JPS6359701B2 - - Google Patents

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JPS6359701B2
JPS6359701B2 JP59501360A JP50136084A JPS6359701B2 JP S6359701 B2 JPS6359701 B2 JP S6359701B2 JP 59501360 A JP59501360 A JP 59501360A JP 50136084 A JP50136084 A JP 50136084A JP S6359701 B2 JPS6359701 B2 JP S6359701B2
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clips
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Description

請求の範囲 1 器官組織構造体を結紮し分割するための装置
において、 組織構造体に沿つて2つの離間した場所で組織
構造体の周りにプラスチツク状材料の2つのクリ
ツプを同時に適用しクリツプで組織構造体を結紮
するための装置を有し、該装置は横方向に離間し
た平行な第1及び第2クリツプ適用組立体を有
し、各クリツプ適用組立体は、クリツプの各1つ
を含んでおり、各クリツプ適用組立体は(1)放出開
口を形成するように互いに対して固定されており
かつ組織構造体の両側に配置した一対のジヨー及
び(2)クリツプをクリツプ適用組立体のジヨーを通
して押しクリツプが放出開口を通されるとき固定
したジヨーでクリツプを閉じる装置を有し、及び クリツプ間で組織構造体を切断するための装置
を有する、 ことを特徴とする結紮分割用装置。
2 クリツプが組織構造体に適用されている間各
クリツプ適用組立体のジヨーの間に組織構造体を
保持する装置をさらに有する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の結紮
分割用装置。
3 ジヨーを通してクリツプを押す前に組織が各
クリツプ適用組立体のジヨーの間に位置決めされ
るように、各クリツプ適用組立体のジヨーを通し
てクリツプを押す前に組織保持装置に対して各ク
リツプ適用組立体のジヨーを動かすための第1装
置をさらに有する、 ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の装
置。
4 クリツプが各クリツプ適用組立体のジヨーか
ら放出されるとき組織保持装置がジヨーからのク
リツプの放出を妨げたり又は組織構造体を伸ばし
たりするのを防ぐため、クリツプが組織構造体の
周りに適用されるとき組織保持装置とクリツプと
が互いに一緒に動くように、ジヨーに関して組織
保持装置を動かすための第2装置をさらに有す
る、ことを特徴とすることを特徴とする請求の範
囲第3項に記載の装置。
5 単一の手動で操作しうるトリガ機構を有する
アクチユエータ装置と、 最初にクリツプ適用装置を作動させて、次に組
織切断装置を作動させるようにトリガ機構の作動
に応答するシーケンス装置と、をさらに有する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の装
置。
6 クリツプがジヨーから放出されるまで、組織
保持装置をアクチユエータ装置に関して静止した
ままに維持するための装置と、 クリツプがジヨーから放出されているとき、ア
クチユエータ装置とクリツプに関して組織保持装
置を動かすための装置と、をさらに有する、 ことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の装
置。
7 組織切断装置が、 組織保持装置から遠いジヨーの側に最初に配置
されたナイフ装置と、 組織保持装置に取付けられたナイフアンビル装
置と、 ナイフ装置をその最初の位置からナイフ装置が
ナイフアンビル装置と係合する位置まで動かし、
それによつてナイフ装置がナイフアンビル装置に
対向して組織を切断するように、シーケンス装置
に応答する装置と、を有する、 ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の装
置。
8 装置が繰返し操作が可能であり、各クリツプ
適用組立体の各々が、 プラスチツク材料の複数のクリツプを貯蔵する
ためのクリツプマガジンと、 クリツプマガジンからジヨーへ引き続いて一度
に1つずつクリツプを前進させるための装置と、
を有する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装
置。
9 クリツプが、列をなして各マガジン内に貯蔵
され、列内の各クリツプは、列内の先行するクリ
ツプに解放可能に連結され、クリツプを前進させ
るための各装置が、 関連するジヨーに最も近いクリツプと接触して
そのクリツプを関連するジヨーの中へ押し込み、
関連する列内の他のクリツプの各々が列内の先行
するクリツプにより一緒に引かれるようにするた
めの往復動プツシヤ装置と、 プツシヤ装置が、関連するジヨーに最も近いク
リツプをジヨーの中へ押し込むとき、そのクリツ
プを列から離脱させるための装置と、 最初のクリツプがジヨーの中へ押し込まれた後
列内の次のクリツプまでプツシヤ装置を引込める
ための装置と、 プツシヤ装置が引込められるときクリツプの列
が引込むのを防ぐための装置と、有する、 ことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の装
置。
10 先行するクリツプがジヨーの中へ完全に押
し込まれるまで、プツシヤが次のクリツプまで引
込むのを防ぐための装置を更に包含する請求の範
囲第9項に記載の装置。
明細書 本出願の原米国特許出願は、1983年8月17日に
提出された米国特許出願第524078号の一部継続出
願であり、後者の出願は、1983年3月30日に提出
された米国特許第480436号の一部継続出願であ
る。
発明の背景 本発明は、外科装置に関し、特に身体の組織を
閉塞又は結紮して分割するために用いられる外科
装置に関する。
結紮分割用の外科器具は、血管のような有機組
織構造体を結紮するために典型的に用いられる金
属ステーブル、フアスナ、又は結紮糸を有する。
このようなシステムの1つが、Spasiona等の米
国特許第3955581号に開示されている。この特許
に開示されている装置は、その金属ステープル担
持カートリツジの作用を積極的に制御するために
3段階で作動する。カートリツジの本体が、器具
上に固定されたアンビル組立体の方へ前方へ動か
され、それによつてカートリツジのジヨーの中に
組織構造体を包囲する。次に、一対の金属ステー
プルが前方へ押され、離間した場所で組織構造体
を包囲する。ステープルは、固定されたアンビル
組立体に対向してクリンプされ又は折り曲げら
れ、組織をステープル場所で結紮する。最後に、
ナイフブレードが、固定されたアンビル組立体へ
前進し、2つのステープルの中間で組織構造体を
分割する。
グリーン(Green)等の米国特許第4086926号
は、3段階で作動するもう1つの金属ステープル
担持カートリツジを説明している。2つの横に離
間された金属ステープルが、固定されたアンビル
組立体によつて組織構造体の周りに形成され、従
つて組織構造体を結紮する。次にナイフが、固定
されたアンビル組立体へ前進し、結紮された構造
体をステープルとステープルとの間で分割する。
この装置内のステープル送り装置は、一対のベル
トを具備し、各ベルトが複数のステープルを担持
する。
結紮糸としての金属ステープルと固定されたア
ンビル組立体とを用い、このアンビル組立体に対
向してステープルが形成されるもう1つのの結紮
分割器具が、グリーン(Green)等の米国特許第
4349028号に示されている。
若干の外科処置のためには、X線を透過するプ
ラスチツク材料又はプラスチツク状材料のフアス
ナ又はクリツプの形の結紮糸が、X線を透過しな
い金属ステープルより望ましいことがある。便宜
上、本明細書においては、このようなプラスチツ
ク材料又はプラスチツク状材料のすべてを、一般
的にプラスチツク状材料として言及する。プラス
チツク状材料のクリツプは、X線の透過性に加え
て、生物学的に吸収可能に作りうるという利点を
有する。
プラスチツク状材料のクリツプは、金属ステー
プルを折り曲げ又はクリンプする方法で折り曲げ
又はクリンプすることにより閉じることができな
いので、プラスチツク状材料のクリツプは、先行
技術の結紮分割器具内で金属ステープルの代りに
簡単に置換することはできない。金属ステープル
とは異なり、プラスチツク状材料のクリツプは、
その部品が互に機械的に組み合わなければ変形さ
れた形状を保持しない。従つて、組織の周りで金
属ステープルを折り曲げ又はクリンプするための
先行技術の結紮分割器具内で使用される装置は、
プラスチツク状材料のクリツプにあつては使用す
るのに適当でない。プラスチツク状材料のクリツ
プを貯蔵し供給する問題は、金属ステープルと関
連する問題とは異なる。
ナイフでクリツプとクリツプとの間の組織を切
断することを可能とする前に、2つの離間したク
リツプを組織に取付けることを保証するための装
置を備えた結紮分割器具を提供することが望まし
い。先行技術の結紮分割器具のいくつかはこのよ
うな装置を有するが、これらの先行技術の安全機
構は、プラスチツク状材料のクリツプを用いる結
紮分割器具において使用するのに全く適当でな
い。その理由は、金属クリツプとプラスチツク状
クリツプとの差及び/又はこれらの異なる種類の
クリツプを適用するために用いる構造の差によ
る。例えば、プラスチツク状クリツプを適用する
ために用いられる機構は、より精巧なクリツププ
ツシヤを必要とし、それ故若干の先行技術の結紮
分割器具においては、もしもクリツプがクリツプ
プツシヤの何れか又は両方の前になければ、器具
を効果的にロツクするためにクリツププツシヤ自
体を用いることができない。
それ故、本発明の目的は、プラスチツク状材料
のフアスナ又はクリツプを使用し、組織構造体を
結紮し分割するための装置を提供することであ
る。
発明の簡潔な説明 本発明に従つて、器官の組織構造体を結紮し分
割するための外科器具を提供する。この器具は、
2つの離間した溝を有し、各溝はプラスチツク材
料に結紮糸を収容する。溝の各々と関連付けられ
たプツシヤ機構が、溝に沿つて結紮糸を前進させ
る。切断機構が2つの溝の中間にあり、管状導管
を分割するために用いられる。作動機構が、プツ
シヤ機構に結合され且つ切断機構に結合されてそ
の作動を開始する。組織を拘束するための副ハウ
ジングが、溝の各々と関連付けられ、結紮糸に関
して且つ切断機構に関して移動可能である。器具
は、組織の2つの離間した位置で結紮糸を適用し
て結紮を行う。結紮糸が組織上で閉じていると
き、結紮糸は溝から放出される。組織の制御を維
持しながら結紮糸の放出を容易にするために、組
織拘束副組立体が溝から離れて移動する。実質的
に同時に、切断機構は、組織拘束副組立体へ前進
することにより、離間した結紮糸の中間で組織を
切断する。
【図面の簡単な説明】
本発明の上述の目的と他の目的の利点は、以下
の詳細な説明の添付図面を参照することにより一
層容易に理解され、より明らかとなるであろう。
第1図は本発明による外科器具の斜視図であ
る。
第2図は第1図の器具の一部の分解斜視図であ
る。
第3図は、第1図と第2図の器具の2つの軌道
とトリガ組立体の分解斜視図である。
第4図は、第1図〜第3図の器具の右軌道とナ
イフ組立体の分解斜視図である。
第5図は、第1図〜第4図の器具の右軌道とア
ンビル棒組立体の分解斜視図である。
第6図は、第1図〜第5図の器具の右軌道とア
ンビル組立体の分解斜視図である。
第7図は、第6図の7−7線に沿つて矢印の方
向に見た図である。
第8図は、第6図の8−8線に沿つて矢印の方
向に見た図である。
第9図は、第1図〜第8図の器具のクリツプ貯
蔵組立体の底面図である。
第10図は、第1図〜第9図の器具の右軌道組
立体の分解斜視図である。
第10a図は、第7図の10A−10A線に沿
つて矢印の方向に見た詳細図である。
第11図は、器具の操作サイクルを開始する前
の第1図〜第10図の器具の作動組立体の断面側
面図である。
第12図は、第11図の12−12線に沿つて
矢印の方向に見た断面図である。
第13図は、トリガを完全に作動させたときの
器具を示す第11図に類似の図である。
第14図は、第13図の14−14線に沿つて
矢印の方向に見た図である。
第15図〜第19図は、器具の操作の5つの継
続的な段階を示す本発明による器具の一部断面上
面図である。
第20図は、第15図〜第19図に類似の図
で、外科クリツプの誤送給に対する安全機構を示
す。
第21図〜第23図は、外科クリツプを用いる
結紮分割操作中の3つの継続的段階を示す斜視図
である。
第24図〜第28図は、第15図〜第19図中
の線24−24,25−25,26−26,27
−27、及び28−28に沿つて夫々矢印の方向
に見た断面図である。
第29図は、本発明の器具のクリツプ貯蔵組立
体の遠位端の切除斜視図であり、正常な安全作用
を示す。
第30図は、誤送給中の安全作用を示す第29
図に類似の図である。
好ましい実施態様の詳細な説明 本発明を詳細に説明する前に理解されるべきこ
とは、本発明は添付図面に示す以外の他の実施態
様、変更及び修正が可能であり、種々の方法で実
施できるので、本発明は添付図面に示す部品の構
造と配列の細部にその適用又は使用を限定される
ものでないことである。更に、明細書中で用いる
語句と用語は、単に説明と例示のためのものであ
り、限定のためのものでないことを理解されるべ
きである。ここで説明の目的で、種々の図に示す
共通の要素を表示するために同じ参照数字を用い
る。
第1図において、本発明による結紮分割用の外
科器具が参照数字10で全体的に示されている。
中空トリガ16を取付けたハンドル14をつかむ
手12が示されている。トリガ16は、結紮し分
割する外科処置を行なう前の開いた位置で示され
ている。ハンドル14は、作動組立体を含む器具
10の本体の一部を形成している。
クリツプ貯蔵組立体が、参照数字18で全体的
に示されており、作動機構によりハンドル14に
取付けられている。2つの軌道20と22が、器
具10の縦軸線に平行に延びている。縦軸線は、
第1図に鎖線8で示されている。軌道は離間した
場所で軌道内に形成された横溝24を有し、この
横溝24は、クリツプ貯蔵組立体18の金属ハウ
ジング又はラツプ94上のタブを受入れてラツプ
94を溝24に固定するためのものである。
組織を寄せ集め又は組織を拘束する組立体26
が、血管、ダクト又は他の器官構造のような管状
導管28を受入れるための最初の開いた位置で示
されている。本明細書において使用する管状導管
という用語は、動脈、静脈、へそのお、毛細管、
又はクランプされて切断されうる可撓性及び/又
は変形可能の任意の組織構造体を意味するように
意図されている。
第2図を参照して説明する。器具10の一部の
組立図が、参照数字30で全体的に示すトリガ組
立体を示している。トリガ組立体30は、中空ト
リガ16とトリガ挿入体32とからなる。トリガ
挿入体32は、上方棒部分33と、中空トリガ1
6の実質的に全長に沿つて中空トリガの中に延び
る下方部分(この図に示されていない)とを有す
る。トリガ挿入体32の下方部分は、リベツト、
膠、又は他の従来の手段により中空トリガ16に
締結される。
器具10の本体は、ハンドル14とトリガ16
とを含むが、ボルグワーナー(Borg−Warner)
社により供給されるABSのようなプラスチツク
材料から製造される。クリツプ貯蔵組立体18と
組織拘束組立体26とは、ゼネラルエレクトリツ
ク社により製造されるLEXAN重合体のようなポ
リカーボネート又は類似の材料から製造される。
トリガ組立体30は枢軸ピン34を有し、枢軸ピ
ン34によりトリガ組立体30がハンドル14に
装着される。
ハンドル14は、実質的に等しい互に左右対称
の2つの半分14aと14bとからなる。従つ
て、器具10は、縦軸線8を通過する垂直平面に
関して実質的に対称である。器具10の全体的な
左右対称には若干の例外がある。これらの例外
は、説明が進むにつれて明らかとなるであろう。
ハンドルの2つの半分14aと14bは、超音
波溶接により又は膠付けもしくは鋲止めのような
任意の他の適当な手段により一緒に接合される。
ハンドルの右半分14aは鋳造されたリブ15a
と15bを有し、このリブは、組織拘束組立体の
棒のストツパである。ハンドル14の両方の半分
は、クリツプ貯蔵組立体のストツパ(第15図参
照)である鋳造されたリブ15cをも有する。
ハンドルの右半分14aは、ハンドル14の縦
垂直軸線と器具10の縦軸線との両方に対し垂直
に突出するピン36を有する。組織拘束組立体の
復帰ばね38の一端がピン36に取付けられる。
この復帰ばね38は、予め応力を加えられた引張
りコイルばねである。ばね38の他端は、組織拘
束組立体のばね保持器スロツト40(仮想線で示
す)に結合されている。スロツト40は、L字形
の組織拘束組立体棒状突起45内に形成されてい
る。同時に、ナイフ復帰ばね42の一端がピン3
6に結合されている。ばね42は、予め応力を加
えられたもう1つの引張コイルばねである。ばね
42の他端は、ナイフばね保持器スロツト43に
結合される。
第3図には、トリガ組立体30と、器具10の
軌道20と22に対するトリガ組立体30の関係
とが示されている。
トリガ挿入体32の上方棒部分33は、弯曲し
たカム表面44を有する。上方棒部分33は、従
来の手段により取付けられたプツシヤピン46を
有し、このプツシヤピン46は、左プツシヤ棒5
0のスロツト48aと右プツシヤ棒52のスロツ
ト48b内に夫々乗つている。プツシヤ棒50と
52は、左軌道20と右軌道22内に配設され収
容された比較的に薄い金属梁である。スロツト4
8aと48bは、プツシヤ棒50と52の近位端
にある楕円形の切り抜きであり、各スロツトの上
方部分が下方部分より近位にあるように配向され
ている。
ナイフ棒は、この好ましい実施態様において参
照数字54で示されている。然しながら、導管の
分割は、ナイフ切断又はレーザブレード切断のほ
かに、組織のレーザ破壊又は化学的破壊又は引裂
き等の多くの方法で行なうことができることが理
解されるべきである。このような分割機構はすべ
て、本発明の範囲内で考慮されるべきである。
フランジ56が、ナイフ棒54の近位端に形成
されている。ナイフ棒54は、その遠位端に垂直
に取付けられた外科用メス又はナイフブレード5
8を有する。フランジ56は、トリガ組立体30
の作動に基き上方棒部分33の弯曲したカム表面
44と係合するようになつている。トリガ組立体
30の作動は、手で中空トリガ16をハンドル1
4の方へ握り締め、上方棒部分33を遠位の方向
に前進させることにより生ずる。フランジ56
は、右プツシヤ棒スロツト48bの向きとほぼ反
対に向けられている。即ち、フランジ56の上方
部分が下方部分より遠位の方にある。
クリツプ貯蔵組立体18は、(1)左プツシヤ棒5
0を収容する左軌道20と、(2)右プツシヤ棒52
を収容する右軌道22とを有する。また、ナイフ
ブレード58をもつナイフ棒54が、クリツプ貯
蔵組立体18内に入つている。組織拘束組立体2
6は、クリツプ貯蔵組立体18の一部である。以
下に、右軌道22のみを詳細に説明する。左軌道
20の構造と作用は、右軌道22のそれと同様で
あることが理解されるべきである。
第4図には、分解されたクリツプ貯蔵組立体1
8と組織拘束組立体棒60とが示されている。組
織拘束組立体棒60は、右プツシヤ棒52とナイ
フ棒54との間で右プツシヤ棒52に平行に位置
決めされた金属梁である。組織拘束組立体棒60
は、トリガ組立体30のプツシヤピン46(第3
図)と係合するためのフランジ62を有する。フ
ランジ62は、右プツシヤ棒スロツト48bに対
し同様の角度で向けられている。即ち、フランジ
62の上方部分は、下方部分より近位の方にあ
る。
第5図を参照して説明する。組織拘束組立体棒
60は、組織拘束組立体棒60内のスロツト64
と係合する組織拘束組立体26内の垂直上方突起
63によつて、組織拘束組立体26と共に動くよ
うに該組立体26に結合されている。組織拘束組
立体棒60上の最も遠位にある垂直下方突起66
が、組織拘束組立体26内のスロツトと同様に係
合する。
第6図を参照して説明する。組織拘束組立体2
6は、右軌道22のレール76と左軌道20(こ
の図には示されていない)のレール76に沿つて
滑るようになつている下方組織拘束組立体表面7
4を有する。
第7図には右プツシヤ棒52がより詳細に示さ
れている。右プツシヤ棒52は、右プツシヤ棒復
帰ばね70の近位端を位置決めするための、クリ
ツプ貯蔵組立体18の縦軸線に平行なばね保持器
78を有する。クリツプ貯蔵組立体18の縦軸線
に平行で且つ右プツシヤ棒52の一部であるもう
1つのばね保持器80が、装置の組立て前に右プ
ツシヤ棒復帰ばね70の遠位端を一時的に位置決
めする。装置が組立てられるとき、ばね70の遠
位端が、右軌道22の一部である停止表面72上
を押圧する。
停止表面72の遠位端に妨害対抗機構81があ
る。この妨害対抗機構81は、第10図と第10
a図を参照して以下に詳述するが、(1)右プツシヤ
棒52の一部であるフラグ82と、(2)右軌道22
に結合されたランプ組立体84とを有する。第8
図を参照して以下に詳述するクリツプばねホルダ
が参照数字85で示されている。
第8図を参照して説明する。プラスチツクのよ
うな材料の外科用結紮糸又はクリツプ86は、
個々に分配可能であるが、クリツプの積重ね又は
列に互に組み合わされて示されている。好ましい
実施態様におけるクリツプ86は、ラクチドとグ
リコリドとのポリエステル誘導体である生物学的
に吸収可能の共重合体から作られる。このような
材料は、身体により吸収可能であり、放射線を透
過する。これらのクリツプ86は、“吸収可能の
外科装置の射出成型用の重合体”という名称で
1982年10月22日に出願され、本出願人に譲渡され
た共に係属中の米国特許出願第436056号に記載さ
れている。勿論、身体により吸収可能であるか否
かに拘らず、適当なクリツプに形成しうる任意の
プラスチツク又はプラスチツクのような材料を使
用することができる。このような材料は、例え
ば、ポリエステル、ポリアミド、及びその類似物
である。このような材料はすべて、本明細書中に
おいてプラスチツク状材料として一般的に言及す
る。
クリツプ86は、第21図に関して以下に説明
するように、及び“外科用クリツプの適用方法と
装置及び該装置中で使用するクリツプとクリツプ
列”という名称で1982年9月30日に提出され本願
人に譲渡された共に係属中に米国特許出願第
429250号に記載されているように、互に解放可能
に組み合つている。クリツプ86は、クリツププ
ツシヤ92の端により順次押されるようになつて
おり、この端は、右プツシヤ棒52の最遠位端で
あり、列中の最遠位のクリツプの基部を押す。ク
リツプ86のうち最近位のクリツプは、U字形ク
リツプがガイド88内に充填されている。クリツ
プガイド88は、先行するクリツプのすべてが使
用された後列内の最後の1つ又は2つのクリツプ
が装置内で外れるようになるのを防止する。クリ
ツプの列に遠位方向に最初の尻押しを与えるため
に、クリツプガイド88とクリツプばねホルダ8
5(第7図と第10図)との間で圧縮コイルばね
90が予め応力を加えられる。2つ又は3つのク
リツプが使用された後、ばね90は、それ以上の
目的に役立たない。
第9図には、器具10の底面図を示してあり、
組立てられた左軌道20と右軌道22と両軌道を
包囲する比較的に薄い金属のハウジング又はワイ
ヤラツプ94を示している。ワイヤラツプ94の
両側は、互に組み合う突起96とスロツト98に
より互に取付けられている。安全機構100が、
この図に仮想線で示されており、以下に詳細に説
明する。
組織拘束組立体26は、切断柱又は切断管10
2を有し、分割操作中ナイフブレード58(第3
図)が管102に対して押し付けられる。切断柱
102は、PVC材料から作られた中空同筒片で
あるのが好ましい。
第10図には右軌道22の組立体が示されてお
り、この右軌22の組立体は、ワイヤラツプ94
の右側と、右プツシヤ棒復帰ばねをもつ右プツシ
ヤ棒52と、クリツプの列から右プツシヤ棒52
の作動を絶縁するためのカバー106と、組み合
うクリツプ86の積重ねと、クリツプガイド88
と、クリツプガイド88上の柱108の上に嵌ま
るガイドばね90と、クリツプばねホルダ85
と、右軌道22の内壁91とを含み、内壁91の
最遠位端の方に傾斜路84とクリツプ位置決め爪
110とを有する。爪110を作用を第24図等
を順次参照して以下に詳細に説明する。カバー1
06は、カバー内に形成された一対の戻り止め又
は抵抗小凹み107を有し、この戻り止め107
は、後述するようにクリツプの列から最遠位のク
リツプを離脱させるのを助けるためのものであ
る。
第11図には、アクチユエータ組立体が参照数
字112で全体的に示されている。アクチユエー
タ組立体112は、トリガ組立体30と、ナイフ
棒54と、右プツシヤ棒52と、左プツシヤ棒5
0と、関連するプツシヤ棒復帰ばね(この図に示
されていない)と、プツシヤピン46と、ナイフ
復帰ばね42と右プツシヤ棒復帰ばね70とを有
する。
第12図には、2つの軌道20と22が示され
ている。軌道20と22の間には、垂直ナイフブ
レード58と組織拘束組立体棒60とがある。右
と左のクリツプ86の端部もこの図に示してあ
り、左溝114と右溝116内に夫々配設されて
いる。溝114と116は、プツシヤ棒50と5
2(第3図)の動作を絶縁するカバー106と内
壁91とにより形成されている。クリツプ86の
列が溝114と116の各々の中に収容されてい
る。
第13図には、結紮と分割のサイクルが完了し
ているがトリガ組立体30が解放される前の器具
10を示している。第14図は、第13図の14
−14線に沿つて矢印の方向に見た器具10の最
遠位端の図である。
外科処置を完成する間の種々の段階における器
具10の操作を説明するために、残りの第15図
〜第30図を参照すべきである。
操作中、トリガ16をハンドル14の方へ握り
締めるとき、活動の不連続な段階が生ずる。従つ
て、結紮と分割のサイクルを始める前の要素の
各々の位置を示す以前の図特に第11図を参照す
べきである。
第15図を参照して説明する。外科処置を始め
る前に、管状導管28のような組織が、器具10
の組織拘束組立体26の中に置かれる。ナイフ棒
54とブレード58、並びに左プツシヤ棒50と
右プツシヤ棒52及び左軌道20と右軌道22は
すべて、それらの最近位の位置即ち引込められた
位置にある。組織拘束組立体26もまたその最遠
位の位置にある。この点において、トリガ16
(第11図)は、その開いた位置にある。
第16図を参照して説明する。トリガ16が、
閉じられる道の約36%の位置までハンドル14の
方へ握り締められると、トリガ組立体30は、枢
軸34の周りに反時計方向に回転される。この回
転が、トリガ挿入体32上のプツシヤピン46の
両端を押しやり、左と右のプツシヤ棒50と52
内の夫々のスロツト48aと48bの中で夫々動
かす。従つて、プツシヤ棒50と52は、押しや
られて遠位の方へ動き始める。右プツシヤ棒復帰
ばね70(第5図)と左プツシヤ棒復帰ばね(図
示せず)とにより及ぼされるプレストレス圧縮力
は、ナイフ復帰ばね42により及ぼされるプレス
トレス引張力より小さい。従つて、左軌道20と
右軌道22は、プツシヤ棒50,52と共に動
き、ハウジング全体が組織拘束組立体26に関し
て遠位の方へ前進し、組織拘束組立体26とクリ
ツプ貯蔵組立体18の残部との間で組織28の周
りを閉じて組織をつかむ。ナイフ棒54上の上方
突起55(第4図)は、軌道20と22との間に
形成されたスロツト21(第2図)の近位端を押
圧しているので、ナイフ棒54とナイフブレード
58とは、軌道20,22と共に遠位の方へ移動
する。ナイフ復帰ばね42は、上述のように軌道
20,22の遠位への移動中延ばされるが、然し
組織拘束復帰ばね38は、装置の操作サイクルの
この段階の間延びない。
トリガ16が、ハンドル14に関して閉じられ
た位置の方への径路の約36%握り締められたと
き、組織締付け操作が第16図に示すように完了
する。軌道20と22は、ストツパ15cに当る
ようになる。ハンドル14を更に握り締めると、
プツシヤ棒50と52が、第17図に示すように
軌道20,22に関して遠位の方へ動かされる。
これが右プツシヤ棒復帰ばね70を圧縮し始め、
クリツププツシヤ92が軌道22に関して最遠位
のクリツプ86を前進させ始める。勿論、同じ事
が、器具の左手側に同時に起りつつある。
プツシヤ棒50,52が軌道20,22に関し
て遠位の方へ動き始めた後間もなく、トリガ挿入
体32の上方棒部分33のカム表面44がナイフ
棒54のフランジ56と係合し始める。これがナ
イフ棒54を押し、第17図に示すように組織2
8と組織拘束組立体26の方へ遠位の方へ前進さ
せ始める。ナイフ棒54は、プツシヤ棒50,5
2より大きい速度で前進する。それに応じて、ナ
イフ復帰ばね42が延びる。
第18図に示す段階に達する直前に、ピン46
は、組織拘束棒60(第4図)の近位フランジ6
2に接触する。これにより、棒60と組織拘束組
立体26とが遠位の方へ動き始め、第18図に示
す段階により、組織拘束組立体棒のL字形突起4
5がストツパ15aから距離“d”だけ移動し終
り、組織拘束組立体26が軌道20と22に関し
て同様な距離“d”だけ移動し終るようになる。
組織拘束組立体復帰ばね38(第2図)は、組織
拘束組立体棒60の遠位運動により延ばされる。
そのときクリツプ86が形成され、後述するよ
うに、組織28の周りを閉じ、2つの離間した場
所で組織28を結紮する。組織拘束組立体棒60
と組織拘束組立体26とは、この処置段階の間遠
位の方へ移動し、組織を切断する前に組織を伸ば
すことなく、後述するように、閉じられたクリツ
プ86をクリツプ形成あごから完全に放出できる
ようになる。
トリガ16を更にハンドル14の方へ握り締め
ると、第19図に示すように、ナイフブレード5
8が組織28を管102に対向して切断する。切
断作業の間、ナイフ棒54とブレード58が、組
織拘束組立体26の管102を遠位の方へ押し動
かし、組織拘束組立体棒60をピン46から分離
する。従つて、ピン46はもはや組織拘束組立体
棒60と結合しないが、然しそれにも拘らず、組
織拘束組立体26は、ナイフ棒54とブレード5
8により遠位の方へ押しやられ続ける。2つの閉
じられたクリツプ86が、後述のクリツプ形成ジ
ヨーから完全に放出される。L字形突起45が組
織拘束組立体ストツパ15bと接触するとき、組
織拘束組立体棒60は遠位の方へ移動するのを停
止する。これは、トリガ16が十分に閉じられた
ことに相当する。
トリガ16が、ハンドル14に関して閉じられ
た位置から解放されるとき、器具のすべての構成
要素が、ばね38,42,70により生じた力に
応答してそれらの最初の位置へ復帰する。組織拘
束組立体26は軌道20,22まで近位の方へ動
かず、それによつて組織28とその取付けられた
クリツプ86とを器具10から除去することがで
きる。
第20図には、クリツプ86の誤送給が右軌道
22内で生ずるときナイフブレード58の通過を
阻止する安全機構(以下に詳述する)が示してあ
る。
第21図と第22図には例示的な結紮糸又はク
リツプ86が示されている。各クリツプ86は、
ベース130と該ベース130の夫々の対向端か
ら延びる2つのアーム132と134とを有す
る。各クリツプ86のベース130とアーム13
2,134は共通平面内にある。各クリツプ86
は、アーム132,134の通常は自由端の部分
136,138が弾性的に離れて偏位されるよう
に作られる。横に延びる耳部142,144が、
アーム132,134に沿つて夫々配設されてい
る。各アーム132,134の通常は自由端の部
分136,138の内周にはスロツト146,1
48が夫々設けられている。
物理的に別個の個々のクリツプ86が、例えば
第10図に示すように互に列をなして関連付けら
れるとき、各クリツプ86の耳部142と144
は、直ちに続くクリツプ86内のスロツト14
6,148内に夫々に解放可能に受け入れられて
係合される。各クリツプ86のアーム132,1
34は、器具10の包囲構造体により離れて拡が
ることを防止される。従つて、列内の最遠位のク
リツプ86が後述のように遠位の方向に押される
とき、列内の続くすべてのクリツプ86がそれと
同時に一緒に押される。
抵抗凹み107(第10図)は、最遠位のクリ
ツプ86を前進させるときクリツプの列の残余の
クリツプの前進を減速させ、従つてクリツプの列
から最遠位のクリツプを離脱させるのを助ける。
各クリツプ86のアームの通常は自由端の部分
136と138は、アーム132上の相補的な掛
け金要素132a,132bと、アーム134上
の相補的な掛け金要素134a,134bとを有
する。クリツプ86のアーム132,134を第
22図に示すように一緒に握り締めると、掛け金
要素132aと134aとは互に重なつて組み合
い、同様に掛け金要素132bと134bとは互
に重なつて組み合う。一旦これらの掛け金要素が
組み合うと、これらの掛け金要素が、クリツプ8
6を閉じたまま保持する。掛け金要素132a,
134aの重なりの方向は、掛け金要素132
b,134bの重なりの方向と反対である。この
重なりが、アーム132と134を同一平面に維
持するのを助けることにより、クリツプ86が不
注意により再び開かないように抵抗する。
第23図は、管状導管28が、2つの離間した
場所で結紮されてクリツプ86とクリツプ86と
の中間で分割された後の2つの閉じられたクリツ
プ86の位置を示している。
クリツプ86は、その意図した用途に応じて
種々の大きさをもつのがよい。典型的なクリツプ
は、約10mmの長さと8mmの幅(閉じられる前)を
有するのがよい。顕微手術における若干の用途に
対してはるかに小さいクリツプを使用することが
できる。卵管や輸精管を閉じるなどの他の目的の
ためにはより大きいクリツプを用いるのがよい。
器具10は、適用すべきクリツプに対して適当に
寸法決めされる。
第24図〜第28図には、組織を結紮し分割す
る外科処置の種々の段階の間の器具10の遠位端
特にクリツプ貯蔵組立体18の作用を示してあ
る。外科器具の固定されたジヨーを通して外科ク
リツプ86を押しやることにより外科クリツプ8
6を閉鎖し又は形成することは、“固定されたジ
ヨーを有する外科クリツプ適用装置”という名称
で1982年9月30日に出願され本出願人に譲渡され
た共に係属中の米国特許出願第429249号に詳細に
説明されている。
装置の最初の状態が第24図に示されている。
複数のクリツプ86が、上述のように2つの列を
なして一緒に連結され、左溝114と右溝116
(第12図)の中に配設され、各クリツプ86の
開いた側は、各溝114と116の中に対向して
配置された仮想線で示す一組のジヨー160の方
へ遠位の方向に面している。一組のジヨー160
は、上方部材と下方部材からなり、各溝114と
116の中に配置される。従つて、クリツプ貯蔵
組立体18内には4つのジヨー部材160があ
る。
溝116の中の列内の最遠位のクリツプ86の
ベース130は、最初は、クリツププツシヤ92
と爪110の遠位側にある。溝116の中の他の
すべてのクリツプ86のベース130は、クリツ
ププツシヤ92と爪110の近位側にある。右プ
ツシヤ棒52は、その最近位の位置にあり、この
位置は、トリガ16とハンドル14(第1図)と
が最も離れた位置(即ち、閉じられた位置の方へ
の径路の0%)に対応する。装置の左側は、ここ
では詳述しないが、同様に構成され作用する。
2つのフラグストツプ組立体158,159
は、各々、ナイフブレード58(第3図)に対し
垂直に後述の目的でその両側に配設されている。
クリツプ86が必要とされるとき、結紮される
べき身体の組織28が、第24図に示すように、
組織拘束組立体26の最遠位部分とジヨー160
との間に位置決めされる。トリガ16とハンドル
14を一緒に握り締めると、右プツシヤ棒52が
遠位の方向に駆動される。右プツシヤ棒52が遠
位の方へ移動するにつれて、右クリツププツシヤ
92は、クリツプ位置決め爪110の遠位端を過
ぎて遠位の方へ移動し(第25図と第26図を比
較し、第16図と第17図を参照)、最遠位のク
リツプ86のベース130の近位側に接触し、そ
のクリツプをその溝116に沿つて遠位の方向に
前進させる。列中の他のすべてのクリツプは、最
遠位のクリツプと一緒に押される。左の軌道20
内で器具の左側で同じ処置が行なわれるのは勿論
である。
第26図に示すように、各クリツプのアームが
組織28の各側にあるように、最遠位のクリツプ
86の各アーム132と134は、ジヨー160
の夫々の1つに入る。ジヨー160の各々は、ク
リツプ86のアームを受入れて案内するための縦
ジヨー溝162を有する。ジヨー溝162は、ク
リツプ86を閉じ終るまで、夫々のクリツプ86
を器具内で正しい向きに維持する。
最遠位のクリツプ86のアーム132,134
の通常は自由端の最遠位部分が、集まるジヨー表
面164と接触するとき、クリツプ86が組織2
8上で閉じ始めるようにアーム132と134が
互の方へ撓み又は枢動旋回し始める。アーム13
2と134が互の方へ集まるとき、最遠位のクリ
ツプ86上の耳部142,144は、最遠位の次
のクリツプ86に夫々あるスロツト146,14
8から離脱し、それによつて列内の残りのクリツ
プから最遠位のクリツプ86を離脱させる。離脱
作用の助けとなるように、抵抗凹み107(第1
0図)が、最遠位のクリツプ86のすぐ次の続く
クリツプのアーム132,134と係合し、最延
位の次のクリツプのそれ以上の遠位への移動を阻
止する。最遠位のクリツプの次のクリツプのベー
ス130が爪110の遠位端の遠位側へ移動した
後であるが然しもう1つのクリツプのベース13
0が爪110の遠位端の遠位側へ位動し終る前
に、最遠位クリツプのこの脱離が生ずる。これに
より、器具の各操作サイクルの間、ナイフブレー
ド58の各側でジヨー160まで1つのクリツプ
そして1つだけクリツプを前進させることが保証
される。
トリガ16とハンドル14を一緒に握り締め続
けるとき、右プツシヤ棒52とクリツププツシヤ
92とは、最遠位のクリツプ86をジヨー160
の中へ更に押し入れ続ける。集まるジヨー表面1
64は、最遠位のクリツプ86ののアーム132
と134を一緒に押しやり続ける。
器具10が第27図に示す状態に達するとき、
最遠位のクリツプ86が完全に閉じられ、掛け金
要素132aと132b(第21図)が、掛け金
要素134aと134bと組み合つてクリツプを
閉じたまま保持する。閉じられたクリツプ86
は、組織に不当な損傷を生じさせることなく血行
停止を与えるために十分な圧力を組織28に及ぼ
すのが好ましい。
先行するクリツプが完全に閉じられて溝11
4,116から放出されるまで、もう1つのクリ
ツプ86が溝114と116の何れかの中で前進
させられるのを防ぐために、妨害対抗機構(第7
図、第10図、第10a図)が設けられる。操作
サイクルが始まるとき、フラグ82が、第7図に
示すように且つ第10a図に参照数字82aで示
す傾斜路組立体84に関して配置される。プツシ
ヤ棒52が軌道22に関して前進し始めるとき、
クリツププツシヤ92の遠位端が爪110の遠位
端を過びて遠位の方へ移動した後間もなく、フラ
グ82が第10a図の位置82bへ移動する。こ
の位置82bにおいて、傾斜路組立体84上の掛
け金表面83は、たとえトリガ16を時期尚早に
解放したとしてもフラグ82が近位の方向に引き
込むのを防止する。これが、クリツププツシヤ9
2が爪110の遠位端の近位の位置へ引込むのを
防ぎ、それによつて、プツシヤ92が既に前進さ
せ始めたクリツプが完全に閉じられて器具から放
出される後まで、もう1つのクリツプをピツクア
ツプする。
クリツププツシヤ92が、完全に閉じられたク
リツプを上述のようにジヨー160から放出しつ
つあるとき、フラグ82は、第10a図に位置8
2cで示すように傾斜路組立体84の遠位端の周
囲を過ぎる。閉じられたクリツプの放出に続いて
トリガ16を解放すると、フラグ82は、第10
a図に参照数字82dで部分的に示す傾斜路組立
体84の反対側を横切り、器具の残余の部分がそ
の最初の位置に戻るとき、フラグ82はその最初
の位置82aへ戻る。
前述の説明から、妨害対抗機構81は、装置に
機能不全と妨害を生じさせることのあるクリツプ
の2重送りを防止することがわかる。
第29図において、安全機構100が、クリツ
プ貯蔵組立体18内の遠位の場所に位置決めされ
ている。安全機構100は、組織28(第1図)
が意図された分割点の両側で結紮される前に組織
28が分割されるのを防止する。結紮と分割の外
科処置において、血管のような管状導管は、2つ
の場所の中間で分割される前にこれらの場所でう
まく結紮されることが重要であることが多い。も
しも何れか一方又は両方の結紮が正しく機能しな
いならば、導管からの出血、制御されない流体
(例えば血液)の流れが導管の分割に基いて生ず
るであろう。
安全機構100は実質的に平坦なベース170
を有し、このベース170は、左軌道20と右軌
道22とにより形成された平面に対し垂直で且つ
器具の縦軸線8に平行である。ベース170は、
両方の軌道20,22とナイフ棒54にまたがつ
ている。ベース170は、安全機構の末端の曲げ
により比較的にきれいな表面を維持するのを容易
にするために各側に製造戻り止め172を有す
る。安全機構100のベース170は、内壁91
上に乗つて支えられている。安全機構100は、
軌道20,22に関して静止したままであり、器
具10の操作中遠位の方へ動くことを防止され
る。
クリツプ貯蔵組立体18の縦軸線に沿つて延び
るアーム176,178が、ベース170の両側
に取付けられている。アーム176と178は、
外側へ偏位され、右クリツプ溝114と左クリツ
プ溝116の上方部分の中へ夫々延びている。ア
ーム176と178は、カバー106に近接して
いる。然しながら、外科クリツプ86が溝114
と116の中に配置されるとき、安全機構のアー
ム176と178が、上方クリツプアーム132
と接触し、それによつて中央に配置されたナイフ
棒54とブレード58の方へ内側へ押しやられ
る。
各アーム176と178の自由端は、器具10
の縦軸線8に対し実質的に垂直に曲げられてい
る。安全機構のアーム176又は178の何れか
がカバー106に近接しているとき、ナイフ棒5
4とブレード58の前進を阻止するため下方に延
びるフラグ180と182が、アーム176と1
78の自由端に夫々ある。フラグ180と182
は重なつており、それ故互に他方の作用と干渉し
ない。それは、安全機構の右アーム178に取付
けられたフラグ182を、クリツプ貯蔵組立体1
8内のフラグ180より近位の方に位置決めしう
るように、右アーム178が突出したU字形ヒン
ジ184内で曲げられていることのためである。
然しながら、外れるのを防ぐために、安全機構の
両方のアーム176と178は、同じ突出したU
字形ヒンジ184によつて器具10の最遠位端か
ら実質的に同じ距離でクリツプ86と接触するよ
うになつている。
操作中、クリツプ86が右クリツプ溝116に
沿つて前進するとき、クリツプ86は、安全機構
の右アーム178の自由端を押してナイフ棒54
の方へ動かす。右フラグ182は、ナイフブレー
ド58に真直ぐな径路から前進し、ブレード58
がその前進を続けて組織28と係合できるように
なる。
同様に、クリツプ86が左溝114に沿つて前
進するとき、安全機構の左アーム176は、ナイ
フ棒54の方へ撓められ、左フラグ180を押し
やりナイフブレード58の真直ぐな径路から外へ
動かす。
第30図は、外科クリツプ86が右溝116の
中で誤送給されるときの安全機構100の作用を
示す。安全機構の右アーム178は、カバー10
6に接近したままである。右フラグ182は、そ
の通常は撓められていない位置に留まり、ナイフ
棒54とブレード58の遠位の縁の前進を直ちに
阻止する。勿論、安全機構100は、すべての外
科クリツプ86が器具10からうまく放出された
ときに同様に作用する。従つて、結紮作業がうま
く遂行された後にのみ分割作業を行なうことがで
きる。
特定の操作要件と環境に適合するように変えら
れた他の修正と変更は当業者に明らかであるの
で、本発明は、開示の目的で選択された実施例に
限定されるものと考えるべきでなく、本発明の真
の精神と範囲から離反しないすべての変更と修正
を含むものである。例えば、クリツプ86は、上
述のように生物学的に吸収可能又は吸収不能のプ
ラスチツク状材料から作ることができる。
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