JPS6368307A - ドリル装置 - Google Patents

ドリル装置

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JPS6368307A
JPS6368307A JP61210604A JP21060486A JPS6368307A JP S6368307 A JPS6368307 A JP S6368307A JP 61210604 A JP61210604 A JP 61210604A JP 21060486 A JP21060486 A JP 21060486A JP S6368307 A JPS6368307 A JP S6368307A
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thrust
support ring
drill spindle
ring
spindle
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Yasumasa Oki
泰正 大木
Osamu Asano
浅野 理
Toshio Mikitani
俊雄 御器谷
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は穿孔刃物による切り屑の排出性能を改良したド
リル装置に関するものである。
〔従来技術〕
先端に切り刃を有する環状カッタやツイストドリルなど
の穿孔刃物は、その切り刃に連なる溝を外周に備え、穿
孔作業によって生ずる切り屑をその溝に沿って穴の外へ
排出する。このようにして穴の外に排出される切り屑は
、被穿孔材料、切削速度、及び穿孔刃物の送り速度など
によって異なるが、通常は所定の長さをもって連続的に
排出される。
ところで、ドリルスピンドルの送り速度をほぼ一定にし
て穿孔刃物に推力を与えると、連続的に穴の外に排出さ
れる切り屑は比較的長く連なり。
その自重及び排出抵抗の増大によって切り屑の排出性能
が低下して、切り肩が穴と穿孔刃物との間に詰まり、そ
れによって増大する切削抵抗により快削性が損なわれて
穿孔作業効率が低下し、更には、切り刃が異常に摩耗し
たり、その摩擦熱によって切り刃が鈍るという問題があ
った。この点に関する簡便な対策として、従来は、穿孔
刃物の上方に位置するケーシングに、連続的に連なる切
り屑と当接可能なように障壁部材を固定し、斯る障壁部
材に切り屑が当接するときの#撃や抵抗によって切り屑
を強制的に折断する技術が提案されているが、そのよう
な障壁部材を穿孔刃物の近傍に設けるとそれが穿孔作業
の邪魔になるばかりか、螺旋状を呈したりうねったりし
て、連続的に排出される切り屑が確実に障壁部材に当接
する保証はない。また、穿孔刃物の内部を通して高圧切
削油を供給し、その圧力で切り屑を切削油と共に流し出
すようなガンドリルを用いることもできるが、その場合
には専用の工作機械や工具ヘッドが必要とされ、携帯可
能なものや比較的小型のボール盤などのドリル装置には
適用不可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
連続的に連なって穴から排出される切り屑を強制的に切
断する簡便な手段として上記した障壁部材を用いると、
それが穿孔作業の邪魔になるばかりか、切り屑が障壁部
材に当接せずにそのまま連続排出され易いという問題が
あり、本発明は斯る問題点を根本的に解決するもので、
穿孔条件に応じて切り屑の長さを選択的に制御して穴か
ら排出することができるドリル装置を提供しようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するための手段として、穿
孔刃物の装着部を先端部に備えたドリルスピンドルを、
軸方向に沿って往復動可能にケーシングに軸支すると共
に、ドリルスピンドル及びケーシングに1対のスラスト
リングをドリルスピンドルの半径方向に同心に対向させ
て固定し、同スラストリングの対向面に少なくとも3個
の転動子を、転動子支持リングで相互の相対位置を規制
して円周方向に転動可能に介在させると共に、該転動子
支持リングを、一方のスラストリングに対する固定状態
と双方のスラストリングに対する自由回転状態を選択的
に採り得るようにドリルスピンドル上に支持し、更に、
他方のスラストリング上における転動子の転動軌道上に
は、上記転動子支持リングによって相対位置が規制され
る転動子の相対位置と等しい位置関係をもって全ての転
動子が一時的に係合する凹部を複数個形成した構成を採
用する。
〔作 用〕
本発明のドリル装置は、ドリルスピンドルのスラスト方
向荷重を受けて転動する転動子を支持する転動子支持リ
ングが一方のスラストリングに対して固定状態にされる
と、夫々の転動子はその一方のスラストリング上の定位
置で自転しながら他方のスラストリングと転がり接触し
、それら転動子が、ドリルスピンドルの所定回転毎に他
方のスラストリング上に形成されている夫々の四部に嵌
入したときに、スラスト方向への進出力を穿孔刃物に作
用しているドリルスピンドルを、凹部の深さに呼応して
軸方向に僅かに変位させて、穿孔刃物による切削を瞬間
的に停止し、それによって、ドリルスピンドルの所定回
転毎に切り屑を所定長に切断して、穿孔途上の穴から排
出する。転動子支持リングを双方のスラストリングに対
して自由回転状態にしたときには、それに支持されてい
る各転動子は、双方のスラストリングに夫々転がり接触
しながら転動し、その転動量は、ドリルスピンドルと一
体的に回転するスラストリングの回転角度に対して半分
の行程となって、転動子支持リングがドリルスピンドル
の半分の回転数をもって相対回転することになり、その
ときのドリルスピンドルの回転数に対する同スピンドル
の反光端部方向への変位回数は、上記のように凹部を持
たない一方のスラス)へリングに対して転動子支持リン
グを固定状態にしたときの変位回数の半分とされる。こ
のようにして、ドリルスピンドルの回転数に対する同ス
ピンドルの摺動変位回数の2段階切り換えに応じて、切
り屑を選択的に2通りの長さに切断して排出する。
〔実 施 例〕
本実施例のドリル装置は、第6図に示されるように、被
加工物1の所望位置に電磁吸着によって固定される電磁
吸着ベース2をドリルスタンド3の下部に有し、同スタ
ンド3の側方には、昇降操作ハンドル4の回転操作や図
示しない自動送りユニットの動作によって被加工物に対
して進退可能な穿孔機5を支持して成る。
穿孔機5は、第1図のように、ケーシング6に図示しな
い電気モータを内蔵し、そのモータ軸7の回転を2組の
料量ギア8A乃至8Dにより減速して、先端に環状カッ
タなどの穿孔刃物9を着脱可能なドリルスピンドル10
に伝達する。
上記ドリルスピンドル10はケーシング6の下端に螺着
固定したハウジングブロック11からその先端部が突出
され、同ハウジングブロック11に嵌入固定したラジア
ルニードルベアリング12にドリルスピンドル10の中
間部を軸支すると共に、ケーシング6の隔板13に設け
たラジアルニードルベアリング14に斯るドリルスピン
ドル10の上端部を軸支する。ドリルスピンドル10上
において、上記1対のラジアルニードルベアリング12
及び14によって接触支持可能な部位は、同ベアリング
の軸方向長さよりも僅かに長く設定されることによりJ
ドリルスピンドル10はその軸方向に僅かに往復動可能
になっている。
15は、上記ラジアルニードルベアリング12の上方に
位置するドリルスピンドル10に一体回転可能に固定し
た第1スラストリングで、その外周面には、スラストボ
ール16の曲率に等しく上向きに湾曲したスラスト荷重
を受は得る転動軌道17を形成する。同リング15の外
周方向には、上記転動軌道17と所定の間隙をもって内
周面が対向する第2スラストリング18をケーシング6
に嵌着固定し、同リング18の内周面には、上記スラス
トボール16の曲率に等しく下向きに湾曲したスラスト
荷重を受は得る転動軌道19を形成する。
20は、上記転動軌道17及び19に転動可能な転動子
としての3個のスラストボール16を回転自在に且つ相
互の相対位置を規制して個別に且つ同心に嵌合するボー
ル収容孔22を持つ板金製ボール支持リング(転動子支
持リング)で、そのボール支持リング20の内外周面か
らスラストボール16の表面の一部を突出させて転動軌
道17及び19に接触させただ状態で上記スラストリン
グ15及び18の相互対向空間内に配置する。ボール収
容孔22は、ボール支持リング20の軸心に対して12
0″間隔で形成されている。第1スラストリング15は
、スペーサ25を介して上記ラジアルニードルベアリン
グ12の上端面との間に介在される圧縮コイルスプリン
グ26の弾発力を受け、ドリルスピンドル10と一体的
にその被加工物から離反する方向に向けて付勢される。
したがって、第1スラストリング15は、上記スラスト
ボール16を弾発的に第2スラストリング18に押圧す
ることにより、同リング15と一体のドリルスピンドル
10をそのスラスト方向に支持している。
第1スラストリング15の転動軌道17上には、その軸
心に対して120’間隔で、上記スラストボール16が
係脱可能な球面状凹部27を全て同−深さに3個形成す
る。斯る凹部27に3個のスラストボール16が同時に
嵌入すると、圧縮コイルスプリング26によって反光端
部方向に弾発付勢されている第1スラストリング15と
一体のドリルスピンドル10は、それと同時に、その凹
部27の深さ寸法に相当する距離だけ後退変位する(第
1図において上方に変位する)。上記凹部27の深さは
、例えば、穿孔刃物9によって削り取られる切り屑の最
大許容厚さ寸法とほぼ同等に設定する。切り屑の最大許
容厚さ寸法は、ドリル装置がその最大穿孔能力として持
つドリルスピンドル10の最大回転数及び穿孔機5の最
大許容送り速度、更には被加工物1の材質などとの関係
において決定される。
上記ボール支持リング20は、その下端部外周縁がスラ
ストリング15及び18の対向空間内から下方に突出さ
れ、その突出する外周縁には、概ね半円形の切欠き30
を複数個形成し、更に、その切欠き30に嵌入してボー
ル支持リング2oを先端部で係止する操作ノブ31を、
ケーシング6の外部から皿ばね32を介して長孔33に
挿通し。
その中間部を、ケーシング6の内面に摺動し得るナツト
34にねじ嵌合する。ボール支持リング20は、上記操
作ノブ31が切欠き30に嵌入係止されることによって
第2スラストリング18に対する固定状態を採り、また
、上記操作ノブ31が切欠き30から離脱されることに
よって自由回転状態を採るようになっている。
ボール支持リング20を第2スラストリング18に対し
て固定状態にすると、ボール支持リング20が収容支持
するスラストボール16は、その第2スラストリング1
8上の定位置で自転するのみであるから、ドリルスピン
ドル10と一体の第1スラストリング15の1回転に3
回の割合で上記凹部27に嵌入して、上記圧縮コイルス
プリング26によって反先端部方向に弾発されているド
リルスピンドル10を軸方向に変位させる。したがって
、斯る状態においては、穿孔刃物9に下向きの推力を作
用するドリルスピンドル1oは、その1回転に3回の割
合で、凹部27の深さに応じて反光端方向に変位して穿
孔刃物9による切削を瞬間的に停止させ、それによって
、切り屑の長さを、穿孔刃物9のほぼ173回転で決ま
る切削長さに制御する。
ボール支持リング20を自由状態にして、ドリルスピン
ドル10と一体的に第1スラストリング15を回転する
と、スラストボール16の外周面側が転がり接触する第
2スラストリング18と、当該スラストボール16の内
周面側が転がり接触する第1スラストリング15との間
で3個のスラストボール16が相対的に転がり移動し、
それに追従してボール支持リング20が回転する。而し
て、スラストボール16に対する第1スラストリング1
5の相対的な転がり移動距離は、第2スラストリング1
8に対するスラストボール16の転がり移動距離に等し
くされるから、第1スラストリング15が回転されると
、スラストボール16は、その第1スラストリング15
の回転角度に対して半分の行程をもって第2スラストリ
ング18上を転がり移動する。そのため、ドリルスピン
ドル10と一体に回転する第1スラストリング15の2
回転に3回の割合で、3個のスラストボール16が各凹
部27に嵌入してドリルスピンドル10を軸方向に摺動
変位させる。したがって、斯る状態においては、ドリル
スピンドル10はその2回転に3回の割合で凹部27の
深さに応じて反先端部方向に変位して、穿孔刃物9によ
る切削を瞬間的に停止させ、それによって、切り屑の長
さを、穿孔刃物9のほぼ2/3回転で決まる切削長さに
制御する。
上記穿孔刃物9は環状カッタであり、ドリルスピンドル
10のカッタアーバ39に留めねじ40によって着脱可
能に固定されているが、穿孔刃物9の軸心上にはパイロ
ットピン41が穿孔刃物9の下端面から出没自在に嵌挿
されている。穿孔刃物9がドリルスピンドル10に装着
されたとき、パイロットピン41の頭部は、ドリルスピ
ンドル10のカッタアーバ39内に収容した圧縮コイル
スプリング42の弾発力を受けるプレスピース43の先
端部によって押圧され、その状態において、同パイロッ
トピン41の先端は穿孔刃物9の下端面から突出して同
刃物9のセンタとして機能し、穿孔途上においては、ド
リルスピンドル10の送りに応じて被加工物の表面、正
確にはコアの表面に接した状態で空転して、カッタアー
バ39を上昇変位し、穿孔加工終了後に、穿孔機5を上
昇復帰したとき、圧縮コイルスプリング42の弾発力に
よって切断片を穿孔刃物9内部から押し出すようになっ
ている。
次に上記ドリル装置の作用を説明する。
第1スラストリング15は、ボール支持リング20に収
容支持された3個のスラストボール16を、弾発的に第
2スラストリング18に向けて押圧することにより、同
リング15と一体のドリルスピンドル10をそのスラス
ト方向に支持する。
例えば、穿孔刃物9の切削径が比較的小さく、又は穿孔
深さが比鮫的深い場合、第1図のように操作ノブ31を
長孔33の下端に位置させて、操作ノブ30の先端部を
ボール支持リング20の切欠き30から離脱させ、その
状態を維持するように操作ノブ31を回してナツト34
をケーシング6の内面に緊締固定する。この状態で、ド
リルスピンドル10を回転駆動すると、ボール支持リン
グ20に収容支持したスラストボール16は、ケーシン
グ6に固定されている第2スラストリング18の転動軌
道19.及びドリルスピンドル10と一体で回転する第
1スラストリング15の転動軌道16に夫々転がり接触
しながら、ドリルスピンドル10の2回転につき斯るボ
ール支持リング20と共に第2スラストリング18の転
動軌道19上を1回転し、その移動途上で3個のスラス
トボール16が、転動軌道Li2上に設けた3個の凹部
27に、ドリルスピンドル10の2回転に3回の割合で
同時に嵌入すると、圧縮コイルスプリング26の弾発力
を受けている相互に一体的なドリルスピンドル10及び
第1スラストリング15は、その凹部27の深さ寸法に
呼応した距離だけ軸方向に動き、第1図において上方に
変位して、第1図の状態から第2図の状態に変化する。
したがって、穿孔加工中に、回転操作ハンドル4や図示
しない自動送りユニットを介してスラスト方向に沿った
送り力を穿孔刃物9に作用しているドリルスピンドル1
oが、斯る凹部27の深さに呼応して反先端部方向に変
位すると、その動きは穿孔刃物9の切削方向への送りを
実質的に停止させることに相当し、且つ、その変位量は
穿孔刃物9によって削り取られる切り屑の最大許容厚さ
寸法とほぼ同等であるから、それと同時に穿孔刃物9に
よる切削が瞬間的に停止し、それによって、切り屑は、
穿孔刃物9のほぼ273回転で決まる切削長さに制御さ
れて、穿孔途上の穴から断続的に排出される。
前記の場合よりも、穿孔刃物9の切削径が比較的大きく
、又は穿孔深さが比較的浅い場合、第3図のように操作
ノブ31を長孔33の上端に位置させることにより操作
ノブ31の線な端部をボール支持リング20の切欠き3
0に嵌入して、ボール支持リング2oを係止固定し、そ
の状態を維持するように操作ノブ31を回してナツト3
4をケーシング6の内面に緊締固定する。この状態で。
ボール支持リング20はケーシング6との固定状態、言
い換えるなら、第2スラストリング18との固定状態を
採り、ドリルスピンドル10を回転駆動すると、そのボ
ール支持リング20に収容支持されている3個のスラス
トボール21は夫々第2スラストリング18上の定位置
で自転して、第1スラストリング15と転がり接触し、
ドリルスピンドルの1回転につき3回の割合で、第1ス
ラストリング15の転動軌道17上に設けた凹部27に
同時に嵌入して、相互に一体的なドリルスピンドル10
及び第1スラストリング15は、その凹部27の深さ寸
法に呼応した距離だけ軸方向に変位し、第3図の状態か
ら第4図の状態に変化する。したがって、斯る場合に切
り屑は、穿孔刃物9のほぼ173回転で決まる切削長さ
に制御されて、穿孔途上の穴から断続的に排出される。
以上本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、上記実施例では、穿孔刃物9の反先端部方向へ
の変位回数を、ドリルスピンドル10の2回転につき3
回又は6回選択的に切り換え可能に構成したが、比較的
切削径の大きな環状カッタを適用するものにあっては、
上記実施例の転動軌道17に、6個の凹部27を60°
間隔で形成し。
ドリルスピンドル10の1回転に対して同スピンドル1
0を3回又は6回の割合で選択的に後退変位するように
構成することもでき、種々の穿孔加工条件に応じて、ス
ラストボール及び凹部の数を適宜設定して組合せること
により、相互に切り換え可能な後退変位回数の比を一定
に保ちながら。
ドリルスピンドルの回転数に対する同スピンドルの最大
後退変位回数の比を3/2以上に種々変更可能である。
更に、上記実施例では凹部27を第1スラストリング1
5に設けたが、第2スラストリング18に設けてもよく
、その場合には、ボール支持リング20を第1スラスト
リング15に係止することにより、ドリルスピンドル1
0はその1回転に3回の割合で反先端部方向に変位され
る。また、1対のスラストリングに介在される転動子は
スラストボールに限定されず、円錐ころに変更可能であ
り、また、ドリルスピンドルの先端部に装着する穿孔刃
物は環状カッタに限定されず、ツイストドリルであって
もよい。
上記実施例では本発明を携帯可能な電磁吸着ベースを備
えたドリル装置に適用した場合について説明したが、小
型ボール盤や電気ドリルにも適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明のドリル装置は、穿孔刃物の装着部を先端部に備
えたドリルスピンドルを、軸方向に沿って往復動可能に
ケーシングに軸支すると共に、ドリルスピンドル及びケ
ーシングに1対のスラストリングをドリルスピンドルの
半径方向に同心に対向させて固定し、同スラストリング
の対向面に少なくとも3個の転動子を、転動子支持リン
グで相互の相対位置を規制して円周方向に転動可能に介
在させると共に、該転動子支持リングを、一方のスラス
トリングに対する固定状態と双方のスラストリングに対
する自由回転状態を選択的に採り得るようにドリルスピ
ンドル上に支持し、更に、他方のスラストリング上にお
ける転動子の転動軌道上には、上記伝動子支持リングに
よって相対位置が規制される転動子の相対位置と等しい
位置関係をもって全ての転動子が一時的に係合する凹部
を複数個形成して構成したから、ドリルスピンドルのス
ラスト荷重を受けて転動する転動子が同スピンドルの所
定回転毎に夫々の四部に同時に係合したとき、スラスト
方向への進出力を穿孔刃物に作用しているドリルスピン
ドルを、その四部の深さに呼応して僅かに変位させるこ
とができるもので、本発明によれば、穿孔刃物による切
削を瞬間的に的確に停止して、それによって、ドリルス
ピンドルの所定回転毎に切り肩を短小長に切断して、穿
孔途上の穴から切り屑を断続的に排出することができる
。従って、穴の外に排出される切り肩が長く連なってそ
の排出性能が低下したり、また、切り屑が穴と穿孔刃物
との間に詰まったりすることがなく、従前のように快削
性が損なわれて穿孔作業効率が低下したり、更には切り
刃が異常に摩耗するという事態を確実に防止することが
できる。
しかも、転動子支持リングを両スラストリングに対して
自由状態にしたとき、転動子支持リングはドリルスピン
ドルの半分の回転数をもって相対回転するから、そのと
きのドリルスピンドルの回転数に対する同スピンドルの
反先端部方向への変位回数は、凹部を持たないスラスト
リングに転動子支持リングを固定状態にしたときの変位
回数に対して理論上半分とされ、それによって、ドリル
スピンドルの回転数に対する同スピンドルの変位回数は
2段階に切り換え設定可能になり、穿孔条件に応じて切
り屑を選択的に2通りの長さで排出することができる。
特に、四部が形成されているスラストリングに、転動子
支持リングを、転動子を同門部に嵌入した状態で選択的
に係止固定可能とすれば、ドリルスピンドルを後退変位
させずに穿孔加工を行うことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るドリル装置の1実施例を示すもので
、第1図はドリルスピンドルの2回転に3回の割合で同
スピンドルを変位可能なボール支持リングの位置決め状
態において切削時におけるドリルスピンドル周りの正規
の状態を示す縦断面図、第2図はドリルスピンドルの2
回転に3回の割合でドリルスピンドルを後退変位可能な
ボール支持リングの位置決め状態において切削中断時に
おけるドリルスピンドル周りの状態を示す縦断面図、第
3図はドリルスピンドルの1回転に3回の割合で同スピ
ンドルを後退変位可能なボール支持リングの位置決め状
態において切削時におけるドリルスピンドル周りの正規
の状態を示す縦断面図、第4図はドリルスピンドルの1
回転に3回の割合で同スピンドルを後退変位可能なボー
ル支持リングの位置決め状態において切削中断時におけ
るドリルスピンドル周りの状態を示す縦断面図、第5図
はボール支持リングによって規制されるスラストボール
の転動軌道とその軌道上に形成されるスラストリングの
凹部との関係を示す斜視図、第6図はドリル装置の全体
を示す概略正面図である。 5・・・穿孔機、6・・・ケーシング、9・・・穿孔刃
物、1o・・・ドリルスピンドル、15・・・第1スラ
ストリング、16・・・スラストボール(転動子)、1
7・・・転動軌道、18・・・第2スラストリング、1
9・・・転動軌道、20・・・ボール支持リング(転動
子支持リング)、22・・・ボール収容孔、27・・・
凹部、30・・・切欠き、31・・・操作ノブ。 特許出願人    日東工器株式会社 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 穿孔刃物の装着部を先端部に備えたドリルスピンドルを
    、軸方向に沿って往復動可能にケーシングに軸支すると
    共に、ドリルスピンドル及びケーシングに1対のスラス
    トリングをドリルスピンドルの半径方向に且つ同心に対
    向させて固定し、同スラストリングの対向面に少なくと
    も3個の転動子を、転動子支持リングで相互の相対位置
    を規制して円周方向に転動可能に介在させると共に、該
    転動子支持リングを、一方のスラストリングに対する固
    定状態と双方のスラストリングに対する自由回転状態を
    選択的に採り得るようにドリルスピンドル上に支持し、
    更に、他方のスラストリング上における転動子の転動軌
    道上には、上記転動子支持リングによって相対位置が規
    制される転動子の相対位置と等しい位置関係をもって全
    ての転動子が一時的に係合する凹部を複数個形成したド
    リル装置。
JP61210604A 1986-09-09 1986-09-09 ドリル装置 Granted JPS6368307A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61210604A JPS6368307A (ja) 1986-09-09 1986-09-09 ドリル装置
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JPS60180704A (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 Yunipooto Trading Kk チップブレーカホルダ

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