JPS634987Y2 - - Google Patents
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- JPS634987Y2 JPS634987Y2 JP7761382U JP7761382U JPS634987Y2 JP S634987 Y2 JPS634987 Y2 JP S634987Y2 JP 7761382 U JP7761382 U JP 7761382U JP 7761382 U JP7761382 U JP 7761382U JP S634987 Y2 JPS634987 Y2 JP S634987Y2
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- JP
- Japan
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- temperature
- magnetic strip
- rotating body
- magnetoresistive element
- sensitive magnetic
- Prior art date
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- Expired
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は非接触で回転体の温度を検出する装
置、特に回転体表面へ永久磁石および感温磁性体
を取付ける構造に関する。
置、特に回転体表面へ永久磁石および感温磁性体
を取付ける構造に関する。
従来、回転体の温度を非接触で検出するには、
例えば第１図に示すように回転体１１が強磁性体
である場合にはその表面に非磁性体層１を設け
て、その上に環状の永久磁石２及び環状の感温磁
性体３を設け、この感温磁性体３の周囲に間隔を
おいて磁気検出素子４（例えば磁気抵抗素子）を
対向させている。
例えば第１図に示すように回転体１１が強磁性体
である場合にはその表面に非磁性体層１を設け
て、その上に環状の永久磁石２及び環状の感温磁
性体３を設け、この感温磁性体３の周囲に間隔を
おいて磁気検出素子４（例えば磁気抵抗素子）を
対向させている。
回転体の温度が低く感温磁性体３の温度がその
キユリー点未満の場合には、永久磁石２からの磁
束が感温磁性体３により遮蔽され、磁気抵抗素子
４には作用しないため、その抵抗は初期抵抗のま
まである。回転体の温度が上昇して感温磁性体３
の温度がキユリー点以上になると、感温磁性体３
の遮蔽作用が消滅するので、永久磁石２の磁束が
磁気抵抗素子４に作用し、その抵抗が増加する。
したがつて磁気抵抗素子４の抵抗値の変化を検知
することにより回転体の温度を検出できる。
キユリー点未満の場合には、永久磁石２からの磁
束が感温磁性体３により遮蔽され、磁気抵抗素子
４には作用しないため、その抵抗は初期抵抗のま
まである。回転体の温度が上昇して感温磁性体３
の温度がキユリー点以上になると、感温磁性体３
の遮蔽作用が消滅するので、永久磁石２の磁束が
磁気抵抗素子４に作用し、その抵抗が増加する。
したがつて磁気抵抗素子４の抵抗値の変化を検知
することにより回転体の温度を検出できる。
しかしこの構造の場合には、感温磁性体３が永
久磁石２の上に装着されているので、回転体の熱
は永久磁石２を通つて感温磁性体３に作用するこ
とになり、熱応答性が悪いという問題がある。ま
た永久磁石２及び感温磁性体３は同心形状ではけ
ればならないため部分加工費が高いという欠点が
ある。
久磁石２の上に装着されているので、回転体の熱
は永久磁石２を通つて感温磁性体３に作用するこ
とになり、熱応答性が悪いという問題がある。ま
た永久磁石２及び感温磁性体３は同心形状ではけ
ればならないため部分加工費が高いという欠点が
ある。
本考案は、上述した欠点を除去し、回転体への
永久磁石及び感温磁性体の取り付けが容易であ
り、熱応答性のよい回転体の温度検出装置を提供
することを目的とする。
永久磁石及び感温磁性体の取り付けが容易であ
り、熱応答性のよい回転体の温度検出装置を提供
することを目的とする。
本考案は、検出温度に対応するキユリー点をも
つ可撓性の感温磁性帯板と、長手方向で等間隔に
磁化の向きを互いに逆向きにかつ幅方向に着磁さ
れた可撓性の永久磁石帯板とを、互いに重ねて貼
り合せてなる磁性帯体を、回転体の表面に感温磁
性帯板を内側にして長手方向を回転方向に一致さ
せて密着し、磁性帯板に近接して磁気抵抗素子を
配設したことを特徴とする。
つ可撓性の感温磁性帯板と、長手方向で等間隔に
磁化の向きを互いに逆向きにかつ幅方向に着磁さ
れた可撓性の永久磁石帯板とを、互いに重ねて貼
り合せてなる磁性帯体を、回転体の表面に感温磁
性帯板を内側にして長手方向を回転方向に一致さ
せて密着し、磁性帯板に近接して磁気抵抗素子を
配設したことを特徴とする。
以下、図面にしたがつて本考案を詳しく説明す
る。第２図は本考案の一実施例を示す。磁性帯体
５は第３図に示すように、所要のキユリー点の例
えばFe−Ni−Cr合金等から作られた可撓性をも
つ感温磁性帯板６と可撓性の永久磁石帯板（例え
ばゴム磁石、Fe−Cr−Co金属マグネツトなど）
７とを互いに重ね、ゴム系接着剤により貼り合せ
たものである。永久磁石帯板７は、幅方向に着磁
され、しかも長手方向で等間隔に磁化の向きが逆
向きであり、このような磁性帯体５を回転体（例
えば複写機の熱ロール）８の外周面に感温磁性帯
板６を内側にして密着状態にほぼ一回巻き付け
る。この磁性帯体５の円周面に近接して磁気抵抗
素子９が固定配置されている。
る。第２図は本考案の一実施例を示す。磁性帯体
５は第３図に示すように、所要のキユリー点の例
えばFe−Ni−Cr合金等から作られた可撓性をも
つ感温磁性帯板６と可撓性の永久磁石帯板（例え
ばゴム磁石、Fe−Cr−Co金属マグネツトなど）
７とを互いに重ね、ゴム系接着剤により貼り合せ
たものである。永久磁石帯板７は、幅方向に着磁
され、しかも長手方向で等間隔に磁化の向きが逆
向きであり、このような磁性帯体５を回転体（例
えば複写機の熱ロール）８の外周面に感温磁性帯
板６を内側にして密着状態にほぼ一回巻き付け
る。この磁性帯体５の円周面に近接して磁気抵抗
素子９が固定配置されている。
このような構成であるから磁気抵抗素子９と磁
性帯体５との代表的な対向状態には第４図に示す
ように３通りがある。
性帯体５との代表的な対向状態には第４図に示す
ように３通りがある。
先づ回転体８の温度が低温で感温磁性帯板６の
温度がキユリー点未満の場合について磁気抵抗素
子９と磁性帯体５との対向状態別に説明する。第
４図ａのように磁気抵抗素子９が磁石帯板７の小
磁石７ａと対向している時には、小磁石７ａから
の磁束の大部分が感温磁性帯板６を通り、磁気抵
抗素子９に作用する磁束は僅かでその抵抗はR1
（第５図のａ点）である。また第４図ｂのように
磁気抵抗素子９が小磁石７ａと７ｂの境界と対向
していると、小磁石７ａと７ｂからの磁束は互い
に逆向きでほぼ等しいので、磁気抵抗素子９の抵
抗は基礎抵抗Roである。さらに第４図ｃのよう
に磁気抵抗素子９が小磁石７ｂと対向している時
には、小磁石７ａの場合と同じ大きさで向きが正
反対である磁束が作用するが、磁気抵抗素子９は
出力方向が単極性であるので、小磁石７ａの場合
と同じく抵抗R1（第５図のｃ点）である。したが
つて磁石帯板７の小磁石７ａ…７ｉ…が磁気抵抗
素子９の前を通過する毎に、磁気抵抗素子９に信
号ΔR1＝R1−Roが発生する。この信号をパルス
信号に変換しそのパルス間隔により回転体の回転
速度を知ることができる。
温度がキユリー点未満の場合について磁気抵抗素
子９と磁性帯体５との対向状態別に説明する。第
４図ａのように磁気抵抗素子９が磁石帯板７の小
磁石７ａと対向している時には、小磁石７ａから
の磁束の大部分が感温磁性帯板６を通り、磁気抵
抗素子９に作用する磁束は僅かでその抵抗はR1
（第５図のａ点）である。また第４図ｂのように
磁気抵抗素子９が小磁石７ａと７ｂの境界と対向
していると、小磁石７ａと７ｂからの磁束は互い
に逆向きでほぼ等しいので、磁気抵抗素子９の抵
抗は基礎抵抗Roである。さらに第４図ｃのよう
に磁気抵抗素子９が小磁石７ｂと対向している時
には、小磁石７ａの場合と同じ大きさで向きが正
反対である磁束が作用するが、磁気抵抗素子９は
出力方向が単極性であるので、小磁石７ａの場合
と同じく抵抗R1（第５図のｃ点）である。したが
つて磁石帯板７の小磁石７ａ…７ｉ…が磁気抵抗
素子９の前を通過する毎に、磁気抵抗素子９に信
号ΔR1＝R1−Roが発生する。この信号をパルス
信号に変換しそのパルス間隔により回転体の回転
速度を知ることができる。
次に回転体が昇温して感温磁性帯板６の温度が
キユリー点以上の場合について同様に説明する。
第４図ａの状態では小磁石７ａからの磁束は常磁
性を呈する感温磁性帯板６側と磁気抵抗素子９側
とに同じように流れ、磁気抵抗素子９に作用する
磁束は低温の場合より増加し、その抵抗はR2（第
５図a′点）である、。また第４図ｃの状態の時に
も、既に説明したことから明らかなように、磁気
抵抗素子９の抵抗はR2（第５図c′点）である。そ
して第４図ｂのように磁気抵抗素子９と小磁石７
ａ，７ｂの境界と対向している時は、低温の場合
と同様に磁束が打ち消し合うので、磁気抵抗素子
９の抵抗は基礎抵抗Roである。したがつて磁石
帯板７の小磁石７ａ…７ｉ…が磁気抵抗素子９の
前を通過する度に磁気抵抗素子９が信号ΔR2＝
R2−Roを発生する。この信号ΔR1とΔR2の差に
よる出力電圧の差ΔV＝V2−V1（第６図）を検知
することにより回転体の温度を検出することがで
きる。また信号ΔR2の出現間隔から回転体の回転
速度を低温の場合と同様に知ることができる。
キユリー点以上の場合について同様に説明する。
第４図ａの状態では小磁石７ａからの磁束は常磁
性を呈する感温磁性帯板６側と磁気抵抗素子９側
とに同じように流れ、磁気抵抗素子９に作用する
磁束は低温の場合より増加し、その抵抗はR2（第
５図a′点）である、。また第４図ｃの状態の時に
も、既に説明したことから明らかなように、磁気
抵抗素子９の抵抗はR2（第５図c′点）である。そ
して第４図ｂのように磁気抵抗素子９と小磁石７
ａ，７ｂの境界と対向している時は、低温の場合
と同様に磁束が打ち消し合うので、磁気抵抗素子
９の抵抗は基礎抵抗Roである。したがつて磁石
帯板７の小磁石７ａ…７ｉ…が磁気抵抗素子９の
前を通過する度に磁気抵抗素子９が信号ΔR2＝
R2−Roを発生する。この信号ΔR1とΔR2の差に
よる出力電圧の差ΔV＝V2−V1（第６図）を検知
することにより回転体の温度を検出することがで
きる。また信号ΔR2の出現間隔から回転体の回転
速度を低温の場合と同様に知ることができる。
なお第６図において、ａは温度がキユリー点以
下の場合、ｂは温度がキユリー点以上の場合を示
す。
下の場合、ｂは温度がキユリー点以上の場合を示
す。
以上に述べてきたように、本考案によれば可撓
性のある永久磁石と感温磁性体とを貼り合せた磁
性帯体を用いるので、回転体への装着が極めて容
易で、回転体の熱が感温磁性帯体に直接伝達され
るので、応答性よく温度を検出できると共に回転
速度をも検出できる有用な温度検出装置が提供で
きる。
性のある永久磁石と感温磁性体とを貼り合せた磁
性帯体を用いるので、回転体への装着が極めて容
易で、回転体の熱が感温磁性帯体に直接伝達され
るので、応答性よく温度を検出できると共に回転
速度をも検出できる有用な温度検出装置が提供で
きる。
第１図は従来の回転体温度検出装置の一例の構
成図、第２図は本考案による回転体の温度検出装
置の一実施例の斜視図、第３図は本考案に用いら
れる磁性帯体の一部のみの斜視図、第４図は本考
案の作用を説明する要部斜視図、第５図は磁気抵
抗素子の特性と出力信号の説明図、第６図は出力
電圧パルスの説明図である。 １……回転体非磁性外層、２……永久磁石、３
……感温磁性体、４，９……磁気抵抗素子、５…
…磁性帯体、６……可撓性感温磁性帯板、７……
可撓性永久磁石帯板、８……回転体。
成図、第２図は本考案による回転体の温度検出装
置の一実施例の斜視図、第３図は本考案に用いら
れる磁性帯体の一部のみの斜視図、第４図は本考
案の作用を説明する要部斜視図、第５図は磁気抵
抗素子の特性と出力信号の説明図、第６図は出力
電圧パルスの説明図である。 １……回転体非磁性外層、２……永久磁石、３
……感温磁性体、４，９……磁気抵抗素子、５…
…磁性帯体、６……可撓性感温磁性帯板、７……
可撓性永久磁石帯板、８……回転体。
Claims (1)
- 検出すべき温度に対応するキユリー点をもつ可
撓性の感温磁性帯板と、長手方向で等間隔に磁化
の向きを互いに逆向きにかつ幅方向に着磁された
可撓性永久磁石帯板とを、互いに重ねて貼り合わ
せてなる磁性帯板を、回転体の表面に上記感温磁
性帯板を内側にして長手方向を回転方向に合せて
密着し、上記磁性帯板に近接して磁気抵抗素子を
配設したことを特徴とする回転体の温度検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7761382U JPS58180438U (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 回転体の温度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7761382U JPS58180438U (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 回転体の温度検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58180438U JPS58180438U (ja) | 1983-12-02 |
| JPS634987Y2 true JPS634987Y2 (ja) | 1988-02-10 |
Family
ID=30086863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7761382U Granted JPS58180438U (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 回転体の温度検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58180438U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7329425B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-08-18 | Nok株式会社 | ロータリーエンコーダー用円板、密封装置および速度測定装置 |
-
1982
- 1982-05-28 JP JP7761382U patent/JPS58180438U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58180438U (ja) | 1983-12-02 |
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