JPS635549B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS635549B2
JPS635549B2 JP57105014A JP10501482A JPS635549B2 JP S635549 B2 JPS635549 B2 JP S635549B2 JP 57105014 A JP57105014 A JP 57105014A JP 10501482 A JP10501482 A JP 10501482A JP S635549 B2 JPS635549 B2 JP S635549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
bit
drilling
button
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57105014A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58222289A (ja
Inventor
Yoneo Hiwasa
Toshiaki Nakayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP10501482A priority Critical patent/JPS58222289A/ja
Publication of JPS58222289A publication Critical patent/JPS58222289A/ja
Publication of JPS635549B2 publication Critical patent/JPS635549B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、略半球状の刃先を有するボタン型ロ
ツクビツトに係り、削岩機により岩盤に発破孔、
その他の孔を穿孔する際に使用されるロツクビツ
トに関するものである。
一般に、石灰岩等の軟岩に発破孔、その他の孔
を穿孔する際には、第1図に示すように山形刃先
を有する4枚の硬質金属刃体を十文字型、或いは
X型に配設してなるいわゆるブレードビツトが使
用されている。
しかしながら近年ますます穿孔速度向上に対す
る要望が強く、高能率穿孔を目指して高出力、高
能率の油圧式削岩機が導入され、ロツクビツトも
ボタン型のロツクビツト、即ちボタンビツトに変
更されつつある。
これは、ボタンビツトが従来のブレードビツト
に比して、岩盤との多くの接触点を持ち、効率良
い破砕が達成されるためであり、同一穿孔条件で
は約10〜20%の穿孔速度の向上が一般には得られ
ている。
しかるに、従来使用されているボタンビツトは
第2図ないし第3図に示すように一端が略半球状
の円筒形のタングステンカーバイト超硬合金等の
硬質金属を刃体aとして、これを鋼製のビツト本
体bの頭部Cに複数個圧入等のしばり嵌めで配設
固着しているが、ビツト頭部に植設されている硬
質金属刃体の円筒部径をDφとすれば、頭部台金
表面よりの刃先先端までの寸法、すなわち、刃先
の突出し高さHは0.4〜0.5D、そして刃先の形状
は、その半径が約0.5Dである略半球状であるこ
とはすでに周知のことである。
また、打撃穿孔は、削岩機よりの打撃エネルギ
ーがロツドを介してビツトに伝達され、このエネ
ルギーにより刃先直下の岩盤が破砕され、これを
連続して行なうと同時に発生する破砕屑を破砕面
よりくり粉溝d等を介して孔外へと排出しながら
孔を穿つ方法である。
従つて、ビツトにより穿孔速度を向上させるに
は、効率良い破砕がなされる刃先形状及び破砕屑
を再度破砕することのないように、常に新しい岩
盤面を刃先直下に露呈するような破砕屑の効率的
な排出が必須条件となつている。
そこでボタンビツトには、上記破砕屑を排出す
るためにブローホールe及び破砕屑の排出を容易
にするためビツト頭部Cの周辺部に適当な間隔で
軸方向にくり粉溝dが設けられている。従つて破
砕屑の排出の難易は、くり粉溝d、ブローホール
e及び刃体aの位置関係の影きようもあるが、第
1図に示した従来のブレードビツトが山形刃で、
しかもその両端面にくり粉溝が設けられているこ
とに比して、第2図ないし第3図に示したボタン
ビツトの場合、破砕屑のくり粉溝まで移動距離が
長く、それ故に刃先の突出し高さHが大きく影き
ようすることが判つた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、ビツトの刃先形状及び刃先の突出し高さ以外
の穿孔条件を一定にして、穿孔速度を向上させる
とともに高能率穿孔を可能としたロツクビツトを
提供するものである。
以下、本発明による実施例を第4図ないし第1
1図にもとづいて詳細に説明する。
第4図ないし第5図は、本発明によるボタンビ
ツト1の刃先形状及び刃先の突出し高さを広範囲
に亘つて変化させた場合の穿孔速度に及ぼす影き
ようを示す図であり、この場合のボタンビツトは
一般に使用されているものと同様に、Co含有量
9%、硬度HRA88で12mmφの超硬合金を刃体とし
た75mmφのボタンビツトを用いて試験を行なつた
ものである。
すなわち、第4図はボタンビツト1の刃先形状
が第6図ないし第7図に示すように、略円錐状の
場合の刃先のRの大きさと穿孔速度との関係図で
あり、刃先の突出し高さ号H=0.7Dの場合、刃
先Rが小さくなるにつれて穿孔速度は向上する
が、ある大きさ以下では穿孔速度の向上は飽和し
てしまう。これは穿孔速度を6m穿孔する間の平
均速度を採用しているため、刃先を鋭利にした場
合、穿孔初期の段階で刃先の急速な摩耗や微少欠
損が発生し、6m穿孔する間の実質上の刃先Rは
最初のRよりも大きなRとなるからである。従つ
てあまり刃先Rを鋭利にすることは意味がない。
ここで、石灰岩と砂岩の場合、この飽和点の刃先
Rの大きさが異なるが、これは対象岩石の強度及
び摩耗性の差異と考えられる。また刃先が平担な
場合における試験結果も第4図とほぼ同一傾向を
示すことが判つた。
つぎに第5図はボタンビツト1の刃先形状が略
円錐状の場合の刃先突出し高さHと穿孔速度との
関係図であり、刃先R=0.2Dの場合刃先の突出
し高さの増大に比例して、穿孔速度も向上するが
ある高さで飽和してしまう。これは穿孔条件によ
り、破砕効率が決まり、すなわち単位時間に発生
する破砕屑の量も決るので、その量に対応して、
これを配砕面より、有効且つ円滑に排出するため
のビツト頭部台金表面と、刃先先端の間隔、すな
わち、刃先の突出し高さもおのずから決まつてし
まう。
但し、必要以上に高くすることは第5図の結果
が示すとうり、穿孔中に加わる負荷による刃先の
折損を誘起することになり得策とはいえない。
同様な試験を刃先形状略山形のボタンビツトに
ついて、その刃先のRの大きさ、あるいは平担な
幅、及び突出し高さの穿孔速度への影きように関
して行なつたが、上述した略円錐状刃先の場合と
ほぼ同じような傾向を示す結果が得られた。
第8図ないし第11図は本発明によるボタンビ
ツトの刃先形状を示す他の実施例である。
上述したように本発明によれば、第4図ないし
第5図の試験結果に示すように、対象岩石が硬質
なほど刃先の突出し高さHを低目にし、そして刃
先はRの場合は大きなR、平担な場合は大きな幅
を採用し、一方軟質岩の場合はこれらの条件とは
逆に刃先の突出し高さHを高めに、刃先Rは小さ
くする等すれば、刃先の折損事故もなく、高能率
の穿孔速度が得られる。
以上詳細に説明したように、本発明のロツクビ
ツトによれば、穿孔装置を油圧式削岩機のような
高能率ではあつても投資額の大きな装置に変更す
ることなく、従来の装置を使用して、ビツトの刃
先を変えることにより、高い穿孔能率を達成する
ことが可能であり、その効果は顕著である。また
本発明によるロツクビツトは高能率の油圧式削岩
機に対して用いても、より一層高い穿孔能率を得
ることが可能である。
なお、本発明は添付した図面にもとづいて詳述
した範囲に限定するものではなく、本発明による
主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり
しかも他の形式のビツト等にも適用されることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブレード型ビツトにおける穿孔
時の破砕屑の流れを示す説明図、第2図ないし第
3図は従来の実施例を示すボタンビツトの説明図
及び断面図、第4図は本発明によるボタンビツト
の刃先Rと穿孔速度との関係図、第5図は本発明
によるボタンビツトの刃先突出し高さと穿孔速度
との関係図、第6図ないし第7図は本発明による
一実施例を示すボタンビツトの斜視図及び断面
図、第8図ないし第11図は本発明によるボタン
ビツトの他の実施例を示す上面図及び側面図であ
る。 1……ボタンビツト、a……刃体、b……ビツ
ト本体、c……ビツト頭部、d……くり粉溝、e
……ブローホール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボタン型のロツクビツトであるボタンビツト
    において、該ボタンビツト頭部に植設された硬質
    金属刃体の刃先形状を略円錐状、山形状、或いは
    多角形状とし、前記刃先のビツト頭部台金よりの
    突出し高さを、刃体のビツト頭部台金への植え込
    み径Dに対し0.6〜1.0Dとし、前記ロツクビツト
    頭部に植設された硬質金属刃体の刃先Rを0.35D
    以下としたことを特徴とするロツクビツト。
JP10501482A 1982-06-18 1982-06-18 ロツクビツト Granted JPS58222289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10501482A JPS58222289A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 ロツクビツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10501482A JPS58222289A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 ロツクビツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58222289A JPS58222289A (ja) 1983-12-23
JPS635549B2 true JPS635549B2 (ja) 1988-02-04

Family

ID=14396207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10501482A Granted JPS58222289A (ja) 1982-06-18 1982-06-18 ロツクビツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58222289A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272306A (en) * 1975-12-15 1977-06-16 Tsukamoto Seiki Kk Method of implanting very hard edge piece of insert bit
JPS5659992A (en) * 1979-10-04 1981-05-23 Sandvik Ab Rock drill

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612218Y2 (ja) * 1981-04-30 1986-01-24

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272306A (en) * 1975-12-15 1977-06-16 Tsukamoto Seiki Kk Method of implanting very hard edge piece of insert bit
JPS5659992A (en) * 1979-10-04 1981-05-23 Sandvik Ab Rock drill

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58222289A (ja) 1983-12-23

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