JPS6349619Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ヒータの下に焼網を差し入れて魚を焼くように
したレンジは従来から使われているが、この種の
ものでは、乗せている魚が大きいと焼網が差し入
れにくいという問題がある。この考案はこのよう
な問題を解消することを目的とする。

この考案のレンジを図面で説面すると、筐体１
の上面にあけられた開口３の直下にあるのはヒー
タ５であり、これは、ニクロム製の棒体をつづら
折りに曲げたものであり、がいし７で支えられて
いる。９はトランスであり、電源コード１１から
取り入れた100ボルトの商用電源を数ボルトに降
圧してヒータ５に供給する。トランス９はいくつ
かのタツプを有しており、これらをスイツチ１３
で選択することでヒータの熱量を調節する。

１５は筐体１の前面から抜き差しができる汁受
であり、これに水をためておいて、肉や魚から出
る汁を受ける。

１７は筐体１の前面にある差入口１９から挿入
され、ヒータ５と汁受１５の間に押し込まれる焼
網である。この焼網を案内しているのは、筐体１
の内部に固定されている左右一対のレール２１で
ある。各レールは奥に比べ手前を低くしてあり、
これによつて差入口１９の高さＨを大きくし、焼
網１７の上の魚２３が大きい場合でも、第３図に
鎖線で示すように、焼網１７の挿入が楽にできる
ようになつている。

焼網１７の側部下面にあるのは脚２５であり、
焼網１７を押し込んで先端をレールの奥の高い部
分２１ｂに乗せたとき、これらの脚２５がレール
の低い部分２１ａに乗つかつて焼網１７を水平に
保つようになつている。

焼網１７はヒータ５の上にも置くことができ、
２７はそのためのレストである。

以上説明したようにこの考案のレンジでは、焼
網を案内しているレールの手前が奥より低くなつ
ているので、高さの大きな差入口を設けることが
でき、したがつて大きな魚を載せていても焼網の
挿入が楽に行える。しかも、焼網を押し込んだと
きに、焼網の先がレールの奥の高い部分に、また
焼網に取り付けてある脚がレールの低い部分にそ
れぞれ乗つかるので、焼網はヒータに近い位置に
水平に保持され、従来通りの熱効率を維持できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示したものであり、
第１図はレンジの平面図、第２図は同レンジの正
面図、第３図は同レンジの拡大断面図である。 １……筐体、５……ヒータ、１７……焼網、１
９……差入口、２１……レール、２５……脚。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 筐体の前面にある差入口から挿入した焼網を、
   前記筐体の内部に固定されたレールに側部を乗せ
   ながらヒータの直下まで押し込むようにしたレン
   ジにおいて、前記レールは奥に比べ手前が低くな
   つており、前記焼網を押し込んで先端を前記レー
   ルの奥の高い部分に乗せたとき、前記レールの手
   前の低い部分に乗つて前記焼網をほぼ水平に保持
   するための脚を前記焼網に備えたことを特徴とす
   るレンジ。