JPS6348638Y2 - - Google Patents

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JPS6348638Y2
JPS6348638Y2 JP1982198351U JP19835182U JPS6348638Y2 JP S6348638 Y2 JPS6348638 Y2 JP S6348638Y2 JP 1982198351 U JP1982198351 U JP 1982198351U JP 19835182 U JP19835182 U JP 19835182U JP S6348638 Y2 JPS6348638 Y2 JP S6348638Y2
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oil passage
valve
oil
ram
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばハンドパレツトトラツク
などに使用される油圧ジヤツキに関する。
従来から一般に使用されているこの種の油ジヤ
ツキは、吸込み弁を介して油タンクと手動プラン
ジヤポンプとを連通する吸込み油路、吐出し弁を
介してポンプとラムシリンダとを連通する吐出し
油路、および上昇下降切換弁を介して吐出し油路
と油タンクとを連通する戻り油路を備え、ポンプ
により油タンク内の油をラムシリンダ内に圧送し
てラムシリンダのラムを上昇させるように構成さ
れており、切換弁によりラムの上昇、下降の切換
えを行なうようになつている。ところが、上記の
切換弁には中立位置がないので、荷物を所定の高
さに保持したままの状態で運搬する際、ポンプの
操作ハンドルに押しまたは引きの力がかかり、ポ
ンプによりラムシリンダ内に油が供給されて、ラ
ムが上昇するという欠点があり、ラムすなわち荷
物を定位置に保持することが困難であるという問
題があつた。
そこで本出願人は、吸込み弁および吐出し弁の
他にラムの上昇、中立、下降の3段階に切換えら
れる2個の切換弁が吐出し油路および戻り油路に
近接して設けられた油圧ジヤツキを提案した(実
開昭53−149358号参照)。
また、従来の油圧ジヤツキの場合、ラムの下降
速度は荷物の重量によつて大きく変化し、無負荷
では遅く全負荷では速すぎるという問題がある。
この考案は、上記の油圧ジヤツキをさらに改良
し、ラムの上昇、中立、下降の3段階の切換えが
可能できわめて簡単な構造を有し、かつ負荷の大
小によるラムの下降速度の変化が小さい油圧ジヤ
ツキを提供することを目的とする。
この考案による油圧ジヤツキは、油タンクおよ
びラムシリンダとポンプシリンダとの間に設けら
れた第1の油路、第1の油路と油タンクとを連通
する第2の油路、第1の油路とラムシリンダの油
室とを連通する第3の油路、第1の油路の第2の
油路と第3の油路との間の部分をポンプシリンダ
の油室に連通する第4の油路、第1の油路内の第
4の油路より若干油タンク側の部分に設けられた
小径球弁体を有する吸込み中立兼用弁、第1の油
路内の第4の油路より若干ラムシリンダ側の部分
に設けられた大径球弁体を有する吐出し下降兼用
弁、ラムシリンダの油室内に取付けられ自由端部
が第3の油路に対向するとともにラムシリンダの
油室内壁から若干離れるように配置された板ばね
製の調整弁、ならびに第1の油路内に吸込み中立
兼用弁側から移動自在に挿入された弁切換棒を備
えており、弁切換棒が、小径球弁体に接触しない
上昇位置、小径球弁体だけを押して吸込み中立兼
用弁でけを強制的に開く中立位置、ならびに小径
球弁体とともにこれを介して大径球弁体を押して
吸込み中立兼用弁および吐出し下降兼用弁を強制
的に開く下降位置に切換えられるようになされて
いるものである。
以下図面を参照してこの考案の実施例を説明す
る。なお、以下の説明において、第1図および第
3図の右を前、左を後とする。
図面はハンドパレツトトラツクの荷物積載用の
フオークを昇降させるために手で操作する手動式
の油圧ジヤツキを示しており、このジヤツキは、
外観上、水平ブロツク状の本体1、本体1の前部
上側に垂直かつ密閉状に固定された短円筒状の油
タンク2、油タンク2と同心状に本体1の前部下
側に垂直かつ密閉状に固定されたラムシリンダ
3、ラムシリンダ3内に昇降自在にはめ入れられ
本体1および油タンク2の中心部を貫通して上方
に突出したラム4、ならびに本体1の後部上側に
垂直かつ密閉状に固定されたプランジヤポンプ5
より構成されている。そして、図示は省略した
が、ラム4の上端部がフオークを備えた昇降自在
な車体の後側上部に回転自在に取付けられ、ラム
シリンダ3の中間部がリンクを介して車体に連結
された水平部材の中央に回転自在に取付けられる
とともに、ラムシリンダ3の下端部が操向後輪の
車軸に固定される。
本体1の前部に、これを上下に貫通する円形垂
直段付孔6が設けられている。段付孔6の高さの
中央部には環状内方突出部7が形成され、この部
分の内径が最も小さい。突出部7のすぐ下の段付
孔中間部8の内径は突出部7の内径よりわずかに
大きく、さらにこの下の段付孔下端部9の内径は
中間部8の内径より少し大きい。また、突出部8
の上の段付孔上部10の内径は中間部8の内径よ
りわずかに大きい。そして、段付孔下端部9に、
ラムシリンダ3の上端部がはめ止められている。
ラムシリンダ3の内径は、段付孔突出部7の内径
より少し小さい。油タンク2の直径はラムシリン
ダ3の直径のほぼ倍であり、油タンク2の側壁上
部には、通常はねじ栓11により密閉されている
給油口12が設けられている。油タンク2の頂壁
上面に、ラムシリンダ3と同心の円筒13が垂直
かつ密閉状に固定されている。また、油タンク2
の頂壁には円筒13の内面と一致する円形孔14
があけられており、孔14および円筒13の内面
にめねじが形成されている。円筒状のラムガイド
15が円筒13および孔14に上方から垂直に挿
入され、おねじを有するガイド15上部が円筒1
3にねじ止められている。そして、円筒13の上
端面とその上のガイド15外面に形成されたフラ
ンジ16との間にガスケツト17がはさみ止めら
れている。また、ガイド15の下端部は段付孔上
部10の内側に密にはめ込まれ、ガイド15下端
面と段付孔突出部7との間にパツキン18がはさ
み止められている。ガイド15の内側にラム4が
上下摺動自在に挿入され、ガイド15の上端部内
面には、ラム3との間を密閉するOリング19お
よびちりよけ付オイルシール20が取付けられて
いる。ガイド15内面の高さの中間部には、非常
に浅くて上下幅の大きい環状溝21が形成され、
この部分の内径はラム3の外径よりわずかに大き
い。そして、溝21下端部のガイド15周壁に、
溝21と油タンク2とを例通する貫通孔22があ
けられている。また、ラムシリンダ3の内径はラ
ム4の外径より少し大きく、ラムシリンダ3の内
側の空間ならびに段付孔中間部8および段付孔突
出部7の内側の空間によつてラムシリンダ3の油
室が形成されている。
本体1の後部上面に垂直なねじ穴23が形成さ
れ、プランジヤポンプ5の垂直なポンプシリンダ
24の下端部がこのねじ穴23にねじ止められて
いる。そして、ポンプシリンダ24の下端面とね
じ穴23の底との間にガスケツト25がはさみ止
められている。また、ねじ穴23の底にはポンプ
シリンダ24の内面と一致する円形凹部26が形
成されており、ポンプシリンダ24の内側の空間
および凹部26によつてポンプシリンダ24の油
室が形成されている。ポンプシリンダ24の内側
に、プランジヤ27が上方から上下摺動自在に嵌
め入れられ、ポンプシリンダ24の上端部内面に
は、プランジヤ27との間を密閉するOリング2
8およびちりよけ付オイルシール29が取付けら
れている。ポンプシリンダ24から常に上方に突
出しているプランジヤ27の上部外面にストツプ
カラー30がはめ止められ、このカラー30の下
側にかさ状のばね受け31がはめられている。そ
して、このばね受け31と本体1上面との間に、
プランジヤ27を上向きに付勢する圧縮コイルば
ね32がポンプシリンダ24およびプランジヤ2
7と同心状に取付けられている。
油タンク2とポンプ5の間の本体1上に、ハン
ドル支持枠33がほぼ垂直に固定されている。こ
の枠33は、左右1対の側板34およびこれらの
前縁上部同志を連結する連結部35よりなり、側
板34下端部が本体1に固定されるとともに、連
結部35下縁部が油タンク2後部に固定されてい
る。枠33の上端部には、ハンドル取付用のフオ
ーク36の二股先端部が枠側板34間にわたされ
た水平ピン37を介して回動自在に取付けられて
いる。フオーク36のこのピン37より少し後方
かつ上方の部分に、このピン37と平行にフオー
ク36二股間にわたされた水平ピン38を介して
ローラ39が取付けられており、このローラ39
は常にプランジヤ27の上端面に圧接している。
フオーク36の回動端部に、細長い管40がこれ
を延長した形に固定されている。そして、図示は
省略したが、この管40の回動端部に操向兼油圧
ジヤツキ操作ハンドルが取付けられており、この
ハンドルには油圧ジヤツキ切換操作レバーが設け
られている。この操作レバーに、管40の中に軸
方向移動自在に挿入されたさらに細長い管状操作
棒41の上端部が連結され、この操作棒41の下
端部はフオーク36を貫通してその二股間に位置
している。また、片側の枠側板34の下部外面
に、前後に伸びかつ上下に傾いたピン42を介し
て弁切換棒作動レバー43の下寄りの部分が回動
自在に取付けられており、このレバー43の下端
部はラムシリンダ3より少し後の本体1の一側面
のすぐ外側まで延びている。作動レバー43の上
端部には、左右に延びかつフオーク36の回動中
心のピン37とほぼ同軸の調整ねじ44が貫通状
にねじ止められており、レバー43より外側に突
出した調整ねじ44の部分にナツト45がねじは
められている。フオーク36の一外側面に、管4
0が直立した状態で前後に水平に延びるピン46
を介してL形レバー47の中間部が回動自在に取
付けられており、このレバー47の一端部はフオ
ーク36を貫通してその二股間に進入し操作棒4
1の下端部に圧接している。L形レバー47の他
端部はフオーク36の回動中心のピン37の延長
線上まで延びて、作動レバー43上端部の調整ね
じ44の内側先端部に圧接している。
本体1のラムシリンダ3より少し後の部分に、
これを左右に貫通する円形水平段付孔が設けら
れ、これによつて第1の油路48が形成されてい
る。さらに、本体1には、第1の油路48と油タ
ンク2とを連通する第2の油路49、第1の油路
48とラムシリンダ3の油室とを連通する第3の
油路50、および第1の油路48の第2の油路4
9と第3の油路50との間の部分をポンプシリン
ダ24の油室に連通する第4の油路51が設けら
れている。
第1の油路48の弁切換棒作動レバー43側の
端部には、比較的大きい内径を有する弁切換棒収
容部52が形成され、この収容部52の内側寄り
の部分に第2の油路49が開口している。第1の
油路48の反対側の端部には、ねじ栓53がガス
ケツト54を介して密閉状にねじはめられてい
る。第3の油路50のラムシリンダ3側の端部
は、本体1の垂直段付孔中間部8の後側の内壁に
開口している。また、第4の油路51のポンプシ
リンダ24側の端部は、ポンプシリンダ24の下
の本体1の凹部26に開口している。
第1の油路48は第4の油路51から少し第2
の油路49側に寄つた部分で細くなつており、こ
の部分に、段状の弁座55と小径球弁体56を有
する吸込み中立兼用弁57が設けられている。ま
た、第1の油路48は第4の油路51から少し第
3の油路50側に寄つた部分で太くなつており、
この部分に、段状の弁座58と大径球弁体59を
有する吐出し下降兼用弁60が設けられている。
大径球弁体59とねじ栓53との間に、大径球弁
体59を弁座58に圧接させて弁60を閉じる方
向に付勢する圧縮コイルばね61が設けられてお
り、ねじ栓53には、ばね61の内側を通つて、
弁座58に圧接した大径球弁体59の近くまで延
びた小径のストツパ62が一体に形成されてい
る。第1の油路48の弁切換棒収容部52に、弁
切換棒63がOリング64を介して密閉状かつ摺
動自在にはめ入れられている。弁切換棒63の内
側端部は細長く形成され、収容部52と吸込み中
立兼用弁57の間の細い部分に隙間をもつてはま
つている。また、弁切換棒63の外側端部も細長
く形成され、収容部52の外側端部に取付けられ
たちりよけ付オイルシール65を貫いて本体1の
外側に突出している。収容部52内には弁切換棒
63を外向きに付勢する圧宿コイルばね66がは
められており、これによつて弁切換棒63は作動
レバー43の下端部に圧接している。
本体1の前端部に、その前端面から垂直段付孔
中間部8の前部に達する水平孔67がかけられて
おり、この孔67の前端部にはねじ栓68がOリ
ング69を介して密閉状にねじはめられている。
また、この孔67の後端部は他の部分より細くな
つており、この部分に、段状の弁座70と球弁体
71を有する安全弁72が設けられている。この
孔67の前寄りの部分には調整ねじ73がねじは
められており、このねじ73と球弁体71との間
には、球弁体71を弁座70に圧接させて弁72
を閉じる方向に付勢する圧縮コイルばね74が設
けられている。そして、この孔67と油タンク2
との間には、連通孔75が設けられている。
本体1の垂直段付中間部8に、円弧状板ばね製
の調整弁76が取付けられている。この弁76の
前側約180゜の部分は、段付孔突出部7下面とラム
シリンダ3上端面との間隔とほぼ等しい高さを有
し、段付孔中間部8の内壁に密着するようにこれ
らの間に密にはめられている。また、安全弁72
の下のラムシリンダ3上端面に切欠き77が形成
され、調整弁76の前部下縁には、この切欠き7
7にはまつて調整弁76の回転を阻止する突起7
8が一体に形成されている。調整弁76の前側上
部に、安全弁72の孔67に対応する切欠き79
が形成されている。調整弁の自由端部80を含む
後側約90゜の部分の高さは前側の高さより小さく
なつており、自由端部80は、第3の油路50に
対向するとともに、段付孔中間部8の内壁から若
干離れている。
ハンドパレツトトラツクのフオークを上昇させ
るときには、操作ハンドルの油圧ジヤツキ切換操
作レバーを上昇位置に切換える。そして、この状
態で操作ハンドルを前後に揺動させることによ
り、ポンプ5が作動し、ラム4が徐々に上昇す
る。操作レバーを上昇位置に切換えると、操作棒
41は上端位置に停止し、その結果、弁切換棒6
3は、第3図に示されているように、ばね66に
より最も外側に移動して上昇位置に停止する。こ
のとき、小径球弁体56が弁座55に圧接しても
弁切換棒63が小径球弁体56に接触することが
なく、2つの弁57,60は弁切換棒63と関係
なく開閉しうる。このような状態でポンプ5のプ
ランジヤ27が上昇すると、吸込み中立兼用弁5
7が開き、油は油タンク2から第2の油路49、
第1の油路48、および第4の油路51を通つて
ポンプシリンダ24の油室に吸込まれる。そし
て、プランジヤ27が下降すると、吸込み中立兼
用弁57が閉じるとともに突出し下降兼用弁60
が開き、油はポンプシリンダ24の油室から第4
の油路51、第1の油路48および第3の油路5
0を通つてラムシリンダ3の油室に供給され、そ
の結果、ラム4が上昇する。したがつて、プラン
ジヤ27を繰返し昇降させることにより、ラム4
は徐々に上昇する。
ハンドパレツトトラツクのフオークを下降させ
るときには、油圧ジヤツキ切換操作レバーを下降
位置に切換える。これにより、操作棒41は下端
位置まで移動して停止し、この動きがL形レバー
48および作動レバー43を介して弁切換棒63
に伝えられる。その結果、弁切換棒63は最も内
側まで移動して下降位置に停止し、弁切換棒63
に押されて小径球弁体56が弁座55から離れる
とともに、小径球弁体56に押されて大径球弁体
59が弁座58から離れるため、2つの弁57,
60は強制的に開かれる。したがつて、油は、車
体およびオオークなどの重量により、ラムシリン
ダ3の油室から第3の油路50、第1の油路48
および第2の油路49を通つて油タンク2に戻
り、ラム4は徐々に下降する。調整弁76が設け
られていない従来の油圧ジヤツキの場合には、ラ
ムシリンダ3の油室から油タンクに戻る油の流量
すなわちラムの下降速度は荷物の重量によつて大
きく変化し、無負荷では遅く全負荷では速すぎる
という問題がある。ところが、この油圧ジヤツキ
の場合には、調整弁76の自由端部80が、負荷
が小さいときには第3の油路50の開口端から離
れ負荷が大きいときにはこの開口端に接近するよ
うに、負荷の大小に応じて撓むため、負荷の大小
による油の流量の変化は非常に小さくなる。ま
た、2つの弁57,60は弁切換棒63によつて
強制的に開かれているので、2つの弁57,60
の部分に高圧がかかることがなく、したがつて、
ラム4を全負荷で下降させるような場合でも、ポ
ンプ5のプランジヤ27に大きな背圧がかかるこ
とがない。
ハンドパレツトトラツクを移動させるようなと
きには、油圧ジヤツキ切換操作レバーを中立位置
に切換える。これにより、操作棒41は上下中間
位置に停止し、その結果、弁切換棒63は上昇位
置と下降位置との中間の中立位置に停止する。こ
のとき、小径球弁体56が弁切換棒63に押され
て弁座55から離れるため吸込み中立兼用弁57
は強制的に開かれるが、小径球弁体56が大径球
弁体59を押すことはなく、大径球弁体59が弁
座58に圧接して吐出し下降兼用弁60は閉じて
いる。このような状態でポンプ5のプランジヤ2
7が上昇すると、油は油タンク2から第2の油路
49、第1の油路48および第4の油路51を通
つてポンプシリンダ24の油室に吸込まれる。そ
して、プランジヤ27が下降しても、吸込み中立
兼用弁57が強制的に開かれているので、油はポ
ンプシリンダ24の油室から第4の油路51、第
1の油路48および第2の油路49を通つて油タ
ンク2に戻るだけであり、プランジヤ27が繰返
し昇降してもラムシリンダ3の油室に油が供給さ
れることはない。したがつて、ハンドパレツトト
ラツクを移動させる際に操作ハンドルを揺動せて
ポンプ5のプランジヤ27を昇降させたとして
も、ラムが上昇することがなく、フオークすなわ
ち荷物を定位置に保持することができる。
上記実施例では、油タンク2の頂壁からラムシ
リンダ3のすぐ上方に至る長いラムガイド15が
設けられているので、ラム4のがたが少なくな
り、寿命が長くなる。また、ラムガイド15がラ
ム4との間のパツキン18の押えも兼ねているた
め、その分部品点数が減り、これによつて組立工
数も減少する。
この考案の油圧ジヤツキによれば、上述のよう
に、ラムの上昇、中立、下降の3段階の切換えが
可能であり、かつ従来のものに比べて弁の数が少
なくてすみ、これによつて油路の数も少なくなる
ため、全体の構成が非常に簡単になる。また、自
由端部が第3の油路に対向するとともにラムシリ
ンダの油室内壁から若干離れるように配置された
板ばね製の調整弁がラムシリンダの油室内に設け
られているので、負荷の大小に応じて、調整弁の
自由端部が撓むことにより、ラムシリンダの油室
から第3の油路を通つて油タンクに戻る油の流量
が自動的に調整され、負荷の大小によるラムの下
降速度の変化が小さくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は部分
切欠き側面図、第2図は背面図、第3図は第1図
−線の拡大断面図、第4図は調整弁の展開図
である。 2……油タンク、3……ラムシリンダ、24…
…ポンプシリンダ、48……第1の油路、49…
…第2の油路、50……第3の油路、51……第
4の油路、56……小径球弁体、57……吸込み
中立兼用弁、59……大径球弁体、60……吐出
し下降兼用弁、63……弁切換棒、76……調整
弁、80……調整弁の自由端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油タンク2およびラムシリンダ3とポンプシリ
    ンダ24との間に設けられた第1の油路48、第
    1の油路48と油タンク2とを連通する第2の油
    路49、第1の油路48とラムシリンダ3の油室
    とを連通する第3の油路50、第1の油路48の
    第2の油路49と第3の油路50との間の部分を
    ポンプシリンダ24の油室に連通する第4の油路
    51、第1の油路48内の第4の油路51より若
    干油タンク2側の部分に設けられた小径球弁体5
    6を有する吸込み中立兼用弁57、第1の油路4
    8内の第4の油路51より若干ラムシリンダ3側
    の部分に設けられた大径球弁体59を有する吐出
    し下降兼用弁60、ラムシリンダ3の油室内に取
    付けられ自由端部80が第3の油路50に対向す
    るとともにラムシリンダ3の油室内壁から若干離
    れるように配置された板ばね製の調整弁76、な
    らびに第1の油路48内に吸込み中立兼用弁57
    側から移動自在に挿入された弁切換棒63を備え
    ており、弁切換棒63が、小径球弁体56に接触
    しない上昇位置、小径球弁体56だけを押して吸
    込み中立兼用弁57だけを強制的に開く中立位
    置、ならびに小径球弁体56とともにこれを介し
    て大径球弁体59を押して吸込み中立兼用弁57
    および吐出し下降兼用弁60を強制的に開く下降
    位置に切換えられるようになされている油圧ジヤ
    ツキ。
JP19835182U 1982-12-24 1982-12-24 油圧ジヤツキ Granted JPS59100799U (ja)

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JPS6131891Y2 (ja) * 1981-04-27 1986-09-17

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JPS59100799U (ja) 1984-07-07

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