことになる。ここで、プログラマブル論理アレイ以外の
関数発生器を用いてもCLT信号を発生させることがで
きるということは明らかである。
本発明の説明および第2C図においては、記号RTを用
いて、点火コイルC1、C2が付勢されたとき(SOD
)に始まり、電流が限界値に達したときに終る経過時間
を定め、示している。先に説明したように、本発明の装
置は電流が限界値に到達しないように作動することがで
きる。電流が限界値に達しないときでも、ランプ・カウ
ンタ200はランプ時間に関係したランプカウント値を
得、次いで、RTではないランプ時間によって装置が制
御される。ここでは、RTはSODで始まり、電流が限
界値に達したときに終る時間として特に定義している。
ドエル時間に関して、本発明についての前記の説明から
明らかなように、ドエル時間は非ドエルリプル・カウン
タ154にロードされたカウント数の大きさの関数であ
る。したがって、非ドエルリプル・カウンタ154にロ
ードされたカウント数の大きさが増大すると、ドエル時
間は長くなり、非ドエルリブル・カウンタ154にロー
ドされるカウント数の大きさが減少するにつれてドエル
時間が短くなる。したがって、非ドエルリブル・カウン
タ154にロードされたカウント数の大きさが増大する
につれて、SOD信号はより早く発生する。これは、非
ドエルリプル・カウンタ154がSOD信号を発生させ
るかぎり増分あるいはカウントアツプしなくてもよいか
らである。逆に、非ドエルリプル・カウンタ154ヘロ
ードされたカウント数が減少するにつれて、SOD信号
はより遅く発生することになる。
点火装置を4シリンダ・エンジンに関連して説明してき
た。本発明が適当な改造を行なって6シリンダ・エンジ
ンに合わせることによって6シリンダ・エンジンのため
の点火装置に応用できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による内燃機関点火装置を示す。 第2図は第1図の点火装置の種々の部分で発生する波形
を示す。 第3図は第1図にブロックで示した回路の一部の概略回
路図である。 第4図は第1図のブロックとして示した本発明の点火装
置のドエル・アドバンス制御器を示す。 第5図は本発明の点火装置がバイパス・モードで作動し
ているときに用いるランプ・カウンタの内容を示す。 第6図は装置がESTモードで作動しているときのラン
プ・カウンタの内容を示す、第5図と同様の図である。 図面において、 10−エンジン、 12.14.16.18一点火プラグ、20.24−二
次巻き線、 28.30−一一一次巻き線、 34−電源、 36.38−ダーリントン・l・ランジスタ、4〇−電
流検知用抵抗器、 41.43−抵抗器、 46−クランク軸、 48.50−ディスク、 52.54−ピンクアップ・コイル、 56.58−スクエアリング回路、 64− フリップフロップ、 66.68−アンド・ゲート、 70−制御回路、 120−ディスク、 122− ピックアップ・コイル、 124− スクエアリング回路、 132−電子制御モジュール、 142− エンジン速度スイッチ、 143・−・バイパスアドバンス回路、154−非ドエ
ルリプル・カウンタ、 156−ディジタル比較器、 170−ディジタル比較器、 180−=−クロック、 186− タコ・カウンタ、 192− レジスタ、 196−全加算器、 200−一ランプ・カウンタ、 203− フリップフロップ、 204−プログラマブル論理アレイ、 205−電流限界値格納レジスタ、 260−最小バーン・カウンタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、それぞれに点火プラグ(12−18)を組み込んだ
    複数のシリンダとクランク軸(46)とを有する内燃機
    関(10)のための点火装置であって、複数の点火コイ
    ル(C1、C2)を包含し、各点火コイルが一次巻き線
    (28、30)と二次巻き線(20、24)とを包含し
    、各二次巻き線が少なくとも一対の点火プラグと組み合
    わせてある点火装置を作動させる方法であり、クランク
    軸位置の関数として順次に一次巻き線を付勢し、1つの
    一次巻き線(28)の電流をオンにし、次いでオフにし
    たときに第1対の点火プラグ(12、14)が点火し、
    別の一次巻き線(30)の電流をオンにし、次いでオフ
    にしたときに第2対の点火プラグ(16、18)が点火
    するようにした段階と、一次巻き線が付勢される毎にそ
    の一次巻き線を流れる電流の大きさを検知(40、41
    、43、110)する段階と、一次巻き線を流れる電流
    が或るほぼ一定の電流レベル(88)に到達したときに
    この一次巻き線を流れる電流をこのレベルに制限(36
    、38、90、92、110)する段階とを包含する方
    法において、一次巻き線が付勢される毎に、その一次巻
    き線の付勢開始時に始まり、この一次巻き線を流れる電
    流が前記一定の電流レベルに到達したときに終る時間に
    相当する第1の時間(RT)を表わす第1の電気信号を
    発生(200)する段階と、一次巻き線が付勢される毎
    に、前記第1の時間(RT)に依存した長さの第2の時
    間を表わす第2の電気信号(CLT)を発生(204)
    する段階と、一次巻き線が付勢される毎に、第1、第2
    の電気信号を格納(205)する段階と、一次巻き線の
    再付勢する前で他の巻き線(単数または複数)の付勢に
    続いてその巻き線のための格納された第1、第2の電気
    信号を回収(LA1、LA2)する段階と、一次巻き線
    のための第1、第2の電気信号の総和の関数としてその
    一次巻き線の再付勢時刻を制御(154)する段階とを
    包含することを特徴とする方法。 2、それぞれに点火プラグ(12−18)を組み込んだ
    複数のシリンダとクランク軸(46)とを有する内燃機
    関(10)のための点火装置であって、複数の点火コイ
    ル(C1、C2)を包含し、各点火コイルが一次巻き線
    (28、30)と二次巻き線(20、24)とを包含し
    、一次巻き線がクランク軸位置の関数として順次に付勢
    することができ、各二次巻き線が少なくとも一対の点火
    プラグと組み合わせてあり、1つの一次巻き線(28)
    の電流をオンにし、次いでオフにしたときに第1対の点
    火プラグ(12、14)が点火し、別の一次巻き線(3
    0)の電流をオンにし、次いでオフにしたときに第2対
    の点火プラグ(16、18)が点火するようになってお
    り、また、一次巻き線が付勢される毎にその一次巻き線
    を流れる電流の大きさを検知する検知手段(40、41
    、43、110)と、一次巻き線を流れる電流が或るほ
    ぼ一定の電流レベル(88)に到達したときに一次巻き
    線を流れる電流をそのレベルに制限する制限手段(36
    、38、90、92、110)と包含する点火装置にお
    いて、一次巻き線が付勢される毎に作動して一次巻き線
    の付勢開始で始まり、その一次巻き線を流れる電流が前
    記一定の電流レベルに達したときに終る時間に相当する
    第1の時間(RT)を表わす第1の電気信号を発生する
    第1発生手段(200)と、一次巻き線が付勢される毎
    に作動して前記第1の時間(RT)に依存する大きさの
    第2の時間を表わす第2の電気信号(CLT)を発生す
    る第2発生手段(204)と、一次巻き線が付勢される
    毎に作動して前記第1、第2の発生手段の発生した第1
    、第2の電気信号を格納する記憶手段(205)と、そ
    の一次巻き線の再付勢前で他の一次巻き線(単数または
    複数)の付勢に続いてその一次巻き線のための格納され
    た第1、第2の電気信号を回収する回収手段(LA1、
    LA2)と、その一次巻き線のための第1、第2の電気
    信号の総和の関数としてその一次巻き線の再付勢時刻を
    制御する制御手段(154)とを包含する点火装置。 3、特許請求の範囲第2項記載の点火装置において、前
    記制限手段が各一次巻き線(28、30)をオンにし、
    次ぎにオフとするように補助的に作用するトランジスタ
    (36、38)を包含することを特徴とする点火装置。 4、特許請求の範囲第2項または第3項記載の点火装置
    において、前記第1発生手段がディジタル・カウンタ(
    200)と、定周波クロックパルスの源(180)とを
    包含し、このディジタル・カウンタを第1の時間(RT
    )中にクロックパルスを計数するように制御することを
    特徴とする点火装置。 5、特許請求の範囲第2項から第4項までのいずれか1
    つの項に記載の点火装置において、点火タイミング信号
    を発生する点火タイミング発生手段(132)と、点火
    タイミング信号が生じたときに一次巻き線(28、30
    )を消勢するように作動する第1作動モードおよび点火
    タイミング信号の発生から遅延した時刻に一次巻き線を
    消勢するように作動する第2作動モードを有するドエル
    ・アドバンス制御回路(150)と、点火タイミング信
    号の発生前に一次巻き線の電流が前記一定の電流レベル
    (88)に達したときに前記ドエル・アドバンス制御回
    路を第1作動モードで作動させる手段(G1、208)
    と、点火タイミング信号の発生の後に一次巻き線の電流
    が前記一定電流レベル(88)に達したときに前記ドエ
    ル・アドバンス制御回路を第2作動モードで作動させる
    手段(143、208)とを包含し、第2作動モードの
    時点で、前記ドエル・アドバンス制御回路が一次巻き線
    を消勢するように作用することを特徴とする点火装置。
JP22677887A 1986-09-11 1987-09-11 内燃機関の点火装置及び該点火装置を作動させる方法 Pending JPS6371573A (ja)

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JPH0343669A (ja) * 1989-07-07 1991-02-25 Hitachi Ltd 電子配電型点火装置
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