JPS636023B2 - - Google Patents

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JPS636023B2
JPS636023B2 JP57130417A JP13041782A JPS636023B2 JP S636023 B2 JPS636023 B2 JP S636023B2 JP 57130417 A JP57130417 A JP 57130417A JP 13041782 A JP13041782 A JP 13041782A JP S636023 B2 JPS636023 B2 JP S636023B2
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JP57130417A
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Susumu Kobayashi
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Terumo Corp
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Publication date
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Publication of JPS636023B2 publication Critical patent/JPS636023B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は薬液注入装置、とくに制御信号に応じ
た量の薬液を生体に注入する送液手段と、時間情
報を発生する時間情報発生部と、時間情報発生部
に接続され制御信号を発生する制御回路とを有す
る薬液注入装置に関するものである。
先行技術 このような薬液注入装置はとくに糖尿病患者の
インスリンの注入のためのものが多く提案されて
いる。たとえば従来の提案された装置の中には、
患者の1日の標準的な生活のスケジユールを定形
化し、あらかじめその定形化したスケジユールに
従つてインスリンの注入量が時間の経過とともに
増減するようにプログラムしておき、このプログ
ラムに合わせてインスリンの注入を行なう装置が
ある。たとえば患者が食事をすると血糖値が高く
なるので、1日3回の食事の時間に合わせてイン
スリンの注入量を増加させるようにプログラムし
ておく。しかし患者が通常の社会生活を営んでい
る場合もあり、必ずしも予定した時刻に食事をと
れないことがある。そのような場合にあらかじめ
プログラムした量に従つてインスリンが多く注入
されると患者にとつては極めて危険な低血糖状態
を引き起こすことになる。
また、通常は必要最低限の一定の量のインスリ
ンを注入し、患者が食事をしたいときあるいは、
したとき食事により摂取される食物量に対応する
インスリン量を選択することにより、通常の注入
量に上乗せしてインスリンを注入する方式が特開
昭54−96284号で開示されている。しかしながら
この発明によれば食事に合せたインスリン量を計
算する複雑な操作が必要となる。また患者が誤つ
て装置を操作したり、食事時間に必要なインスリ
ンの注入を開始したが、何らかの理由により食事
をとることができなくなつた場合など、ただちに
通常のインスリンの注入量、すなわち基本パター
ンに復帰できることが望ましい。
発明の目的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、
生体の条件に適合するように選択される時間帯に
従つて適切な薬液の注入を行うことができる薬液
注入装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、生体の条件の変化に迅速
に対応でき、信頼性の高い薬液注入装置を提供す
ることにある。
本発明の更に他の目的を具体的に言えば、生活
条件の変化に対応した薬液の注入を行う注入パタ
ーンを時間及び注入パターンに対応させたアドレ
スに格納することにより、読出しのスタート及び
他のパターンから1つのパターンへの復帰が常に
時間軸に関連して制御される薬液注入装置を提供
する所にある。
本発明のその他の目的は、第2の注入パターン
の選択及びその解除を自在とすることにより、安
全性に富みかつ薬液注入装置の使用者の生活リズ
ムを拘束することのない薬液注入装置を提供する
所にある。
また更に他の目的は、プリセツト値から特定値
まで変化するカウンタの値をアドレスデータとし
て第1及び第2の注入パターンに連結して割当て
ることにより、時間に関連した制御を容易なもの
とする薬液注入装置を提供する所にある。
更に本発明の他の目的は、注入パターンの再書
込みを装置の外部から行なえるようにすることに
より、記憶部の有効利用と、注入パターンの校
正、変更を容易に実現する薬液注入装置を提供す
る所にある。
これらの目的は、時間情報を発生する時間情報
発生部と、時間に応じた薬液の基本注入量を決定
する第1の注入情報と、食事パターンに応じた第
2の注入情報を蓄積する記憶部とを備え、通常
は、第1の注入情報を選択し、選択操作に応動し
て自動選択される時間帯に従つた加算パターンで
ある第2の注入情報を所定時間にわたつて選択
し、時間満了後選択の制御を前記第1の注入情報
の選択に帰す記憶制御手段と、前記記憶制御手段
で選択された前記注入情報に対応した注入量を前
記記憶部から読み出す読出し手段と、読み出され
た注入量に対応して前記液体を生体に注入すべく
駆動される送液手段とを有する薬液注入装置によ
つて達成される。
本発明の1つの態様によれば、前記記憶装置は
時間情報に対応して決定される行および列の一方
のアドレスと、前記第1及び第2の注入情報に対
応して割り当てられた他方のアドレスとによつて
行列上に配置された複数の記憶位置を含む。
前記送液手段が生体に注入する薬液はインスリ
ンを含み、第1の注入情報は基本パターンであ
り、第2の注入情報は朝食パターン、昼食パター
ンおよび夕食パターンのうちの少なくとも1つを
含む食事パターンである。そして、送液手段は、
制御信号によつて実質的に一定の速度で回転し薬
液を生体に注入するモータを含み、読出し手段は
前記記憶部から注入量を一定の時間間隔で読み出
し、制御信号形成手段は読出し手段で読み出され
た注入量に対応した時間だけ前記制御信号を発生
する。
また更に本発明の目的は、時間情報を発生する
時間情報発生部と、時間に応じた液体の注入量を
決定する第1の注入情報及び第2の注入情報を行
及び列のアドレスでもつてアドレス可能に蓄積す
る記憶部と、該記憶部の行及び列アドレスの一方
のアドレスを前記時間情報に対応させ、該時間情
報に応じてアドレス指定を行う第1のアドレス指
定部と、前記第1の注入情報及び第2の注入情報
の選択に対応してそれぞれのアドレスを指定する
第2のアドレス指定部であつて、前記第1の注入
情報の選択中は特定アドレスを指定し、前記第2
の注入情報が選択されたときは他の特定アドレス
から時間に応じてアドレスを更新し、前記特定ア
ドレスまで制御をすすめて、第1の注入情報のア
ドレス指定に復帰する第2のアドレス指定部と、
読み出された注入情報に対応して前記液体を生体
に注入すべく駆動される注入手段とを有する薬液
注入装置によつて達成される。
好ましい態様に従えば該装置は前記第1のアド
レス指定部と第2のアドレス指定部が前記時間情
報発生部のクロツクパルスを分周する複数段の分
周器出力を入力とするカウンタを備える。
更に該装置は前記時間情報発生部の発生するク
ロツクを計数する前記カウンタと、該カウンタの
特定カウント値を判別し、該カウント値を前記第
1の注入情報のアドレスとして保持するために前
記カウンタへのクロツク入力の禁止出力を形成す
る判別回路とを備える。
また更に該装置は前記特定カウント値を保持す
る前記カウンタをリセツトし、該リセツトにより
前記カウンタに前記第2の注入情報の読出しアド
レスに対応する特定値のプリセツトを行うリセツ
ト手段とを備える。
そして、前記プリセツト値から前記特定値まで
変化する前記カウンタのカウント値が前記第1及
び第2の注入情報を指定する前記アドレスに連続
して割り当てられている。
該装置のリセツト手段は前記薬液注入装置の外
部から操作可能な前記第2の注入パターン選択ス
イツチから成るものである。
前記判別手段は他の特定カウント値を判別し
て、該判別結果により前記第2の注入パターンが
選択されてから所定時間の経過を警報する警報手
段を駆動する。
また、前記第2のアドレス指定部の前記カウン
タのクロツク入力と、該クロツク入力と並列に与
えられるn倍のクロツクレートをもつ前記分周器
の前段の分周器の分周出力と、該分周出力を選択
的に前記カウンタに与える選択器を備え、この選
択器は第2の注入情報の読出し中断スイツチを構
成する。
また更に本発明の目的は、時間情報を発生する
時間情報発生部と、時間情報に応じた液体の注入
量を決定する第1の注入情報及び第2の注入情報
を行及び列のアドレスでもつて読出し/書込み可
能な記憶部と、該記憶部の行及び列アドレスの一
方のアドレスを前記時間情報に対応させ、時間情
報に応じてアドレス特定を行う第1のアドレス指
定部と、該第1のアドレス指定部の出力と外部か
らのアドレス指定入力を選択的に受けるために第
1のアドレス指定部の出力側に接続された選択手
段と、前記第1の注入情報及び第2の注入情報の
選択に対応して他方のアドレスを指定する第2の
アドレス指定部であつて、前記第1の注入情報の
選択中は特定アドレスを指定し、前記第2の注入
情報が選択されたときは特定アドレスから時間に
応じてアドレスを更新し、前記特定アドレスまで
制御をすすめて、第1の注入情報のアドレス指定
部に復帰する第2のアドレス指定部と、該第2の
アドレス指定部の出力と外部からのアドレス指定
入力を選択的に受けるために該第2のアドレス指
定部の出力側に接続された選択手段と、外部から
書込みデータの入力を受けるデータ入力部と、前
記記憶装置へのデータの書込み/読出し制御部
と、外部からの書込み時に書込み/読出し制御部
に対する書込み制御信号を与える書込み信号入力
部と、該書込み/読出し制御部に与えられる内部
クロツクと、該内部クロツクと外部からのクロツ
クを選択的に受けるために内部クロツク発生部の
出力側に接続された高インピーダンス設定手段
と、読み出された注入情報に対応して前記液体を
生体に注入すべく駆動される注入手段とを有する
薬液注入装置によつて達成される。かかる目的に
対応する液体注入装置は外部からのアドレス入
力、データ入力、書込制御信号入力及びクロツク
入力を受ける入力端子が前記薬液注入装置の外面
に臨んで設けられている。
発明の具体的説明 つぎに本発明による薬液注入装置の実施例を添
付図面を参照して詳細に説明する。第1B図と第
1C図はリード46A−46G、46H、21,
88及び16で第1A図が示すように接続される
本来一体の図面である。第1B図、第1C図は回
路を二分割して示す本発明の薬液注入装置の実施
例を機能的に示すブロツク図である。本装置は、
たとえば音叉型水晶振動子(図示せず)を用いる
のが有利であるような発振器10を有し、これは
たとえば32,768kHzの基準周波数を発振する。
この発振器10の出力12には、たとえば14段2
進カウンタからなる第1の分周回路14が接続さ
れ、これは発振器10の基準周波数を分周してそ
の出力に2048Hz、4Hzおよび2Hzの信号を発生す
る。図では簡単のためにこれら3種類の出力は1
本の線16で描かれているが、実際には3本の線
に別々に発生する。この2Hzの出力16を第2の
分周回路18で1/120に分周して出力20に1分
クロツクを発生する。分周回路18は12段の2進
カウンタを使用するのがよい。この分周回路18
の出力20を抵抗R6およびR7を介して第1の
カウンタ22に接続する。そのカウンタ22は入
力の1分クロツクを1440まで計数して0に戻る循
環計数回路である。すなわち最大計数容量は1440
で、これは24時間に相当する。カウンタ22の7
本の出力24A〜24Gは、それぞれ抵抗R1A
〜R1GおよびR2A〜R2Gを通してメモリ2
6の列デコーダ28の入力に接続されている。こ
れら7本の出力24A〜24Gは、7桁の2進数
の並列ビツトを表わし、その最下位ビツトである
出力24Aは、カウンタ22が1分クロツク20
を15個計数すると1つ歩進する。したがつて出力
24A〜24Gの並列ビツトは15分ごとに1つづ
つ歩進し、24時間経過すると再び0に戻る。列デ
コーダ28はこの7桁の2進数(最大値96)24
A〜24Gを96本の出力に展開してメモリ26の
列アドレス00〜5Fを択一的に指定する。
分周回路18の1分クロツクの出力21は、
ORゲート32、ANDゲート33を通して第2の
カウンタ34の入力36にも接続されている。カ
ウンタ34の4本の出力38A〜38Dは抵抗R
3A〜R3DおよびR4A〜R4Dを通してメモ
リ26の行デコーダ40の入力に接続されてい
る。カウンタ34は、入力36の1分クロツクを
最大225(すなわち3時間45分)まで計数する
リセツタブルカウンタである。その8ビツト中の
上位4ビツトに対応する4本の出力38A〜38
Dは4桁の2進数を表わす並列ビツトであり、そ
の最下位桁38Aは15分ごとに歩進し、フルカウ
ントを計数すると4本の出力38A〜38Dがす
べて有意状態、すなわち16進数の「F」を表わ
す。メモリ26の行デコーダ40は、その入力3
8A〜38Dの4桁の2進数を16本の出力に展開
してメモリ26の行アドレスO〜Fを択一的に指
定するものである。またカウンタ34の出力38
A〜38Dにはデコーダ42が接続され、これは
のちに述べるようにカウンタ34の出力38A〜
38Dの特定の値、たとえばフルカウントなどを
検出する回路である。
30はフルカウント状態を判別して付勢される
リード96上の信号を反転するインバータであ
り、カウンタ34のクロツクイネーブル
(enable)端子に接続されている。
96が付勢されているときは、カウンタ34は
クロツク入力が禁止される。かくして、カウンタ
34はフルカウント状態を保持する。
メモリ26はたとえば、16Kビツトの相補型金
属酸化膜半導体(CMOS)スタテツクランダム
アクセスメモリ(RAM)からなる。その中に蓄
積されるメモリマツプを説明する第2図は、横に
列アドレス00〜5Fを、縦に行アドレスOFを
示す。前述のように列アドレス00〜5Fはカウ
ンタ22によつて15分ごとに1づつ歩進してゆく
ので、0時から24時までの間に15分ごとに1列づ
つアドレスが更新される。したがつて最終アドレ
ス5Fに到達して15分経過すると再びアドレス0
0に戻る。なお第2図のメモリマツプでは参考の
ために列アドレスに対応する時刻が表示されてい
る。また行アドレスO〜Fは、カウンタ34によ
つて15分ごとに歩進し、したがつてアドレス0か
ら3時間45分経過するとアドレスFに到達する。
このメモリマツプの行アドレスと列アドレスと
の各交点には、パリテイの1ビツトを含めてそれ
ぞれ8ビツトのデータが蓄積され、これらの8ビ
ツトデータは生体に注入する液体、たとえばイン
スリンの量と対応している。すなわちこの実施例
では15分間に生体に注入すべきインスリンの量の
1/15の値が各交点にそれぞれ蓄積されている。こ
れについてはのちに詳細に説明する。
メモリ26には第1B図に示すように読出し書
込み回路44が接続され、これはメモリ26の指
定された行及び列アドレスに対して読出しまたは
書込みを行なうメモリレジスタ(図示せず)を含
む回路である。その8本の出力のうちの7本46
A〜46Gは第1C図のプリセツタブルカウンタ
48の入力に接続され、このカウンタ48はリー
ド46A〜46Gのプリセツト値から入力50の
パルスに応動して0まで順次逓降する逓降カウン
タである。その出力52はモータ制御駆動回路5
4に接続され、その出力56はモータMに接続さ
れている。モータMは第1C図で点線58で示す
ように送液ポンプ60に機械的に接続され、これ
を駆動して送液パイプ62および針(カテーテ
ル)64を通して生体の中にたとえば液状インス
リンなどの薬液を送り込む。
またモータMは点線66で示すように光センサ
68に光学的に結合されている。この光センサ6
8はたとえば、発光ダイオード(図示せず)と、
この発光ダイオードの発生する光を受光するフオ
トトランジスタ(図示せず)とからなり、モータ
Mの回転軸(図示せず)にはモータMの回転とと
もに発光ダイオードの発生する光を間欠的に遮断
する遮光板が取り付けられている。したがつて光
センサ68はモータMが回転するにつれその出力
50にパルスを発生する。このパルスはプリセツ
タブルカウンタ48に供給される。
読出し書込み回路44の8本の出力46A〜4
6Hはパリテイチエツク回路70の入力にも接続
され、その出力72は警報回路74に接続されて
いる。
プリセツタブルカウンタ48は分周回路18か
らリード21を通して1分クロツクのパルスを受
けると、メモリ26の指定されたアドレスから読
出し書込み回路44をを通してリード46A〜4
6Gの7ビツトのデータを初期値として受信す
る。このようにしてカウンタ48が初期値にプリ
セツトされるとリード52が付勢され、これに応
動してモータ制御駆動回路54がモータMを駆動
する。これによつてモータMは2000〜3000rpmの
一定速度で回転し、減速機構(図示せず)を介し
てこれに連結された送液ポンプ60はインスリン
などの薬液を徐々に送り出す。モータMが回転す
るにつれ、光センサ68のフオトトランジスタは
発光ダイオードが発生した光が遮光板によつて遮
られるたびに1つのパルスを発生し、このパルス
はプリセツタブルカウンタ48のクロツク入力5
0に受信される。カウンタ48はこのパルスに応
動してその計数値を1づつ減算し、計数値が0に
到達するまでモータ制御駆動回路54の入力リー
ド52を付勢し続ける。カウンタ48の計数値が
0に達するとリード52が消勢され、モータ制御
駆動回路54はモータMにブレーキをかけ急停止
させる。これによつて送液ポンプ60によるイン
スリンの注入は停止する。
ところで記憶装置26のメモリマツプ(第2
図)の蓄積データはつぎのように構成されてい
る。前述のように行アドレスと列アドレスとの交
点には1つのパリテイビツトを含む8ビツトのデ
ータが記憶されているが、このデータはモータM
の1回の駆動で注入されるインスリンの量に関係
している。すでに説明したようにモータMはプリ
セツタブルカウンタ48がメモリ26から初期値
を取り込むたびに駆動されるが、カウンタ48の
この初期値の取り込み、すなわちプリセツトはリ
ード21に現われる1分クロツクのパルスに応動
している。したがつてモータMの分周回路18の
1分クロツクの1つのパルスごとに、すなわち1
分に1回の割合で駆動される。ところでメモリ2
6の列アドレス00〜5Fは、第1のカウンタ2
2がリード21の1分クロツクのパルスを15回計
数するごとに1つづつ歩進する。したがつてカウ
ンタ22は1つの列アドレスを15分間指令してい
ることになる。そこでメモリマツプの行アドレス
と列アドレスとの交点には、15分間のうちに生体
に注入すべきインスリンの量の1/15の量に対応し
た値が記憶され、この値は、それだけの量のイン
スリンをモータMを駆動して送液ポンプ60によ
つて生体の中に注入することのできる期間に相当
するプリセツタブルカウンタ48にプリセツトす
べき初期値である。
第2図のメモリマツプの行アドレスFには本装
置を適用する糖尿病患者に必要最小限のインスリ
ン注入量のデータd0,d1,…が書き込まれ
る。
このデータd0,d1,…は、1日24時間を15
分単位に分割して各15分の期間に必要な最小限度
のインスリンの注入量の1/15の値に相当するプリ
セツタブルカウンタ48の初期値である。これを
基本パターンと称する。その一例を第3図Aに示
す。この基体パターンは患者の病状、年齢、性
別、生活サイクルなどのさまざまな要因に応じて
医師が決定するものである。そのため本装置によ
れば、この基体パターンは15分を単位としてそれ
ぞれ独立に行アドレスFの列アドレス00〜5F
に書き込むことができる。
ところで食事をすると血糖値が上昇するので、
糖尿病患者では通常より多い量のインスリンを注
入して高血糖状態とならないようにしなければな
らない。このために本装置では、食事の前後のあ
る期間にわたつて通常より多いインスリンの注入
量を決めることができる。これを食事パターンと
称し、第3図B、CおよびDに示すように朝食パ
ターンa、昼食パターンbおよび夕食パターンc
の3つのパターンがある。これらの食事パターン
におけるインスリンの注入量も第3図B、Cおよ
びDに示すように15分単位に決めることができ、
基本パターンdと独立に、かつ他の食事パターン
とも相互に独立に決めことができる。
この食事パターンのデータは第2図のメモリマ
ツプの行アドレスO〜Eに書き込まれる。たとえ
ば第2図において、列アドレス1Aの行アドレス
Oには朝食パターンの注入データa0を、列アド
レス1Bの行アドレス1には朝食パターンの注入
量a1を、列アドレス1Cの行アドレス2には朝
食パターンの注入量a2のそれぞれ書き込み、以
下のこのようにして列アドレス28の行アドレス
Eには朝食パタヘンの注入量a14を書き込む。
以下このようにして第2図に示すように、列ア
ドレス2Fの行アドレスOから列アドレス3Dの
行アドレスEまで朝食パターンの注入量a0〜a
14を書き込む。
同様にして列アドレス30の行アドレス0から
列アドレス56の行アドレスEまでは昼食パター
ンの注入量b0〜b14を書き込み、列アドレス
49の行アドレス0から列アドレス5Fの各行ア
ドレスを経由して列アドレス00に戻り列アドレ
ス27の行アドレスEまでは夕食パターンの注入
量c1〜c15を書き込む。
本装置は長期間使用するため、静脈注射に伴う
静脈炎の発生、穿刺部位からの細菌感染、穿刺部
位の血管の硬化などを避けて皮下注射を行なうこ
とが望ましい。
皮下注射ではインスリンが血液中に吸収される
までに時間遅延があるので、この時間遅延を考慮
に入れて各食事パターンの注入データを決めなけ
ればならない。メモリ26に第2図に示すような
メモリマツプへ注入データを書き込むためにはの
ちに説明するような注入データ書込み装置を使用
する。この装置に、目標とするインスリンの血中
濃度のみならず個々の患者のインスリン吸収速
度、インスリン排泄速度、分布容積などのデータ
を入力して、第2図のメモリマツプの各アドレス
におけるデータを書込めるようにすることが望ま
しい。したがつて食事パターンもこのような各種
のデータを考慮して計算される。たとえば個人差
はあるが、食事後血糖値が上昇を始めるまでに約
15分を必要とし、また皮下注射を通じてインスリ
ンが血管中に吸収される遅延時間は約45分であ
る。このような事情を考慮して各食事パターン
は、食事開始時点の前30分からインスリン注入量
を平常より増加させ、食事開始時点の前後で多量
のインスリンを注入し、その後徐々に注入量を減
らして食事パターン開始からほぼ4時間経過する
までに平常の注入量に戻るようにする。
このようにして第2図のメモリマツプは、行ア
ドレス0の列アドレス00〜19には夕食パター
ンの注入量c0が、列アドレス1A〜2Fには朝
食パターンの注入量a0が、列アドレス30〜4
8には昼食パターンの注入量b0が、列アドレス
49,5Fには夕食パターンの注入量c0がそれ
ぞれ記憶され、行アドレス1の列アドレス00〜
1Aには夕食パターンの注入量c1が列アドレス
1B〜30には朝食パターンの注入量a1が、列
アドレス31〜49には昼食パターンの注入量b
1が、列アドレス4A〜5Fには夕食パターンの
注入量c1がそれぞれ記憶され、以下このように
して行アドレスEまで各食事パターンが記憶され
ている。
発明の具体的作用 第1B図のおよび第1C図に戻ると、発振器1
0はつねにクロツク信号を発生し、これを分周回
路14および18で分周した1分クロツクがカウ
ンタ22によつて計数され、前述のようにカウン
タ22の出力リード24A〜24Gはメモリ26
の7ビツトの列アドレスを供給するが、これは15
分ごとに1づつ歩進する時刻情報である。ところ
で食事スイツチS3を押さない状態ではANDゲ
ート80の上の入力は付勢されず、リセツト信号
はカウンタ34には供給されない。デコーダ42
の反転信号によりクロツク入力がゲートされカウ
ンタ34は通常状態ではその4本の出力38A〜
38Dが高レベルとなつているので、行デコーダ
40はメモリ26の行アドレスFを指定してい
る。そこで分周回路18が1分クロツクのパルス
をリード21に発生すると、読出し書込み回路4
4はカウンタ22の7本の出力24A〜24Gが
表わす時刻情報に対応した列アドレス、たとえば
時刻が午前5時であるとすると列アドレス14の
行アドレスFのデータd1を読み出す。d1の8
ビツトのデータのうちパリテイビツトはリード4
6Hを通してパリテイチエツク回路70に供給さ
れ、他の7ビツトはリード46A〜46Gを通し
てプリセツタブルカウンタ48およびパリテイチ
エツク回路70に供給される。プリセツタブルカ
ウンタ48はリード21に1分クロツクのパルス
が供給されたのでこのデータを初期値として取り
込み、プリセツトされる。そこでカウンタ48は
リード52を付勢してモータ制御駆動回路54を
介してモータMを駆動する。光センサ68の発生
するパルスによつてカウンタ48の初期値が減算
され、0に到達するまでモータMは回転し続け
る。このようにしてプリセツタブルカウンタ48
の計数値が0になり所定の量のインスリンが主体
に注入されるとモータMが停止し、プリセツタブ
ルカウンタ48はリード21の1分クロツクのつ
ぎのパルスを持つ。このようにして午前5時から
15分間にわたつて1分ごとに注入データd2に対
応するインスリンの注入が行なわれる。これが基
本パターンの注入である。
患者が食事を希望する場合にはその食事開始予
定時刻の30分前に食事スイツチS3を押す。カウ
ンタ34は通常状態ではその4本の出力38A〜
38Dが高レベルとなつており、デコーダ42は
リード38A〜38Dが高レベルとなつていると
きリード96は付勢されているので、スイツチS
3を押すとによつてANDゲート80の上の入力
が付勢され、ANDゲート80のリセツト信号は
カウンタ34に供給される。これによつてカウン
タ34は0にリセツトされ、その4本の出力38
A〜38Dはすべて低レベルとなる。カウンタ3
4の出力38A〜38Dのいずれかの出力が高レ
ベルでないときはリード96は付勢されずスイツ
チS3の信号はマスクされるのでカウンタ34は
リセツトされない。デコーダ42はこの4本の出
力38A〜38Dのすべてが高レベルでないこと
を判定してドライバ86を駆動し、発光ダイオー
ドD3を点灯して食事パターンが呼び出されたこ
とを表示する。一方行デコーダ40はその4本の
入力38A〜38Dをデコードして行アドレスの
0を指定する。読出し書込み回路44はリード2
1の1分クロツクのパルスを受けて、カウンタ2
2の出力24A〜24Gが表示するその時の時刻
に対応する列アドレス、たとえば午前7時であれ
ば列アドレス1Cの行アドレス0のインスリン注
入量データa1、すなわち朝食パターンの最初の
データa1を読み出す。このデータa1のパリテ
イビツトを除いた7ビツトはプリセツタブルカウ
ンタ48に入力され、カウンタ48はリード21
のクロツクに応動してこの7ビツトのデータを初
期値として取り込み、これにプリセツトされる。
以下カウンタ48およびモータ制御駆動回路54
は通常の基本パターンの場合と同じようにしてこ
の初期値としてプリセツトされた注入データa0
に相当する期間だけモータMを回転させ、インス
リンの注入を行なう。この時点を第3図Aではt
1で示し、ここで同図Bに示す朝食パターンが基
本パターンに代つて呼び出されたことになる。朝
食パターンの注入データa0はカウンタ34がリ
ード36の1分クロツクのパルスを15回計数して
4本の出力リード38A〜38Dが表わす4ビツ
トの行アドレスが1つ歩進するまで1分ごとに読
み出される。したがつてモータMは1分ごとに駆
動され注入データa0に対応する量のインスリン
を注入し、これを15回繰り返す。この間にカウン
タ22がリード21の1分パルスのクロツクを計
数して歩進すると、その出力リード24A〜24
Gが表わす7ビツトの時刻情報が1つ歩進し、メ
モリ26の現在の列アドレス、たとえば1Cが1
つ歩進して1Dとなる。しかしこのときカウンタ
34の指定する行アドレスが0であれば、インス
リンの注入データは依然としてa0であり、その
注入量に変化はない。しかしカウンタ34がリー
ド36の1分クロツクのパルスを15回計数して1
つ歩進すると、その出力リード38A〜38Dの
表わす4ビツトの行アドレスは0から1に歩進
し、したがつてインスリン注入量データa1が読
み出される。その場合はプリセツタブルカウンタ
48は注入データa2にプリセツトされ、モータ
Mはこのa1に対応した期間だけ送液ポンプ60
を駆動してインスリンの注入を行なう。
このようにしてカウンタ34が順次歩進し食事
スイツチS3を押してから3時間45分経過すると
フルカウント状態となる。たとえば午前7時丁度
にスイツトS3を押したとすると、午前10時46分
にはカウンタ34はフルカウント状態となり、そ
の4本の出力リード38A〜38Dはすべて高レ
ベルとなる。デコーダ42はカウンタ34の4本
の出力38A〜38Dすべて高レベルとなつたこ
とを検出して、ドライバ86を消勢し、発光ダイ
オードD3を消灯して食事パターンが終了したこ
とを示す。行デコーダ40はその4本の入力38
A〜38Dがすべて高いレベルであるので行アド
レスFを指定し、これによつてメモリ26の読出
し動作は行アドレスFの基本パターンに戻る。す
なわち、たとえば食事パターンS3を押したのち
3時間45分経過た10時46分には、列デコータ28
は列アドレス2Bを指定し、そのとき行デコーダ
40は行アドレスFを指定しているので、その現
在の時刻に対応する基本パターンの注入データが
読み出される。このようにして食事パターン、こ
の場合は朝食パターンが終了したときはその終了
時刻における基本パターンの注入データに復帰す
る。
ところで食事スイツチS3を押して比較的多い
量のインスリンが注入され始めにもかかわらず、
なんらかの理由により食事をしないと、血糖値が
必要以上に下がり患者にとつて極めて危険な状態
となる。このような事態を避けるために、本装置
では食事開始予定時刻を知らせ、この時刻に何ら
かの理由により食事ができないときはただちにイ
ンスリンの注入パターンを食事パターンから基本
パターンへ切り換えることができるようにしてあ
る。このため、デコーダ42は、カウンタ34が
その入力36の1分クロツクを30回計数すると、
すなわちその出力38A〜38Dの4桁の2進数
が「2」を表わす状態になると、この数値を読み
とつてその出力リード88を通してドライブ90
を駆動し、発光ダイオードD4を点灯して食事を
開始すべきことを知らせる。またリード88は警
報回路74にも接続されており、警報回路74は
これに応動してたとえば圧電素子などからなる発
音器BZを付勢して可聴警報を発生する。警報回
路74には分周回路14からリード16を通して
2048Hz、7Hzおよび2Hzの3種類の信号が供給さ
れ、この信号に応動して発音器BZを鳴動させる。
このような可聴警報および可視警報によつて患者
は食事開始時刻を知ることができる。
しかし、何らかの理由により食事開始予定時刻
になつても食事をできないときは、スイツチS4
を押す。これによつて、分周回路14の発生する
周波数の高いクロツクがリード16、ANDゲー
ト94、ORゲート32、ANDゲート33および
リード36を通してカウンタ34に供給される。
これによつてカウンタ34は非常に速い速度でフ
ルカウントに到達し、デコーダ42はリード38
A〜38Dのフルカウントを検出してドライバ8
6による発光ダイオードD3の点灯を中止する。
同時にリード96の反転信号がインバータ30に
よりANDゲート33を消勢するので、カウンタ
34がフルカウントに達した後のクロツク入力は
禁止される。
その後カウンタ34はこのフルカウントにとど
まるので、行デコーダ40はメモリ26の行アド
レスFを指定し続け、したがつてこれ以後は、食
事解除スイツチS4を押した時刻に相当する列ア
ドレスの行アドレスFの基本パターンの注入デー
タが読み出され、以後基本パターンに従つたイン
スリンの注入が行なわれる。
前述のように本装置では食事パターンとして朝
食パターン、昼食パターンおよび夕食パターンの
3種類が用意されている。これら3つのパターン
のいずれが選択されるかは食事スイツチS3を押
した時刻による。第2図のメモリマツプにおい
て、各食事パターンの最初の注入データを記憶し
た行アドレス0を見ると、列アドレス00〜19
には夕食パターンの最初の注入データc0が蓄積
され、列アドレス1A〜2Fには朝食パターンの
最初の注入データa0が蓄積され、列アドレス3
0〜48には昼食パターンの最初の注入データb
0が蓄積され、列アドレス49〜5Fには夕食パ
ターンの最初の注入データc0が蓄積されてい
る。したがつて午前6時30分から11時59分までの
間に食事スイツチS3を押すと朝食パターンaが
呼び出され、正午から午後6時14分までの間に食
事スイツチS3を押すと昼食パターンが呼び出さ
れ、午後6時15分から翌朝の6時29分までの間に
食事スイツチS3を押すと夕食パターンが呼び出
される。第3図には一例として時刻t1,t2お
よびt3にそれぞれ朝食パターン、昼食パターン
および夕食パターンを呼び出すために食事スイツ
チS3を押した例が示されている。第3図Eはそ
のような時刻に各食事パターンを呼び出した場合
の合成したインスリン注入パターンが示されてい
る。
ところで本装置は患者がつねに携行し、針64
を常時皮下に穿刺して1分間に1回の割合でイン
スリンを注入するものであるので、非常に高い信
頼性が要求される。この思想に基づき電源系統は
つぎのような冗長構成をとつている。第1B図に
示す主電源100および補助電源102はともに
(主電源だけ交換可能)充電式電池である。主電
源100は電源スイツチS1を通して発光ダイオ
ードD3〜D7、発音器BZおよびモータMなど
に給電する。補助電源102は発振器10やメモ
リ26を含むその他の回路に常時給電し、通常は
主電源100から僅かづつ充電されている。した
がつて、主電源100の充電式電池は1日に1回
交換することが望ましいが、その交換時において
も発振器10を含む時計回路の動作が停止した
り、メモリ26の記憶内容が消滅したりすること
はない。
送液ポンプ60に接続されインスリンなどの液
体の入つた薬液バツグ200(第4図)は1日に
1回交換することが望ましいが、それとともに主
電源100の電池も充電のために交換することが
望ましい。この交換時期は発光ダイオードD5お
よび発音器BZによつて知らせることができる。
たとえば本装置ではこの交換時期を第2図のメモ
リマツプの中にあらかじめプログラムすることが
できる。たとえば1日のうちのある時刻に対応す
る列アドレスのすべての行アドレスのデータのパ
リテイを通常とは逆にしておくことによつて実現
できる。たとえば本装置のパリテイチエツク回路
70が通常は奇数パリテイを採用しているとする
と、たとえば午前10時に対応する列アドレス28
のすべての行アドレスO〜Fのインスリン注入デ
ータのパリテイビツトをすべて偶数パリテイとな
るように記憶させておく。このようにすると列ア
ドレス28のいずれのデータをメモリ26から読
出し書込み回路44が読み出しても、パリテイチ
エツク回路70は奇数パリテイでないのでその出
力72を付勢する。これによつて警報回路74は
発音器BZおよび発光ダイオードD5を付勢して
主電源100の電池および薬液バツグ200を交
換しなければならない時期がきたことを知らせ
る。また発光ダイオードD6は、主電源100ま
たは補助電源102の電圧が低下するとこれを警
報回路74が検出して電池電圧低下を可視表示す
るものである。このとき発音器BZも鳴動する。
ところで送液ポンプ60や光センサ68などの
送液系統の異常により注入異常が発生した場合に
は、警報回路74は発光ダイオードD7を点灯
し、発音器BZを駆動してこれを知らせる。警報
回路74はタイマ(図示せず)を有しており、こ
のタイマはモータ制御駆動回路54がモータMを
駆動してから停止するまでの時間を監視してい
る。このタイマの時間設定値はメモリマツプ(第
2図)に蓄積された注入データの最大値より大き
く設定され、すなわち最大量のインスリンを1回
に注入するのに要する時間よりも多少長く設定さ
れている。したがつて送液系統の何らかの異常に
よりモータMがこの時間を超えても回転し続けて
いると警報回路74のタイマがこれを検出して強
制的にモータ制御駆動回路54を消勢し、モータ
Mを停止させ、発音器BZおよび発光ダイオード
D7を駆動してこれを知らせる。これによつてイ
ンスリンの過剰な注入が防止される。なおスイツ
チS2はこれらの警報をリセツトするための警報
リセツトスイツチである。
ところで本装置は、マイクロコンピユータまた
はミニコンピユータなどのオフイスコンピユータ
を使用してメモリ26のメモリマツプ上に注入デ
ータを書き込むことができることが1つの特徴で
ある。このため、第5図が示す如くメモリ26に
接続されるさまざまなリードを外部接続端子20
8に接続して外に引き出すことができるようにし
てある。これらの端子には、列アドレス指定リー
ド104A〜104G、行アドレス指定リード1
06A〜106D、データ書込みリード108A
〜108H、書込みイネーブルリード110およ
びクロツク入力端子112などがある。この他に
メモリ26の電源端子なども外部接続端子として
外へ引き出されているが、図には示されていな
い。メモリ26にデータを書き込む場合は第6図
が示す如く列アドレス指定リード104A〜10
4Gを外部コンピユータの対応する列アドレス指
定リード104A′〜104G′に、行アドレス指
定リード106A〜106Dを対応する行アドレ
ス指定リード106A′〜106D′に、書込みデ
ータリード108A〜108Hを対応するデータ
出力リード108A′〜108H′に、また書込み
イネーブルリード110を書込みリード110′
にそれぞれ接続する。このようにすると列デコー
ダ28および行デコーダ40を駆動する回路がそ
れぞれ2つづつ接続されるが、各リードに接続さ
れている抵抗R1A〜R1G、R3A〜R3D及
びR6の値を外部のプログラム書込み装置300
のインピーダンスに対して十分高くしておけば、
それぞれカウンタ22および34の出力信号に影
響されることなく列デコーダ28および行デコー
ダ40のアドレスを外部のプログラム書込み装置
300から指定することができる。このようにし
て外部のプログラム書込み装置300からメモリ
26の行アドレスおよび列アドレスを指定し、デ
ータ入力端子108A〜108Hからデータを書
き込む。
外部のプログラム書込み装置が接続されるとき
に高インピーダンスに設定される前述の各抵抗、
R1A〜R1G、R3A〜R3D、R6は第7図
に示す回路を採用できる。抵抗R1Aを例にとり
説明すれば、装置内に設けられるカウンタ22の
出力を1つの入力とし、他の入力をゲート信号と
するオープンコレタタイプのナンドゲートOC1
と、プログラム書込み装置のアドレス(クロツ
ク)を1つの入力とするオープンコレクタタイプ
のナンドゲート(OC2)のワイヤド・オア回路
を構成する。外部からのプログラム書込み時に
は、OC1のゲート信号を低レベルに設定し、内
部回路として動作させるときは高レベルに設定す
る。
一方、OC2のゲートはオープンである。なお、
208nは外部接続端子208中の1つのコネク
タピンである。
書込み終了後において、クロツク入力端子11
2は外部のプログラム書込み装置300のクロツ
ク出力端子112′に接続して、時刻調整用クロ
ツクを受信し、カウンタ22および34の時刻を
標準時計の時刻に合わせる。他の好適例としてメ
モリ26にEPROMを使用すると、一度書き込ま
れたプログラムは電源を切つても消失せず補助電
源が不用となるばかりでなく、本装置の外部プロ
グラム装置との接続用のコネクタは不要となる。
そのかわりにEPROMにはICソケツトを使用して
差換え可能にしておく。そしてプログラム装置で
プログラムを書き込んだEPROMをICソケツトに
差せば良い。
EPROMを何個か用意しておき、あらかじめ予
想される何種類かの注入データを書き込んでおけ
ばその都度、外部プログラム書込み装置と接続し
てメモリ内のデータを書き換える必要は無くな
り、EPROAを差し換えるだけでプログラムの変
更をすることができる。このような方式は医師が
往診に出向くような場合、大型のプログラム書込
み装置を持ち運ばずに済むためとくに便利であ
る。
プログラム書込み装置としてはたとえばフロツ
ピーデイスク・ベースのパーソナルコンピユータ
を使用するのが有利である。本発明の実施例にお
いては、システムのOS(オペレーテイングシステ
ム)などの各種プログラムストア用のフロツピー
デイスクと、患者500人分のインスリン注入デー
タを蓄積できるデータフアイル用のフロツピーデ
イスクを用意している。
プログラム用デイスクには、個々の患者の分析
データから最適の注入パターンを決定する注入パ
ターン決定プログラムおよび注入パラメータ決定
プログラム、注入データをキーボードから入力し
てデータフアイル用デイスクに格納する注入デー
タ入力プログラム、ならびにデータフアイルの注
入データを薬液注入装置のメモリ26へ転送する
データ転送プログラムが蓄積されている。
キーボートからの注入データの入力は注入デー
タ入力プログラムの制御のもとに、たとえば、ま
ず基本パターンの注入量(96データ)、朝食、昼
食および夕食の各食事パターンの注入量(各15デ
ータ)、各食事パターンの切換え時刻(3デー
タ)、ならびに交換警報の時刻(1データ)の順
に行なう。
薬液注入装置への注入データの転送はデータ転
送プログラムの制御のもとに行なわれる。データ
フアイル用デイスクに蓄積された患者の注入デー
タはコンピユータの内部記憶装置に一旦蓄積され
たのち、コンピユータのインターフエース部を介
して薬液注入装置のメモリ26へ、たとえば、ま
ず行アドレス0、列アドレス00から行アドレス
0、列アドレス5Fまで、次に行アドレス1、列
アドレス00から行アドレス1、列アドレス5F
という順に行アドレスF、列アドレス5Fまで8
ビツト並列に転送され蓄積される。
このようにして患者のインスリン注入データは
第2図に示すメモリマツプの形でメモリ26に記
憶される。この後プログラム書込み装置を各外部
接続端子から切り離しても、記憶装置26の内容
が消滅することはなく、またこのようなプログラ
ム書込み装置がなければ患者が勝手にメモリ26
の記憶内容を書き換えたりすることはできない。
プログラム書込み装置は病院内に設置してもつぱ
ら医師が操作し、携帯用注入装置は個々の患者が
携行し、薬液バツグおよび電池の交換、ならびに
電池の充電は患者が行なうのが本装置の基本的な
使用形態である。
次に第8図のフローチヤートを参照して外部の
プログラム書込み装置300によるプログラムの
書込み動作を詳細に説明する。
まず、ステツプS1でプログラム書込み装置3
00と薬液注入装置とを接続する。次にステツプ
S2にすすみ、基本パターンd0〜d95を入力
する。ステツプS3で、薬液バツグ200の交換
及び主電源100の電池の充電のための交換アラ
ーム時刻16時30分に対応する列アドレスtAを入
力する。ステツプS4で朝食パターンa0〜a1
4を入力し、ステツプS5で、昼食パターンb0
〜b14を入力し、ステツプS6で夕食パターン
c0〜c14を入力する。ステツプS7で朝食範
囲taを入力力する。ここで、朝食範囲taは、朝食
パターンをメモリに書込むべきメモリのスタート
アドレスを言う。ステツプS8で昼食範囲tbを、
ステツプS9で夕食範囲tcを入力する。入力され
るtb及びtcは昼食及び夕食のスタートアドレスで
ある。
次にステツプS10でデイスケツトにデータを
格納し、ステツプS11で現在時刻t0を入力す
る。これは後に薬液注入装置への現在時刻を設定
するための前準備として、書込み装置の時刻を現
在時刻に合わせるためのものである。
次に制御をステツプS12にすすめ、外部のプ
ログラム書込み装置300からの信号線をアクテ
イブにする。すなわち、図示せぬインターフエイ
スを介して、第7図に示すナンドゲートOC1の
ゲート入力を低レベルに設定する。
以上のステツプを実行することにより書込みデ
ータの準備が完了するとともにプログラム書込み
装置と薬液注入装置の相互接続が完了する。
次に第9図を参照して食事パターンの書込みの
制御フローを説明する。
ステツプS13で行アドレスRAを“0”に
し、ステツプS14で列アドレスCAに朝食のス
タートアドレスtaを設定する。次にステツプ15
でαをRA、即ち“0”にする。ステツプ16に
すすみメモリ指定番地MAに朝食パターンデータ
aα(a0)を書込む。次にステツプS17にすす
み列アドレスを“1”更新し、ステツプS18で
CA=t6の判別を行い、朝食範囲の書込みが完
了しないとき(判別結果がNoのとき)はステツ
プ16に帰り、更新されたメモリ番地への書込み
を行う。かかる書込みをくり返してCA=t6の
判別が得られるまでaα、即ち朝食パターンa0
の書込みを行アドレス0の列アドレス1Aから2
Fのメモリ番地への書込みを行う。この書込みは
ステツプ18のCA=tbの判別がYesのとき終了
し、次の昼食パターンの書込みに移る。ステツプ
S19でメモリ指定番地MAにBα、即ち、昼食
パターンb0を書込む。次にステツプ20で列ア
ドレスCAに“1”を加え、アドレスを更新し、
ステツプ21でCA=tcの判別を行い、Noのとき
はステツプ19に帰り、ステツプ20で更新され
たメモリ番地に昼食パターンb0を書く。かかる
書込みを列アドレス48まで実行したときに、ス
テツプ21でYesの判別が得られる。その後、制
御はステツプ22にすすみ、メモリ指定番地MA
で夕食パターンCOを書込み、ステツプ23で列
アドレスCAを“1”更新し、ステツプS24で
CA=taの判別を行い、NoのときはステツプS2
2に帰り、順次列アドレス19まで夕食パターン
COを書込む。この書込みの完了はステツプ24
で判別され、ステツプS25にすすみ、朝食範囲
ta、昼食範囲tb及び夕食範囲tc及び行アドレス
RAをそれぞれ“1”更新する。更に制御をステ
ツプS26にすすめ、行アドレスRA=15の判別
を行い、Noのときはステツプ14に帰り、更新
された行アドレスに対して更新されたそれぞれの
食事パターンをそれぞれの書込み範囲内に書込
む。
以上の如く書込みを実行し、RA=15の判別が
得られたときは、昼食パターンの書込みが完了し
たわけであるので、第10図に示す基本パターン
の書込み動作に移る。
ステツプS27で行アドレスRAを15にし、
ステツプS28で列アドレスCAを“0”にする。
ステツプS29でαを“0”とし、ステツプS3
0で列及び行アドレスによつて指定されるメモリ
指定番地MAに基本パターンdαを書込む。ステツ
プS31でCA+1を行い、列アドレスを“1”
更新し、基本パターンd1を書込む。この書込み
を列アドレス5F(95)まで実行し、CA=96
の判別がステツプ32で得られたとき制御は第1
1図に示す交換アラームの書込みステツプに移
る。ステツプ33において、列アドレスCAを交
換アラーム時刻の列アドレスtAに設定し、ステ
ツプS34で行アドレスRAを“0”にする。ス
テツプ35で列アドレスCA、行アドレス0で特
定されるアドレスMAのデータを読出し、パリテ
イを逆にしてから同アドレスに再書込みを行う。
次にステツプを36にすすみ行アドレスRAを
“1”更新し、ステツプ37でRA=16の判別
を行い、NoのときはステツプS35に帰り、次
のアドレスのパリテイの変更を判別したとき、制
御はステツプ38のタイマーセツテイングにすす
み、ステツプS38でタイマーの時刻tに対して
プラス1を行いこれをtとし、現在時刻t0とt
を比較し、t=t0の判別がステツプS39で
Yesとなつたときに、薬液注入装置の時刻調整が
完了する。そこで、制御をステツプS40にすす
め、外部からの信号線をハイ・インピーダンスに
する。同時にNANDゲートoc1のゲート信号の
レベルを高レベルに設定する。以上でもつて、各
種パターンの書込み及び時刻調整が完了する。
本装置の外観形状を第4図に示す。本装置全体
はたとえば人体の左わきの下に入るようにホルダ
で装着する。送液のためのチユーブ62は装置の
上方より取り出され、チユーブ取出口のまわりは
滑らかな形状にしてチユーブが曲がつても閉塞し
ないようになつている。操作パネル202には各
種の発光ダイオードやスイツチが取り付けられ、
ケース204のふた206をあけるとその内部に
は主電源としての電池100および補助電源とし
ての電池102、薬液バツグ200ならびにたと
えば3本のフインガをもつペリスタルテイツクフ
インガポンプなどの送液ポンプ60が収納されて
いる。この他モータMや発音器BZおよび外部プ
ログラム装置との接続用コネクタなどが取り付け
られているが、図ではこれらは見えていない。
発明の具体的効果 本発明によるプログラム可能な薬液注入装置は
以上のように構成したことによりつぎのような効
果がある。まず生体に薬液を注入する基本パター
ンは生体の条件に応じて例えば15分単位で細かく
決めることができる。つぎに生活パターン(イン
スリンを注入するときは食事パターン)は基本パ
ターンとは独立に、かつ生活パターン相互の間で
も独立にやはり例えば15分単位で決めることがで
きる。基本パターンと生活パターンの制御を時間
軸に同期させているため、その間の相互の切換え
は時刻による割込み動作で行い、その割込みの発
生した時刻に応じて生活パターンの種類を選ぶこ
とができる。また生活パターンから通常の基本パ
ターンへ戻る場合には、その戻る時刻に対応した
基本パターンに復帰する。従つて、患者が単純に
食事に応じてリクエストを出すだけで、生活パタ
ーンが自動的に選択され、このパターンに基づく
インスリンを注入後、自動的に基本パターンに復
帰する制御が行われる。これらが基本的な効果で
あるが、本発明をインスリン注入装置に適用した
ときこれによつて糖尿病の治療に最も適した血糖
値コントロールを長期間にわたつて実現すること
ができる。たとえば食事スイツチを押さなければ
食事時に必要なインスリン注入パターンに移行し
ないので、食事時間が不規則になりがちな社会活
動をしている患者にとつてもその状況に応じた適
切な血糖値コントロールを行なうことができる。
したがつて食事時間の選択の自由度が大きい。ま
たこれらの基本パターンおよび食事パターンの注
入量が患者の病状、年齢、性別および生活サイク
ルなどのさまざまな条件に応じて変えることがで
きる点でも本発明の装置は有利である。また誤つ
て食事スイツチを押した場合や、何らかの理由で
食事スイツチを押しても実際に食事をすることが
できなかつた場合には、食事スイツチを押してか
ら一定時間経過すると警報の表示により注意が喚
起されるので、食事解除スイツチを操作して食事
パターンからその時刻における基本パターンのイ
ンスリン注入量に復帰することができる。これに
よつて過剰のインスリンの注入による危険な低血
糖状態の発生を避けることができる。またプログ
ラム装置を薬液注入装置から分離した構成となつ
ているので、患者が誤つてまたは故意にメモリの
記憶データを書き変えてしまうことはない。
本発明による薬液注入装置を人体にインスリン
の注入を行なう特定の実施例について説明してき
たが、本発明はこれに限定されるものではない。
たとえば図示の実施例では、列アドレスを時刻に
対応させ行アドレスを基本パターンおよび食事パ
ターンの経時変化に対応させたメモリマツプを使
用しているが、必ずしもこのようなマトリクスア
レイにする必要はなく、食事スイツチを操作した
時間帯に対応した食事パターンを呼び出せる他の
メモリ配置をとつてもよいことは明らかである。
しかしながら列又は行を時間情報に割り当て、行
又は列に時間情報に従つた制御パターンを書込む
ようにすれば、行又は列を夫々独立に制御できる
ので、目的に合つたパターンの読出しが容易にな
る効果を提供できる。またこのようなメモリは
CMOSで実現されているが、必ずしもこれに限
定する必要はなく、メモリおよびその周辺回路を
マイクロコンピユータで実現してもよい。またメ
モリに限らず図示の実施例ではCMOSおよびハ
イブリツド集積回路を用いているが、他のバイポ
ーラ集積回路を使用してもよいことは明らかであ
る。基本パターンの注入量は24時間にわたつて分
布しているが、患者の状態によつては必ずしもこ
れに限定する必要はなくまた食事パターンは朝
食、昼食および夕食とも3時間45分にわたつて分
布しているが他の時間幅でも良いことは明らかで
あろう。またこの実施例によれば1分間に1回注
入が行なわれ、注入量は15分単位で変えることが
できるようになつているが、これらの数値に限定
する必要はなく、また食事パターン相互の間で時
間幅が異なつていてもよい。また、本発明は外部
からのアドレス入力、データ入力、書込制御信号
入力及びクロツク入力を受ける入力端子が薬液注
入装置の外面に臨んで設けれているので、制御パ
ターンの書替えが外部から自在なプログラマブル
な薬液注入装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は第1B図および第1C図の接続の態
様を示す接続構成図、第1B図および第1C図は
本発明によるプログラム可能な液体注入装置の実
施例を示すブロツク図、第2図A、Bは基本パタ
ーンおよび食事パターンのデータのメモリマツプ
を示す図、第3図は本装置によるインスリン注入
パターンの一例を示すグラフ図、第4図は本発明
による液体注入装置の外観斜視図、第5図は、液
体注入装置の蓋を取り出した状態の平面図、第6
図は、外部のプログラム書込み装置のリードと液
体注入装置側のリードとの接続関係を示すブロツ
ク図、第7図は、外部のプログラム書込装置との
結合の際に液体注入装置側のインピーダンス制御
を行うインピーダンス制御回路図である。第8図
は、データを書込むための準備を示す制御フロ
ー、第9図は、食事パターンを書込むための制御
フロー、第10図は、基本パターンを書込むため
の制御フロー、第11図は、交換アラームを書込
むための制御フロー、第12図は、タイマーセツ
テイングのための制御フローである。 主要部分の符号の説明、22…カウンタ、26
…メモリ、28…列デコーダ、34…カウンタ、
40…行デコーダ、42…デコーダ、48…プリ
セツタブルカウンタ、54…モータ制御駆動回
路、60…送液ポンプ、70…パリテイチエツク
回路、74…警報回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 時間情報を発生する時間情報発生部と、時間
    に応じた薬液の基本注入量を決定する第1の注入
    情報と、食事パターンに応じた第2の注入情報を
    蓄積する記憶部とを備え、通常は、第1の注入情
    報を選択し、選択操作に応動して自動選択される
    時間帯に従つた加算パターンである第2の注入情
    報を所定時間にわたつて選択し、時間満了後選択
    の制御を前記第1の注入情報の選択に帰す記憶制
    御手段と、前記記憶制御手段で選択された前記注
    入情報に対応した注入量を前記記憶部から読み出
    す読出し手段と、読み出された注入量に対応して
    前記液体を生体に注入すべく駆動される送液手段
    とを有する薬液注入装置。 2 時間情報に対応して決定される行および列の
    一方のアドレスと、第1及び第2の注入情報に対
    応して割り当てられた他方のアドレスとによつて
    行列上に配置された複数の記憶位置を含む記憶部
    を備える特許請求の範囲第1項記載の薬液注入装
    置。 3 送液手段が生体に注入する液体はインスリン
    を含み、第1の注入情報は基本パターンであり、
    第2の注入情報は朝食パターン、昼食パターンお
    よび夕食パターンのうちの少なくとも1つを含む
    食事パターンである特許請求の範囲第1項記載の
    薬液注入装置。 4 送液手段は、制御信号によつて実質的に一定
    の速度で回転し液体を生体に注入するモータを含
    み、読出し手段は記憶部から注入量を一定の時間
    間隔で読み出し、制御信号形成手段は前記読出し
    手段によつて記憶部から読み出された注入量に対
    応した時間だけ前記制御信号を発生することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の薬液注入装
    置。 5 時間情報を発生する時間情報発生部と、時間
    に応じた液体の注入量を決定する第1の注入情報
    及び第2の注入情報を行及び列のアドレスでもつ
    てアドレス可能に蓄積する記憶部と、該記憶部の
    行及び列アドレスの一方のアドレスを前記時間情
    報に対応させ、該時間情報に応じてアドレス指定
    を行う第1のアドレス指定部と、前記第1の注入
    情報及び第2の注入情報の選択に対応してそれぞ
    れのアドレスを指定する第2のアドレス指定部で
    あつて、前記第1の注入情報の選択中は特定アド
    レスを指定し、前記第2の注入情報が選択された
    ときは特定アドレスから時間に応じてアドレスを
    更新し、前記特定アドレスまで制御をすすめて、
    第1の注入情報のアドレス指定に復帰する第2の
    アドレス指定部と、読み出された注入情報に対応
    して前記液体を生体に注入すべく駆動される注入
    手段とを有する薬液注入装置。 6 第1のアドレス指定部と第2のアドレス指定
    部が時間情報発生部のクロツクパルスを分周する
    複数段の分周器出力を入力とする前記第1及び第
    2のカウンタを備える特許請求の範囲第5項記載
    の薬液注入装置。 7 第2のカウンタの特定カウンタ値を判別し、
    該カウント値を前記第1の注入情報のアドレスと
    して保持するために前記第2のカウンタへのクロ
    ツク入力の禁止出力を形成する判別回路を備える
    特許請求の範囲第6項記載の薬液注入装置。 8 判別手段が他の特定カウンタ値を判別して、
    該判別結果により第2の注入パターンが選択され
    てから所定時間の経過を警報する警報手段を駆動
    する特許請求の範囲第7項記載の薬液注入装置。 9 特定カウンタ値を保持する第2のカウンタを
    リセツトし、該リセツトにより前記第2のカウン
    タに前記第2の注入情報の読出しアドレスに対応
    する特定値のプリセツトを行うリセツト手段とを
    備える特許請求の範囲第6項記載の薬液注入装
    置。 10 プリセツト値から前記特定値まで変化する
    第2のカウンタのカウント値が第1及び第2の注
    入情報を指定するアドレスに連続して割り当てら
    れている特許請求の範囲第9項記載の薬液注入装
    置。 11 リセツト手段が薬液注入装置の外部から操
    作可能な第2の注入パターン選択スイツチから成
    る特許請求の範囲第9項記載の薬液注入装置。 12 第2のアドレス指定部の前記第2のカウン
    タのクロツク入力と、該クロツク入力と並列に与
    えられるn倍のクロツクレートをもつ分周器の前
    段の分周器の出力と、該分周出力を選択的にカウ
    ンタに与える選択器を備える特許請求の範囲第6
    項記載の薬液注入装置。 13 選択器が第2の注入情報の読出し中断スイ
    ツチから成る特許請求の範囲第12項記載の薬液
    注入装置。 14 時間情報を発生する時間情報発生部と、時
    間情報に応じた液体の注入量を決定する第1の注
    入情報及び第2の注入情報を行及び列のアドレス
    でもつて読出し/書込み可能な記憶部と、該記憶
    部の行及び列アドレスの一方のアドレスを前記時
    間情報に対応させ、時間情報に応じてアドレス指
    定を行う第1のアドレス指定部と、該第1のアド
    レス指定部の出力と外部からのアドレス指定入力
    を選択的に受けるために第1のアドレス指定部の
    出力側に接続された選択手段と、前記第1の注入
    情報及び第2の注入情報の選択に対応して他方の
    アドレスを指定する第2のアドレス指定部であつ
    て、前記第1の注入情報の選択中は特定アドレス
    を指定し、前記第2の注入情報が選択されたとき
    は特定アドレスから時間に応じてアドレスを更新
    し、前記特定アドレスまで制御をすすめて、第1
    の注入情報のアドレス指定に復帰する第2のアド
    レス指定部と、該第2のアドレス指定部の出力と
    外部からのアドレス指定入力を選択的に受けるた
    めに該第2のアドレス指定部の出力側に接続され
    た選択手段と、外部から書込みデータの入力を受
    けるデータ入力部と、前記記憶装置へのデータの
    書込み/読出し制御部と、外部からの書込み時に
    書込み/読出し制御部に対する書込み制御信号を
    与える書込み信号入力部と、該書込み読出し制御
    部に与えられる内部クロツクと、該内部クロツク
    と外部からのクロツクを選択的に受けるために内
    部クロツク発生部の出力側に接続された高インピ
    ーダンス設定手段と、読み出された注入情報に対
    応して前記液体を生体に注入すべく駆動される注
    入手段とを有する薬液注入装置。 15 外部からのアドレス入力、データ入力、書
    込制御信号入力及びクロツク入力を受ける入力端
    子が薬液注入装置の外面に臨んで設けられている
    特許請求の範囲第14項記載の薬液注入装置。
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