JPS636086A - 原油の蒸留方法 - Google Patents

原油の蒸留方法

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JPS636086A
JPS636086A JP14812086A JP14812086A JPS636086A JP S636086 A JPS636086 A JP S636086A JP 14812086 A JP14812086 A JP 14812086A JP 14812086 A JP14812086 A JP 14812086A JP S636086 A JPS636086 A JP S636086A
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vapor
liq
liquid
gas
fed
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JP14812086A
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Shigehiro Imai
今井 茂博
Tetsuya Okano
哲也 岡野
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は原油を加熱して液相流と蒸気相流とに分離し、
これらを所定の温度に再加熱して蒸留塔内にて所定の白
油と原油の留分に分離する方法の改良に関する 〔従来技術〕 原油の常圧蒸留において、熱交換器で加熱された原油を
フラッシュドラムで気相流と液相流の二相に分離し、各
相流を別々に加熱した後、蒸留塔へ供給する方法が特公
昭51−5001号公報で提案されている。
しかし、この方法では蒸留塔内の気液分離部の構造、容
積等の関係から気相流と液相流との充分な混合、均一化
が行なわれず、それぞれが平衡状態に達しないま一気液
分離部の上下に位置している精留部及び回収部に気液各
相流が分かれてしまうため、液相流中の白油留分が十分
に気化できな(なる。従って、白油の回収率が所定の温
度、圧力における理論的な値に達しないのが実情である
〔発明の目的〕
本発明は前記従来の技術が有する欠点を改善するもので
あって、その目的とするところは、気液両相流を蒸留塔
の気液分離部に内蔵設置された気液混合手段により混合
することによって均一化し、これによって新たな平衡状
態を生じさせて白油の回収率を理論値に到達させること
にある。
〔発明の概要〕
前記目的を達成するための本発明の原油の蒸留方法は、
蒸留塔内に混合手段を設け、この混合手段に加熱された
蒸気と液体を供給し、気液平衡状態を形成した後、蒸留
塔内の精留部および回収部に供給することを特徴とする
ものである。
更に詳しくは、原油をフラッシュドラムによって気相流
と液相流に分離させ、これらの気液両相流を別々に加熱
炉または熱交換器で加熱し、気液両相のまま藤溜塔に供
給し、この蒸留塔内に配設された気液混合手段によって
気液相流を混合して新たな平衡状態を形成し、これを蒸
留するものである。
本発明における混合手段は、蒸気と液体とを混合する機
能を有する気液混合器もしくは同様な機能を有する機構
を意味する。
本発明において重要であることは、蒸留塔内の気液分離
部に設けた気液混合手段によって気液を混合させ、これ
によって新たな平衡状態を発生させることにある。
気液両相流を蒸溜塔の気液分離部で平衡状態に達するよ
うに混合するには良好な気液混合器またはこれに代る機
構が必要であり、これによって混合された気液が平衡状
態に達した後、蒸留塔内の精留部および回収部に供給さ
れるのである。
混合手段としては、気液混合器を用いる場合と、下段ト
レイを利用する場合とがあり、前者としては液相中に気
相を潜らせる方式と気相中に液相を噴霧させる方式とが
ある。
気液混合器は通常は蒸留塔の内面に沿って1円周分以内
の長さで、進行方向に下がった状態で設けられるが、1
円周以上の先端下がりの螺旋状に配置することによって
気液混合帯域を長くすることが可能である。
〔実施例〕
次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
〔実施例−1〕 第1図は原油の蒸留工程の要部を示す説明図であって、
蒸留すべき原油0は配管1によりフラッシュドラム2に
供給され、このフラッシュドラム2において塔頂蒸気S
と残留液Rに分離され、残留液Rはポンプ3で加圧され
、塔頂蒸気Sはそのままの圧力で加熱炉4に供給される
加熱炉4内において蒸留塔5に供給する温度に加熱され
た塔頂蒸気Sは配管20により、また加熱された残留液
rは一部が気化し蒸気Vと液eとの気液混和流となり、
配管21により気液混合手段の内の気液混合器7にそれ
ぞれ供給される。この気液混合器7において気液平衡状
態に達するように気相流と液相流とが混合されたならば
気液分離部6内に吐出される。
気液混和流の内、液体分は下段トレイ8に供給され、蒸
気分は上段トレイ9に保持されている液相中に供給され
る。
蒸留塔5の内部構造は、気液分離部6に前記気液混合器
7が設られている他は従来の装置と同様な構造が採用さ
れている。
第2図には気液混合器7が蒸留塔5に形成された気液分
離部6に設けられている斜視図で示しており、第3図は
その気液混合器7の断面図、第4図は気液混合器7の側
面図をそれぞれ示している。
気液混合器7はダクト状の本体10の内部の上壁面から
下方に向かうて突出する上板11と、底壁面から上方に
向かって突出する下板12が交互に、そしてこれらの上
[11と下板12の先端部分は蒸気相が液相をくぐり抜
けるような位置関係を保持して設けられている。
気液混合器7本体lOに供給された液体Eは下板12の
上端を乗り越え下流に流れて行き、本体10中に別の箇
所から供給された蒸気Sはこの液体lを潜りながら次第
に進行する。
気液混合器7内に供給された液体lと蒸気S。
■は上板11と下板12との間で互いに混合しながら平
衡状態に達して気液混合器7の出口より送り出され、蒸
留塔5の気液分離部6内に供給される。
このように気液相流の平衡状態が形成されたならば蒸留
工程において効果的に、好ましい場合には理論値に近い
状態にまで蒸留処理されるのである。
〔実施例−2〕 第5図及び第6図は第2の実施例にかかる混合器7を示
すものであり、ダクト状の本体10の内部に棚板13が
設けられている。加熱された残留液rの中波体lは棚板
13の上に落下し、ダクト下部に導入された加熱された
塔頂蒸気Sは棚板13の間の間隙より上昇し、液体lと
接触する。
このようにしてl、s、v間で平衡状態が形成され、気
液分離部へ供給される。
〔実施例−3〕 第7図及び第8図は第jの実施例にかかる混合器7を示
すものであり、ダクト状の本体10の上部にスプレー管
14が設けられている。このスプレー管14には多数の
穴15が設けられており、この穴15より加熱された残
留液rを本体10中を流れる蒸気S中に噴霧するように
構成されている。
気液混合器7は、その内部を液体Eと蒸気S。
■が進行中に混合し、気液相流の平衡状態を形成する機
能を有するものであり、前記実施例−1に比べて安定な
流れの中で混合できる。
なお、スプレー管14は他の形式のものであっても良い
〔実施例−4〕 第9図は第4の実施例にかかる気液混合器に代る気液混
合手段、即ち下段トレイを利用する場合を示すものであ
る。この気液混合手段は、気液分離部6に気液混合器7
を設けることなく白油分を回収しようとするものである
加熱された残留液rは、気液分離部6に導入され、−旦
気液分離を行わせ、液lは回収部トレイ8上に分散され
る。−方、加熱された塔頂蒸気Sは気液分離部6下の回
収部トレイの下段に導入する。これにより回収部トレイ
8上で液相と気相流は十分接触し、白油留分を再気化さ
せることができる。
この実施例は、実施例−1〜3に比較して気液混合器を
設けることなく気液接触が行なわれ、また装置改造にお
いても構造が簡単である等の点において有利である。
〔実施例−5〕 第10図は第5の実施例にかかるもので、実施例−4の
回収部トレイ8の下段に気相流Sを導入するために気液
分離部6内に内部配管16を設け、回収部トレイ8下段
に導入するものである。
この実施例は実施例−3に比べて既設のノズルを流用す
るため、新たに蒸留塔本体にノズルを設ける必要がない
ためにコスト的に有利である。
前記実施例−4及び実施例−5のように気液混合を実施
例−1,2,3において使用した気液混合器を使用する
ことなく、別の気液混合手段を採用することによって同
様な効果を奏することができるのである。
〔発明の効果〕
本発明は、蒸留塔内に気液混合手段を設け、この気液混
合手段に所定の温度に加熱された蒸気と液体を供給して
気液平衡状態を形成した後、蒸留塔内に供給してする原
油を蒸留するので次の効果を奏することができる。
(1)蒸留塔内に設けた気液混合器内に気相流と液相流
とが別々に供給され、その内部を進行中に混合されるの
で、気液平衡状態を簡単に形成することができ、その結
果、白油の回収率が理論値に近い値となる。
(2)実施例−1,2,3の如くダクト状の気液混合手
段を採用することにより気相流と液相流との混合は徐々
に行なわれ、気液平衡状態を面単に形成することが可能
である。
(3)  実施例−4,5の如く回収トレイを気液混合
に利用するため、既設の装置を改造する場合でも安定し
た良好な気液混合を形成することができる。
(4)本発明によれば、既設の装置でも気液分離部の簡
単な改造を行うだけで白油の回収率を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の要部の説明図、第2図
は蒸溜塔の気液混合部の斜視図、第3図及び第4図は第
1の実施例にかかる気液混合器の側断面図と正断面図で
ある。 第5図及び第6図は第2の実施例にかかる気液混合器の
側断面図と正断面図である。 第7図及び第8図は第3の実施例にかかる気液混合手段
を示す説明図、第9図は第4の第4の実施例にかかる気
液混合手段を示す説明図、第10図は第5の実施例にか
かる気液混合手段を示す説明図である。 1・・・配管、2・・・予備蒸溜塔、3・・・ポンプ、
4・・・加熱炉、5・・・蒸溜塔、6・・・気液混合部
、7・・・気液混合器、8・・・下段トレイ、9・・・
上段トレイ、10・・・本体、11・・・上板、12・
・・下板、13・・・棚段、14・・・スプレー管、1
5・・・スプレー管式、16・・・内部配管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 蒸留塔内に気液混合手段を設け、この気液混合手段に所
    定の温度に加熱された蒸気と液体を供給して気液平衡状
    態を形成した後、蒸留塔内の精留部と回収部に供給する
    ことを特徴とする原油の蒸留方法。
JP14812086A 1986-06-26 1986-06-26 原油の蒸留方法 Granted JPS636086A (ja)

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JP14812086A JPS636086A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 原油の蒸留方法

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JPS636086A true JPS636086A (ja) 1988-01-12
JPH0329268B2 JPH0329268B2 (ja) 1991-04-23

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7172686B1 (en) 2002-11-14 2007-02-06 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Method of increasing distillates yield in crude oil distillation
JP2013530827A (ja) * 2010-06-21 2013-08-01 ネステ・オイル・オーワイジェイ 分離カラムの供給セクション
JP2013540870A (ja) * 2010-10-26 2013-11-07 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 石油の炭化水素蒸留物の収量を改善するための蒸留塔およびその蒸留物を供給する方法

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US10544372B2 (en) 2010-10-26 2020-01-28 Research Institute Of Petroleum Processing, Sinopec Distillation tower for improving yield of petroleum hydrocarbon distillate and feeding method thereof

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JPH0329268B2 (ja) 1991-04-23

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