JPS635466Y2 - - Google Patents
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- JPS635466Y2 JPS635466Y2 JP1984186538U JP18653884U JPS635466Y2 JP S635466 Y2 JPS635466 Y2 JP S635466Y2 JP 1984186538 U JP1984186538 U JP 1984186538U JP 18653884 U JP18653884 U JP 18653884U JP S635466 Y2 JPS635466 Y2 JP S635466Y2
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Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、主として猫や犬等のペツト用に使
用されるトイレに関する。
用されるトイレに関する。
[従来の技術]
猫や犬等のペツト用トイレとして、箱に砂や紙
の細片あるいはパルプ等を入れ、これ等に小便を
吸収されるものが使用されている。しかしなが
ら、このトイレは、砂等をほとんど毎日交換しな
ければ悪臭がでる為、取り扱いに著しく手間が掛
かる。
の細片あるいはパルプ等を入れ、これ等に小便を
吸収されるものが使用されている。しかしなが
ら、このトイレは、砂等をほとんど毎日交換しな
ければ悪臭がでる為、取り扱いに著しく手間が掛
かる。
この欠点を除くトイレとして、底から多少離し
て網状のスノコを張つたトイレが開発された。こ
のトイレは、スノコの上に、吸水性の小石や砂を
敷き、小便を小石や砂に給水させると共に、吸水
されない小便を網の下に流下させて溜める構造で
ある。
て網状のスノコを張つたトイレが開発された。こ
のトイレは、スノコの上に、吸水性の小石や砂を
敷き、小便を小石や砂に給水させると共に、吸水
されない小便を網の下に流下させて溜める構造で
ある。
又、外箱の上に、浅い内箱を嵌着し、外箱と内
箱との間に小便の溜室を設け、内箱内に吸水性の
小石等を入れて使用する猫用便器も開発されてい
る(実開昭56−101763号公報)。この猫用便器は、
内箱の底に凹部を設け、この凹部に多数の小孔を
穿設して、小石に吸水されない小便を溜室に流下
させている。
箱との間に小便の溜室を設け、内箱内に吸水性の
小石等を入れて使用する猫用便器も開発されてい
る(実開昭56−101763号公報)。この猫用便器は、
内箱の底に凹部を設け、この凹部に多数の小孔を
穿設して、小石に吸水されない小便を溜室に流下
させている。
これ等のトイレは、吸水部材を透過した小便
を、吸水部材から滴下させて溜めることができる
為、毎日のように砂や小石等の吸水部材を交換す
る必要はないが、悪臭の発生を効果的に阻止でき
なかつた。悪臭の原因は、小便で小石や砂がべと
べとに濡れるため、小石や砂の小便が気化して悪
臭を出す為である。悪臭の発生を防止するには、
小便が、砂や小石等の吸水部材をスムーズかつ迅
速に透過して、吸水部材の小便吸水量を極減する
ことが必要である。
を、吸水部材から滴下させて溜めることができる
為、毎日のように砂や小石等の吸水部材を交換す
る必要はないが、悪臭の発生を効果的に阻止でき
なかつた。悪臭の原因は、小便で小石や砂がべと
べとに濡れるため、小石や砂の小便が気化して悪
臭を出す為である。悪臭の発生を防止するには、
小便が、砂や小石等の吸水部材をスムーズかつ迅
速に透過して、吸水部材の小便吸水量を極減する
ことが必要である。
従来の動物用便器が、吸水部材の水分吸着量を
減少できない最大の原因は、吸水部材を上から下
に透過した小便が底でスムーズに滴下できず、底
で拡散する為である。例えば、網材の上に吸水部
材が載せられる従来のスノコは、全体に渡つて無
数の通水孔が穿設されるので、小石等の吸水部材
を透過した小便がスムーズに滴下するかに思われ
るが、実際には無数の網目に表面張力で小便が水
膜を張つて滴下せず、更に困つたことに、この小
便の網はスノコの網目を伝わつて次々と拡散して
スノコからの滴下を阻害すると共に、網目に沿つ
て拡散した小便、毛管現象の作用で上に載せられ
た小石に吸い上げられて付近の小石を濡らし、吸
水部材が多量の小便を吸着する欠点がある。
減少できない最大の原因は、吸水部材を上から下
に透過した小便が底でスムーズに滴下できず、底
で拡散する為である。例えば、網材の上に吸水部
材が載せられる従来のスノコは、全体に渡つて無
数の通水孔が穿設されるので、小石等の吸水部材
を透過した小便がスムーズに滴下するかに思われ
るが、実際には無数の網目に表面張力で小便が水
膜を張つて滴下せず、更に困つたことに、この小
便の網はスノコの網目を伝わつて次々と拡散して
スノコからの滴下を阻害すると共に、網目に沿つ
て拡散した小便、毛管現象の作用で上に載せられ
た小石に吸い上げられて付近の小石を濡らし、吸
水部材が多量の小便を吸着する欠点がある。
又、吸水部材が水平の底に置かれた場合も、吸
水部材を透過した小便が底からスムーズに滴下せ
ず、水平の底に沿つて拡散し、これが上の吸水部
材に吸着されることに変わりはない。
水部材を透過した小便が底からスムーズに滴下せ
ず、水平の底に沿つて拡散し、これが上の吸水部
材に吸着されることに変わりはない。
吸水部材に多量の小便が吸着されると、吸水部
材は上面が外気に開放されているので、これが気
化して悪臭の原因となつた。更に困つたことに、
動物は一日に数回小便をするが、小便と小便の間
で吸水部材に吸着された水分は相当量気化され、
再び小便の吸着能力を快復するので、小便の毎に
多数の小便が吸水部材に吸着されて、著しい悪臭
の原因となつている。
材は上面が外気に開放されているので、これが気
化して悪臭の原因となつた。更に困つたことに、
動物は一日に数回小便をするが、小便と小便の間
で吸水部材に吸着された水分は相当量気化され、
再び小便の吸着能力を快復するので、小便の毎に
多数の小便が吸水部材に吸着されて、著しい悪臭
の原因となつている。
理想の動物用便器は、吸着部材が全く小便を吸
水せず、総ての小便を下方の溜室に滴下し、かつ
吸水部材が溜室を外気から遮断し、溜室で気化す
る小便を吸水部材が全て吸着するものである。こ
の状態を完全に満足することはできないが、いか
にこの状態に近付けられるかで、悪臭のないトイ
レが実現できる。
水せず、総ての小便を下方の溜室に滴下し、かつ
吸水部材が溜室を外気から遮断し、溜室で気化す
る小便を吸水部材が全て吸着するものである。こ
の状態を完全に満足することはできないが、いか
にこの状態に近付けられるかで、悪臭のないトイ
レが実現できる。
ところで、水平なスノコの周囲3方を囲み、ス
ノコの下方に排水口に向かつて下り勾配の床面を
形成し、排水口の下方に滴下する小便の処理用引
出を設けた動物用の便器も開発されている(実開
昭52−154484号公報)。
ノコの下方に排水口に向かつて下り勾配の床面を
形成し、排水口の下方に滴下する小便の処理用引
出を設けた動物用の便器も開発されている(実開
昭52−154484号公報)。
しかしながら、この便器は、小便の溜室となる
処理用引出を小石等の吸水部材で閉塞しない為、
悪臭の発生を効果的に阻止できない欠点があつ
た。
処理用引出を小石等の吸水部材で閉塞しない為、
悪臭の発生を効果的に阻止できない欠点があつ
た。
[この考案の目的]
この考案は、従来の欠点を除去することを目的
に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
悪臭の発生を極減でき、しかも小石や砂等の吸水
部材の交換、洗浄時期が延期でき、保守が簡単で
経済的であるペツト用のトイレを提供するにあ
る。
に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
悪臭の発生を極減でき、しかも小石や砂等の吸水
部材の交換、洗浄時期が延期でき、保守が簡単で
経済的であるペツト用のトイレを提供するにあ
る。
[目的を達成する為の手段]
この考案のペツト用のトイレは、上方が開口さ
れた排便室と、この排便室の下方に位置し、開閉
自在に閉塞された溜室とからなり、溜室と排便室
とは排水口が開口された底で区画されており、底
の上に無数の空隙を有する吸水部材が充填されて
使用される。
れた排便室と、この排便室の下方に位置し、開閉
自在に閉塞された溜室とからなり、溜室と排便室
とは排水口が開口された底で区画されており、底
の上に無数の空隙を有する吸水部材が充填されて
使用される。
底は、排水口に向かつて下り勾配に傾斜される
と共に、流下方向に向かつて流水溝が設けられて
おり、この流水溝は排水口に連通されている。
と共に、流下方向に向かつて流水溝が設けられて
おり、この流水溝は排水口に連通されている。
[作用、効果]
この考案のペツト用のトイレは、排便室の底
が、排水口に向かつて下り勾配に傾斜すると共
に、流下方向に向かつて流水溝が設けられ、更
に、この流水溝が排出口に連通している。この
為、小石や砂等の吸水部材を通り抜けた小便は、
排便室の底上面の流水溝に沿つて、スムーズにし
かも短時間で速く排水口に流下する。
が、排水口に向かつて下り勾配に傾斜すると共
に、流下方向に向かつて流水溝が設けられ、更
に、この流水溝が排出口に連通している。この
為、小石や砂等の吸水部材を通り抜けた小便は、
排便室の底上面の流水溝に沿つて、スムーズにし
かも短時間で速く排水口に流下する。
即ち、本願のトイレは、吸水部材を通過して底
に流下した猫等の小便が、排便室の底で周囲に拡
散することなく、下り勾配の底面とこれに設けら
れた流水溝に沿つて排水口に向かつてスムーズに
しかも迅速に流下し、排水口から溜室に落下す
る。
に流下した猫等の小便が、排便室の底で周囲に拡
散することなく、下り勾配の底面とこれに設けら
れた流水溝に沿つて排水口に向かつてスムーズに
しかも迅速に流下し、排水口から溜室に落下す
る。
ところで、多数の排水口から少量ずつ小便を滴
下するよりは、小便の拡散を防止して単一の排水
口に多量の小便を集めて滴下するのが、スムーズ
にしかも残らず排水できる。この考案のトイレ
は、吸水部材が置かれる排便室の底が下り勾配の
傾斜面に形成されることに加えて、ここに流水溝
が設けられているので、吸水部材を透過した底の
上面に流下した小便の拡散が防止され、特定の排
水口に多量の小便を集めて残らず滴下できる特長
がある。この為、吸水部材が小便を吸水する量が
非常に少なく、吸水部材からの悪臭発生が防止で
きる。このことは、吸水部材の交換や洗浄手間を
著しく簡素化するばかりでなく、数回しか使用で
きない吸水部材の使用期間を延長して維持経費を
低減できる効果もある。
下するよりは、小便の拡散を防止して単一の排水
口に多量の小便を集めて滴下するのが、スムーズ
にしかも残らず排水できる。この考案のトイレ
は、吸水部材が置かれる排便室の底が下り勾配の
傾斜面に形成されることに加えて、ここに流水溝
が設けられているので、吸水部材を透過した底の
上面に流下した小便の拡散が防止され、特定の排
水口に多量の小便を集めて残らず滴下できる特長
がある。この為、吸水部材が小便を吸水する量が
非常に少なく、吸水部材からの悪臭発生が防止で
きる。このことは、吸水部材の交換や洗浄手間を
著しく簡素化するばかりでなく、数回しか使用で
きない吸水部材の使用期間を延長して維持経費を
低減できる効果もある。
ちなみに、本考案者の実験結果は下記の通りで
あつた。
あつた。
本考案と従来のトイレとに、平均粒子径が3〜
6mmの沸石、1.5Kgを充填し、従来のトイレと本
願考案のトイレとで、吸水部材である沸石にどの
程度供給水が吸水されるかを比較試験した。
6mmの沸石、1.5Kgを充填し、従来のトイレと本
願考案のトイレとで、吸水部材である沸石にどの
程度供給水が吸水されるかを比較試験した。
本願の考案のトイレは、第1図と第2図に示す
ように、中央の排水口に向かつて底を約5度の下
り勾配に傾斜し、底の傾斜面に小便の流下方向に
向けて多数の排水溝を設けたものを使用した。
ように、中央の排水口に向かつて底を約5度の下
り勾配に傾斜し、底の傾斜面に小便の流下方向に
向けて多数の排水溝を設けたものを使用した。
従来のスノコ便器は、底に沸石が落ちない網目
の網を平面状に張つたものを使用した。
の網を平面状に張つたものを使用した。
又、従来の凹部排水口便器は、排便室の床板に
6条の凹部が設けられ、各凹部に8個の排水口が
穿設されたものを使用した。
6条の凹部が設けられ、各凹部に8個の排水口が
穿設されたものを使用した。
これ等3つの便器は、排便室の開口部を正方形
ないし長方形とし、開口面積を1120〜1400cm2の範
囲にして、測定条件をほぼ同一とした。
ないし長方形とし、開口面積を1120〜1400cm2の範
囲にして、測定条件をほぼ同一とした。
各便器への給水状態は、一回に500c.c.の水を1
分間で注水し、注水完了後1分経過した後の排水
量を測定した。又、1〜5回目の測定は、ほぼ等
しい時間間隔で行ない、約30分で5回の実験を完
了した。
分間で注水し、注水完了後1分経過した後の排水
量を測定した。又、1〜5回目の測定は、ほぼ等
しい時間間隔で行ない、約30分で5回の実験を完
了した。
第7図の実験結果は、500c.c.の水を、排便室の
4隅とその中間の各1点、合計8ケ所に均等に1
分間で注水したときの排水量を示す。
4隅とその中間の各1点、合計8ケ所に均等に1
分間で注水したときの排水量を示す。
第8図の実験結果は、500c.c.の水を、排便室の
ひとつの隅に集中して、1分間で注水したときの
排水量を示す。
ひとつの隅に集中して、1分間で注水したときの
排水量を示す。
以上の実験に於て、吸水部材の全面に給水せ
ず、特定の点に限つて注水したのは、猫が決まつ
た1ケ所に排便する状態に近似させる為である。
ず、特定の点に限つて注水したのは、猫が決まつ
た1ケ所に排便する状態に近似させる為である。
第7図と第8図の実験に於て、本考案のトイレ
と従来の便器とには同一の条件で注水して排水量
を測定した。
と従来の便器とには同一の条件で注水して排水量
を測定した。
第7図に於て、従来のスノコ便器は、3回の実
験で本考案のトイレと著しい差が認められたの
で、その後実験を中止した。
験で本考案のトイレと著しい差が認められたの
で、その後実験を中止した。
第7図から明らかなように、この考案のトイレ
は、5回の総量で2500c.c.の水を給水し、2126c.c.も
排水され、この間にわずか375c.c.の水が吸水部材
に吸水されたに過ぎない。これに対し、従来のス
ノコ便器は3回1500c.c.の注水で830c.c.の水分が沸
石に吸水され、更に、従来の凹部排水口便器は、
5回、2500c.c.の注水で670c.c.と本願考案のトイレ
の約2倍もの水が沸石に吸水された。
は、5回の総量で2500c.c.の水を給水し、2126c.c.も
排水され、この間にわずか375c.c.の水が吸水部材
に吸水されたに過ぎない。これに対し、従来のス
ノコ便器は3回1500c.c.の注水で830c.c.の水分が沸
石に吸水され、更に、従来の凹部排水口便器は、
5回、2500c.c.の注水で670c.c.と本願考案のトイレ
の約2倍もの水が沸石に吸水された。
又、第8図に示すように、1ケ所に集中して注
水した場合、本願考案のトイレは、5回、2500c.c.
の注水に対してわずか75c.c.しか沸石に注水され
ず、従来の凹部排水口便器は、5回、2500c.c.の注
水に対して150c.c.と2倍の水が沸石に吸水された。
水した場合、本願考案のトイレは、5回、2500c.c.
の注水に対してわずか75c.c.しか沸石に注水され
ず、従来の凹部排水口便器は、5回、2500c.c.の注
水に対して150c.c.と2倍の水が沸石に吸水された。
以上の実数値は、本願のトイレが、沸石を通り
すぎた水の優れた排水能力を実証し、沸石の小便
吸着による悪臭防止効果を実証している。
すぎた水の優れた排水能力を実証し、沸石の小便
吸着による悪臭防止効果を実証している。
[好ましい実施例]
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図に示すペツト用のトイレは、水平断面方
形状に形成された内箱1と外箱2とからなり、内
箱1には、沸石や砂のように、無数の空隙に吸水
できる吸水部材3が充填される。
形状に形成された内箱1と外箱2とからなり、内
箱1には、沸石や砂のように、無数の空隙に吸水
できる吸水部材3が充填される。
内箱1は、上方が開口された排便室4を形成
し、底の中央に排水口5が開口されている。
し、底の中央に排水口5が開口されている。
内箱1の底6は、小便がスムーズに早く流下す
るように、排水口に向かつて下り勾配に傾斜され
ている。底6の傾斜角は、これが大きい程、小便
はスムーズに迅速に排水口5に流下する。ところ
が、傾斜角が大きいと、内箱1の周囲が浅くな
る。猫は、内箱1の周囲に小便やふんをする習性
があるが、このとき、沸石や砂を掘る。従つて、
内箱1の周縁部分も一定以上の深さが必要であ
る。従つて、周縁部の深さ、充填される吸水部材
の量、内箱の大きさ、小便の流下速度等を考慮し
て、底6の傾斜角度は、通常3〜45度、好ましく
は、4〜30度程度に決定される。
るように、排水口に向かつて下り勾配に傾斜され
ている。底6の傾斜角は、これが大きい程、小便
はスムーズに迅速に排水口5に流下する。ところ
が、傾斜角が大きいと、内箱1の周囲が浅くな
る。猫は、内箱1の周囲に小便やふんをする習性
があるが、このとき、沸石や砂を掘る。従つて、
内箱1の周縁部分も一定以上の深さが必要であ
る。従つて、周縁部の深さ、充填される吸水部材
の量、内箱の大きさ、小便の流下速度等を考慮し
て、底6の傾斜角度は、通常3〜45度、好ましく
は、4〜30度程度に決定される。
第2図と第3図に示す如く、小便が拡散せずに
スムーズに排水口5に向かつて流下するように、
内箱1の底6に、小便の流下方向に向かつて流水
溝7が設けられている。
スムーズに排水口5に向かつて流下するように、
内箱1の底6に、小便の流下方向に向かつて流水
溝7が設けられている。
第3図に示すように、流水溝7の底に排水口5
が開口される。排水口5は、流水溝7内の吸水部
材である沸石等で閉塞されないのがよい。従つ
て、流水溝7の横断面形状は、底部がなるべく鋭
角な下窄み状に形成するのがよい。
が開口される。排水口5は、流水溝7内の吸水部
材である沸石等で閉塞されないのがよい。従つ
て、流水溝7の横断面形状は、底部がなるべく鋭
角な下窄み状に形成するのがよい。
この場合、流水溝7の谷底に沿つて、細長い排
水口5Aを穿設することも可能である。谷底の排
水口5Aは、内箱1の外周部を除く中央部分に開
口されるのが良い。内箱1の外周は、ペツトが沸
石や砂を掘つて底が表出することも考えられるの
で、この状態で、排水口5を通つて溜室の小便が
気化して悪臭を出すのを阻止する為に、排水口5
Aは中央部分に開口されるのがよい。
水口5Aを穿設することも可能である。谷底の排
水口5Aは、内箱1の外周部を除く中央部分に開
口されるのが良い。内箱1の外周は、ペツトが沸
石や砂を掘つて底が表出することも考えられるの
で、この状態で、排水口5を通つて溜室の小便が
気化して悪臭を出すのを阻止する為に、排水口5
Aは中央部分に開口されるのがよい。
谷底に沿う細長状の排水口5Aは、谷底を流下
する小便を溜室8にスムーズに滴下することに加
えて、塵やペツトのふん、あるいは吸水部材の破
片等で詰まるのを防止して、保守を簡素化でき
る。
する小便を溜室8にスムーズに滴下することに加
えて、塵やペツトのふん、あるいは吸水部材の破
片等で詰まるのを防止して、保守を簡素化でき
る。
排水口5,5Aは、小便は通過できるが、吸水
部材が落下しない大きさに形成される。
部材が落下しない大きさに形成される。
第4図ないし第6図に示す内箱1は、底に複数
個の排水口5が開口され、それぞれの排水口5に
向かつて底6が下り勾配に傾斜している。
個の排水口5が開口され、それぞれの排水口5に
向かつて底6が下り勾配に傾斜している。
但し、これ等の図面はトイレの概略を示し、流
水溝を示していない。
水溝を示していない。
第5図の内箱の底6は、碁盤格子状に区画され
た区画域の中央に排水口5が開口され、それぞれ
の区画領域が排水口5に向かつて下り勾配に傾斜
されている。
た区画域の中央に排水口5が開口され、それぞれ
の区画領域が排水口5に向かつて下り勾配に傾斜
されている。
第6図の内箱の底6は、波形に形成され、細長
い排水口5が格子状に並べられており、各列の排
水口5に向かつて下り勾配に傾斜されている。
い排水口5が格子状に並べられており、各列の排
水口5に向かつて下り勾配に傾斜されている。
内箱1は、これが隙間なく外箱2内に嵌着でき
るように、下窄みテーパー状に形成され、開口部
が外周に向けて折曲されている。
るように、下窄みテーパー状に形成され、開口部
が外周に向けて折曲されている。
外箱2は、嵌着されて内箱1との間に小便の溜
室8が形成されるように、内箱1よりも深く形成
され、かつ、内形が内箱1の外形にほぼ等しく形
成されている。
室8が形成されるように、内箱1よりも深く形成
され、かつ、内形が内箱1の外形にほぼ等しく形
成されている。
溜室8は、ここに脱臭剤9が充填でき、かつ所
要量の小便が貯えられるように、高さが数cm以上
に形成される。脱臭剤9は、簡単に出し入れでき
るように、網袋10に充填されている。
要量の小便が貯えられるように、高さが数cm以上
に形成される。脱臭剤9は、簡単に出し入れでき
るように、網袋10に充填されている。
脱臭剤9には、粒自体に無数の空隙がある粒
材、例えば、沸石や活性炭等が使用できる。
材、例えば、沸石や活性炭等が使用できる。
溜室8は、ここに貯えられた小便が内箱1を外
さずに排出できるように、外箱2の底に排便口1
1が開口されている。排便口11は、開閉自在な
弁、例えば脱着蓋12で密閉されている。
さずに排出できるように、外箱2の底に排便口1
1が開口されている。排便口11は、開閉自在な
弁、例えば脱着蓋12で密閉されている。
排便口11は、溜つた小便がスムーズに排出で
きるように、第2図に示す如く、外箱2の隅角面
取部に設けられている。
きるように、第2図に示す如く、外箱2の隅角面
取部に設けられている。
[使用方法]
排便口11を塞ぎ、溜室8に脱臭剤9を充填し
て外箱2内に内箱1を嵌着する。内箱1の排便室
4に、沸石又は砂等の吸水部材3を敷く。この状
態で猫や犬が小便をすると、小便は吸着部材3を
通つて落下し、更に底6の下り勾配面の流水溝7
に沿つて流下して排水口5,5Aから溜室8に滴
下する。何回か小便をすると、溜室8に相当量の
小便が溜り、吸水部材3にも多少小便が吸水され
る。
て外箱2内に内箱1を嵌着する。内箱1の排便室
4に、沸石又は砂等の吸水部材3を敷く。この状
態で猫や犬が小便をすると、小便は吸着部材3を
通つて落下し、更に底6の下り勾配面の流水溝7
に沿つて流下して排水口5,5Aから溜室8に滴
下する。何回か小便をすると、溜室8に相当量の
小便が溜り、吸水部材3にも多少小便が吸水され
る。
溜室8の小便を除去するには、内箱1と外箱2
とを重ね合わせたままの状態で、排便口11の脱
着蓋12を開き、まず溜つた小便を排出する。そ
の後、排便口11を開いたままの状態で、吸水部
材3に散水し、吸水部材3を洗浄すると共に、こ
れでもつて溜室8も洗浄する。
とを重ね合わせたままの状態で、排便口11の脱
着蓋12を開き、まず溜つた小便を排出する。そ
の後、排便口11を開いたままの状態で、吸水部
材3に散水し、吸水部材3を洗浄すると共に、こ
れでもつて溜室8も洗浄する。
溜室8が充分に洗浄されて溜室内の悪臭が少な
くなつた後、内箱1を外箱2から外し、溜室8を
洗浄した後、脱臭剤9を取り出して洗浄する。
くなつた後、内箱1を外箱2から外し、溜室8を
洗浄した後、脱臭剤9を取り出して洗浄する。
吸水部材3は何回か洗浄した後乾燥して再使用
できる。吸水部材3の小便吸水量が少ないと、洗
浄するまでの期間が長くなり、悪臭発生まで吸水
部材3が長期間使用でき、洗浄手間が省けるばか
りでなく安価になる。
できる。吸水部材3の小便吸水量が少ないと、洗
浄するまでの期間が長くなり、悪臭発生まで吸水
部材3が長期間使用でき、洗浄手間が省けるばか
りでなく安価になる。
吸水部材3には、無数の空隙があつて吸水性と
脱臭性があり、又、猫や犬等のペツトが好んで排
便する全てのものが使用できる。
脱臭性があり、又、猫や犬等のペツトが好んで排
便する全てのものが使用できる。
平均粒子径が3mm〜数cmに破砕された沸石は、
石自体に無数の空隙があつて吸水性が良いので好
んで使用される。沸石は、破砕した後、セ氏数百
度の高温処理をして、含有水分を充分除去してお
くのがよい。
石自体に無数の空隙があつて吸水性が良いので好
んで使用される。沸石は、破砕した後、セ氏数百
度の高温処理をして、含有水分を充分除去してお
くのがよい。
砂は、粒子自体に吸水性はないが、粒子間に空
隙ができてここに吸水できるので、吸水部材とし
て使用できる。
隙ができてここに吸水できるので、吸水部材とし
て使用できる。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すペツト用トイレの垂直断面図および平面図、第
3図は排便室の底の拡大断面図、第4図ないし第
6図は他の実施例を示すペツト用トイレの断面図
および平面図、第7図および第8図は本願のトイ
レと従来の便器の試験結果を示す表である。 1……内箱、2……外箱、3……吸水部材、4
……排便室、5,5A……排水口、6……底、7
……流水溝、8……溜室、9……脱臭剤、10…
…網袋、11……排便口、12……脱着蓋。
すペツト用トイレの垂直断面図および平面図、第
3図は排便室の底の拡大断面図、第4図ないし第
6図は他の実施例を示すペツト用トイレの断面図
および平面図、第7図および第8図は本願のトイ
レと従来の便器の試験結果を示す表である。 1……内箱、2……外箱、3……吸水部材、4
……排便室、5,5A……排水口、6……底、7
……流水溝、8……溜室、9……脱臭剤、10…
…網袋、11……排便口、12……脱着蓋。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上方が開口された排便室と、この排便室の下
方に位置し、開閉自在に閉塞された溜室とから
なり、溜室と排便室とは排水口が開口された底
で区画されており、底の上に無数の空隙を有す
る吸水部材が充填されて使用されるペツト用の
トイレに於て、底が前記排水口に向かつて下り
勾配に傾斜されると共に、流下方向に向かつて
流水溝が設けられており、この流水溝は排水口
に連通されていることを特徴とするペツト用の
トイレ。 (2) 上方開口の排便室を形成する内箱と、この内
箱が嵌着されることによつて、内箱の下方に溜
室が形成できるように、内形が内箱の外形にほ
ぼ等しく、深さが内箱より深く形成された外箱
とからなり、外箱に内箱が嵌着されて排便室の
下方に溜室が形成される実用新案登録請求の範
囲第1項記載のペツト用のトイレ。 (3) 溜室に排便口が開口され、この排便口は開閉
自在な弁で閉塞されている実用新案登録請求の
範囲第1項記載のペツト用のトイレ。 (4) 流水溝の谷底に沿つて細長い排水口が複数個
開口されている実用新案登録請求の範囲第1項
記載のペツト用のトイレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984186538U JPS635466Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984186538U JPS635466Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61100975U JPS61100975U (ja) | 1986-06-27 |
JPS635466Y2 true JPS635466Y2 (ja) | 1988-02-15 |
Family
ID=30744003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984186538U Expired JPS635466Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS635466Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017153402A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | シャープ株式会社 | 動物用トイレ |
JP6854539B2 (ja) * | 2018-08-03 | 2021-04-07 | 第一衛材株式会社 | 動物用トイレ |
JP2022098560A (ja) * | 2020-12-22 | 2022-07-04 | 株式会社大貴 | 動物用トイレ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154484U (ja) * | 1976-05-17 | 1977-11-24 | ||
JPS56101763U (ja) * | 1979-12-31 | 1981-08-10 |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP1984186538U patent/JPS635466Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61100975U (ja) | 1986-06-27 |
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