JPS6349033B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6349033B2
JPS6349033B2 JP16961480A JP16961480A JPS6349033B2 JP S6349033 B2 JPS6349033 B2 JP S6349033B2 JP 16961480 A JP16961480 A JP 16961480A JP 16961480 A JP16961480 A JP 16961480A JP S6349033 B2 JPS6349033 B2 JP S6349033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushed rock
rock
underground
mining
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16961480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5796193A (en
Inventor
Tsunetada Matsunaga
Mutsumi Mogi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP16961480A priority Critical patent/JPS5796193A/ja
Publication of JPS5796193A publication Critical patent/JPS5796193A/ja
Publication of JPS6349033B2 publication Critical patent/JPS6349033B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は現在広く採用されている抗内採鉱法を
応用、組合せて、地上にある構造物をその基礎ま
たは、その周辺の岩盤をも含めて一体の移動構造
物として、地下深部に移動する方法に関する。
従来、地上構造物を地下に移動する方法とし
て、潜函法とかオープンケーソン法等が行われて
いるが、何れも土とか軟弱岩盤を対象としたもの
であり、硬質岩盤には無力である。
本発明は岩盤、特に硬質岩盤上の構造物を地下
深部に移動する方法を提供することを目的とし、
特に原子炉等をそのまま地下深部へ移動し、廃棄
するのに利用される。
本発明者は上記目的に沿つて鋭意研究の結果、
従来公知の抗内採鉱法を応用し、さらにこれに新
たな改良を加えて本発明に到達した。
すなわち、本発明は、所定の岩盤を破砕し破砕
岩となし、地上の構造物を該破砕岩の上に乗せ、
所望の深さの地下深部下端あるいは地上と地下深
部間の採掘範囲側壁に位置するグロリーを通して
破砕岩排出口から該破砕岩を抜きとることによ
り、該構造物を該構造物の基礎又は該構造物周辺
の岩盤と一体として該所望の深さの地下深部に移
動させることを特徴とする構造物を地下へ運搬す
る方法である。
本発明において構造物の所定の岩盤は構造物を
支え、また構造物と共に地下深部へ移動すること
も可能であるから、硬質岩盤が好ましいが、軟弱
岩盤でも充填材等の補強材で補強することにより
使用される。
また、構造物を地下へ運搬するための採掘範囲
の広さは、基礎を含めた構造物の投影面形よりも
広いことが必要である。岩盤が軟弱である場合と
か湧水のある場合には採掘範囲を維持するため、
範囲外の岩盤へのグラウテングとかコンクリート
捲立て等の支保工を施すが、この場合支保工の位
置は、支保工の内側に上記投影面形が入る大きさ
で、採掘範囲の広さは支保工の外側縁よりも広い
ことが必要である。また、この形状は円形でも四
角でも自由に選択できる。また、採掘範囲の深さ
は、地上面(地上面準)から構造物の予定移動位
置(予定移動準)までである。
本発明においては、採掘範囲の破砕岩を抜くた
めに、予定移動準より深部に運搬面(運搬準)を
設けることにより、破砕岩は予定移動準に開いた
グロリーから運搬準に位置する破砕岩排出口を経
て抜きとられる。この場合、移動深さ、破砕岩の
性質あるいは支保工の破砕岩との接触抵抗を考え
て、地上準と予定移動準との間の採掘範囲側壁に
補助グロリーおよび補助破砕岩排出口を設けるこ
とも可能である。
本発明において採掘地点は構造物直下の地下で
もよいが、他の場所に採掘地点を設け、そこまで
構造物を移動し、その後地下へ移動させることも
可能である。しかも、地下の予定移動準の深さも
経済性を維持できる限り、どんなに深くてもよ
い。従つて本発明においては構造物を任意の場所
の任意の深さまで移動可能である。
このように、本発明の方法は現在広く用いられ
ている採鉱技術の応用であり、個々の技術は既に
立証されている。例えば、岩盤が軟弱な場合には
直接基礎を支えるためにルーム アンド ピラー
方式等を行うか、固化して実施態様を行う等の技
術も確立している。本発明の方法と似た現象とし
てはシリンダー内に、水に浮かぶ卵を入れ、シリ
ンダーの水を抜くと卵はシリンダーの底に移動す
ることに似ているが、卵は降下する水の振動と共
振して、水面下にもぐつたり、水面に出たりす
る。本方法の場合には固体触媒として破砕岩を利
用しているので、移動構造物が、破砕岩内にもぐ
りこむことはない。もし破砕岩が重量ある移動構
造物を支持する力に不足する場合には破砕岩を全
部抜きとり、立抗より移動物体を支持する力を有
する破砕岩を注入し置きかえればよい。また、移
動構造物を水平に保つて降下させるには、破砕岩
の時間当りの排出量と抜き出す排出口とを調整す
ることにより行われる。更に移動中の変位を少く
するには、移動物体に固定した支えの先端に取り
付けたシユーをガイドレールに沿つて滑動させれ
ばよい。
以下、本発明を図面に従つて具体的に説明す
る。
第1〜7図は本発明の方法の一実施例を順を追
つて説明した図であり、構造物1の直下を採掘
し、地下に該構造物1を移動させている。
第1図は採掘範囲6の平面図であり、採掘範囲
6は、構造物1および基礎2の投影面形よりも広
くとられている。第2図は採掘範囲6の断面投影
図で、移動構造物3は構造物1と基礎2が一体の
ものを示す。また、5は岩盤、7はグロリー、8
は破砕岩排出口をそれぞれ示す。さらに、A―
A′は地上面準、B―B′は予定移動準、C―C′は
運搬準をそれぞれ示す。
第3図はB―B′の採掘範囲から徐々に天盤の
破砕を行つていることを示す断面投影図であり、
破砕した部分の周囲には支保工が設けられてい
る。破砕による岩石の膨張分はグロリー7を通じ
て破砕岩排出口8より抜き取る。これにより、採
掘空間11を常に保ちながら破砕岩9に乗つて岩
盤5を破砕、採掘する。
第4図は移動構造物3の下に構造物1および基
礎2の重量を支え得る厚さの岩盤5′を残すまで
採掘したことを示す断面投影図であり、構造物1
および基礎2の外側に立抗12を設け、該立抗1
2より砂利塊石等の充填材9′を投入し、採掘空
間11を密充填している。
第5図は立抗12を地上または地下より拡張し
てスロツト13を作つたことを示す図面投影図で
あり、このことは移動構造物3と岩盤5′とが一
体となつた移動物体4となり、該移動物体4は充
填材9′および/または破砕岩9に完全に乗る。
第6図は一体となつた移動物体4が地下に移動
することを示す図であり、破砕岩9がグロリー
7、破砕岩排出口8を通つて抜き取られるに従つ
て該移動物体4は地下に移動する。
第7図は破砕岩9および充填材9′が全部抜き
取られることにより、移動物体4が予定移動率
(B―B′)に来たことを示す断面投影図である。
第8図および第9図は本発明の他の実施例を示
す断図図および平面図であり、移動物体4に固定
した支え14の先端に取り付けたシユー15をガ
イドレール16に沿つて滑動させることにより、
移動物体4の移動中の変位を少なくしている。ま
た、地上準A―A′から予定移動準B―B′までの
採掘範囲側壁に補助グロリー7′並びに補助破砕
岩排出口8′を設けている。
以上の述べたごとく、本発明は地上にて組立た
構造物を、また分解不可能な重い構造物を損傷す
ることなしに、その直下あるいは所望の場所の地
下深部に移動することを可能としたものであるか
ら、特に原子炉を地下深部へ移動し、廃棄するの
に最適で、移動中に地下水等との接触もなく、ま
た運搬中も構造物の移動の様子がわかり安全であ
るため、今後世界各地にある原子炉廃棄の一方法
として利用価値の高い発明である。さらに原子炉
を埋め終つた跡に再度原子炉を構築し、廃棄時に
は先に埋没した原子炉の上に移動埋没させ、又原
子炉を構築、埋没と、立体的な原子炉の廃棄場所
とする場合にも利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の一実施例の平面図であ
り採掘範囲を示す。第2〜7図は本発明の方法の
一実施例の断面投影図であり、本発明の方法を順
を追つて説明している。第8図および第9図は本
発明の他の実施例の断面図および平面図を示す。 A―A′:地上面準、B―B′:予定移動準、C
―C′:運搬準、1:構造物、2:基礎、3:移動
構造物(構造物1と基礎2が一体のもの)、4:
移動物体(構造物1、基礎2および岩盤5′が一
体のもの)、5:岩盤、5′:岩盤5より離れた岩
盤、6:採掘範囲、7:グロリー、7′:補助グ
ロリー、8:破砕岩排出口、8′:補助破砕岩排
出口、9:破砕岩、9′:充填材、10:支保工、
11:採掘空間、12:立抗、13:スロツト、
14:支え、15:シユー、16:ガイドレー
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定の岩盤を破砕し破砕岩となし、地上の構
    造物を該破砕岩の上に乗せ、所望の深さの地下深
    部下端あるいは地上と地下深部間の採掘範囲側壁
    に位置するグロリーを通して破砕岩排出口から該
    破砕岩を抜きとることにより、該構造物を該構造
    物の基礎又は該構造物周辺の岩盤と一体として該
    所望の深さの地下深部に移動させることを特徴と
    する構造物を地下へ運搬する方法。
JP16961480A 1980-12-03 1980-12-03 Method of transporting underground structure Granted JPS5796193A (en)

Priority Applications (1)

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JP16961480A JPS5796193A (en) 1980-12-03 1980-12-03 Method of transporting underground structure

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JP16961480A JPS5796193A (en) 1980-12-03 1980-12-03 Method of transporting underground structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5796193A JPS5796193A (en) 1982-06-15
JPS6349033B2 true JPS6349033B2 (ja) 1988-10-03

Family

ID=15889757

Family Applications (1)

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JP16961480A Granted JPS5796193A (en) 1980-12-03 1980-12-03 Method of transporting underground structure

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62141260A (ja) * 1985-12-16 1987-06-24 大成建設株式会社 既存構造物の沈設工法
JP4507220B2 (ja) * 1999-05-25 2010-07-21 大成建設株式会社 大型重量物の地中への設置方法

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JPS5796193A (en) 1982-06-15

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