JPS6353320B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6353320B2
JPS6353320B2 JP53118645A JP11864578A JPS6353320B2 JP S6353320 B2 JPS6353320 B2 JP S6353320B2 JP 53118645 A JP53118645 A JP 53118645A JP 11864578 A JP11864578 A JP 11864578A JP S6353320 B2 JPS6353320 B2 JP S6353320B2
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JP
Japan
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copolymer
gravure
gloss
paper
styrene
Prior art date
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Expired
Application number
JP53118645A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS5545724A (en
Inventor
Masuhiko Nakanishi
Shohei Hoshino
Takashi Sakakyama
Setsuzo Tezuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11864578A priority Critical patent/JPS5545724A/en
Publication of JPS5545724A publication Critical patent/JPS5545724A/en
Publication of JPS6353320B2 publication Critical patent/JPS6353320B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、印刷適性の良好なグラビア印刷紙を
与える新規な紙塗工液基剤組成物に関するもので
ある。さらに詳しくいえば、本発明は、特定の異
層構造共重合体すなわち成分又は混合比率の異な
る単量体混合物を逐次重合させることにより、調
製した2種以上の異なつた組成の共重合体層を有
する粒状共重合体を含有するラテツクスから成
る、グラビア網点再現性の優れたグラビア印刷紙
用塗工液基剤組成物に関するものである。 近年、印刷物の急増に伴い、グラビア雑誌など
のグラビア印刷物も増加しているが、このグラビ
ア印刷用紙に要求される最も重要な物性は、印刷
版の網点が正確に印刷紙上に復元されること、す
なわちグラビア網点再現性が優れていることと、
印刷紙の印刷光沢が優れていることである。印刷
光沢が高いと印刷物の美観が向上する結果、その
商品価値を著しく高くすることができる。そし
て、この印刷光沢を高くするには、顔料の一部と
してサチンホワイトの使用、接着剤量の増加など
が有効であることが知られているが、サチンホワ
イトを使用すると、塗工工程において塗工面に筋
が入る、いわゆるストリークを生じ、印刷紙の品
質低下を招くし、また接着剤の量を増加すると、
印刷光沢は向上するがグラビア網点再現性の低下
を免れない。次に、グラビア網点再現性を高める
には、スーパーカレンダー条件を厳格に制御して
平滑性を改善することが行われているが、このよ
うにすると確かにグラビア網点再現性の向上は達
成されるものの、印刷紙として必要とされる物性
の1つである剛度が低下し、いわゆる塗工紙のコ
シが弱くなるという欠点を生じる。 他方、塗工紙に使用した場合に優れた耐水性及
び接着強度を付与しうる共重合体ラテツクスとし
て、第1段重合で得たスチレン−ブタジエン共重
合体又はスチレン−ブタジエン−オレフイン系不
飽和化合物共重合体に対し、第2段重合でエチレ
ン系不飽和モノカルボン酸、エチレン系モノカル
ボン酸エステル又はN−置換エチレン系不飽和ア
ミドの少量を重合させて得られる異層構造共重合
体ラテツクスが提案されているが(特公昭49−
38924号公報)、これから得られる塗工紙はオフセ
ツト印刷用として適しているものであつて、グラ
ビア印刷用としては、グラビア網点再現性及び印
刷光沢の点で必ずしも十分満足しうる結果を与え
るものではない。 また、第1段重合において、スチレン、ブタジ
エン、アクリロニトリル及びα,β−エチレン系
不飽和カルボン酸から成る単量体組成物を、第2
段重合において、スチレン、ブタジエン及びアク
リル酸エステル、又はその2種以上の混合物、中
性のエチレン系不飽和単量体及びα,β−エチレ
ン系不飽和カルボン酸から成る単量体組成物を、
前者と後者の比が5:95ないし25:75になるよう
な割合で用いて、重合させることにより、安定し
た大きな粒子及び不規則な形状の粒子を含む異層
構造共重合体ラテツクスを製造することも知られ
ている(特公昭47−36024号公報)。 しかしながら、この方法により得られるラテツ
クスは、平均粒径0.2〜0.6μという大きい粒子を
含み、塗工紙用として必ずしも適当でない上に、
グラビア印刷紙に適用した場合、印刷光沢、接着
力及びグラビア網点再現性が低いという欠点があ
る。 したがつて、これまでグラビア印刷紙として望
ましい物性をそこなうことなく印刷光沢とグラビ
ア網点再現性を十分に満足しうる程度に改善した
ものは、実現されていなかつた。 本発明者らは、ストリークの発生、剛度の低下
など望ましくない現象を伴わずに、印刷光沢及び
グラビア網点再現性を改善したグラビア印刷紙を
開発するために、鋭意研究を重ねた結果、特定の
組成を有し、かつ特定の物性及び平均粒径をもつ
異層構造共重合体ラテツクスを塗工液基剤として
用いることにより、その目的を達成しうることを
見出し、その知見に基づいて本発明をなすに至つ
た。 すなわち、本発明は、エチレン系不飽和カルボ
ン酸、そのエステル及びスチレン系単量体の中か
ら選ばれた2種以上の単量体を乳化重合させて得
られる、60℃以上の二次転移温度を有する共重合
体(A)の水性分散液に、エチレン系不飽和カルボン
酸、そのエステル及びスチレン系単量体の中から
選ばれた少なくとも1種の単量体と脂肪族共役ジ
オレフイン系単量体とを必須成分として含有する
単量体混合物(B)を、(A)と(B)との重量比が3:7な
いし7:3の範囲になる割合で添加し、さらに乳
化重合することによつて調製した、最低フイルム
形成温度25℃以下、平均粒径0.1〜0.27μの異層構
造共重合体を含有するラテツクスから成るグラビ
ア印刷紙用塗工液基剤組成物を提供するものであ
る。 本発明における異層構造共重合体ラテツクスの
製造は、例えば二次転移温度が60℃以上の共重合
体ラテツクスを乳化重合法により形成させ、その
重合反応において重合率が90%を超えた時点で、
これとは異なる組成の単量体混合物を加え、さら
に乳化重合法により前記の共重合体の上に別の共
重合体重合させることによつて行われる。この乳
化重合法において、乳化剤としては、通常アニオ
ン系乳化剤を用いるが非イオン系乳化剤の単独使
用もしくはアニオン系のものとの併用も可能であ
る。このような乳化剤の例としては、高級アルコ
ール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、ポ
リエチレングリコール又はポリプロピレングリコ
ールの脂肪酸エステルなどがあげられる。触媒と
しては、過硫酸塩、過酸化水素などの無機過酸化
物類、又はベンゾイルパーオキシド、キユメンヒ
ドロパーオキシドなどの有機過酸化物類が用いら
れる。さらに過酸化物と還元剤を組み合わせたい
わゆるレドツクス系触媒も使用することができ
る。また必要に応じて、常法に従い、連鎖移動剤
としてメルカブタン類、ハロゲン化炭化水素類な
どを使用することもできる。この乳化重合の重合
温度は通常60℃ないし90℃でありバツチ、セミバ
ツチ及び連続重合のいずれの方式も可能である。 本発明において第一段の乳化重合によつて形成
される60℃以上の二次転移温度を有する共重合体
(A)に使用されるエチレン系不飽和カルボン酸とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸、フマル酸などを、そのエステルとし
ては、メチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエステ
ル、2−エチルヘキシルエステルなどを挙げるこ
とができる。 また、スチレン系単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−
ヒドロキシメチルスチレン、4−エチルスチレ
ン、4−エトキシスチレン、3,4−ジメチルス
チレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレ
ン、4−クロロ−3−メチルスチレン、ジビニル
ベンゼン、2,4−ジクロロスチレンなどがあ
る。 次に第二段の乳化重合においては、上記したエ
チレン系不飽和カルボン酸、そのエステル及びス
チレン系単量体の中から選ばれた少なくとも1種
の単量体と共に脂肪族共役ジオレフイン系単量体
が用いられるが、この例としては、1,3−ブタ
ジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル
−1,3−ブタジエンなどを挙げることができ
る。 この第二段の乳化重合における好適な単量体の
組合せは、スチレン−ブタジエン、ブタジエン−
メチルメタクリレート、ブタジエン−スチレン−
メチルメタクリレート系混合物あるいはこれらに
さらにアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸、フマル酸などを加えた混合物であ
る。このような単量体混合物には、所望に応じさ
らに別の単量体例えば、エチレン、プロピレン、
酢酸ビニルなどを含ませることもできる。 本発明のあらかじめ乳化重合した共重合体の二
次転移温度が60℃未満では、印刷光沢の高い印刷
用紙が得られない。また、このあらかじめ形成さ
れた共重合体と、これに重層する共重合体の重量
比は3:7ないし7:3の範囲内にあることが必
要である。もし、あらかじめ形成した共重合体が
上記の下限より少ないと高度の印刷光沢が達せら
れないばかりか、グラビア網点再現性も低下す
る。またそれが上限を超えると、異層構造共重合
体ラテツクスの接着力が著しく低下する。 他方、この異層構造共重合体ラテツクスの最低
フイルム形成温度は25℃以下であることが必要で
ある。ここで最低フイルム形成温度とは、連続し
たフイルムへの成形が可能な最低温度のことであ
る。これが25℃を超えると接着力が不十分にな
る。さらにこのラテツクスの平均粒径は0.1〜
0.27μであることが必要である。平均粒径が0.27
より大きくなると接着力が低下する傾向があるば
かりか、本発明の1つである印刷光沢が、かなり
低下する。さらに塗工組成物粘度の高せん断応力
下におけるレオロジー特性が劣り、ブレード塗工
の際塗工面に筋が入るいわゆるストリークなどの
トラブルの原因となる。また0.1μより小さい場合
は、ラテツクスの安定性の点で好ましくなく、し
かも本発明の目的とする高度の印刷光沢が得られ
にくく、かつ不透明性が減少する。この平均粒径
は、種ラテツクスの使用量や併用する界面活性剤
の種類、使用量などを選択することによつて調節
することができる。 本発明の異層構造共重合体ラテツクスからなる
塗工液基剤は、接着剤の少なくとも一部として、
グラビア印刷紙用塗工液中の全鉱物顔料100重量
部に対して通常7〜30重量部の範囲で加えられて
使用される。この場合7重量部未満では接着力が
不足する傾向があり、また30重量部を超えると、
塗工面同士が接着するいわゆるブロツキング現象
を生ずる。 本発明の塗工用基剤組成物は、他の接着剤成分
と併用することもできる。このような接着剤とし
ては生デンプン、変性デンプン、大豆タンパク
質、ミルクカゼインなどの天然接着剤をあげるこ
とができる。また紙塗工に使用される、カルボキ
シル化変性を含むスチレン−ブタジエンラテツク
ス、メチルメタクリレート−ブタジエンラテツク
ス、酢酸ビニル系エマルジヨン及びアクリルエス
テル系エマルジヨンなど、通常の高分子ラテツク
スとの混合使用も可能である。なお塗工液中には
所望に応じ分散剤、防腐剤、染料、消泡剤、離型
剤などの各種助剤を添加してもよい。 本発明の塗工液基剤組成物は所要の成分と混合
した上、通常、エアーナイフコーター、ブレード
コーター、ロールコーター、プラシコーター、バ
ーコーター、サイズプレスコーターなどの塗工装
置を設けたオンマシン又はオフマシンコーターに
よつて原紙上に単層あるいは多層に塗工される。
この塗工量は乾燥重量で3〜18g/m2(片面)の
範囲が適当で、片面及び両面のいずれも塗工可能
である。 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明
する。なお実施例において示した部及び%は、特
にことわらない限り、それぞれ重量に基づくもの
である。 実施例 窒素ガスで置換した反応容器中に初めに水70
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1
部、水酸化ナトリウム0.2部及び過硫酸カリウム
0.3部を入れ次に平均粒径0.03μの、スチレン成分
96%、アクリル酸成分4%からなるスチレン−ア
クリル酸共重合体ラテツクス0.26部とスチレン20
部とメチルメタクリレート21部とアクリル酸2部
を加え80℃で3時間反応させ重合率90%に達した
時点でさらにスチレン28部、ブタジエン28部、イ
タコン酸1部、ドデシルメルカプタン1部、水酸
化ナトリウム0.2部、過硫酸カリウム0.3部及びド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.3部を加え80
℃で4時間反応させた。このようにして得られた
共重合体ラテツクスを、水酸化ナトリウムでPH
8.0に調整した。比較実験として第1表に示した
A〜Fのサンプルを上記と同様の方法で重合さ
せ、これらのラテツクスも水酸化ナトリウムでPH
8.0に調整した。さらに組成が、実施例とまつた
く同様の、単層共重合体ラテツクスを調製しこれ
をGとした。以上をまとめて第1表に示す。
The present invention relates to a novel paper coating liquid base composition that provides gravure printing paper with good printability. More specifically, the present invention provides copolymer layers with two or more different compositions prepared by sequentially polymerizing specific heterolayer structure copolymers, that is, monomer mixtures with different components or mixing ratios. The present invention relates to a coating liquid base composition for gravure printing paper, which is made of a latex containing a granular copolymer having the following properties and has excellent gravure halftone reproducibility. In recent years, with the rapid increase in the number of printed materials, the number of gravure printed materials such as gravure magazines has also increased.The most important physical property required of this gravure printing paper is that the halftone dots of the printing plate can be accurately restored on the printed paper. , that is, excellent gravure halftone reproducibility,
The printing paper has excellent printing gloss. If the printing gloss is high, the aesthetic appearance of the printed matter will improve, and as a result, the commercial value of the printed matter can be significantly increased. In order to increase this printing gloss, it is known that using Sachin White as part of the pigment and increasing the amount of adhesive are effective. Lines appear on the surface of the paper, so-called streaks, which deteriorate the quality of the printing paper, and when the amount of adhesive is increased,
Printing gloss is improved, but gravure halftone reproducibility is inevitably reduced. Next, in order to improve gravure halftone dot reproducibility, strict control of supercalender conditions is carried out to improve smoothness. However, the stiffness, which is one of the physical properties required for printing paper, decreases, resulting in the disadvantage that the so-called stiffness of coated paper becomes weak. On the other hand, as a copolymer latex that can provide excellent water resistance and adhesive strength when used in coated paper, the styrene-butadiene copolymer or styrene-butadiene-olefinic unsaturated compound obtained in the first stage polymerization is used. A heterolayer structure copolymer latex obtained by polymerizing a small amount of an ethylenically unsaturated monocarboxylic acid, an ethylenically monocarboxylic acid ester, or an N-substituted ethylenically unsaturated amide in the second stage polymerization of the copolymer is obtained. Although it has been proposed (Special Public Interest Publication 1973
38924), the coated paper obtained from this is suitable for offset printing, and for gravure printing, it does not necessarily give sufficiently satisfactory results in terms of gravure halftone reproducibility and printing gloss. isn't it. In addition, in the first stage polymerization, a monomer composition consisting of styrene, butadiene, acrylonitrile, and α,β-ethylenically unsaturated carboxylic acid was added to the second stage polymerization.
In step polymerization, a monomer composition consisting of styrene, butadiene and acrylic ester, or a mixture of two or more thereof, a neutral ethylenically unsaturated monomer and an α,β-ethylenically unsaturated carboxylic acid,
By polymerizing the former and the latter in a ratio of 5:95 to 25:75, a heterolayer structure copolymer latex containing stable large particles and irregularly shaped particles is produced. It is also known (Special Publication No. 47-36024). However, the latex obtained by this method contains large particles with an average particle size of 0.2 to 0.6μ, and is not necessarily suitable for coated paper.
When applied to gravure printing paper, it has the disadvantages of low printing gloss, adhesive strength, and gravure halftone reproducibility. Therefore, until now, no paper has been realized in which printing gloss and gravure halftone reproducibility are sufficiently improved without impairing physical properties desirable for gravure printing paper. The inventors of the present invention have conducted extensive research in order to develop a gravure printing paper with improved print gloss and gravure halftone dot reproducibility without undesirable phenomena such as the occurrence of streaks or a decrease in stiffness. We have discovered that this objective can be achieved by using a heterolayer structure copolymer latex with a composition of He came up with an invention. That is, the present invention provides a secondary transition temperature of 60°C or higher obtained by emulsion polymerization of two or more monomers selected from ethylenically unsaturated carboxylic acids, their esters, and styrene monomers. At least one monomer selected from ethylenically unsaturated carboxylic acids, their esters, and styrene monomers and aliphatic conjugated diolefin monomers are added to the aqueous dispersion of the copolymer (A) having Adding a monomer mixture (B) containing A and B as essential components at a weight ratio of (A) and (B) in the range of 3:7 to 7:3, and further emulsion polymerization. The present invention provides a coating liquid base composition for gravure printing paper comprising a latex containing a different layer structure copolymer with a minimum film forming temperature of 25° C. or less and an average particle size of 0.1 to 0.27μ, prepared by be. In the production of a copolymer latex with a different layer structure in the present invention, for example, a copolymer latex with a secondary transition temperature of 60°C or higher is formed by an emulsion polymerization method, and when the polymerization rate exceeds 90% in the polymerization reaction. ,
This is carried out by adding a monomer mixture having a different composition and then polymerizing another copolymer on top of the above copolymer by emulsion polymerization. In this emulsion polymerization method, an anionic emulsifier is usually used as the emulsifier, but a nonionic emulsifier can be used alone or in combination with an anionic emulsifier. Examples of such emulsifiers include higher alcohol sulfate ester salts, alkyl sulfonate salts, and fatty acid esters of polyethylene glycol or polypropylene glycol. As the catalyst, inorganic peroxides such as persulfate and hydrogen peroxide, or organic peroxides such as benzoyl peroxide and cumene hydroperoxide are used. Furthermore, so-called redox catalysts in which a peroxide and a reducing agent are combined can also be used. Further, if necessary, mercabutanes, halogenated hydrocarbons, etc. can also be used as a chain transfer agent according to a conventional method. The polymerization temperature of this emulsion polymerization is usually 60°C to 90°C, and batch, semi-batch and continuous polymerization methods are possible. A copolymer having a secondary transition temperature of 60°C or higher formed by the first stage emulsion polymerization in the present invention
Ethylenically unsaturated carboxylic acids used in (A) include acrylic acid, methacrylic acid, maleic acid,
Examples of esters of itaconic acid and fumaric acid include methyl ester, ethyl ester, propyl ester, butyl ester, hexyl ester, and 2-ethylhexyl ester. In addition, styrene monomers include styrene,
α-methylstyrene, 4-methylstyrene, 2-
Hydroxymethylstyrene, 4-ethylstyrene, 4-ethoxystyrene, 3,4-dimethylstyrene, 2-chlorostyrene, 3-chlorostyrene, 4-chloro-3-methylstyrene, divinylbenzene, 2,4-dichlorostyrene, etc. There is. Next, in the second stage of emulsion polymerization, an aliphatic conjugated diolefin monomer is added together with at least one monomer selected from the above ethylenically unsaturated carboxylic acids, their esters, and styrene monomers. Examples include 1,3-butadiene, 2-chloro-1,3-butadiene, 2-
Examples include methyl-1,3-butadiene and 2,3-dimethyl-1,3-butadiene. Suitable monomer combinations for this second stage emulsion polymerization include styrene-butadiene, butadiene-
Methyl methacrylate, butadiene-styrene-
Methyl methacrylate mixture or acrylic acid, methacrylic acid, maleic acid,
It is a mixture containing itaconic acid, fumaric acid, etc. Such a monomer mixture may optionally contain further monomers such as ethylene, propylene,
Vinyl acetate and the like can also be included. If the secondary transition temperature of the pre-emulsion-polymerized copolymer of the present invention is less than 60°C, printing paper with high printing gloss cannot be obtained. Further, the weight ratio of the preformed copolymer to the copolymer layered thereon must be in the range of 3:7 to 7:3. If the amount of the pre-formed copolymer is less than the above lower limit, not only will a high level of printing gloss not be achieved, but the gravure halftone reproducibility will also deteriorate. Moreover, if it exceeds the upper limit, the adhesive force of the different layer structure copolymer latex will be significantly reduced. On the other hand, the minimum film-forming temperature of this heterolayer structure copolymer latex must be 25°C or lower. The minimum film forming temperature here refers to the lowest temperature at which continuous film formation is possible. If this temperature exceeds 25°C, the adhesive strength will be insufficient. Furthermore, the average particle size of this latex is 0.1~
It needs to be 0.27μ. Average particle size is 0.27
If it becomes larger, not only the adhesive strength tends to decrease, but also the printing gloss, which is one of the features of the present invention, decreases considerably. Furthermore, the viscosity of the coating composition has poor rheological properties under high shear stress, causing problems such as streaks on the coated surface during blade coating. On the other hand, if it is smaller than 0.1μ, it is not preferable in terms of the stability of the latex, and moreover, it is difficult to obtain the high level of print gloss that is the object of the present invention, and the opacity decreases. This average particle size can be adjusted by selecting the amount of seed latex used and the type and amount of surfactant used in combination. The coating liquid base made of the heterolayer structure copolymer latex of the present invention contains, as at least a part of the adhesive,
It is usually added in an amount of 7 to 30 parts by weight based on 100 parts by weight of the total mineral pigment in the coating liquid for gravure printing paper. In this case, if it is less than 7 parts by weight, the adhesive strength tends to be insufficient, and if it exceeds 30 parts by weight,
A so-called blocking phenomenon occurs in which coated surfaces adhere to each other. The coating base composition of the present invention can also be used in combination with other adhesive components. Such adhesives include natural adhesives such as raw starch, modified starch, soy protein, milk casein, and the like. It can also be mixed with ordinary polymer latexes used for paper coating, such as styrene-butadiene latexes containing carboxylated modifications, methyl methacrylate-butadiene latexes, vinyl acetate emulsions, and acrylic ester emulsions. be. In addition, various auxiliary agents such as a dispersant, a preservative, a dye, an antifoaming agent, and a mold release agent may be added to the coating liquid as desired. The coating liquid base composition of the present invention is prepared by mixing it with the necessary components and then applying it on a machine usually equipped with a coating device such as an air knife coater, blade coater, roll coater, plush coater, bar coater, or size press coater. Alternatively, it is coated in a single layer or in multiple layers on base paper using an off-machine coater.
The coating amount is suitably in the range of 3 to 18 g/m 2 (one side) in terms of dry weight, and it is possible to coat both one side and both sides. Next, the present invention will be explained in more detail based on examples. Note that parts and percentages shown in the examples are based on weight, unless otherwise specified. Example: Initially, 70 ml of water was added to a reaction vessel purged with nitrogen gas.
parts, sodium dodecylbenzenesulfonate 0.1
parts, 0.2 parts of sodium hydroxide and potassium persulfate
Add 0.3 parts of styrene component with an average particle size of 0.03μ.
0.26 part of styrene-acrylic acid copolymer latex consisting of 96% acrylic acid component and 4% acrylic acid component and 20% styrene.
1 part, 21 parts of methyl methacrylate, and 2 parts of acrylic acid were reacted at 80°C for 3 hours, and when the polymerization rate reached 90%, 28 parts of styrene, 28 parts of butadiene, 1 part of itaconic acid, 1 part of dodecyl mercaptan, and hydroxide were added. Add 0.2 parts of sodium, 0.3 parts of potassium persulfate, and 0.3 parts of sodium dodecylbenzenesulfonate to 80
The reaction was carried out at ℃ for 4 hours. The copolymer latex thus obtained was PH-PHENED with sodium hydroxide.
Adjusted to 8.0. As a comparative experiment, samples A to F shown in Table 1 were polymerized in the same manner as above, and these latexes were also PH-treated with sodium hydroxide.
Adjusted to 8.0. Furthermore, a single-layer copolymer latex having the same composition as in the example was prepared and designated as G. The above is summarized in Table 1.

【表】【table】

【表】 * 共重合体(A)を乾燥し、得られた試料を熱
膨張計により測定した。
** 温度勾配板法で測定した。
上記の実施例及び比較例A〜G及び比較例の特
公昭47−36024の実施例6で得られたラテツクス
を用いて、以下に述べる処方により塗工液を調製
し、その性能の試験を行つた。 まず、クレー〔ウルトラコート(商品名)、エ
ンゲルハード・ミネラルズ・アンド・ケミカル社
製〕80部、軽質炭酸カルシウム〔PZ(商品名)、
白石工業(株)〕20部、分散剤〔アロンT−40(商品
名)、東亜合成(株)製〕0.2部と所定量の水を加えて
均一に分散させ、これに上記の各種ラテツクス10
部を加え、さらに酸化デンプン〔王子エースB
(商品名)、王子コーンスターチ(株)〕5部を入れ、
固形分60重量%の塗工液を製造した。これらの塗
工液を坪量60g/m2の中質原紙に固形分10g/m2
(片面)をワイヤーバーで塗布し、塗布後ただち
に熱風乾燥機に入れ105℃、60秒間乾燥を行いス
ーパーカレンダー掛け後、恒温恒湿室(23℃、65
%RH)中に24時間放置した。この試料の品質テ
ストを行つた結果を第2表に示す。この結果よ
り、実施例の塗工組成物は、不透明性及び印刷光
沢が優れ、グラビア網点再現性の優れた満足すべ
きグラビア印刷紙を与えることがわかる。またそ
の接着力も良好であることがわかる。
[Table] * Copolymer (A) was dried and the resulting sample was measured using a thermal dilatometer.
** Measured by temperature gradient plate method.
Using the latex obtained in the above Examples and Comparative Examples A to G and the Comparative Example 6 of Japanese Patent Publication No. 47-36024, a coating liquid was prepared according to the formulation described below, and its performance was tested. Ivy. First, 80 parts of clay [Ultracoat (trade name), manufactured by Engelhard Minerals and Chemicals], light calcium carbonate [PZ (trade name),
Add 20 parts of Shiraishi Kogyo Co., Ltd., 0.2 parts of a dispersant [Aron T-40 (trade name), manufactured by Toagosei Co., Ltd.] and a predetermined amount of water to uniformly disperse the various latexes listed above.
% and further oxidized starch [Oji Ace B
(Product name), Oji Cornstarch Co., Ltd.] 5 parts,
A coating liquid with a solid content of 60% by weight was produced. These coating solutions are applied to medium base paper with a basis weight of 60 g/m 2 and a solid content of 10 g/m 2 .
(One side) was applied with a wire bar, and immediately after application, it was placed in a hot air dryer for 60 seconds at 105°C.
%RH) for 24 hours. Table 2 shows the results of a quality test performed on this sample. The results show that the coating compositions of Examples provide satisfactory gravure printing paper with excellent opacity and printing gloss, and excellent gravure halftone reproducibility. It can also be seen that the adhesive force is also good.

【表】【table】

【表】 第1表及び第2表より分るように、比較例A
は、60℃以下の二次転移温度を有した異層構造共
重合体ラテツクスであり、白紙光沢、印刷光沢及
び接着力が劣る。比較例Bは、最低フイルム形成
温度25℃以上を有した異層構造共重合体ラテツク
スであり、特に印刷光沢と接着力が劣る。比較例
Cは、平均粒径が0.1μ以下である異層構造共重合
体ラテツクスであり、白紙光沢、印刷光沢、不透
明性及びグラビア網点再現性が劣る。比較例D
は、異層構造共重合体ラテツクスの(A)部分が30重
量%以下であり、印刷光沢とグラビア網点再現性
が劣る。比較例Eは異層構造共重合体ラテツクス
の(A)部分が70重量%以上であり、印刷光沢、グラ
ビア網点再現性さらに接着力が劣る。比較例F
は、平均粒径が0.27μ以上である異層構造共重合
体ラテツクスであり、印刷光沢と接着力が劣る。
比較例Gは、単層構造ラテツクスであり、白紙光
沢、印刷光沢、グラビア網点再現性及び接着力が
劣る。最後に特公昭47−36024の実施例6は、接
着力が劣るばかりか、白紙光沢及び印刷光沢も劣
る。 いずれにしても本発明以外の単層構造及び異層
構造共重合体ラテツクスは、欠点が多々ある。本
発明の異層構造共重合体ラテツクスを使用した塗
工液基剤組成物を用いて得られたグラビア印刷紙
は、グラビア網点再現性が良好で、且つ印刷光沢
も良好である。さらに塗工紙の不透明も極めて優
れており、工業的に非常に有用である。
[Table] As can be seen from Tables 1 and 2, Comparative Example A
is a copolymer latex with a different layer structure that has a second-order transition temperature of 60°C or less, and has poor white paper gloss, printing gloss, and adhesive strength. Comparative Example B is a copolymer latex with a different layer structure having a minimum film forming temperature of 25° C. or higher, and is particularly poor in printing gloss and adhesive strength. Comparative Example C is a copolymer latex with a different layer structure having an average particle size of 0.1 μm or less, and is inferior in white paper gloss, print gloss, opacity, and gravure halftone dot reproducibility. Comparative example D
In this case, the content of the (A) portion of the different layer structure copolymer latex is 30% by weight or less, and the print gloss and gravure halftone dot reproducibility are poor. In Comparative Example E, the portion (A) of the different layer structure copolymer latex was 70% by weight or more, and the print gloss, gravure halftone reproducibility, and adhesive strength were poor. Comparative example F
is a different layer structure copolymer latex with an average particle size of 0.27μ or more, and has poor printing gloss and adhesive strength.
Comparative Example G is a single-layer latex, and is inferior in white paper gloss, printing gloss, gravure halftone reproducibility, and adhesive strength. Finally, Example 6 of Japanese Patent Publication No. 47-36024 not only has poor adhesive strength, but also poor white paper gloss and print gloss. In any case, single-layer structure and heterolayer structure copolymer latexes other than those of the present invention have many drawbacks. The gravure printing paper obtained using the coating liquid base composition using the heterolayer structure copolymer latex of the present invention has good gravure halftone reproducibility and good printing gloss. Furthermore, the coated paper has excellent opacity, making it very useful industrially.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 エチレン系不飽和カルボン酸、そのエステル
及びスチレン系単量体の中から選ばれた2種以上
の単量体を乳化重合させて得られる。60℃以上の
二次転移温度を有する共重合体(A)の水性分散液
に、エチレン系不飽和カルボン酸、そのエステル
及びスチレン系単量体の中から選ばれた少なくと
も1種の単量体と脂肪族共役ジオレフイン系単量
体とを必須成分として含有する単量体混合物(B)
を、(A)と(B)との重量比が3:7ないし7:3の範
囲になる割合で添加し、さらに乳化重合すること
によつて調製した、最低フイルム形成温度25℃以
下、平均粒径0.1〜0.27μの異層構造共重合体を含
有するラテツクスから成るグラビア印刷用塗工液
基剤組成物。
1 Obtained by emulsion polymerization of two or more monomers selected from ethylenically unsaturated carboxylic acids, their esters, and styrene monomers. At least one monomer selected from ethylenically unsaturated carboxylic acids, their esters, and styrene monomers is added to the aqueous dispersion of the copolymer (A) having a second-order transition temperature of 60°C or higher. and an aliphatic conjugated diolefin monomer as essential components (B)
is added in a weight ratio of (A) and (B) in the range of 3:7 to 7:3, and further emulsion polymerization is carried out. A coating liquid base composition for gravure printing comprising a latex containing a copolymer with a different layer structure having a particle size of 0.1 to 0.27μ.
JP11864578A 1978-09-28 1978-09-28 Coating liquid base composition for gravure printed paper Granted JPS5545724A (en)

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JPS4938924A (en) * 1972-08-17 1974-04-11

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