JPS63500527A - 架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマー - Google Patents
架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマーInfo
- Publication number
- JPS63500527A JPS63500527A JP61503748A JP50374886A JPS63500527A JP S63500527 A JPS63500527 A JP S63500527A JP 61503748 A JP61503748 A JP 61503748A JP 50374886 A JP50374886 A JP 50374886A JP S63500527 A JPS63500527 A JP S63500527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- nitrogen
- wire
- tables
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B3/00—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
- H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
- H01B3/30—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
- H01B3/303—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups H01B3/38 or H01B3/302
- H01B3/306—Polyimides or polyesterimides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/06—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
- C08G73/10—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08G73/1003—Preparatory processes
- C08G73/1007—Preparatory processes from tetracarboxylic acids or derivatives and diamines
- C08G73/101—Preparatory processes from tetracarboxylic acids or derivatives and diamines containing chain terminating or branching agents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマー発 明 の 背 景
本発明は架橋した重合体組成物の製造方法に関し、特に架橋したポリイミド重合
体の製造方法およびその架橋重合体から形成した物品に関する。
ポリイミド樹脂、特にポリエーテルイミド樹脂は、電線被覆の用途に使用される
ことがよく知られている。これらの樹脂は一般に電気導体、たとえばマグネット
線に塗布したとき、良好な耐溶剤性および熱安定性を発揮する。この種の用途に
使用するポリエーテルイミド樹脂フィルムとして高く評価されているものの一つ
に、ゼネラル・エレクトリック社の製品であるウルテム(ULTEM■)がある
。
ウルテム製品を電気導体に塗布するのは容易であるが、高速押出および被覆装置
を使用することが多くなるにつれて、従来の重合体組成物より硬化速度が速く、
熱安定性が高い重合体組成物が必要とされている。モータや変圧器のような特定
の電気機器に使用する電線絶縁物に高い熱安定性が望まれるのは、これらの機器
が従来の熱可覆性ポリエーテルイミド被覆のクリープ点より高い温度で作動する
ことが多く、そのため被覆の劣化が始まり、電気機器の故障につながるおそれが
あるからである。
ポリエーテルイミド組成物の高温安定性の問題は米国特許第、3,983,09
3号で扱かわれている。米国特許第3.983,093号は、2.2−ビス[4
−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパンニ無水物(ビスフェ
ノールA二無水物すなわちBPADA)とそれより硬質の二無水物、たとえばピ
ロメリット酸二無水物との共重合に関する。より硬質の二無水物を使用すると重
合体の耐高温性は増大するが、重合体の無極性溶剤への溶解度は低下する。した
がって双極性溶剤が必要となるが、これらの溶剤は毒性が強いので無極性溶剤よ
り取り扱いが困難である。
米国特許第4,157,996号では、メチレンジアニリンをBPADAととも
に使用して、銅線およびアルミニウム線の絶縁物として有用なポリエーテルイミ
ド型の被覆溶液を形成している。これらの材料は良好な熱安定性および耐溶剤性
を有するが、ポリエーテルイミド材料の熱安定性および耐溶剤性をさらに向上す
る方法の提供が望まれている。
米国特許第4.115.341号には、BPADAとメチレンジアニリに基づく
ポリエーテルアミド酸−イミド重合体の製造方法が開示されている。これらの重
合体は熱安定性に優れ溶液で塗布する電線被覆法に適しているが、熱安定性がさ
らに高く、電気導体に溶液で塗布したり無溶剤の溶融相で押出したりすることの
できる塗料を提供することが望まれている。
したがって本発明の目的は、電線被覆の用途に使用するポリイミド型組成物の耐
溶剤性を向上させる方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、ポリイミド型組成物の熱安定性を、この組成物の無極性溶
剤への溶解度を犠牲にすることなく増大するすぐれた方法を提供することにある
。
本発明のさらに別の目的は、溶液塗布または無溶剤押出によって電気導体を被覆
するのに使用することのできるポリイミド組成物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、熱安定性および耐溶剤性に優れた架橋重合体を表面
に有する金属導体を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、本発明の説明が進むにつれて明らかになるだろ
う。
発 明 の 開 示
以上の目的を達成する本発明の改良方法は、次式:
の構造単位を含む窒素含有重合体がら架橋重合体を製造する方法であって、
[式中の各R1はそれぞれ独立に、カルボニル基に2組のオルト位で結合した四
価の芳香族基で、各R2およびR3は互いに異なる炭素原子数約6−20の二価
の芳香族炭化水素基、そのハロゲン化誘導体、または炭素原子数約2−20のア
ルキレンまたはシクロアルキレン基で、そして
xlとYlの各組合せにおいてそれぞれ独立に、XIがOI(でYlがNHであ
るか、XIとYlが組み合わさってNであり、
R’ 、R2およびR3の少なくとも1個は少なくとも1個のアルキルまたは脂
環式置換基を含む芳香族基である]上記方法が
(a)上記窒素含有重合体を酸化剤と接触させ、そして(b)上記重合体をその
ガラス転移温度から分解温度のすぐ下までの範囲の温度に加熱する
工程を含む。
上記構造単位(I)および(n)はその一部がジアミン反応物質から誘導され、
ジアミンとしては特定の割合のm−フェニレンジアミン(m−PD)とジアミノ
トルエン(DAT)の異性体とが好適である。ジアミンおよび/または後述の他
の単量体上の芳香族基に結合したアルキルまたは脂環式基が存在する結果、得ら
れるポリイミド重合体のガラス転移温度が上昇する。アルキル基または脂環式基
は重合体の酸化架橋反応の官能部位としても作用する。
本発明の1実施態様では、未架橋状態の重合体をマグネット線のような電気導体
上に直接押出すことができる。その後被覆ワイヤをオーブンに通し、空気中で重
合体のガラス転移温度から分解温度のすぐ下の温度までの範囲の温度に加熱する
と、この温度範囲内で重合体中に架橋が生じる。
得られる架橋重合体フィルムは、従来の重合体樹脂フィルムと較べてすぐれた熱
安定性と耐溶剤性を示す。
本発明の別の実施態様では、未架橋状態の重合体を電気ワイヤ上に溶液塗布する
ことができ、このためまず重合体を溶剤に溶解し、次にワイヤをこの溶液中に通
す。溶液を空気の存在下で加熱するにつれて溶剤が蒸発するとともに、架橋が生
じる。
本発明の方法により、ポリイミド組成物を、被覆される表面の特定の要件に従っ
て、また使用する特定の被覆系に従って酸化架橋させ得ることを確かめた。得ら
れるフィルムは、重合体内で架橋しているため、従来のフィルムより高度の耐溶
剤性および熱安定性を有する。
図面の簡単な説明
第1図はガラス転移温度(窒素ガスブランケット中で測定)を未架橋ポリイミド
組成物中のジアミノトルエンのモル%の関数として示すグラフである。
第2図はゲル生成割合(%)をポリイミド組成物中のジアミノトルエンのモル%
の関数として、2つの時間スケジュールについて示すグラフである。
具 体 的 説 明
本発明の架橋した重合体は、次式の構造単位を含む窒素含有重合体から製造され
る。
および
l1
式中の各R1はそれぞれ独立に、カルボニル基に2組のオルト位で結合した四価
の芳香族基で、各R2およびR3は互に異なる炭素原子数約6−20の二価の芳
香族炭化水素基、そのハロゲン化誘導体、または炭素原子数約2−20のアルキ
レンまたはシクロアルキレン基で、そして
XIとYlの各組合せにおいてそれぞれ独立に XIがOHでYlがNHである
か XIとYlが組み合わさってNであり、
R1、R2およびR3の少なくとも1個は少なくとも1個のアルキルまたは脂環
式置換基を含む芳香族基である。
本発明の方法で使用する窒素含有重合体は、式中のXlがOH,対応するYlが
NHであるポリアミド酸単位および/または式中のXIおよび対応するYIが組
み合わさってNであるポリイミド単位を含有することができる。ポリアミド酸は
主にポリイミドの中間体として有用であり、生成物としては実質的にすべての)
(+−Y1の組合せがNであるものが最も望ましい。
R1基は式R’ (COOH)4を有するテトラカルボン酸から誘導された四価
の芳香族基である。この種の酸として適当なものにはピロメリット酸、3,4.
3’ 、4’ −ジフェニルテトラカルボン酸、ビス(3,4−ジカルボキシル
フェニル)ケトン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルフィドおよびビ
ス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホンがある。本発明の方法ではR1の
混合物も使用することができる。
R1基として好ましいのは式:
を有するもので、式中のX2は二価の芳香族基で、両芳香環の自由原子価結合に
関して3位または4位、好ましくは4位に酸素を介して結合している。この種の
X2基はたとえば以下のような化合物から誘導される。レゾルシノール、ヒドロ
キノン、4.4’−ジヒドロキシビフェニル、4゜4′−ジヒドロキシ−3,3
’ 、5.5’ −テトラメチルビフェニル、4.4’ −ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、3.4′−ジヒドロキシジフェニルメタン、2.2−ビス(2−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(「ビスフェノールAJ)、2−(3−ヒドロキシフェニル)−2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、4.4’ −ジヒドロ
キシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、および3−ヒドロキシフェニル−
4−ヒドロキシフェニルスルホン。
X2基として好適なのは式:
を有するもので、式中の各Zはそれぞれ独立にCH,またハHテ、Yzは−C(
CHz )2−1−C−1−S−1−〇−および−S−よりなる群から選ばれる
。上記の各式は各式に結合した多種類の有機および無機置換基、たとえばハロゲ
ン、ニトリル、カルボン酸基、カルボニル基、硫黄含有基などを含むと理解され
たい。
R2およびR3基は上記定義の通りで、式R2(NHz)zおよびR” (NH
2)2のジアミンから誘導されると考えることができる。適当なR2およびR3
基の例には以下のようなジアミンに含まれるものがある。
エチレンジアミン
プロピレンジアミン
トリメチレンジアミン
ジエチレントリアミン
トリエチレンテトラミン
ヘプタメチレンジアミン
オクタメチレンジアミン
2.11−ドデカンジアミン
1.12−オクタデカンジアミン
3−メチルへブタメチレンジアミン
4.4−ジメチルへブタメチレンジアミン4−メチルノナメチレンジアミン
2.5−ジメチルへキサメチレンジアミンN−メチル−ビス(3−アミノプロピ
ル)アミン3−メトキシヘキサメチレンジアミン
1.2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタンビス(3−アミノプロピル)スル
フィド1.4−シクロヘキサンジアミン
ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンm−フェニレンジアミン
p−フェニレンジアミン
O−フェニレンジアミン
4.4′−ジアミノジフェニルプロパン4.4′−ジアミノジフェニルメタン
ベンジジン
4.4′−ジアミノジフェニルスルフィド4.4′−ジアミノジフェニルスルホ
ン4.4I−ジアミノジフェニルエーテル1.5−ジアミノフタレン
3.3′−ジメチルベンジジン
3.3′−ジメトキシベンジジン
2.4−ビス(β−アミノ−t−ブチル)トルエンビス(p−β−アミノ−t−
ブチルフェニル)エーテル4.4′−ジアミノベンゾフェノン
ビス(p−β−メチル−〇−アミノペンチル)ベンゼン1.3−ジアミノ−4−
イソプロピルベンゼン1.2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタンm−キシリ
レンジアミン
p−キシリレンジアミン
3−メチルへブタメチレンジアミン
4.4−ジメチルへブタメチレンジアミン2.11−ドデカンジアミン
3.3−ジメチルプロピレンジアミン
オクタメチレンジアミン
3−メトキシヘキサメチレンジアミン
2.5−ジメチルへキサメチレンジアミン2.6−ジメチルへブタメチレンジア
ミン2−メチルへブタメチレンジアミン
5−メチルノナメチレンジアミン
1.4−シクロヘキサンジアミン
1.12−オクタデカンジアミン
°ビス(3−アミノプロピル)スルフィドN−メチル−ビス(3−アミノプロピ
ル)アミンへキサメチレンジアミン
ヘプタメチレンジアミン
ノナメチレンジアミン
デカメチレンジアミン
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンビス(3−アミノブチル
)テトラメチルジシロキサンなど。
二無水物とジアミンの反応によってポリイミドとポリアミド酸を製造する方法は
当業界で公知である。これとはすこし違うが、ジアミンを電子不足基を含むアミ
ンのビスイミドと反応させる方法が、本出願人に譲渡された係属中の米国特許出
願節505,636号(1983年6月20日出願)に開示されている。その開
示内容をここに先行技術として挙げておく。米国特許出願節505.636号に
は、少なくとも1種のジアミンを少なくとも1種のビスイミドと反応させる工程
を含むポリイミドの製造方法が開示されている。まず、式Z−NH2(式中の2
は高度に電子が不足した基である)のアミンを、種々のフタル酸誘導体、たとえ
ば無水物と反応させることによりイミド化合物を製造する。次にこのモノイミド
を用いて、当業界で公知の種々の反応によってビスイミドを製造する。次にビス
イミドとジアミンの混合物を加熱するだけで、ポリイミドが得られる。
本発明の好適実施態様では、構造単位Iおよび■を有する窒素含有重合体を、ジ
アミンと次式の二無水物との反応によって形成する。
式中の各R1は上記定義の通りである。さらに、二無水物の混合物を使用する場
合には、二無水物混合物の80%以上が X2が弐■に合致し、その式中のY2
が−C(CH3)2−である場合の上述したX2基を含むのが好ましい。この種
の二無水物には、たとえば2.2−ビス[4−(2,3−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル]プロパンニ無水物および2.2−ビス[4−(3,4−ジカルボ
キシフェノキシ)フェニル]ブロバンニ無水物(BPADA)があり、後者が二
無水物として最も好ましい。
窒素含有重合体がもっと硬質であることが望ましいときには、少なくとも1種の
硬質な二無水物をBPADAと併用する。硬質な二無水物は、上記の式■に対応
する種々の二無水物単量体またはそれらの単量体の混合物を包含する。
実施態様によっては、約20重量%以下の硬質二無水物、たとえばピロメリット
酸二無水物(PMDA) 、4.4’−チオ(ビス−1,2−ベンゼンジカルボ
ン酸無水物)(SDA)またはそれらの混合物を含有させるのが好ましい。これ
らの二無水物の硬質さは重合体のガラス転移温度(Tg)を上げる役目を果たし
、そめ結果通常のポリイミドよりもより高い温度で熱的に安定な重合体が得られ
る。本発明にしたがって後に架橋した重合体を形成するのにこれらの二無水物を
使用すると、ガラス転移温度をさらに大きく上昇させることができる。窒素含有
重合体の製造にあたっては・上記の式■で表わされる数多くの他の二無水物をコ
モノマーとして含有させてもよい。
BPADAを80重量%より少ない量使用することも、二無水物混合物の残部が
種々の他の二無水物、たとえば上述の硬質二無水物を含有するならば可能である
。BPADAの量が50重量%以下であると、たとえば双極性非プロトン溶剤を
用いるといつたような、重合技術の改変が必要になる。このような改変を行えば
、BPADAのレベルが11i量%のように低くても、本発明の組成物として適
当で本発明では、上述の式R2(NHz )zまたはR”(NHz)2のジアミ
ンを2M以上使用してもよい。
ジアミンは芳香族でも脂肪族でもその両方でもよい。前述したように構造単位(
1)および(■)中のR2およびR3装m基は異なる。たとえば、R2をDAT
の異性体混合物から誘導したときは、1lj3は別のジアミン、たとえばm−フ
ェニレンジアミンから誘導しなくてはならないか、あるいはその逆である。本発
明の方法では、同じ窒素含有重合体においてR2およびR3を同じジアミンから
誘導することはできない。
R2またはR3をDATの異性体混合物から誘導するのが好ましいが、そのよう
な混合物の成分については以下に説明する。DATはポリイミド重合体のガラス
転移温度を上昇させる硬質ジアミンであり、酸化架橋用の部位としても作用する
。架橋反応は一般に、ポリイミドが完全に重合し終った後に開始する。架橋反応
については以下にさらに詳述する。窒素含有重合体の製造には(全ジアミンの重
量に基づいて)約50重量%以上から約99重量%のDATの異性体混合物を使
用するのが好ましいが、DAT混合物のレベルが1重量%のように低くても適当
である。DATの異性体混合物と併用する第2のジアミンがm−フェニレンジア
ミンであるとき、DATの異性体混合物対m−フ二二レしジアミンの比は約99
:1から約1:99の範囲とすればよい。DAT混合物のレベルが高いほど、第
1図に示すようにポリイミドのガラス転移温度が上昇するが、これについては後
述する。
本発明の好適な実施態様では、(全DAT重量に基づいて)約75重量%のDA
Tの2.6−異性体を約25重量%のDATの2.4−異性体とともに使用する
。DATの2.6−異性体から生成する重合体は、DATの2.4−異性体から
生成する重合体よりガラス転移温度が高い。しかし2,6−異性体のレベルが約
1重量%のように低くても、本発明の方法には有用であり、実際DATは2,4
−異性体または2,6−異性体いずれかだけから構成してもよい。本発明を工業
的に実施する際には、約80重量%のDATの284−異性体と約20重量%の
DATの2.6−異性体との異性体混合物を用いることができる。
種々の他のジアミンまたはそれらの混合物を、上述したDATの異性体混合物と
ともに用いることができる。これらのジアミンも一般にさきに定義した通りの式
R2(NH2)2またはR”(NHz)2を有する。m−フェニレンジアミンは
DATの異性体混合物とともに使用するのに適したジアミンであるので R2ま
たはR3基の一方をm−フェニレンジアミンから誘導するのが好ましい。
重合体のTgが高い方が望ましい場合には、m−フェニレンジアミンをDATの
2,6−異性体のみと併用するのがよく、その場合には2.6−ジアミツトルエ
ン対m−フェニレンジアミンの比を約70 : 30−約99:1とするのが好
ましい。
好適な実施態様では、上述のジアミンのR2またはR3基の一方が少なくとも1
個のアルキルまたは脂環式置換基を含む芳香族基である。さらに、アルキルまた
は脂環式置換基がメチル基であるのが好ましく、それは場合によってはメチル基
の方が他の置換基より酸化架橋が速くなるからである。しかし、もう一方の単量
体、たとえば二無水物のINの芳香族基に少なくとも1個のアルキルまたは脂環
式置換基が含まれるならば、いずれのジアミンもアルキルまたは脂環式置換基を
結合している必要はない。芳香族基のいずれかに結合する適当なアルキルまたは
脂環式置換基の例にはメチル、エチル、プロピル、ペンチル、イソプロピル、イ
ソブチル、シクロヘキシルなどがある。アルキルまたは脂環式置換基には、多種
多様な有機または無機置換基、たとえばハロゲン、ニトリル、カルボン酸基、カ
ルボニル基、硫黄含有基などが結合していてもよい。長い炭素鎖を含むアルキル
または脂環式置換基はど架橋に長い時間がかかるが、架橋温度を上げることによ
ってこれらの場合の架橋に必要とされる時間を短縮することができる。
アルキルまたは脂環式置換基が一方のジアミンの芳香族基に結合していると、窒
素含有重合体の無極性溶剤への溶解度が増大し、硬質二無水物、たとえばPMD
AおよびSDAを系に併合した場合に生じる可能性のある溶解度の低下が相殺さ
れる。したがって硬質二無水物によって通常必要とされる極性溶剤を、ポリイミ
ド組成物の製造に使用する必要がない。
ポリイミドとポリアミド酸を二無水物とジアミンの反応°にょって形成する好適
な実施態様では、当業界で周知の代表的な溶液重合技術を使用する。たとえば、
類似の材料の代表的な重合方法の説明については米国特許第4,115゜341
号を参照されたい。代表的には、上述の二無水物とジアミンの単量体を窒素雰囲
気中で連鎖停止剤、たとえばフタル酸無水物、触媒、たとえばフェニル亜ホスホ
ン酸ナトリウムおよび塩素化溶剤、たとえば0−ジクロロベンゼンと混合する。
次に混合物を約140℃に約30分間加熱し、系から水を除去しながら約60分
間還流させる。次に反応容器および付属器具を乾燥する。次に装置にモレキニラ
ーシーブを加え、混合物をさらに約120分間還流させる。混合物を多量の塩素
化溶剤で希釈した後、これを極性溶剤、たとえばメタノールに加えると重合体が
沈澱する。
この時点で重合体が完全に重合していない場合には、重合体を乾燥、濾過し、へ
りコーンミキサー内で完全に重合するまでさらに反応させることができる。
この重合方法は、上述したジアミンと二無水物単量体のすべての組合゛せに適当
である。当業者であれば、本発明の範囲内でこの方法を種々に変更することは容
易である。たとえば架橋前の重合体の粘度は、望まれる被覆の塗布方法の種類に
応じて溶剤のレベルを変えることにより調節できる。
上述の重合技術を使用してDATから誘導したポリイミドを形成したときには、
DATのレベルが上昇するにつれてポリイミドのTgが上昇するのが明らかであ
る。第1図は、m−フェニレンジアミンを上述の市販のDAT混合物(80%の
2.4−DAT、20%の2.6−DAT)と併用し、二無水物としてBPAD
Aを使用した場合の、未架橋ポリイミド組成物中のDATのモル%の関数として
Tgを示す。Tgは窒素ガスブランケット中で測定した。第1図の曲線から、D
ATのレベルを増加すると、ポリイミドのTgが上昇することが明らかである。
組成物からDATを除外すると、Tgは約219℃であるのに対し、50重量%
のDATを使用するとTgは約230℃まで上昇する。
次の第1表から、BPADAのコモノマーとしてPMDAまたはSDAのような
より硬質の二無水物を加えると、Tgがさらに上昇することがわかる。対照は1
00%BPADA/100%m−フェニレンジアミンを含有する重合体で、この
重合体は約218℃のTgを示す。2−5の二無水物混合物の残部はBPADA
からなる。
第 1 表
各種の共重合体(a)の特性
1、対照 218
2、20 %PMDA 2 3 3
3、20 %PMDA 1 0 0 2 6 94、20 %SDA 226
5、20%SDA 100 261
(a)O−ジクロロベンゼン中で製造
(b)DAT混合物は約80%の2,4−ジアミノトルエンと約20%の2.6
−ジアミノトルエンを含有する。代替ジアミンはm−フェニレンジアミンである
。
20重量%のPMDAを加えると、重合体のTgが233℃に上がる。PMDA
含有系でm−フェニレンジアミンをDATにかえると、Tgが約269℃に上が
る。第1表に示すように、SDAを含有する系でも同様の上昇が生じる。
本発明の1実施態様では、未架橋状態にある窒素含有重合体を、その架橋に先立
って、電気導体、たとえばマグネット線の上に直接押出すことができる。この被
覆塗布方法に適当な押出技術は当業界でよく知られており、詳しい説明は不要で
ある。代表的には、完全に重合した状態の固体重合体をヒータを設けた押出機ま
たは射出成形機に供給する。重合体をその軟化点付近に加熱すると、重合体は成
形機内を流れ、重合体の流れに直角に成形機内または成形機近傍を通過している
導体、たとえば銅線上に流れる。この方法によりワイヤの全表面を被覆し、そし
てワイヤが成形機から離れるにつれて、重合体は冷え、ワイヤに接着する。
押出中に重合体に接触する空気の量は通常、早期酸化架橋をもたらす程ではない
。しかし、所望に応じて、押出バレルの近くに窒素または他の不活性ガスプラン
ケラ上をおいて空気の進入を防止することができる。
本発明の重合体組成物の特性を調べるために、重合体材料を溶剤に溶解し、ガラ
ス板上にキャストする。次にガラス板上に形成したフィルムをガラス板上で酸化
架橋する。
重合体系のフィルム形成性能は、当業者であれば、上述した押出被覆技術に使用
できるように簡単に調整できる。
窒素含有重合体中の芳香族基に含まれる少なくとも1個のアルキルまたは脂環式
置換基の存在により、重合体をワイヤへの塗布後に酸化架橋することが可能にな
る。重合体をそのTgより低い温度かTgから分解温度のすぐ下までの範囲の温
度で酸化剤と接触させなければ、重合体は後述する架橋温度で熱的に安定なま〜
で、酸化架橋を起さない。重合体をここで規定する酸化条件にさらすと、重合体
中のアルキルまたは脂環式置換基の少なくとも一部が酸化されるようである。酸
化された置換基はそこで脱水素化されてアルデヒド型の基を形成し、これが遊離
アミン官能基と縮合してイミン基を生成し、これらのイミン基が重合体中の架橋
鎖を形成する。
窒素含有重合体を前述したようなワイヤ被覆材料として用いる場合には、ワイヤ
を未架橋の重合体で被覆してから、空気のような酸化剤を含む対流オーブンに通
過させればよい。架橋温度は、重合体のガラス転移温度から分解温度のすぐ下ま
での範囲にある。この範囲に対応する代表的な架橋温度は約225℃−約325
℃で、好適な範囲は約275℃−約320℃である。温度が高い程重合体の架橋
速度が速くなるが、オーブン暴露時間を長くすることで低い暴露温度を補なうこ
とができる。重合体を架橋環境にさらす時間の長さは、膜厚、オーブン温度およ
び重合体に結合した遊離アルキルまたは脂環式置換基の数に応じて、広い範囲で
変えることができる。所望に応じて重合体全体に架橋を生じさせることができる
が、ワイヤ被膜に良好な耐溶剤性を得るには重合体の表面領域のみの架橋で十分
である。
代表的な例として、オーブン温度が約320℃であるとき、被膜の表面領域の架
橋が空気との接触で起るのにか〜る時間は約60分以内である。表面領域は広義
には、厚さ約1゜0ミルの硬化重合体被膜で約10分の数ミルの深さである。
所望に応じて酸化架橋工程を数時間から数ケ月も延期することも可能である。
本発明の好適な方法では、重合体をそれ以前に酸化剤と接触させるか否かに関係
なく、重合体を架橋温度範囲内で加熱するのと同時に、重合体を空気と接触させ
る。あるいは、物品を未架橋重合体で被覆し、その後室温または所望により未架
橋重合体のTgより低い所望の温度で過マンガン酸カリウムのような酸化剤と接
触させてもよい。次に重合体を適当な熱源により空気または不活性雰囲気中また
は真空中で、ガラス転移温度から分解温度のすぐ下までの温度に加熱して、少な
くとも重合体の表面領域に架橋を起させる。この別法で重合体全体を架橋したい
のなら、重合体を架橋温度範囲内で加熱する間、空気雰囲気のみを使用する必要
がある。
第2図は、上述した市販のDAT混合物(80%の2゜4−DATと20%の2
.6−DAT)を用いた場合の、BPADA含有ポリイミド重合体のゲル生成率
(%)を重合体中に含まれるDATの割合(%)の関数として、2つの加熱スケ
ジュールについて示す。ゲル生成率は重合体に生じる酸化架橋の開始の指標であ
る。両角熱スケジュールとも、DATのレベルが上がるにつれて架橋量が増加し
ている。
本発明の架橋した重合体を金属導体に適用すると、この重合体が形成する絶縁被
膜は従来の絶縁被膜より高度の耐溶剤性と熱安定性を示す。これらの特性の向上
は、部分的には、架橋が起った後で重合体のTgが上昇しているためである。た
とえば、BPADAおよび約95%の市販のDAT混合物を含有する未架橋ポリ
イミドはTgが約242℃である。架橋させると、このTgが約250”C−2
52℃に上がり、従って架橋被膜は、未架橋被膜と較べてより高温でも一体性が
維持される。したがって、上述の方法で被覆したワイヤが偶然高温環境で交差し
たりこすれたりしてもワイヤが短絡する可能性が小さい。
本発明の別の実施態様では、未架橋状態の重合体を標準的な技法で電気ワイヤに
溶液塗布してから、重合体を酸化架橋する。代表的には、単離した重合体を適当
な塩素化溶剤、例えば0−ジクロロベンゼンに溶解する。次に溶液をワイヤに標
準的ワイヤタワー装置で繰返し通過させることにより塗布し、ワイヤ上に被膜を
形成する。被膜を空気中で前述した温度範囲で加熱すると、溶剤が蒸発し、酸化
架橋が起る。この方法により形成した絶縁被膜は、前述した押出し被膜と同じ優
れた物理的特性を有する。
あるいはまた、上述した窒素含有組成物を、ワイヤ導体への溶液塗布に先立って
、部分的にのみ重合させてポリアミド酸を形成してもよい。(溶液状の)組成物
をワイヤに塗布した後、塗膜を空気中で前述した温度範囲に加熱する。
溶剤が蒸発するにつれて、重合体の酸化架橋とイミド化が同時に起る。この方法
で形成した絶縁被膜もやはり、前述した優れた特性を有する。
さらに他の実施態様として、重合体を無溶剤溶融形態にてワイヤに塗布すること
ができる。ワイヤを窒素ブランケット下で溶融した重合体に通して引張る。その
後、前述したように、ワイヤ上の被膜を酸化架橋する。
実施例 1
ポリイミドを、標準的な溶液重合技術を用いて窒素雰囲気中で20重量%のDA
Tと80重量%のm−フェニレンジアミンを含有するジアミン混合物がら製造し
た。反応物質はI O0,98g (0,194%ル)17)BPADA、4゜
89g (0,040モル)のDATの異性体混合物、17゜30g (0,1
60モル)のm−フェニレンジアミン、1゜78 g (0,012モ/k)
(7)7タル酸無水物、0.0255g(15,55ミリモル)のフェニル亜ホ
スホン酸ナトリウムおよび250m1の。−ジクロロベンゼンとした。DATは
約79.5%の2,4−ジアミノトルエン異性体、約19.5%の2.6−ジア
ミノトルエン異性体、および約1%の他のアミンおよびDATのオルト異性体か
ら構成される市販の異性体混合物(エアー・プロダクツ・インコーホレイテッド
−Air Products Inc、 )を用いた。重合体をメタノールから
沈澱させる前に必要に応じてさらに溶剤を加えた。へりコーンミキサー内で完全
に重合させた。未架橋重合体のTgは約223℃であった。
次に上述の未架橋重合体の重合体フィルムを。−ジクロロベンゼン溶剤からガラ
ス上にキャストし、220℃で数時間乾燥した。次に乾燥したフィルムを熱対流
炉(空気の循環運動が可能なもの)に入れ、異なる架橋温度で種々の時間長にわ
たって加熱した。架橋の発生を測定するためのゲル試験を、重合体サンプルを秤
量し、次にサンプルをクロロホルムを還流させた抽出ヘッドに入れることにより
行った。抽出を24時間行った。
下記の第2表から、実施例1で製造したポリイミド重合体に酸化架橋が存在する
ことがわかる。第2表には3通りの架橋温度/時間のスケジユールを示す。比較
のために使用した対照は100%BPADAと100%m−フェニレンジアミン
を含有するポリイミドである。架橋の存在は、重合体のクロロホルムへの溶解度
によって測定した。すなている。
200℃ 250℃ 320℃
架橋温度/時間 (18時間)(18時間) (1時間)■、対照 無 無 無
2.20% DAT 車 無 有 ゲル3.50%DAT ” 無 有 有
4.100% DAT 無 有 有
8第ニジアミンはm−フェニレンジアミンである。
有 −ポリイミドが架橋している。
無 −ポリイミドが架橋していない。
ゲル−ポリイミドが部分的に架橋している。
第2表のデータから、対照はどの温度でも架橋しないことがわかる。またDAT
の異性体混合物を含有するどのポリイミドにも200℃では架橋が生じず、これ
は200℃はこれらの各重合体のTgより低いからである。しかし250℃およ
び320℃では、DATの異性体混合物を含有するポリイミドに架橋が生じ、こ
れはこれらの温度がポリイミドのガラス転移点以上だからである。
実施例 2
ポリイミドを、50重量%のDATと50重量%のm−フェニレンジアミンより
なるジアミン混合物から実施例1と同様にして製造した。実施例1と同様に、市
販のDAT混合物を使用した。反応物質は100.98r (0,194モル)
のBPADA、12.22g (0,100モル)−のDAT、 10. 81
g (0,100モル)のm−フェニレンシア・ミン、1.69g (0,0
11モル)のフタル酸無水物、0.0255g (15,55ミリモル)のフェ
ニル亜ホスホン酸ナトリウムおよび250m1の。−ジクロロベンゼンとした。
実施例1と同様に、へりコーンミキサー内で完全に重合させた。未架橋重合体の
Tgは約230’Cであった。
次に上記未架橋重合体の重合体フィルムをガラス上にキャストし、実施例1と同
様に酸化架橋した。酸化架橋試験の結果は上記第2表に示しである。
本発明の方法および物品は種々多様な用途に用いることができる。たとえば、上
述の組成物と同様のポリイミド組成物で予め被覆した構造物を、後に本発明の酸
化架橋条件におくことにより、被膜の耐溶剤性と熱安定性をさらに向上すること
ができる。さらに架橋性重合体の組成を調整して、被膜の硬さ、可撓性および熱
安定性についての種々の要求を満たすのは簡単である。通常の浸漬法と無溶剤押
出のどちらによってもワイヤを架橋性材料で被覆できるので、本発明の適用範囲
は極めて広い。これらの架橋性組成物は航空および自動車の用途、装飾および保
護の目的、モータ・スロット・ライナの高温電気絶縁、ならびにコイルおよびケ
ーブルの包装に使用することができる。
本発明を好適実施態様に関して説明してきたが、本発明の範囲を逸脱することな
く種々の改変および変更を行うことができるのは明らかであり、したがって以上
の開示内容は添付した請求の範囲によってのみ限定される。
DA丁七ル%
AぷりイミV托隻令4転り[)A丁つLルy−と々°クラス−う戯り贋シ先3o
o’CIτ1晴!:’I hAZ’ I;吟jりh口熱しT;昭和 年 月 日
特許庁長官 小 川 邦 夫 殿
2、発明の名称
架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマー3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
名 称 ゼネラル・エレクトリック拳カンバニイ4、代理人
住所 〒107東京都港区赤坂1丁目14番14号第35興和ビル 4階
日本ゼネラル・エレクトリック株式会社・極東特許部内゛祥モ舌 (588)
5200−5207昭和62年10月22日(発送日:昭和62年10月27日
)6、補正の対象
(1)特許法第184条の5第1項の規定による書面(2)国際特許出願の明細
書および請求の範囲の翻訳文(3)代理権を証明する書面
7、補正の内容
(1)特許法第184条の5第1項の規定による書面を別紙のとおりに改める。
(2)国際特許出願の明細書の翻訳文第1頁第2行の発明の名称を「架橋性ポリ
イミド組成物におけるアルキル含有モノマー」に改める。
(3)国際特許出願の明細書および請求の範囲の翻訳文の浄書(但し、上記発明
の名称の訂正以外は内容に変更なし)
(4)委任状およびその翻訳文を別紙のとおりに改める。
国際調査報告 ・
ANNEXτOTME INTERNATIONAr、5EARCHREPOR
T QNυ5−A−3336258None
Claims (19)
- 1.次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)および ▲数式、化学式、表等があります▼(II)の構造単位を含む窒素含有重合体か ら架橋重合体を製造する方法において、 [式中の各R1はそれぞれ独立に、カルボニル基に2組のオルト位で結合した四 価の芳香族基で、各R2およびR3は炭素原子数的6−20の二価の芳香族炭化 水素基、そのハロゲン化誘導体、または炭素原子数的2−20のアルキレンまた はシクロアルキレン基で、R2とR3は互いに異なり、そして X1とY1の各組合せにおいてそれぞれ独立に、X1がOHでY1がNHである か、X1とY1が組み合わさってNであり、 RI、R2およびR3の少なくとも1個は少なくとも1個のアルキルまたは脂環 式置換基を含む芳香族基である]上記方法が (a)上記窒素含有重合体を酸化剤と接触させ、そして(b)上記重合体をその ガラス転移温度から分解温度のすぐ下までの範囲の温度に加熱する 工程を含む架橋重合体の製造方法。
- 2.重合体を加熱する前に、重合体を酸化剤と接触させる請求の範囲第1項記載 の方法。
- 3.重合体を加熱するのと同時に、重合体を最初から酸化剤と接触させる請求の 範囲第1項記載の方法。
- 4.RIが次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、式中のX2が二価の芳香族差である請求の範囲第1項記載の方法。
- 5.X2基が次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ および ▲数式、化学式、表等があります▼ の基であり、 式中の各Zはそれぞれ独立にCH2またはHで、Y2は−C(CH2)2−、▲ 数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−O− および−S−よりなる群から選ばれる請求の範囲第4項記載の方法。
- 6.R2またはR3がメタ−フェニレンジアミンから誘導される請求の範囲第1 項記載の方法。
- 7.R2またはR3がジアミノトルエンの異性体混合物から誘導される請求の範 囲第1項記載の方法。
- 8.異性体混合物の異性体の1種が2,6−ジアミノトルエンである請求の範囲 第7項記載の方法。
- 9.工程(b)の濃度が約225℃−約325℃である請求の範囲第1項記載の 方法。
- 10.工程(b)の温度が約275℃−約320℃である請求の範囲第9項記載 の方法。
- 11.上記酸化剤が空気である請求の範囲第1項記載の方法。
- 12.上記酸化剤が過マンガン酸カリウムである請求の範囲第1項記載の方法。
- 13.窒素含有重合体を架橋の前に電線に塗布する請求の範囲第1項記載の方法 。
- 14.窒素含有重合体をワイヤに塗布した後に架橋する請求の範囲第13項記載 の方法。
- 15.窒素含有重合体を押出手段によってワイヤに塗布する請求の範囲第14項 記載の方法。
- 16.ワイヤを溶融重合体中を通して引張ることにより窒素含有重合体をワイヤ に塗布する請求の範囲第14項記載の方法。
- 17.窒素含有重合体を、溶液の塗布によりワイヤに塗布する請求の範囲第14 項記載の方法。
- 18.請求の範囲第1項記載の方法によって製造した架橋重合体。
- 19.金属導体の少なくとも一部に請求の範囲第1項記載の架橋重合体を含有す る絶縁被覆を設けた物品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/754,486 US4675366A (en) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | Alkyl-containing monomers in cross-linkable polyimide compositions |
US754486 | 1985-07-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63500527A true JPS63500527A (ja) | 1988-02-25 |
Family
ID=25035009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61503748A Pending JPS63500527A (ja) | 1985-07-12 | 1986-06-26 | 架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマー |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4675366A (ja) |
EP (1) | EP0229160B1 (ja) |
JP (1) | JPS63500527A (ja) |
DE (1) | DE3670644D1 (ja) |
WO (1) | WO1987000541A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5047328A (en) * | 1988-10-26 | 1991-09-10 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Method for determination of the type and severity of periodontal disease states |
US5112942A (en) * | 1990-09-26 | 1992-05-12 | Ethyl Corporation | Polymide compositions |
US6919422B2 (en) * | 2003-06-20 | 2005-07-19 | General Electric Company | Polyimide resin with reduced mold deposit |
ES2420881T3 (es) * | 2007-02-22 | 2013-08-27 | Acquos Pty Ltd. | Polímeros redispersables que incluyen un sistema de coloide protector |
EP2173787B1 (en) * | 2007-07-26 | 2019-06-12 | SABIC Global Technologies B.V. | Crystallizable polyetherimides, method of manufacture, and articles derived therefrom |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49110796A (ja) * | 1973-02-24 | 1974-10-22 | ||
JPS5018594A (ja) * | 1972-12-29 | 1975-02-27 | ||
JPS59219330A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-12-10 | オーシージー マイクロエレクトロニク マテリアルズ インク. | ポリイミド、その製造方法および用途 |
JPS6040100A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-02 | 宇部興産株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS60156730A (ja) * | 1983-12-30 | 1985-08-16 | ゼネラル エレクトリツク カンパニイ | 新しいポリエーテルイミド共重合体 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3336258A (en) * | 1963-11-26 | 1967-08-15 | Du Pont | Aromatic polyamide-acids cross-linked with ditertiary diamines |
US3416994A (en) * | 1967-01-12 | 1968-12-17 | Du Pont | Cross-linked polyimide |
US3983093A (en) * | 1975-05-19 | 1976-09-28 | General Electric Company | Novel polyetherimides |
US4115341A (en) * | 1977-01-24 | 1978-09-19 | General Electric Company | Polyetheramide-acid-imide solution and process for preparation thereof |
US4157996A (en) * | 1977-03-18 | 1979-06-12 | General Electric Company | Coating solution of polyetherimide-forming monomers |
US4433131A (en) * | 1981-07-30 | 1984-02-21 | General Electric Company | Coating solution of polyetherimide monomers |
US4574144A (en) * | 1984-12-17 | 1986-03-04 | General Electric Company | Sulfonated polyimides and polyamic acids and method for their preparation |
-
1985
- 1985-07-12 US US06/754,486 patent/US4675366A/en not_active Expired - Fee Related
-
1986
- 1986-06-26 JP JP61503748A patent/JPS63500527A/ja active Pending
- 1986-06-26 DE DE8686904561T patent/DE3670644D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-06-26 WO PCT/US1986/001347 patent/WO1987000541A1/en active IP Right Grant
- 1986-06-26 EP EP86904561A patent/EP0229160B1/en not_active Expired
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018594A (ja) * | 1972-12-29 | 1975-02-27 | ||
JPS49110796A (ja) * | 1973-02-24 | 1974-10-22 | ||
JPS59219330A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-12-10 | オーシージー マイクロエレクトロニク マテリアルズ インク. | ポリイミド、その製造方法および用途 |
JPS6040100A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-02 | 宇部興産株式会社 | スチ−ムアイロン |
JPS60156730A (ja) * | 1983-12-30 | 1985-08-16 | ゼネラル エレクトリツク カンパニイ | 新しいポリエーテルイミド共重合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0229160B1 (en) | 1990-04-25 |
US4675366A (en) | 1987-06-23 |
WO1987000541A1 (en) | 1987-01-29 |
EP0229160A1 (en) | 1987-07-22 |
DE3670644D1 (de) | 1990-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Xie et al. | Synthesis and characterization of soluble fluorine‐containing polyimides based on 1, 4‐bis (4‐amino‐2‐trifluoromethylphenoxy) benzene | |
US4728697A (en) | Novel copolyamideimides, prepolymers therefor and method for their preparation | |
US4736015A (en) | Aromatic polyimide compositions of high solubility and their uses | |
EP0041551B1 (en) | Blends of polyetherimides and polyamideimides | |
JPS62116631A (ja) | ポリ(エ−テルイミド)及びそれを含む組成物 | |
US3553282A (en) | Siloxane containing polyamide acid blends | |
US4101488A (en) | Water-soluble heat-resistant insulating varnish | |
US3803103A (en) | Polyimides from dimer diamines and electrical insulation | |
US4468506A (en) | Polyetherimide blends | |
JPS6019337B2 (ja) | ポリエーテルイミド‐ポリエステル混合物 | |
US4504632A (en) | Amide ether imide block copolymers | |
TWI736867B (zh) | 聚醯亞胺清漆及其製備方法、聚醯亞胺塗層製品及其製備方法、電線以及電子裝置 | |
US3277043A (en) | Process to obtain phenolic solvent soluble polycarbonamide-imides and solutions thereof | |
TWI723360B (zh) | 包括交聯性二酐類化合物及抗氧化劑的聚醯亞胺前驅物組成物、由上述聚醯亞胺前驅物組成物製備的聚醯亞胺膜及其製備方法以及包括此聚醯亞胺膜的電子裝置 | |
US4069209A (en) | Imino acids and resins derived therefrom | |
US4075179A (en) | Polyesterimides and processes for preparing same | |
CA1199747A (en) | Coating solutions low temperature curable to polyetherimides | |
US4652598A (en) | Siloxane-containing polymers | |
US4331799A (en) | Copolymers of etherimides and amideimides | |
JPS63500527A (ja) | 架橋性ポリイミド組成物におけるアルキル含有モノマー | |
US3440204A (en) | Polyamide amide-acid coating solutions containing a silicone,method of using said solutions and surfaces coated therewith | |
US20220227941A1 (en) | Polyimide and manufacturing method therefor | |
JPH09227697A (ja) | ゲルを経由した耐熱性ポリイミドフィルムの製造方法 | |
US3674741A (en) | Copolymer of poly(quinozolone and imide) and process for producing the same | |
EP0091116B1 (en) | Polyetherimide blends |