JPS6357362B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6357362B2
JPS6357362B2 JP19771084A JP19771084A JPS6357362B2 JP S6357362 B2 JPS6357362 B2 JP S6357362B2 JP 19771084 A JP19771084 A JP 19771084A JP 19771084 A JP19771084 A JP 19771084A JP S6357362 B2 JPS6357362 B2 JP S6357362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sodium percarbonate
compounds
group
magnesium
magnesium sulfate
Prior art date
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Expired
Application number
JP19771084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6177607A (ja
Inventor
Ken Takyama
Atsushi Sato
Makoto Kusakabe
Hideo Kikuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Nippon Peroxide Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Nippon Peroxide Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd, Nippon Peroxide Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication of JPS6177607A publication Critical patent/JPS6177607A/ja
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  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、酸素系漂白剤として広く用いられて
いる過炭酸ソーダを安定化した組成物に係わるも
のである。 過炭酸ソーダは、特に家庭用の漂白剤として広
く用いられているが、その他洗浄剤、スライム除
去剤、酸素発生剤、除菌剤等としても賞用せられ
ている。 過炭酸ソーダは、酸素系漂白剤の一種である
が、酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤に比し漂白力
は弱いが、染色物、特に染色織物の退色がなく、
又化学繊維の黄変を招来しないという利点があ
り、価格の点からも手頃であり、広く家庭用に用
いられている。 酸素系漂白剤には、この他に過ホウ酸ソーダが
知られており、殴米では広く使用せられている。 然し乍ら、過ホウ酸ソーダは使用温度が60℃以
上と高く、家庭における洗濯及び漂白等の水仕事
を、40℃以下の低い温度で行う我が国の慣習から
は、使用温度の高くない過炭酸ソーダが好まれ、
大量に消費されていると共に、之は排水の汚染を
生じることがなく、公害防止の上からも好ましい
効果を生じさせている。 然し乍ら、過炭酸ソーダは水分に対する安定性
に乏しく、又洗浄剤のビルダーに対して不安定で
あるという欠点を有している。 このため、殴米では漂白剤入り洗剤が大量に販
売使用されて居るが、我が国においては、その開
発が遅れていた。 従来、過炭酸ソーダの成分である過酸化水素の
安定剤として、無機系のマグネシウム化合物、例
えば、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭
酸マグネシウム等が知られていたが、之等の化合
物は過炭酸ソーダに対する安定作用は充分でな
い。 本発明者等は先に下記に述べる()群の化合
物が過炭酸ソーダに対して秀れた安定化効果を有
していることを見出した(特願昭58−170079号)。 () (a) 芳香族炭化水素スルホン酸マグネシ
ウム塩、 (b) アルキル置換芳香族ヒドロキシ炭化水素の
酸化エチレン附加物の硫酸エステルマグネシ
ウム塩、 (c) 脂肪族高級アルコールの硫酸エステルマグ
ネシウム塩、及び (d) 該高級アルコールの酸化エチレン附加物の
硫酸エステルマグネシウム塩、 本発明者等は更に鋭意研究の結果、上記()
の化合物(以下()群化合物という)に対し
て、()群の化合物、即ち、 アルカリ又はアルカリ土類金属の硫酸塩又は塩
酸塩 を配合した混合物で過炭酸ソーダを被覆すること
により、実用化に際して安定化効果と経済性並び
に安全性を求めることが出来ることを見出した。 本発明は、()群及び()群の化合物の内
より、夫々少なくとも1種の化合物を選び、夫等
の混合物で、過炭酸ソーダを被覆せしめて成るこ
とを特徴とする、安定化された過炭酸ソーダ組成
物[但し、()群よりの化合物の選択は各従属
項(a),(b),(c)及び(d)の各項の内より化合物を選択
するものとする]を提供するものである。 上記()(a)の化合物としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン、キユーメ
ン、ナフタレン等のスルホン酸のマグネシウム
塩、又はそのアルカリ塩が界面活性を有すること
で知られる直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼン又
はナフタレンのスルホン酸のマグネシウム塩を用
いることが出来るが、之等の炭化水素の側鎖とし
てのアルキル基としては、上記C1,C2のアルキ
ル基より上記界面活性剤の側鎖アルキル基として
よく用いられているC18程度迄の中間の炭素数を
有するもの、例えばC6のヘキシル基、C12のドデ
シル基を有する化合物なども好ましく用いること
が出来る。 ()(b)の化合物としては、炭素数約C6〜C14
程度のアルキル基の側鎖を有する芳香族ヒドロキ
シ化合物の酸化エチレン附加物の硫酸エステル塩
が好ましく用いられ、例えばノニルフエノールポ
リオキシエチレンエーテル又はオクチルフエノー
ルポリオキシエチレンエーテルの硫酸エステルの
マグネシウム塩等を用いることが出来る。更に上
記の他、之等の化合物の芳香族核にスルホン基の
置換したものを用いることが出来る。ポリオキシ
エチレン基としては、通常の如く約2以上のオキ
シエチレン単位を有するものが用いられる。 ()(c)の化合物に用いられる高級アルコール
としては、C6以上であつて動植物油脂を原料と
する天然高級アルコール並びにオキソ法及びチー
グラー法の合成高級アルコール及び合成第2級ア
ルコールの何れを用いた化合物も好ましく用いる
ことが出来る。 ()(d)の化合物としては、()(c)の化合物
と同じく高級アルコールのポリオキシエチレンエ
ーテル硫酸エステルのマグネシウム塩が用いられ
る。ポリオキシエチレン基としては通常の如く
C2以上の重合鎖のものが用いられる。 ()群の化合物としてはアルカリ金属、アル
カリ土類金属の硫酸塩、塩酸塩が用いられ、アル
カリ金属としてはナトリウム、カリウム、アルカ
リ土類金属としてはマグネシウム、カルシウム等
が用いられるが、特に硫酸ナトリウム、硫酸マグ
ネシウムが好ましく用いられる。 本発明に用いる安定剤は、()群の化合物と
()群の化合物を混合して用いるものであつて、
夫々化合物は単体としても過炭酸ソーダに対して
安定化効果を有しているが、両者の組合せにより
相乗効果を示して夫々を単体として用いたものよ
り優つた効果を示すことが出来る。その配合比は
約10:1〜1:10の範囲で用いられる。 本発明の安定化された過炭酸ソーダ組成物は安
定化効果に秀れ、用いる安定剤が容易に入手出
来、被覆操作も容易に行なうことが出来るので安
価であり、又過酸化物を用いているにかかわらず
化学的に安定で引火、異常分解等の危険はない。 このように本発明安定化組成物は安定であり、
ビルダーとの相容性、ビルダーに対する安定性に
秀れていて、漂白力にも秀れているので、洗剤と
共に用いて洗浄力並びに漂白力に悪影響を生じる
ことなく、秀れた漂白剤入り洗剤を得ることが出
来る。 上記の安定剤を用いて、本発明の過炭酸ソーダ
安定化組成物を得るには、上記安定剤を粉末とし
た後、過炭酸ソーダの乾燥工程の前又は後に之を
添加して被覆を行なうが、之には一般の混合器が
用いられる。又は安定剤を水溶液として、過炭酸
ソーダの製造工程より得られた過炭酸ソーダ結晶
又は顆粒に、噴霧又は散布し、混合した後乾燥す
る方法を用いることが出来るが、安定化剤を均一
に分散させることが出来れば、如何なる方法を用
いてもよい。安定剤は過炭酸ソーダに対して1〜
10重量%の量で用いられる。 以下に、本発明により得られた安定化組成物の
安定度試験の試験結果を実施例として示す。 実施例 乾燥した過炭酸ソーダ(有効酸素13.5%)に安
定剤の水溶液を散布混合した後80℃で1時間乾燥
し、得られた過炭酸ソーダ組成物9gに対し合成
ゼオライト1gを混合し、之を温度65℃、相対湿
度80%の条件下に48時間放置した後、有効酸素残
存率をヨード滴定法により測定した。 猶比較のため、安定剤を含まない過炭酸ソーダ
単体及び夫々の安定剤を単品で用いたものに就い
て同じ試験を行つた。結果を比較例として第1表
に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 過炭酸ソーダを、下記に示す()群及び
    ()群の内より、夫々少なくとも1種の化合物
    を選び、夫等の混合物で、被覆せしめて成ること
    を特徴とする、安定化された過炭酸ソーダ組成物
    [但し()群よりの化合物の選択は、各従属項
    (a),(b),(c)及び(d)の各項の内より化合物を選択す
    るものとする]。 () (a) 芳香族炭化水素スルホン酸マグネシ
    ウム塩、 (b) アルキル置換芳香族ヒドロキシ炭化水素の
    酸化エチレン附加物の硫酸エステルマグネシ
    ウム塩、 (c) 脂肪族高級アルコールの硫酸エステルマグ
    ネシウム塩、及び (d) 該高級アルコールの酸化エチレン附加物の
    硫酸エステルマグネシウム塩、 () アルカリ又はアルカリ土類金属の硫酸塩
    又は塩酸塩。
JP19771084A 1984-09-20 1984-09-20 安定化された過炭酸ソ−ダ組成物 Granted JPS6177607A (ja)

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JPS6177607A JPS6177607A (ja) 1986-04-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2841211B2 (ja) * 1989-07-06 1998-12-24 東海電化工業株式会社 過炭酸ナトリウムの安定化方法
DE59301882D1 (de) * 1992-10-16 1996-04-18 Solvay Interox Gmbh Durch Beschichtung stabilisierte Natriumpercarbonate
DE4315380A1 (de) * 1993-05-08 1994-11-10 Solvay Interox Gmbh Stabilisierte Alkalimetallperoxosalze und Verfahren zu deren Herstellung
GB2313368B (en) * 1996-02-29 2000-06-14 Oriental Chem Ind Process for manufacturing granular sodium percarbonate
US10483608B2 (en) 2015-04-09 2019-11-19 Cts Corporation RF dielectric waveguide duplexer filter module

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