JPS6351069A - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は円筒形コンタクトを備えるコネクタ、殊に円筒
形コンタクトの上部開口からリード挿入を受け、該リー
ドを円筒形コンタクトに内装したインナーコンタクトの
弾性接片で捕捉するようにしたコネクタに関する。

従来技術とその問題点 従来よりリードを受は入れるコンタクトが円筒形を呈す
るコネクタがＩＣソケット等として用いられている。こ
の円筒形コンタクトは絶縁基盤に多数植込まれ、内部に
リードを弾性的に捕捉するインナーコンタクトを備え、
下端に絶縁基盤下方へ突出するビン端子を連設して配線
基板等への搭載を図っている。

而して、従来上記リードを捕捉するインナーコンタクト
の弾性接片は円筒形コンタクトの軸心に配置され、同コ
ンタクトの上部開口から同軸心へ挿入したリードで弾性
接片を強制拡開し接圧を得る構成を採っている。

発明が解決しようとする問題点 −に記インナーコンタクトのりＹ性接片は従来軸心にお
いてリードを捕捉できるよう、＋１１心を包囲するよう
に配置した数枚の接片を有し、リードはこの数枚の接片
の弾性に抗し挿入又は抜去せねばならず、ＩＣの抜差に
は大きな１Φ脱力を要し、リード群がグリッド状に配置
された高密度極数のＩＣの場合には手指による抜差を非
常に困難にする。

本発明は上記円筒形コンタクトを有するコネクタにおけ
る上記問題を解消し、抜差時における上記インナーコン
タクトの抵抗が全くない無負荷抜差を可俺にしつつ、コ
ンタクト内接触に導くことができるようにしたコネクタ
を提供するものである６ 問題点を解決するための手段 大発明は上記コネクタにおける高負荷抜差を解決する手
段として、上記インナーコンタクトのリード捕捉用弾性
接片をその接点部において円筒形コンタクトの内径線上
の一端側偏心位置に配置すると共に、同内径線上の他端
側偏心位置にリードをフリー挿入するスペースを形成し
、円筒形コンタクトの内腔において」二足接触ポジショ
ンと接触待機ポジション（リードフリー挿入ポジション
）とを形成することによって、接触待機ポジションで円
筒形コンタクト内へのリードの無負荷抜差を可能とする
と共に、円筒形コンタクトの内径線上を接触待機ポジシ
ョンから接触ポジションへ移動することによって弾性接
片によるリード捕捉を行わせ、接触を果すように構成し
たものである。

発明の実施例 以下本発明の実施例を図面に基いて詳述する。

実施例はコネクタｌとしてＩＣパッケージ２用のソケッ
トを示す。

ＩＣパッケージ２はその下面より突出した多数の丸ビン
形のリード３を有する。コネクタ１はコネクタ基盤４と
移動板５とから成る。該移動板５はコネクタ基盤４の上
面に重ね、同大＠４と合体しつつ、該重ね合せ面に沿い
往復移動可とする。

該両者４．５の合体と移動を行わせる手段として、例え
ば図示のように移動板５の両側に設けたフック形の係合
子６をコネクタ基盤４の両側の段部７に係合させ、段部
７を移動ストロークに足りる長さにして保合を保ちつつ
移動を許容する構成とする。

又該移動力を与える手段として既知のクランクレバー８
を用いる。該クランクレバー８は偏心部８ｂを有する軸
部８ａを移動板５とコネクタ基盤４間の端部に介挿し、
偏心部８ｂを一方４に、偏心部以外の部分を他方５に夫
々保持させ、軸部８ａの一端から直角に折曲された操作
杆８ｃをコネクタ側面に配し、これを所定量回動するこ
とによって軸部８ａを回動させ移動板５の往復移動を得
る構成となっている。

上記移動板５は上記ＩＣパッケージ２のり−ド３に対応
した多数のリード挿通孔５ａを有する。

同様に上記コネクタ基盤４はリード接続手段としてＩＣ
パッケージ２のリード３と対応した多数の円筒形コンタ
クト９を有する。該円筒形コンタクト９はコネクタ基ａ
４内に植込まれ、その上面において開口し、リード受入
れを可とし、その下端に連設した丸ビンから成る雄端子
９ａを同基盤下方へ突出する。該円筒形コンタクト５と
リード挿通孔５ａとは上記移動板５とコネクタ基盤４の
重ね合せ状態において上下に一対一で対向する。

よって上記ＩＣパッケージ２のり−ド３は移動板５のリ
ード挿通孔５ａに挿通され、更に円筒形コンタクト９内
に挿入され接触を果す。

上記円筒形コンタクト９は上記リード３との接触を果す
ためその内腔に保持したインナーコンタクト１０を有す
る。該インナーコンタクト１０はリング部１０ａを有し
、該リング部１０ａを円筒形コンタクト９の内周壁に正
大保持させる。該リング部１０ａから下方へ向は対向し
て一対の弾性接片１０ｂを延設し、該弾性接片ｌＯｂの
接点部を円筒形コンタクト９の内径Ｈｘ上の一端側偏心
位置に配置し、接触ポジションとする。

上記弾性接片１０ｂは好ましくは図示のように円筒形コ
ンタクトの直径線上においてリング１０ａと連設し、そ
の自由端部において接点部１０ｃを構成し、該接点部１
０ｃを上記偏心位置に設置する。

斯る構成を得る手段として例えば上記弾性接片ｔｏｂを
リング１０ａの１８０°反対位置から延出し、同リング
１０ａとの連設部から図示の如く傾斜させ上記接点部１
０ｃを上記偏心位置に設置し、且つ後述するリード３の
移動軌跡（円筒形コンタクト９の内径線）を挟んで対向
させ、該対向間隔を同移動軌跡において開放状態とする
。

上記弾性接片１０ｂの配置によって上記円筒形コンタク
ト９の内径線Ｘ上の他端側偏心位置にリード挿入スペー
ス１１を形成し、接触待機ボジシせンとする。

上記の如くして円筒形コンタクト９内に接触待機ポジシ
ョン（リードフリー挿入ポジション）と接触ポジション
を形成する。リード３は移動板５のリード挿通孔５ａを
通して該接触待機ポジションたるリード挿入スペース１
１へ無負荷挿入され、該ポジションから接触ポジション
たる弾性接片１０ｂの接点部配置位置へと内径線Ｘ上を
移動し一対の弾性接片１０ｂをその弾性に抗し押し広げ
つつ介入され、一定の接圧を以って接触状態を形成する
。

該リード３に偏在圧を与えない適正な接触状態を形成す
るため一対の弾性接片ｆｏｂは少なくともその接点部１
０ｃにおいて上記リード３の移動軌跡（円筒形コンタク
ト９の内径線Ｘ）と平行に対向して配置する。又リード
３の介入を適正に行わせるため、弾性接岸１０ｂのリー
ド介入側縁部に側方へ向は拡開する傾斜導入面１０ｄを
形成する。

上記のようにリード３を円筒形コンタクト９内において
接触待機ポジションたるリード挿入スペース１１から接
触ポジションたる弾性接片配置位置へ適正に移動させる
手段として、前記移動板５及びクランクレバー８を備え
る。

リード３を上記のように移動させるべく移動板５のリー
ド挿通孔５ａは上記円筒形コンタクト９の開口と対向し
つつ、リード３を捕えて上記接触待機ポジション対応位
置から接触ポジション対応位置へと移動する。リード挿
通孔５ａはこの条件を構たすため、同挿通孔の中心が円
筒形コンタクト９の内径線Ｘ上を移動し、且つリード３
を捕えるため該リード径と略同径の直径を有する。

該リード挿通孔５ａの上記接触待機ポジション対応位置
と接触ポジション対応位置及び両ポジション間の移動を
得るため、移動板５を移動させる手段１例えば前記クラ
ンクレバ−８を備える。

即ち、クランクレバー８を一方向（起立方向）へ回動さ
せることにより移動板５が同方向に移動され、リード挿
通孔５ａが円筒形コンタクト９の開口上における接触待
機ポジション対応位置へ連ばれ、同位置において、ＩＣ
パー２ケージ２のり−ド３はリード挿通孔５ａを通して
円筒形コンタクト９内のリード挿入スペース１１内へと
無負荷挿入される。

同状態において、更にクランクレバー８を他方向（伏倒
方向）へ回動すると移動板５が同方向へ移動され、リー
ド挿通孔５ａが円筒形コンタクト９の開口上における接
触ポジション対応位置へと運ばれ、よってリード３が円
筒形コンタクト９内において、その内径ｙｊｘ上を移動
し、一対のりｒ性接片１０ｂ間へ介入され接圧状態を形
成する。クランクレバー８を伏倒状態から起立方向へと
上記とは逆に回動させ、移動板５を上記とは逆に移動さ
せることにより、リード３は弾性接片１０ｂ間より脱し
て上記接触待機ポジションたるリード挿入スペース１１
に移行する。よってリード３の無負荷抜去を可能とする
。

発明の効果 本発明は以上説明しように、リードを受は入れるコンタ
クトが円筒形を呈するコネクタにおいて、インナーコン
タクトのリード捕捉用弾性接片の接点部を円筒形コンタ
クトの内径線上の一端側偏心位置に配置すると共に、同
内径線上の他端側偏心位置にリードを無負荷挿入するス
ペースを形成し、円筒形コンタクトの内腔において、上
記の接触ポジションと接触待機ポジション（リードフリ
ー挿入ポジション）とを併成することによって、接触待
機ポジションで円筒形コンタクト内へのリードの無負荷
抜差を可能とすると共に、ｒ’ｌｔ、Ｉ形コンタクトの
内径線上を接触待機ポジションから接触ポジションへ移
動することによりりｒ性接片によるリード捕捉を行わせ
て的確なコンタクト内接触状態を形成することができ、
従来の円筒形コンタクトを持ったコネクタにおける高負
荷抜差の問題を有効に解決し、抜差時におけるインナー
コンタクトの抵抗が全くない、円筒形コンタクト内無負
荷抜差目的を適正に達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すコネクタ外観を示す斜視
図、第２図は移動板を開放した状態を示す同コネクタ斜
視図、第３図Ａはリードを円筒形コンタクト内の接触待
機ポジション（フリー挿入ポジション）に挿入した状態
を示す断面図、同図Ｂはリードを円筒形コンタクト内の
接触ポジションに移動した状態を示す断面図、第４図Ａ
は第３図ＡのＡ−Ａ線断面図、同図Ｂは第３ＵＡＢのＢ
−Ｂｅｆｉｔ断面図、第５図は第３図Ａの状態を正面視
する断面図、第６図はインナーコンタクトの正面図であ
る。 ■・・・コネクタ、？・・・ＩＣパッケージ、３・・・
リード、４・・・コネクタ基盤、５・・・移動板、９・
・・円筒形コンタクト、１０・・・インナーコンタクト
、１０ａ・・・リング部、１０ｂ・・・弾性接片、ｌｏ
ｃ・・・接点部、１０ｄ・・・傾斜導入面、１１・・・
リード挿入スペース、Ｘ・・・円筒形コンタクトの内径
線。 特許出願人　山−″ｉｉｔ機工業株式会社第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒形コンタクトの上部開口からリード挿入を受け、該
   リードを円筒形コンタクトに内装したリード捕捉用イン
   ナーコンタクトの弾性接片で捕捉し接触を図るコネクタ
   において、上記インナーコンタクトのリード捕捉用弾性
   接片の接点部を上記円筒形コンタクトの内径線上の一端
   側の偏心位置に配置すると共に、同内径線上の他端側の
   偏心位置にリード挿入スペースを形成し、該リード挿入
   スペースに挿入されたリードを上記内径線上で横動させ
   て捕捉し上記リード捕捉用弾性接片との接触状態を形成
   する構成としたことを特徴とするコネクタ。