JPS6361162A - 原子炉格子板の欠陥検査装置 - Google Patents
原子炉格子板の欠陥検査装置Info
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- JPS6361162A JPS6361162A JP61203709A JP20370986A JPS6361162A JP S6361162 A JPS6361162 A JP S6361162A JP 61203709 A JP61203709 A JP 61203709A JP 20370986 A JP20370986 A JP 20370986A JP S6361162 A JPS6361162 A JP S6361162A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は超音波による原子力発電プラントの検査に係り
、特に圧力容器内の上部格子板の迅速な欠陥検査に好適
な格子板欠陥検査装置に関する。
、特に圧力容器内の上部格子板の迅速な欠陥検査に好適
な格子板欠陥検査装置に関する。
従来の上部格子板の欠陥検査装置は、特開昭61−66
162号公報に記載のように超音波探傷法を利用した上
部格子板検査装置がある。上部格子板は互いに切り欠い
た溝を十字型に組み合わせる構造となっている。欠陥の
発生要因となる応力集中、隙間腐食を考慮すると、欠陥
は格子板の交差する切り欠き溝底部に発生する可能性が
最も高い。しかしながら、上記装置では、格子板側壁の
欠陥検査に主眼が置かれ、当該欠陥の検査には注目され
ていない。
162号公報に記載のように超音波探傷法を利用した上
部格子板検査装置がある。上部格子板は互いに切り欠い
た溝を十字型に組み合わせる構造となっている。欠陥の
発生要因となる応力集中、隙間腐食を考慮すると、欠陥
は格子板の交差する切り欠き溝底部に発生する可能性が
最も高い。しかしながら、上記装置では、格子板側壁の
欠陥検査に主眼が置かれ、当該欠陥の検査には注目され
ていない。
第8図は沸騰水型原子炉を示すもので、原子炉圧力容器
3内には炉心シュラウド20が形成され、この炉心シュ
ラウド20内には上部格子板1および炉心支持板19に
支持されて多数の燃料集合体18が収容され、炉心が構
成されている。すなりち1図示されていない1本の十字
形制御棒の廻りに4本の燃料集合体18が配置され、こ
れらの燃料集合体18はその下部を下部格子板19には
め合わされた燃料支持金具により支持されている。
3内には炉心シュラウド20が形成され、この炉心シュ
ラウド20内には上部格子板1および炉心支持板19に
支持されて多数の燃料集合体18が収容され、炉心が構
成されている。すなりち1図示されていない1本の十字
形制御棒の廻りに4本の燃料集合体18が配置され、こ
れらの燃料集合体18はその下部を下部格子板19には
め合わされた燃料支持金具により支持されている。
また、その上部は4本の燃料集合体18がお互いに板ば
ねで突っ張り合いながら上部格子板1の側面により支持
されている。
ねで突っ張り合いながら上部格子板1の側面により支持
されている。
このように炉心配置は多数の格子状配置とされており第
9図に示すように4本の燃料集合体18の側面を支える
格子状の桝が百数十個規則正しく配置される上部格子板
1により適正配置が取れるようになっている。
9図に示すように4本の燃料集合体18の側面を支える
格子状の桝が百数十個規則正しく配置される上部格子板
1により適正配置が取れるようになっている。
ところで、この上部格子板1は燃料集合体18を支持し
、4本の燃料集合体18を適正配置に保つことにより、
これらの燃料集合体18の間に配置される制御棒の駆動
を滑らかにする作用がある。
、4本の燃料集合体18を適正配置に保つことにより、
これらの燃料集合体18の間に配置される制御棒の駆動
を滑らかにする作用がある。
この上部格子板1は燃料集合体18の外枠である燃料チ
ャンネルと面接触しているため、隙間腐食を起す可能性
があり、また、燃料集合体18と近接していることから
中性子照射に起因する応力腐食割れが発生する可能性が
ある。また、第9図に示したように上部格子板1は互い
に切り欠き溝を十字型に組み合わせる構造となっており
、切り欠き溝底部には応力集中が起こることから、この
場所に応力腐食割れが発生する可能性が最も高い。
ャンネルと面接触しているため、隙間腐食を起す可能性
があり、また、燃料集合体18と近接していることから
中性子照射に起因する応力腐食割れが発生する可能性が
ある。また、第9図に示したように上部格子板1は互い
に切り欠き溝を十字型に組み合わせる構造となっており
、切り欠き溝底部には応力集中が起こることから、この
場所に応力腐食割れが発生する可能性が最も高い。
従って、原子炉停止期間中の上部格子板1の検査は、特
に上部格子板の互いに交差した場所が重要である。
に上部格子板の互いに交差した場所が重要である。
しかしながら1通常原子炉停止期間中は原子炉は放射線
防護のため水で充満されており、上部格子板1は水面下
的20mに位置している。このため従来検査が困難であ
る。一方、経済性から原子力発電所の定期検査等に要す
る原子炉停止期間は最短にする努力が払われている。従
って、検査の迅速性が望まれている。
防護のため水で充満されており、上部格子板1は水面下
的20mに位置している。このため従来検査が困難であ
る。一方、経済性から原子力発電所の定期検査等に要す
る原子炉停止期間は最短にする努力が払われている。従
って、検査の迅速性が望まれている。
本発明の目的はかかる従来の事情を考慮してなされたも
ので、超音波探傷法を適用し、独自の探触子移動装置に
より、原子炉内の格子板、特に上部格子板の交差した場
所に生じた欠陥を迅速にかつ容易に検査できる格子板欠
陥検査装置を提供することである。
ので、超音波探傷法を適用し、独自の探触子移動装置に
より、原子炉内の格子板、特に上部格子板の交差した場
所に生じた欠陥を迅速にかつ容易に検査できる格子板欠
陥検査装置を提供することである。
その目的を達成する為の手段は、超音波探触子から超音
波を原子炉圧力容器内の格子板に入射する格子板欠陥検
査装置において、前記格子板へ着脱自在に取り付けた複
数の基体と、前記基体の間へ前記格子板に沿って張り渡
された複数経路の長尺可撓部材と、前記長尺可撓部材を
巻き取る巻取装置と、前記複数経路の長尺可撓部材の内
のすくなくとも一経路の長尺可撓部材がガイドとして通
され、他のすくなくとも一経路の長尺可撓部材が固定さ
れた移動体と、前記移動体へ前記格子板に対向して設け
た前記超音波探触子とから成ることを特徴とした原子炉
格子板の欠陥検査装置である。
波を原子炉圧力容器内の格子板に入射する格子板欠陥検
査装置において、前記格子板へ着脱自在に取り付けた複
数の基体と、前記基体の間へ前記格子板に沿って張り渡
された複数経路の長尺可撓部材と、前記長尺可撓部材を
巻き取る巻取装置と、前記複数経路の長尺可撓部材の内
のすくなくとも一経路の長尺可撓部材がガイドとして通
され、他のすくなくとも一経路の長尺可撓部材が固定さ
れた移動体と、前記移動体へ前記格子板に対向して設け
た前記超音波探触子とから成ることを特徴とした原子炉
格子板の欠陥検査装置である。
基体を格子板に固定して、基体間に渡したガイド役の可
撓性部材に巻取装置で張力を与えておく、そして他の可
撓性部材を巻取装置で巻き取ると。
撓性部材に巻取装置で張力を与えておく、そして他の可
撓性部材を巻取装置で巻き取ると。
移動体が格子板に沿って移動して探触子の位置を変え、
検査位置にいたる。この検査位置は可撓性部材を巻取る
ことで手間なく連続的に変えることができる。そして、
移動体の移動方向と直交する方向へ検査位置を変えるに
は、基体を現在位置から外して、格子板の他の位置に固
定し変えることで行う、このようにして、平面的に散在
する検査位置に対応する。
検査位置にいたる。この検査位置は可撓性部材を巻取る
ことで手間なく連続的に変えることができる。そして、
移動体の移動方向と直交する方向へ検査位置を変えるに
は、基体を現在位置から外して、格子板の他の位置に固
定し変えることで行う、このようにして、平面的に散在
する検査位置に対応する。
以下、本発明の一実施例を説明する。第1図から第3図
は本発明の格子板欠陥検査装置の一実施例を示すもので
、第1図は上部格子板1に水平配備された基体2の構造
を示す図、第2図は原子炉圧力容器3内に設けられてい
る上部格子板1の欠陥検査の実施例を示す全体概略図で
ある。第2図で上部格子板1は円筒型の圧力容器3内に
設けられており、外周は円形となっているため、おのお
の1枚の格子板の長さが異なる0本発明の格子板欠陥検
査装置において、当該格子板の両端に取り付けられる基
体2は上下に伸縮する連結棒4を介して水平に走行する
走行袋[5に連結される。なお、連結棒4は多段伸縮で
上下の移動、走行装置5は水平ガイドレール5a沿いに
水平方向の移動が可能なものであれば良い、また、格子
板1の両端に配置された基体2の間には一対のワイヤ9
−1.9−2が長尺可撓性部材として渡されており。
は本発明の格子板欠陥検査装置の一実施例を示すもので
、第1図は上部格子板1に水平配備された基体2の構造
を示す図、第2図は原子炉圧力容器3内に設けられてい
る上部格子板1の欠陥検査の実施例を示す全体概略図で
ある。第2図で上部格子板1は円筒型の圧力容器3内に
設けられており、外周は円形となっているため、おのお
の1枚の格子板の長さが異なる0本発明の格子板欠陥検
査装置において、当該格子板の両端に取り付けられる基
体2は上下に伸縮する連結棒4を介して水平に走行する
走行袋[5に連結される。なお、連結棒4は多段伸縮で
上下の移動、走行装置5は水平ガイドレール5a沿いに
水平方向の移動が可能なものであれば良い、また、格子
板1の両端に配置された基体2の間には一対のワイヤ9
−1.9−2が長尺可撓性部材として渡されており。
当該ワイヤ9−1.9−2に沿って探触子の設けられた
テーブル6が移動体として移動する。当該移動機構の詳
細を第1図により説明する。基体2は、一対のワイヤ巻
き取り装置?−1,7−2と当該巻き取り装置を駆動す
るモータ8−1.8−2とワイヤ9−1.9−2をプー
リを介して支える支柱10と当該基体2を格子板1に固
定する固定装置11とからなり、一対のワイヤ9−1.
9−2のうち一方のワイヤ9−1を探触子12を設けた
移動テーブル6に連結し、他方のワイヤ9−2をガイド
役としてテーブル6に連結せずに通り抜けさせておき、
ワイヤ巻き取り装置7−1をモータ8−1により駆動す
ることにより、移動テーブル6を移動させる構造となっ
ている。これにより、探触子12を設けた移動テーブル
6を格子板1の一端から他端まで連続的に且つガイド役
のワイヤ9−2でテーブル6がふらつくことなく移動さ
せることが可能となり、格子板1の迅速な欠陥検査が達
成される。さらに、一対のワイヤ巻き取り装置7−1.
7−2により、一対のワイヤ9−1.9−2を巻き取る
ことまたは送り出すことによって、格子板1の両端に取
り付けられる基体2の間の距離を任意に設定することが
でき、本実施例は、前述のように格子板の長さが異なる
場合にも対応できる効果を有する。
テーブル6が移動体として移動する。当該移動機構の詳
細を第1図により説明する。基体2は、一対のワイヤ巻
き取り装置?−1,7−2と当該巻き取り装置を駆動す
るモータ8−1.8−2とワイヤ9−1.9−2をプー
リを介して支える支柱10と当該基体2を格子板1に固
定する固定装置11とからなり、一対のワイヤ9−1.
9−2のうち一方のワイヤ9−1を探触子12を設けた
移動テーブル6に連結し、他方のワイヤ9−2をガイド
役としてテーブル6に連結せずに通り抜けさせておき、
ワイヤ巻き取り装置7−1をモータ8−1により駆動す
ることにより、移動テーブル6を移動させる構造となっ
ている。これにより、探触子12を設けた移動テーブル
6を格子板1の一端から他端まで連続的に且つガイド役
のワイヤ9−2でテーブル6がふらつくことなく移動さ
せることが可能となり、格子板1の迅速な欠陥検査が達
成される。さらに、一対のワイヤ巻き取り装置7−1.
7−2により、一対のワイヤ9−1.9−2を巻き取る
ことまたは送り出すことによって、格子板1の両端に取
り付けられる基体2の間の距離を任意に設定することが
でき、本実施例は、前述のように格子板の長さが異なる
場合にも対応できる効果を有する。
本実施例の基体2は、格子板1の所定の位置に水平配備
されなくてはならない、これを達成するための基体2の
固定装置11について第3図(a)。
されなくてはならない、これを達成するための基体2の
固定装置11について第3図(a)。
(b)により説明する。固定袋!!11は格子板1の上
端がはいる位置決め溝13と当該溝に連がる適当な角度
θのテーパ部14を有し、格子板1に固定するクランプ
機構ねじ15−1とモータ15−2とで基体2が適正に
配備させたかどうかを検出するセンサ16から成る。い
ま、第3図(、)において、基体2と格子板1とが左右
方向にずれている場合、連結棒4によって基体2が下ろ
されると、まず、格子板1の上端は固定袋M11のテー
パ部14に接し、つぎにテーパ部14に沿って基体2が
移動し、最終的には位置決め溝13に格子板1の上端が
はいる。従って1位置決め溝13に連がるテーパ部14
を設けることにより、当該左右方向の位置決めを自動的
に行うことができる。
端がはいる位置決め溝13と当該溝に連がる適当な角度
θのテーパ部14を有し、格子板1に固定するクランプ
機構ねじ15−1とモータ15−2とで基体2が適正に
配備させたかどうかを検出するセンサ16から成る。い
ま、第3図(、)において、基体2と格子板1とが左右
方向にずれている場合、連結棒4によって基体2が下ろ
されると、まず、格子板1の上端は固定袋M11のテー
パ部14に接し、つぎにテーパ部14に沿って基体2が
移動し、最終的には位置決め溝13に格子板1の上端が
はいる。従って1位置決め溝13に連がるテーパ部14
を設けることにより、当該左右方向の位置決めを自動的
に行うことができる。
つぎに、第3図(a)において、基体2が格子板1に対
して傾いている場合、クランプ機構のネジ15−1の長
さをモータ15−2で調整することによって当該傾きを
修正することが可能である。
して傾いている場合、クランプ機構のネジ15−1の長
さをモータ15−2で調整することによって当該傾きを
修正することが可能である。
なお1本実施例では、クランプ機構15としてネジ15
−1とモータ15−2を用いたが、エアーシリンダー等
によるクランプ機構も同様の作用をなす、さらに、第3
図(b)において、予め基体2は格子板1に直交する格
子板1−1からある距離はなれた位置に下ろされ、連結
棒4によって基体2を直交格子板1−1に押しつけるこ
とにより。
−1とモータ15−2を用いたが、エアーシリンダー等
によるクランプ機構も同様の作用をなす、さらに、第3
図(b)において、予め基体2は格子板1に直交する格
子板1−1からある距離はなれた位置に下ろされ、連結
棒4によって基体2を直交格子板1−1に押しつけるこ
とにより。
基体2を格子板1の端部に設置することができる。
さらに、第3図(b)において基体2が傾いている場合
、格子板1の上端に接するように基体2の底部に複数設
けられた接触センサまたは圧力センサ等のセンサ16の
各出力を等しくするように連結棒4により1、基体2を
調整することによって当該傾きは修正することが可能で
ある9以上のように、本実施例の固定装置11によれば
、基体2を格子板1の所定の場所に水平配備することが
可能となる。
、格子板1の上端に接するように基体2の底部に複数設
けられた接触センサまたは圧力センサ等のセンサ16の
各出力を等しくするように連結棒4により1、基体2を
調整することによって当該傾きは修正することが可能で
ある9以上のように、本実施例の固定装置11によれば
、基体2を格子板1の所定の場所に水平配備することが
可能となる。
本実施例での探触子12を設けた移動テーブル6は、一
対のワイヤ9−1.9−2によって支えて上下回転が防
止されている。第1図において一方を駆動、他方をガイ
ドとしているため、移動テーブル6は駆動ワイヤ9−1
側が先行し、ガイドワイヤ9−2側が遅れても水平回転
が懸念されない、又、第4図に示したように、移動テー
ブル6の中央に駆動ワイヤ9−1を、その両側にガイド
役のワイヤ9−2を設けることにより、上記移動テーブ
ルの回転をより確実に防止できる。これは。
対のワイヤ9−1.9−2によって支えて上下回転が防
止されている。第1図において一方を駆動、他方をガイ
ドとしているため、移動テーブル6は駆動ワイヤ9−1
側が先行し、ガイドワイヤ9−2側が遅れても水平回転
が懸念されない、又、第4図に示したように、移動テー
ブル6の中央に駆動ワイヤ9−1を、その両側にガイド
役のワイヤ9−2を設けることにより、上記移動テーブ
ルの回転をより確実に防止できる。これは。
駆動ワイヤ9−1とガイドワイヤ9−2が対称形をなす
からである。なお、この場合、基体2には。
からである。なお、この場合、基体2には。
3つのワイヤ巻き取り装置が必要となる。また、超音波
探傷法で水中で行う水浸法では、格子板1の上端と探触
子12の間にはすき間があり、このすき間の変化は欠陥
検出結果に及ぼす影響が少ないので、巻き取り装置でワ
イヤ9−1.9−2に適当な張力を与えることにより、
ワイヤ9−1゜9−2の自重及び移動テーブル6の重さ
によるワイヤ9−1.9−2のたわみは無視できる。さ
らに、移動テーブル6のローリングはワイヤ9の張力を
それぞれ調節することにより一層確実に防止できる。
探傷法で水中で行う水浸法では、格子板1の上端と探触
子12の間にはすき間があり、このすき間の変化は欠陥
検出結果に及ぼす影響が少ないので、巻き取り装置でワ
イヤ9−1.9−2に適当な張力を与えることにより、
ワイヤ9−1゜9−2の自重及び移動テーブル6の重さ
によるワイヤ9−1.9−2のたわみは無視できる。さ
らに、移動テーブル6のローリングはワイヤ9の張力を
それぞれ調節することにより一層確実に防止できる。
以上により、基体2を種々の長さの格子板1の両端に水
平配備でき、探触子12を設けた移動テーブルを格子板
1の一端から他端まで連続的に移動することができるの
で迅速な欠陥検査が可能となる。
平配備でき、探触子12を設けた移動テーブルを格子板
1の一端から他端まで連続的に移動することができるの
で迅速な欠陥検査が可能となる。
本発明に適用した超音波探傷法についての実施例を説明
する。第5図、第6図は格子板1の概略図である0本発
明の検査対象である原子炉圧力容器内の上部格子板は一
定の間隔で切り欠き溝を有する個々の格子板を互いに切
り欠き溝を十字型に組み合わせる構造となっており、第
5図に示したように切り欠き溝が下向きの格子板1.第
6図に示したように切り欠き溝が上向きの格子板1とが
ある。第5図において、格子板1の切り欠き溝16底部
には応力集中が起こることから、特に切り欠き溝16の
コーナ部に応力腐食割れに起因する欠陥17が発生する
可能性が格子板1の他の場所に比べて大きいことは前述
の通りである。当該欠陥17の検査を行うことは、超音
波探傷法のピッチアンドキャッチ法、すなわち、一定の
距離をもつ送信探触子12−1と受信探触子12−2の
2つの探触子12を用いて、欠陥により超音波の透過が
阻止され、受信側で超音波エコーが減少することから欠
陥の存在を検出する方法により達成される。つまり、第
5図で超音波の伝達経路がAの場合、受信側の探触子1
2−2では強い超音波エコーが検出され、一方、Bの場
合のように超音波の経路に欠陥17が存在するときには
、受信側の探触子12−2で検出される超音波エコーは
弱くなる。受信探触子12−2の位置と検出される超音
波エコーの強さの関係を第7図に示す。超音波は切り欠
き溝16によってもその透過が妨げられ、受信側の探触
子12−2で検出される超音波エコーは小さくなるが、
格子板1に設けられた切り欠き溝16は規則正しく配置
されているため、欠陥のない健全な切り欠き溝16によ
り超音波エコーは規則正しいものとなる。しかし、欠陥
17が存在する場合は、破線で示した健全なものに対し
て実線で示したように規則性がなくなる。従って、欠陥
17の検出が可能になる。また、第6図に示した切り欠
き溝16が上向きの場合も前述と同様の手法で欠陥17
の検出が可能である。
する。第5図、第6図は格子板1の概略図である0本発
明の検査対象である原子炉圧力容器内の上部格子板は一
定の間隔で切り欠き溝を有する個々の格子板を互いに切
り欠き溝を十字型に組み合わせる構造となっており、第
5図に示したように切り欠き溝が下向きの格子板1.第
6図に示したように切り欠き溝が上向きの格子板1とが
ある。第5図において、格子板1の切り欠き溝16底部
には応力集中が起こることから、特に切り欠き溝16の
コーナ部に応力腐食割れに起因する欠陥17が発生する
可能性が格子板1の他の場所に比べて大きいことは前述
の通りである。当該欠陥17の検査を行うことは、超音
波探傷法のピッチアンドキャッチ法、すなわち、一定の
距離をもつ送信探触子12−1と受信探触子12−2の
2つの探触子12を用いて、欠陥により超音波の透過が
阻止され、受信側で超音波エコーが減少することから欠
陥の存在を検出する方法により達成される。つまり、第
5図で超音波の伝達経路がAの場合、受信側の探触子1
2−2では強い超音波エコーが検出され、一方、Bの場
合のように超音波の経路に欠陥17が存在するときには
、受信側の探触子12−2で検出される超音波エコーは
弱くなる。受信探触子12−2の位置と検出される超音
波エコーの強さの関係を第7図に示す。超音波は切り欠
き溝16によってもその透過が妨げられ、受信側の探触
子12−2で検出される超音波エコーは小さくなるが、
格子板1に設けられた切り欠き溝16は規則正しく配置
されているため、欠陥のない健全な切り欠き溝16によ
り超音波エコーは規則正しいものとなる。しかし、欠陥
17が存在する場合は、破線で示した健全なものに対し
て実線で示したように規則性がなくなる。従って、欠陥
17の検出が可能になる。また、第6図に示した切り欠
き溝16が上向きの場合も前述と同様の手法で欠陥17
の検出が可能である。
本発明によれば、ガイド役と駆動役との各長尺可撓性部
材の巻き取り装置を設けた基体を種々の長さの格子板の
両端に配備でき、探触子を設けた移動テーブルを格子板
の一端から他端まで各長尺可撓性部材を利用して安定且
つ連続的に移動することができるので迅速な格子板欠陥
検査に効果がある。
材の巻き取り装置を設けた基体を種々の長さの格子板の
両端に配備でき、探触子を設けた移動テーブルを格子板
の一端から他端まで各長尺可撓性部材を利用して安定且
つ連続的に移動することができるので迅速な格子板欠陥
検査に効果がある。
第1図は本発明の実施例による基体の一部断面表示の斜
視図、第2図は本発明の実施例の全体斜視図、第3図(
a)は第1図の基本の正面図、第3図(b)は第3図(
a)の側面図、第4図は本発明の他実施例による移動テ
ーブルの斜視図、第5図は本発明における上部格子板の
探傷法の一実施例図、第6図は本発明における上部格子
板の探傷法の他実施例図、第7図は探触子の位置と検出
される超音波エコーの関係を示した図、第8図は原子炉
圧力容器の断面構造図、第9図は第8図中の上部格子板
の構造斜視図である。 1・・・格子板、2・・・基体、3・・・原子炉圧力容
器、4・・・連結棒、6・・・移動テーブル、7・・・
ワイヤ巻き取り装置、9−1.9−2・・・ワイヤ、1
1・・・固定装置、12・・・探触子、17・・・欠陥
。 代理人 弁理士 小川勝男(:” l:゛゛ゝ−一/ 鰻 1 固 /Z−一ネ隅壬 ”fi 3 O(a) ’i、
3’m (b)15〜−−クラン1r捷肩1 76− 乞ンプ $51¥] /7−Kgl 第4 図 第7m 装置 第δ 図
視図、第2図は本発明の実施例の全体斜視図、第3図(
a)は第1図の基本の正面図、第3図(b)は第3図(
a)の側面図、第4図は本発明の他実施例による移動テ
ーブルの斜視図、第5図は本発明における上部格子板の
探傷法の一実施例図、第6図は本発明における上部格子
板の探傷法の他実施例図、第7図は探触子の位置と検出
される超音波エコーの関係を示した図、第8図は原子炉
圧力容器の断面構造図、第9図は第8図中の上部格子板
の構造斜視図である。 1・・・格子板、2・・・基体、3・・・原子炉圧力容
器、4・・・連結棒、6・・・移動テーブル、7・・・
ワイヤ巻き取り装置、9−1.9−2・・・ワイヤ、1
1・・・固定装置、12・・・探触子、17・・・欠陥
。 代理人 弁理士 小川勝男(:” l:゛゛ゝ−一/ 鰻 1 固 /Z−一ネ隅壬 ”fi 3 O(a) ’i、
3’m (b)15〜−−クラン1r捷肩1 76− 乞ンプ $51¥] /7−Kgl 第4 図 第7m 装置 第δ 図
Claims (1)
- 1、超音波探触子から超音波を原子炉圧力容器内の格子
板に入射する格子板欠陥検査装置において、前記格子板
へ着脱自在に取り付けた複数の基体と、前記基体の間へ
前記格子板に沿つて張り渡された複数経路の長尺可撓部
材と、前記長尺可撓部材を巻き取る巻取装置と、前記複
数経路の長尺可撓部材の内のすくなくとも一経路の長尺
可撓部材がガイドとして通され、他のすくなくとも一経
路の長尺可撓部材が固定された移動体と、前記移動体へ
前記格子板に対向して設けた前記超音波探触子とから成
ることを特徴とした原子炉格子板の欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203709A JPS6361162A (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 原子炉格子板の欠陥検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61203709A JPS6361162A (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 原子炉格子板の欠陥検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6361162A true JPS6361162A (ja) | 1988-03-17 |
Family
ID=16478550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61203709A Pending JPS6361162A (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 原子炉格子板の欠陥検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6361162A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6980688B2 (en) | 2000-09-13 | 2005-12-27 | Wilk Patent Development Corporation | Method and apparatus for investigating integrity of structural member |
JP2014503810A (ja) * | 2010-12-13 | 2014-02-13 | ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー | 上部格子板検査具 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP61203709A patent/JPS6361162A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6980688B2 (en) | 2000-09-13 | 2005-12-27 | Wilk Patent Development Corporation | Method and apparatus for investigating integrity of structural member |
JP2014503810A (ja) * | 2010-12-13 | 2014-02-13 | ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー | 上部格子板検査具 |
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